JP2662165B2 - 訓練用シミュレータ装置 - Google Patents

訓練用シミュレータ装置

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JP2662165B2
JP2662165B2 JP12042993A JP12042993A JP2662165B2 JP 2662165 B2 JP2662165 B2 JP 2662165B2 JP 12042993 A JP12042993 A JP 12042993A JP 12042993 A JP12042993 A JP 12042993A JP 2662165 B2 JP2662165 B2 JP 2662165B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プラントのプロセス
制御訓練のための訓練用シミュレータ装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図8は例えば、特開昭61−19446
4号公報に示された、従来の訓練用シミュレータ装置を
示すブロック図である。図において、1は操作されたス
イッチに対応して、模擬するプラントに対する制御信号
および状態信号を出力する訓練用制御盤である。2はこ
の訓練用制御盤1からの制御信号および状態信号に基づ
いて模擬演算を行い、模擬するプラントの制御対象が動
作した時の動作結果としてのシミュレート信号を発生
し、それを訓練用制御盤1に与えて表示させる模擬演算
手段である。3は訓練の各状態を保存し、模擬演算手段
2に対して訓練状態設定信号を出力し、訓練状態表示信
号に基づく各種の訓練状態の表示を行うインストラクタ
用制御盤である。
【0003】また、4は訓練用制御盤1より模擬演算手
段2に送られる前記制御信号および状態信号であり、5
は模擬演算手段2より訓練用制御盤1に送られる前記シ
ミュレート信号である。6はインストラクタ用制御盤3
より模擬演算手段2に送られる前記訓練状態設定信号で
あり、7は模擬演算手段2よりインストラクタ用制御盤
3に送られる前記訓練状態表示信号である。
【0004】次に動作について説明する。インストラク
タがインストラクタ用制御盤3より模擬演算手段2に対
して、例えば火力発電所のボイラ点火時状態のような訓
練状態設定信号6を出力すると、模擬演算手段2はその
訓練状態に対応したシミュレート信号5を生成して訓練
用制御盤1に出力する。訓練用制御盤1には実際のプラ
ントがどのような状態で運転されているかを表示するも
のと同等の各種メータ、表示ランプ、ブラウン管(以下
CRTという)ディスプレイ等の表示器が設けられてお
り、このシミュレート信号5がその表示器に表示され
る。
【0005】また、訓練用制御盤1には実際のプラント
に対して制御信号および状態信号を入力する場合のもの
と同等の制御用スイッチおよび状態設定用スイッチも設
けられており、訓練を受ける運転員はその表示器の表示
を参照してそれらのスイッチを操作し、制御信号および
状態信号4を生成してそれを模擬演算手段2に入力す
る。模擬演算手段2はこの訓練用制御盤1より受け取っ
た制御信号および状態信号4に基づいて、模擬されるプ
ラントの制御対象が行う動作をプログラム制御によって
シミュレートし、その動作結果の状態をシミュレート信
号5として訓練用制御盤1に入力する。訓練用制御盤1
はこのシミュレート結果に基づくシミュレート信号5
を、前述の場合と同様にその表示器に表示する。
【0006】一方、模擬演算手段2はこのような各種の
訓練状態を示す訓練状態表示信号7を生成してインスト
ラクタ用制御盤3に送出する。インストラクタ用制御盤
3はこの訓練状態表示信号7をその表示器に表示し、イ
ンストラクタはその表示を参照して、各種の訓練状態を
知る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の訓練用シミュレ
ータ装置は以上のように構成されているので、模擬する
プラントの設備に固有の、例えば補機の弁開度のストロ
ーク、過渡特性、スイッチ等の操作に最低限要する時間
などの特性や、設備の配置による運転への影響が模擬し
切れないという問題点があった。
【0008】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、現実のプラントに忠実な模擬
が可能であり、模擬するプラントの設備仕様の変更に対
しても容易に対応できる訓練用シミュレータ装置を得る
