JP2661569B2 - へテロ接合型電界効果トランジスタおよびその製造方法 - Google Patents

へテロ接合型電界効果トランジスタおよびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヘテロ接合型電界効果ト
ランジスタおよびその製造方法に関し、特にソース抵抗
を低減化せしめたヘテロ接合型電界効果トランジスタの
構造およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】GaAs基板上等に形成されたヘテロ接
合型電界効果トランジスタは、2次元電子ガスをキャリ
アとして用いているため、良好な高周波特性が得られて
おり、近年、低雑音のマイクロ波用、高速デジタル通信
用の基本素子として広く採用されている。さらに、この
高周波特性は、1V以下の低電圧においても劣化しない
ため、低消費電力素子としても注目されている。
【0003】この素子をさらに低消費電力化、高性能化
にするには、寄生抵抗、特にソース抵抗の低減化と、ゲ
ート−チャネル間のリーク電流の低減化が必要であり、
また、低電圧化することで電圧のマージンが狭まるため
しきい値電圧の変動を抑えることが重要になってきてい
る。
【0004】図4は標準的なヘテロ接合型電界効果トラ
ンジスタの構造を示している。この標準的なヘテロ接合
型電界効果トランジスタでは、ソース抵抗を低減化する
ためにソース、ドレイン電極直下にコンタクト層となる
n型GaAs層6′を形成する方法がとられている。す
なわち、この構造のトランジスタでは、半絶縁性GaA
s基板1上に、バッファ層となるノンドープGaAs層
3、チャネル層となるノンドープのInGaAs層4、
電子供給層となるn型AlGaAs層5、コンタクト層
となるn型GaAs層6′を順次成長させ、ゲート電極
をn型AlGaAs層5と接触させるためにn型GaA
s層6′の一部を選択的にエッチング除去している。そ
して、n型GaAs層6′の除去された部分にゲート電
極7を設け、n型GaAs層6′上にソース電極8とド
レイン電極9を設ける。
【0005】ゲートとチャネル層(InGaAs層4)
との間で電流(ゲートリーク電流)が流れないように、
n型AlGaAs層5はInGaAs層4より電子親和
力の小さい半導体を用いて高抵抗にしてある。そして、
n型GaAs層6′のキャリア濃度を高くすることによ
り、ソース・ドレイン電極のn型GaAs層6′へのオ
ーム性接触を可能にし、またn型AlGaAs層5をト
ンネル効果で通過するキャリアの量を増加させ、ソース
抵抗の低減化を図っている。
【0006】図5には、図4の構造のものよりもさらに
ソース抵抗を低減化するべく提案された構造が示されて
いる(1990年、パレフスキーら、アイ・イー・イー
・イー・エレクトロン・デバイス・レターズ、第11巻
535ページ、[A.Palevskiet al.,IEEE Electron dev
ice letters,11(11),535(1990) ]など)。図4の構造
との違いは、図4の場合のようにn型GaAs層6′を
全面に成長させるのではなく、ソースおよびドレイン領
域を形成する部分のn型AlGaAs層5およびInG
aAs層4をエッチング除去した後、改めてn型GaA
s層6を選択成長させている点である。この構造では、
ソース電極とチャネル層となるInGaAs層4の間に
は高抵抗のn型AlGaAs層5がないため、図4の構
造のものと比較してソース抵抗の低減が図られている。
【0007】ところで、上述したように今後見込まれる
電源の低電圧化に対してはしきい値電圧の変動の抑制が
重要になる。しきい値電圧の変動を抑制する最も簡単な
方法は、基板側にp型半導体のバックゲート層を設け、
ゲート電極の反対側から電位を加えることでしきい値電
圧を制御するものである。標準的なヘテロ接合型電界効
果トランジスタにバックゲート層を導入した従来構造を
図6に示す(特開平5−343434号公報など)。
【0008】同図において、図4の従来例の部分と共通
する部分には同一の参照番号が付せられているので重複
