JPS62268729A

JPS62268729A - モ−ル付き窓材及びこの窓材の製造方法及び装置

Info

Publication number: JPS62268729A
Application number: JP61112191A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Kida; 木田　弘; Yasuo Yamamoto; 泰生山本; Tadaaki Kano; 狩野　忠昭; Masaru Maeda; 勝前田
Original assignee: Nippon Sheet Glass Co Ltd
Current assignee: Nippon Sheet Glass Co Ltd
Priority date: 1986-05-16
Filing date: 1986-05-16
Publication date: 1987-11-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野゛）本発明はモール（ウェザ−ストリップ、ガスケットを含
む）を周縁部に一体的に形成した窓材と、この窓材の製
造方法及び製造装置に関する。

（従来の技術）自動車のフロントウィンド、リヤウィンド等にあっでは
、板ガラス等の窓材の周縁部にモールを設け、窓材を窓
枠に接合した際に、窓材と窓枠との間から雨水が侵入し
ないようにしている。斯る窓材の周縁部にモールを設け
るには一般的にはモールを窓材の周縁部に嵌め付けるの
であるが。

特開昭５８−１１３４８０号等においては、射出成形に
よってモールを窓材周縁部に一体的に形成する手段が提
案されている。

一方、モールは一般に樹脂製であり、ウィンドピラーは
金属製であるので、これらの調和をとるため樹脂製モー
ルの表面全体又は一部を金属調とする手法が採られてい
る。

特開昭５７−１７３７号公報は樹脂材料によってモール
を一体成形すると同時にモールに金属部材を設ける技術
を開示している。

即ち、上記従来例は第７図（Ａ）に示すように金型（１
０ｆｌ）、（１０１）間に形成されるキャビティ（＋０
２）内に金属部材（１０３）をセットするとともに、キ
ャビティ（１０２）内に窓材（１０４）の周縁部を臨ま
せ、このル態でキャビティ（１０２）内に溶融樹脂を射
出することで、第７図（Ｂ）に示すように窓材（１０４
）の周縁部に金属部材（１０３）が埋設されたモール（
ｔｏ５）を一体重に成形するようにしている。

（発明が解決しようとする問題点）上述した第７図に示す従来例にあっては、長尺の金属部
材をキャビティ内にセットするため、金属部材と窓材と
の干渉等によってセットに時間と手間がかかり、且つ正
確にセットできず型締めの際に位置ずれを生じ易く出来
上り製品の歩溜り低下を招き、また射出成形の際に注入
樹脂が金属部材の外側に廻り込むため成形後にこの樹脂
を取除かなければならず、また金属部材が直接金型と接
触するため傷が生じ易く、更に金属部材と樹脂との接着
力を高めるべく、予じめ金属部材表面に何らかの処理を
施す必要がある等種々の不利がある。

（問題点を解決するための手段）上記問題点を解決すべく本発明は、射出成形によって窓
材の周縁部に樹脂製モールを一体成形するに際し、射出
成形用の金型キャビティ内に予じめ金属調部材をセット
し、この金属調部材をキャビティ内にて吸引固定し左状
態で溶融樹脂を注入し、表面に金属調部材を有するモー
ルを一体成形するようにした。

（作用）金属調部材は金型キャビティ内において吸引固定される
ため、成形時に位置ずれを生じることなく、金属調部材
の位置精度に優れた製品が得られるとともに、キャビテ
ィへのセットも容易になし得る。

（実施例）以下に本発明の実施例を添付図面に基いて説明する。

第１図は本発明に係るモール付き窓材のモールの成形装
置の断面図、第２図は同成形装置によって得られたモー
ル付き窓材の断面図であり、成形装置は上下の金型（１
）、（２）からなり、これら金型（１）、（２）は成形
用の凹部（３）、（４）を有し、型締めした状態で凹部
（３）、（４）によりキャビティ（５）が形成される。

また、金型（１）、（２）にぼ成形時に板ガラ°ス等の
窓材（６）を保持するパツキン（７）、（８）が嵌付け
られ、金型（１）には真空ポンプ等の吸引装量につなが
る吸引孔（３）が穿設され、この吸引孔（９）の凹部（
３）に面する部分は真空チャンバー（１０）となってい
る、更に金型（１）の凹部（３）には通気性を有する多
孔質部材（１１）が保持されている。この多孔質部材（
１１）は焼成合金或いはセラミック等の耐熱材料からな
り、その−面は前記真空チャンバー（１０）に面し、他
面つまりキャビティ（５）内に臨む面は成形されるモー
ルの外側面形状をなしている。