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係る訓練用シミュレータ装置は、模擬するプラントの構
成機器の諸元やその詳細な特性情報を設備管理情報記憶
手段に格納し、そのデータの読み出しやその更新、さら
には補正計算を行う設備管理演算手段を設けるととも
に、模擬演算手段には、入力される模擬情報に基づい
て、設備管理演算手段の出力結果により模擬演算の補正
を行う機能を持たせたものである。
【0010】また、請求項2に記載の発明に係る訓練用
シミュレータ装置は、さらに、設備情報の更新情報を読
み込む更新情報読込手段と、読み込まれた更新情報を編
集して新たな設備管理情報を生成する設備管理情報生成
手段を設けたものである。
【0011】また、請求項3に記載の発明に係る訓練用
シミュレータ装置は、模擬するプラントの建屋情報や設
備の配置情報をマッピング情報記憶手段に格納し、その
データの読み出しや更新、さらには補正計算を行うマッ
ピング演算手段を設けるとともに、模擬演算手段には、
入力される模擬情報に基づいて、マッピング演算手段の
出力結果により模擬演算の補正を行う機能を持たせ、さ
らに、模擬演算手段による補正演算の結果を編集して表
示手段に出力する画面制御手段を設けたものである。
【0012】また、請求項4に記載の発明に係る訓練用
シミュレータ装置は、さらに、マッピング情報の更新情
報を読み込む更新情報読込手段と、読み込まれた更新情
報を編集して新たなマッピング情報を生成するマッピン
グ情報生成手段を設けたものである。
【0013】また、請求項5に記載の発明に係る訓練用
シミュレータ装置は、請求項1に記載のそれに、模擬す
るプラント構成機器の経年変化情報を格納する経年変化
情報記憶手段を付加するとともに、その設備管理演算手
段を、設備管理情報記憶手段と経年変化情報記憶手段か
らのデータの読み出しや更新、および補正計算を行う設
備特性・経年変化特性演算手段としたものである。
【0014】また、請求項6に記載の発明に係る訓練用
シミュレータ装置は、請求項3に記載のそれに、模擬す
るプラントの建屋内や敷地内の防災設備情報を格納する
防災管理情報記憶手段を付加するとともに、そのマッピ
ング演算手段を、マッピング情報記憶手段と防災管理情
報記憶手段からのデータの読み出しや更新、および補正
計算を行うマッピング・防災管理演算手段としたもので
ある。
【0015】
【作用】請求項1に記載の発明における模擬演算手段
は、模擬するプラントの構成機器の諸元やその詳細な特
性情報に基づいて設備管理演算手段が演算した出力結果
によって、入力される模擬情報に基づいて模擬演算の補
正を行うことにより、実際のものにより忠実なプラント
状態の模擬を可能とする。
【0016】また、請求項2に記載の発明における設備
管理情報生成手段は、更新情報読込手段にて読み込んだ
設備情報更新情報を編集し、新たな設備管理情報を生成
することにより、模擬するプラントの設備仕様の変更に
対する対応を容易なものとする。
【0017】また、請求項3に記載の発明における模擬
演算手段は、模擬するプラントの建屋や設備配置の情報
に基づいてマッピング演算手段が演算した出力結果によ
り、入力される模擬情報に基づいて模擬演算の補正を行
い、さらにその補正演算の結果を画面制御手段に編集さ
せて表示手段に出力させることにより、建屋内や敷地内
の設備配置による運転者への影響も明確に模擬できるよ
うにする。
【0018】また、請求項4に記載の発明におけるマッ
ピング情報生成手段は、更新情報読込手段にて読み込ま
れたマッピング情報の更新情報を編集し、新たなマッピ
ング情報を生成することにより、建屋内や敷地内の設備
配置の変更に対する対応を容易なものとする。
【0019】また、請求項5に記載の発明における設備
特性・経年変化特性演算手段は、模擬するプラントの構
成機器の経年変化情報が格納された経年変化情報記憶手
段と設備管理情報記憶手段からのデータの読み出しや更
新を行い、さらには補正計算を実行することにより、模
擬するプラントの経年変化による推移も模擬可能とす
る。
【0020】また、請求項6に記載の発明におけるマッ
ピング・防災管理演算手段は、模擬するプラントの建屋
内や敷地内の防災設備情報が格納された防災管理情報記
憶手段とマッピング情報記憶手段からのデータの読み出
しや更新を行い、さらには補正計算を実行することによ
り、災害発生時におけるプラント操作をよりリアルに模
擬できるようにする。
【0021】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図について説明
