JPS6111097A

JPS6111097A - 洗濯機

Info

Publication number: JPS6111097A
Application number: JP59132414A
Authority: JP
Inventors: 林　源太郎; 憲二山本; 片岡　耕作; 哲夫原田; 康志荒木
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd; Sanyo Denki Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd; Sanyo Denki Co Ltd
Priority date: 1984-06-27
Filing date: 1984-06-27
Publication date: 1986-01-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本発明は、洗濯槽の底部に設けられた回転翼を、低速で
且つ短時間で左右に間欠的に回転させる洗濯機に関する
。

（ロ）従来の技術昨今のこの種の洗濯槽は、従来のように回転翼を高速で
長時間回転させて高い洗浄率で洗うものから脱却し、低
速で且つ短時間で左右に間欠的に回転させるようにして
衣類の損傷を極力抑制するものに代ってきている。後者
の例は例えば特開昭５９−１７３９０号公報で示されで
おり、これを第５図〜第８図に基ついて説明する。

（１）は脱水槽を兼ねる洗濯槽で、その周壁には多数の
脱水孔（２）を有し、その口縁にはバランスリング（３
）が取付けられている。そして洗濯槽（１）の底部中央
には、回転翼く４）が配設され−〔いる。洗濯槽（１）
は外槽（５）内に設けられ、外槽（５）の底部には、洗
濯槽（１）や回転Ｒ（４）を回転せしめる駆動モータ（
６）やクラッチやブレーキ装置等を有する駆動機構く７
）が装着きれ、かかる外槽（５）は機枠〈８）上部より
複数の吊棒（９）にて防振的に吊下きれている。

而して、上記回転翼（４）は、大径の円形のベース（１
０）と、とのベース（１０）の周縁より中央に向って次
第に突出された略三角柱状の突出部（１１）と、この突
出部の三角形の各頂点よりベース（１０）の周縁に向っ
て突設された羽根り１２〉とから構成される。各羽根（
１２）は第７図から明らかな如くベース（１０〉の周縁
に向って同方向（図では右方向）にゆるやかに曲線を描
いて偏向している。上記突出部（１１）の高さくＨ）は
円形ベース（１０）の外径（ｄ）の約１７２程度で且つ
洗濯槽（１）の水面の高さくｈ）より低くなるよう定め
られている。実施例においては、洗濯槽（１）の内径（
Ｄ　）＝　４００［ａ］に対し、円形ベース（１０）の
外径（ｄ　）　＝　３２０［ｎｖｎコ、突出部（１１）
の高き（Ｈ）＝　１４Ｑ［ｍｍコである。

上記突出部（１１）の頂部には、一段径の小さくなった
頂部略三角柱（１３）が形成されている。この三角柱＜
１３）の側面の傾斜（θ２）は第８図の如くその下の径
の大きい三角柱（−Ｆ記突出部（１１））の側面上端の
傾斜（θ１）より緩やかになっている。実施例のもので
は（θ２）＝１２°、（θ１）＝８°である。

図で〈１４）は翼軸（１５）の頂部と嵌合するボスで、
回転翼頂部裏側に設けたポス（１６）にインサートされ
ている。回転翼（４）は翼軸（１５）頂部に取付ネジ（
１７）を締着することにより翼軸に取付けられる。

上記回転翼（４）は左右交互に回転きれるが、その回転
数は従来の回転翼の回転数４５０［ｒ、　ｐ、　ｍ］〜
７２０［ｒ、　ｐ、　ｍコに比へ低く　３００［ｒ、　
ｐ、　ｍコ以下におさえである。実施例のものは約１８
０［ｒ、　ｐ、　ｍ］に定めである。そして右へ１秒〜
２秒間回転きせた後０５秒〜１秒間停止し、左へ１秒〜
２秒間回転すると云う同一の単周期を集合させた反転サ
イクルを、設定時間中繰返すようにしている。また、こ
の回転中に、回転翼（４）の回転により洗濯槽（１）内
の水面が第６図一点鎖線の如くすり林状に中央部が低く
なっても、上記突出部（１１）よりも低ぐならない値と
なっている。

かかるものにおいて洗濯槽（１）へ給水し布（Ｃ）を入
れ、回転翼（４〉を回転させると、回転翼（４）の下部
では従来から使用きれている回転翼と同じように布を水
平方向に回転させようとする水流を生し、回転翼の上部
では突出部（１１）の三角柱状の面や羽根（１２）によ
って布を浮き沈みきせる力を与える。その結果布は、第
５図矢印の如く洗濯槽側壁に沿って一旦回転翼の方へ沈
み、その後三角柱状の突出部（１１）に沿って浮び上が
ってくるような運動をしながら水平方向に回転する。

