JPS6141497A - 洗濯機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、洗濯槽の底部に設けられた回転翼を、低速で
１つ短時間毎に左右に間欠回転させる洗濯機に関する。

（ロ）従来の技術 昨今この種の洗濯機は、従来のように回転翼を高速で長
時間回転させて高い洗浄率で洗うものから、脱却し、低
速で且つ短時間で左右に間欠回転させるようして衣類の
損傷を極力抑制するものに代ってきている。後者の例は
例えば特開昭５９−１７３９０号公報で示されており、
これを第２図〜第５図に基づいて説明する。

１りは脱水槽を兼ねる洗濯槽で、その周壁には多数の脱
水孔（２）を有し、その口縁にはバランスリング（３）
が取付けられている。そして洗濯槽ｆｌ＋の底部中央に
は、回転翼（４）が配設されている。洗濯槽ｆｔ）は外
槽（５）内に設けられ、外槽（５）の壱部には、洗濯槽
ｆｌｌや回転翼（４）を回転せしめる駆動モータｆｉ＋
やクラッチやブレーキ装置等を有する駆動機構（７）が
装着され、かかる外槽（６）け機枠（８）上部より複数
の吊柿（９）にて防振的に吊下されている。

而して、上記回転翼（４）は、洗濯槽開口径の６０〜８
０チを占める位に大径の円形のベース＋１０＋と、この
ベース（ｌＯ）の周縁より中央に向ってしだいに突出さ
れた略三角柱状の突出部（１１）と、この突出部の三角
形の各頂点よりベース（ｌ（支）の周縁に向って突設さ
れた羽根０匂とから構成される。各羽根（１謁は第４図
から明らかな如くベース（１ωの周縁に向って同方向Ｃ
図では右方向）Ｋゆるやかに曲線を描いて偏向している
。上記突出部Ｑｔ）の高さく口）は円形ベース（ｌ（ｌ
ｉｌの外径（ａ）の約Ｗ程度で且つ洗濯槽＋１）の水面
の高さく口）より低くがるよう定められている。実施例
においては、洗濯槽（りの内径（至）−４００〔閣〕に
対し、円形ベース（１（２）の外径（ａ）＝３２０［隨
〕、突出部（ｏ）の高さく口）＝１４０Ｃ■〕である。

上記突出部（１１）の頂部には、一段径の小さく力った
頂部略三角柱（ｌｌが形成されている。この三角柱０１
の側面の傾斜（θ２）は第５図の如くその下の径の大き
い三角柱（上記突出部ｆｌ＋１　’）の側面上端の傾斜
（θ１）より緩やかに力っている。実施例のものマけ（
θ２）＝　１２　、（θ１）−８である。図で（ｌ菊は
翼軸α鴎の頂部と嵌合するボスで、回転翼頂部裏側に設
けたボスＯｎにインサートされている。回転翼（４）は
翼軸０均頂部に取付ネジ（１ηを締着することにより翼
軸に取付けられる。

上記回転翼（４）は左右交互に回転されるが、その回転
数は従来の回転翼の回転数４５０　［ｒ、　１１　ｍ〕
八へ２Ｄ（１”ｒＭＪ　＋＝　１：（−べ（ｆｆ：ｓ　
＜　１ｔｒｔｐ　（ｒＰｐｈ　）以下におさえである。

実施例のものは約１８０Δ ［ｒ、ｐｌｍ：］　　に定めである。そして右へ１秒〜
２秒間回転［７た後０．５秒〜１秒間停止し、左へ１秒
間Δ 回転するという同一の単周期を集合させた反転サイクル
を、設定時間中繰返すようにしている。また、この回転
中に、回転翼（４）の回転により洗濯槽（１）内の水面
が第３図一点鎖線の如くすり林状に中央部が低くなって
も、上記突出部（１１）よりも低く々ら）い値と々つて
いる。

かかるものにおいて洗濯槽ｆｉｌへ給水し布（Ｃ）を入
れ、回転翼（４）を回転させると、回転翼（４）の下部
では従来から使用されている回転翼と同じように布を水
平方向に回転させようとする水流を生じ、回転翼の上部
では突出部（１１）の三角柱状の面や羽根６匂によって
布を浮き沈みさせる力を与える。その結果布は、第２図
矢印の如く洗濯槽側壁に沿って一担回転翼の方へ沈み、
その後三角柱状の突出部（１１）に沿って浮び上がって
くるような運動をし々がら水平方向に回転する。

特に回転翼の三つの羽根（１（２）が筆４図の如く同方
向（右方向）にゆるやかに曲線を描いて偏向しているの
で、回転翼（４）の回転が左と右でその発生する水流に
差ができ、右回転の場合はより布を上へ浮き上がらせる
よう力水流が強まる。これは右回転の方がより強い力を
水に与えるので、洗濯槽壁に強く当ってその反動で浮き
上がるような水流が生じるのである。この結果布の上下
の動きが発生する。

そして突出部（ｌｌ）が水面下になるようにしであるの
で、浮び上がってきた布は、突出部（１１）上を乗り越
えやすくなって太き表動きとなる。この際突出部（ｕｌ
は円筒状では力く三角柱状になっているので、この突出
部でもって布を周囲へ追いやろうとする水流を発生させ
、布が突出部へからみつかまいようにしている。

特にこの場合、突出部（１１）の頂部には、一段径の小
さくなった頂部略三角柱６１が形成されているので、大
き々径の突出部（＋＋）の上端部と小さな径の頂部略三
角柱０罎とでもってこの付近に乱流を発生させて、この
部分へ布が一層からみつきに＜＜シており、又突出部（
１１）の側面上端の傾斜角（θ１）〈頂部略三角柱−の
側面傾斜角（θ２）となっているので、布が回転翼（４
）ｂ上を一段と乗り越えやすくなる。