する説明は省略する。図6の例では、半絶縁性GaAs
基板1上に設けられたp型GaAs層2がバックゲート
層として用いられる。図6に示す構造では、バックゲー
トを構成するp型GaAs層2がゲート下以外にも広が
っており、静電容量を増加させデバイスの高周波特性を
劣化させている。
【0009】そこで、ヘテロ接合を用いないMESFE
Tに関するものではあるが、特開昭58−130560
号公報において、イオン注入技術を用いて選択的にバッ
クゲート層を形成する方法が提案されている。この方法
では、はじめにゲート領域にのみp型不純物をイオン注
入し、引き続きn型不純物を浅めにイオン注入した後、
アニールを行う。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述の図4に示した標
準的ヘテロ接合型電界効果トランジスタでは、n型Al
GaAs層5はInGaAs層4からゲートへのリーク
電流を減らすために高抵抗であることが必要であるが、
一方で、ソース抵抗を低減化するには低抵抗である必要
がある。したがって、図4に示す構造ではゲートリーク
電流の抑制とソース抵抗の低減はトレードオフの関係に
あり、両者をともに小さくすることは困難であるという
問題があり、電界効果トランジスタの高性能化に対する
障害となっていた。
【0011】図5の構造では、このようなトレードオフ
の関係はないが、実際に図5の構造にトランジスタを作
製するには、n型AlGaAs層5およびInGaAs
層4を選択的にエッチングした後、n型GaAs層6を
選択的に成長させなければならず、このn型GaAs層
6を成長させる面に吸着した不純物のために、ソース・
ドレイン領域を構成するn型GaAs層6とチャネル層
となるInGaAs層4とを低抵抗で接触させることが
困難であるという問題がある。この不純物は再成長直前
における基板の高温処理等の清浄化処理により軽減化す
ることはできるが完全には除去することができない(1
987年、ヨコヤマら、アイ・イー・イー・イー・エレ
クトロン・デバイス・レターズ、第EDL−8巻280
ページ、[T.Yokoyama et al.,IEEE Electron device l
etters,EDL-8(6),280(1987) ]など)。
【0012】また、図6に示した標準的ヘテロ接合型電
界効果トランジスタにバックゲートとなるp型GaAs
層2を設けたものでは、本来必要なチャネル領域直下ば
かりでなく、ソースおよびドレイン領域にまでバックゲ
ートが広がっており、静電容量が大きくなるため高周波
特性が劣化するという問題が起こる。ここで、MESF
ETで提案されているイオン注入技術を用いてチャネル
領域下のみにp型バックゲート層を形成するという方法
を採用することも考えられるが、イオン注入後にアニー
ル工程が必要でありアニールによりヘテロ接合が乱れる
という問題があるため、ヘテロ接合型電界効果トランジ
スタではこの方法を採用することができない。
【0013】本発明は、上記の状況に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、第1に、ゲートリークを増加
させることなくヘテロ接合電界効果トランジスタにおけ
るソース抵抗を低減化してデバイスの高性能化を図るこ
とであり、第2に、静電容量の低減化されたバックゲー
ト構造を提供して高周波特性を犠牲にすることなくしき
い値電圧をコントロールできるようにすることである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によれば、半絶縁性半導体基板(1)と、
記半絶縁性半導体基板上に選択的に形成された、p型不
純物がドープされた半導体からなる突起部(2)と、
記凸起部上およびその両側の前記半絶縁性半導体基板上
に設けられたノンドープの第1の半導体層(4)と、そ
れぞれの前記第1の半導体層上に設けられた、該第1の
半導体層より電子親和力が小さい、n型不純物がドープ
された第2の半導体層(5)と、前記凸起部の両側に設
けられた前記第2の半導体層上に設けられた、前記第2
