JPH0352562Y2 - - Google Patents

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JPH0352562Y2
JPH0352562Y2 JP1984121199U JP12119984U JPH0352562Y2 JP H0352562 Y2 JPH0352562 Y2 JP H0352562Y2 JP 1984121199 U JP1984121199 U JP 1984121199U JP 12119984 U JP12119984 U JP 12119984U JP H0352562 Y2 JPH0352562 Y2 JP H0352562Y2
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JP
Japan
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valve
spud
nut
stem
valve stem
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JP1984121199U
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English (en)
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JPS6135009U (ja
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Priority to JP12119984U priority Critical patent/JPS6135009U/ja
Publication of JPS6135009U publication Critical patent/JPS6135009U/ja
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Publication of JPH0352562Y2 publication Critical patent/JPH0352562Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車用タイヤに用いられるステムの
回転自在なタイヤバルブの改良に関するものであ
る。
従来、バルブステムをゴムベース部とステムに
二分割し、所定の角度に折り曲げられたステムの
取付部を360°回転できるようにしたタイヤバルブ
は特開昭55−159371号に開示されている。
これは第5図に示すようにバルブスパツド1に
バルブステム2を挿入後、ナツト3により固定す
るようにしたものであるが、この場合バルブステ
ム2を回転自在とするためにナツトの下端31が
バルブスパツドの座11に当たつた状態において
バルブステム2の肩部21とバルブスパツドの上
端12との間にわずかな間隙を持つように設計さ
れている。しかしながら、気密を保ちつつわずか
な間隙を保つためには、バルブスパツドの座11
から上端12までの長さAと、ナツトの下端31
から上部肩32までの長さBと、ステムの肩部2
1の長さCの3つの寸法を厳重に管理する必要が
あり、特に部品の互換性を考えると、その寸法交
差はきわめて小さいものとする必要があつた。
本考案はこの点について、種々の検討を行つた
もので、ばね体をナツトとバルブスパツドの間に
設けることにより、上記3つの部品の寸法精度を
きわめてゆるいものにし、部品の生産性の向上と
コストの低減を実現できるようにしたものであ
る。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第2図は本考案の1実施例の縦断面図で、1は
バルブスパツド、2はバルブステム、3はナツ
ト、4,5はパツキンリング、6はばね体であ
る。
第1図は第2図の詳細図で、中心部に設けた貫
通孔13の上端内周縁をテーパ面14に形成し、
外周部には上から順におねじ15と座11を設け
たバルブスパツド1の該貫通孔13内に、空気導
通孔22を中心に有し、外周部上方に上記バルブ
スパツドの貫通孔13より大なる径の肩部21を
有するバルブステム2の胴部23を回転可能に挿
入し、該バルブスパツド1のおねじ15にナツト
3を締め込み、バルブステム2の肩部21がバル
ブスパツド1の上端16に接した後、ナツト3を
小角度だけ戻してバルブステム2の肩部21とバ
ルブスパツド1の上端16との間に小間隙をもた
せて上記バルブステム2の胴部が360°回転できる
ようにすると共に、上記バルブステムの肩部21
の下隅部分の外周にリング溝24を設け、このリ
ング溝に上記ナツト3を締め込んだときバルブス
テムの肩部21とバルブスパツドのテーパ面14
との間にはさまれて、テーパ面14との間をシー
ルするパツキンリング4を嵌着し、あるいは、こ
れに加えてさらに上記バルブステムの胴部23の
軸方向の中間部分の外周にリング溝25を設けて
パツキンリング5を嵌着するようにしたバルブで
あつて、バルブスパツドの座11とナツト下端3
1との間にばね体6を配設したものである。
本考案のバルブは上記のように構成されるの
で、ナツトには主にばね体の反発力とパツキンリ
ング4の反発力が加わることになる。
そこで、ナツトを締め込んでいくと当然ながら
ばね体6は圧縮されるが、これがさらに進むとス
テムの肩部21がバルブスパツドの上端16に接
し、ナツト3は回転しなくなる。この状態では、
ステムの肩部21に大きな摩擦力が作用している
のでわずかな力ではステムを回転させることはで
きない。そこで、ナツト3をある角度もどして、
上記バルブステムの肩部21とバルブスパツドの
上端との間に0.1mm程度の間隙を持たせるとバル
ブステム2はスムーズに回転するようになり、又
パツキンリング4のシール性を十分に保つことが
できる。なお、ナツトのもどし角度はバルブスパ
ツドのねじのピツチによつて異なるがピツチ1の
場合で0〜36°の範囲である。
従つてバルブステムの肩部21の厚み、バルブ
スパツドの座11から上端16までの距離、ナツ
トの下端31から上部肩32までの距離について
