JP2661572B2 - 電子写真感光体及びその製造方法 - Google Patents

電子写真感光体及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真感光体及びその
製造方法に関し、特に複写機やプリンタ、あるいはファ
クシミリ等で電子写真プロセスによって画像形成を行う
際に用いられる電子写真感光体及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子写真感光体において
は、アルミニウムまたはアルミニウム合金の支持体(以
下、アルミニウム支持体とする)表面に形成された陽極
酸化皮膜上に有機光伝導物質で感光層を形成したものが
ある。
【0003】この有機光伝導物質を用いた電子写真感光
体としては、アルミニウム支持体上、またはアルミニウ
ム支持体上に中間層を形成した基体上に浸漬法によって
電荷発生材料を含む塗料と電荷輸送材料を含む塗料とを
順次塗布し、それらを乾燥させて電荷発生層と電荷輸送
層とを形成した機能分離型の積層型電子写真感光体が広
く用いられている。
【0004】なかでも、アルミニウム支持体の表面を陽
極酸化することで中間層として機能する酸化皮膜を形成
し、それを感光体基体とする電子写真感光体が多く使用
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の電子写
真感光体では、アルミニウム支持体の表面を陽極酸化す
ることで中間層として機能する酸化皮膜を形成し、それ
を感光体基体とするものが多く使用されている。
【0006】上記の酸化皮膜は基体と感光層との密着性
を上げること、自然に酸化したアルミニウムと比較して
表面状態が均一になること、基体の洗浄を水洗浄のみで
十分に行えること等の利点を有する。
【0007】一般的に、酸化皮膜は多孔質状態であり、
陽極酸化処理後に適当に孔を埋める封孔処理を施して皮
膜の状態を制御している。しかしながら、酸化皮膜は封
孔処理後も自然酸化によって経時的に封孔が進むため、
電子写真感光体とした時の特性が不安定になる。
【0008】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、陽極酸化皮膜の経時変化に伴う感光体特性の変化
を小さくすることができる高感度の電子写真感光体を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による電子写真感
光体は、基体表面に前記基体表面よりも電子親和力の大
きい染料を吸着させて形成された染料吸着層を備えてい
る。
【0010】本発明による他の電子写真感光体は、基体
表面を陽極酸化することで前記基体表面上に形成された
陽極酸化皮膜を含む電子写真感光体であって、前記陽極
酸化皮膜上に前記陽極酸化皮膜よりも電子親和力の大き
染料を吸着させて形成された染料吸着層を備えてい
る。本発明による別の電子写真感光体は、表面が負に帯
電された電子写真感光体であって、基体表面に前記基体
表面よりも電子親和力の大きい染料を吸着させて形成さ
れた染料吸着層と、前記染料吸着層の上に電荷発生材料
を含む塗料を塗布して形成される電荷発生層と、前記電
荷発生層の上に前記電荷輸送材料を含む塗料を塗布して
形成される電荷輸送層とを備えている。
【0011】本発明による電子写真感光体の製造方法
は、基体表面に前記基体表面よりも電子親和力の大きい
染料を吸着させて染料吸着層を形成する工程と、前記染
料吸着層上に電子写真感光体用塗料を塗布する工程とか
らなっている。
【0012】本発明による他の電子写真感光体の製造方
法は、基体表面を陽極酸化して前記基体表面上に陽極酸
化皮膜を形成する工程と、前記陽極酸化皮膜上に前記陽
極酸化皮膜よりも電子親和力の大きい染料を吸着させて
染料吸着層を形成する工程と、前記染料吸着層上に電子
写真感光体用塗料を塗布する工程とからなっている。