の半導体層より電子親和力が大きい、n型不純物がドー
プされた第3の半導体層(6、6a)と、前記凸起部上
の前記第2の半導体層上に設けられたゲート電極(7)
と、前記第3の半導体層上に設けられたソース・ドレイ
ン電極(8、9)と、を備え、前記凸起部上の前記第1
の半導体層と前記第3の半導体層とが互いに側面で接触
していることを特徴とするヘテロ接合型電界効果トラン
ジスタ、が提供される。
【0015】また、本発明によれば、(1)半絶縁性半
導体基板上に凸起部を構成する半導体層を形成する工程
と、(2)前記凸起部上およびその両側の前記半絶縁性
半導体基板上に第1の半導体層を成長させる工程と、
(3)前記第1の半導体層上に該第1の半導体層より電
子親和力が小さい材料によりn型不純物がドープされた
第2の半導体層を形成する工程と、(4)前記第2の半
導体層上に該第2の半導体層より電子親和力が大きい材
料によりn型不純物がドープされた第3の半導体層を形
成する工程と、(5)前記凸起部上の前記第3の半導体
層を選択的に除去する工程と、(6)露出された前記第
2の半導体層上にゲート電極を形成し、前記凸起部の両
側の前記第3の半導体層上にソース電極とドレイン電極
を形成する工程と、を有することを特徴とするヘテロ接
合型電界効果トランジスタの製造方法、提供される。
【0016】
【作用】本発明によれば、チャネル層を構成する凸起部
上の第1の半導体層の側面に、ソース・ドレイン領域を
構成する第3の半導体層が接触している。したがって、
ソース電極が高抵抗の第2の半導体層を介することなく
チャネル層と接続されることになるため、図4の従来例
で問題となったゲートリークを低減化しようとするとソ
ース抵抗が増大化するという問題を解消することがで
き、ゲートリーク低減化とソース抵抗の低減化を同時に
達成することができる。また、本発明によるトランジス
タ構造は、図5の従来例のようにエッチング部分にソー
ス・ドレイン領域となる半導体層を選択的に成長させる
ものではないので、再成長エピタキシャル層とエッチン
グ面との界面が汚染により高抵抗化するという問題を回
避することができる。
【0017】また、半導体基板上に形成した凸起部をバ
ックゲートとして利用することにより、チャネル領域下
にのみバックゲートを設けることが可能になり、静電容
量を増大させることなくすなわちデバイスの高周波特性
を犠牲にすることなく、しきい値電圧をコントロールす
ることができるようになる。
【0018】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は、本発明の第1の実施例の構造を示
す断面図である。同図において、1は半絶縁性GaAs
基板、2は、基板1上に選択的に形成された、バックゲ
ート層を構成するp型GaAs層、3は、バッファ層で
あるノンドープGaAs層、4はInGaAs層、5は
n型AlGaAs層、6はソース・ドレイン領域を構成
するn型GaAs層、7はゲート電極、8はソース電
極、9はドレイン電極である。
【0019】p型GaAs層2は、基板1上において凸
起部を形成しており、この凸起部上において、InGa
As層4はチャネル層を構成しており、またn型AlG
aAs層5は電子供給層を構成している。ここで、In
GaAs層4とn型AlGaAs層5との合計膜厚をp
型GaAs層2の膜厚と同程度することより、チャネル
層(4)の側面全体にソース・ドレイン領域(6)に接
触させることができるようになり、両者間の接触抵抗の
低減化を図ることができる。
【0020】図2は、図1に示した本発明の第1の実施
例の製造方法を説明するための工程順断面図である。ま
ず、図2(a)に示すように、半絶縁性GaAs基板1
上に、p型GaAs層2を成長させ、フォトリソグラフ
ィ法によりマスクを形成してエッチングを行うことによ
り、p型GaAs層2を凸起形状に加工する。凸部の高
さは、将来形成される膜厚150ÅのInGaAs層4
と膜厚300Åのn型AlGaAs層2の膜厚の和であ
りこの場合450Åとなる。凸部のテラス部にチャネル
領域が形成される。凸起形状のp型GaAs層2をエピ
