JPH0617086B2 - 車両用ウインドウおよびその製造方法 - Google Patents

車両用ウインドウおよびその製造方法

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JPH0617086B2
JPH0617086B2 JP19115385A JP19115385A JPH0617086B2 JP H0617086 B2 JPH0617086 B2 JP H0617086B2 JP 19115385 A JP19115385 A JP 19115385A JP 19115385 A JP19115385 A JP 19115385A JP H0617086 B2 JPH0617086 B2 JP H0617086B2
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孝雄 岩田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は車両用ウインドウ、特に窓ガラスの周縁部に
枠材を有する車両用ウインドウおよびその製造方法に関
するものである。
〔従来の技術〕
第8図は自動車の車体の一部を示す側面図、第9図は特
開昭58−113482号に示された従来のウインドウにおける
IX−IX断面図である。図面において、Bは車体、Wはそ
の側面に設けられたオペラウインドウで、ガラス1とそ
の周縁部を飾る枠材2とからなる。ガラス1の周縁部に
は、剛性材料からなるリテーナ3が複数個、所定位置に
固着され、リテーナ3を含めてガラス1の周縁部を覆う
ように、合成樹脂により枠材2が一体的に形成されてい
る。
リテーナ3はガラス1を挟持するようにコ字状に形成さ
れた金属板からなる挟持部3aと、そのコ字状の一辺に
溶接されたボルト3bとから構成され、ボルト3bは枠
材2から突出し、パネルPに取付けられるようになって
いる。4は接着剤である。
上記ウインドウの製造方法は、まずガラス1の周縁にリ
テーナ3の挟持部3aを挟着して固定す。そして射出成
形型内にセットして型締めして、キャビティ内に合成樹
脂を射出し、リテーナ3を含めてガラス1の周縁部を覆
うように、枠材2を一体形成する。枠材2を形成したガ
ラス1を型から取出し、適当な脱脂処理を施した後、枠
材2の表面に塗膜層を形成する。
上記のように構成されたウインドウは、ボルト3bをパ
ネルPに設けた孔に挿入して固着するとともに、凹部に
充填した接着剤4によりパネルPに接着して取付ける。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の車両用ウインドウにお
いては、枠材2の成形材料には成形収縮があるが、ガラ
ス1には収縮がないため、成形後に枠材2に内部応力が
発生し、これにより枠材2の経時的にクラックが発生し
やすい。また枠材2がガラス1に一体化した状態で製造
されるため、枠材2の表面に光輝装飾層を形成する必要
がある字にはウインドウ全体をメッキ槽等に挿入する必
要があり、この場合ガラス1に悪影響を与えるため、枠
材2の装飾は実質的に塗装に限られ、この場合でも大が
かりなマスクを必要とするなどの問題点があった。
また上記従来の製造方法においては、ガラス1を直接射
出成形型に挿入して型締めするため、ガラス1が破損し
たり、傷ついたりするなどの問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解決するためのもの
で、枠材に内部応力およびクラックが発生せず、任意の
装飾処理を選択できて装飾性が高く、かつ窓ガラスに破
損、傷等を発生させることなく製造可能な車両用ウイン
ドウおよびその製造方法を提供することを目的としてい
る。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は次の車両用ウインドウおよび製造方法であ
る。
(1)板状の窓ガラスと、この窓ガラスの周縁部表面側を
覆う枠材本体および窓ガラスの裏面側を係止する係止部
を有する硬質合成樹脂製の枠材と、前記係止部を埋設す