は特にきびしい寸法管理は必要ではない。
このことは従来のものが、バルブステムの肩部
とバルブスパツドの上端との間を0.1mm以内の隙
間を保つためには上記3つの各部品の寸法のバラ
ツキを極めて厳密に管理する必要があることと比
較すると本考案の場合には極めて容易かつ安価に
部品を加工できることは疑問の余地がない。
なお、ばね体はその反発力によつてナツトの振
動等によるゆるみを防ぐことのできるようなばね
定数に設計する必要がある。
第4図は別の実施例でチユーブレスタイヤ用に
適したバルブスパツド1をスパツドナツト8でリ
ム9に締め付けたスパツトナツトの上端81を前
述のバルブスパツドの座11と同様に考えたもの
で、ばね体6は樹脂またはゴム等の弾性変形範囲
の広い材質のワツシヤを用いている。
上記のように本考案は例えば波形座金のような
弾性体を介してナツトを締め付けることにより、
1個または2個のパツキンリングで確実にシール
された状態でバルブステムをスムーズにかつ自由
に回転させることができるバルブを極めて容易か
つ安価に製造することができる産業上有益な考案
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例の要部半縦断面図、
第2図は本考案の1実施例の全体を示す縦断面
図、第3図は第1図のばね体(ウエーブワツシ
ヤ)の正面図、第4図は本考案の別の実施例の要
部半縦断面図、第5図は従来技術の半縦断面図。 1はバルブスパツド、2はバルブステム、3は
ナツト、4,5はパツキンリング、6はばね体、
7はツバ、8はスパツドナツト、9はリム、11
は座、12は上端。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 中心部に設けた貫通孔13の上端内周縁をテ
    ーパ面14に形成し、外周部には上から順にお
    ねじ15と座11を設けたバルブスパツド1の
    該貫通孔13内に、空気導通孔22を中心に有
    し外周部上方に上記バルブスパツド1の貫通孔
    13より大なる径の肩部21を有するバルブス
    テム2の胴部23を回転可能に挿入し、該バル
    ブスパツド1のおねじ15にナツト3を締め込
    み、バルブステム2の肩部21がバルブスパツ
    ド1の上端16に接した後、ナツト3を小角度
    だけ戻してバルブステム2の肩部21とバルブ
    スパツド1の上端16との間に小間隙をもたせ
    て上記バルブステム2の胴部23が360°回転で
    きるようにすると共に、上記バルブステムの肩
    部とバルブスパツドのテーパ面14との間には
    さまれて、テーパ面との間をシールするパツキ
    ンリング4を嵌着するようにしたタイヤバルブ
    であつて、バルブスパツドの座11とナツト下
    端31との間にばね体6を配設したことを特徴
    とするステムの回転自在なタイヤバルブ。 (2) バルブスパツド1は、その下端部に設けられ
    たリング状のツバ7とスパツドナツト8により
    リム9に固着され、前記スパツドナツト8の上
    面にばね体6を介在させたことを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項記載のステムの回
    転自在なタイヤバルブ。
JP12119984U 1984-08-06 1984-08-06 ステムの回転自在なタイヤバルブ Granted JPS6135009U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12119984U JPS6135009U (ja) 1984-08-06 1984-08-06 ステムの回転自在なタイヤバルブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12119984U JPS6135009U (ja) 1984-08-06 1984-08-06 ステムの回転自在なタイヤバルブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6135009U JPS6135009U (ja) 1986-03-04
JPH0352562Y2 true JPH0352562Y2 (ja) 1991-11-14

Family

ID=30679992

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12119984U Granted JPS6135009U (ja) 1984-08-06 1984-08-06 ステムの回転自在なタイヤバルブ

Country Status (1)

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JP (1) JPS6135009U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0351569Y2 (ja) * 1986-05-31 1991-11-06

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55159371A (en) * 1979-05-24 1980-12-11 Sumitomo Rubber Ind Ltd Tube valve

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57139719U (ja) * 1981-02-26 1982-09-01

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55159371A (en) * 1979-05-24 1980-12-11 Sumitomo Rubber Ind Ltd Tube valve

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6135009U (ja) 1986-03-04

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