JP2661655B2 - 電気機器の昇降装置 - Google Patents

電気機器の昇降装置

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JP2661655B2
JP2661655B2 JP9440392A JP9440392A JP2661655B2 JP 2661655 B2 JP2661655 B2 JP 2661655B2 JP 9440392 A JP9440392 A JP 9440392A JP 9440392 A JP9440392 A JP 9440392A JP 2661655 B2 JP2661655 B2 JP 2661655B2
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保之 高田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば体育館、工場や
倉庫の天井などの高い場所に設置される照明器具やスピ
ーカなどの電気機器を昇降させる電気機器の昇降装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】体育館、工場や倉庫の天井などの高い場
所に設置される電気機器は、保守、点検が容易に行える
ように昇降可能に設けられている。
【0003】従来のこの種の電気機器の昇降装置は、天
井などに昇降装置本体を設置し、この昇降装置本体内に
電動機およびこの電動機の正逆回転駆動によって索条を
巻取繰出する巻取ドラムを配設し、この巻取ドラムから
繰出された索条の先端に電気機器を備えた昇降部を連結
している。
【0004】そして、図5および図6に示すように、巻
取ドラム1は、索条2を巻き取り自在に巻回するドラム
部3、および、このドラム部3の軸方向両端にこの軸方
向に対して垂直に設けられた索条2を規制する円板状の
鍔部4を有しており、ドラム部3の周面に索条2の巻取
側先端がねじなどによって取り付けられている。
【0005】さらに、この巻取ドラム1は電動機5を昇
降装置本体に取り付ける断面コ字状の取付板6に内包さ
れるとともに、ドラム部3が電動機5に軸支されてい
る。
【0006】そして、巻取ドラム1を索条2の巻取側方
向への回転により索条2が巻取られ、また、繰出時に
は、巻取ドラム1を索条2の引出方向への回転により索
条2が繰出されるようになっている。
【0007】ところで、昇降部の下降時において、昇降
部が床面等に到達して巻取ドラム1から繰出される索条
2にたるみが生じたことを検知することにより、電動機
5を自動停止させるたるみ検知手段を備えている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に、従来の昇降装置では、昇降部の下降時において、昇
降部に取り付けられた電気機器が床面などに到達して巻
取ドラム1から繰出される索条2にたるみが生じると、
その索条2のたるみをたるみ検知手段で検知して電動機
5を停止させるが、この状態では、索条2が巻取ドラム
1の鍔部4より外側に出た状態にたるみが生じることが
ある。
【0009】この状態から、昇降部の上昇のために巻取
ドラム1が巻取方向に回動されると、索条2が鍔部4の
角に引っ掛かって乗り上げて、巻取ドラム1から外れた
り、電動機5側に索条2が絡み付く場合があり、昇降動
作不良が発生する問題がある。
【0010】また、電動機5の取付板6内に巻取ドラム
1が内包されるように軸支する際に、たるんだ索条2が
巻取ドラム1と取付板6との間に入り込まないように、
図6に示すように、巻取ドラム1の鍔部4と取付板6と
を接触することなく索条2の太さAよりも、鍔部4と取
付板6との隙間Bが幅狭となるように取付作業あるいは
保守点検が行われるが、この取付作業あるいは保守点検
に大きな手間を要する問題も有している。
【0011】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、取り付けあるいは保守点検が容易で、索条にたる
みが生じた状態からでも巻取ドラムに確実に巻き取れる
電気機器の昇降装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の電気機器の昇降
装置は、昇降装置本体と、この昇降装置本体内に配設さ
れ、電気機器が取り付けられた索条を巻取および繰出し
自在に巻回するドラム部、および、このドラム部の軸方
向両端にこの軸方向に対して垂直に設けられた円板状の
鍔部を有する巻取ドラムと、この巻取ドラムを正逆回転
駆動する電動機と、前記巻取ドラムの軸方向に対して垂
直に位置し前記巻取ドラムの鍔部の円周方向の円周の一
部が間隙を介して挿入される開口部を有する規制体とを
具備したものである。
【0013】
【作用】本発明の電気機器の昇降装置は、電動機の回転
駆動により、巻取ドラムから索条が繰出されて電気機器
が下降され、索条がたるみ索条が巻取ドラムの鍔部より
外側に出た状態が生じた場合に、この状態から上昇のた