発明による別の電子写真感光体の製造方法は、表面が負
に帯電された電子写真感光体の製造方法であって、基体
表面に前記基体表面よりも電子親和力の大きい染料を吸
着させて染料吸着層を形成する工程と前記染料吸着層
の上に電荷発生材料を含む塗料を塗布して電荷発生層を
形成する工程と、前記電荷発生層の上に前記電荷輸送材
料を含む塗料を塗布して電荷輸送層を形成する工程とか
らなっている。
【0013】
【作用】アルミニウム支持体の表面を陽極酸化して形成
された陽極酸化皮膜に対して封孔処理を施さずに染料を
吸着させて中間層を形成し、その中間層上に電荷発生層
用塗料及び電荷輸送層用塗料を順次浸漬塗工して電荷発
生層及び電荷輸送層を形成する。
【0014】これによって、陽極酸化被膜の経時変化に
伴う感光体特性の変化を小さくすることができる高感度
の電子写真感光体が実現可能となる。
【0015】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0016】図1は本発明の一実施例の断面図である。
図において、本発明の一実施例による電子写真感光体は
アルミニウムまたはアルミニウム合金の支持体(以下、
アルミニウム支持体とする)10と、アルミニウム支持
体10の表面を陽極酸化処理して形成された陽極酸化皮
膜11と、陽極酸化皮膜11上に染料(図示せず)を吸
着させて形成された中間層12と、中間層12上に電荷
発生材料を含む塗料を塗布して形成された電荷発生層1
3と、電荷発生層13上に電荷輸送材料を含む塗料を塗
布して形成された電荷輸送層14とから構成されてい
る。
【0017】この電子写真感光体の形成工程では、アル
ミニウム支持体10の表面を陽極酸化処理した後に封孔
処理を行わず、染料を含む溶液に浸漬して陽極酸化皮膜
11表面に染料を吸着したものを基体としている。以
下、電子写真感光体の形成工程について説明する。
【0018】陽極酸化皮膜11表面に染料を吸着させて
中間層12を形成する工程は、染料を溶媒に溶解した溶
液中に、陽極酸化皮膜11が形成されたアルミニウム支
持体10を浸漬することによって行う。
【0019】この時の溶媒は水、トルエン、キシレン、
モノクロルベンゼン、メチルアルコール、エチルアルコ
ール、酢酸エチル、塩化メチレン、テトラヒドロフラ
ン、シクロヘキサン等を単独または2種類以上混合して
用いることができる。
【0020】また、負帯電の電子写真感光体においては
吸着させる染料にトリニトロフルオレノン、テトラシア
ノエチレン、ブロモアニル等の電子親和力の高い分子を
単独または混合して用いることで、感光体を高感度にす
ることが可能である。
【0021】上記の如く、染料を溶媒に溶解した溶液中
に浸漬することで陽極酸化皮膜11表面に染料を吸着す
る処理を施すことによって、陽極酸化皮膜11表面にお
ける自然酸化を遅らせることができるので、陽極酸化皮
膜11の経時変化を著しく減少させることができる。
【0022】上述した工程で形成された中間層12に電
荷発生層13を形成する工程は、電荷発生材料とこれら
を分散固定するためのバインダ樹脂とを溶媒中に溶解ま
たは分散して構成される電荷発生層用塗料を、中間層1
2上に塗工することで行われる。
【0023】この電荷発生層用塗料には酸化防止剤等の
添加剤を用いることができる。また、電荷発生材料とし
てはフタロシアニン系顔料、ナフタロシアニン系顔料、
アゾ系顔料、インジゴ系顔料、ペリレン系顔料、ペリノ
ン系顔料、キナクリドン系顔料、スクワリリウム塩等の
公知の材料が用いられる。電荷発生材料は1種または2
種以上組合せて使うことも可能である。
【0024】電荷発生材料を分散固定するためのバイン
ダ樹脂としてはポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリ
ビニルブチラール、ポリエステル、ポリウレタン、ポリ
カーボネート、アクリル樹脂、フェノール樹脂等が用い
