JPS6164285A - 洗濯機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は洗濯槽に設りた回転翼を、左右に所定の順序で
短時間毎に回転させる洗濯機に関する。

（ロ）従来の技術 昨今のこの種の洗濯機は、従来のように回転翼を高速で
長時間回転させて高い洗浄率で洗うものから脱却し、低
速で且つ短時間で左右に間欠的に回転させるようにして
衣類の損傷を極力抑制するものに代ってきている。後者
の例は例えば特開昭５９−１７３９０号公報で示されて
おり、これを第３図〜第６図に基づいて説明する。

（１）は脱水槽を兼ねる洗濯槽で、その側壁には多数の
脱水孔（２）を有し、その口縁にはバランスリング（３
）が取けけられている。そして洗濯槽（１）の底部中央
には、回転翼（４）が配設されている。洗濯槽（１）は
夕）槽（５）内に設けられ、外槽く５）の底部には、洗
濯槽（１）や回転翼（４）を回転上しめる駆動モータ（
６）やフランチやブレーキ装置等を何する駆動機構（７
）か装着され、かかる外槽（５）は機枠（８）上部より
複数の吊棒（９）にて防振的に吊下されている。

而して、上記回転翼（４）は、大径の円形のベース（１
０）と、このベース（１０）の周縁より中央に向って次
第に突出された略三角柱状の突出部り１１）と、この突
出部の三角形の各頂点よりベース（１０）の周縁に向っ
て突設された羽根（１２〉とから構成される。各羽根〈
１２〉は第５図から明らかな如くベース（１０）の周縁
に向って同方向（図では右方向）にゆるやかに曲線を描
いて偏向している。上記突出部（１１）の高さくＨ）は
円形へ−ス（１０）の外径（ｄ）の約１７２程度で且つ
洗濯槽（１）の水面の高さくｈ）より低くなるように定
められている。実施例においては、洗濯槽（１）の内径
（Ｄ）＝４００［画］に対し、円形ヘ−ス（１０）の外
径（ｄ）＝３２０［ｍ］、突出部（１１）の高さく　Ｈ
）　＝　１４Ｑ［ｎｕｎ　］である。

丘配交出部（１１）の頂部には、一段径の小さくなった
頂部略三角柱（１３）が形成されている。この三角柱（
１３）の側面の傾斜（θ２）は第６図の如くその下の径
の大きい三角柱（上記突出部（１１））の側面上端の傾
斜（θ１）より媛やかになっている。実施例のものでは
（θ２）＝１２°、（θ１）−８°である。

図で＜１４）は翼軸（１５〉の頂部と嵌合するボスで、
回転翼頂部裏側に設けたボス（１６）にインサートきれ
ている６回転翼（４）は翼軸（１５）頂部に取付ネン（
１７）を締着することにより翼軸に取付けられる。

上記回転翼（４）は左右交互に回転きれるが、その回転
数は従来の回転翼の回転数４５０［ｒ、　ｐ、　ｍ］〜
７２０［ｒ、　ｐ、　ｍ］に比べ低く　３００［ｒ、　
ｐ、　ｍコ以下におさえである。実施例のものは約１８
０［ｒ、　ｐ、　ｍ］に定めである。そして右へ１秒〜
２秒間回転させた後０．５秒〜１秒間休止し、左へ１秒
〜２秒間回転すると云う同一の単周期を集合させた反転
サイクルを、設定時間中繰返すようにしている。また、
この回転中に、回転翼（４）の回転により洗濯槽（１）
内の水面が第４図一点鎖線の如（、ｔり林状に中央部が
低くなっても、上記突出部（１１）よりも低くならない
値となっている。

かかるものにおいて洗濯槽（１）へ給水し布（Ｃ）を入
れ、回転翼（４）を回転させると、回転ｘ（４）の下部
では従来から使用されている回転翼と同しように布を水
平方向に回転きせようとする水流を生じ、回転翼の上部
では突出部（１１）の三角柱状の面や羽根（１２）によ
って布を浮き沈みさせる力を与える。その１結果布は、
第３図矢印の如＜　ｔ９ｃ濯槽側壁に沿って一旦回転翼
の方へ沈み、その後三角柱状の突出部（１１）に沿っ゛
〔浮び上がってくるような運動をしながら水平方向に回
転する。

特に回転翼の三つの羽根＜１２）が第５図の如く同方向
（右方向）にゆるやかに曲線を描いて偏向しているので
、回転翼く４）の回転が発生する水流に左と右とで差が
でき、右回転の場合はより布を上へ浮び上がらせるよう
な水流が強まる。これは右回転の方がより強い力を水に
与えるので、洗濯槽壁に強く当ってその反動で浮び上が
るような水流が生じるのである。この結果布の上下の動
きが発生する。

そ（７て突出部（１１）が水面下になるようにしである
ので、浮び上がってきた布は、突出部（１１）上を乗り
越えやすくなって大きな動きとなる。この際突出部（１
１）は円筒状ではなく三角柱状になっているので、この
突出部でもって布を周囲へ追いやろうとする水流を発生
許せ、布が突出部へからみつかないようにしている。