めに巻取ドラムが巻取方向に回動しても、規制体に形成
した開口部に鍔部の周囲の一部が挿入していることによ
り、索条が鍔部に引っ掛かって乗り上げることなく、ド
ラム部内に規制案内されて確実に巻き取れる。また、規
制体に形成された開口部に巻取ドラムの鍔部の周囲の一
部を挿入するので、取付作業性あるいは保守点検性も向
上することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例の構成を図1ないし
図4を参照して説明する。
【0015】図4において、11は昇降装置本体で、例え
ば体育館、工場や倉庫の天井等の高い場所に設置され
る。
【0016】この昇降装置本体11内には、電動機12が取
付板13にて取付けられているとともに、この電動機12に
よって正逆回転される駆動軸12a に巻取ドラム14が固着
されている。
【0017】図1ないし図3において、前記巻取ドラム
14は、電動機12の駆動軸12a に中心軸に位置する嵌合孔
14a が嵌合され、外周面に索条15を巻取るドラム部16
と、このドラム部16の軸方向両端にこの軸方向に対して
略垂直に設けられた円板状の鍔部17とから一体形成さ
れ、ドラム部16と両鍔部17の周囲との間に索条15を巻取
る巻取部18が構成されている。
【0018】また、前記索条15は、1本のワイヤロープ
からなり、基端を環状を形成するように折り返して屈曲
させて、かしめ金具などでかしめ固定されている。そし
て、この索条15の環状部分は、図示しないねじなどの軸
支手段により、巻取ドラム14のドラム部16の周面近傍に
巻取方向に回動可能に軸支される。
【0019】そして、この索条15は、巻取ドラム14の巻
取部18から昇降装置本体11に取り付けられた図示しない
プーリを介して昇降装置本体11の下方に導出される。ま
た、プーリ近傍には,索条15のたるみを検知することに
より電動機12の回転を停止させる図示しないたるみ検知
手段が設けられている。
【0020】さらに、21は電気機器としての照明器具本
体で、この照明器具本体21は索条15が連結される昇降部
22に取り付けられている。そして、この昇降部22の上面
には照明器具本体21に電気的接続された複数の図示しな
い接点が突設され、この接点に接触して電気的接続され
る給電用接点23が昇降装置本体11の略中央に設けられて
いる。また、給電用接点23の近傍には、照明器具本体21
が定位置に位置したことを検知する図示しない位置検出
手段も配設されている。
【0021】一方、電動機12を昇降装置本体11に取り付
ける取付板13は、鋼板などにて断面略L字状に形成さ
れ、一面には電動機12の駆動軸12a が突出している面に
相対し駆動軸12a が挿通される挿通口31を略中央に有す
る固定部32が、他面にはこの固定部32に略垂直に固定部
32から折曲されて昇降装置本体11にねじ33などにて取り
付けられる規制体としての規制部34が形成されている。
【0022】さらに、規制部34には固定部32の挿通口31
の中心から規制部34への垂線上に中心が位置するように
打ち抜かれた開口部としての切抜き部35が開口形成さ
れ、この切抜き部35は、電動機12の駆動軸12a の軸方向
の幅が巻取ドラム14の幅より若干幅広に、索条15が引き
出される軸方向に垂直方向の長さが軸支された巻取ドラ
ム14の鍔部17が規制部34に位置する長さよりやや長く開
口形成されている。
【0023】また、巻取ドラム14を電動機12に取り付け
る際には、まず、取付板13の固定部32の挿通口31に電動
機12の駆動軸12a を挿通し、さらに、挿通口31に駆動軸
が挿通している取付板13の切抜き部35に巻取ドラム14の
鍔部17の周囲の一部を挿入しながら、あらかじめ索条15
が巻回されている巻取ドラム14のドラム部16の嵌合孔14
a に駆動軸12a を嵌合して固着し、取付板13を電動機12
にねじなどにより取り付ける。
【0024】なお、このとき、図1に示すように、切抜
き部35の縁部が鍔部17に接触することなく間隙を有し、
切抜き部35の縁部と鍔部17との間隙の距離Cが、索条15
の太さAよりも幅狭となるように取り付ける。
【0025】そして、この電動機12を取付板13の規制部
34を昇降装置本体11に取り付けて電動機12を固定する。
【0026】次に、上記実施例の動作について説明す
る。
【0027】まず、昇降部22の下降時においては、電動
機12の駆動により、巻取ドラム14が索条15の引き出し方
向に回転され、巻取ドラム14から索条15が繰出されて昇
降部22が下降する。
【0028】そして、昇降部22あるいは昇降部22に接続
された照明器具本体21が床面などに降りたり、下降途中
に昇降部22あるいは照明器具本体21が障害物などの上に
載ったり引っ掛かりして、索条15にたるみが生じると、
たるみ検知手段が検知して電動機12の駆動を停止する。
【0029】一方、この下降状態から昇降部22を上昇さ
せるには、電動機12の逆回転駆動により巻取ドラム14に