する。図1は請求項1に記載した発明の一実施例を示す
ブロック図である。図において、1は訓練用制御盤、2
は模擬演算手段、3はインストラクタ用制御盤、4は制
御信号および状態信号、5はシミュレート信号、6は訓
練状態設定信号、7は訓練状態表示信号であり、図8に
同一符号を付した従来のそれらと同一、もしくは相当す
るものであるため詳細な説明は省略する。
【0022】また、8は模擬するプラントを構成してい
る機器の諸元および詳細な特性情報が格納されている設
備管理情報記憶手段としての設備管理データベースであ
る。9はこの設備管理データベース8からのデータの読
み込み、補正計算、さらには設備管理データベース8の
データの更新などを行う設備管理演算手段であり、例え
ば補機関連の動作特性演算プログラムにて構成されてい
る。なお、この実施例における模擬演算手段2は、入力
される模擬情報に基づいて、前記設備管理演算手段9の
出力結果により模擬演算の補正を行い、出力あるいは再
現するシミュレート状態再現の機能を有している点で、
図8に同一符号を付した従来のものとは異なっている。
【0023】さらに、10は模擬演算手段2が設備管理
演算手段9に対して送出する補正計算要求信号であり、
11はこの補正計算要求信号10を受けた設備管理演算
手段9が模擬演算手段2に返送する補正計算結果であ
る。12は読み込み時に設備管理データベース8より設
備管理演算手段9に渡される設備管理情報であり、13
は更新時に設備管理演算手段9より設備管理データベー
ス8に渡される設備更新情報である。
【0024】なお、図2は図1に示した訓練用シミュレ
ータ装置のハードウェア構成を示す構成図である。図に
おいて、14は模擬演算手段2と設備管理演算手段9と
をソフトウェア的に実現するシミュレータ制御用コンピ
ュータである。15,16はこのシミュレート制御用コ
ンピュータ14が訓練用制御盤1とインストラクタ用制
御盤3からの入力を処理してシミュレートおよび不良運
転を判定し、処理した入力データと不良運転データを書
き込み、また、書き込まれた時系列なインストラクタ操
作情報をインストラクタ操作再現信号として読み出すシ
ミュレータシステムデータ記憶用ディスクファイル、お
よびインストラクタ操作記憶用ディスクファイルであ
る。
【0025】また、17は訓練用制御盤1の入出力機器
群であり、この入出力機器群17内において、17a は
プラントデータ表示用のCRTディスプレイ、17b は
ディジタル入力スイッチ、17c はディジタル出力ラン
プ、17d はアナログ入力スイッチ、17e はアナログ
出力メータである。18はインストラクタ用制御盤3の
入出力機器群であり、この入出力機器群18内におい
て、18a はインストラクタ用のCRTディスプレイ、
18b はディジタル入力スイッチ、18c はディジタル
出力ランプである。
【0026】次に動作について説明する。インストラク
タ用制御盤3より模擬演算手段2に対して、例えば火力
発電所のボイラ点火時状態等の訓練状態設定信号6を出
力すると、その訓練状態設定信号6を受けた模擬演算手
段2はその訓練状態に応じたシミュレート信号5を生成
して訓練用制御盤1に送出する。訓練用制御盤1ではこ
のシミュレート信号5を受けると、それに従って、アナ
ログ出力メータ17eへの表示、ディジタル出力ランプ
17c へのランプ出力、あるいはプラントデータ表示用
のCRTディスプレイ17a への表示などを行う。
【0027】この時、模擬演算手段1は補正計算要求信
号10を生成し、それを設備管理演算手段9に対して出
力する。この補正計算要求信号10を受けた設備管理演
算手段9は、それに基づいて設備管理データベース8を
アクセスし、該当する設備管理情報12読み込んで補正
計算を行う。補正計算が終了すると設備管理演算手段9
は補正計算結果11を模擬演算手段2に返送し、設備管
理データベース8に格納されている設備管理情報を更新
する必要がある場合には、設備更新情報13を生成して
設備管理データベース8に送り、該当データを書き換え
る。また、補正計算結果11を受け取った模擬演算手段
2は、入力される模擬情報に基づいて実行する模擬演算
を、この設備管理演算手段9からの補正演算結果11に
よって補正する。
【0028】これによって、設備特性を模擬内容に加え
ることが可能となって、より訓練の質を高めることがで
きる。また、設備管理データベース8を1パッケージと
してアクセス手段も設備管理演算手段9にのみ限定され
るため、設備更新時のメンテナンスも容易となる。
【0029】実施例2.次に、この発明の実施例2を図
について説明する。図3は請求項2に記載した発明の一
