JP2661213B2 - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP2661213B2
JP2661213B2 JP63296466A JP29646688A JP2661213B2 JP 2661213 B2 JP2661213 B2 JP 2661213B2 JP 63296466 A JP63296466 A JP 63296466A JP 29646688 A JP29646688 A JP 29646688A JP 2661213 B2 JP2661213 B2 JP 2661213B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、洗濯行程での水流が、複数の水流からなる
複合水流を発生する洗濯機に関するものである。
従来の技術 従来の洗濯機の構成は第8図に示すように、本体1内
に設けられた水受槽2内に、内底部に撹拌翼3を有する
洗濯槽4が回転自在に設けられている。この洗濯槽4お
よび撹拌翼3を選択的に切換えて回転駆動させる減速機
構部5には、モータ6の回転力がモータープーリー7、
Vベルト8、プーリー9を介して伝達される構成となっ
ている。
そして、洗濯行程時には、減速機構部5は撹拌翼3側
に駆動を伝達し、洗濯槽4内に水流を形成する。この水
流の強さは撹拌翼3の反転時限により水流を生成可能と
し、種々の洗濯衣類に適した水流を多段階に分け選択可
能としているが、標準水流となる強さの水流の反転時限
を、たとえば、2秒運転,1秒休止とし、この反転時限で
撹拌翼3を左右反転させ、洗濯行程全般をこの設定した
強さの水流にて、一定に行っていた。また洗濯衣類の重
量が軽量の場合には、これに適した強さの水流の反転時
限を、たとえば、1秒運転,2秒休止とし、この反転時限
で洗濯行程全般を行っていた。
上記各洗濯衣類に適した水流の強さ(反転時限)の設
定にあっては、基本的に洗濯衣類を数段階の重量に分
け、それぞれ設定量の洗濯衣類を入れ、目標とする洗浄
効果を発揮するように、それぞれの水流の反転時限を設
定している。
発明が解決しようとする課題 従来の洗濯機の水流は、洗濯衣類の重量を多段階に分
け、その設定量で目標とする洗浄効果を発揮するように
反転時限を設定しているため、洗浄効果は問題ないが、
その反面,撹拌翼3の特徴である布がらみが大きくなる
という課題を有していた。定格量用の反転時限とそれよ
り短かい反転時限で洗濯した場合の性能変化を第9図に
示す。同図において、標準水流(定格量用)の反転時限
で洗濯した場合の洗浄効果,洗浄むら,布がらみを100
としており、反転時限が小さくなるにつれ布がらみは減
少するが、洗浄むらが大きくなることがわかる。なお、
標準水流のみでなく、他の重量に適した水流の場合にお
いても第9図に示す洗濯特性と同様の傾向を示す。この
反転時限の減少による洗濯特性の変化の原因は、水流の
強さを撹拌翼3の反転時限の時間制御により設定してい
るためである。洗濯槽12の上部にある衣類まで撹拌力を
伝達させているために、撹拌翼3はより多く回転回数を
増やすか、回転トルクを増すかしなければならないため
であり、上部の衣類を洗濯するためには、撹拌翼の反転
時限を長くしなければならなく、そうすると洗濯槽下部
の衣類のからみがひどくなるというわけである。以上の
説明から明らかなように、従来の洗濯機の水流制御は、
撹拌翼の反転時限を布量に合わせた水流の強さごとに一
定に設定してしまっているため、洗濯特性を得ようとす
ると、布からみが増大してしまうという課題を有してい
た。
本発明は上記課題に鑑み、洗濯特性を維持しながら布
からみを軽減するように水流制御することを第1の目的
としている。また、第2の目的は布からみを軽減し、し
かも洗浄むらも低減することにある。
課題を解決するための手段 上記第1の目的を達成するための本発明の第1の技術
的手段は、洗濯槽内に回転自在に配設した撹拌翼と、撹
拌翼を駆動させるモータと減速機構部を備え、前記洗濯
槽内に撹拌翼回転により水流を形成し、その水流の強さ
は撹拌翼の反転時限により、強水流、弱水流等を生成可
能となし、洗濯行程においては弱水流の運転時間の割合
を強水流の割合より大きくし、弱水流を基調として短時
間の強水流を複数回入れた複合水流を発生するととも
に、少なくとも弱水流又は強水流のいずれか一方の反転
時限を洗濯行程の経過時間に応じて短くしたものであ
る。
また、第2の目的を達成するための本発明の第2の技
術的手段は、弱水流を基調とし強水流を加えた複合水流
において、強水流の左右反転時限を異ならせかつ左右反