特に回転翼の三つの羽根＜１２〉が第７図の如く同方向
（右方向）にゆるやかに曲線を描いて偏向しているので
、回転翼（４）の回転が左と右でその発生する水流に差
ができ、右回転の場合はより布を上へ浮き上がらせるよ
うな水流が強まる。これは右回転の方がより強い力を水
に与えるので、洗濯槽壁に強く当ってその反動で浮き上
がるような水流が生しるのである。この結果布の上下の
動きが発生する。

そして突出部（１１）が水面下になるようにしであるの
で、浮び上がってきた布は、突出部（１１）上を乗り越
えやすくなって大きな動きとなる。この際突出部り１１
）は円筒状ではなく三角柱状になっているので、この突
出部でもって布を周囲へ追いやろうとする水流を発生扮
せ、布が突出部へからみつかないようにしている。

特にこの場合、突出部（１１）の頂部には、−膜枠の小
さくなった頂部略三角柱（１３）が形成されでいるので
、大きな径の突出部（１１〉の上端部と小さな径の頂部
略三角柱（１３）とでもってこの付近に乱流を発生させ
て、この部分−布が一層からみつきに〈＜シており、又
突出部（１１）の側面上端の傾斜角（θ１）＜頂部略三
角柱（１３）の側面傾斜角（θ２）となっているので、
布が回転翼（４）の上を一段と乗り越えやすくなる。

このように従来例は、洗たく中に衣類がからみ付きにく
いので、からみ付きによる布傷みも少く、回転翼（４）
の回転数が低いので、それだけでも布傷みは少い。

斯る従来例は、回転翼（４）の下部では衣類を水平方向
に回転キ七、上部では上下に浮き沈みさせ、全体として
衣類を上下に大きく動かすようにしであるが、回転翼（
４〉の回転数が非常に低いので、設定時間゛の当初から
衣類を上下に動かすことが難しい。従って、使用者にと
って衣類の動きが悪く見え、洗えないとの印象を与える
ことがあった。

（ハ〉　発明が解決しようとする問題点本発明は設定時
間の当初から衣類の丑下の動きを促進、活発化させよう
とするものである。

（ニ）　　問題点を解決するための手段本発明は、回転
翼の一方向回転時間が長くて他方向回転時間が短いと云
う単周期を複数集合さ七で成る反転サイクルを備えた洗
濯機である。

また、上記反転サイクルを備え、複数の単周期の各回転
時間を長短変化させたものである。

更に、上記反転サイクルを備え、回転時間が長短変化し
た各単周期を、一方向回転時間が長い順に或いは短い順
に連続させたものである。

また更に、上記反転サイクルを備え、複数の単周期の各
回転時間を長短変化させ、いずれかの単周期における最
短の一方向回転時間の前段或いは後段に最長の他方向回
転時間を設定したものである。

そして、本発明は、上記反転サイクルを備え、回転時間
が長短変化しても、各単周期の左右回転時間の和をほぼ
一定値としたものである。

（ホ〉　作用即ち、全体としては短時間毎に反転水流を形成すると共
に、単周期毎に右回転、或いは左回転を強め、脈流を生
起上しめることにより、衣類の動きを活発化する。

また、単周期毎に右回転成いは左回転の強弱が変化し、
上記の脈流を助長し、活発化を促進する。

更に、右回転成いは左回転の強きが段々と強く或いは弱
くなるので、全体としては渦巻水流に似た水流が生起き
れ、衣類の動きが極めて良くなる。

また更に、最短の一方向回転と最長の他方向回転が隣合
っているので、この移行の際には衣類に対して大きな回
転力を加えることができ、衣類の動きを大きくする。

そして、各単周期の一方回転が弾ければ他方を弱くして
いるので、一方回転が段々と強くなれは他方が段々と弱
くなり、短時間毎の反転によるからみ、傷みを抑制した
上で、渦巻とほとんど同し水流を生起することにより衣
類の動きを活発比重るものである。

（へ）実施例本発明による洗濯機の基本形状は第５図〜第８図で示す
従来例のものと同一であり、例えば同形状の回転翼及び
羽根、駆動モータ、駆動機構を備え、洗い及びすすぎの
行程で回転翼をマイクロコンピュータに記憶されている
サイクルで回転させる。詳しくは、約１８Ｏｒ、　Ｉ）
、　ｍの回転数で、適当な休止時間を挾んで左右に最大
３秒の回転時間で間欠的に反転する。

全自動コースでは従来同様に、給水−洸い一排水一中間
脱水一給水一第１すすぎ一排水一中間脱水一給水一第２
すすぎ一排水一最終脱水と云う行程を実行し、この内で
洗い、第１、第２すすぎの各行程で回転翼が間欠的に反
転する。洗い行程、第１すすぎ行程、第２すすぎ行程及
び中間、最終脱水行程の所要時間は予め自由に設定する
ことができる。また、洗い及びすすぎの各行程では“強
”′、“標準゛、″°ソフト“′で表示される三種類の
水流を選択でき、すすぎの行程では注水すすぎを随時設
定できる。

