JPS6326597Y2 - - Google Patents

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JPS6326597Y2
JPS6326597Y2 JP1982061453U JP6145382U JPS6326597Y2 JP S6326597 Y2 JPS6326597 Y2 JP S6326597Y2 JP 1982061453 U JP1982061453 U JP 1982061453U JP 6145382 U JP6145382 U JP 6145382U JP S6326597 Y2 JPS6326597 Y2 JP S6326597Y2
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JP
Japan
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lip
annular body
mounting member
packing
spring ring
Prior art date
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JP1982061453U
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JPS58163757U (ja
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Priority to JP6145382U priority Critical patent/JPS58163757U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は軸方向に取付位置が自在なパツキンの
技術分野に属する。更に詳しくは、パツキンの軸
方向に於ける取付を自在にして、パツキンの密封
力を加減できる有用なパツキンに関する。
本考案に関する先行技術としては第1図に示す
ものが存在する。
第1図は自動車等に用いられるランプ13のソ
ケツト50に於ける取付部を密封するパツキン
で、ゴム状弾性材製の角リング状をしたパツキン
52である。この種のパツキンは、ソケツト50
のランプ13側に段部53を設け、この段部53
にパツキン52を嵌合し、このパツキン52を取
付板54と段部の径方向面55との間で圧着し
て、ランプ13側に水等が侵入するのを阻止する
ものである。しかし、このパツキン52を装着す
るにはソケツト50に段部53を設けなければな
らなので、ソケツトの製作に於てパツキン52の
厚さを考慮に入れなければならない。それ故パツ
キン52の厚さが異なると使用することができ
ず、更にパツキン52の製作に於ける厚さのばら
つきによつても密封性に問題が生ずる。又、取付
板54とソケツト50との間に締付けられたパツ
キン52は長期間のうちに塑性変形すると、ソケ
ツト50の締付調整が不可能であるから密封性に
問題が生ずる。従つて、ランプ13側に水分等が
浸入し、ソケツト50やランプ13に種々の問題
点を誘発していた。
本考案の目的は、上述の従来技術であるパツキ
ンにおける問題点に鑑みなされたものであつて、
パツキンの取付位置を自在に設定して最適な密封
機能が得られるようになしたパツキンを得ること
にある。
本考案は、上記した目的を達成するために、以
下のように構成されている。すなわち、 ゴム状弾性材製の内周面を有する環状体の端部
から略軸方向へ一体的に伸びた環状のリツプと、
前記リツプの付根側から内方へ収斂して伸びて形
成される内周部の内径が前記内周面の内径とほぼ
同等か僅かに大きく形成されて前記内周部側に略
径方向を成す複数個の凹部を形成して前記内周部
が前記環状体に埋設された板ばねリングとを有
し、前記内周面が取付部材の外周面に嵌着されて
前記リツプを前記取付部材と略直角を成す相手部
材の対応面に密封接触されるように取付られるも
のである。上述のように構成された本考案は以下
のような効果を奏する。
パツキンを取付部材に圧入嵌合してリツプを
相手部材に密接すると、リツプの付根側により
板ばねリングの外周側は押圧されるから、板ば
ねリングの内周部は取付部材に、更に食込むよ
うに嵌着する。その結果、板ばねリングの弾性
によりパツキンはリツプが相手部材に効果的に
密封接触すると共に、内周面が取付部材に強く
嵌着して密封接触する。従つて、密封性に優れ
たパツキンを得ることができる。
パツキンの内周面は取付部材の軸方向に於て
任意自在に取付けられるから、リツプが塑性変
形して密封性が低下した場合には、パツキンを
相手部材側に移動させて、リツプの相手部材と
の密封接触を最適に修正することが可能であ
り、耐久性ある密封効果を有する。
板ばねリングは内周部に凹部が設けられてい
るから、取付部材の径寸法に多少のばらつきが
あつても、確実に嵌着する効果を有すると共
に、凹部を介して通る環状体の一部により板ば
ねリングと環状体の接着が確実となる。又取付
部材には段部などを設ける必要がないから、取
付部材側の製作を極めて容易にする効果があ
る。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第2図は本考案のパツキンの断面図であり、第
3図は第2図の平面図である。ゴム状弾性材より
成る環状体1の軸方向一端には略軸方向に伸びる
リツプ2が一体に設けられている。又、環状体1
には取付部材と嵌合する内周面3を有する。
更に、環状体1には金属材製の板ばねリング5
が一体に結合されている。この板ばねリング5は
内周部4を有し、内周部4が環状体1の内周面3
側に配設されて外周側が環状体1を通りリツプの
付根側に至る発散(略截頭円錐形状)するような
形状に形成されている。そして、この板ばねリン
グ5の内周部4の内径は環状体1の内周面3の内
径とほぼ同径に形成されている。この内周部4の
内径は環状体1の内周面の内径よりやや大きくし
て環状体1側のゴムが内周部4の内径に付着して
環状体1の内径に形成されるようにしても良好で
ある。又、板ばねリング5の内周部4側には径方
向への凹部6が複数個設けられている。この凹部
6はエンドミル加工されているが、スリツト加工
にしても良い。
第4図は取付部材7に本考案のパツキンを取付
けたものである。取付部材7はソケツト14の本
体で、パツキンはコード8側から挿入し取付部材
7の周面に圧入嵌合する。そして、ソケツト14
のランプ13側を反射板10の相手部材12に設
けられた第5図に示す装着孔15に挿入し、ソケ
ツト14を90゜回転して反射板10側の相手部材
12にソケツト14を取付ける。この取付けはソ
ケツト14の取付部材7側にある止部11とパツ
キンとにより相手部材12を両側から圧着すると
共に、相手部材12の装着孔15と取付部材7と
を嵌着するのである。従つて、パツキンのリツプ
2は弾性的に相手部材12と密封接触する。
更に、パツキンのリツプ2が押圧されるので、
リツプ2の付根にある板ばねリング5の外周側を
押圧することになるから、板ばねリング5はリン
グ板状に変形しようとして、内周部4がソケツト
の取付部材7に食込むようになる。特に、板ばね
リング5の内周部4に凹部6が設けられて、環状
体1の内周面3がソケツト14の取付部材7の外
周面に圧入嵌合しているから、板ばねリング5の
内周部4を取付部材7に確実に食込むように嵌着
させる効果がある。その結果、リツプ2と相手部
材12とを最適に密封接触させることが可能にな
ると共に、リツプ2が長期使用中に塑性変形して
密封性が低下するようなことがあつても、パツキ
ンを取付部材7のランプ13側へ移設させること
により、最適な密封接触に修正することができ
る。又、ソケツト14の取付部材7に従来のよう
な段部53などがなくともパツキンを取付けるこ
とが可能であるから、取付部材7の加工を容易に
して製作コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のパツキンの取付状態の断面図、
第2図は本考案のパツキンの断面図、第3図は第
2図のパツキンの平面図、第4図は本考案のパツ
キンを装着した状態の断面図、第5図は相手部材
の装着孔のA−A矢視の平面図である。 1……環状体、2……リツプ、3……内周面、
4……内周部、5……板ばねリング、6……凹
部、7……取付部材、8……コード、10……反
射板、11……止部、12……相手部材、13…
…ランプ、14……ソケツト、15……装着孔、
50……ソケツト、52……パツキン、53……
段部、54……取付板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ゴム状弾性材製の内周面3を有する環状体1の
    端部から略軸方向へ一体的に伸びた環状のリツプ
    2と、前記リツプ2の付根側から内方へ収斂して
    伸びた内周部4の内径が前記内周面3の内径とほ
    ぼ同等か僅かに大きく形成されて前記内周部4側
    に略径方向を成す複数個の凹部6を形成して前記
    内周部4が前記環状体1に埋設された板ばねリン
    グ5とを有し、前記内周面3が取付部材7の外周
    面に嵌着されて前記リツプ2を前記取付部材7と
    略直角を成す相手部材12の対応面に密封接触さ
    れるパツキン。
JP6145382U 1982-04-27 1982-04-27 パツキン Granted JPS58163757U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6145382U JPS58163757U (ja) 1982-04-27 1982-04-27 パツキン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6145382U JPS58163757U (ja) 1982-04-27 1982-04-27 パツキン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58163757U JPS58163757U (ja) 1983-10-31
JPS6326597Y2 true JPS6326597Y2 (ja) 1988-07-19

Family

ID=30071651

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6145382U Granted JPS58163757U (ja) 1982-04-27 1982-04-27 パツキン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58163757U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6040898Y2 (ja) * 1980-02-09 1985-12-11 内山工業株式会社 シ−ルワツシヤ−

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58163757U (ja) 1983-10-31

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