実施例を示すブロック図で、相当部分には図1と同一符
号を付してその説明を省略する。図において、19は帳
票形式による設備情報の更新情報であり、20はその更
新情報19の読み込みを行う更新情報読込手段である。
21はこの更新情報読込手段20にて読み込まれたデー
タを編集し、新たな設備管理情報を生成して設備管理デ
ータベース8に書き込む設備管理情報生成手段である。
【0030】次に動作について説明する。まず更新情報
読込手段20において、帳票形式に構成された設備情報
の更新情報19を読み込む。次に設備管理情報生成手段
21において、更新情報読込手段20の読み込んだデー
タをサンプリングしてその編集を行い、新たな設備管理
情報を生成して設備管理データベース8に書き込む。こ
れによって、実施例1では具体的には触れていなかっ
た、設備管理データベース8のメンテナンスをより容易
に行うことが可能となる。
【0031】実施例3.次に、この発明の実施例3を図
について説明する。図4は請求項3に記載した発明の一
実施例を示すブロック図で、相当部分には図1と同一符
号を付してその説明を省略する。図において、22は模
擬するプラントの建屋情報および設備の配置情報が格納
されているマッピング情報記憶手段としてのマッピング
情報データベースである。23はこのマッピング情報デ
ータベース22からのデータの読み込み、補正計算、さ
らにはマッピング情報データベース22のデータの更新
などを行うマッピング演算手段である。24は模擬演算
手段2からの補正演算の結果を編集して、その画面表示
を制御するする画面制御手段であり、25はその表示が
行われる表示手段としてのCRTディスプレイである。
なお、この実施例における模擬演算手段2は、入力され
る模擬情報に基づいて、前記マッピング演算手段23の
出力結果により模擬演算の補正を行い、出力あるいは再
現するシミュレート状態再現の機能を有している点で、
図1に同一符号を付したものとは異なるものである。
【0032】また、26は模擬演算手段2がマッピング
演算手段23に対して送出する補正計算要求信号であ
り、27はこの補正計算要求信号26を受けたマッピン
グ演算手段23が模擬演算手段2に返送する補正計算結
果である。28は読み込み時にマッピング情報データベ
ース22よりマッピング演算手段23に渡されるマッピ
ング情報であり、29は更新時にマッピング演算手段2
3よりマッピング情報データベース22に渡される更新
マッピング情報である。30は模擬演算手段2より画面
制御手段24に渡される補正演算の結果を示す表示用情
報であり、31は画面制御手段24がCRTディスプレ
イ25に送る出力データである。
【0033】次に動作について説明する。実施例1の場
合と同様にして、模擬演算手段2よりマッピング演算手
段23に対して設備の配置における補正演算要求信号2
6が発行される。この補正演算要求信号26を受けたマ
ッピング演算手段23は、それに基づいてマッピング情
報データベース22をアクセスし、該当するマッピング
情報28読み込んで補正計算を行う。補正計算が終了す
るとマッピング演算手段23は補正計算結果27を模擬
演算手段2に返送し、マッピング情報データベース22
に格納されているマッピング情報を更新する必要がある
場合には、更新マッピング情報29を生成してマッピン
グ情報データベース22に送り、該当データを書き換え
る。
【0034】また、補正計算結果27を受け取った模擬
演算手段2は、入力される模擬情報に基づいて実行する
模擬演算を、このマッピング演算手段23からの補正演
算結果27を用いて補正し、その補正演算の結果を示す
表示用情報30を生成して画面制御手段24に送出す
る。画面制御手段24は受け取った表示用情報30を編
集して出力データ31を生成してCRTディスプレイ2
5に送り、それをその画面上に表示させる。これによっ
て、建屋内や敷地内における設備配置による運転員への
影響(所内設備動作特性のバラツキ、運転員人数による
プラント操作に要する時間など)を明確に模擬すること
ができる。
【0035】実施例4.次に、この発明の実施例4を図
について説明する。図5は請求項4に記載した発明の一
実施例を示すブロック図で、相当部分には図4と同一符
号を付してその説明を省略する。図において、32は帳
票形式によるマッピング情報の更新情報であり、33は
その更新情報32の読み込みを行う更新情報読込手段で
ある。34はこの更新情報読込手段33にて読み込まれ
たデータを編集し、新たなマッピング情報を生成してマ
ッピング情報データベース22に書き込むマッピング情
