JP2658536B2 - 脱臭装置 - Google Patents

脱臭装置

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JP2658536B2 JP2233516A JP23351690A JP2658536B2 JP 2658536 B2 JP2658536 B2 JP 2658536B2 JP 2233516 A JP2233516 A JP 2233516A JP 23351690 A JP23351690 A JP 23351690A JP 2658536 B2 JP2658536 B2 JP 2658536B2
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昭彦 吉田
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弘一 立花
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は室内,トイレ,冷蔵庫内等に存在する臭気成
分の除去機能を有する脱臭装置に関する。
従来の技術 従来、この種の脱臭装置は、活性炭を室内に配置して
臭いの成分ガスを吸着して脱臭する方法が主に用いられ
てきた。また最近、オゾン発生機能を有する機器を室内
に配置して悪臭成分をオゾンガスによって酸化分解する
方法もとられてきている。
発明が解決しようとする課題 これらの悪臭成分は、おもにアンモニア、脂肪酸、不
飽和炭化水素類、メルカプタンなどの含硫黄有機化合
物、含窒素有機化合物などで、生活する人間の汗等の生
理作用や、食品類の分解によって発生するものである。
このような悪臭を脱臭する従来の活性炭による吸着で
は、その吸着能力に限界があり、また雰囲気中に水分が
ガス吸着の妨げになったりするので定期的に活性炭を交
換しなければならないという問題があった。
また、オゾンによる臭気の分解法は、分解脱臭に最適
の濃度のオゾン発生を制御するために特別な装置を必要
とするということや、オゾンによっても分解が困難な臭
気成分が存在することや、さらに、オゾン発生機に寿命
があという問題があった。
本発明は上記課題を解決するもので、簡単な構成で室
内の臭気や有害ガスを十分に、かつ、長寿命で除去する
ことができる脱臭装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明の脱臭装置は上記目的を達成するために、空気
吸入口と空気排出口を有するケースと、前記吸気吸入口
に配設された送風手段と、前記送風手段の下流側に配設
された吸着体と、前記吸着体の下流側に配設され、少な
くとも貴金属を担持したアルミナとシリカよりなる触媒
被覆層が外面に形成され、石英管に電気抵抗体が内蔵さ
れた構造を有して前記吸着体を間欠的に加熱する発熱体
とを備え、かつ前記吸着体からの空気流を前記発熱体に
誘導する流路制御板を前記吸着体と前記発熱体の間、あ
るいは前記発熱体の周辺部に配設してなるものである。
作用 本発明は上記構成により、室内の臭気成分を通常は吸
着体で吸気脱臭させ、吸着体がその吸着能力の限界まで
臭気成分を吸着する前に触媒被覆層を有する発熱体を発
熱させ、触媒被覆層中の触媒物質を活性化すると共に、
吸着体を加熱して吸着した臭気成分を吸着体から脱離さ
せる。
脱離した臭気成分は送風手段により吸着体の下流側に
配設された発熱体に送られ、活性化した触媒物質の化学
作用により分解されて無臭成分となる。
発熱体により加熱された吸着体は吸着能力を回復する
ので、回復時点で発熱体への通電が停止され、再び吸着
体による臭気成分の吸着が行われる。このようにして、
吸着体単独による臭気成分の吸着と、発熱体の発熱によ
る吸着体の再生および臭気成分の触媒分解を交互にに繰
り返すことにより、長期間に亘って室内の悪臭を除去す
ることができる。
実施例 以下、本発明の一実施例について第1図および第2図
を参照しながら説明する。
第1図は本発明の第1の実施例を示し、図に示すよう
に、空気吸入口1と空気排出口2を有するケース3の空
気吸入口1には送風手段であるファン4が配設されてい
る。ファン4の下流側には後述する吸着体5が配設さ
れ、吸着体5の下流側には表面に後述する触媒被覆層6
が形成された発熱体7が配設されている。この発熱体7
は、間欠的な通電によって発熱して触媒被覆層6を加熱
して触媒物質を活性化するとともに吸着体5を加熱する
もので、吸着体5と接触或は所要の距離をもって近接し
て配設されている。吸着体5と発熱体7の間には空気流
を発熱体7に誘導する流路制御板8が配設されている。
なお、流路制御板8は、その目的のために発熱体7の周
辺部に配設してもよいものである。また、ファン4を空
気排出口2に配設して、空気によって吸着体5、発熱体
