JP2658488B2 - 無人車の運行制御装置 - Google Patents

無人車の運行制御装置

Info

Publication number
JP2658488B2
JP2658488B2 JP2098969A JP9896990A JP2658488B2 JP 2658488 B2 JP2658488 B2 JP 2658488B2 JP 2098969 A JP2098969 A JP 2098969A JP 9896990 A JP9896990 A JP 9896990A JP 2658488 B2 JP2658488 B2 JP 2658488B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unmanned vehicle
unmanned
route
standby command
standby
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2098969A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03296111A (ja
Inventor
祐治 江上
昌克 細川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK filed Critical Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
Priority to JP2098969A priority Critical patent/JP2658488B2/ja
Publication of JPH03296111A publication Critical patent/JPH03296111A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2658488B2 publication Critical patent/JP2658488B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は走行経路に沿って複数の無人車を操舵自走
させる運行制御装置に係り、詳しくは走行経路途中にて
無人車の待機制御を行うようにした無人車の運行制御装
置に関するものである。
[従来の技術] 従来、この種の運行制御装置として、例えば第4図に
示すように、ほぼ直線状の主経路31と、その途中から分
岐する分岐経路32とを備え、各経路31,32に沿って敷設
された誘導線に沿って複数の無人車33A,33B,33Cを操舵
自走させるようにしたものがある。ここで、各無人車33
A〜33Cの前側には、進路上の他の無人車等を検知するた
めの非接触式の障害物センサ34が設けられており、その
障害物センサ34の検知に基づいて無人車33A〜33Cの非常
停止を行うようになっている。
そして、この障害物センサ34では、例えば分岐経路32
への分岐点Pよりも手前側の地点A1を後続の無人車33A
が通過中に、先発の無人車33Bが直線状の主経路31の地
点B1にて停止していた場合には、その存在を後続の無人
車33Aの障害物センサ34によって検知することができ
る。一方これに対して、例えば後続の無人車33Aが地点A
1を通過中に、先発の無人車33Cが分岐経路32の地点C1に
て停止していた場合には、その存在が無人車33Aの障害
物センサ34の死角となって検知できなくなる虞があり問
題となっていた。
そこで、この不具合に対処するために、第5図に示す
ように、2点鎖線の領域35に先発の無人車33B,33Cが存
在している場合に、地点A1を通過しようとする無人車33
Aを一時待機させるという待機制御が考えられた。
即ち、分岐経路32への分岐点Pよりも手前側におい
て、主経路31には各無人車33A〜33Cへ一時待機の指令信
号を発信する待機指令コイル36を設け、各経路31,32の
途中には、各無人車33A〜33Cの通過を検知して待機指令
コイル36の作動・非作動(オン・オフ)を指示する第1
〜第4のリードスイッチ37,38,39,40を設けている。
又、各無人車33A〜33Cの下側には、各リードスイッチ37
〜40をオンさせるマグネット41、待機指令コイル36から
の指令信号を受信するピックアップコイル42を設けてい
る。
ここで、前述した待機指令コイル36のオン・オフを制
御する図示しない発進コントローラの作用を第6図のフ
ローチャートに従って説明する。この発進コントローラ
の入力側には各リードスイッチ37〜40が接続され、出力
側には待機指令コイル36が接続されている。
先ず、ステップ201において、無人車33A〜33Cの接近
に伴いマグネット41によって第1リードスイッチ37がオ
ンされると、ステップ202において指令フラグFが
「1」であるか否かを判断する。この指令フラグFは進
行経路に先発の無人車33A〜33Cが存在しない場合に、待
機指令コイル36のオフ切り換えを許容するためにセット
されるフラグである。
そして、指令フラグFが「0」である場合には、ステ