られる。これらの樹脂は1種または2種以上組合せて用
いることができる。
【0025】溶媒はトルエン、キシレン、モノクロルベ
ンゼン、メチルアルコール、エチルアルコール、酢酸エ
チル、塩化メチレン、テトラヒドロフラン、シクロヘキ
サン等が用いられる。これらの溶媒も単独または混合し
て用いられる。尚、電荷発生層13の膜厚は0.05μ
m〜5μm、好ましくは0.1μm〜2μm程度が適当
である。
【0026】電荷発生層13上に電荷輸送層14を形成
する工程は、電荷輸送材料とこれらを分散固定するため
のバインダ樹脂とを溶媒中に溶解または分散して構成さ
れる電荷輸送層用塗料を電荷発生層13上に塗工するこ
とで行われる。
【0027】この電荷輸送層用塗料には酸化防止剤、表
面潤滑剤、紫外線吸収剤等の添加剤を用いることができ
る。電荷輸送材料としてはポリ−N−ビニルカルバゾー
ル及びその誘導体、ピレン−ホルムアルデヒド縮合物及
びその誘導体、ポリシラン及びその誘導体、オキサゾー
ル誘導体、オキサジアゾール誘導体、モノアリールアミ
ン誘導体、ジアリールアミン誘導体、トリアリールアミ
ン誘導体、スチルベン誘導体、ベンジジン誘導体、ピラ
ゾリン誘導体、ヒドラゾン誘導体、ブタジエン誘導体等
の公知の材料が用いられる。電荷輸送材料は1種または
2種以上組合せて使うことも可能である。
【0028】電荷輸送材料を分散固定するためのバイン
ダ樹脂としてはポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリ
ビニルブチラール、ポリビニルホマール、ポリエステ
ル、ポリウレタン、ポリカーボネート、アクリル樹脂、
フェノール樹脂等が用いられる。これらの樹脂は1種ま
たは2種以上組合せて用いることができる。
【0029】溶媒はトルエン、キシレン、モノクロルベ
ンゼン、メチルアルコール、エチルアルコール、酢酸エ
チル、塩化メチレン、テトラヒドロフラン、シクロヘキ
サン等が用いられる。これらの溶媒も単独または混合し
て用いられる。尚、電荷輸送層14の膜厚は5μm〜4
0μm、好ましくは15μm〜25μm程度が適当であ
る。
【0030】上記の電荷発生層13及び電荷輸送層14
の塗工方法としては、スピンコーター、アプリコータ
ー、スプレーコーター、バーコーター、浸漬コーター、
ドクターブレード等の公知の手法が用いられる。
【0031】図2は本発明による電子写真感光体の評価
と従来の電子写真感光体の評価との比較結果を示す図で
あり、図3は本発明の一実施例で用いたオキソチタニウ
ムフタロシアニンの赤外吸収スペクトルを示す図であ
る。
【0032】図2中の実施例1の電子写真感光体に塗工
する電荷発生層用塗料は、図3に示す赤外吸収スペクト
ルを持つオキソチタニウムフタロシアニン2重量部、ポ
リビニルブチラール2重量部をテトラヒドロフラン96
重量部とともにボールミルで24時間分散して作成した
ものである。
【0033】また、実施例1の電子写真感光体に塗工す
る電荷輸送層用塗料は、1,1−ビス(p−ジエチルア
ミノフェニル)−4,4−ジフェニル−1,3−ブタジ
エンを20重量部と、ポリカーボネイト(Z−200,
三菱瓦斯化学)20重量部とを塩化メチレン60重量部
に溶解して作成したものである。
【0034】これら電荷発生層用塗料及び電荷輸送層用
塗料を用いて実施例1の電子写真感光体を次のようにし
て製作する。まず、アルミニウム支持体10の表面に1
0.0μmの陽極酸化皮膜11を形成した直後に、トリ
ニトロフルオレノン5重量部とテトラヒドロフラン95
重量部とで構成した溶液中にアルミニウム支持体10を
10分間浸した後に乾燥させて電子写真感光体の基体と
する。これによって、陽極酸化皮膜11上には染料が吸
着された中間層12が形成される。
【0035】この基体上に上記の電荷発生層用塗料及び
電荷輸送層用塗料を順次浸漬塗工して電荷発生層13
