JP2663262B2 - 車輛のエンジン冷却装置 - Google Patents

車輛のエンジン冷却装置

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JP2663262B2 JP61100890A JP10089086A JP2663262B2 JP 2663262 B2 JP2663262 B2 JP 2663262B2 JP 61100890 A JP61100890 A JP 61100890A JP 10089086 A JP10089086 A JP 10089086A JP 2663262 B2 JP2663262 B2 JP 2663262B2
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昌寛 西岡
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車体中央付近に水冷式2サイクル2気筒エ
ンジンを搭載し、車体上部に跨座式運転シートを配設し
た前2輪の車輛に適用されるエンジン冷却装置に関する
ものである。 (発明の背景) 左右一対の前輪を有する不整地走行用車輛で、車体中
央付近にエンジンを搭載し、車体上部に跨座式運転シー
トを配設したものがある。この種の車輛でエンジンを2
サイクルエンジンとした場合には、通常エンジンの前方
に排気膨張管を配設し運転者の足が乗車時に干渉しない
ようにしている。しかし特にこのエンジンを水冷式2気
筒とした場合には、2本の排気膨張管がエンジン前方を
占領することになる。またエンジン冷却用のラジエタは
走行風の当たり易い車体前部に配設するのが望ましい。
この結果エンジン前方には2本の排気膨張管やラジエタ
が位置することになり、エンジンに走行風が当たりにく
くなる。走行風によるエンジンの冷却性が悪くなるとラ
ジエタの容量を大きくしなければならないという問題が
生じる。 また2本の排気膨張管の下流側が2気筒エンジンの側
方を通って後方へのびると、エンジン付近の車体幅が広
くなって運転者の足に干渉し易くなる。 (発明の目的) 本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、
クランク軸横置きのエンジン前方に2本の排気膨張管や
ラジエタが配設されるにもかかわらず、エンジンに走行
風が当たり易くでき、走行風によるエンジン冷却性を向
上させラジエタの容量を小さくすることができ、また排
気系が運転者の足に干渉するのを防止できる車輛のエン
ジン冷却装置に提供することを目的とする。 (発明の構成) 本発明によればこの目的は、左右一対の操向前輪と、
車体中央付近に搭載されたクランク軸横置きの水冷式2
サイクル2気筒エンジンと、このエンジンより前方に位
置し上端に操向ハンドルバーが固定された操向軸と、車
体上部に位置する跨座式運転シートとを備える車輛にお
いて、前記エンジンと操向軸との間に配設され前記エン
ジンの各気筒の前面から斜め下前方へのびてから上方へ
立上がった後前記エンジンの車体幅方向外側を車体前後
方向に通る左右一対の鉛直面にほぼ沿って1回転する左
右一対の排気膨張管と、前端がこれら一対の排気膨張管
に接続され前記エンジンの上部外側方を通って後方への
びる略均一径の左右一対の排気管と、前記操向軸付近に
配設されたラジエタとを備え、前記ラジエタの下方には
前記2本の排気膨張管の間を通って走行風をエンジンに
導くエンジン冷却風通路を形成したことを特徴とする車
輛のエンジン冷却装置、により達成される。 (実施例) 第1図は本発明の一実施例である不整地走行用4輪者
の側面図、第2図はその要部の平面図、第3図は排気膨
張管を一部断面して示す側面図である。 これらの図で符号10は車体フレームであり、左右一対
の下チューブ12、12と、下チューブ12の前後端に結合さ
れ上方へ凸となるように折曲された左右一対の上チュー
ブ14、14と、上チューブ14の上後部から後方へのびる左
右一対のシートレール16、16と、バックチューブ18(一
方のみ図示)と、両下チューブ12、12をつなぐクロスニ
ューブ20、22、24と、両上チューブ14、14をつなぐクロ
スチューブ26、28、30、32と、上下クロスチューブ22、
28をつなぐ左右一対のガウンチューブ34(一方のみ図
示)と、クロスチューブ26と下チューブ12とをつなぐ左
右一対の前立チューブ36(一方のみ図示)とを備える。 38は左右一対の前緩衝器(一方のみ図示)であり、そ
の上端は上チューブ14に支持され、その下端はロアアー
ム40を上下揺動自在に保持する。各緩衝器38の下端には
左右一対の前輪42(一方のみ図示)が操舵可能に取付け
られ、ストラット型前輪独立懸架装置が形成される。44
は操向軸、46は操向ハンドルバーである。 48はリアアームであり、その前端は車体フレーム10に
上下揺動自在に軸着され、その後端に回転自在に保持さ
れた後輪軸50の左右端にはそれぞれ後輪52(一方のみ図
示)が固定されている。このリヤアーム48はリンク54、
56を介して後緩衝器58により下方への復帰力が付与され
ている。これら前輪42および後輪52には幅広超低圧タイ
ヤ(いわゆるバレーンタイヤ)が装着されている。 60は車体の中央付近に搭載された水冷式2サイクル2
気筒エンジンである。このエンジン60は車体幅方向に並
設された2つの気筒を備えたクランク軸横置き型のもの
であり、各気筒を含むシリンダ62はクランクケース64か
ら斜め上前方へ起立している。このシリンダ62の後面に
は2つの気化器66、66が車体幅方向に並設されている。 68、68は左右一対の排気膨張管である。エンジン60の
