JP2663187B2 - パイプベンダ装置及びその制御装置 - Google Patents
パイプベンダ装置及びその制御装置Info
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- JP2663187B2 JP2663187B2 JP31026089A JP31026089A JP2663187B2 JP 2663187 B2 JP2663187 B2 JP 2663187B2 JP 31026089 A JP31026089 A JP 31026089A JP 31026089 A JP31026089 A JP 31026089A JP 2663187 B2 JP2663187 B2 JP 2663187B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は各種プラント設備に用いる配管の曲げ部であ
って、三次元的に曲げることができるパイプベンダ装置
に係り、長尺なパイプ材を自動的に所定の形状に形成す
ると共に、それを任意長さに自動切断することができる
パイプベンダ装置及びその制御装置に関する。
って、三次元的に曲げることができるパイプベンダ装置
に係り、長尺なパイプ材を自動的に所定の形状に形成す
ると共に、それを任意長さに自動切断することができる
パイプベンダ装置及びその制御装置に関する。
従来、カッタを有するパイプペンダ装置の一つとし
て、熱交換器等に用いられるUベンド管を多量生産する
ものが存在した。これは長尺なパイプの先端部を二次元
平面内でU字状に曲折し、次いでその端部の特定位置を
切断するように構成したものである。このとき用いられ
るカッタは、パイプベンダの下流側位置に取付けられて
いた。即ち、長尺なパイプを順次パイプベンダに供給す
る供給方向の流れにおいて、ベンダの下流側に配置され
ていた。
て、熱交換器等に用いられるUベンド管を多量生産する
ものが存在した。これは長尺なパイプの先端部を二次元
平面内でU字状に曲折し、次いでその端部の特定位置を
切断するように構成したものである。このとき用いられ
るカッタは、パイプベンダの下流側位置に取付けられて
いた。即ち、長尺なパイプを順次パイプベンダに供給す
る供給方向の流れにおいて、ベンダの下流側に配置され
ていた。
ところがこのようなカッタ付パイプベンダは、Uベン
ド管等の単純な二次元平面の曲げの同一部品を大量生産
するには優れているが、プラント建設等において用いら
れる比較的長く且つ、多種の形状及び寸法の三次元曲げ
を必要とする配管用ベンダとしては不向きであった。な
ぜならば、このような従来のベンダ装置は、カッタの配
置位置がベンダの下流側に存在するため、パイプを三次
元に曲げようとすると曲げられたパイプが該カッタに接
触し、それを行えない場合がしばしば起こる。即ち従来
のパイプベンダ装置では任意の三次元曲げとその切断と
を同一の装置では行うことができなかった。
ド管等の単純な二次元平面の曲げの同一部品を大量生産
するには優れているが、プラント建設等において用いら
れる比較的長く且つ、多種の形状及び寸法の三次元曲げ
を必要とする配管用ベンダとしては不向きであった。な
ぜならば、このような従来のベンダ装置は、カッタの配
置位置がベンダの下流側に存在するため、パイプを三次
元に曲げようとすると曲げられたパイプが該カッタに接
触し、それを行えない場合がしばしば起こる。即ち従来
のパイプベンダ装置では任意の三次元曲げとその切断と
を同一の装置では行うことができなかった。
そこで本発明は以上の問題点を取り除き、特に各種プ
ラントにおいて使用されるパイプの三次元曲げ部を容易
に製造できると共に、その切断をパイプ曲げ工程に次い
で行うことができる装置を提供すると共に、その自動曲
げ及び自動切断を行い得る制御装置を提供することを目
的とし、その目的達成のために次の構成をとる。
ラントにおいて使用されるパイプの三次元曲げ部を容易
に製造できると共に、その切断をパイプ曲げ工程に次い
で行うことができる装置を提供すると共に、その自動曲
げ及び自動切断を行い得る制御装置を提供することを目
的とし、その目的達成のために次の構成をとる。
本発明のパイプベンダ装置はその上部の長手方向にガ
イドレール1を有する本体2と、被折り曲げ用パイプ3
を移動自在に貫通すると共に、その外周面を係脱自在に
