JP2661721B2 - 弁体のシールゴム取付構造 - Google Patents
弁体のシールゴム取付構造Info
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- JP2661721B2 JP2661721B2 JP24845888A JP24845888A JP2661721B2 JP 2661721 B2 JP2661721 B2 JP 2661721B2 JP 24845888 A JP24845888 A JP 24845888A JP 24845888 A JP24845888 A JP 24845888A JP 2661721 B2 JP2661721 B2 JP 2661721B2
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- Japan
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- seal rubber
- valve body
- mounting structure
- valve
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は弁体のシールゴム取付構造に関する。
従来,バタフライ弁などの弁体には、第4図に示すよ
うに弁を締めきった際、水密性を確保するため、弁体A
の外周端縁Bに、蟻溝状の条溝Cを設け、この条溝Cに
シールゴムDを嵌着させ、シールゴムDの外周と弁箱E
内面とに圧縮介挿させることが有る。
うに弁を締めきった際、水密性を確保するため、弁体A
の外周端縁Bに、蟻溝状の条溝Cを設け、この条溝Cに
シールゴムDを嵌着させ、シールゴムDの外周と弁箱E
内面とに圧縮介挿させることが有る。
上記シールゴムDは、第5図に示すように弁体Aの外
周に合致したリング状とされ、その弾性を利用して弁体
Aに弾撥的に嵌め込まれる。
周に合致したリング状とされ、その弾性を利用して弁体
Aに弾撥的に嵌め込まれる。
ところで、上記シールゴムDは、蟻溝状条溝Cへの嵌
合及び、シールゴムD自身の円周方向の伸縮力とにより
弁体Aに固定されるが、大型の弁体Aとなった場合、弁
体Aの外周長も長くなるのでシールゴムD単位長さ当た
りの伸縮力が小さくなり、この結果、弁体Aを閉鎖する
際、弁箱E内面との接触摩擦による周方向圧縮力によっ
て第6図に示すようにシールゴムDの弁箱E内面と一番
最後に接触する部分Pへ次第にしわ寄せ変形され、点線
で示すように長期使用のうちに、このP部分のみが突き
出る状態となって全閉トルクが次第に大きくなる問題が
生じる。
合及び、シールゴムD自身の円周方向の伸縮力とにより
弁体Aに固定されるが、大型の弁体Aとなった場合、弁
体Aの外周長も長くなるのでシールゴムD単位長さ当た
りの伸縮力が小さくなり、この結果、弁体Aを閉鎖する
際、弁箱E内面との接触摩擦による周方向圧縮力によっ
て第6図に示すようにシールゴムDの弁箱E内面と一番
最後に接触する部分Pへ次第にしわ寄せ変形され、点線
で示すように長期使用のうちに、このP部分のみが突き
出る状態となって全閉トルクが次第に大きくなる問題が
生じる。
この発明は上記欠点に鑑み、弁体が大型化しても、締
切り時の接触摩擦に起因するシールゴムのしわ寄せ変形
を有効に防止できる弁体のシールゴム取付構造を得るこ
とを目的としてなされたものである。
切り時の接触摩擦に起因するシールゴムのしわ寄せ変形
を有効に防止できる弁体のシールゴム取付構造を得るこ
とを目的としてなされたものである。
即ち、この発明の弁体のシールゴム取付構造は弁体の
外周端縁と、弁箱内面との間に圧縮介挿されるシールゴ
ムが、前記弁体の外周端縁に形成した径方向深さを有し
た蟻溝状条溝に嵌合され、該蟻溝状条溝内には周方向に
断続する凹凸面が形成され、前記シールゴムは該凹凸面
に嵌合されて装着されて成ることを特徴とするものであ
る。
外周端縁と、弁箱内面との間に圧縮介挿されるシールゴ
ムが、前記弁体の外周端縁に形成した径方向深さを有し
た蟻溝状条溝に嵌合され、該蟻溝状条溝内には周方向に
断続する凹凸面が形成され、前記シールゴムは該凹凸面
に嵌合されて装着されて成ることを特徴とするものであ
る。
次にこの発明の実施例を説明する。
第1図(イ)はこの発明の実施例の要部縦断面図、第
1図(ロ)は第1図(イ)の(ロ)−(ロ)線断面図、
第2図(イ)は、他の実施例の要部縦断面図、第2図
(ロ)は第2図(イ)の(ロ)−(ロ)線断面図、第3
図は、第2図(イ),(ロ)の実施例に使用されるシー
ルゴムの側面図を示す。
1図(ロ)は第1図(イ)の(ロ)−(ロ)線断面図、
第2図(イ)は、他の実施例の要部縦断面図、第2図
(ロ)は第2図(イ)の(ロ)−(ロ)線断面図、第3
図は、第2図(イ),(ロ)の実施例に使用されるシー
ルゴムの側面図を示す。
この発明の弁体のシールゴム取付構造は、弁体1の外
周端縁1Aと弁箱2内面との圧縮介挿されるシールゴム3
が弁体1の外周端縁1Aに形成した径方向(矢印X)深さ
を有した蟻溝状条溝4に嵌合され、この蟻溝状条溝4内
には周方向に断続する凹凸面5A,5Bが形成され、シール
ゴム3がこの凹凸面5A,5Bに嵌合して装着されている。
周端縁1Aと弁箱2内面との圧縮介挿されるシールゴム3
が弁体1の外周端縁1Aに形成した径方向(矢印X)深さ
