JP2658835B2 - スタチック型半導体記憶装置 - Google Patents

スタチック型半導体記憶装置

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JP2658835B2
JP2658835B2 JP5286001A JP28600193A JP2658835B2 JP 2658835 B2 JP2658835 B2 JP 2658835B2 JP 5286001 A JP5286001 A JP 5286001A JP 28600193 A JP28600193 A JP 28600193A JP 2658835 B2 JP2658835 B2 JP 2658835B2
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    • H10B10/12Static random access memory [SRAM] devices comprising a MOSFET load element
    • H10B10/125Static random access memory [SRAM] devices comprising a MOSFET load element the MOSFET being a thin film transistor [TFT]
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    • G11C11/412Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors forming static cells with positive feedback, i.e. cells not needing refreshing or charge regeneration, e.g. bistable multivibrator or Schmitt trigger using field-effect transistors only
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  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
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  • Thin Film Transistor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスタチック型半導体記憶
装置に関し、特にメモリセルの負荷素子として薄膜トラ
ンジスタを用いたスタチック型半導体記憶装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスタチック型半導体記憶
装置においては、メモリセル部分が図5に示すような等
価回路で表される。すなわち、Pチャネル型MOSトラ
ンジスタT1とNチャネル型MOSトランジスタT2と
を接続したインバータ回路と、Pチャネル型MOSトラ
ンジスタT3とNチャネル型MOSトランジスタT4と
を接続したインバータ回路とを交差接続してフリップフ
ロップ回路を構成している。
【0003】フリップフロップ回路ではPチャネル型M
OSトランジスタT1とNチャネル型MOSトランジス
タT2との間の記憶ノードN1及びPチャネル型MOS
トランジスタT3とNチャネル型MOSトランジスタT
4との間の記憶ノードN2に“1”または“0”のデー
タを任意に記憶することができる。
【0004】記憶ノードN1,N2に接続されたNチャ
ネル型MOSトランジスタT5,T6は読出しまたは書
込みを行うための転送ゲートであり、ワード線及びビッ
ト線に接続されている。これらワード線及びビット線を
選択することによって任意のメモリセルの選択が可能と
なる。ここで、R3,R4は抵抗素子である。
【0005】近年、例えば4メガビット以上のスタチッ
ク型記憶装置のような高集積のメモリにおいてはPチャ
ネル型MOSトランジスタT1,T3を薄膜トランジス
タ(Thin Film Transistor;TF
T)で形成し、Nチャネル型MOSトランジスタT2,
T4の上層部に配置することが行われている。この技術
については、「4MビットSRAM量産立ち上げ」(日
経マイクロデバイス1991年6月72号、P.35〜
62)に記載されている。
【0006】すなわち、図6に示すように、シリコンか
らなる半導体基板表面に選択的に形成されたN+ 型拡散
層(不純物領域)1〜3はNチャネル型MOSトランジ
スタT4,T6のソース・ドレイン領域であり、N+
拡散層4〜6はNチャネル型MOSトランジスタT2,
T5のソース・ドレイン領域である。
【0007】7は多結晶シリコン膜(第一ポリシリコン
層)からなるNチャネル型MOSトランジスタT4のゲ
ート電極であり、8は多結晶シリコン膜(第一ポリシリ
コン層)からなるNチャネル型MOSトランジスタT2
のゲート電極である。
【0008】また、9,10は多結晶シリコン膜(第一
ポリシリコン層)からなるワード線で、Nチャネル型M
OSトランジスタT5,T6のゲート電極を兼ねてい
る。11,12は多結晶シリコン膜(第二ポリシリコン
層)からなるNチャネル型MOSトランジスタT2,T