咬着するパイプチャック部4が上面に突設され、前記ガ
イドレール1に案内されて前記長手方向に駆動されるパ
イプ送り装置5と、前記パイプ3を前記咬着状態でその
軸線の回りの任意角度に回動駆動させる傾転装置6と、
前記本体2の一端部に位置され、曲げ型7に前記パイプ
3の一部を着脱自在に押圧固定して該曲げ型7が任意角
度に回転駆動されるベンディング装置8と、該ベンディ
ング装置8の上流側近傍で且つ前記パイプ3の軸線に対
して前記ベンディング装置8の反対側に位置して、前記
本体2の前記一端部に前記軸線方向に移動自在に案内さ
れ、該パイプ3の一側外周面を支持する溝状部9が前記
軸線方向に平行に形成され、該溝状部9が前記ベンディ
ング装置8の回動に伴って前記軸線方向に移動する反力
受け型10と、を具備するものにおいて、前記反力受け型
10に対向して前記本体2に配置され、前記軸線に直交方
向に移動自在に前記本体2に案内された前記パイプ切断
用のカッタ装置12と、前記パイプ3の他側外周面を接離
自在に押圧するパイプ支持面13が先端に形成され、前記
カッタ装置12に近接し且つ前記反力受け型10に対向して
前記本体2に取付けられたクランプ14と、前記カッタ装
置12の刃部の移動方向の延長線上で前記反力受け型10の
前記パイプ3の接触面側に設けられた前記刃幅より大な
る幅の欠切部または空間部よりなるパイプ突っ切り用逃
げ部15と、を具備することを特徴とするものである。
イドレール1を有する本体2と、被折り曲げ用パイプ3
を移動自在に貫通すると共に、その外周面を係脱自在に
咬着するパイプチャック部4が上面に突設され、前記ガ
イドレール1に案内されて前記長手方向に駆動されるパ
イプ送り装置5と、前記パイプ3を前記咬着状態でその
軸線の回りの任意角度に回動駆動させる傾転装置6と、
前記本体2の一端部に位置され、曲げ型7に前記パイプ
3の一部を着脱自在に押圧固定して該曲げ型7が任意角
度に回転駆動されるベンディング装置8と、該ベンディ
ング装置8の上流側近傍で且つ前記パイプ3の軸線に対
して前記ベンディング装置8の反対側に位置して、前記
本体2の前記一端部に前記軸線方向に移動自在に案内さ
れ、該パイプ3の一側外周面を支持する溝状部9が前記
軸線方向に平行に形成され、該溝状部9が前記ベンディ
ング装置8の回動に伴って前記軸線方向に移動する反力
受け型10と、を具備するものにおいて、前記反力受け型
10に対向して前記本体2に配置され、前記軸線に直交方
向に移動自在に前記本体2に案内された前記パイプ切断
用のカッタ装置12と、前記パイプ3の他側外周面を接離
自在に押圧するパイプ支持面13が先端に形成され、前記
カッタ装置12に近接し且つ前記反力受け型10に対向して
前記本体2に取付けられたクランプ14と、前記カッタ装
置12の刃部の移動方向の延長線上で前記反力受け型10の
前記パイプ3の接触面側に設けられた前記刃幅より大な
る幅の欠切部または空間部よりなるパイプ突っ切り用逃
げ部15と、を具備することを特徴とするものである。
次にパイプベンダの制御装置は、任意点から第一及び
第二の曲げ位置までの夫々の距離及び曲げ角度と、第一
曲げに対する第二曲げの方向と、パイプ切断位置とを入
力し、前記第二曲げの後に、前記反力受け型10を基準位
置に復帰させ、次いで該型10と前記クランプ14との間に
前記パイプ3を挟持した状態で、前記カッタ装置12をパ
イプ3側に進出させて該パイプ3を切断するように構成
したものである。
第二の曲げ位置までの夫々の距離及び曲げ角度と、第一
曲げに対する第二曲げの方向と、パイプ切断位置とを入
力し、前記第二曲げの後に、前記反力受け型10を基準位
置に復帰させ、次いで該型10と前記クランプ14との間に
前記パイプ3を挟持した状態で、前記カッタ装置12をパ
イプ3側に進出させて該パイプ3を切断するように構成
したものである。
本発明のパイプベンダ装置は、第4図に示す如くパイ
プ3の三次元折り曲げ後にパイプ3の上流側の直線部の
任意点において、該パイプ3を反力受け型10とクランプ
14とで確固に挟持する。この状態で、カッタ装置12を進
出させ、パイプ3の必要とする長さで切断することがで
きる。このときカッタ装置12の刃部17はパイプ3を突っ
切り、それが反力受け型10の逃げ部15内に進入し完全に
パイプ3を切断することができる。しかもこのカッタ装
置12はベンディング装置8の上流側に位置し且つ、反力
