JPH08145038A - シールワッシャ付きのナット - Google Patents

シールワッシャ付きのナット

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Publication number
JPH08145038A
JPH08145038A JP31406094A JP31406094A JPH08145038A JP H08145038 A JPH08145038 A JP H08145038A JP 31406094 A JP31406094 A JP 31406094A JP 31406094 A JP31406094 A JP 31406094A JP H08145038 A JPH08145038 A JP H08145038A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal washer
nut
seal
cap nut
washer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31406094A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuzo Inoue
康蔵 井上
Susumu Sakuma
晋 佐久間
Katsuto Kitamura
勝人 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koizumi Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Koizumi Sangyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koizumi Sangyo Co Ltd filed Critical Koizumi Sangyo Co Ltd
Priority to JP31406094A priority Critical patent/JPH08145038A/ja
Publication of JPH08145038A publication Critical patent/JPH08145038A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構造】シールワッシャ2を、合成樹脂又は合成ゴムに
て一体成形した。上記シールワッシャ2の外周側に、弾
性変形可能な環状のシール部21を形成し、袋ナット1
を雄ねじBにねじ込んで締め付けた状態で、上記シール
部21を被シール面Aに密接させてシールするようにし
た。 【効果】シールワッシャ2を合成樹脂又は合成ゴムにて
一体成形したので、部品点数が少なくて済むとともに製
造も容易となる。このため、製造コストを安くすること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シールワッシャ付き
のナットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりシールワッシャ付きのナットと
して、袋ナットの座面に短筒状のボス部を突設し、この
ボス部の外周に環状のシールワッシャを取付けたものが
提供されている(例えば特公平3−18048号公報参
照)。上記袋ナットのボス部に取付けられるシールワッ
シャは、一般に金属からなる円錐台形状の皿ワッシャの
内面に、ゴム等の弾性部材を貼り付けたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のシールワッ
シャ付きのナットによれば、シールワッシャが、金属製
の皿ワッシャと弾性部材の2つの部品を必要とするとと
もに、これらを接着剤によって一体化する工数が必要で
あるので、製造コストが高くつくという問題があった。
また、上記シールワッシャを、袋ナットのボス部の外周
に嵌合しただけのものについては、上記ボス部とシール
ワッシャとの隙間を通して水分が浸入し易いという問題
があった。
【0004】この発明は上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、部品点数が少なく製造が容易で、製造コスト
を安くすることができるシールワッシャ付きのナットを
提供することを目的とする。また、この発明は袋ナット
のボス部とシールワッシャとの隙間を通して水分が浸入
し難いシールワッシャ付きのナットを提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1に係るシールワッシャ付きのナットは、袋ナ
ットの座面に短筒状のボス部を突設し、このボス部の外
周に環状のシールワッシャを取付けたシールワッシャ付
きのナットにおいて、上記シールワッシャを合成樹脂又
は合成ゴムにて一体成形しているとともに、当該シール
ワッシャの外周側に、袋ナットを雄ねじにねじ込んで締
め付けた状態で被シール面に密接される弾性変形可能な
環状のシール部が形成されていることを特徴とするもの
である。また、請求項2に係るシールワッシャ付きのナ
ットは、上記袋ナットのボス部の外周に複数条の凹溝が
形成され、シールワッシャの内周に形成された複数条の
突条が、上記ボス部の各凹溝に嵌合されていることを特
徴とするものである。
【0006】
【作用】この発明のシールワッシャ付きのナットによれ
ば、袋ナットを雄ねじにねじ込んで締め付けることによ
り、環状のシール部を弾性変形させて被シール面に密接
させることができる。ここに、上記シールワッシャが合
成樹脂又は合成ゴムにて一体成形されたものであるの
で、その部品点数が一つで済むとともに、従来要してい
た弾性部材を金属製の皿ワッシャに貼り付ける工数が不
要となる。また、請求項2に係るシールワッシャ付きの
ナットによれば、上記袋ナットのボス部の外周に形成さ
れた複数条の凹溝に対して、シールワッシャの内周に形
成された複数条の突条が嵌合されているので、上記ボス
部とシールワッシャとの隙間を通して水分が浸入するの
を防止することができる。
【0007】
【実施例】以下この発明の実施例について、添付図面を
参照しながら詳述する。図2はこの発明のシールワッシ
ャ付きのナットの一実施例を示す一部欠截正面図であ
る。このシールワッシャ付きのナットは、袋ナット1の
座面11に短筒状のボス部12を突設し、このボス部1
2の外周に、環状のシールワッシャ2を回転自在に取付
けたものである。
【0008】上記袋ナット1は、金属又は合成樹脂から
なるキャップ状のものであり、その外周面にローレット
加工が施されているとともに、内周に雌ねじ13が形成
されている。上記ボス部12は袋ナット1の本体と一体
