JP2661893B2 - セメント混和用スラリー状シリカヒューム - Google Patents

セメント混和用スラリー状シリカヒューム

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JP2661893B2 JP2023296A JP2023296A JP2661893B2 JP 2661893 B2 JP2661893 B2 JP 2661893B2 JP 2023296 A JP2023296 A JP 2023296A JP 2023296 A JP2023296 A JP 2023296A JP 2661893 B2 JP2661893 B2 JP 2661893B2
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悦郎 坂井
啓一 小野
幸夫 柴山
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Denka Co Ltd
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Denki Kagaku Kogyo KK
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    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/91Use of waste materials as fillers for mortars or concrete

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  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、シリカヒュームの
輸送や取扱いを容易にすることが可能であるセメント混
和用スラリー状シリカヒュームに関する。 【0002】 【従来の技術とその課題】従来、シリカヒュームは、コ
ンクリートに配合すると、その硬化体の水密性が増加
し、耐久性が向上することにより、セメント混和用材料
として利用されている。しかしながら、シリカヒューム
は超微粉末であるため、大量輸送やセメントへの均一混
合が困難であるなどの課題があった。即ち、乾燥状態で
は、嵩比重が0.2 〜0.3 程度と著しく嵩高であり、大量
使用する場合には輸送や取扱いが難しく、使用できたと
しても、そのコストが著しく増大するという課題があっ
た。そして、作業時に粉塵が多く発生するため、作業環
境上好ましくなく、また、凝集しやすく、分散性が悪く
均一混合が困難であるという課題があった。 【0003】本発明者は前記課題を解消すべく種々検討
を加え、ポリカルボン酸塩を使用してシリカヒュームの
スラリーを作ることによって、シリカヒュームの輸送や
取扱いが著しく容易にできるという知見を得て、本発明
を完成するに至った。 【0004】 【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、シリカ
ヒューム、ポリカルボン酸塩、及び水を主成分とするセ
メント混和用スラリー状シリカヒュームである。 【0005】以下、本発明についてさらに詳しく説明す
る。 【0006】本発明で使用するシリカヒューム(以下S
Fという)とは、シリカ質を主成分とする超微粉末であ
って、例えば、シリコン、含シリコン合金、及びジルコ
ニア等を製造する際に副生するもので、平均粒径が0.1
μm程度の粒子である。 【0007】本発明で使用するポリカルボン酸塩(以下
PCという)は、セメント減水剤としても使用されるも
ので、スラリー状シリカヒューム(以下SFスラリーと
いう)に使用すると、その粘度を非常に低くすることが
可能であり、SFの取扱いを容易にするものである。具
体的には、鎖状又は環状のオレフィンとエチレン性不飽
和ジカルボン酸との共重合体の水溶性塩を主成分とする
もの(特開昭51− 10834号公報参照)や、共重合体組成
としてスチレンなどを含むもので、その塩としては、ナ
トリウムやカリウムなどのアルカリ金属塩、マグネシウ
ムやカルシウムなどのアルカリ土類金属塩などがあり、
減水性の面からはナトリウム塩の使用が好ましいが、近
年、アルカリ−シリカ反応によるコンクリートの劣化が
指摘されていることから、カルシウム塩の使用が好まし
い。 【0008】セメント減水剤には、PC以外に、ナフタ
レンスルホン酸塩ホルマリン縮合物系(以下NSとい
う)やメラミンスルホン酸塩ホルマリン縮合物系(以下
MSという)などがあるが、これらを使用すると、PC
の代わりに使用しても、また、PCと併用しても、SF
スラリーの粘度を低下させることができず、水量の増加
や輸送装置の特殊な配慮などが必要となる。この理由は
定かではないが、NSやMSなどのSFへの吸着量が少
ないのに対し、PCのSFへの吸着量は多く、しかも、