受け型10に対向して配置されているから、パイプ3の三
次元曲げの際に邪魔になることがない。しかも、反力受
け型10を利用し必要最小限の構成部品で切断を可能とす
る。
プ3の三次元折り曲げ後にパイプ3の上流側の直線部の
任意点において、該パイプ3を反力受け型10とクランプ
14とで確固に挟持する。この状態で、カッタ装置12を進
出させ、パイプ3の必要とする長さで切断することがで
きる。このときカッタ装置12の刃部17はパイプ3を突っ
切り、それが反力受け型10の逃げ部15内に進入し完全に
パイプ3を切断することができる。しかもこのカッタ装
置12はベンディング装置8の上流側に位置し且つ、反力
受け型10に対向して配置されているから、パイプ3の三
次元曲げの際に邪魔になることがない。しかも、反力受
け型10を利用し必要最小限の構成部品で切断を可能とす
る。
又、本発明のパイプベンダ装置の制御装置は、パイプ
3の自動曲げを行った後に、自動切断を容易に行うこと
ができる。
3の自動曲げを行った後に、自動切断を容易に行うこと
ができる。
次に図面に基づいて本発明の実施例につき説明する。
第1図は本発明のベンダ装置及びその制御装置を示す
斜視略図であり、第2図〜第4図は夫々このパイプベン
ダ装置の要部平面図を示し、パイプ曲げ及びその切断工
程を順次示すものである。第5図は本装置のカッタ装置
12の側面図、第6図は同クランプ14の側面図である。こ
のパイプベンダ装置は細長い本体2の上面に一対のガイ
ドレール1が平行に設けられ、そのガイドレール1にパ
イプ送り装置5が案内される。そしてガイドレール1の
長手方向一端部にベンディング装置8が設けられる。こ
のベンディング装置8は矢印に示す如く曲げ型7の中心
回りに回動する。さらに、ベンディング装置8に隣接し
その上流側にカッタ装置12が設けられ、そのカッタ装置
12に対向しパイプ3の反対側に反力受け型10が配置され
ている。このようなパイプベンダ装置は、その本体2,パ
イプ送り装置5,ベンディング装置8がほぼ従来のそれと
同一である。本発明の装置の特徴は、カッタ装置12とク
ランプ14と反力受け型10とにある。反力受け型10は第3
図に示す如くパイプ3をベンディング装置8により折り
曲げ形成する際に、そのパイプ3の折り曲げ部に近い直
線部に接触し、パイプ3の折り曲げ反力をそれにより支
持するものである。そして、パイプ3が曲げ型7の回り
を回動する際に、反力受け型10は第3図において左方へ
移動する。この反力受け型10の側端面にはパイプ3の外
周にほぼ整合する溝状部9が形成されている(第3図,
第5図)。そしてパイプ3の各曲げ工程が終了する毎に
反力受け型10は右方に移動し第4図に示す如く復帰す
る。この反力受け型10には、そのパイプ3支持側一側面
の中央部に逃げ部15が欠切されている。その逃げ部位置
は、カッタ装置12の刃部17に対向する位置であり、その
幅は刃部17より広く形成されている(第4図,第5
図)。この逃げ部15は刃部17によりパイプ3を突っ切る
ことができるようにしたものである。次にこの反力受け
型10に対向して位置するカッタ装置12及びクランプ14
は、第5図及び第6図の如く形成されている。これらは
ベース部11上に載置されている。このベース部11は本体
2の長手方向一端の側方に張り出された固定部材からな
る。そしてこのベース部11上のガイドレール1にカッタ
装置12が該本体2の長手方向に移動自在に案内され、該
カッタ装置12の基部がカッタ移動用シリンダ12aにより
出入りする。このカッタ装置12にはカッタ駆動モータ12
bを有し、そのモータ12bに刃部17の回転軸が連結されて
いる。次にクランプ14は先端面に断面半円形の溝からな
るパイプ支持面13を有し、該クランプ14がクランプシリ
ンダ14aに連結されている。そして、このクランプシリ
ンダ14aの駆動によりパイプ支持面13がパイプ3の軸線
に直交する方向に出入りする。この実施例では、クラン
プ14のパイプ支持面13は上下に二段設けられ夫々その半
円の大きさの異なるものが配置されている。このように
クランプ14のパイプ支持面13を二段に設けたのは、異な
った直径のパイプを受け型を変えずに使用できるように
するためである。又、この二段のパイプ支持面13に対向
した反力受け型10の側端面も第5図に示す如く二段に形
成されている。さらに曲げ型7及びそのベンディング装