4のグランド(GND)配線である。
【0009】24,25は夫々多結晶シリコン膜(第三
ポリシリコン層)からなるPチャネル型MOSトランジ
スタT1,T3のTFTゲート電極である。15,16
は多結晶シリコン膜(第四ポリシリコン層)で、Pチャ
ネル型MOSトランジスタT1,T3のソース・ドレイ
ン・チャネル領域とVcc配線を兼ねている。
【0010】17,18はN+ 型拡散層とグランド配線
とを接続するためのスルーホールであり、19,20は
ゲート電極とTFTゲート電極とN+ 型拡散層とを同時
に接続するためのスルーホールであり、21,22はT
FTゲート電極とTFTドレイン領域とを接続するため
のスルーホールである。
【0011】さらに、N+ 型拡散層1,4にはビット線
(図示せず)と接続するためのスルーホール(図示せ
ず)が開口されている。上記の構成によって、半導体基
板表面にメモリセルが実現される。
【0012】一方、Nチャネル型MOSトランジスタT
2の上層部に配置される薄膜トランジスタは、図7及び
図8に示すように、TFTゲート電極(第三ポリシリコ
ン層)25と、Pチャネル型MOSトランジスタT1の
ソース・ドレイン・チャネル領域を形成する多結晶シリ
コン膜(第四ポリシリコン層)16とから構成されてい
る。
【0013】多結晶シリコン膜16のP+ 注入領域16
aはVcc配線を兼ねたソース領域であり、P+ 注入領
域16aには濃いP型不純物(P+ )が注入される。P
- 注入領域16b及びP+ 注入領域16cはドレイン領
域であり、チャネル側のP-注入領域16bには薄いP
型不純物(P- )が注入され、P+ 注入領域16cには
- 注入領域16bと接触した形で濃いP型不純物(P
+ )が注入される。
【0014】また、23はTFTゲート電極25と多結
晶シリコン膜16との間の絶縁膜である。上記の構成に
よって、薄膜トランジスタが形成される。
【0015】近年、上述したスタチック型半導体記憶装
置においては、パッケージや配線材料等から発生するα
線によって記憶データが反転するソフトエラー現象が問
題となりつつある。
【0016】このソフトエラー現象の対策として、Pチ
ャネル型MOSトランジスタT1とNチャネル型MOS
トランジスタT2との間及びPチャネル型MOSトラン
ジスタT3とNチャネル型MOSトランジスタT4との
間に夫々抵抗素子R3,R4を設け、これら抵抗素子R
3,R4を高抵抗化する方法が提案されている。
【0017】この技術については、「ポリPMOS負荷
型メモリセルのソフトエラー耐性向上手法」(植田,佐
々木,石橋,山中著、1991年電子情報通信学会秋季
大会予稿集C−427,P.5−141)で、抵抗素子
R3,R4の高抵抗化によってソフトエラー現象を改善
させることができることが報告されている。
【0018】これら抵抗素子R3,R4の高抵抗化は半
導体表面においてTFTゲート電極24,25のシート
抵抗を高抵抗化することによって行われる。TFTゲー
ト電極24,25には通常、1×1019〜1×1020
toms/cm3 のリンイオンが導入されているため、
ソフトエラー防止のためにTFTゲート電極24,25
のシート抵抗を高くするにはリンイオンの導入量を減ら
して1×1017〜1×1019atoms/cm3 とすれ
ばよい。
【0019】上記のソフトエラーについて図5を参照し
て以下説明する。図5において、記憶ノードN1,N2
に夫々データ“1”,“0”が記憶されていたとする。
パッケージ等から発生したα線が記憶ノードN1にヒッ
トすると、記憶ノードN1に蓄えられていた電荷が引き
抜かれて、記憶ノードN1が“1”→“0”に反転す
る。
【0020】したがって、記憶ノードN1をゲート入力
とするPチャネル型MOSトランジスタT3及びNチャ
ネル型MOSトランジスタT4は夫々オン,オフし、記
憶ノードN2が“0”→“1”に反転し、メモリセルの
記憶データが完全に破壊されてしまう。
【0021】ここで、上述したように抵抗素子R4が高
抵抗化されていれば、記憶ノードN1からPチャネル型
MOSトランジスタT3のTFTゲート電極への伝達速
度が非常に遅くなり、Pチャネル型MOSトランジスタ
T3はオンしにくくなる。よって、記憶ノードN2が
“0”→“1”に反転しなくなる。
【0022】また、記憶ノードN2が“0”→“1”に
反転しなくなるので、記憶ノードN2が“0”のままと
なり、一度反転した記憶ノードN1はPチャネル型MO
SトランジスタT1によって再充電され、“0”→
“1”に復帰する。
【0023】すなわち、α線がヒットしても、メモリセ
ルの記憶データが破壊されることはない。上記の如く、
抵抗素子R3,R4を高抵抗化すれば、ソフトエラー耐
性を改善することができる。
【0024】ここで、抵抗素子R3,R4、つまりTF
Tゲート電極を高抵抗化する上での問題について述べ
る。半導体装置製造の途中工程における熱処理工程にお
いて、ゲート電極(第一ポリシリコン層)に導入されて
いるリンイオンがスルーホールを介してTFTゲート電
極に拡散される場合がある。
【0025】つまり、TFT電極を高抵抗化するために
リンイオンの導入を減らしたにもかかわらず、ゲート電
極(第一ポリシリコン層)のリンがスルーホールを介し
て拡散されるため、TFTゲート電極が高抵抗にならな