特にこの場合、突出部（１１）の頂部には、一段径の小
きくなった頂部略三角柱（１３）が形成きれているので
、大きな径の突出部（１１）の上端部と小さな径の頂部
略三角柱（１３）とでもってこの付近に乱流を発生させ
て、この部分へ布が一層からみつきに＜・；シており、
又突出部（１１）の側面上端の傾斜角（θ１）＜頂部略
三角柱（１３）の側面傾斜角（θ２）となっているので
、布が回転）！（４）の上を一段と乗り越えやすくなる
。

このように従来例は、洗たく中に衣類がからみ付きにく
いので、からみ付きによる布傷みも少く、Ｉω転翼（４
）の回転数か低いので、それだけでも布傷みは少い。

しかし、断る従来例は布傷みが少いが、回転翼（４）の
回転数が非常に低いので、設定時間の当初から衣類を明
確に動かすことが難しく、特に損傷を受けやすい下着等
の衣類をソフトに洗うために回転時間を短縮した場合に
は衣類の動きが目立って減少する。従って、使用者に洗
えていないのではないかとの不安感企与えていた。

（ハ〉　発明が解決しようとする問題点本発明は、回転
翼を変則的に回転させることにより、衣類の動きを設定
時間の当初から活発化するものである。また、洗濯度合
の強弱を簡単に変更できるようにするものである。

（ニ）問題点を解決するための手段 本発明の特徴は回転翼の反転サイクルにあり、この反転
サイクルは回転翼の一方向の各回転時間をほぼ同一に設
定すると共に、他方向の回転時間を長短変化させて成り
、上記一方向の回転時間の設定値を選択的に変化させた
ものである。

くホ）作用 即ち、固定的な一方向回転による水流に対して変化する
他方向の回転による水流を加え、更に双方の時間差によ
って生しる脈動を加えて全体の水流を脈流と成し、これ
により衣類の動きを活発化する。そして、一方向回転時
間の設定値を選択的に変え、他方向回転時間との相対的
な差を作り、これによっていずれかの方向の回転による
水流を強弱変化きせ、全体の水流強度、即ち洗濯度合の
強弱を変更する。

（へ）　実施例 本発明による洗濯機の基本形状は第３図〜第６図で示す
従来例のものと同一であり、例えば同形状の回転翼及び
羽根、駆動モータ、駆動機構を備え、洗い及びすすぎの
行程で回転翼をマイクロコンピュータに記憶されている
反転サイクルで回転させる。詳しくは、約１８Ｏｒ、　
ｐ、　ａｌの回転数で、０．５秒以内の適当な休止時間
を挾んで左右に最長３秒、最短０３秒の回転時間で間欠
的に反転する。

全自動コースでは従来同様に、給水＝洗い→排水→中間
脱水−給水−第１すすぎ一排水一中間脱水一給水一第２
すすぎ→排水〜最終脱水と云う行程を実行し、この内で
洗い、第１、第２すすぎの各行程で回転翼が間欠的に反
転する。洗い行程、第１すすぎ行程、第２すすぎ行程及
び中間、最終脱水行程の所要時間は予め自由に設定する
ことができる。

かくして、洗い行程及びすすぎ行程での回転翼（４）の
反転サイクル（１サイクル）を第１図（イ）（ロ）のタ
イムチャートで示し、これによって形成浮れる水流の強
度変化を同図（ハ）（ニ）で示す。この反転サイクルは
左右の回転時間を０２秒の休止時間を置いて交互に配し
たものであり、右回転時間が全て１．２秒或いは０．４
秒のものである。一方、左回転時間は１．２秒−１４０
秒→０．８秒→０．６秒→０．４秒−０，６秒−０，８
秒−１，０秒と長短変化する。即ち、右回転時間を左回
転時間の最長（１，２秒）或いは最短（０，４秒ン或い
は図示しないが予め記憶されている中間〈例えば０．８
秒）に固定しておいて、左回転時間を最長から最短、更
に最長へと段階的に変化させた反転サイクル（１サイク
ル）である。

従って、設定時間中にこの反転サイクルが繰返滲れると
、左回転による水ｌＡｊが時間変化に応して強弱変化し
、更に隣合う右回転時間との時間差がこの強弱変化とし
てそのまま生じて全体の水流を脈流とする。また、右回
転時間が最長（１，２秒）の場合、全体の水流は左回転
による水流が寄与する訓令が少いので、右回転による水
流、即ち羽根の捩れによリーヒ下方向に強い水流を脈動
させたものと成り、衣類の動き及び洗浄力が犬である。

そして、右回転時間が最短（０，４秒）の場合、全体の
水流は右回転による水流が寄与する割合が少いので、左
回転による水流がその時間変化に同期して生したものと
成り、緩やかに脈動することに成る。更に、右回転時間
が中間（例えば０．８秒）の場合、全体の水流は反転す
・Ｃクルの最初と最後では左回転による水流によって支
配されるが、サイクルの中間では右回転による水流によ
って支配きれる。ただ、隣接する左右−組の回転時間の
差が池の場合よりも少いので、脈動自体はＩＪｓさく成
る。

