JP2659767B2 - ウインドガラスのモール成形方法 - Google Patents

ウインドガラスのモール成形方法

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JP2659767B2 JP63263508A JP26350888A JP2659767B2 JP 2659767 B2 JP2659767 B2 JP 2659767B2 JP 63263508 A JP63263508 A JP 63263508A JP 26350888 A JP26350888 A JP 26350888A JP 2659767 B2 JP2659767 B2 JP 2659767B2
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延幸 北
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動車のウインドガラスの周囲に付設するモ
ールの成形法に関する。
(従来の技術) 自動車、特に乗用車では、フロント、リアウインドガ
ラスをボディの開口部に嵌め込む。ウインドガラスは周
縁部が破損し易いのでモールで縁取りする。モールは、
合成樹脂製で、飾り及びガラス保護の双方の作用を為
す。
従来、このモールは、例えば実開昭62−99419号公報
に示されているように後着けするか若しくは、ガラスに
モールを予め嵌め合せたモール付きガラスを車両ボディ
に接着して取付けしていた。
(発明が解決しようとする課題) しかし、前記モール付きガラスの場合、組付工数の削
減が図れる反面、次に述べる不具合がある。
ウインドガラスは、ボディのプロフィールに合せて湾
曲形成させるのが普通であり、この湾曲加工は平板ガラ
スを炉中または電熱線で加熱して軟化させて為す。従っ
て、出来上り精度は良くない。そして、この湾曲ガラス
の周縁部を基準にして、この周縁部にモールを嵌め込む
と、モール付きガラスの外径寸法にバラツキが出る。
結果、前記実開昭62−99419号の第1図中、の寸法(D
2)は大きくバラつき、例えば車体(1)の凹部(1a)
とモール(4c)のスペーサ(4a)との間に隙間が生じ、
美観を損なうとともに雨水の侵入を防ぎ難い。
(課題を解決するための手段) 上記不具合を解決すべく本発明は、精度良く配置され
た把持機構と、この把持機構を基準にして位置決めされ
る分割型とを用意する。
分割型は、モール用キャビティを有し、このキャビテ
ィへはモール材が射出される。
(作用) モール成形方法は、 ウインドガラスの一端部W1を、位置決めブロック11の
受け面11a並びに当て面11bに当てて上下及び平面的位置
を決めるウインドガラスの位置決め工程と、 この一端部W1を、上からパッド12aで前記受け面11aへ
押し付けることで、ウインドガラスWを片持ち状態で把
持するウインドガラスの把持工程と、 宙に浮いた状態のウインドガラスの他端部W2に、前記
位置決めブロック11を基準にし且つウインドガラスが変
形せぬように分割型20を嵌め合わせる分割型セット工程
と、 分割型20に設けたモール用キャビティCへモール材を
射出する射出工程と、からなる。
これによってモールの外径寸法はウインドガラスの寸
法に関係なく決定できる。
(実施例) 本発明の実施例を添付図面に基づいて以下に説明す
る。
第1図は本発明方法に係るモール成形装置の断面図で
あり、モール成形装置1は、定盤2上(図面右方)に設
けられた把持機構10と、同じく定盤2上(図面左方)に
設けられた分割型20とからなる。
把持機構10は、十分に精度良く加工された受け面11a
と当て面11bとを有するブロック11と、該受け面11aに対
向して進退するピストンロッド12の先端に設けられたパ
ッド12aとからなる。
分割型20は、上記把持機構10の受け面11a及び当て面1
1bを基準に被処理物の基準形状に応じて位置決めされた
下型21と、この下型21の移動型としての上型22とからな
り、下型21にはモール用キャビティCを形成する凹部21
aと、このキャビティCの一壁を形成する可撓部材21bと
を備え、上型22にはキャビティCへモール材を射出する
為のインジェクション孔22aと、前記可撓部材21bに対向
する可撓部材22bとを備えている。
以上の構成からモール成形装置1の作動を次に述べ
る。
ガラス工場で湾曲加工されたウインドガラスWをブロ
ック11及び下型21に載せる。ウインドガラスWの一端部
W1を当て面11bに当てて水平方向の位置決めをなしつ
つ、パッド12aを下降せしめ、このパッド12aとブロック
11とでウインドガラスWの一端部W1を把持する。
ウインドガラスWの他端部W2は、下型21の凹部21aに
臨み、下型21から少し浮いて保持される。可撓部材21b
は一旦圧縮されるがウインドガラスWの他端部W2が上昇
するとともに、上記空中保持されている他端部W2の下面
に当接する。しかし、この可撓部材21bはウインドガラ
スWを押し上げてそれを変形させる程の付勢力は有して
いない。
次いで、上型22を下型21を型合せする。上型22の可撓
部材22bも弱い力でウインドガラスWの他端部W2上面に
当る。
この状態は、第2図に示す通りであって、続いてイン
ジェクション孔22aを介してモール用キャビティCへモ
ール材を射出する。
結果、モール材が他端部W2に添って形成されたモール
付きウインドガラスW3を得る。
なお、ウインドガラスWは寸法及び形状にバラツキが
あり、例えば第2図中想像線Dで示すようにやや短めで
且つ上方に反っていても、本発明のモールはこれに無関
係に射出成形されることを特徴とする。
このようにして為したモール付きウインドガラスW
3を、次の手順で車両に組付ける。
第3図に示す乗用車30のA−A矢視図である第4図に
示すように、ボディ31の開口31aの周囲に接着剤32を盛
り上げて貼設し、次にモール付きウインドガラスW3を先
端部W2(図左上)をルーフの凹部31bに合せてボディ31
に重ねる。そしてガラスW3の一端部W1をウインド押え部
材33及び止めネジ34…でボディ31へ付勢する。
本発明のモール付きウインドガラスW3の外径寸法はバ
ラツキが極めて小さいので、原則として止めネジ34での
調整は不要であり、むしろボディ31側にバラツキがあっ
た場合にルーフの凹部31bにウインドガラスW3の先端を
合致させるべくウインド押え部材33をスライドさせて調
整を為す。
尚、モールはウインドガラスWの1〜4辺に自由に形
成してもよく、その為の分割型は第1図で説明したと同
一断面のものであれば良い。
(発明の効果) 以上に述べた如く、本発明によればウインドガラス側
に寸法、形状のバラツキがあってもこの誤差を吸収した
精度の良いモール付きウインドガラスを成形でき、以っ
て車両ボディへの取付けを容易にするとともに、ボディ
とモールとの間を密着することが可能となり、雨水の侵
入を十分に防げる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法に係るモール成形装置の断面図、第
2図は同装置の作用図、第3図は乗用車の平面図、第4
図は第3図のA−A断面拡大図、第5図は第4図のB矢
視図である。 1……モール成形装置、10……把持装置 20……分割型、C……キャビティ W……ウインドガラス、W1……一端部 W2……他端部 W3……モール付きウインドガラス