いという問題がある。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のスタチ
ック型半導体記憶装置では、ソフトエラー耐性を改善す
るためにTFTゲート電極へのリンイオンの導入を減ら
すことにより抵抗素子の高抵抗化を行っているが、リン
イオンがスルーホールを介して拡散されるので、十分に
高抵抗化を図ることができず、その効果が十分に得られ
ないという問題がある。
【0027】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、リンイオンがスルーホールを介して拡散されても
抵抗素子の高抵抗を維持することができ、ソフトエラー
耐性に優れたメモリセルを実現することができるスタチ
ック型半導体記憶装置を提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明によるスタチック
型半導体記憶装置は、半導体基板中に設けられた一対の
駆動用N型MOSトランジスタと、前記一対の駆動用N
型MOSトランジスタの上層に設けられかつ薄膜トラン
ジスタで形成される一対の負荷素子用P型トランジスタ
とからなり、前記一対の負荷素子用P型トランジスタ各
々のゲート電極と不純物を含む前記一対の駆動用N型M
OSトランジスタ各々のゲート電極とがスルーホールを
介して接続されるフリップフロップ回路を含むメモリセ
ルで構成されたスタチック型半導体記憶装置であって、
前記一対の負荷素子用P型トランジスタ各々のゲート電
極が2〜45atoms%の酸素を含有する多結晶シリ
コンで構成されている。
【0029】
【実施例】次に、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0030】図1は本発明の一実施例の等価回路図であ
り、図2は本発明の一実施例の平面図であり、図3は本
発明の一実施例による薄膜トランジスタを示す平面図で
あり、図4は図3のAA線に沿う矢視方向の断面図であ
る。
【0031】これらの図において、本発明の一実施例は
TFTゲート電極の材質を通常の多結晶シリコンから2
〜45atoms%の酸素を含有する多結晶シリコン
(SIPOS)に変更した以外は図5〜図8に示す従来
例と同様の構成となっており、同一構成要素には同一符
号を付してある。
【0032】すなわち、Pチャネル型MOSトランジス
タT1とNチャネル型MOSトランジスタT2とを接続
したインバータ回路と、Pチャネル型MOSトランジス
タT3とNチャネル型MOSトランジスタT4とを接続
したインバータ回路とを交差接続してフリップフロップ
回路を構成している。
【0033】フリップフロップ回路ではPチャネル型M
OSトランジスタT1とNチャネル型MOSトランジス
タT2との間の記憶ノードN1及びPチャネル型MOS
トランジスタT3とNチャネル型MOSトランジスタT
4との間の記憶ノードN2に“1”または“0”のデー
タを任意に記憶することができる。
【0034】記憶ノードN1,N2に接続されたNチャ
ネル型MOSトランジスタT5,T6は読出しまたは書
込みを行うための転送ゲートであり、ワード線及びビッ
ト線に接続されている。これらワード線及びビット線を
選択することによって任意のメモリセルの選択が可能と
なる。ここで、R1,R2は抵抗素子である。
【0035】上記のPチャネル型MOSトランジスタT
1,T3は薄膜トランジスタで形成され、Nチャネル型
MOSトランジスタT2,T4の上層部に配置されてい
る。
【0036】すなわち、図2に示すように、シリコンか
らなる半導体基板表面に選択的に形成されたN+ 型拡散
層(不純物領域)1〜3はNチャネル型MOSトランジ
スタT4,T6のソース・ドレイン領域であり、N+
拡散層4〜6はNチャネル型MOSトランジスタT2,
T5のソース・ドレイン領域である。
【0037】7は多結晶シリコン膜(第一ポリシリコン
層)からなるNチャネル型MOSトランジスタT4のゲ
ート電極であり、8は多結晶シリコン膜(第一ポリシリ
コン層)からなるNチャネル型MOSトランジスタT2
のゲート電極である。
【0038】また、9,10は多結晶シリコン膜(第一
ポリシリコン層)からなるワード線で、Nチャネル型M
OSトランジスタT5,T6のゲート電極を兼ねてい
る。11,12は多結晶シリコン膜(第二ポリシリコン
層)からなるNチャネル型MOSトランジスタT2,T
4のグランド(GND)配線である。
【0039】13,14は夫々2〜45atoms%
(好ましくは10〜15atoms%)の酸素を含有す
る多結晶シリコン膜(第三ポリシリコン層;SIPO
S)からなるPチャネル型MOSトランジスタT1,T
3のTFTゲート電極である。15,16は多結晶シリ
コン膜(第四ポリシリコン層)で、Pチャネル型MOS
トランジスタT1,T3のソース・ドレイン・チャネル
領域とVcc配線を兼ねている。
【0040】17,18はN+ 型拡散層とグランド配線
とを接続するためのスルーホールであり、19,20は
ゲート電極とTFTゲート電極とN+ 型拡散層とを同時
に接続するためのスルーホールであり、21,22はT
FTゲート電極とTFTドレイン領域とを接続するため
のスルーホールである。
【0041】さらに、N+ 型拡散層1,4にはビット線
(図示せず)と接続するためのスルーホール(図示せ
ず)が開口されている。上記の構成によって、半導体基
板表面にメモリセルが実現される。