置8のクランプ部も同様に形成される。
斜視略図であり、第2図〜第4図は夫々このパイプベン
ダ装置の要部平面図を示し、パイプ曲げ及びその切断工
程を順次示すものである。第5図は本装置のカッタ装置
12の側面図、第6図は同クランプ14の側面図である。こ
のパイプベンダ装置は細長い本体2の上面に一対のガイ
ドレール1が平行に設けられ、そのガイドレール1にパ
イプ送り装置5が案内される。そしてガイドレール1の
長手方向一端部にベンディング装置8が設けられる。こ
のベンディング装置8は矢印に示す如く曲げ型7の中心
回りに回動する。さらに、ベンディング装置8に隣接し
その上流側にカッタ装置12が設けられ、そのカッタ装置
12に対向しパイプ3の反対側に反力受け型10が配置され
ている。このようなパイプベンダ装置は、その本体2,パ
イプ送り装置5,ベンディング装置8がほぼ従来のそれと
同一である。本発明の装置の特徴は、カッタ装置12とク
ランプ14と反力受け型10とにある。反力受け型10は第3
図に示す如くパイプ3をベンディング装置8により折り
曲げ形成する際に、そのパイプ3の折り曲げ部に近い直
線部に接触し、パイプ3の折り曲げ反力をそれにより支
持するものである。そして、パイプ3が曲げ型7の回り
を回動する際に、反力受け型10は第3図において左方へ
移動する。この反力受け型10の側端面にはパイプ3の外
周にほぼ整合する溝状部9が形成されている(第3図,
第5図)。そしてパイプ3の各曲げ工程が終了する毎に
反力受け型10は右方に移動し第4図に示す如く復帰す
る。この反力受け型10には、そのパイプ3支持側一側面
の中央部に逃げ部15が欠切されている。その逃げ部位置
は、カッタ装置12の刃部17に対向する位置であり、その
幅は刃部17より広く形成されている(第4図,第5
図)。この逃げ部15は刃部17によりパイプ3を突っ切る
ことができるようにしたものである。次にこの反力受け
型10に対向して位置するカッタ装置12及びクランプ14
は、第5図及び第6図の如く形成されている。これらは
ベース部11上に載置されている。このベース部11は本体
2の長手方向一端の側方に張り出された固定部材からな
る。そしてこのベース部11上のガイドレール1にカッタ
装置12が該本体2の長手方向に移動自在に案内され、該
カッタ装置12の基部がカッタ移動用シリンダ12aにより
出入りする。このカッタ装置12にはカッタ駆動モータ12
bを有し、そのモータ12bに刃部17の回転軸が連結されて
いる。次にクランプ14は先端面に断面半円形の溝からな
るパイプ支持面13を有し、該クランプ14がクランプシリ
ンダ14aに連結されている。そして、このクランプシリ
ンダ14aの駆動によりパイプ支持面13がパイプ3の軸線
に直交する方向に出入りする。この実施例では、クラン
プ14のパイプ支持面13は上下に二段設けられ夫々その半
円の大きさの異なるものが配置されている。このように
クランプ14のパイプ支持面13を二段に設けたのは、異な
った直径のパイプを受け型を変えずに使用できるように
するためである。又、この二段のパイプ支持面13に対向
した反力受け型10の側端面も第5図に示す如く二段に形
成されている。さらに曲げ型7及びそのベンディング装
置8のクランプ部も同様に形成される。
次にパイプ送り装置5及びベンディング装置8は前記
の如く従来のものと同一であり、パイプ送り装置5は本
体2上のガイドレール1に案内されて、本体2の長手方
向に往復台が移動すると共に、該往復台上に傾転装置6
が配設されてそれが上下方向及び幅方向に移動できるよ
うに案内されている。この傾転装置6は傾転用モータ6a
によりパイプ挿通部が任意角度に回転するものである。
又、傾転装置6の先端部にはパイプチャック部4が設け
られ、内部にパイプ3が挿通して該パイプ3が着脱自在
に咬着される構造をとる。次に反力受け型10は、受け型
用第1シリンダ10aによりその長手方向に移動自在に駆
動されると共に、受け型用第2シリンダ10bによりその
幅方向に前後動する。次にベンディング装置8は曲げ型
7とベンド用クランプ8aとを有し、パイプ3の端部を該
ベンド用クランプ8aと曲げ型7との間に挟持した状態で
曲げ型7の中心軸の回りに第3図の如く回動するもので
ある。
の如く従来のものと同一であり、パイプ送り装置5は本
体2上のガイドレール1に案内されて、本体2の長手方