このように従来例は、洗たく中に衣類がからみ付きにく
いので、からみ付きによる布傷みも少く、回転翼（４）
の回転数が低いので、それだけでも布傷みは少い。

斯ゐ従来例は、回転翼（４）の下部では衣類を水平方向
に回転させ、上部では上下に浮き沈みさせ、全体として
衣類を上下に大きく動かすようにしであるが、回転翼１
４）の回転数が非常に低く、マた回転時間も短いので、
設定時間の当初から衣類を特に上下に動かすことが難し
い。従って、洗濯水の浸透が遅く、洗浄率があまり上ら
ず、使用者にとって衣類の動きが悪く見え、洗えないと
の印象を与えることがあった。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 本発明は、設定時間の当初から衣類の動きを活発化し、
みかけ上、実質上の洗浄力の向上を図るものである。

に）問題点を解決するための手段 本発明は、低速で短時間毎に間欠反転する中で、適時長
時間一方向に回転する反転サイクルを備えた洗濯機であ
る。

（ホ）作用 即ち、恒常的に反転している時に一方向回転を長く実行
すれば、渦巻水流に似た脈流が生じ、衣類を活発に動か
すと共に強い洗浄力によって洗うことに成る。この脈流
は反転サイクルの中で少くとも１回生じ、この反転サイ
クルが設定時間中繰返される間に、適時数回出現し、見
かけ上、実質上洗浄力が向上する。

（へ）実施例 本発明による洗濯機の基本形状は第２図〜第５図で示す
従来例のものと同一であり、例えば同形状の回転翼及び
羽根、駆動モータ、駆動機構を備え、洗い及びすすぎの
行程で回転翼をマイクロコンピュータに記憶されている
サイクルで回転させる。詳しくは、約１８　Ｏｒ、Ｘ）
、Ｈの回転数で、適当な休止時間を挾んで左右に最大３
秒の回転時間で間欠的に反転する。

全自動コースでは従来と同様に、給水→洗い、排水→中
間脱水→給水→第１すすぎ→排水→中間脱水→給水→第
２すすぎ→排水→最終脱水と云う行程を実行し、この内
で洗い、第１、第２すすぎの各行程で回転翼が間欠的に
反転する。洗い行程、第１すすぎ行程、第２すすぎ行程
及び中間、最終脱水行程の所要時間は予め自由に設定す
ることができる。また、すすぎの行程では注水すすぎを
随時設定できる。

欲ｆ上記ｔセ種類の水流を洗いの場合及び±まず洗い行
程では第１図（イ）のタイムチャートで示す反転サイク
ルが設定時間中繰返し実行される。

即ち、右回転１．２秒一体止１．０秒−左回転１．２秒
一体止１．０秒と云う第１単周期を連続させた後に、右
回転２．４秒一体止０．５秒−左回転０．５秒一体止１
．０秒と云う第２単周期を配した反転サイクルを、設定
時間中繰返し実行する。すると、従来と同様にからみ及
び傷みが少い洗いを実行する中で、右方向の渦巻水流に
似た脈流による洗浄力が強い洗いを実行し、衣類の動き
も必然的に大きくし、よ７つて、からみ及び傷みが少く
て見かけ上及び実質上洗浄力が強い洗いと成る。

第１図（ロ）のタイムチャートで示す反転サイクルは他
の実施例である。ここでは第１単周期を５回程連続させ
た後に上記の右回転が長い第２単周期と逆に左回転が長
い第２単周期を連続さ、せている。

この場合は右方向渦巻水流に似た脈流と左方向渦巻水流
に似た脈流が連続するので、衣類に対して左右双方から
同等の回転力が加わり、衣類の偏りを減少して洗いむら
の発生を抑制している。

更に他の実施例の反転サイクルを第１図（ハ）で示す。

これは本質的には第１実施例と似ており、右回転２．４
秒一体止０．５秒−左回転０，５秒一体止０゜５秒と云
う第２単周期を、第１単周期（２回）の後ＶＣ２回連続
させている。即ち、第１実施例と比べて右方向渦巻水流
に似た脈流が非常に強く生じるＯ （ト）発明の効果 以上のように本発明に依れば、一定で均一な左右回転中
に、脈流を生ぜしめだので、見かけ上、実質上洗浄力が
強い洗いを加味でき、高性能で実用的な洗濯機を提供で
きるものである。

【図面の簡単な説明】

＠ＩＩ￥？ｌ（イ）（ロ）（ハ）は本発明による洗濯機
の第１、第２、第３実施例の反転サイクルのタイムチャ
ート、第２図は従来例の全体の縦断面図、第３図は同じ
く要部拡大縦断面図、第４図は同じく回転翼の平面図、
＠５図は同じく第４図Ａ−０−Ｂ線に基づく断面図であ
る。 （１）・・・脱水兼洗濯槽、（４）・・・回転翼。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）洗濯槽の底部に回転翼を配設し、この回転翼を低
   速で左右交互に回転させる反転サイクルを備え、この反
   転サイクルを設定時間中繰返す洗濯機に於いて、上記反
   転サイクルは、２秒以内に設定された同一の左右の各回
   転時間を有する第１単周期群中に、上記回転時間よりも
   長い一方向回転時間を有する少くとも１個の第２単周期
   を設定したことを特徴とする洗濯機。