次に上記した三種類の水流を洗いの場合及びすすぎの場
合について説明するが、いずれの場合も回転翼は右回転
から始動し、左回転で終了する。

まず、洗いの場合は第１図で代表的に示される反転サイ
クルを繰返すことで各水流を作る。同図に於いて、ＴＩ
＜Ｔ２＜Ｔ３＜Ｔ４＜Ｔ５であり、休止時間Ｔｏは一定
である。Ｔｏ、Ｔｌ〜Ｔ５の具体的な数値は各水流によ
って異なり、Ｔｏ及びＴ５は最大３秒程度の適正値とす
る。また、右回転−休止−左回転と云う単周期で算出さ
れる回転時間の和は、各単周期共に一定或いはほぼ一定
にしである。即ち、図中でｒｘ＋Ｔ５＝　Ｔ’２＋　Ｔ
４＝　Ｔ３＋　Ｔ３・、或いはＴ１＋Ｔ５キＴ２＋Ｔ４
＊Ｔ３＋Ｔ３・・・である。因みに発明者が実験した時
の各時間は次のとおりである。強“′水流の場合はＴ１
＝０．７秒、Ｔ２ズ０．８秒、Ｔ３−１．０秒、Ｔ４に
１２秒、Ｔ５＝１．３秒、Ｔｏ＝Ｏ１２秒であり、“標
準”水流の場合はＴｌ＝０．７秒、Ｔ２＝０．８秒、Ｔ
３＝０．９秒、Ｔ４＝１．１秒、Ｔ５＝１．２秒、Ｔｏ
＝０．５秒である。

洗いの際の“ソフト”水流の場合は１．０秒の休止時間
（Ｔｏ）を挾んで、右０．４秒−左０．６秒−右０．４
秒→左０．６秒−右０．５秒−左０．５秒−右０６秒−
左０．４秒→右０．６秒→左０．４秒→右０６秒→左０
．４秒−右０５秒→左０．５秒→右０４秒→左０６秒と
移行するサイクルを繰返すものである。この場合も単周
期中の左右の回転時間の和は一定にしである。

この第１実施例の反転サイクルは、右回転時間が短くて
左回転時が長い第１単周期を２回連続させ、左右の回転
時間が同じである同一単周期を経て、右回転時間が長く
て左回転時間が短い第２単周期を３回連続させ、再び同
一単周期を経て第１単周期を１回実行するものである。

即ち、右回転時間はＴ１→Ｔ５と増加し、左回転時間は
それに同期してＴ５→Ｔ１と減少し、各単周期は増加方
向と減少方向に合せて整列諮せである。また、右回転の
最短のＴ１の後に休止（Ｔｏ）を置いて左回転の最長の
Ｔ５が位置し、左回転の最短のＴ１の前に休止（Ｔｏ）
を置いて右回転の最長のＴ５がイ装置し、左右回転力の
落差を最高に大きくしている。

第２図に反転サイクルの第２の実施例を示している。こ
こでは、右回転１５秒、休止０５秒、左回転０５秒と云
う単周期が０５秒の休止を置いて４回連続し、０．５秒
の休止を置いて今度は右回転０５秒、休止０５秒、左回
転１５秒と云う単周期が０．５秒の休止を置いて連続す
る。即ち、図中に於いて、Ｔ１＝１．５秒、Ｔ　２＝　
０．５秒、Ｔｏ＝０．５秒である。

第３図に反転サイクルの第３の実施例を示している。こ
こでは、右回転１．５秒、休止０．５秒、左回転０．５
秒と云う単周期と、右回転０．５秒、休止０５秒、左回
転１５秒と云う単周期とが、０．５秒の休止を挾んで順
番に並へられている。即ち、図中に於いて、ＴＩ＝１．
５秒、Ｔ２＝０．５秒、Ｔｏ＝０．５秒である。

第・４図に反転サイクルの第４の実施例を示している。

ここでは、右回転１２秒、休止１６０秒、左回転１２秒
と続〈従来の反転サイクルの途中で、右回転１９秒、休
止０５秒、左回転０５秒と云う単周期が休止０５秒を置
いて２回連続し、休止０．５秒後に右回転０．５秒、休
止０．５秒、左回転１９秒と云う単周期が休止０５秒を
置いて２回連続し、以後は再び従来の反転サイクルを続
行する。即ち、図中に於いて、Ｔ１＝１．２秒、Ｔ２−
１．９秒、Ｔ３＝０．５秒、Ｔｏ＝０．５秒である。尚
、この実施例中の１．９秒を含む単周期は２種類のもの
が２回ずつ州ているが、これは１回ずつでも良い。