各気筒の排気口はシリンダ前面にあって、左右のダウン
チューブ34間から斜め下前方を指向して開口している。
膨張管68、68はこれら排気口に接続され、左右のダウン
チューブ34間から斜め下前方にのび、エンジン60と操向
軸44との間で上方へ立上った後、エンジン60の車体幅方
向外側を車体前後方向に通る左右一対の鉛直面にほぼ沿
うようにして1回転する。各膨張管68はエンジン60の上
部の外側方を通る略均一径の排気管70、70に接続され、
各排気管70、70は上チューブ14、14間を通って後方への
びている。この排気管70、70の下流側は消音器72、72に
接続されている。 第1、2図で74、74はシリンダ62の上面に取付けられ
た点火栓、第1図で76は操向軸44の前方に配設されたラ
ジエタであり、このラジエタ76はエンジン60の冷却液を
冷却するものである。このラジエタ76の上部にはシリン
ダ62の上部中央付近からホース78によって冷却液が送ら
れ、このラジエタ76の下部から冷却された冷却液がホー
ス80によってエンジン60の右側面に導かれる。これらホ
ース78、80は両膨張管68、68間を通されている。このた
めホース78、80は路上障害物により傷付けられにくくな
る。このラジエタ76の下方には前記各膨張管68、68の間
を通ってシリンダ62の前方に向って開いたエンジン冷却
風通路A(第2図)が形成されている。 82は前後方向に長い跨座式運転シートであり、車体の
上部すなわちシートレール16の上方から上チューブ14の
後部上方にかけて位置する。84、84は左右一対の足置台
であり、エンジン60の下側方に位置するように下チュー
ブ12、12に固定されている。また86は前輪42を覆う前フ
ェンダ、88は後輪52を覆う後フェンダ、90は燃料タンク
(図示せず)を覆うタンクカバーである。 運転者は第1図に示すように足置台84、84に両足を置
いて運転シート82に着座する。排気膨張管68はエンジン
60の前方に位置し、エンジン60の上部側方には略均一径
の排気管70が位置するので、エンジン60がクランク軸横
置き2気筒でエンジン幅が大きくかつ膨張管68の大容量
化を図ったにもかかわらず、運転者の足が膨張管68に接
触しにくくなる。 両膨張管68間にはシリンダ62から前方へ開くエンジン
冷却風通路Aが形成されているので、走行風がシリンダ
62や、シリンタ62と膨張管68との接触部付近に良好に当
たり、これらの冷却性が向上する。 (発明の効果) 本発明は以上のように、エンジンと操向軸との間に左
右一対の排気膨張管を配設し、操向軸付近に配設したラ
ジエタの下方には両排気膨張管の間を通って走行風をエ
ンジンに導くエンジン冷却風通路を形成したものであ
る。従ってエンジンが走行風によっても冷却され得るこ
とになり、エンジンの冷却性が向上する。このためラジ
エタの容量を小さくすることができ、ラジエタの小型化
による車輛の軽量化も可能になる。 また左右一対の排気膨張管は、各気筒の前面から斜め
下前方へのびてから立上った後、エンジンの車体幅方向
外側を車体前後方向に通る左右一対の鉛直面にほぼ沿っ
て1回転するから、排気膨張管の容量を十分に拡大で
き、ここに接続される排気管を略均一径としてエンジン
の上部外側方を通して後方へ導くことが可能になった。
このためエンジン付近で運転者の足が排気系に干渉しに
くくなる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例である不整地走行用4輪車の
側面図、第2図はその要部の平面図、第3図は排気膨張
管を一部断面して示す側面図である。 42……操向前輪、 46……操向ハンドルバー、 60……エンジン、 68……排気膨張管、 70……排気管 76……ラジエタ、 82……運転シート、 A……エンジン冷却風通路。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.左右一対の操向前輪と、車体中央付近に搭載された
    クランク軸横置きの水冷式2サイクル2気筒エンジン
    と、このエンジンより前方に位置し上端に操向ハンドル
    バーが固定された操向軸と、車体上部に位置する跨座式
    運転シートとを備える車輛において、 前記エンジンと操向軸との間に配設され前記エンジンの
    各気筒の前面から斜め下前方へのびてから上方へ立上が
    った後前記エンジンの車体幅方向外側を車体前後方向に
    通る左右一対の鉛直面にほぼ沿って1回転する左右一対
    の排気膨張管と、前端がこれら一対の排気膨張管に接続
    され前記エンジンの上部外側方を通って後方へのびる略
    均一径の左右一対の排気管と、前記操向軸付近に配設さ
    れたラジエタとを備え、前記ラジエタの下方には前記2
    本の排気膨張管の間を通って走行風をエンジンに導くエ
    ンジン冷却風通路を形成したことを特徴とする車輛のエ
    ンジン冷却装置。
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JPS59146218U (ja) * 1983-03-23 1984-09-29 スズキ株式会社 前二輪車輛におけるラジエ−タの取付構造
JPS60213587A (ja) * 1984-04-04 1985-10-25 スズキ株式会社 鞍乗型車両
JPS6164533A (ja) * 1984-09-04 1986-04-02 Suzuki Motor Co Ltd 鞍乗型小型車両

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