報生成手段である。
【0036】次に動作について説明する。まず更新情報
読込手段33において、帳票形式に構成されたマッピン
グ情報の更新情報32を読み込む。次にマッピング情報
生成手段34において、更新情報読込手段33の読み込
んだデータをサンプリングしてその編集を行い、新たな
マツピング情報を生成してマッピング情報データベース
22に書き込む。これによって、実施例3では具体的に
は触れていなかった、マッピング情報データベース22
のメンテナンスをより容易に行うことが可能となる。
【0037】実施例5.次に、この発明の実施例5を図
について説明する。図6は請求項5に記載した発明の一
実施例を示すブロック図で、相当部分には図1と同一符
号を付してその説明を省略する。図において、35は模
擬するプラントを構成している機器の経年変化情報が格
納されている経年変化情報記憶手段としての経年変化管
理データベースである。36はこの経年変化管理データ
ベース35および設備管理データベース8からのデータ
の読み込み、補正計算、さらには前記量データベース8
および35のデータの更新を行う設備特性・経年変化特
性演算手段である。
【0038】また、37は読み込み時に経年変化管理デ
ータベース35より設備特性・経年変化特性演算手段3
6に渡される経年変化情報であり、38は更新時に設備
特性・経年変化特性演算手段36より経年変化管理デー
タベース35に渡される経年変化更新情報である。な
お、この実施例においても、模擬演算手段2は、入力さ
れる模擬情報に基づいて、前記設備特性・経年変化特性
演算手段36の出力結果により模擬演算の補正を行い、
出力あるいは再現するシミュレート状態再現の機能を有
している点で、図1に同一符号を付したものとは異なっ
ている。
【0039】次に動作について説明する。基本的な動作
は実施例1の場合と同様であり、この実施例では、経年
変化管理データベース35を設けて経年変化情報も記憶
しておき、設備特性・経年変化特性演算手段36によっ
て、設備管理情報12とともにこの経年変化情報37も
併せて演算処理し、その補正計算の結果を模擬演算手段
2に対して送出するとともに、経年変化管理データベー
ス35に経年変化更新情報38の書き込みを行う。これ
によって、模擬するプラントの経年変化による推移も模
擬することが可能となる。
【0040】実施例6.次に、この発明の実施例6を図
について説明する。図7は請求項6に記載した発明の一
実施例を示すブロック図で、相当部分には図4と同一符
号を付してその説明を省略する。図において、39は模
擬するプラントの建屋内や敷地内の防災設備情報が格納
されている防災管理情報記憶手段としての防災管理デー
タベースである。40はこの防災管理データベース39
およびマッピング情報データベース22からのデータの
読み込み、補正計算、さらには前記量データベース22
および39のデータの更新を行うマッピング・防災管理
演算手段である。
【0041】また、41は読み込み時に防災管理データ
ベース39よりマッピング・防災管理演算手段40に渡
される防災管理情報であり、42は更新時にマッピング
・防災管理演算手段40より防災管理データベース39
に渡される防災管理更新情報である。なお、この実施例
においても、模擬演算手段2は、入力される模擬情報に
基づいて、前記マッピング・防災管理演算手段40の出
力結果により模擬演算の補正を行い、出力あるいは再現
するシミュレート状態再現の機能を有している点で、図
4に同一符号を付したものとは異なっている。
【0042】次に動作について説明する。基本的な動作
は実施例3の場合と同様であり、この実施例では、防災
管理データベース39を設けて防災管理情報も記憶して
おき、マッピング・防災管理演算手段40によって、マ
ッピング情報28とともにこの防災管理情報41も併せ
て演算処理し、その補正計算の結果を模擬演算手段2に
対して送出するとともに、防災管理データベース39に
防災管理更新情報42の書き込みを行う。これによっ
て、模擬するプラントの災害発生時になすべきプラント
の操作を、よりリアルに模擬することが可能となる。
【0043】なお、上記各実施例では、発電プラントに
おける運転訓練を想定したものについて説明したが、一
般の運転訓練用にも適用可能であることは説明するまで
もない。
【0044】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、模擬するプラントの構成機器の諸元やその詳細
な特性情報を訓練用シミュレータ装置の演算処理に反映
させて外部に出力できるように構成したので、実際のも