このように第１〜第４の実施例の反転サイクルは、一方
向回転時間が長くて他方向回転時間が短いと云う単周期
を複数集合させている。従って、反転水流は右或いは左
回転が強化されて脈流を発生し、衣類の動き、特に上下
の動きを活発化し、見かけ上も実質的にも衣類の洗浄車
を上げることができる。

また、単周期の回転時間が長短変化しているので、上記
脈流の発生を助長し、動きの活発化、洗浄率の向上を促
進できる。

更に、第１、第３実施例に於いては、一方向回転時間が
段々と増加する一方、他方向回転時間が段々と減少して
いくので、一方向回転が強く生じて渦巻水流に似た水流
が生、し、短時間低速反転によりからみ、傷みの少い洗
いに加えて洗浄効果の高い洗いを実行できる。

また更に、最短の回転時間の前後に最長の回転時間が位
置するので、その時には回転力の差が最大と成り、渦巻
式の洗濯機と同様に衣類を激しく動かすことができる。

そして、各単周期の左右回転時間の和をほぼ一定にした
ので、脈流が一方向回転だけに偏って生しると云うこと
が少くなり、洗浄力が向上しているにも拘らず、洗いむ
らやからみの発生が抑制きれている。

かくして、洗いの場合は脈流や渦巻に似た水流によって
、からみ、傷みが少い上に、むらが少くて洗浄力が、強
化された洗いを実行する。

すすぎの場合は、洗いと同水流で実行すると、注水量も
多く、注水すすぎのように常時注水することもあるので
水が飛び散りやすい。従って、本実施例では、すすぎの
際は左右の回転時間を同一としており、例えば“強”及
び“標準°゛水流１２秒回転−１，０秒休止の反転サイ
クル、“ソフト′水流は０５秒回転−１２秒休止の反転
サイクルが夫々採用きれている。この反転サイクルでの
回転翼の回転数は同様に低速（約１８Ｏｒ、ｐ、ｍ）で
ある。

この結果、洗いは洗浄力良く実行され、すすぎは水の飛
散による無駄や周辺を濡すことを幼いで実行される。

（ト）発明の効果以上を総合して本発明に依れば、低速で短時間間欠反転
を行なう中で、不規則な或いは規則的な脈流を生せしめ
、またこれを適宜助長し、衣類を極めて活発に動かすこ
とができる。よって、従来のからみ、傷みの少い洗いに
、むらが少く、見かけ上も実質上も洗浄力の強い洗いを
加味でき、極めて高性能で実用的な洗濯機を提供できる
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は本発明による洗濯機の第１〜第４実
施例の反転サイクルのタイムチャート、第５図は従来例
の全体の縦断面図、第６図は同しく要部拡大縦断面図、
第７図は同しく回転翼の平面図、第８図は同しく第７図
Ａ−０−Ｂ線に基つく断面図である。（１）・脱水兼洗濯槽、（４）　　回転翼。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）洗濯槽の底部に設けられた回転翼を、低速で且つ
短時間で左右に間欠的に回転させる洗濯機に於いて、回
転時間が一方向回転で長くて他方向回転で短いと云う単
周期を複数集合させて成る反転サイクルを備えたことを
特徴とする洗濯機。
（２）洗濯槽の底部に設けられた回転翼を、低速で且つ
短時間で左右に間欠的に回転させる洗濯機に於いて、回
転時間が一方向回転で長くて他方向回転で短いと云う単
周期を複数集合させて成る反転サイクルを備え、上記複
数の単周期の各回転時間を長短変化させたことを特徴と
する洗濯機。
（３）洗濯槽の底部に設けられた回転翼を、低速で且つ
短時間で左右に間欠的に回転させる洗濯機に於いて、回
転時間が一方向回転で長くて他方向回転で短いと云う単
周期を複数集合させて成る反転サイクルを備え、上記複
数の単周期の各回転時間を長短変化させ、各単周期を一
方向回転時間が長い順に或いは短い順に連続させたこと
を特徴とする洗濯機。
（４）洗濯槽の底部に設けられた回転翼を、低速で且つ
短時間で左右に間欠的に回転させる洗濯機に於いて、回
転時間が一方向回転で長くて他方向回転で短いと云う単
周期を複数集合させて成る反転サイクルを備え、上記複
数の単周期の各回転時間を長短変化させ、いずれかの単
周期における最短の一方向回転時間の前段或いは後段に
最長の他方向回転時間を設定したことを特徴とする洗濯
機。
（５）洗濯槽の底部に設けられた回転翼を、低速で且つ
短時間で左右に間欠的に回転させる洗濯機に於いて、回
転時間が一方向回転で長くて他方向回転で短いと云う単
周期を複数集合させて成る反転サイクルを備え、上記複
数の単周期の各回転時間を長短変化させ、各単周期の左
右回転時間の和をほぼ一定値としたことを特徴とする洗
濯機。