7の順に流れる空気流としてもよいものである。以上の
構成で、空気吸入口1からファン4により吸入された空
気は吸着体5、発熱体7に接触して空気排出口2から排
出される。上記構成において、脱臭装置の電源スイッチ
(図示せず)を入れると、ファン4が作動し、臭気成分
を含んだ空気を空気吸入口1より吸入して吸着体5に送
る。吸着体5は空気中の臭気成分を吸着し、脱臭された
空気を排出口2より排出する。吸着体5に接触し或は近
接して配設された発熱体7は、吸着体5の臭気成分吸着
能力の限界に達する前にタイマまたはセンサ(図示せ
ず)により自動的に、もしくは手動で間欠的に通電され
て発熱する。そして、発熱体7は吸着体5が吸着した臭
気成分を脱離させ、吸着体5の吸着能力を回復させる。
同時に、脱離した臭気成分および空気中の臭気成分は、
発熱体7の表面に形成され、発熱体7の発熱により活性
化した触媒被覆層6により酸化分解されて無臭化され
る。
吸着体5から発熱体7への空気の流れにおいて、吸着
体5と発熱体7との間または発熱体7の周辺部に設けら
れた流路制御板8により、吸着体5より脱離した臭気成
分は発熱体7の表面に形成した触媒被覆層6に誘導さ
れ、効率的に酸化分解される。
また、発熱体7はセンサまたはタイマもしくは手動で
必要に応じて間欠通電されるので脱臭装置の周囲の空気
温度をあまり上昇させずに脱臭を行うことができる。
本実施例の発熱体7としては、ニクロム線やタングス
テン線などの電気抵抗体を金属管あるいは石英管,セラ
ミック管、例えば、コージライト管、ムライト管、アル
ミナ管、ジルコニア管、マグネシア管、カルシア管、等
に内蔵したもの、あるいは電気抵抗体をセラミック内に
含有させたセラミックヒータなどがある。このうち耐熱
衝撃性に最も優れる石英管に電気抵抗体を内蔵させた発
熱体が最も望ましい。
また、本実施例の発熱体7の表面に形成する触媒被覆
層6は、二酸化マンガン、ペロブスカイト形金属酸化
物、ヘキサアルミネート等の金属酸化物、及びアルミナ
担持白金族金属等の触媒物質を適当な結合剤、例えば、
水酸化アルミナ、アルミナゾル、シリカゾル等とともに
用いて形成される。
このうち、耐熱性、耐被毒性の観点より、アルミナ担
持白金族金属を触媒被覆層6の材料として用いるのが最
も望ましい。
本実施例の触媒被覆層6にはシリカを含むことが望ま
しい。シリカを触媒被覆層6に含むことにより、石英管
等の発熱体外装管への触媒被覆層6の密着性を強固にす
ることができる。このシリカの含有量は触媒被覆層6中
に6〜40wt%であることが望ましい。シリカの含有量が
40wt%を超えると触媒被覆層6に亀裂が入りやすくなり
密着性低下を招く。また、6wt%未満ではシリカの充分
な密着特性向上効果が得られない。
本実施例の触媒被覆層6には酸化セリウムを含むこと
が望ましい。酸化セリウムを触媒被覆層6に含むことに
より、触媒被覆層の耐熱特性を向上することができると
ともに、炭化水素化合物に対する触媒酸化活性を向上す
ることができる。この酸化セリウムの含有量は触媒被覆
層6中に5〜30wt%であることが望ましい。酸化セリウ
ムの含有量が30wt%を超えると触媒被覆層6の耐熱特性
が低下し、また5wt%未満では酸化セリウムの充分な添
加効果が得られない。
本実施例の触媒被覆層6には酸化バリウムを含むこと
が望ましい。酸化バリウムを触媒被覆層6に含むことに
より、触媒層の耐熱特性を向上することができる。この
酸化バリウムの含有量は触媒被覆層6中に1〜10wt%で
あることが望ましい。酸化バリウムの含有量が10wt%を
超えると触媒被覆層6の密着特性が低下し、また1wt%
未満では酸化バリウムの充分な添加効果が得られない。
また、酸化バリウムの代わりに熱分解して酸化バリウム
となるバリウムの炭酸塩,硝酸塩,水酸化物等を用いて
も同様の添加効果が得られる。望ましいバリウム塩の添
加量は、酸化バリウム量に換算して1〜10wt%である。
本実施例の触媒被覆層6には酸化チタンを含むことが
望ましい。酸化チタンを触媒被覆層6に含むことによ
り、アンモニア等の窒素化合物に対する触媒酸化活性を
向上することが出来る。この酸化チタンの含有量は触媒
被覆層6中に4〜30wt%であることが望ましい。酸化チ
タンの含有量が30wt%を超えると触媒被覆層6の密着特
性が低下し、また4wt%未満では酸化チタンの充分な添
加効果が得られない。
本実施例の触媒被覆層6の形成方法は種々の方法を用
いることができる。例えば、スプレー塗装,ディップ塗
装、静電塗装、ロールコート法、スクリーン印刷法等が
ある。
本実施例の吸着体5には、活性炭やゼオライト等を適
当な形状,例えばハニカム状やスポンジ状多孔体、顆粒
状等にして用いる。
次に、本発明の第2の実施例を第2図に示す。なお、