向に往復台が移動すると共に、該往復台上に傾転装置6
が配設されてそれが上下方向及び幅方向に移動できるよ
うに案内されている。この傾転装置6は傾転用モータ6a
によりパイプ挿通部が任意角度に回転するものである。
又、傾転装置6の先端部にはパイプチャック部4が設け
られ、内部にパイプ3が挿通して該パイプ3が着脱自在
に咬着される構造をとる。次に反力受け型10は、受け型
用第1シリンダ10aによりその長手方向に移動自在に駆
動されると共に、受け型用第2シリンダ10bによりその
幅方向に前後動する。次にベンディング装置8は曲げ型
7とベンド用クランプ8aとを有し、パイプ3の端部を該
ベンド用クランプ8aと曲げ型7との間に挟持した状態で
曲げ型7の中心軸の回りに第3図の如く回動するもので
ある。
又、これらの各駆動部は第1図に示す制御装置16によ
り制御される。この制御装置16にはパイプ3の先端から
第1及び第2の曲げ位置迄の夫々の距離及び曲げ角度を
入力すると共に、第一曲げに対し第二曲げの方向とパイ
プ切断位置その他が入力される。そしてこれらの各数値
が記録されたフロッピィを制御装置16に差し込むことに
より、該フロッピィのデータに基づいて各部の油圧シリ
ンダの移動量及び駆動モータが夫々制御されるものであ
る。
り制御される。この制御装置16にはパイプ3の先端から
第1及び第2の曲げ位置迄の夫々の距離及び曲げ角度を
入力すると共に、第一曲げに対し第二曲げの方向とパイ
プ切断位置その他が入力される。そしてこれらの各数値
が記録されたフロッピィを制御装置16に差し込むことに
より、該フロッピィのデータに基づいて各部の油圧シリ
ンダの移動量及び駆動モータが夫々制御されるものであ
る。
一例として一つのプラント設備で使用される多種の曲
げパイプを製造するには、多種の曲げパイプの曲げ角度
や長さその他を夫々一本ずつ固有の値のデータとしてコ
ンピュータに入力する。そのデータが記録されたフロッ
ピィディスクを制御装置16にセットし、必要とするパイ
プの直径に整合する反力受け型10及び曲げ型7,ベンド用
クランプ8a,クランプ14の型を夫々取付ける。次いで、
パイプ3が第1図及び第2図の如くパイプ送り装置5の
パイプチャック部4に挿通される。そして制御装置16が
ONされると、ベンディング装置8のストッパ昇降用シリ
ンダ19aが上昇し、その先端のストッパ19がパイプ3の
延長線上に立ち上がる。すると、パイプチャック部4が
パイプ3の外周を咬着し、その状態でパイプ送り装置5
が右方に移動する。そして、パイプ3先端がストッパ19
に突き当てられると、ストッパ昇降用シリンダ19aが下
降する。すると、パイプ送り装置5がパイプ3の軸方向
に再移動し、パイプ3の先端の突出量を入力データの値
にする。次いでベンド用クランプ8aが進出し、パイプ3
先端部を該ベンド用クランプ8aの先端と曲げ型7との間
に挟持する。次に、クランプ8aが曲げ型7と共にその中
心線の回りに第3図の如く回動する。このとき受け型用
第1シリンダ10a及びパイプ送り装置5が駆動され反力
受け型10及びパイプ3が左方に移動する。そして、曲げ
型7が必要とする角度迄移動して停止すると、ベンド用
クランプ8aが後退して元の位置に回動する。それと共
に、受け型用第1シンリダ10aが復帰する。次に、シリ
ンダ5aが右方に移動しパイプ3先端部を必要量、前方に
突出させる。次いで傾転用モータ6aが駆動され傾転装置
6が所定角度回転される。この回転角度も制御装置16の
入力データに基づく。次に、ベンド用クランプ8aが再び
前進し、パイプ3の第2の曲げ位置を曲げ型7との間に
挟持し、その状態で曲げ型7がその中心軸の回りに回動
する。そして第4図に示す如くベンディング装置8及び
反力受け型10が元の位置に復帰する。次に、パイプ送り
装置5が左方に移動し、パイプ3をさらに前方へ突出さ
せる。この突出量も制御装置16の入力データに基づく。
次いで、クランプシリンダ14aが駆動され、クランプ14
が進出してパイプ3をクランプ14と反力受け型10との間
に挟持する。それと共に、カッタ駆動モータ12bが駆動
され刃部17が回転する。そしてカッタ移動用シリンダ12
aが駆動されカッタ装置12が前進する。すると、刃部17
がパイプ3を切断しその先端が逃げ部15内にわずかに進
入する。そしてパイプ3が完全に切断されると、カッタ