るように枠材の裏面側から窓ガラス周縁部の裏面側にか
けて固着された軟質合成樹脂製の緩衝材とを備えた車両
用ウインドウ。
(2)板状の窓ガラスの周縁部に硬質樹脂製の枠材を配置
し、枠材の枠材本体で窓ガラスの表面側を覆うととも
に、枠材の係止部で窓ガラスの裏面側を係止した状態で
射出成形型に挿入し、前記係止部を埋設するように枠材
の裏面側から窓ガラス周縁部の裏面側にかけて軟質合成
樹脂を射出して緩衝材を形成することを特徴とする車両
用ウインドウの製造方法。
〔作用〕
本発明の車両用ウインドウは、枠材本体および係止部を
有する枠材を射出成形により形成し、窓ガラスの周縁部
に枠材を配置して、枠材本体で窓ガラスの表面側を覆う
とともに、係止部で窓ガラスの裏面側を係止した状態で
射出成形型に挿入し、係止部を埋設するように枠材の裏
面側から窓ガラスの裏面側にかけて、軟質合成樹脂を射
出し、窓ガラス周縁部の表裏および端面ならびに枠材の
裏面に固着する緩衝材を形成し、車両用ウインドウを製
造する。
こうして製造される車両用ウインドウは、枠材が前もっ
て成形されたものでるため、和材の成形収縮は起こら
ず、このため内部応力は発生せず、クラックも発生しな
い。また枠材は射出成形前にメッキ、真空メタライジン
グ等の光輝処理または塗装等の任意の装飾処理を簡単な
装置および操作で容易に行うことができ、装飾性を増す
ことができる。
さらに上記製造方法では射出成形を行う際、枠材を介し
て窓ガラスを成形型にセットできるので、窓ガラスの破
損、傷の発生等が防止される。
〔実施例〕
以下、この発明を図面の実施例に基づいて説明する。第
1図はこの発明の一実施例によるオペラウインドウの正
面図、第2図はその側面図、第3図は第1図のIII−III
断面図、第4図は枠材の斜視図、第5図および第6図は
製造工程を示す断面図であり、第8図および第9図と同
一符号は同一または相当部分を示す。
オペラウインドウWは、一定の曲率半径Rのガラス1の
周縁部に硬質合成樹脂性の枠材2が配置され、ガラス1
と枠材2の間隙を充填し、かつガラス1の周縁部の表裏
および端面を覆うように軟質合成樹脂製の緩衝材5が固
着されている。ガラス1は外周縁の裏面側に不透明着色
層6が形成され、その上部を含む外周縁の表裏および端
面には接着プライマー層7が形成されている。
枠材2はABS樹脂等の硬質合成樹脂によりガラス1の
外周縁と相似形のほぼ三角形状に射出成形したもので、
ガラス1の周縁部表面側を覆う枠材本体2aの裏面に、
ガラス1周縁部により若干外側位置にガラス1の裏面側
を係止するように突出する内向鉤形の係止部2b、およ
びガラス1の表面側に当接する位置決め突起2cがそれ
ぞれ全周にわたって間隔をおいて一体的に形成されてい
る。枠材本体2aのガラス1側の端部にはガラス1側に
突出する突条2dが形成され、ガラス1と当接する位置
に両面粘着テープ等のシール兼緩衝材8が固着されてお
り、反対側の端部には係合部2eが形成されている。枠
材2の枠材本体2aの表面側にはクロムメッキ、真空メ
タライジング等の光輝処理および(または)塗装などの装
飾処理が施されており、裏面側には係止部2bの周囲を
含めて接着プライマー9が形成されている。
緩衝材5は枠材本体2aの表面側の一部を残し、係止部
2bを埋設するように枠材本体2aの裏面からガラス1
の周縁部の裏面にかけて固着され、一部は係止部2eと
係合している。
オペラウインドウWの製造方法は、第4図に示すよう
に、枠材2を射出成形等により一体的に形成し、表面側
に装飾処理を施すとともに、必要により裏面側にシール
兼緩衝材8および接着プライマー9を形成する。一方、
ガラス1にも不透明着色層6および接着プライマー層7
を形成し、必要により第9図のリテーナ3を所定位置に
取付ける。
次いで第5図に示すように、枠材2の裏面にガラス1を
載置してガラス1を押圧すると、ガラス1は係止部2b
の弾性変形により挿入され、ガラス1の裏面側端部が係
止部2bに係止され、ガラス1の裏面はシール兼緩衝材
8に固着し、両者は仮固着される。この状態で第6図に
示すように、ガラス1および枠材2を射出成形型10内
に挿入し、枠材2および不透明着色層6の部分を利用し