以上の如き成形装置を用いて窓材（８）の周縁部にモー
ルを一体成形するには、金型（１）、（２）を開いた状
態で、金型（１）、（２）の凹部（３）、（４）間に窓
材（６）の周縁部を位置せしめ、次いで金型（１）。

（２）を閉じる。そして金型（１）、（２）を閉じる時
に、多孔質部材（１１）の一端と金型（２）との間及び
金型（１）のパツキン（７）と窓材（６）との間で金属
調部材（１２）を挟持して金型（１）、（２）を閉じる
。この金属調部材（！２）は樹脂フィルムの表面に金属
薄膜を積層してなり、金属薄膜の形成方法としては圧延
、ＣＶ　Ｄ　（Ｃｈｅｍｉｃａｌ　Ｖａｐｏｕｒ　［１
ｅｐｏｓｉｔｉｏｎ）或いはＰ　Ｖ　Ｄ　（Ｐ７ｓｉｃ
ａｌ　Ｖａｐｏｕｒ　Ｄｅｐｏｓｉｔｉｏｎ）等を適用
する。

このようにして、金型（１）、（２）のキャビティ（５
）内に窓材（６）の周縁部を臨ませ、金属調部材（１２
）の端部を挟持したならば真空吸引装置を作動し、金属
調部材（１２）を多孔質部材（１１）の表面に吸着固定
する。この状態を第１図で示している０次いで、キャビ
ティ（５）内にポリウレタン樹脂等の溶融樹脂を注入し
て成形し、成形後に金属調部材（１２）の挟み代の部分
を切取ることで第２図に示すように窓材（８）の周縁部
にモール（１３）が一体重に成形され、更にこのモール
（１３）の外側面に金属調部材（１２）が一体重に設け
られたモール付き窓材が得られる。

尚、モール（１３）の材料としては前記ポリウニレタン
樹脂の他に、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン
ビニルアセテート等のポリオレフィン系樹脂、ポリスチ
レン、ＡＳ、　　ＡＢＳ等のポリスチレン系樹脂、ポリ
メチルメタクリレート等のアクリル系樹脂、ＰＥＴ　、
　ＰＢＴ等のポリエステル樹脂、ナイロン等のポリアシ
ド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアセタール系
樹脂、ポリ７リーレンエーテル系樹脂、ポリハロゲン化
ビニル系樹脂、シリコーン系樹脂、セルロース系樹脂が
あり、熱硬化性樹脂としては不飽和ポリエステル系樹脂
、ビニルエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、フェノール
系樹脂、ジアリルフタレート系樹脂があり、また熱可塑
性ゴムとしては、ＥＰＤＨなどのポリオレフィン系ゴム
、スチレン−ブタジェン系ゴム、スチレン−イソプレン
系ゴム、ポリウレタン系ゴム、ポリエステル系ゴム、エ
チレン−酢醜ビニル系ゴム等を使用してもよい。

第３図は別実施例に係る成形装置の断面図、第４図は第
３図に示す成形装置によって得られるモール付き窓材の
断面図であり、前記実施例と同一の部材については同一
の番号を付して示している。

即ち、この実施例にあっては、金型（１）の真空チャン
バー（１０）内に多孔質部材（１１）を保持し、この多
孔質部材（１１）を介して細巾の金属調部材（１２）を
吸引固定した状態で射出成形を行うようにしたものであ
り、この射出成形により第４図に示すようにモール（１
３）の外側面の一部にアクセントラインとしての金属調
部材（１２）を一体重に形成したモール付き窓材が得ら
れる。

第５図は更なる別実施例に係る成形装置の断面図、第６
図は第５図に示す成形装置によって得られるモール付き
窓材の断面図であり、前記実施例と同一の部材について
は同一の番号を付して示している。

即ち、この実施例にあっては、金型（１）の真空チャン
バー（ｌＯ）のキャビティ（５）への開口面が拡開する
テーパ面（ｔＯａ）となっており、また金属調部材（１
２）は断面台形状をなす厚肉テープ（１４）の表面に貼
着されている。そして、射出成形を行うにあたっては、
テープ（１４）を真空チャンバー（ｌＯ）のテーパ面（
１０ａ）に吸引によって出接固定した状態で行う、この
ようにすることで第６図に示すように、テープ（１４）
の一部が抜は落ちないように埋設されたモール（１３）
が窓材（６）の周縁部に一体的に形成される。

（発明の効果）以上に説明した如く本発明によれば、金属調部材をモー
ルの外側面の少くとも一部に設けるにあたり、モールを
射出成形する金型キャビティ内に予じめ金属調部材をセ
ットし、この金属調部材を吸引固定した状態で射出成形
を行うようにしたので、金属調部材のセットを容易に行
え、且つ成形時に金属調部材の位置ずれが生じることが
ない。