ップ207において無人車33A〜33Cの接近により第3又は
第4のリードスイッチ39,40がオンされると、ステップ2
08において指令フラグFを「1」にセットしてその後の
処理を一旦終了する。
一方、ステップ202において、指令フラグFが「1」
である場合には、ステップ203において待機の指令信号
発信中の待機指令コイル36をオフし、続いてステップ20
4において、無人車33A〜33Cの接近により第2リードス
イッチ38がオンされるのを待つ。そして、第2リードス
イッチ38がオンされると、ステップ205において待機指
令コイル36をオンして再び待機の指令信号を発信し、次
のステップ206において指令フラグFを「0」にリセッ
トする。
続いて、ステップ207において、無人車33A〜33Cの接
近により第3又は第4のリードスイッチ39,40がオンさ
れると、ステップ208において指令フラグFを「1」に
セットしてその後の処理を一旦終了する。
従って、第5図において、無人車33Aが待機指令コイ
ル36よりも手前の地点A1から分岐経路32の途中の地点C2
へ向かって走行する場合に、無人車33Aの接近に伴い第
1リードスイッチ37がオンされ、その進路に先発の無人
車33Cが存在しない場合には、待機指令コイル36がオフ
される。よって、無人車33Aは一時待機させられること
なく通過が許容される。
その後、無人車33Aが待機指令コイル36を通過して第
2リードスイッチ38がオンされると、待機指令コイル36
がオンされる。よって、待機指令コイル36から待機の指
令信号が発信され、更に後続の無人車が一時待機させら
れる。
そして、無人車33Aが分岐経路32の地点C2に達して第
4リードスイッチ40がオンされると、待機指令コイル36
のオフ切り換えが許容された状態となる。よって、後続
の無人車が地点A1の第1リードスイッチ37に接近する
と、指令信号発信中の待機指令コイル36がオフされ、一
時待機の指令が解除されて後続の無人車の走行が許容さ
れる。
一方、無人車33Aが地点A1から主経路31の途中の地点B
2へ走行する場合には、上記と同様に無人車33Aの走行に
伴い第1リードスイッチ37がオンされ、その進路に先発
の無人車33Bが存在しない場合には、待機指令コイル36
がオフされる。よって、無人車33Aは一時待機させられ
ることなく通過が許容される。
その後、第2リードスイッチ38がオンされて待機指令
コイル36がオンされると、待機の指令信号が再び発信さ
れ、後続の無人車が一時待機させられる。そして、無人
車33Aが地点B2に達して第3リードスイッチ39がオンさ
れると、待機指令コイル36のオフ切り換えが許容された
状態となる。
このように、後続の無人車に対する一時待機の制御が
実行される。
[発明が解決しようとする課題] ところが、前記従来の運行制御装置では、例えば第5
図において、地点A1における後続の無人車33Aが障害物
センサ34の死角となる虞のある分岐経路32へ向かう場合
と、死角となる虞のない主経路31を走行する場合とにか
かわらず、待機指令コイル36の手前で一律に待機させら
れていた。このため、障害物センサ34の死角となる虞の
ある分岐経路32の地点C1に先発の無人車33Cが停止して
いる場合に、待機指令コイル36により行われる後続の無
人車33Aの一時待機は有効となる。しかし、障害物セン
サ34の死角とならない主経路31の地点B1にて先発の無人
車33Bが停止している場合には、同センサ34によりその
無人車33Bを検知することにより無人車33Aを停止させる
ことができることから、待機指令コイル36により行われ
る後続の無人車33Aの一時待機が無駄となる。
従って、この場合には、障害物センサ34を有効に機能
させたならば、後続の無人車33Aを先発の無人車33Bに接
触させない範囲で停止させることも可能ではある。この
ため、後続の無人車33Aを待機指令コイル36の手前で停
止させる期間だけその無人車33Aの運行上のロスとな
る。そればかりでなく、更に後続の別の無人車が停止を
強いられることにもなり、複数の無人車全体としての運
行上のロスにつながることになる。
この発明は前述した事情に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、無人車の無駄な待機を無くして運行上
のロスを低減することが可能な無人車の運行制御装置を
提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、この発明においては、
走行経路の一部をなすほぼ直線状の主経路と、同じく走
行経路の一部をなし、主経路から分岐する分岐経路と、
走行経路に沿って操舵自走させる複数の無人車と、各無
人車に設けられ、その無人車の進行方向に障害物がある
ときに同無人車を非常停止させるために障害物の存在を
非接触式に検知する障害物センサと、分岐経路への分岐
点よりも手前側の主経路に設けられ、各無人車に一時待
機を指令するために作動させる待機指令手段と、後続の
無人車を一時待機させるために、待機指令手段の直後に
おいて分岐経路に設けられ、先発の無人車の通過を検知
して待機指令手段の作動を指示する作動検知手段と、後