に形成されているものであり、その外周には、環状の凹
溝14が複数条形成されている。
【0009】上記シールワッシャ2は、ナイロンその他
の合成樹脂によって一体成形されているものであり、こ
れら合成樹脂に必要に応じて熱処理を施して、耐候性を
付与している。このシールワッシャ2の中心側は、厚肉
の平板状に形成されており、その外周側には、袋ナット
1の座面11と反対側に突出する環状のシール部21が
形成されている。このシール部21は、中心側よりも薄
肉に形成されており、袋ナット1を雄ねじB(図2参
照)にねじ込んで締め付けた際に、弾性変形して被シー
ル面Aに密接できるようになっている。また、上記シー
ルワッシャ2の内周には、環状の突条22が複数条形成
されており、各突条22は袋ナット1のボス部12に形
成された複数条の凹溝14に嵌合されている。
【0010】以上の構成であれば、袋ナット1を雄ねじ
Bにねじ込んで締め付けることにより、シールワッシャ
2のシール部21を被シール面Aに密接させてシールす
ることができる(図2参照)。また、上記シールワッシ
ャ2は、その内周の複数条の突条22が、袋ナット1の
ボス部12の複数条の凹溝14に嵌合されているので、
上記ボス部12とシールワッシャ2との隙間を通して水
分が被シール面A側に浸入するのを効果的に防止するこ
とができる。
【0011】また、上記シールワッシャ2が、合成樹脂
にて一体成形されたものであるので、金属製の皿ワッシ
ャにゴム等の弾性部材を貼り付けた従来品に比べて、部
品点数が少なくて済むとともに、上記皿ワッシャに弾性
部材を貼り付ける工数も不要であるので、その製造コス
トを安くすることができる。なお、この発明のシールワ
ッシャ付きのナットは、上記実施例に限定されるもので
なく、例えば上記シール部21を、シールワッシャ2の
外周側の途中部に形成すること(図3参照)、シールワ
ッシャ2を合成ゴムにて一体成形すること等、種々の設
計変更を施すことができる。
【0012】
【発明の効果】以上のように、この発明のシールワッシ
ャ付きのナットによれば、良好なシール性を確保しつ
つ、シールワッシャを合成樹脂又は合成ゴムにて一体成
形することができるので、部品点数を削減することがで
きるとともに、その製造の容易化を図ることができる。
このため、製造コストを安くすることができるという特
有の効果を奏する。また、請求項2に係るシールワッシ
ャ付きのナットによれば、シールワッシャ内周の複数条
の突条が、袋ナットのボス部外周の複数条の凹溝に嵌合
されているので、上記ボス部とシールワッシャとの隙間
を通して水分が浸入するのを効果的に防止することがで
きるという特有の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るシールワッシャ付き
ナットの使用状態を示す一部欠截正面図である。
【図2】上記シールワッシャ付きナットの一部欠截正面
図である。
【図3】他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 袋ナット 11 座面 12 ボス部 14 凹溝 2 シールワッシャ 21 シール部 22 突条 A 被シール面 B 雄ねじ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】袋ナットの座面に短筒状のボス部を突設
    し、このボス部の外周に環状のシールワッシャを取付け
    たシールワッシャ付きのナットにおいて、 上記シールワッシャを合成樹脂又は合成ゴムにて一体成
    形しているとともに、当該シールワッシャの外周側に、
    袋ナットを雄ねじにねじ込んで締め付けた状態で被シー
    ル面に密接される弾性変形可能な環状のシール部が形成
    されていることを特徴とするシールワッシャ付きのナッ
    ト。
  2. 【請求項2】上記袋ナットのボス部の外周に複数条の凹
    溝が形成され、シールワッシャの内周に形成された複数
    条の突条が、上記ボス部の各凹溝に嵌合されている請求
    項1記載のシールワッシャ付きのナット。
JP31406094A 1994-11-24 1994-11-24 シールワッシャ付きのナット Pending JPH08145038A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31406094A JPH08145038A (ja) 1994-11-24 1994-11-24 シールワッシャ付きのナット

Applications Claiming Priority (1)

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JP31406094A JPH08145038A (ja) 1994-11-24 1994-11-24 シールワッシャ付きのナット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08145038A true JPH08145038A (ja) 1996-06-04

Family

ID=18048748

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31406094A Pending JPH08145038A (ja) 1994-11-24 1994-11-24 シールワッシャ付きのナット

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JP (1) JPH08145038A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010238397A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Panasonic Electric Works Co Ltd 照明器具
JP2014521042A (ja) * 2011-07-20 2014-08-25 ツェットエフ、レンクジステメ、ゲゼルシャフト、ミット、ベシュレンクテル、ハフツング ユニットの位置固定のための装置
US10415621B2 (en) 2015-12-02 2019-09-17 Sandvik Mining And Construction Oy Blind nut, fastening arrangement and method of fastening

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040706

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02