JPS5836927Y2 - 密封装置 - Google Patents

密封装置

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JPS5836927Y2
JPS5836927Y2 JP1979071696U JP7169679U JPS5836927Y2 JP S5836927 Y2 JPS5836927 Y2 JP S5836927Y2 JP 1979071696 U JP1979071696 U JP 1979071696U JP 7169679 U JP7169679 U JP 7169679U JP S5836927 Y2 JPS5836927 Y2 JP S5836927Y2
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JP
Japan
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sealing
sealing member
sealing device
annular
bimetal
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Expired
Application number
JP1979071696U
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English (en)
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JPS55171754U (ja
Inventor
富夫 松本
Original Assignee
エヌオーケー株式会社
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Publication date
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  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は軸封技術に係る密封装置に関するもので、特に
低温または高温時におけるシール性のすぐれた密封装置
を提供することを目的とする。
従来より第1図に示すような密封部材aが知られており
、この種のものは単体の合成ゴムまたは合成樹脂よりな
り、ハウジング側の環状凹部すと軸C間に介装され、リ
ップ部d、eを該密封部材aの弾性により圧接してシー
ル効果を得ている。
しかしこの種の密封装置は単体の合成ゴムまたは合成樹
脂よりなっているため極低温または高温時にシールの性
能が低下するという欠点を有している。
すなわち極低温時においては上記材質のゴム状弾性がな
くなったり、硬化したりするため封緘面および摺動面へ
の緊迫力および拡張力等張りが低下するため偏心やその
他の原因により容易に油漏れ等の不具合を発生し、シー
ル性が悪くなる。
また高温時においても密封部材aの材質に永久歪が残り
易く、張りが低下してシール性が悪くなるものである。
本考案は上記欠点に鑑みこれを一掃する目的でなされた
もので、密封部材の断面内に断面路■字状の環状バイメ
タルを埋設するか、あるいは該密封部材の背向性凹部に
同環状バイメタルを沿設し、該バイメタルの温度歪によ
りシールリップ部を内方または外方に押圧して封緘面ま
たは摺動面に押し付けるごとく作用せしめるものであり
、特に低温または高温になるにしたがい押圧力を増大し
てシール性を維持するように構成した密封装置である。
以下、本考案密封装置の実施例を図面にしたがって説明
すると、第2図および第3図は第1の実施例を示すもの
である。
断面が略U字形状になる密封部材1は合成ゴムまたは合
成樹脂等の弾性材から環状に成型されるもので、基部2
に連続するシールリップ部3,4はそれぞれハウジング
の環状凹部すの封緘面または軸Cの摺動面方向に僅かに
突出するようになる。
当該密封部材1の断面には第3図に示すような断面路■
字状の環状バイメタル5がU字状断面と対応する向きに
埋設一体成型される。
環状バイメタル5は基部6に連続する両端部7,7に多
数の切欠凹部8,8・・・・・・が設げられ、熱膨張率
の異なる内側部材9および外側部材10とからなる2枚
の金属板を貼着して構成され、矢印Aによって示す方向
に拡開作用してなる。
すなわち低温用の密封装置には内側部材9の熱膨張係数
が外側部材10の熱膨張係数より小さい材質の金属が選
ばれ、高温用の密封装置には内側部材9の熱膨張係数が
外側部材10の熱膨張係数より大きい材質の金属が選ば
れる。
上記構成からなる密封装置は、たとえばノ・ウジングの
環状凹部すと軸C間に軸封装置として使用する場合シー
ルリップ部3,4を歪めて介装して使用するものである
使用に際し低温用と高温用の密封装置を用途に応じて使
い分けなげればならないが、環状バイメタル5は低温用
および高温用共に低温または高温になるにしたがい両端
部7゜7間が拡開する方向(矢印A)に曲或し、両シー
ルリップ部3,4をそれぞれ環状凹部すの封緘面および
軸Cの摺動面に押圧するようになるため、低温または高
温下において密封部材1が通常時の弾性を低下すること
があっても環状バイメタル5の抑圧作用によりシール効
果が減退することはない。
また環状バイメタル50両端部7,7に設けられた多数
の切欠凹部8,8により環状体の断面方向のバイメタル
効果を充分に発揮することができるものである。
つぎに第4図は本考案密封装置の第2の実施例を示すも
ので、弾性材からなる断面略U字形状の環状密封部材1
aの両シールリップ部3a 、 4aの背向面凹部11
に断面略V字状になる環状バイメタル5aを沿設したも
ので、背向面間部11端部に構成される縁部11a、1
1aにより密封部材1aと一体的に構成してなる。
上記構成からなる密封装置は環状バイメタル5aの両端
部7a、7aが低温時および高温時にそれぞれ拡開する
方向に作用するものであるから、環状バイメタル5aが
背向面凹部11から離脱することはなく第1実施例と同
様の作用効果を得ることができるものである。
以上説明したように本考案密封装置は密封部材の断面内
または背向面凹部に沿った位置に設けた環状バイメタル
により温度の上昇または下降にしたがってそれぞれシー
ルリップ部を背方から封緘面または摺動面に押圧せしめ
るようになるものであり、密封部材の温度変化に伴なう
シール効果の減退を抑圧によって保償し、上記シール効
果ノ維持を期待できるもので、本考案実施後の実用的効
果は極めて犬である。
また本実施例では内径シールについて説明したが、同様
に外径シールについても適用できる。
さらに断面路■字形状になる環状バイメタルは密封部材
のシールリップ部の径方向の動き(開閉動作)を制御す
るようになり、たとえ当該密封装置に対し、その背面か
ら高圧力が作用しても、該シールリップ部の必要以上の
拡開動作を規制することができ、軸との摺動抵抗が異常
に増大して該シールリップ部に早期摩耗を招来するのを
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案密封装置の実施例を示すもので、第1図は
従来の密封装置の要部断面図、第2図は第1の実施例を
示す密封装置の要部断面図、第3図は同環状バイメタル
の一部を示す斜視図、第4図は第2の実施例を示す密封
装置の要部断面図である。 1.1a・・・・・・密封部材、3,3a、4,4a・
・・・・・シールリップ部、5,5a・・・・・・バイ
メタル、8・・・・・・切欠凹部、11・・・・・・背
向面凹部、11a・・・・・・縁部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 断面略U字形状になり内径および外径方向にシールリッ
    プ部を設けた環状の弾性体からなる密封部材を有し、当
    該密封部材の両シールリップ部間に、温度変化に伴ない
    変形して当該シールリップ部を封緘面および摺動面に押
    圧するようになした断面略U字形状の環状バイメタルを
    上記密封部材の断面内に埋設するか、または密封部材の
    背向性凹部の位置に沿着したことを特徴とする密封装置
JP1979071696U 1979-05-28 1979-05-28 密封装置 Expired JPS5836927Y2 (ja)

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JP1979071696U JPS5836927Y2 (ja) 1979-05-28 1979-05-28 密封装置

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JP1979071696U JPS5836927Y2 (ja) 1979-05-28 1979-05-28 密封装置

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Publication Number Publication Date
JPS55171754U JPS55171754U (ja) 1980-12-09
JPS5836927Y2 true JPS5836927Y2 (ja) 1983-08-19

Family

ID=29305381

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