タキシャル成長/エッチング法で形成するのに代え、選
択成長法で形成するようにしてもよい。
【0021】次に、図2(b)に示すように、分子線エ
ピタキシー法により、バッファ層として、膜厚150Å
のノンドープGaAs層3を成長させ、その上にチャネ
ル層となるノンドープのInGaAs層4を成長させ
る。次に、図2(c)に示すように、同じく分子線エピ
タキシー法により、電子供給層となるn型AlGaAs
層5を膜厚300Åに成長させ、続いて、図2(d)に
示すように、ソース・ドレイン領域となるn型GaAs
層6を膜厚400Åに成長させる。
【0022】続いて、図2(e)に示すように、凸起部
上のn型GaAs層6を削り、露出したn型AlGaA
s層5上にゲート電極7を形成する。さらに、ゲート電
極7を挟むn型GaAs層6上にソース電極8とドレイ
ン電極9を形成する。なお、図示されてはいないが、p
型GaAs層2の表面は一部露出されその部分にバック
ゲート電極が形成される。
【0023】このように構成することにより、チャネル
領域は凸部のp型GaAs層2上にのみ形成されること
になり、したがって、p型のバックゲート層はチャネル
領域(4)下のみに存在することになり静電容量の増加
を抑制することができる。また、ソース・ドレイン領域
(6)は自動的にチャネル領域と接続されることにな
り、そして、ソース・ドレイン領域とチャネル領域との
間に再成長界面が存在しないようにすることができるた
め、ソース抵抗、ドレイン抵抗の低減化を実現すること
ができる。なお、上記の実施例では、InGaAs層4
とn型AlGaAs層5との合計膜厚をp型GaAs層
2の膜厚と等しくしていたがこれより幾分薄くするよう
にしてもよい。
【0024】図3は、本発明の第2の実施例のヘテロ接
合型電界効果トランジスタの断面図である。同図におい
て、図1に示した第1の実施例の部分と同等の部分には
同一の参照番号が付されているので重複する説明は省略
する。本実施例の図1に示した先の実施例と相違する点
は、先の実施例におけるn型GaAs層6を、チャネル
層(4)と接する部分ではチャネル層と同じIn組成比
のInGaAsとしその組成比から上に向かってInA
sまで徐々にIn組成比を増加させたn型InGaAs
/InAs層6aとした点である。
【0025】これによりアロイ工程なしにオーミックコ
ンタクトを取ることができるようになり、アロイ工程に
よるヘテロ接合の劣化を防止することができる。また、
InGaAs層4とn型InGaAs/InAs層6a
の間にコンダクションバンドの不連続が存在しなくなる
ため、ソース抵抗をさらに低減化することが可能にな
る。
【0026】なお、以上の実施例では、AlGaAs/
InGaAsのヘテロ接合を用いた電界効果トランジス
タについて説明したが、本発明はこの組み合わせに限定
されるものではなく、チャネル層(4)に対して電子供
給層(5)の電子親和力が小さい組み合せであればよ
く、GaAs/InGaAs、AlGaAs/GaA
s、AlInAs/InGaAs、AlGaP/InG
aAs等のIII −V族半導体の組み合せであってもよ
い。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるヘテ
ロ接合型電界効果トランジスタは、凸型のp型半導体層
上にチャネル層と電子供給層とを設け、チャネル層の両
側にこれと側面から接触するソース・ドレイン領域を設
けたものであるので、ソース・ドレイン電極を電子供給
層を介することなくチャネル層と接続することができる
ようになり、そしてチャネル層とソース・ドレイン領域
間に高抵抗の再成長界面を介在せしめないようにするこ
とができ、ソース抵抗およびドレイン抵抗を低減化する
ことができる。
【0028】また、ソース・ドレイン電極を電子供給層
を介することなくチャネル層と接続することができるた
め、電子供給層(n型AlGaAs層5)としてソース
抵抗について考慮することなく電子親和力の小さい高抵
抗層を用いることが可能になり、ゲートリーク電流を抑
制することができる。
【0029】また、凸部をp型の半導体層により形成す