このようにこの実施例では右回転時間の設定値が度１ヒ
すると、その変化に応し左右回転による水／Ｊｆｔが明
確に生しやすいので、脈動による衣類の動きが活発化す
ると共に、渦巻に似た水流によって実質的な洗浄力が向
上する。そして、右回転時間の設定値を可変調整して水
流、洗い方、洗浄力の強弱を選択できるので、洗濯する
衣類の量や種別に広範に対応することができる。断る選
択操作は操作面に設けられる選択用スイッチの０Ｎ−Ｏ
ＦＦによって実行される。

第２図〈イ）（ロ）のタイムチャートは反転サイクルの
他の実施例を示し、これにより形成される水流の強度変
化を同図（ハ）（ニ）で示す。この反転サイクルは同様
に左右の回転時間を０．２秒の休止時間を置いて交互に
配したものであり、右回転時間が全て１．２秒或いは０
．４秒のものである。一方、左回転時間は、１２秒−１
０秒→０８秒−０６秒−０４秒と長短変化する。即ち、
右回転時間を左回転時間の最長（１，２秒）から最短く
０４秒）の間に固定しておいて、左回転時間を最長から
最短に段階的に変化させた反転サイクル〈１す（クル）
である。尚、先の実施例も含めてこの反転サイクルは左
回転の最短時間から始めても良い。

この第２実施例の場合も設定時間中に反転サイクルを繰
返ｒと、左回転による水流が時間変化に応して強弱変化
し、更に隣合う右回転時間との時間差及びその変化が加
わるので、全体の水流を脈流とすることができる。また
、右回転時間が最長く１．２秒）の場合、最短（０４秒
）の場合、その中間（例えは０．８秒）の場合は第１実
施例と同様に左右回転時間の長短の差に応して全体の水
流が夫々形成きれる。そして、この第２実施例の場合は
、反転サイクルから次の反転ナイグルに移行する際に左
回転時間が最短から最長に一気に変化するので、この時
に水流の強弱が明確に生しると共に、衣類も激しく動く
。この作用は反転サイクルが移行する度に生じ、水流強
度の適否を使用者に示し、洗い効果を向上し、更に洗い
効果を使用者に認識さけ得る。断る効果は全体の水流が
弱く成る最短（０，４秒〉を選択した時に特に有効であ
る。また、この第２実施例に於いても右回転時間の設定
１直を第１実施例と同様に選択的に変更でき、種々の洗
濯用途に広範に対応できるものである。

その他の実施態様として、一定な回転時間を左回転側に
変更すること、その一定な回転時間を最長く１．２秒）
や最短（０，４秒）を越えて設定すること、中間の時間
を０．８秒以外にすること、一定な回転時間といっても
各々が生きな範囲で変化し得ることが考えられる。また
、各左右の回転時間を小分割して一方向の回転を休止時
間庖挾んで連続させることも考えられる。更に、右回転
時間がほぼ一定な反転サイクルを１７２サイクルとし、
その後に左回転時間がほぼ一定な反転サイクルを１７２
サイクルとした、新たな反転サイクルも考えられる。

（ト）発明の効果 本発明に依れば、全体の水流を脈流と成し、一方向の回
転時間を選択することによりいずれかの方向に偏った水
流を作るので、衣類の動きを活発化すると共に、全体の
水流の強弱、即ち洗濯度合の強弱をａ中に変更できる。

よって、見かけ上も実質的にも洗浄力が強く、広範に使
用可能な洗濯機を提供できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図（イ）（ロ）は本発明による洗濯機の反転ナイク
ルのタイムチャート、同図（ハ）（ニ）は水流の強度変
化図、第２図（イ）（ロ）は他の実施例に於ける反転サ
イクルのタイムチャート、同図（ハ〉（ニ）は同しく水
流の強度変化図、第３図は本発明及び従来例の全体の縦
断面図、第４図は同しく要部の拡大縦断面図、第５図は
同しく回転翼の平面図、第６図は同しく第５図Ａ−０−
Ｂ線に基つく断面図である。 （１）・・脱水兼洗濯槽、（４）　　・回転翼。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）洗濯槽の底部に設けられた回転翼を、左右に所定
   の順序で短時間毎に回転させる洗濯機に於いて、上記回
   転翼の一方向の各回転時間をほぼ同一に設定すると共に
   、他方向の回転時間を長短変化させて設定して成る反転
   サイクルを備え、上記一方向の回転時間の設定値を選択
   的に変化させたことを特徴とする洗濯機。
2. （２）上記反転サイクル中の他方向の各回転時間を長い
   順或いは短い順に並べた後にその反対順に並べたことを
   特徴とする特許請求の範囲第１項記載の洗濯機。
3. （３）上記反転サイクル中の他方向の各回転時間を長い
   順或いは短い順に一列に並べた後にその反対順に並べた
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の洗濯機。
4. （４）上記一方向の回転時間の設定値を他方向の回転時
   間の変化幅内で選択的に変化させたことを特徴とする特
   許請求の範囲第１項記載の洗濯機。