JP3064326B2 - 洗濯機の運転方法 - Google Patents

洗濯機の運転方法

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JP3064326B2
JP3064326B2 JP2101373A JP10137390A JP3064326B2 JP 3064326 B2 JP3064326 B2 JP 3064326B2 JP 2101373 A JP2101373 A JP 2101373A JP 10137390 A JP10137390 A JP 10137390A JP 3064326 B2 JP3064326 B2 JP 3064326B2
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washing
stirring blade
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一利 足立
政明 山田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、衣類の種類に応じて水流を変更する洗濯機
の運転方法に関する。
従来の技術 近年、制御回路によって、水流や洗濯用の水位を変化
させることができる洗濯機が主流となってきている。
従来、この種の洗濯機は第9図に示すような構成が一
般的であった。以下、その構成について図面を参照しな
がら説明する。本体1内に設けられた水受槽2内に、内
底部に攪拌翼3を有する洗濯槽4が回転自在に設けられ
ている。この洗濯槽4および攪拌翼3を選択的に切換え
て回転駆動させる減速機構部5には、モータ6の回転力
がモータプーリー7,Vベルト8,プーリー9を介して伝達
される構成となっている。
そして、洗濯行程時には、減速機構部5は攪拌翼3側
に駆動を伝達し、洗濯槽4内に水流を形成する。この水
流の強さは攪拌翼3の反転時限により水流を生成可能と
し、種々の洗濯衣類の種類や量に適した水流を多段階に
分け、洗濯可能としているが、標準水流となる強さの水
流の反転時限を、たとえば、2秒運転,1秒休止とし、こ
の反転時限で攪拌翼3を左右回転させ洗濯行程全般を行
ない、また、弱水流では反転時限を1秒運転,0.5秒休止
とし洗濯行程全般を行なっていた。さらには、デリケー
ト衣類用としての手洗い水流は、モータ6の回転速度を
制御する運転制御装置10に交流電源の周波数を複数に分
割した単位サイクル内で通断電制御する等の装置を設
け、モータ6の回転速度を遅くして攪拌翼3の回転速度
を抑え、水流を弱くして洗濯行程全般を行なっていた。
しかし、実際にファンデーション等の被洗浄物11は、
洗濯ネット12に入れ、その洗濯ネットに入れたファンデ
ーション等のみで洗濯するか、あるいは、洗濯ネットに
ファンデーション等を入れ、他の被洗浄物もいっしょに
洗濯槽に入れた状態のまとめ洗いで洗濯するか、さらに
は、上記手洗い水流でファンデーション等を洗濯するか
は、使用者の意志によるものである。
第10図は洗濯ネット無し,洗濯ネット有り,手洗い水
流のそれぞれの洗浄率についての特性を示す。手洗い水
流では、洗浄率が悪く、洗濯ネット未使用で弱水流では
洗浄率は良好であるが、図面に表わされていないがファ
ンデーション等の動きが左右回転,上下回転と複雑で、
さらには紐等があるので、からみやすく,いたみやす
い。
発明が解決しようとする課題 このような従来の洗濯機では、ファンデーションなど
を洗濯するために弱水流に設定すると布がいたみ、ま
た、手洗い水流に設定すると、洗浄率が悪くなるという
問題があった。本発明は上記課題を解決するもので、洗
浄率を下げずに布いたみの少ない水流を備えた洗濯機の
運転方法を提供することを目的としている。
課題を解決するための手段 本発明は、上記課題を解決するために、洗濯槽と、略
中央部を凸形状とした底盤部とその凸部途中より円周方
向に向けて形成された羽根部とで一体成形されるととも
にその底盤部の曲面が洗濯槽底部と略同一球面を形成す
る撹拌翼と、前記撹拌翼を駆動するモータと、前記モー
タによって前記撹拌翼の反転角度を変化させる制御手段
を備えた洗濯機において、ファンデーション等デリケー
ト衣類の洗濯の際には、撹拌翼の反転角度をほぼ135度
以下とするとともに洗濯浴比を標準洗い時の約2倍とし
たものである。
作用 本発明は上記した構成により、弱水流で左右反転する
とともに撹拌翼の角度が135度以下となり、さらには撹
拌翼の略中央部は羽根部を形成せず底盤部の曲面が洗濯