(0.2μm)及び電荷輸送層14(20μm)を形成
することで、実施例1の積層型電子写真感光体が製作さ
れる。
【0036】この実施例1の積層型電子写真感光体に対
して、表面電位を半減させるのに要する光エネルギを示
す半減露光感度(E1/2)及び表面電位の自然減衰を
示す5秒間での暗減衰率(DDR5)を静電帯電試験装
置(川口電気製、EPA8100)によって評価した結
果を図2に示す。
【0037】次に、実施例2の電子写真感光体は、実施
例1の電子写真感光体の製作時に使用した中間層12を
形成するための溶液のトリニトロフルオレノンの代りに
ブロモアニルを用いた以外は実施例1の電子写真感光体
の製作過程と同様にして製作したものである。この実施
例2の積層型電子写真感光体に対して半減露光感度(E
1/2)及び5秒間での暗減衰率(DDR5)を静電帯
電試験装置(川口電気製、EPA8100)によって評
価した結果を図2に示す。
【0038】また、図2中の比較例1の電子写真感光体
は、トリニトロフルオレノンを用いずに実施例1の電子
写真感光体の製作過程と同様にして製作したものであ
る。この比較例1の積層型電子写真感光体に対して半減
露光感度(E1/2)及び5秒間での暗減衰率(DDR
5)を静電帯電試験装置(川口電気製、EPA810
0)によって評価した結果を図2に示す。
【0039】さらに、図2中の比較例2の電子写真感光
体は、アルミニウム支持体表面の陽極酸化皮膜に封孔処
理を施した以外は実施例1の電子写真感光体の製作過程
と同様にして製作したものである。この比較例2の積層
型電子写真感光体に対して半減露光感度(E1/2)及
び5秒間での暗減衰率(DDR5)を静電帯電試験装置
(川口電気製、EPA8100)によって評価した結果
を図2に示す。
【0040】さらにまた、図2中の比較例3の電子写真
感光体は、アルミニウム支持体表面の陽極酸化皮膜に封
孔処理を施し、その後の染料吸着のプロセスを省いた以
外は実施例1の電子写真感光体の製作過程と同様にして
製作したものである。この比較例2の積層型電子写真感
光体に対して半減露光感度(E1/2)及び5秒間での
暗減衰率(DDR5)を静電帯電試験装置(川口電気
製、EPA8100)によって評価した結果を図2に示
す。
【0041】図2において、実施例1の初期の半減露光
感度は0.21(Lux.sec)、30日後の半減露
光感度は0.22(Lux.sec)であり、実施例2
の初期の半減露光感度は0.22(Lux.sec)、
30日後の半減露光感度は0.22(Lux.sec)
である。つまり、実施例1及び実施例2においては半減
露光感度が若干経時変化を起こすだけである。
【0042】これに対して、比較例1の初期の半減露光
感度は0.29(Lux.sec)、30日後の半減露
光感度は0.36(Lux.sec)であり、比較例2
の初期の半減露光感度は0.27(Lux.sec)、
30日後の半減露光感度は0.30(Lux.sec)
であり、比較例3の初期の半減露光感度は0.27(L
ux.sec)、30日後の半減露光感度は0.32
(Lux.sec)である。つまり、比較例1〜比較例
3においては半減露光感度が実施例1及び実施例2より
も経時変化が大きい。
【0043】また、実施例1の初期の暗減衰率は4.2
8(%)、30日後の暗減衰率は4.28(%)であ
り、実施例2の初期の暗減衰率は4.52(%)、30
日後の暗減衰率は4.63(%)である。つまり、実施
例1及び実施例2においては暗減衰率も若干経時変化を
起こすだけである。
【0044】これに対して、比較例1の初期の暗減衰率
は5.99(%)、30日後の暗減衰率は11.54
(%)であり、比較例2の初期の暗減衰率は4.01
(%)、30日後の暗減衰率は4.24(%)であり、
比較例3の初期の暗減衰率は4.79(%)、30日後
の暗減衰率は7.32(%)である。つまり、比較例1
〜比較例3においては暗減衰率が実施例1及び実施例2