【0042】一方、Nチャネル型MOSトランジスタT
2の上層部に配置される薄膜トランジスタは、図3及び
図4に示すように、2〜45atoms%の酸素を含有
する多結晶シリコン膜からなるTFTゲート電極(第三
ポリシリコン層)14と、Pチャネル型MOSトランジ
スタT1のソース・ドレイン・チャネル領域を形成する
多結晶シリコン膜(第四ポリシリコン層)16とから構
成されている。
【0043】多結晶シリコン膜16のP+ 注入領域16
aはVcc配線を兼ねたソース領域であり、P+ 注入領
域16aには濃いP型不純物(P+ )が注入される。P
- 注入領域16b及びP+ 注入領域16cはドレイン領
域であり、チャネル側のP-注入領域16bには薄いP
型不純物(P- )が注入され、P+ 注入領域16cには
- 注入領域16bと接触した形で濃いP型不純物(P
+ )が注入される。
【0044】また、23はTFTゲート電極14と多結
晶シリコン膜16との間の絶縁膜である。上記の構成に
よって、薄膜トランジスタが形成される。
【0045】ここで、SIPOSと称される2〜45a
toms%の酸素を含有する多結晶シリコンについて説
明する。1Mビット以下の小容量のスタチック型半導体
記憶装置においては、メモリセルの負荷として薄膜トラ
ンジスタの代りに多結晶シリコン膜による抵抗が使われ
ている。
【0046】この多結晶シリコン膜による抵抗素子の抵
抗値を安定かつ高抵抗にするために、SIPOSと称す
る技術が適用されている。このSIPOSはスルーホー
ルを介してリン等の不純物が拡散されても、ほとんど抵
抗値が変化しないという優れた特性を示すことが知られ
ている。このSIPOSを用いた高抵抗負荷素子の技術
としては、特開平2−58868号公報に開示された技
術等が知られている。
【0047】したがって、図2〜図4に示すTFTゲー
ト電極13,14をSIPOSによって形成すること
で、スルーホールを介したリン等の不純物の拡散があっ
ても高抵抗が維持されるので、ソフトエラー耐性を改善
することができる。特に、10〜15atoms%の酸
素を含有する多結晶シリコンにおいては上記の効果が顕
著であることが実験等によって確認されている。
【0048】このように、スタチック型半導体記憶装置
のメモリセルに用いるPチャネル型MOSトランジスタ
T1,T3のTFTゲート電極13,14を2〜45a
toms%の酸素を含有する多結晶シリコン(SIPO
S)で形成することによって、スルーホールを介したリ
ン等の不純物の拡散があっても高抵抗を維持することが
できるので、ソフトエラー耐性に優れたメモリセルを実
現することができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、半
導体基板中に設けられた一対の駆動用N型MOSトラン
ジスタの上層に設けられかつ薄膜トランジスタで形成さ
れる一対の負荷素子用P型トランジスタのゲート電極を
2〜45atoms%の酸素を含有する多結晶シリコン
で構成することによって、リンイオンがスルーホールを
介して拡散されても抵抗素子の高抵抗を維持することが
でき、ソフトエラー耐性に優れたメモリセルを実現する
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の等価回路図である。
【図2】本発明の一実施例の平面図である。
【図3】本発明の一実施例による薄膜トランジスタを示
す平面図である。
【図4】図3のAA線に沿う矢視方向の断面図である。
【図5】従来例の等価回路図である。
【図6】従来例の平面図である。
【図7】従来例による薄膜トランジスタを示す平面図で
ある。
【図8】図7のBB線に沿う矢視方向の断面図である。
【符号の説明】
1〜6 N+ 型拡散層 7,8 ゲート電極 9,10 ワード線 11,12 グランド配線 13,14 TFTゲート電極 15,16 多結晶シリコン膜 17〜22 スルーホール 23 絶縁膜

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板中に設けられた一対の駆動用
    N型MOSトランジスタと、前記一対の駆動用N型MO
    Sトランジスタの上層に設けられかつ薄膜トランジスタ
    で形成される一対の負荷素子用P型トランジスタとから
    り、前記一対の負荷素子用P型トランジスタ各々のゲ
    ート電極と不純物を含む前記一対の駆動用N型MOSト
    ランジスタ各々のゲート電極とがスルーホールを介して
    接続されるフリップフロップ回路を含むメモリセルで構
    成されたスタチック型半導体記憶装置であって、前記一
    対の負荷素子用P型トランジスタ各々のゲート電極が2
    〜45atoms%の酸素を含有する多結晶シリコンで
    構成されるようにしたことを特徴とするスタチック型半
    導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記ゲート電極は、10〜15atom
    s%の酸素を含有する多結晶シリコンで構成されるよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載のスタチック型半
    導体記憶装置。
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