を有した蟻溝状条溝4に嵌合され、この蟻溝状条溝4内
には周方向に断続する凹凸面5A,5Bが形成され、シール
ゴム3がこの凹凸面5A,5Bに嵌合して装着されている。
なお、第3図において3A,3Bは上記弁体1の凹凸面5A,
5Bに嵌合するシールゴム3側面に形成した凹凸を示す。
5Bに嵌合するシールゴム3側面に形成した凹凸を示す。
この凹凸面5A,5Bは第1図(イ),(ロ)に示すよう
に蟻溝状条溝内底面4Aに設ける他、第2図(イ),
(ロ)及び第3図に示すように蟻溝状条溝側面4B,4Bに
設けても良く、さらには図示を省略するが、内底面4A及
び側面4B,4Bの両者に共に設けても良い。
に蟻溝状条溝内底面4Aに設ける他、第2図(イ),
(ロ)及び第3図に示すように蟻溝状条溝側面4B,4Bに
設けても良く、さらには図示を省略するが、内底面4A及
び側面4B,4Bの両者に共に設けても良い。
上記シールゴムの取付構造は、主として大型弁に適用
されるが、これに限らず小型の弁であっても適宜可能で
ある。
されるが、これに限らず小型の弁であっても適宜可能で
ある。
この発明の弁体のシールゴム取付構造によれば、シー
ルゴム3は弁体1の径方向外周方向へは蟻溝状条溝4と
の係合により突出が防止されると共に、弁体1の締切り
時、弁箱内面との接触による周方向摩擦力に起因するし
わ寄せ変形は、断続凹凸面5A,5Bにより防止される。
ルゴム3は弁体1の径方向外周方向へは蟻溝状条溝4と
の係合により突出が防止されると共に、弁体1の締切り
時、弁箱内面との接触による周方向摩擦力に起因するし
わ寄せ変形は、断続凹凸面5A,5Bにより防止される。
この発明は、以上説明したように、シールゴムは弁体
に対し、径方向、並びに周方向に対してもしっかりと保
持されるので、弁締切り時に発生するシールゴムのしわ
寄せ変形が有効に防止され、長期にわたって全閉トルク
の上昇をさせることなく、安定した締切り性を保つので
ある。
に対し、径方向、並びに周方向に対してもしっかりと保
持されるので、弁締切り時に発生するシールゴムのしわ
寄せ変形が有効に防止され、長期にわたって全閉トルク
の上昇をさせることなく、安定した締切り性を保つので
ある。
第1図(イ)はこの発明の実施例の要部縦断面図、第1
図(ロ)は第1図(イ)の(ロ)−(ロ)線断面図、第
2図(イ)は、他の実施例の要部縦断面図、第2図
(ロ)は第2図(イ)の(ロ)−(ロ)線断面図、第3
図は、第2図(イ),(ロ)の実施例に使用されるシー
ルゴムの側面図、第4図は従来例の要部断面図、第5図
は同分解斜視図、第6図は従来例の説明図である。
図(ロ)は第1図(イ)の(ロ)−(ロ)線断面図、第
2図(イ)は、他の実施例の要部縦断面図、第2図
(ロ)は第2図(イ)の(ロ)−(ロ)線断面図、第3
図は、第2図(イ),(ロ)の実施例に使用されるシー
ルゴムの側面図、第4図は従来例の要部断面図、第5図
は同分解斜視図、第6図は従来例の説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】弁体の外周端縁と、弁箱内面との間に圧縮
介挿されるシールゴムが、前記弁体の外周端縁に形成し
た径方向深さを有した蟻溝状条溝に嵌合され、該蟻溝状
条溝内には周方向に断続する凹凸面が形成され、前記シ
ールゴムは該凹凸面に嵌合されて装着されて成ることを
特徴とする弁体のシールゴム取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24845888A JP2661721B2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 弁体のシールゴム取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24845888A JP2661721B2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 弁体のシールゴム取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0297775A JPH0297775A (ja) | 1990-04-10 |
JP2661721B2 true JP2661721B2 (ja) | 1997-10-08 |
Family
ID=17178436
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24845888A Expired - Fee Related JP2661721B2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 弁体のシールゴム取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2661721B2 (ja) |
-
1988
- 1988-09-30 JP JP24845888A patent/JP2661721B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0297775A (ja) | 1990-04-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |