JPH0536902A - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
- Publication number
- JPH0536902A JPH0536902A JP3209759A JP20975991A JPH0536902A JP H0536902 A JPH0536902 A JP H0536902A JP 3209759 A JP3209759 A JP 3209759A JP 20975991 A JP20975991 A JP 20975991A JP H0536902 A JPH0536902 A JP H0536902A
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- Japan
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- resistance
- film
- oxygen
- polycrystalline silicon
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 低抵抗温度係数で高抵抗の抵抗素子を得る。
【構成】 2〜9atm%の酸素を含有した多結晶シリ
コン膜で抵抗素子を形成する。
コン膜で抵抗素子を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置、特に抵抗
温度係数が小さな高抵抗の抵抗素子を有する半導体装置
に関する。
温度係数が小さな高抵抗の抵抗素子を有する半導体装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】IC、LSI、VLSI等の半導体装置
の内部回路には回路素子としてトランジスタ、ダイオー
ドのほか抵抗素子を必要とする場合が少なくない。
の内部回路には回路素子としてトランジスタ、ダイオー
ドのほか抵抗素子を必要とする場合が少なくない。
【0003】そして、半導体装置内の抵抗素子として従
来多く用いられたのが拡散抵抗であるが、拡散抵抗は抵
抗温度係数が大きく、従って抵抗値の温度依存性が小さ
いことが要求されるものについては用いることができな
かった。
来多く用いられたのが拡散抵抗であるが、拡散抵抗は抵
抗温度係数が大きく、従って抵抗値の温度依存性が小さ
いことが要求されるものについては用いることができな
かった。
【0004】そこで、従来において温度依存性の小さな
抵抗素子は多結晶シリコン膜により形成された。
抵抗素子は多結晶シリコン膜により形成された。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、多結晶
シリコン膜による抵抗素子においても抵抗温度係数が充
分に小さいとはいえなかった。特に高抵抗の抵抗素子を
得ようとすると、抵抗温度係数が大きくなった。そし
て、SRAMのメモリセルの負荷抵抗を大きくする要求
が強くなっていることをはじめとして高抵抗の抵抗素子
の必要性が非常に高くなっており、低い温度依存性で高
い抵抗値の抵抗素子の提供が不可欠となりつつある。
シリコン膜による抵抗素子においても抵抗温度係数が充
分に小さいとはいえなかった。特に高抵抗の抵抗素子を
得ようとすると、抵抗温度係数が大きくなった。そし
て、SRAMのメモリセルの負荷抵抗を大きくする要求
が強くなっていることをはじめとして高抵抗の抵抗素子
の必要性が非常に高くなっており、低い温度依存性で高
い抵抗値の抵抗素子の提供が不可欠となりつつある。
【0006】本発明はこのような問題点を解決すべく為
されたものであり、高抵抗で抵抗値の温度依存性の小さ
い抵抗素子を有した半導体装置を提供することを目的と
する。
されたものであり、高抵抗で抵抗値の温度依存性の小さ
い抵抗素子を有した半導体装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明半導体装置は、2
〜9atm%の酸素を含有した多結晶シリコン膜からな
る抵抗素子を有することを特徴とする。
〜9atm%の酸素を含有した多結晶シリコン膜からな
る抵抗素子を有することを特徴とする。
【0008】
【実施例】以下、本発明半導体装置を図示実施例に従っ
て詳細に説明する。図1は本発明半導体装置の一つの実
施例を示す断面図である。図面において、1は半導体基
板、2はフィールド絶縁膜、3は該フィールド絶縁膜2
上に形成された2〜9atm%の酸素を含有した多結晶
シリコン膜で、抵抗素子を成す。
て詳細に説明する。図1は本発明半導体装置の一つの実
施例を示す断面図である。図面において、1は半導体基
板、2はフィールド絶縁膜、3は該フィールド絶縁膜2
上に形成された2〜9atm%の酸素を含有した多結晶
シリコン膜で、抵抗素子を成す。
【0009】4は層間絶縁膜、5、5、…は該層間絶縁
膜4に形成された電極取り出し用のコンタクトホール、
6、6は抵抗素子の電極で、例えばアルミニウムからな
る。
膜4に形成された電極取り出し用のコンタクトホール、
6、6は抵抗素子の電極で、例えばアルミニウムからな
る。
【0010】図1に示す半導体装置の抵抗素子の形成
は、例えば次のように行われる。先ず、フィールド絶縁
膜2の形成後、酸素を含有した多結晶シリコン膜3をC
VDにより形成する。このCVDは、温度が約500〜
900℃、例えば610℃、真空度が約200mTor
r〜10Torr、例えば0.45Torr、供給ガス
N2 O又はO2 /SiH4 (N2 O又はO2 の流量比
0.01〜0.3、例えば0.024)の条件で行い、
酸素を含有した多結晶シリコン膜3の膜厚を例えば11
00オングストロームにする。
は、例えば次のように行われる。先ず、フィールド絶縁
膜2の形成後、酸素を含有した多結晶シリコン膜3をC
VDにより形成する。このCVDは、温度が約500〜
900℃、例えば610℃、真空度が約200mTor
r〜10Torr、例えば0.45Torr、供給ガス
N2 O又はO2 /SiH4 (N2 O又はO2 の流量比
0.01〜0.3、例えば0.024)の条件で行い、
酸素を含有した多結晶シリコン膜3の膜厚を例えば11
00オングストロームにする。
【0011】次に、酸素を含有した多結晶シリコン膜3
に不純物をイオン打込みして抵抗値を調整する。このイ
オン打込みは、例えば、BF2 +を60KeVのエネル
ギーで、1.5×1014〜1.1×1015/cm2 程度
打込むことにより行う。その後、例えば1000℃の温
度で熱処理する。これにより抵抗値の調整が終了する。
に不純物をイオン打込みして抵抗値を調整する。このイ
オン打込みは、例えば、BF2 +を60KeVのエネル
ギーで、1.5×1014〜1.1×1015/cm2 程度
打込むことにより行う。その後、例えば1000℃の温
度で熱処理する。これにより抵抗値の調整が終了する。
【0012】しかる後、層間絶縁膜4の形成、選択エッ
チングによるコンタクトホール5、5の形成、電極膜6
の形成及び該電極膜6のパターニングによる電極形成を
行う。
チングによるコンタクトホール5、5の形成、電極膜6
の形成及び該電極膜6のパターニングによる電極形成を
行う。
【0013】尚、酸素を含有した多結晶シリコン膜3の
形成は、多結晶シリコン膜をCVDにより形成した後、
該多結晶シリコン膜に酸素イオンを打込むことにより行
うことができる。また、抵抗値調整のための不純物のイ
オン打込みは酸素イオンの打込みと同時に行っても良
い。そして、抵抗値調整のためのイオン打込みする不純
物はBF2に限らず、例えばAs、P、Sb等種々の導
電性不純物を用いることができる。
形成は、多結晶シリコン膜をCVDにより形成した後、
該多結晶シリコン膜に酸素イオンを打込むことにより行
うことができる。また、抵抗値調整のための不純物のイ
オン打込みは酸素イオンの打込みと同時に行っても良
い。そして、抵抗値調整のためのイオン打込みする不純
物はBF2に限らず、例えばAs、P、Sb等種々の導
電性不純物を用いることができる。
【0014】図2は2、4、9の各atm%酸素含有多
結晶シリコン膜3からなる抵抗素子の導電率・抵抗温度
係数相関図であり、1点鎖線は2atm%、実線は4a
tm%、2点鎖線は9atm%の場合を示す。尚、破線
は多結晶シリコン膜(即ち、0atm%)の場合を示
す。図2から明らかなように概ね同じ抵抗温度係数だと
本実施例の方がより高抵抗にできる。但し、4atm%
だと−500〜−1500ppm/℃の範囲でのみ本実
施例の方が高抵抗の抵抗素子が得られる。そして、抵抗
温度係数は±1000ppm/℃は許容されるので、本
発明によれば、許容抵抗温度係数範囲内でより高抵抗の
抵抗素子を得ることができるということが言える。具体
的には、許容抵抗温度係数範囲内で約1.3倍程度高抵
抗化することができた。
結晶シリコン膜3からなる抵抗素子の導電率・抵抗温度
係数相関図であり、1点鎖線は2atm%、実線は4a
tm%、2点鎖線は9atm%の場合を示す。尚、破線
は多結晶シリコン膜(即ち、0atm%)の場合を示
す。図2から明らかなように概ね同じ抵抗温度係数だと
本実施例の方がより高抵抗にできる。但し、4atm%
だと−500〜−1500ppm/℃の範囲でのみ本実
施例の方が高抵抗の抵抗素子が得られる。そして、抵抗
温度係数は±1000ppm/℃は許容されるので、本
発明によれば、許容抵抗温度係数範囲内でより高抵抗の
抵抗素子を得ることができるということが言える。具体
的には、許容抵抗温度係数範囲内で約1.3倍程度高抵
抗化することができた。
【0015】尚、多結晶シリコン膜3の酸素の含有率を
高くすることにより高抵抗化することができるが、しか
し、酸素含有率を変化すると多結晶シリコン膜の導電率
制御性が変化し、導電率を適宜コントロールできるよう
にするには酸素含有率を2〜9atm%にする必要があ
る。図3はそのことを示す酸素含有率・抵抗率制御性相
関図である。即ち、酸素含有率が4atm%の場合、同
じ抵抗温度係数幅で変化できる導電率の範囲が広いが、
それより大きくなっても小さくなっても変化できる導電
率の範囲が狭くなり、導電率のコントロール、延いては
抵抗値のコントロールが難しくなる。これ等のコントロ
ールが可能なるように許容抵抗温度係数内で高抵抗を得
るには酸素含有率を2〜9atm%にすることが必要な
のである。
高くすることにより高抵抗化することができるが、しか
し、酸素含有率を変化すると多結晶シリコン膜の導電率
制御性が変化し、導電率を適宜コントロールできるよう
にするには酸素含有率を2〜9atm%にする必要があ
る。図3はそのことを示す酸素含有率・抵抗率制御性相
関図である。即ち、酸素含有率が4atm%の場合、同
じ抵抗温度係数幅で変化できる導電率の範囲が広いが、
それより大きくなっても小さくなっても変化できる導電
率の範囲が狭くなり、導電率のコントロール、延いては
抵抗値のコントロールが難しくなる。これ等のコントロ
ールが可能なるように許容抵抗温度係数内で高抵抗を得
るには酸素含有率を2〜9atm%にすることが必要な
のである。
【0016】
【発明の効果】本発明半導体装置は、2〜9atm%の
酸素を含有した多結晶シリコン膜からなる抵抗素子を有
することを特徴とするものであり、以上に述べたところ
から明らかなように、本発明半導体装置によれば、低抵
抗温度係数で高抵抗の抵抗素子を具備できる。
酸素を含有した多結晶シリコン膜からなる抵抗素子を有
することを特徴とするものであり、以上に述べたところ
から明らかなように、本発明半導体装置によれば、低抵
抗温度係数で高抵抗の抵抗素子を具備できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明半導体装置の一つの実施例を示す断面図
である。
である。
【図2】多結晶シリコン膜のシート抵抗率・抵抗温度係
数相関図で、実線が4atm%の酸素含有多結晶シリコ
ン膜の場合を、1点鎖線が2atm%酸素含有多結晶シ
リコン膜の場合を、2点鎖線が9atm%酸素含有多結
晶シリコン膜の場合を、破線が従来の多結晶シリコン膜
(0atm%酸素含有)の場合を示す。
数相関図で、実線が4atm%の酸素含有多結晶シリコ
ン膜の場合を、1点鎖線が2atm%酸素含有多結晶シ
リコン膜の場合を、2点鎖線が9atm%酸素含有多結
晶シリコン膜の場合を、破線が従来の多結晶シリコン膜
(0atm%酸素含有)の場合を示す。
【図3】酸素含有率・抵抗率制御性相関図である。
3 2〜9atm%の酸素を含有した多結晶シリコン膜
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 2〜9atm%の酸素を含有した多結晶
シリコン膜からなる抵抗素子を有することを特徴とする
半導体装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3209759A JPH0536902A (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3209759A JPH0536902A (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | 半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0536902A true JPH0536902A (ja) | 1993-02-12 |
Family
ID=16578161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3209759A Pending JPH0536902A (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0536902A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0786515A (ja) * | 1993-09-16 | 1995-03-31 | Nec Corp | ポリシリコン抵抗体の形成方法 |
JPH07122655A (ja) * | 1993-10-20 | 1995-05-12 | Nec Corp | スタチック型半導体記憶装置 |
US6661095B2 (en) * | 2002-02-20 | 2003-12-09 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Semiconductor device |
-
1991
- 1991-07-25 JP JP3209759A patent/JPH0536902A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0786515A (ja) * | 1993-09-16 | 1995-03-31 | Nec Corp | ポリシリコン抵抗体の形成方法 |
JPH07122655A (ja) * | 1993-10-20 | 1995-05-12 | Nec Corp | スタチック型半導体記憶装置 |
US6661095B2 (en) * | 2002-02-20 | 2003-12-09 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Semiconductor device |
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