索条15が巻き取られるので、昇降部22が上昇し、位置検
知手段により照明器具本体21が定位置に達したことが検
知されると、電動機12の駆動が停止される。
【0030】ところで、昇降部22あるいは照明器具本体
21が床面などに到達して巻取ドラム14から繰出される索
条15にたるみが生じると、索条15が巻取ドラム14の巻取
部18より外側に出ようとする状態を生じることがある。
【0031】しかし、本実施例では、巻取ドラム14の鍔
部17の下端が取付板13の切抜き部35に、鍔部17の外周縁
と切抜き部35の縁との距離Cが索条15の太さAより幅狭
となる位置に挿入されているので、たるんだ索条15が巻
取部18に規制案内され、鍔部17を乗り越えて巻取ドラム
14から外れたり、電動機12の駆動軸12a などに絡んで昇
降動作不良が発生することを防止できる。
【0032】また、電動機12に巻取ドラム14および取付
板13を取り付けるのに、切抜き部35を取付板13に設け
て、鍔部17の周囲の一部を挿入するので、距離Cの設定
により行え、位置決めが容易で取付作業性あるいは保守
点検性が向上できる。
【0033】さらに、取付板13の構造を簡略化でき、取
付板13の材料費および製造費を低減できる。
【0034】なお、上記実施例において、索条15を規制
案内するように形成された規制部34を固定部32と一体に
取付板13として形成して説明したが、固定部32と規制部
34を別体に形成することもでき、また、電動機12を昇降
装置本体11に取り付ける取付手段を別途設けて、固定部
32を設けず規制部34のみ電動機12に取り付けることもで
きる。
【0035】
【発明の効果】本発明の電気機器の昇降装置によれば、
電動機の回転駆動により、巻取ドラムから索条が繰出さ
れて電気機器が下降され、索条がたるみ索条が巻取ドラ
ムの鍔部より外側に出た状態が生じた場合に、この状態
から上昇のために巻取ドラムが巻取方向に回動しても、
規制体に形成した開口部に鍔部の周囲の一部が挿入して
いることにより、索条が鍔部に引っ掛かって乗り上げる
ことなく、ドラム部内に規制案内されて確実に巻き取れ
る。また、規制体に形成された開口部に巻取ドラムの鍔
部の周囲の一部を挿入するので、取付作業性あるいは保
守点検性も向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気機器の昇降装置の一実施例を示す
巻取ドラムの一部を切欠いた正面図である。
【図2】同上の側面図である。
【図3】同上の電気機器の昇降装置全体の側面図であ
る。
【図4】同上の巻取ドラムと取付板とを取り付ける電動
機の分解斜視図である。
【図5】従来の昇降装置の一実施例を示す巻取ドラムと
取付板とを取り付けた電動機の斜視図である。
【図6】従来例の巻取ドラムと取付板とを取り付けた電
動機の一部拡大図である。
【符号の説明】
14 巻取ドラム 15 索条 16 ドラム部 17 鍔部 34 規制体としての規制部 35 開口部としての切抜き部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降装置本体と、 この昇降装置本体内に配設され、電気機器が取り付けら
    れた索条を巻取および繰出し自在に巻回するドラム部、
    および、このドラム部の軸方向両端にこの軸方向に対し
    て垂直に設けられた円板状の鍔部を有する巻取ドラム
    と、 この巻取ドラムを正逆回転駆動する電動機と、 前記巻取ドラムの軸方向に対して垂直に位置し前記巻取
    ドラムの鍔部の円周方向の円周の一部が間隙を介して挿
    入される開口部を有する規制体とを具備したことを特徴
    とする電気機器の昇降装置。
JP9440392A 1992-04-14 1992-04-14 電気機器の昇降装置 Expired - Lifetime JP2661655B2 (ja)

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JPH05286697A JPH05286697A (ja) 1993-11-02
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005075615A (ja) * 2003-09-03 2005-03-24 Toshiba Lighting & Technology Corp 昇降装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005075615A (ja) * 2003-09-03 2005-03-24 Toshiba Lighting & Technology Corp 昇降装置

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JPH05286697A (ja) 1993-11-02

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