第1の実施例に示したものと同一部品には同一符号を付
し、説明を省略する。
図に示すように、冷蔵庫本体9の背面には第1の実施
例に示した脱臭装置が装着され、空気吸入口1、空気排
出口2が冷蔵庫本体9に連通している。
そして、ケース3の内部の発熱体7の下流側には冷蔵
庫本体9内を冷却する冷却器10が配設されている。な
お、11は冷却器10からの水滴を受ける水滴受板、12は冷
蔵庫本体9の扉である。
上記構成において、スイッチ(図示せず)をいれる
と、起動したファン4により冷蔵庫本体9から吸入され
た空気は吸着体5に送られ、空気中の臭気成分が除去さ
れて未通電の発熱体7を経由し、冷却器10で冷却されて
冷風となって冷蔵庫本体9内に再び送られ、この空気循
環が繰り返される。そして、タイマ、または、温度セン
サ(図示せず)からの信号により発熱体7に通電され、
冷却器10に付いた霜が除霜される。同時に、発熱体7は
吸着体5を加熱し、吸着体5が吸着した臭気成分を脱離
させるとともに、発熱体7の表面に形成した触媒被覆層
6を加熱して触媒を活性化させる。吸着体5から脱離し
た臭気成分や冷蔵庫本体9内の臭気成分は活性化した触
媒被覆層6に接触して酸化分解され、無臭化される。
このように、冷蔵庫本体9に脱臭装置を装着すること
により、除霜のための発熱体7の通電時に、除霜ととも
に吸着体5の再生および臭気成分の浄化を行うことがで
きる。なお、水滴受板11は冷却器10の除霜時に霜の融解
により生成する水滴が発熱体7の表面に直接落下するの
を防止するために設けられたものである。
発明の効果 以上の実施例の説明から明らかなように、本発明によ
れば、送風手段の下流側に吸着体を配設し、吸着体の下
流に、触媒被覆層を外面に形成し、吸着体を間欠的に加
熱する発熱体を配設することにより、室内の臭気成分を
通常は吸着体で吸着脱臭し、吸着体がその吸着能力の限
界に達する前に発熱体が吸着体を加熱して吸着体の吸着
能力を回復させるとともに臭気成分を離脱させ、離脱し
た臭気成分を発熱で活性化した触媒被覆層により酸化分
解して無臭化することができ、簡単な構成で室内の臭気
や有害ガスを十分、かつ、長寿命で除去することができ
る脱臭装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の脱臭装置の構成を示す
側面図、第2図は同第2の実施例の脱臭装置の構成を示
す側面図である。 1……空気吸入口、2……空気排出口、3……ケース、
4……ファン(送風手段)、5……吸着体、6……触媒
被覆層、7……発熱体、8……流路制御板、9……冷蔵
庫本体、10……冷却器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F25D 23/00 302 (72)発明者 立花 弘一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 沼本 浩直 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−52022(JP,A) 特開 昭63−137733(JP,A) 特開 平2−194816(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気吸入口と空気排出口を有するケース
    と、前記吸気吸入口に配設された送風手段と、前記送風
    手段の下流側に配設された吸着体と、前記吸着体の下流
    側に配設され、少なくとも貴金属を担持したアルミナと
    シリカよりなる触媒被覆層が外面に形成され、石英管に
    電気抵抗体が内蔵された構造を有して前記吸着体を間欠
    的に加熱する発熱体とを備え、かつ前記吸着体からの空
    気流を前記発熱体に誘導する流路制御板を前記吸着体と
    前記発熱体の間、あるいは前記発熱体の周辺部に配設し
    てなることを特徴とする脱臭装置。
  2. 【請求項2】冷蔵庫に組み込まれたことを特徴とする請
    求項1記載の脱臭装置。
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JPS63137733A (ja) * 1986-11-28 1988-06-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガス分解脱臭装置
JPH0252022A (ja) * 1988-08-12 1990-02-21 Toshiba Corp 冷蔵庫等の脱臭装置
JPH02194816A (ja) * 1989-01-20 1990-08-01 Toshiba Corp 冷蔵庫等の脱臭装置

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