JP2659584B2 - 図形塗りつぶし方法 - Google Patents

図形塗りつぶし方法

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JP2659584B2 JP1051856A JP5185689A JP2659584B2 JP 2659584 B2 JP2659584 B2 JP 2659584B2 JP 1051856 A JP1051856 A JP 1051856A JP 5185689 A JP5185689 A JP 5185689A JP 2659584 B2 JP2659584 B2 JP 2659584B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は,複数の線分あるいは円弧等からなる図形
領域の塗りつぶし方法,特に中塗り領域および中塗り領
域および中抜き領域の境界を表す閉ループ数が多い場合
の図形塗りつぶし方法に関するものである。
[従来の技術] 従来、図形の輪郭データから塗りつぶしを行う場合,
終始一定方向の走査線と輪郭の全データとの交点を調
べ,走査線1本毎の図形との交点をX座標あるいはY座
標の順に並べ、1個目と2個目の交点の間,3個目と4個
目の交点の間・・・というように順次ペアにして塗りつ
ぶし線分データを計算していた。このような図形塗りつ
ぶし方法では走査線1本毎に輪郭の全データとの交点を
調べなければならず,輪郭の閉ループ数が多く,輪郭の
データ数が多い図形の塗りつぶしの場合は,処理時間が
かかる。また,走査線の方向は終始一定であるため塗り
つぶし方向は全て同一方向で,縦長の図形を横方向の線
分で塗りつぶしたりあるいは横長の図形を縦方向の線分
で塗りつぶすので,塗りつぶしデータが多量になる。こ
のような図形塗りつぶし方法に関しては,例えば特開昭
62−271081号公報に示された方法がある。この方法で
は,円弧の輪郭を45度の倍数の角度で分割する等の方法
により円弧等の輪郭の処理速度の向上を図っているが,
走査線1本毎の全ての閉ループの輪郭との交点を調べな
ければならないことに変わりはなく,また走査線の方向
もやはり終始一定であるため上述した問題点の解決には
不十分である。
また,従来の方法を用いて図形を塗りつぶす場合,全
ての輪郭を対象にして終始同一の方向の走査線で塗りつ
ぶしを行うため第5図(A)あるいは(B)のような塗
りつぶし結果となる。この場合,第5図(A)では,
の閉ループの塗りつぶし線分のデータ量が多くなり,
第5図(B)では,の閉ループの塗りつぶし線分の
データ量が多くなってしまう。
[発明が解決しようとする課題] 上記のような従来の図形塗りつぶし方法では,図形塗
りつぶし処理を行った際に処理速度が遅くなると共に塗
りつぶしデータ量が多くなるなどの問題点があった。
この発明は,かかる問題点を解決するためになされた
もので,短時間に少量のデータ数で図形を塗りつぶすこ
とができる図形塗りつぶし方法を得ることを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] この発明に係る図形塗りつぶし方法は、複数の線分あ
るいは円弧等からなる図形を塗りつぶす方法において、
前記図形の輪郭データを閉ループデータに変換するステ
ップと、前記閉ループデータに中塗りあるいは中抜きの
認識を与えるステップと、前記認識を基に中塗りを行う
閉ループデータを選出し、選出された閉ループデータか
ら塗りつぶし方向を決めるステップと、このステップで
決められた方向に全ての閉ループに対して塗りつぶし線
分を作成するステップと、中抜き閉ループと交点を持つ
前記塗りつぶし線分を前記交点で分割して、前記分割さ
れた塗りつぶし線分のうち、中抜き閉ループ内の線分を
削除して、残された線分データを描画することにより図
形塗りつぶしを行うステップとからなる。
また、上記塗りつぶし方向を決めるステップは、選出
された閉ループデータに基づいて閉ループ毎にX方向と
これと直交するY方向の変位量の合計をそれぞれ求めて