ることでバックゲート用の層が自動的に形成されること
となり、これを用いることにより温度変化などによるし
きい値電圧の変動を抑制したり、ショートチャネル効果
を抑制したりすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のヘテロ接合型電界効果
トランジスタの断面図。
【図2】図1に示した第1の実施例の製造方法を説明す
るための工程順断面図。
【図3】本発明の第2の実施例のヘテロ接合型電界効果
トランジスタの断面図。
【図4】第1の従来例の断面図。
【図5】第2の従来例の断面図。
【図6】第3の従来例の断面図。
【符号の説明】
1 半絶縁性GaAs基板 2 p型GaAs層(バックゲート層) 3 ノンドープGaAs層(バッファ層) 4 InGaAs層(チャネル層) 5 n型AlGaAs層(電子供給層) 6 n型GaAs層(ソース・ドレイン領域) 6a n型InGaAs/InAs層(ソース・ドレイ
ン領域) 6′ n型GaAs層(コンタクト領域) 7 ゲート電極 8 ソース電極 9 ドレイン電極

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半絶縁性半導体基板と、前記半絶縁性半
    導体基板上に選択的に形成された、p型不純物がドープ
    された半導体からなる突起部と、前記凸起部上およびそ
    の両側の前記半絶縁性半導体基板上に設けられたノンド
    ープの第1の半導体層と、それぞれの前記第1の半導体
    層上に設けられた、該第1の半導体層より電子親和力が
    小さい、n型不純物がドープされた第2の半導体層と、
    前記凸起部の両側の前記第2の半導体層上に設けられ
    た、前記第2の半導体層より電子親和力が大きい、n型
    不純物がドープされた第3の半導体層と、前記凸起部上
    の前記第2の半導体層上に設けられたゲート電極と、前
    記第3の半導体層上に設けられたソース・ドレイン電極
    と、を備え、前記凸起部上の前記第1の半導体層と前記
    第3の半導体層とが互いに側面で接触していることを特
    徴とするヘテロ接合型電界効果トランジスタ。
  2. 【請求項2】 前記半導体基板と前記第1の半導体層と
    の間にバッファ層が形成されていることを特徴とする請
    求項1記載のヘテロ接合型電界効果トランジスタ。
  3. 【請求項3】 前記第3の半導体層は、前記第1の半導
    体層と接触する部分において該第1の半導体層のバンド
    ギャップとほぼ等しいバンドギャップを有しかつ上に向
    かって徐々にバンドギャップが狭められていることを特
    徴とする請求項1記載のヘテロ接合型電界効果トランジ
    スタ。
  4. 【請求項4】 前記凸起部の厚さが、前記第1の半導体
    層と前記第2の半導体層との合計膜厚とほぼ等しいかこ
    れより幾分厚いことを特徴とする請求項1記載のヘテロ
    接合型電界効果トランジスタ。
  5. 【請求項5】 (1)半絶縁性半導体基板上に凸起部を
    構成する半導体層を形成する工程と、 (2)前記凸起部上およびその両側の前記半絶縁性半導
    体基板上に第1の半導体層を成長させる工程と、 (3)前記第1の半導体層上に該第1の半導体層より電
    子親和力が小さい材料によりn型不純物がドープされた
    第2の半導体層を形成する工程と、 (4)前記第2の半導体層上に該第2の半導体層より電
    子親和力が大きい材料によりn型不純物がドープされた
    第3の半導体層を形成する工程と、 (5)前記凸起部上の前記第3の半導体層を選択的に除
    去する工程と、 (6)露出された前記第2の半導体層上にゲート電極を
    形成し、前記凸起部の両側の前記第3の半導体層上にソ
    ース電極とドレイン電極を形成する工程と、 を有することを特徴とするヘテロ接合型電界効果トラン
    ジスタの製造方法。
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