したがって得られるモール付き窓材としても、モールに
設けられる金属調部材の位置が正確なものとなる。

また、金属調部材は多孔質部材にその一面が接するが、
金型の真空チャンバー内にその一面が臨むため、成形時
に金属調部材の表面にまで樹脂が廻り込むことがなく、
更に金属調部材は金型と直接接触しないので傷が付かず
外観的に極めて優れたモールを得られる等多くの効果を
発揮する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るモール付き窓材のモール成形装置
の断面図、第２図は第１図に示す成形装置によって得ら
れたモール付き窓材の断面図、第３図は別実施例に係る
モール成形装置の断面図。ＰＩ３図は第３図に示す成形装置によって得られたモー
ル付き窓材の断面図、第５図は別実施例に係るモール成
形装置の断面図、第６図は第５図に示す成形装置によっ
て得られたモール付き窓材の断面図、第７図（Ａ）は従
来の成形装置の断面図、第７図（Ｂ）は従来のモール付
き窓材の断面図である。尚、図面中（１）、（２）は金型、（５）はキャビティ
、（６）は窓材、（９）は吸引孔、（１０）は真空チャ
ンバー、（１１）は多孔質部材、（１２）は金属調部材
、（！３）はモールである。手続補正書印発）昭和６１年６月社日１、本件の表示特願昭６１−１１２１９１号２、発明の名称モール付き窓材及びこの窓材の製造方法及び装置３、補正をする者事件との関係　特許出願人（４００）日本板硝子株式会社４、代理人（［ｆ？３５）弁理士　　下　１）容一部（１）特許請
求の範囲を別紙の通り訂正する。（２）明細書を以下の通り訂正する。（イ）第５頁第１行目、第３行目、第６行目及び第８行
目に「金属調部材」とあるを「帯状部材」に訂正する。（ロ）第６頁第１９行目に「金属」とあるを「帯状の金
属」と訂正する。（ハ）第８頁第１５行目と第１６行目の間に以下の分を
加入する。「また帯状部材としては金属調部材の他に紫外線吸収フ
ィルム或いはエナメル調フィルム等任意である。」別　　紙「２、特許請求の範囲（１）板ガラス等の窓材の周縁部に樹脂製モールを一体
成形してなるモール付き窓材において。前記モールの外側面の少くとも一部には、圧延、ＣＶＤ
或いはＰＶＤ等の薄膜法にて得られた金属膜を形成した
フィルム又はテープ等の帯状部材が一体的に接着されて
いることを特徴とするモール付き窓材。（２）成形型内に帯状部材をセットするとともに成形型
内に窓材の周縁部を挿入し、前記帯状部材を吸引するこ
とで成形型内において固定し、この状態で型内に樹脂原
料を注入し、窓材の周縁部にモールを成形すると同時に
モールに帯状部材を一体成形するようにしたことを特徴
とするモール付き窓材の製造方法。（３）前記帯状部材は金属膜、金属膜を形成したフィル
ム又は金属膜を形成したテープのうちいずれかであるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第２項記載のモール付き
窓材の製造方法。（４）前記封部材は通気性を有する多孔質部材を介して
吸引されることを特徴とする特許請求の範囲第２項又は
第３項のいずれかに記載のモール付き窓材の製造方法。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）板ガラス等の窓材の周縁部に樹脂製モールを一体
成形してなるモール付き窓材において、前記モールの外
側面の少くとも一部には、圧延、ＣＶＤ或いはＰＶＤ等
の薄膜法にて得られた金属膜を形成したフィルム又はテ
ープ等の金属調部材が一体的に接着されていることを特
徴とするモール付き窓材。
（２）成形型内に金属調部材をセットするとともに成形
型内に窓材の周縁部を挿入し、前記金属調部材を吸引す
ることで成形型内において固定し、この状態で型内に溶
融樹脂を注入し、窓材の周縁部にモールを成形すると同
時にモールに金属調部材を一体成形するようにしたこと
を特徴とするモール付き窓材の製造方法。
（３）前記金属調部材は金属膜、金属膜を形成したフィ
ルム又は金属膜を形成したテープのうちいずれかである
ことを特徴とする特許請求の範囲第２項記載のモール付
き窓材の製造方法。
（４）前記金属調部材は通気性を有する多孔質部材を介
して吸引されることを特徴とする特許請求の範囲第２項
又は第３項のいずれかに記載のモール付き窓材の製造方
法。
（５）一対の金型からなり、一方の金型には通気性を有
する多孔質部材が保持され、この多孔質部材の一面は前
記一方の金型に穿設した吸引孔に面し、多孔質部材の他
面は成形されるモールの外側面形状の少くとも一部をな
していることを特徴とするモール付き窓材の製造装置。