続の無人車の一時待機を解除するために作動検知手段よ
りも後側に設けられ、先発の無人車の通過を検知して待
機指令手段の非作動を指示する非作動検知手段と、主経
路のみを自走するように指示を受けた前記無人車に同無
人車であることを認識するために設けられた認識手段
と、待機指令手段の手前側に設けられ、認識手段を検知
して作動検知手段による指示を無効化する無効化検知手
段とを備えている。
[作用] 上記の構成によれば、先発の無人車に続いて分岐経路
へ向かって自走するように指示を受けた後続の無人車
は、待機指令手段からの一時待機の指令に応じて一時待
機させられる。その後、非作動検知手段が先発の無人車
の通過を検知して待機指令手段の非作動を指示すること
により、後続の無人車の一時待機が解除され、その無人
車の走行が許容される。又、後続の無人車の走行開始直
後に、作動検知手段がその無人車の通過を検知して待機
指令手段の作動を指示することにより、待機指令手段が
再び作動して更に別の後続の無人車の一時待機が指令さ
れる。ここで、別の後続の無人車が分岐経路へ向かうも
のであるとき、その無人車は待機指令手段によって一時
待機が強いられる。
一方、主経路のみを自走するように指示を受けた無人
車が作動中の待機指令手段の手前側に接近することによ
り、同無人車に設けらた認識手段が無効化検知手段によ
り検知され、作動検知手段による指示が無効化される。
よって、後続の無人車の進路である主経路に先発の無人
車が存在していても、後続の無人車に一時待機が強いら
れることはない。そして、後続の無人車はその障害物セ
ンサにより先発の無人車を検知し、必要に応じて非常停
止等を行うことができる。
[実施例] 以下、この発明を具体化した一実施例を図面に基づい
て詳細に説明する。
第1図はこの実施例における無人搬送システムの待機
制御に関する概略構成図を示している。この実施例にお
いて、路面上には誘導線(例えば微小低周波電波を導通
させる誘導線)を敷設してなる走行経路1が設けられて
いる。この走行経路1はほぼ直線状の主経路2と、主経
路2から分岐する一本の分岐経路3とから構成されてい
る。そして、主経路2、分岐経路3の誘導線に沿って複
数の無人車(ここでは3台のみ図示した)4,5を操舵自
走させるようになっている。ここで、第1の無人車4は
分岐経路3へ向かうように指示を受けた車両であり、第
2の無人車5は主経路2のみを自走するように指示を受
けた車両である。
尚、この実施例において、各無人車4,5に搭載された
操舵自走機構及びその制御装置、前記誘導線へ誘導信号
を出力する制御装置については既に周知であるので説明
を省略し、ここでは待機制御に関する制御装置のみにつ
いて説明を行う。
分岐経路3への分岐点Pよりも手前側において、主経
路2には各無人車4,5へ一時待機の指令信号を発信する
待機指令手段としての待機指令コイル6が設けられてい
る。又、各経路2,3の途中には、各無人車4,5の通過を検
知して待機指令コイル6の作動・非作動(オン・オフ)
を指示する第1〜第3のリードスイッチ7,8,9が設けら
れている。即ち、待機指令コイル6の手前側には、無人
車4,5の接近を感知して待機指令コイル6をオフさせる
ための第1リードスイッチ7が設けられている。
又、待機指令コイル6の直後には、後続の無人車4,5
を一時待機させるために、先発の無人車4,5の通過を検
知して待機指令コイル6をオンさせる作動検知手段とし
ての第2リードスイッチ8が設けられている。更に、分
岐経路3の途中には、先発の第1の無人車4の通過を検
知して、待機の指令信号発信中の待機指令コイル6のオ
フ切り換えを指示するための第3リードスイッチ9が設
けられている。上記の各リードスイッチ7〜9は、各無
人車4,5の進行方向に対して各経路2,3の右側に配置され
ている。
加えて、待機指令コイル6の手前側には、主経路2の
みを自走するように指示を受けた第2の無人車5の走行
を検知し、第2リードスイッチ8による指示、即ち待機
指令コイル6をオンさせる指示を無効化するための無効
化検知手段としての第4リードスイッチ10が設けられて
いる。この第4リードスイッチ10は無人車4,5の進行方
向に対して主経路2の左側に配置されている。
一方、各無人車4,5の下側には、第1〜第3のリード
スイッチ7〜9をオンさせるマグネット11、待機指令コ
イル6からの待機の指令信号を受信するピックアップコ
イル12、主経路のみを自走するように指示を受けた車両
であることを認識するために励磁される認識手段として
の電磁石13が設けられている。この電磁石13は第2の無
人車5が主経路2のみを自走するように指示を受けた時
点で励磁され、第1の無人車4では主経路2を走行しな
いので非励磁のままとなっている。更に、各無人車4,5
の前側には、進路上の他の無人車等を検知するための非
接触式の障害物センサ14が設けられており、その障害物
センサ14の検知に基づいて無人車4,5の非常停止を行う
ようになっている。
第2図は上記のように構成された待機制御のための運
行制御装置の電気的構成を示す図である。地上に設置さ