転の内一方方向の時限を短くしたものである。
作 用 上記第1の技術的手段により、弱水流時に洗濯槽の下
半分の衣類を洗浄するとともに、個々の衣類を固める。
さらに短時間の強水流で洗濯槽の上下の衣類を入れ換
え、次の弱水流で洗濯槽の下半分になった衣類(洗濯初
期時は洗濯槽の上半分にあった衣類)を洗浄するととも
に個々の衣類を固める。ここで、弱水流では、従来の水
流のように隣接する衣類に絡まる程度の移動力がないた
め、個々の衣類で固まり、からみが少なくなる。また少
なくとも弱水流又は強水流のどちらか一方の反転時限を
時間経過とともに短かくするのは、時間経過に伴ない布
の動きが良くなるため、布の動きを常時一定にすること
で布からみの進展を抑制している。
また、第2の技術的手段によれば、複合水流の強水流
が片回転方向に長くなるため、洗濯槽の上下の衣類の入
れ換えがスムーズに行える。すなわち、1回の強水流で
移動させた布類が、次の逆回転方向の強水流で衣類が戻
し方向に働くため、この作用を小さくし、衣類の移動を
促進させて衣類の洗浄むらを低減している。
実施例 以下、本発明の一実施例を第1図〜第6図により説明
する。
本実施例の洗濯機の構成は第1図に示すように本体10
内に設けられた水受槽11内に回転自在に洗濯槽12が設け
られ、洗濯槽12の内底部に回転自在に撹拌翼13を配して
いる。この洗濯槽12および撹拌翼13を選択的に切換えて
回転駆動させる減速機構部14には、モータ15の回転力が
モータプーリー16、Vベルト17、プーリー18を介して伝
達され、制御装置19によりモータ15を制御する構成とな
っている。
そして、洗濯行程時には、減速機構部14は撹拌翼13側
に駆動を伝達し、洗濯槽12内に水流を形成する。この水
流の強さは撹拌翼13の反転時限により各種水流を生成可
能とし、制御装置19により種々の洗濯衣類に適した水流
を多段階に分け、選択可能としている。
上記構成で定格容量用の基調水流となる弱水流の反転
時限〔従来の洗濯機の標準水流となる反転時限(たとえ
ば2秒運転,1秒休止)の50〜70%〕を、たとえば1.2秒
運転,0.6秒休止とし、この反転時限で撹拌翼13を左右反
転させ、洗濯行程全般(たとえば12分間)をこの弱水流
にて洗浄した結果を第2図および第3図により説明す
る。すなわち、洗濯槽12の下半分に位置する衣類ABCDが
洗浄でき、上半分の衣類FGHIは洗浄できない結果とな
り、洗浄むらが大きいことがわかる。これは、撹拌翼13
の撹拌力が上まで伝わりにくいためである。また、第4
図に示すように、時間経過に伴ない布の動きが良くなり
布のからみ具合いに若干の悪影響をおよぼす恐れがあ
る。これは衣類への含水(水の浸透)により摩擦力が大
きくなったことと、微小のからみにより布の動きが徐々
に良くなっているためである。
そこで、弱水流の反転時限を布回り増加量(運転時間
の経過)に伴ない徐々に短時限化することで、布の動き
を常時一定にすることができる。また洗浄むらについて
は、強水流の反転時限〔従来の洗濯機の標準水流となる
反転時限(たとえば、2秒運転,1秒休止)の120〜140
%〕を、たとえば2.6秒運転,1.3秒休止とし、これもま
た徐々に短時限化した強水流を、弱水流を基調とした水
流に定期的に短時間入れる複合水流にすることで、洗濯
槽12内にある衣類を上下で入れ換え、最初洗濯槽12の上
半分の衣類を下部に移動させ、次の弱水流にて洗浄でき
るようにしたものである。この複合水流の反転時限を第
5図に示しその洗浄結果を第6図に示している。第6図
から明らかなように、上記複合水流では洗浄むらが小さ
くなる。
ところで、弱水流では、従来の水流のように隣接する
衣類に絡まる程度の衣類の移動力がないため、個々の衣
類で固まりを形成している。この状態で強水流を入れる
と、強い移動力が働くため、洗濯槽12内で衣類全体で動
き、上下の入れ換えが可能となっている。よって、洗浄
むらを低減させ、布からみを少なくすることができるの
である。
さて、本実施例では定格容量の基調水流となる弱水流
をたとえば1.2秒運転,0.6秒休止から徐々に短時限化し
て0.8秒運転,0.4秒休止へ,強水流をたとえば2.6秒運転
から徐々に短時限化して2秒運転,1秒休止へと反転時限
を設定しているが、要は、弱水流では洗濯特性で洗浄率
の平均がねらい値近傍となり、布からみが低減できる反
転時限であり、強水流では洗濯槽の上下の衣類を入れ換
え可能な反転時限であればよい。
なお、定格容量の水流のみでなく、種々の洗濯衣類量
に適した水流を多段階に分けても、各水流に適した反転
時限にすることで同効果が得られる。