凝集性と分散性を合わせ持つため、その大きさは現在の
ところ明らかではないが、多くの粒子が集合したいわゆ
る団粒を形成し、それが分散することによって、SFス
ラリーの粘度を低下させるものと思われる。なお、PC
以外のセメント減水剤として、高分子リグニンスルホン
酸塩(以下HLSという)もあるが、HLSはPCと併
用することが可能である。 【0009】PCの使用量は、SF100 重量部に対し
て、0.1 〜1.0 重量部が好ましい。0.1 重量部未満では
SFスラリーの粘度が増加する場合があり、1.0 重量部
を越えると添加量を増加しても粘度が減少せず、むしろ
増加する場合がある。 【0010】本発明において、水の使用量は、要求され
ているSFスラリーの粘度により大きく異なるが、輸送
に関する経済性をも考慮すると、SF100 重量に対し
て、50〜150重量部が好ましい。50重量部未満では、粘
度が高くなり取扱いが困難になる場合があり、150重量
部を越えるとSFの材料分離に対する抵抗性が少なくな
る場合がある。 【0011】SF、PC、及び水の混合方法は、SFや
PCが均一に分散できるような方法であれば特に限定さ
れるものではなく、例えば、ハンドミキサーによっても
充分混合可能である。また、最近開発された光洋機械産
業株式会社製のセメントペーストミキサーを使用するこ
とは混合に優れた効果を発揮する。SF、PC、及び水
の混合順序は、SFやPCが均一に分散できれば特に限
定されるものではない。 【0012】本発明のSFスラリーの混合量は、セメン
ト100 重量部に対して、5〜30重量部が好ましく、10〜
20重量部がより好ましい。5重量部未満ではSFの添加
効果が得にくい場合があり、30重量部を越えると流動性
が悪化する場合がある。 【0013】さらに、本発明では、SFやPCの他に、
通常、セメント分野で使用されるAE剤等の化学混和剤
を併用することも可能である。また、連行空気量が多い
場合は、ポリエーテル系やシリコン系などの消泡剤の併
用も可能である。 【0014】 【実施例】以下、実施例に基づいて本発明をさらに説明
する。 【0015】実施例1 SF/水比を1とし、光洋機械産業株式会社製のセメン
トペーストミキサーに水とともに、SF100 重量部に対
して、固形分換算で表1に示す量のPC又はPCとHL
Sを投入して混合後、徐々にSFを添加し、1分間混合
してSFスラリーを作製した。20℃恒温室で、B型粘度
計を用いて作製したSFスラリーの粘度を測定した。結
果を表1に併記する。なお、比較のために他のセメント
減水剤を使用して同様に行った。結果を表1に併記す
る。 【0016】<使用材料> SF :日本重化社製シリカヒューム、フェロシリコ
ン副生品、平均粒径0.1μm、比重2.3 PC :日本ゼオン社製ポリカルボン酸系セメント減
水剤、商品名「 ワーク500」 HLS :ボルガード社製高分子リグニンスルホン酸塩
系セメント減水剤、商品名「 ウルトラジン」 NS :第一工業製薬社製β−ナフタレンスルホン酸
ホルマリン縮合物系セメント減水剤、商品名「 セルフロ
ー110P」 MS :SKW社製メラミンスルホン酸ホルマリン縮
合物系セメント減水剤、商品名「 メルメント」 【0017】 【表1】【0018】実施例2 SF/水比を2とし、PCとNSの使用量を、SF100
重量部に対して、固形分換算で0.5 重量部としたこと以
外は実施例1と同様に行い、紫外吸収スペクトル法によ
り、PCとNSのSFへの吸着量を測定した。結果を表
2に示す。 【0019】 【表2】 【0020】 【発明の効果】本発明のセメント混和用スラリー状シリ
カヒュームを使用することによって、SFの輸送や取扱
いが簡単となり、特に、生コンプラント等においてコン
クリートを製造する場合、SFの貯蔵面積等を減少する
ことができ、経済的に有利である。また、スラリーであ
るため、粉塵発生の問題がなく、コンクリート製造時に
均一混合することが容易である。さらに、セメント減水
剤以外の他の化学混和剤を併用する場合も、混合が容易
であり、プラント内での添加システムを簡略化すること
が可能である。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.シリカヒューム、ポリカルボン酸塩、及び水を主成
    分とするセメント混和用スラリー状シリカヒューム。
JP2023296A 1996-02-06 1996-02-06 セメント混和用スラリー状シリカヒューム Expired - Fee Related JP2661893B2 (ja)

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JP59239005A Division JPS61117143A (ja) 1984-11-13 1984-11-13 セメント混和用スラリ−状シリカヒユ−ム

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