装置12及びクランプ14は後退する。しかして、所望の長
さ及び所望角度に折り曲げられた第1のパイプを得る。
同様にして第2,第3のパイプを夫々異なったデータによ
り自動的に製造することができる。
げパイプを製造するには、多種の曲げパイプの曲げ角度
や長さその他を夫々一本ずつ固有の値のデータとしてコ
ンピュータに入力する。そのデータが記録されたフロッ
ピィディスクを制御装置16にセットし、必要とするパイ
プの直径に整合する反力受け型10及び曲げ型7,ベンド用
クランプ8a,クランプ14の型を夫々取付ける。次いで、
パイプ3が第1図及び第2図の如くパイプ送り装置5の
パイプチャック部4に挿通される。そして制御装置16が
ONされると、ベンディング装置8のストッパ昇降用シリ
ンダ19aが上昇し、その先端のストッパ19がパイプ3の
延長線上に立ち上がる。すると、パイプチャック部4が
パイプ3の外周を咬着し、その状態でパイプ送り装置5
が右方に移動する。そして、パイプ3先端がストッパ19
に突き当てられると、ストッパ昇降用シリンダ19aが下
降する。すると、パイプ送り装置5がパイプ3の軸方向
に再移動し、パイプ3の先端の突出量を入力データの値
にする。次いでベンド用クランプ8aが進出し、パイプ3
先端部を該ベンド用クランプ8aの先端と曲げ型7との間
に挟持する。次に、クランプ8aが曲げ型7と共にその中
心線の回りに第3図の如く回動する。このとき受け型用
第1シリンダ10a及びパイプ送り装置5が駆動され反力
受け型10及びパイプ3が左方に移動する。そして、曲げ
型7が必要とする角度迄移動して停止すると、ベンド用
クランプ8aが後退して元の位置に回動する。それと共
に、受け型用第1シンリダ10aが復帰する。次に、シリ
ンダ5aが右方に移動しパイプ3先端部を必要量、前方に
突出させる。次いで傾転用モータ6aが駆動され傾転装置
6が所定角度回転される。この回転角度も制御装置16の
入力データに基づく。次に、ベンド用クランプ8aが再び
前進し、パイプ3の第2の曲げ位置を曲げ型7との間に
挟持し、その状態で曲げ型7がその中心軸の回りに回動
する。そして第4図に示す如くベンディング装置8及び
反力受け型10が元の位置に復帰する。次に、パイプ送り
装置5が左方に移動し、パイプ3をさらに前方へ突出さ
せる。この突出量も制御装置16の入力データに基づく。
次いで、クランプシリンダ14aが駆動され、クランプ14
が進出してパイプ3をクランプ14と反力受け型10との間
に挟持する。それと共に、カッタ駆動モータ12bが駆動
され刃部17が回転する。そしてカッタ移動用シリンダ12
aが駆動されカッタ装置12が前進する。すると、刃部17
がパイプ3を切断しその先端が逃げ部15内にわずかに進
入する。そしてパイプ3が完全に切断されると、カッタ
装置12及びクランプ14は後退する。しかして、所望の長
さ及び所望角度に折り曲げられた第1のパイプを得る。
同様にして第2,第3のパイプを夫々異なったデータによ
り自動的に製造することができる。
本発明のパイプベンダ装置は、三次元に曲げられたパ
プの直線部位置を任意の点で切断できる。しかも、その
カッタ装置12はパイプ曲げの際に用いられる反力受け型
10を利用し、その反力受け型10に逃げ部15を形成すると
いう簡単な構成によりパイプを切断し得る。このとき、
反力受け型10とクランプ14との間にパイプが確固に挟持
され、安定した切断が可能となる。
プの直線部位置を任意の点で切断できる。しかも、その
カッタ装置12はパイプ曲げの際に用いられる反力受け型
10を利用し、その反力受け型10に逃げ部15を形成すると
いう簡単な構成によりパイプを切断し得る。このとき、
反力受け型10とクランプ14との間にパイプが確固に挟持
され、安定した切断が可能となる。
次に本パイプベンダ装置用の制御装置は、三元次にパ
イプを自動曲げすることができると共に、曲げられた後
に該曲げ部に連なる直接部分を任意長さで自動切断する
ことが可能となる。
イプを自動曲げすることができると共に、曲げられた後
に該曲げ部に連なる直接部分を任意長さで自動切断する
ことが可能となる。
第1図は本発明のベンダ装置及びその制御装置を示す斜
視略図であり、第2図〜第4図は夫々本パイプベンダ装
置の要部平面図を示し、パイプ曲げ及びその切断工程を
順次示すものである。第5図は本装置のカッタ装置12の
側面図であって、第4図のV−V矢視図、第6図は同ク