変位量の合計が大きい方向と平行な方向を塗りつぶし方
向として決める。
[作用] この発明においては,塗りつぶしの際,1つの閉ループ
毎に処理を行うため,走査線1本毎に交点を調べる輪郭
の要素は,塗りつぶしを行う対象の閉ループ内の要素の
みであり,従来のように走査線1本毎に全ての輪郭との
交点を調べる必要がない。したがって,塗りつぶし領域
が複数の閉ループからなる場合は,特に塗りつぶし処理
時間が短縮される。また,1つの閉ループ毎に塗りつぶし
線分データ量が少なくなるように塗りつぶし方向を決め
ることができるため,従来より少ない塗りつぶし線分で
塗りつぶしを行うことができる。
さらに,1つの閉ループ毎の処理により図形塗りつぶし
を行うには,中塗り閉ループ,中抜き閉ループの包含関
係の認識が必要であるが,この発明では,中塗り閉ルー
プの処理を全て終了した後に中抜き閉ループ処理で中抜
き閉ループと交点を持つ塗りつぶし線分のみで処理する
ことで,上記包含関係の認識を必要とせずに1つの閉ル
ープ毎の処理による塗りつぶしを行うことができる。
[実施例] 以下,第1図〜第4図を用いて実施例を説明する。
まず,第1図のステップS1で,図形の輪郭データから
1つのループ毎にデータの取い出しができるように閉ル
ープデータに変換し,ステップS2でその閉ループデータ
が中塗りのループか中抜きのループかのデータの認識を
する。
次に,中塗り処理を行う。まず,ステップS3で1つの
中塗り閉ループのデータを取り出し,そのデータから塗
りつぶし線分データが少なくなる塗りつぶし方向を求
め,このステップS3で求めた塗りつぶし方向の線分で取
り出した中塗り閉ループ内を塗りつぶす(ステップS
4)。ステップS5で中塗りループが残っていると判定さ
れる限り,ステップS3およびS4で行う処理を全ての中塗
り閉ループデータに対して行う。
中塗りループが残っていないと,中抜き処理が行われ
る。中抜き処理は,ステップS6で1つの中抜き処理を行
い,ステップS7で中抜きループが残っていると判定され
る限り,ステップS6の処理を全ての中抜き閉ループデー
タに対して行う。ここで,ステップS6の1つの中抜きル
ープの中抜き処理について説明すると,中塗り処理で求
めた塗りつぶし線分と中抜き閉ループの各要素(線分,
円弧等)との交点を求め,その交点で塗りつぶし線分を
分割し,分割された線分のうち中抜き閉ループ外の線分
のみを残すようにして、中抜き閉ループ内に存在する分
割された塗りつぶし線分のみを中抜きして図形データの
中抜きを行う。
以上のように塗りつぶし領域のみに塗りつぶし線分を
発生させる。
なお,第1図のステップS3において,中塗り閉ループ
毎に中塗りの方向を決めているが,第4図の処理ステッ
プで,中塗り方向決めを行う場合について説明する。ス
テップS10で方向決めを行う対象の閉ループの全要素
(線分,円弧等)のX方向の変位量とY方向の変位量の
合計をそれぞれ求める。このステップ10は,ステップ11
で対象閉ループの全ての要素について処理したと決定さ
れるまで継続される。決定されると,ステップS12で求
めたX方向の変位量の合計がY方向の変位量の合計より
大きければ,塗りつぶし方向はX軸と平行な方向に決ま
り,Y方向の変位量の合計がX方向の変位量の合計より大
きければ,塗りつぶし方向はY軸と平行な方向となるよ
うに決定する。
この方法を用いて例えば第3図(A)に示されている
ような図形の輪郭を塗りつぶつ場合,横方向をX軸方
向,縦方向をY軸方向とすると,X軸方向の変位量の合計
の方がY軸方向の変位量の合計より大きいため第3図
(B)のように横方向に塗りつぶす。これに対して,輪
郭データの最大値,最小値から輪郭が縦長の場合は縦に
塗りつぶし,横長の場合は横に塗りつぶすとすると,第
3図(C)のような結果となり,第3図(B)より明ら
かに塗りつぶし線分のデータ量は多くなっている。した
がって,塗りつぶし方向の決定には第5図の処理ステッ
プを用いた方が効率の良い塗りつぶしができる。
次に,第2図(A)に示される図形を塗りつぶしをす