槽底部と略同一球面を形成しているため、発生する微し
ゃく水流は上下回転水流のみとなり、左右回転水流等が
なく洗濯物が絡まるような複雑な動きを極力低減でき
る。また、浴比が標準洗い時より約2倍となるため、上
記弱水流と相まってファンデーション等に内蔵されたワ
イヤーやボーンに無理な力が働くことなく、からみ、表
面損傷、部分的損傷を抑制することが出来、傷みやすい
デリケート衣類を洗濯ネットの中に入れずに洗濯するこ
とが出来る。
実施例 以下、本発明の一実施例について第1図〜第8図を参
照しながら説明する。なお従来例と同一構成部品には同
じ符号を付し、その説明は省略する。
図に示すように、本体1内に設けられた水受槽2内
に、回転自在に洗濯槽4に設けられ、洗濯槽4の内底部
に回転自在に攪拌翼13を配している。この洗濯槽4およ
び攪拌翼13を選択的に切換えて回転駆動させる減速機構
部5には、モータ6の回転力がモータプーリー7,Vベル
ト8,プーリー9を介して伝達され、制御手段14によりモ
ータ7を制御する構成となっている。そして、攪拌翼13
は羽根部15と底盤部16とで一体形成され、略中央部は羽
根部15を形成せず、底盤部16を凸部とし、中央部を頂部
とし円周方向に徐々に下傾斜を掛けている。また羽根部
15は、始まりが底盤部16の凸部途中より段差を形成する
ことなく、円周方向に徐々に上傾斜を掛けている。
洗濯行程時には、減速機構部5は攪拌翼13側に駆動を
伝達し、洗濯槽4内に水流を形成す。この水流の強さ
は、攪拌翼13の反転時限により各種水流を生成可能と
し、制御手段14により種々の洗濯衣類に適した水流を多
段階に分け、選択可能としている。
上記構成で、定格容量用(たとえば4.5kg容量とす
る)の水流となる標準水流の反転時限を、たとえば2秒
運転,1秒休止とし、この反転時限で攪拌翼13を左右回転
させ、選択行程を行なっている。なお、定格容量の水流
のみでなく、各容量に対応する水流も反転時限を(たと
えば2〜3kg容量時の反転時限は、1.6秒運転,0.8秒休
止)各容量に適した反転時限等を設けて水流を作り出し
ている。このときの有効水量(洗濯槽内の水量)と被洗
浄物容量とその実質浴比をたとえば、表1に示すように
設定している。
また、ウール製品等用の手洗い水流は、モータ6の回
転速度を制御手段14で、たとえば、交流電流の周波数を
複数に分割した単位サイクル内で通断電制御を設けて迎
えたり、モータ6の極数切換方式を設けたりして、攪拌
翼13の回転速度を、たとえば標準水流時等は150rpm回転
程度のものを、50〜90rpm回転程度に低減し、反転時限
をたとえば、3秒運転,1.5秒休止というように、ゆるく
て弱い水流としている。このときの水位はたとえば中水
位で被洗浄物容量は1.2kg以下のような設定なため、実
質浴比は、27.5/kg程度となる。
ここで、ファンデーション等を洗濯ネットに入れた場
合について説明すると、市販の洗浄ネット容量は最大で
も0.6kg程度であり、ファンデーション等の洗濯ネット
洗いのみの場合は容量的にみて少量洗濯が多く、攪拌翼
13の上を動いているようなものである。また水量が少な
いと思い、水位を上げたとしても、被洗浄物に水分が吸
水され、おもくなるため、洗濯ネット分の1個の被洗浄
物として底にしずみ結局は攪拌翼13の上を動いているよ
うなものであり、攪拌翼13の摩擦力や衝撃力により、ワ
イヤーやボーンに圧力が加わりやすくなっている。次に
ファンデーション等を洗濯ネットに入れ、他の被洗浄物
といっしょに洗濯するまとめ洗いでは、例えば、定格容
量で洗う場合、他の被洗浄物から、洗濯ネットを通じて
ファンデーション等に圧力が加わり、洗濯ネット内での
ファンデーション等の自由度が少ないため、圧力から逃
げることが不可能となり、直接無理な力が加わること
で、ワイヤーやボーン等を傷つけることとなり、洗濯ネ
ットを使用すると、部分的な損傷を引き起こすことが多
くなる。
次に本発明の微弱水流は、ファンデーション等のデリ
ケート衣類を洗濯するために、第4図に示すように、た
とえば0.2秒運転,0.4秒休止という短時反転時限とし、
弱水流としている。攪拌翼13を左右回転させるため、攪
拌翼13の回転角度が90゜〜135゜程度となり、さらには
攪拌翼13の略中央部は羽根部15を形成せず、底盤部16を
円周方向に下傾斜をした凸部17としていることと相まっ
て、この微弱水流の水流は第1図に矢印で示すように上
下回転水流のみとなり、左右回転水流等がなく、被洗浄
物同志の複雑な移動がない。また、ファンデーション等