れた発進コントローラ16の入力側には、各リードスイッ
チ7〜10が接続され、出力側には待機指令コイル6が接
続されている。そして、発進コントローラ16は、各リー
ドスイッチ7〜10からの検知信号に基づいて、待機指令
コイル6のオン・オフを制御する。
又、各無人車4,5に搭載された車載コントローラ17の
入力側には、待機の指令信号を受信するピックアップコ
イル12、進路上の無人車4,5等の存在を検知する障害物
センサ14がそれぞれ接続され、出力側には図示しない左
右の駆動輪に駆動連結された左右の各走行用モータ18,1
9がそれぞれ接続されている。そして、車載コントロー
ラ17は、ピックアップコイル12における指令信号の受信
の有無に基づき、各走行用モータ18,19の起動・停止を
制御すると共に、障害物センサ14の検知に基づいて各走
行用モータ18,19を非常停止させる。
次に、上記のように構成した無人車の運行制御装置の
作用を第3図のフローチャートに従って説明する。尚、
このフローチャートは、発進コントローラ16が実行する
処理を示している。
先ず、ステップ101において、各無人車4,5の接近に伴
いそのマグネット11によって第4リードスイッチ10がオ
ンされたか否かを判断する。この第4リードスイッチ10
は、主経路2のみを自走する第2の無人車5の電磁石13
に感応するだけで、分岐経路3へ向かう第1の無人車4
の電磁石13には感応しない。
よって、主経路2のみを自走する第2の無人車5の接
近によって第4リードスイッチ10がオンされた場合に
は、ステップ102において第1指令フラグF1を「1」に
セットした後、ステップ104へ移行する。又、第4リー
ドスイッチ10がオンされない場合には、ステップ103に
おいて第1指令フラグF1を「0」にリセットした後、ス
テップ104へ移行する。
ここで、第1指令フラグF1とは、第4リードスイッチ
10がオンされたか否か、つまりは主経路2のみを自走す
る第2の無人車5の走行であるか否かを記憶するための
フラグである。
そして、ステップ104において、第1リードスイッチ
7がオンされるのを待って、同リードスイッチ7がオン
されると、ステップ105において第1指令フラグF1が
「1」であるか否かを判断する。第1指令フラグF1が
「1」である場合、即ち主経路2のみを自走する第2の
無人車5の走行である場合には、ステップ106において
第1指令フラグF1を「0」にリセットすると共に第2指
令フラグF2を「1」にセットして、次のステップ107へ
移行する。
又、第1指令フラグF1が「0」の場合、即ち第2の無
人車5の走行でない場合には、ステップ105からそのま
まステップ107へ移行する。ここで、第2指令フラグF2
は待機指令コイル6のオフ切り換えを許容するためにセ
ットされるフラグである。
そして、ステップ107において、第2リードスイッチ
8がオンされるのを待って、同リードスイッチ8がオン
されると、ステップ108において第2指令フラグF2が
「1」であるか否か、即ち待機指令コイル6のオフ切り
換え許容状態であるか否かを判断する。
ここで、第2指令フラグF2が「1」である場合、即ち
主経路2のみを自走する第2の無人車5の走行である場
合には、ステップ101へジャンプしてステップ101〜108
の処理を繰り返す。又、第2指令フラグF2が「1」でな
い場合、即ち分岐経路3へ向かう第1の無人車4の走行
である場合には、ステップ109において待機指令コイル
6をオンしてステップ110へ移行する。
そして、ステップ110において、第3リードスイッチ
9がオンされるのを待って、同リードスイッチ9がオン
されると、ステップ111において待機指令コイル6をオ
フし、更にステップ112において第2指令フラグF2を
「0」にリセットし、その後の処理を一旦終了する。
ここで、第1図において、第1の無人車4が待機指令
コイル6よりも手前側の地点Aから分岐経路3の途中の
地点Bへ向かって走行する場合について説明する。今、
地点Aから地点Bまでの間で先発の第1の無人車4が存
在しない場合には、待機指令コイル6がオフになってお
り、待機の指令信号は発信されていない。よって、第1
の無人車4の接近に伴い第1リードスイッチ7のみがオ
ンされた後、無人車4が待機指令コイル6を通過して第
2リードスイッチ8がオンされると、待機指令コイル6
がオンされ、待機の指令信号が発信される。
従って、その後に後続の第1又は第2の無人車4,5が
地点Aに接近すると、その無人車4,5のピックアップコ
イル12が待機指令コイル6からの待機の指令信号を受信
し、各走行用モータ18,19が停止されて無人車4,5が一時
待機させられる。
その後、先発の第1の無人車4が地点Bに到達して第
3リードスイッチ9がオンされると、待機指令コイル6
がオフされ、一時待機の指令が解除されて後続の無人車
4,5の走行が許容される。
つまり、分岐するがために障害物センサ14の死角にな
る虞のある分岐経路3の途中(第1図に2点鎖線で示す
領域21の中)で先発の第1の無人車4が存在している場
合には、地点Aにおいて後続の第1又は第2の無人車4,
5が一時待機させられる。
次に、第2の無人車5が地点Aから主経路2の途中の