る場合について説明する。
この場合,中塗りの閉ループは,,,で,中
抜きの閉ループは,となる。まず,,,,
の閉ループ内を塗りつぶす。この時,,の閉ループ
は横方向に,,の閉ループは縦方向に塗りつぶす。
第2図(B)は,中塗り処理が全て終了した状態図であ
る。矢印のついた線分が塗りつぶし線分である。次に,
,の中抜き閉ループの中抜き処理を行う。すなわ
ち,,のそれぞれの閉ループと交点を持つ塗りつぶ
し線分を閉ループとの交点で分割し,中抜き閉ループ外
の線分のみを残す。つまり、第2図(C)に示すよう
に、中抜き閉ループ内に存在する分割された塗りつぶし
線分のみを中抜きして図形データの中抜きを行う。この
とき、の中塗り閉ループ内の塗りつぶし線分は、中抜
き閉ループと交点を持つことがなく、このため分割され
ずに中抜きされることはない。従って、中抜き閉ループ
の内側に中塗りの図形が存在する場合であっても、の
中抜き処理によりの中塗り閉ループ内の塗りつぶし線
分が中抜きされることはない。第2図(C)は塗りつぶ
し処理後の中抜き処理が全て終了し,図形塗りつぶしが
完了した状態図である。
[発明の効果] この発明は以上説明したとおり,1つの閉ループ毎にま
ず中塗り処理を全て行い,次に中抜き処理を行っている
ので,塗りつぶし領域が複数の閉ループからなる場合、
すなわち、中塗りの図形の内側に中抜きの図形があり、
さらに、その中抜きの図形の内側に異なる他の中塗りの
図形が存在する場合であっても、中抜きの図形の形成に
前後して中塗りの図形の描画を2度重ねる必要がなく、
塗りつぶし処理時間の短縮(処理速度の高速化)及び塗
りつぶし線分のデータ量の少量化を達成できる。また、
1つの閉ループ毎に最適な塗りつぶしを行うために、す
なわち、閉ループ毎にX方向とこれと直交するY方向の
変位量の合計をそれぞれ求めて変位量の合計が大きい方
向と平行な方向を塗りつぶし方向として決めることで全
ての閉ループ内を塗りつぶす中塗りを行うので塗りつぶ
し線分のデータ量を少なくすることが可能である効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による処理ステップのフロ
ーチャート図,第2図はこの発明の方法を適用した場合
の図形の塗りつぶし図,第3図はこの発明の方法を適用
した場合の他の図形の塗りつぶし図,第4図は第1図の
中塗り方向決めの処理ステップのフローチャート図,第
5図は従来の方法を適用した場合の図形の塗りつぶし図
である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の線分あるいは円弧等からなる図形を
    塗りつぶす方法において、前記図形の輪郭データを閉ル
    ープデータに変換するステップと、前記閉ループデータ
    に中塗りあるいは中抜きの認識を与えるステップと、前
    記認識を基に中塗りを行う閉ループデータを選出し、選
    出された閉ループデータから塗りつぶし方向を決めるス
    テップと、このステップで決められた方向に全ての閉ル
    ープに対して塗りつぶし線分を作成するステップと、中
    抜き閉ループと交点を持つ前記塗りつぶし線分を前記交
    点で分割して、前記分割された塗りつぶし線分のうち、
    中抜き閉ループ内の線分を削除して、残された線分デー
    タを描画することにより図形塗りつぶしを行うステップ
    とからなることを特徴とする図形塗りつぶし方法。
  2. 【請求項2】上記塗りつぶし方向を決めるステップは、
    選出された閉ループデータに基づいて閉ループ毎にX方
    向とこれと直交するY方向の変位量の合計をそれぞれ求
    めて変位量の合計が大きい方向と平行な方向を塗りつぶ
    し方向として決めることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の図形塗りつぶし方法。
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