のにより忠実なプラント状態が模擬でき、質の高い訓練
を行うことが可能となる効果がある。
【0045】また、請求項2に記載の発明によれば、設
備情報の更新情報を読み込んで編集し、新たな設備管理
情報の生成を行うように構成したので、模擬するプラン
トの設備仕様の変更に対する対応が容易なものとなる効
果がある。
【0046】また、請求項3に記載の発明によれば、模
擬するプラントの建屋情報や設備の配置情報を訓練用シ
ミュレータ装置の演算処理に反映させて外部に出力でき
るように構成したので、建屋内や敷地内の設備配置によ
る運転者への影響も明確に模擬できるようになり、質の
高い訓練を行うことが可能となる効果がある。
【0047】また、請求項4に記載の発明によれば、マ
ッピング情報の更新情報を読み込んで編集し、新たなマ
ッピング情報の生成を行うように構成したので、建屋内
や敷地内の設備配置の変更に対する対応が容易なものと
なる効果がある。
【0048】また、請求項5に記載の発明によれば、模
擬するプラントの構成機器の諸元やその詳細な特性情報
とともに、模擬するプラントの構成機器の経年変化情報
も訓練用シミュレータ装置の演算処理に反映させるよう
に構成したので、模擬するプラントの経年変化による推
移も模擬することが可能となる効果がある。
【0049】また、請求項6に記載の発明によれば、模
擬するプラントの建屋情報や設備の配置情報とともに、
建屋内や敷地内の防災設備情報も訓練用シミュレータ装
置の演算処理に反映させるように構成したので、災害発
生時におけるプラント操作をよりリアルに模擬すること
が可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による訓練用シミュレータ
装置を示すブロック図である。
【図2】上記実施例のハードウェア構成を示す構成図で
ある。
【図3】この発明の実施例2による訓練用シミュレータ
装置を示すブロック図である。
【図4】この発明の実施例3による訓練用シミュレータ
装置を示すブロック図である。
【図5】この発明の実施例4による訓練用シミュレータ
装置を示すブロック図である。
【図6】この発明の実施例5による訓練用シミュレータ
装置を示すブロック図である。
【図7】この発明の実施例6による訓練用シミュレータ
装置を示すブロック図である。
【図8】従来の訓練用シミュレータ装置を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 訓練用制御盤 2 模擬演算手段 3 インストラクタ用制御盤 8 設備管理情報記憶手段(設備管理データベース) 9 設備管理演算手段 19 更新情報 20 更新情報読込手段 21 設備管理情報生成手段 22 マッピング情報記憶手段(マッピング情報データ
ベース) 23 マッピング演算手段 24 画面制御手段 25 表示手段(CRTディスプレイ) 32 更新情報 33 更新情報読込手段 34 マッピング情報生成手段 35 経年変化情報記憶手段(経年変化管理データベー
ス) 36 設備管理・経年変化特性演算手段 39 防災管理情報記憶手段(防災管理データベース) 40 マッピング・防災管理演算手段

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作されたスイッチに対応して、模擬す
    るプラントに対する制御信号および状態信号を出力する
    訓練用制御盤と、前記制御信号および状態信号に基づい
    て模擬演算を行い、前記模擬するプラントの制御対象が
    動作した時の動作結果としてのシミュレート信号を発生
    し、それを前記訓練用制御盤に与えて表示させる模擬演
    算手段と、訓練の各状態を保存し、前記模擬演算手段に
    対して訓練状態設定信号を出力するインストラクタ用制
    御盤とを備えた訓練用シミュレータ装置において、前記
    模擬するプラントを構成している機器の諸元および詳細
    な特性情報を格納する設備管理情報記憶手段と、前記設
    備管理情報記憶手段からのデータの読み込み、当該デー
    タの更新、および補正計算を行う設備管理演算手段とを
    設け、前記模擬演算手段に、入力される模擬情報に基づ
    いて、前記設備管理演算手段の出力結果により前記模擬
    演算の補正を行う機能を持たせたことを特徴とする訓練
    用シミュレータ装置。
  2. 【請求項2】 前記設備情報の更新情報を読み込む更新
    情報読込手段と、読み込まれた前記更新情報を編集し
    て、新たな設備管理情報を生成する設備管理情報生成手