て型締めし、キャビティ11内に溶融軟質合成樹脂を射
出して、緩衝材5を形成する。これによりガラス1と枠
材2は気密状に確実に固着し、オペラウインドウWが完
成する。
こうして製造されたオペラウインドウWは、緩衝材5の
裏面または不透明着色層6の裏面等を接着剤等によりパ
ネルPに固着し、またリテーナ3を取付けたときはボル
ト3bを利用してパネルPに取付ける。
取付け状態においては、緩衝材5はガラス1の周縁部の
三方を覆い、枠材2の裏面に固着するとともに係止部2
bを埋設し、かつ係合部2eと係合しているため、枠材
2は気密状かつ確実に固着される。そして枠材2は前も
って成形されているため成形収縮は起こらず、内部応力
およびクラックは発生しない。また枠材2は射出成形前
に装飾処理を施すことができるので、簡単な装置と操作
により任意の装飾を容易に施すことができ、装飾性を高
めることができる。
また上記の製造方法では、射出成形の際成形型10でガ
ラス1を直接型締めしなくてもよいとともに、ガラス1
と枠材2の間に間隙が形成されるため、型締めおよび射
出圧を緩和することができ、ガラス1の破損、傷等の発
生を防止することができる。
第7図は他の実施例における枠材の断面図であり、係止
部2bの先端に肉薄のリブ2fを形成し、ガラス1を仮
止めする際に加熱軟化させて折り曲げて係止させてもよ
い。
以上の説明において、ガラス1は無機ガラスに限らず、
透明、着色合成樹脂等の有機ガラスを使用してもよい。
また枠材2および緩衝材5の形状、構造、材質等も変更
可能である。
〔発明の効果〕
この発明の車両用ウインドウは、窓ガラスと枠材を軟質
合成樹脂からなる緩衝材で固着したため、枠材に成形収
縮およびクラックが発生しないとともに、枠材に任意の
装飾処理を施して装飾性および設計の自由度を高めるこ
とができる。
またこの発明の製造方法によれば、窓ガラスと枠材に射
出成形により緩衝材を固着するため、ガラスの破損およ
び傷の発生を防止し、両者を確実に固着することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例によるオペラウインドウの
正面図、第2図はその側面図、第3図は第1図のIII−I
II断面図、第4図は枠材の斜視図、第5図および第6図
は製造工程を示す断面図、第7図は他の実施例の枠材の
断面図、第8図は車体の一部の側面図、第9図は従来の
ウインドウにおけるIX−IX断面図である。 各図中、同一符号は同一または相当部分を示し、Wはオ
ペラウインドウ、1はガラス、2は枠材、2aは枠材本
体、2bは係止部、5は緩衝材、10は射出成形型であ
る。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状の窓ガラスと、この窓ガラスの周縁部
    表面側を覆う枠材本体および窓ガラスの裏面側を係止す
    る係止部を有する硬質合成樹脂製の枠材と、前記係止部
    を埋設するように枠材の裏面側から窓ガラス周縁部の裏
    面側にかけて固着された軟質合成樹脂製の緩衝材とを備
    えた車両用ウインドウ。
  2. 【請求項2】枠材が表面に装飾処理を施したものである
    特許請求の範囲第1項記載の車両用ウインドウ。
  3. 【請求項3】係止部が鉤状のものまたはリブを加熱して
    折曲げたものである特許請求の範囲第1項または第2項
    記載の車両用ウインドウ。
  4. 【請求項4】板状の窓ガラスの周縁部に硬質樹脂製の枠
    材を配置し、枠材の枠材本体で窓ガラスの表面側を覆う
    とともに、枠材の係止部で窓ガラスの裏面側を係止した
    状態で射出成形型に挿入し、前記係止部を埋設するよう
    に枠材の裏面側から窓ガラス周縁部の裏面側にかけて軟
    質合成樹脂を射出して緩衝材を形成することを特徴とす
    る車両用ウインドウの製造方法。
  5. 【請求項5】枠材の表面にあらかじめ装飾処理を施す特
    許請求の範囲第4項記載の製造方法。
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