は毎日か2日置きに洗うので多くても1kg以下のため、
たとえば水位を低水位に設定(自動的でも手動的でもど
ちらでもよい)すれば、浴比は、たとえば25.5/kgと
なり、洗濯槽4内の被洗浄物18はゆったりした状態とな
り、本微弱水流と相まってファンデーションに内蔵され
た、ワイヤーやボーンに無理な力が働くことがなく、か
らみ・表面損傷および、部分的損傷を抑制でき、いたみ
やすいデリケート衣類に有効に活用可能となる。
また洗浄率では、洗濯ネットを使用すると衣類同志が
洗濯ネット内では自由度が少ないため密着してしまい、
洗浄率や洗浄むらが悪くなってしまうが、この微弱水流
により、衣類が個々にわかれた状態で洗濯液の水流が直
接当たるため、洗浄率や洗浄むらの向上ができ、損傷等
を抑えることもできるようになる。以上の実施例による
具体的効果を表2に示す。
なお、短時反転時限にし、回転角度を135゜以下に抑
えるのは、第7図に示すように、洗浄率は回転角度が大
きい程向上するが、被洗浄物のいたみは135゜以上回転
すると急激に多くなり、ファンデーション等のデリケー
ト衣類に対して悪影響を与えてしまう。さらにはファン
デーション等の汚れは、人体からの皮脂汚れや皮慮分泌
物であり、汚れ度合いが少なく、洗浄率については強い
水流を必要とせず、逆にいたみを重視する必要があり、
攪拌翼13の回転角度を135゜以下にしている。
さらに、第5図は、洗濯当初、1秒運転,0.5秒休止を
入れているが、これは洗濯水が浸透しにくい衣類に対し
て衣類を洗濯水内に引き込み、洗濯水を衣類に浸透しや
すくするためであり、第6図は、途中に複数回、1秒運
転,0.5秒休止を入れて、衣類の位置を移動させることを
目的としているものであり、各々の目的に対する有効な
手段である。
次に、本実施例では、水位を低水位と設定している
が、通常衣類を洗濯する場合の約2倍程度以上の実質浴
比となるように設定すればよく、中水位でも高水位でも
よく、また被洗浄物容量がたとえば0.5kg以下であれ
ば、少量水位でもよい。衣類のいたみ(表面損傷)と水
位との関係を第8図に示しているがこれを観ても明らか
なように、表面損傷度が約1%程度以下になるのに、被
洗浄物容量の量の差で水位も異なることがわかる。
発明の効果 以上より本発明は、洗濯槽と、略中央部を凸形状とし
た底盤部とその凸部途中より円周方に向けて形成された
羽根部とで一体成形されるとともにその底盤部の曲面が
洗濯槽底部と略同一球面を形成する撹拌翼と、前記撹拌
翼を駆動するモータと、前記モータによって前記撹拌翼
の反転角度を変化させる制御手段を備え、前記制御手段
は、ファンデーション等デリケート衣類の洗濯時には、
撹拌翼の反転角度をほぼ135度以下とするとともに洗濯
浴比を標準洗い時の約2倍としたため、ファンデーショ
ンなどのデリケートな衣類を洗濯するときに、洗濯ネッ
トを使用しなくても洗浄度を下げることなく衣類を損傷
しない洗濯機を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の実施例における洗濯機の縦断面図、第
2図は同攪拌翼の平面図、第3図は第2図で示す同羽根
部のa〜dの部位における各断面図、第4図は同微弱水
流の反転時限図、第5図および6図は同微弱水流の他の
反転時限図、第7図は同回転角度の効果を示すグラフ、
第8図は衣類のいたみと水位の関係を示すグラフ、第9
図は従来例の洗濯機の縦断面図、第10図は同洗濯機によ
る水流条件と洗浄率を示すグラフである。 1……洗濯槽、6……モータ、13……攪拌翼、14……制
御手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 33/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗濯槽と、略中央部を凸形状とした底盤部
    とその凸部途中より円周方向に向けて形成された羽根部
    とで一体成形されるとともにその底盤部の曲面が洗濯槽
    底部と略同一球面を形成する撹拌翼と、前記撹拌翼を駆
    動するモータと、前記モータによって前記撹拌翼の反転
    角度を変化させる制御手段を備えた洗濯機において、フ
    ァンデーション等デリケート衣類を洗浄する際には、撹
    拌翼の反転角度をほぼ135度以下とするとともに洗濯浴
    比を標準洗い時の約2倍とする洗濯機の運転方法。
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