    段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の訓練用シ
    ミュレータ装置。
  3. 【請求項3】 操作されたスイッチに対応して、模擬す
    るプラントに対する制御信号および状態信号を出力する
    訓練用制御盤と、前記制御信号および状態信号に基づい
    て模擬演算を行い、前記模擬するプラントの制御対象が
    動作した時の動作結果としてのシミュレート信号を発生
    し、それを前記訓練用制御盤に与えて表示させる模擬演
    算手段と、訓練の各状態を保存し、前記模擬演算手段に
    対して訓練状態設定信号を出力するインストラクタ用制
    御盤とを備えた訓練用シミュレータ装置において、前記
    模擬するプラントの建屋情報および設備の配置情報を格
    納するマッピング情報記憶手段と、前記マッピング情報
    記憶手段からのデータの読み込み、当該データの更新、
    および補正計算を行うマッピング演算手段とを設け、前
    記模擬演算手段に、入力される模擬情報に基づいて、前
    記マッピング演算手段の出力結果により前記模擬演算の
    補正を行う機能を持たせるとともに、前記模擬演算手段
    による補正演算の結果を編集し、表示手段に出力する画
    面制御手段を設けたことを特徴とする訓練用シミュレー
    タ装置。
  4. 【請求項4】 前記マッピング情報の更新情報を読み込
    む更新情報読込手段と、読み込まれた前記更新情報を編
    集して、新たなマッピング情報を生成するマッピング情
    報生成手段を設けたことを特徴とする請求項3に記載の
    訓練用シミュレータ装置。
  5. 【請求項5】 操作されたスイッチに対応して、模擬す
    るプラントに対する制御信号および状態信号を出力する
    訓練用制御盤と、前記制御信号および状態信号に基づい
    て模擬演算を行い、前記模擬するプラントの制御対象が
    動作した時の動作結果としてのシミュレート信号を発生
    し、それを前記訓練用制御盤に与えて表示させる模擬演
    算手段と、訓練の各状態を保存し、前記模擬演算手段に
    対して訓練状態設定信号を出力するインストラクタ用制
    御盤とを備えた訓練用シミュレータ装置において、前記
    模擬するプラントを構成している機器の諸元および詳細
    な特性情報を格納する設備管理情報記憶手段と、前記機
    器の経年変化情報を格納する経年変化情報記憶手段と、
    前記設備管理情報記憶手段および経年変化情報記憶手段
    からのデータの読み込み、当該データの更新、および補
    正計算を行う設備特性・経年変化特性演算手段とを設
    け、前記模擬演算手段に、入力される模擬情報に基づい
    て、前記設備特性・経年変化特性演算手段の出力結果に
    より前記模擬演算の補正を行う機能を持たせたことを特
    徴とする訓練用シミュレータ装置。
  6. 【請求項6】 操作されたスイッチに対応して、模擬す
    るプラントに対する制御信号および状態信号を出力する
    訓練用制御盤と、前記制御信号および状態信号に基づい
    て模擬演算を行い、前記模擬するプラントの制御対象が
    動作した時の動作結果としてのシミュレート信号を発生
    し、それを前記訓練用制御盤に与えて表示させる模擬演
    算手段と、訓練の各状態を保存し、前記模擬演算手段に
    対して訓練状態設定信号を出力するインストラクタ用制
    御盤とを備えた訓練用シミュレータ装置において、前記
    模擬するプラントの建屋情報、および設備の配置情報を
    格納するマッピング情報記憶手段と、前記模擬するプラ
    ントの建屋内、および敷地内の防災設備情報を格納する
    防災管理情報記憶手段と、前記マッピング情報記憶手段
    および防災管理情報記憶手段からのデータの読み込み、
    当該データの更新、および補正計算を行うマッピング・
    防災管理演算手段とを設け、前記模擬演算手段に、入力
    される模擬情報に基づいて、前記マッピング・防災管理
    演算手段の出力結果により前記模擬演算の補正を行う機
    能を持たせるとともに、前記模擬演算手段による補正演
    算の結果を編集し、表示手段に出力する画面制御手段を
    設けたことを特徴とする訓練用シミュレータ装置。
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