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウインドガラスWの縁にモールを成形する
    モール成形方法において、 このモール成形方法は、 ウインドガラスの一端部W1を、位置決めブロック11の受
    け面11a並びに当て面11bに当てて上下及び平面的位置を
    決めるウインドガラスの位置決め工程と、 この一端部W1を、上からパッド12aで前記受け面11aへ押
    しつけることで、ウインドガラスWを片持ち状態で把持
    するウインドガラスの把持工程と、 宙に浮いた状態のウインドガラスの他端部W2に、前記位
    置決めブロック11を基準にし且つウインドガラスが変形
    せぬように分割型20を嵌め合わせる分割型セット工程
    と、 分割型20に設けたモール用キャビティCへモール材を射
    出する射出工程と、からなることを特徴としたウインド
    ガラスのモール成形方法。
JP63263508A 1988-10-19 1988-10-19 ウインドガラスのモール成形方法 Expired - Lifetime JP2659767B2 (ja)

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WO2000000337A1 (fr) * 1998-06-26 2000-01-06 Asahi Glass Company Ltd. Procede et dispositif de fabrication d'une plaque transparente dotee d'un cadre

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JPS62268729A (ja) * 1986-05-16 1987-11-21 Nippon Sheet Glass Co Ltd モ−ル付き窓材及びこの窓材の製造方法及び装置
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