ランプ14の側面図。 1……ガイドレール、2……本体 3……パイプ、4……パイプチャック部 5……パイプ送り装置、5a……シリンダ 6……傾転装置 6a……傾転用モータ 7……曲げ型、8……ベンディング装置 8a……ベンド用クランプ 9……溝状部、10……反力受け型 10a……受け型用第1シンリダ 10b……受け型用第2シリンダ 11……ベース部、12……カッタ装置 12a……カッタ移動用シリンダ 12b……カッタ駆動モータ 13……パイプ支持面、14……クランプ 14a……クランプシリンダ 15……逃げ部、16……制御装置 17……刃部、18……ローラ 19……ストッパ 19a……ストッパ昇降用シリンダ
視略図であり、第2図〜第4図は夫々本パイプベンダ装
置の要部平面図を示し、パイプ曲げ及びその切断工程を
順次示すものである。第5図は本装置のカッタ装置12の
側面図であって、第4図のV−V矢視図、第6図は同ク
ランプ14の側面図。 1……ガイドレール、2……本体 3……パイプ、4……パイプチャック部 5……パイプ送り装置、5a……シリンダ 6……傾転装置 6a……傾転用モータ 7……曲げ型、8……ベンディング装置 8a……ベンド用クランプ 9……溝状部、10……反力受け型 10a……受け型用第1シンリダ 10b……受け型用第2シリンダ 11……ベース部、12……カッタ装置 12a……カッタ移動用シリンダ 12b……カッタ駆動モータ 13……パイプ支持面、14……クランプ 14a……クランプシリンダ 15……逃げ部、16……制御装置 17……刃部、18……ローラ 19……ストッパ 19a……ストッパ昇降用シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長 利光 東京都文京区向丘2丁目37番11号 株式 会社太洋内 (56)参考文献 特開 昭53−85764(JP,A) 特開 昭60−44132(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】その上部の長手方向にガイドレール(1)
を有する本体(2)と、被折り曲げ用パイプ(3)を移
動自在に貫通すると共に、その外周面を係脱自在に咬着
するパイプチャック部(4)が上面に突設され、前記ガ
イドレール(1)に案内されて前記長手方向に駆動され
るパイプ送り装置(5)と、前記パイプ(3)を前記咬
着状態でその軸線の回りの任意角度に回動駆動させる傾
転装置(6)と、前記本体(2)の一端部に位置され、
曲げ型(7)に前記パイプ(3)の一部を着脱自在に押
圧固定して該曲げ型(7)が任意角度に回転駆動される
ベンディング装置(8)と、該ベンディング装置(8)
の上流側近傍で且つ前記パイプ(3)の軸線に対して前
記ベンディング装置(8)の反対側に位置して、前記本
体(2)の前記一端部に前記軸線方向に移動自在に案内
され、該パイプ(3)の一側外周面を支持する溝状部
(9)が前記軸線方向に平行に形成され、該溝状部
(9)が前記ベンディング装置(8)の回動に伴って前
記軸線方向に移動する反力受け型(10)と、を具備する
ものにおいて、前記反力受け型(10)に対向して前記本
体(2)に配置され、前記軸線に直交方向に移動自在に
前記本体(2)に案内された前記パイプ切断用のカッタ
装置(12)と、前記パイプ(3)の他側外周面を接離自
在に押圧するパイプ支持面(13)が先端に形成され、前
記カッタ装置(12)に近接し且つ前記反力受け型(10)
に対向して前記本体(2)に取付けられたクランプ(1
4)と、前記カッタ装置(12)の刃部の移動方向の延長
線上で前記反力受け型(10)の前記パイプ(3)の接触
面側に設けられた前記刃幅より大なる幅の欠切部または
空間部よりなるパイプ突っ切り用逃げ部(15)と、を具
備することを特徴とするパイプベンダ装置。 - 【請求項2】請求項第1項の装置において、任意点から
第一及び第二の曲げ位置までの夫々の距離及び曲げ角度
と、第一曲げに対する第二曲げの方向と、パイプ切断位
置とを入力し、前記第二曲げの後に、前記反力受け型
(10)を基準位置に復帰させ、次いで該型(10)と前記
クランプ(14)との間に前記パイプ(3)を挟持した状
態で、前記カッタ装置(12)をパイプ(3)側に進出さ
せて該パイプ(3)を切断するように構成したパイプベ