よりも経時変化が大きい。特に、比較例1及び比較例3
においては暗減衰率が大きく経時変化する。
【0045】このように、アルミニウム支持体10の表
面に形成された陽極酸化皮膜11に対して封孔処理を施
さずに、染料を吸着させて中間層12を形成し、その上
に電荷発生層用塗料及び電荷輸送層用塗料を順次浸漬塗
工して電荷発生層13及び電荷輸送層14を形成するこ
とによって、陽極酸化被膜11の経時変化に伴う感光体
特性の変化を小さくすることができる高感度の電子写真
感光体を実現することができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、基
体表面を陽極酸化して形成された陽極酸化皮膜上に染料
を吸着させて染料吸着層を形成し、その染料吸着層上に
電子写真感光体用塗料を塗布して電荷発生層及び電荷輸
送層を形成することによって、陽極酸化被膜の経時変化
に伴う感光体特性の変化を小さくすることができる高感
度の電子写真感光体を実現することができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】本発明による電子写真感光体の評価と従来の電
子写真感光体の評価との比較結果を示す図である。
【図3】本発明の一実施例で用いたオキソチタニウムフ
タロシアニンの赤外吸収スペクトルを示す図である。
【符号の説明】
10 アルミニウム支持体 11 陽極酸化被膜 12 中間層 13 電荷発生層 14 電荷輸送層

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体表面に前記基体表面よりも電子親和
    力の大きい染料を吸着させて形成された染料吸着層を含
    むことを特徴とする電子写真感光体。
  2. 【請求項2】 基体表面を陽極酸化することで前記基体
    表面上に形成された陽極酸化皮膜を含む電子写真感光体
    であって、前記陽極酸化皮膜上に前記陽極酸化皮膜より
    も電子親和力の大きい染料を吸着させて形成された染料
    吸着層を含むことを特徴とする電子写真感光体。
  3. 【請求項3】 表面が負に帯電された電子写真感光体で
    あって、基体表面に前記基体表面よりも電子親和力の大
    きい染料を吸着させて形成された染料吸着層と、前記染
    料吸着層の上に電荷発生材料を含む塗料を塗布して形成
    される電荷発生層と、前記電荷発生層の上に前記電荷輸
    送材料を含む塗料を塗布して形成される電荷輸送層とを
    有することを特徴とする電子写真感光体。
  4. 【請求項4】 基体表面に前記基体表面よりも電子親和
    力の大きい染料を吸着させて染料吸着層を形成する工程
    と、前記染料吸着層上に電子写真感光体用塗料を塗布す
    る工程とからなることを特徴とする電子写真感光体の製
    造方法。
  5. 【請求項5】 基体表面を陽極酸化して前記基体表面上
    に陽極酸化皮膜を形成する工程と、前記陽極酸化皮膜上
    前記陽極酸化皮膜よりも電子親和力の大きい染料を吸
    着させて染料吸着層を形成する工程と、前記染料吸着層
    上に電子写真感光体用塗料を塗布する工程とからなるこ
    とを特徴とする電子写真感光体の製造方法。
  6. 【請求項6】 表面が負に帯電された電子写真感光体の
    製造方法であって、基体表面に前記基体表面よりも電子
    親和力の大きい染料を吸着させて染料吸着層を形成する
    工程と前記染料吸着層の上に電荷発生材料を含む塗料
    を塗布して電荷発生層を形成する工程と、前記電荷発生
    層の上に前記電荷輸送材料を含む塗料を塗布して電荷輸
    送層を形成する工程とからなることを特徴とする電子写
    真感光体の製造方法。
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