地点Cへ向かって走行する場合について説明する。今、
地点Aから地点Cまでの間で先発の第2の無人車5が存
在しない場合には、待機指令コイル6がオフになってお
り、待機の指令信号が発信されていない。よって、第2
の無人車5の走行に伴い、その電磁石13によって第4リ
ードスイッチ10がオンされ、同じくマグネット11によっ
て第1リードスイッチ7がオンされる。その後、無人車
5は待機指令コイル6を通過して第2リードスイッチ8
がオンされるが、先に第4リードスイッチ10がオンされ
ているので、第2リードスイッチ8のオンが無効化され
て待機指令コイル6はオンされない。
従って、ほぼ直線状であるがために障害物センサ14の
死角になる虞のない主経路2を先発の第2の無人車5が
走行していても、後続の第1又は第2の無人車4,5が待
機指令コイル6の手前で一律に一時待機させられること
がない。つまり、後続の第1又は第2の無人車4,5は先
発の第2の無人車5が主経路2に存在していても、一時
待機させられることなく随時に走行することができる。
この場合、地点Aを通過しようとする後続の第1又は第
2の無人車4,5はその障害物センサ14により先発の第2
の無人車5に適宜に検知し、必要に応じて各走行用モー
タ18,19を非常停止させることができる。
上記のようにこの実施例では、障害物センサ14の死角
になる虞のある分岐経路3に先発の第1の無人車4が存
在する場合には、後続の第1又は第2の無人車4,5を待
機指令コイル6の手前で一時待機させて、車両同士の接
触を防止することができる。又、障害物センサ14の死角
になる虞のない主経路2に先発の第2の無人車5が存在
していても、後続の第1又は第2無人車4,5の一時待機
を無効化することができる。
この結果、従来例のように分岐点Pよりも後の主経路
31又は分岐経路32の上に先発の無人車33B,33Cが存在す
る場合に、後続の無人車33A〜33Cを一律に一時待機させ
る場合とは異なり、本実施例では、障害物センサ14によ
り先発の第2の無人車5を確実に検知できる場合には、
後続の無人車4,5を無駄に一時待機させることがない。
よって、後続の無人車4,5を待機指令コイル6により一
時待機させない分だけそれら無人車4,5の運行上のロス
を減らすことができ、更に後続の別の無人車を停止させ
ない分だけ複数の無人車全体としての運行上のロスを減
らすことができる。
尚、この発明は前記実施例に限定されるものではな
く、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、構成の一部
を適宜に変更して次のように実施することもできる。
(1)前記実施例では、ほぼ直線状の主経路2に対して
その主経路2から分岐する一本の分岐経路3を設けた場
合に具体化したが、分岐経路の数を2本以上にした場合
に具体化してもよい。
(2)前記実施例では、主経路2のみを自走するように
指示を受けた第2の無人車5を認識するための認識手段
として電磁石13を設け、その電磁石13を検知して第2リ
ードスイッチ8のオンを無効化する無効化検知手段を第
4リードスイッチ10としたが、認識手段を発光素子とし
無効化検知手段を受光素子としてもよい。
[発明の効果] 以上詳述したように、この発明によれば、無人車の無
駄な待機を無くすことができ、運行上のロスを低減する
ことができるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を具体化した一実施例における無人搬
送システムの待機制御を説明する概略構成図、第2図は
待機制御のための運行制御装置の電気的構成を説明する
図、第3図は運行制御装置の作用を説明するフローチャ
ートである。第4図は従来例における無人車運行システ
ムを説明する概略構成図、第5図は同じく従来例におけ
る待機制御を説明する概略構成図、第6図はその発進コ
ントローラの作用を説明するフローチャートである。 図中、1は走行経路、2は主経路、3は分岐経路、4,5
は無人車、6は待機指令手段としての待機指令コイル、
8は作動検知手段としての第2リードスイッチ、9は非
作動検知手段としての第3リードスイッチ、10は無効化
検知手段としての第4リードスイッチ、13は認識手段と
しての電磁石、14は障害物センサである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行経路の一部をなすほぼ直線状の主経路
    と、 同じく走行経路の一部をなし、前記主経路から分岐する
    分岐経路と、 前記走行経路に沿って操舵自走させる複数の無人車と、 前記各無人車に設けられ、その無人車の進行方向に障害
    物があるときに同無人車を非常停止させるために前記障
    害物の存在を非接触式に検知する障害物センサと、 前記分岐経路への分岐点よりも手前側の前記主経路に設
    けられ、前記各無人車に一時待機を指令するために作動
    させる待機指令手段と、 後続の無人車を一時待機させるために、前記待機指令手
    段の直後において前記分岐経路に設けられ、先発の無人