さらに、本実施例では弱水流,強水流とも短時限化し
ているが、弱水流あるいは強水流のみでもよく、布から
みは低減できる。
次に、本発明の他の実施例を第7図により説明する。
すなわち、強水流の反転時限〔従来の洗濯機の標準水流
となる反転時限(たとえば、2秒運転,1秒休止)の140
〜160%〕は、たとえば3秒運転,1.5秒休止とし、左右
回転のどちらか一方の回転(本実施例では右方向)のみ
を上記反転時限とし、他回転方向は、弱水流と同等ある
いは上記強水流の反転時限より短かい短時限(たとえ
ば、2秒運転,1秒休止)とした左右不均等反転時限にし
て、弱水流を基調とする水流に定期的に短時間入れる複
合水流にすることにする。この複合水流により、洗濯槽
12内にある衣類を移動させ、次の弱水流にて移動後洗濯
槽12の下になった衣類を洗浄し、この弱水流と強水流を
繰り返すことで洗浄むらを低減させる。
ところで、弱水流では、従来の水流のように隣接する
衣類に絡まる程度の衣類の移動力がないため、個々の衣
類で固まりを形成している。この状態で左右不均等反転
時限の強水流を入れると、反転時限の長い回転方向に回
転力が大きくなり、強い移動力が一方向に働くため、洗
濯槽12内で衣類が移動可能となるとともに衣類個々の移
動方向が均一的になり、布の移動をよくして洗浄むらを
軽減することができる。
なお、本実施例では、定格容量の基調水流となる弱水
流をたとえば12秒運転,0.6秒休止,左右不均等反転時限
の強水流の長い時限を3秒運転,1.5秒休止としている
が、要は、弱水流では、洗濯特性で洗浄率の平均がねら
い値近傍となり、布からみが低減できる反転時限であ
り、強水流では洗濯槽内の衣類を移動可能にする反転時
限であればよい。
発明の効果 以上の実施例の説明から明らかなように、本発明によ
れば、弱水流を基調とした強水流との複合水流で少なく
とも弱水流又は強水流のどちらか一方を徐々に短時限化
することにより、まず弱水流時に洗濯槽下半分を洗浄す
ると共に個々の衣類を固め、布の動きを一定にすること
で、布からみを低減し、次に強水流時に洗濯槽の上下を
入れ換えることで洗濯槽上下の洗浄むらをなくすことが
でき、洗浄率も高めることができる。しかも水流を運転
時間に伴って弱くするため、その時間経過とともに動き
やすくなる衣類の動きを最小限に抑えて布からみを軽減
できる。また、複合水流の強水流の回転方向を片側を強
くしているため、特に上下の衣類の動きを一方向に動き
やすくして、上下の衣類の入れ替えをスムーズにでき、
洗浄むらを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における洗濯機の断面図、第
2図は同洗濯機に衣類を入れた状態を示す断面図、第3
図は弱水流のみの洗浄性能を示すグラフ、第4図は時間
経過に伴う布回り度数を示すグラフ、第5図は本発明の
一実施例を示す複合水流の反転時限図、第6図は同複合
水流による洗浄性能を示すグラフ、第7図は本発明の他
の実施例を示す複合水流の反転時限図、第8図は従来の
洗濯機の断面図、第9図は従来の洗濯特性を示すグラフ
である。 12……洗濯槽、13……撹拌翼、14……減速機構部、15…
…モータ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗濯槽内に回転自在に配設した撹拌翼と、
    撹拌翼を駆動させるモータと減速機構部を備え、前記洗
    濯槽内に撹拌翼回転により水流を形成し、その水流の強
    さは撹拌翼の反転時限により、強水流、弱水流等を生成
    可能となし、洗濯行程においては弱水流の運転時間の割
    合を強水流の割合より大きくし、弱水流を基調として短
    時間の強水流を複数回入れた複合水流を発生するととも
    に、少なくとも弱水流又は強水流のいずれか一方の反転
    時限を洗濯行程の経過時間に応じて短くした洗濯機。
  2. 【請求項2】洗濯槽内に回転自在に配設した撹拌翼と、
    撹拌翼を駆動させるモータと減速機構部を備え、前記洗
    濯槽内に撹拌翼回転により水流を形成し、その水流の強
    さは撹拌翼の反転時限により、強水流、弱水流等を生成
    可能となし、洗濯行程においては弱水流の運転時間の割
    合を強水流の割合より大きくし、弱水流を基調として短
    時間の強水流を複数回入れた複合水流を発生するととも
    に、強水流の左右反転時限を異ならせかつ左右反転の内
    一方方向の時限を短くした洗濯機。
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