ンダ装置の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31026089A JP2663187B2 (ja) | 1989-11-28 | 1989-11-28 | パイプベンダ装置及びその制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31026089A JP2663187B2 (ja) | 1989-11-28 | 1989-11-28 | パイプベンダ装置及びその制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03169433A JPH03169433A (ja) | 1991-07-23 |
JP2663187B2 true JP2663187B2 (ja) | 1997-10-15 |
Family
ID=18003108
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31026089A Expired - Fee Related JP2663187B2 (ja) | 1989-11-28 | 1989-11-28 | パイプベンダ装置及びその制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2663187B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005186126A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-14 | Sango Co Ltd | パイプ加工方法およびパイプ加工システム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH08224631A (ja) * | 1995-02-22 | 1996-09-03 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 線条材の曲げ加工装置 |
JP3861092B2 (ja) | 2004-04-30 | 2006-12-20 | 株式会社オプトン | 切断機構付曲げ加工装置 |
JP5014851B2 (ja) * | 2007-03-22 | 2012-08-29 | カルソニックカンセイ株式会社 | 切断機構を備えた曲げ加工装置 |
DE102009024075B4 (de) * | 2009-06-05 | 2012-11-29 | Wafios Ag | Biegevorrichtung für stabförmige Werkstücke |
CN101941033B (zh) * | 2010-08-30 | 2012-05-23 | 张家港市明华机械制造有限公司 | 一种送料装置 |
CN102139301B (zh) * | 2010-12-09 | 2013-01-02 | 中山市奥美森工业有限公司 | 长u弯管机 |
DE102011106942A1 (de) | 2011-07-08 | 2013-01-10 | Wafios Ag | Biegevorrichtung für stabförmige Werkstücke |
CN106334941A (zh) * | 2016-11-12 | 2017-01-18 | 沧州科诺机械制造有限公司 | 折弯机 |
CN113441580B (zh) * | 2021-08-31 | 2021-11-16 | 南通驰连机械有限公司 | 一种智能自动数控弯管机 |
-
1989
- 1989-11-28 JP JP31026089A patent/JP2663187B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005186126A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-14 | Sango Co Ltd | パイプ加工方法およびパイプ加工システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03169433A (ja) | 1991-07-23 |
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