    車の通過を検知して前記待機指令手段の作動を指示する
    作動検知手段と、 後続の無人車の一時待機を解除するために前記作動検知
    手段よりも後側に設けられ、先発の無人車の通過を検知
    して前記待機指令手段の非作動を指示する非作動検知手
    段と、 前記主経路のみを自走するように指示を受けた前記無人
    車に同無人車であることを認識するために設けられた認
    識手段と、 前記待機指令手段の手前側に設けられ、前記認識手段を
    検知して前記作動検知手段による指示を無効化する無効
    化検知手段と を備えた無人車の運行制御装置。
JP2098969A 1990-04-13 1990-04-13 無人車の運行制御装置 Expired - Lifetime JP2658488B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2098969A JP2658488B2 (ja) 1990-04-13 1990-04-13 無人車の運行制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2098969A JP2658488B2 (ja) 1990-04-13 1990-04-13 無人車の運行制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03296111A JPH03296111A (ja) 1991-12-26
JP2658488B2 true JP2658488B2 (ja) 1997-09-30

Family

ID=14233885

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2098969A Expired - Lifetime JP2658488B2 (ja) 1990-04-13 1990-04-13 無人車の運行制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2658488B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020261772A1 (ja) * 2019-06-27 2020-12-30 村田機械株式会社 走行車システム、及び走行車の制御方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51114959A (en) * 1975-04-01 1976-10-09 Omron Tateisi Electronics Co Obstacle detecting equipment for moving objects
JPS6346519A (ja) * 1986-08-13 1988-02-27 Daifuku Co Ltd 移動車誘導設備
JPH0668699B2 (ja) * 1986-09-11 1994-08-31 株式会社ダイフク 移動車の非常停止制御装置
JPS63108416A (ja) * 1986-10-27 1988-05-13 Fanuc Ltd 搬送車走行制御方式

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03296111A (ja) 1991-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005202478A (ja) 車両用自動走行システム
JP2000305625A (ja) 自動走行車
JP2658488B2 (ja) 無人車の運行制御装置
JPS63225809A (ja) 無人車の運行制御装置
JP2836314B2 (ja) 自走台車の衝突防止制御方法
JP3206314B2 (ja) 無人搬送車の自律運転方法
JP3025603B2 (ja) 無人作業車の障害物検出装置
JPS58151610A (ja) 無人搬送車の進路判定装置
JP2632868B2 (ja) 無人車運行制御装置
JPH0789295B2 (ja) 移動車の走行制御設備
JP2564127B2 (ja) 迂回走行可能な無人車
JPS6325709A (ja) 無人搬送車システム
JP3235348B2 (ja) 無人搬送車システムにおける待機制御装置
JP3409580B2 (ja) 壁倣い無人車の自律式待避誘導方法
JP2580672Y2 (ja) 電磁誘導式走行車両に対する誘導経路装置
JPH046008B2 (ja)
JPS62189511A (ja) 移動車の走行制御設備
JPS63108416A (ja) 搬送車走行制御方式
JPS62274407A (ja) 移動車の走行制御設備
JPS6180310A (ja) 無人誘導式運搬車の制御方式
JPS63225810A (ja) 無人車の運行制御装置
JP2661306B2 (ja) 複数台無人車システムにおける無人車の衝突防止装置
JPH03292512A (ja) 無人走行車の走行制御方法
JPH0340846B2 (ja)
JP3196503B2 (ja) 周波数切替誤動作防止方法