JP2657890B2 - 軽量モルタル、及び軽量モルタルパネル等の軽量モルタル構造体、建築物の躯体等の表面に形成する軽量モルタル層、並びに建築物の躯体等の表面に軽量モルタル層を形成する方法 - Google Patents

軽量モルタル、及び軽量モルタルパネル等の軽量モルタル構造体、建築物の躯体等の表面に形成する軽量モルタル層、並びに建築物の躯体等の表面に軽量モルタル層を形成する方法

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JP2657890B2 JP5180848A JP18084893A JP2657890B2 JP 2657890 B2 JP2657890 B2 JP 2657890B2 JP 5180848 A JP5180848 A JP 5180848A JP 18084893 A JP18084893 A JP 18084893A JP 2657890 B2 JP2657890 B2 JP 2657890B2
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  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軽量モルタル、及び軽
量モルタルパネル等の軽量モルタル構造体、建築物の躯
体等の表面に形成する軽量モルタル層、並びに建築物の
躯体等の表面に軽量モルタル層を形成する方法に関し、
特に従来のモルタルに比べて著しく軽量化することで作
業の簡易化を図ることの出来る軽量モルタル、及び軽量
モルタルパネル等の軽量モルタル構造体、建築物の躯体
等の表面に形成する軽量モルタル層、並びに建築物の躯
体等の表面に軽量モルタル層を形成する方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物の躯体等の表面に形成する
従来のモルタル層が、比重が大なることによって「どか
付け」不能による多数回の薄層塗布の必要性から、作業
が煩雑かつ工数多大となることによる作業が劣悪である
という問題点があった。
【0003】また、従来のモルタルが、セメントと川砂
と水とからなり、該川砂の粒径が小さいことや良質の川
砂が採取禁止により確保し難いことによる亀裂や浮き等
の不具合が発生し易いという問題点があった。
【0004】さらに、これら亀裂や浮き等の不具合の発
生が、建築物本体を劣化する引金になる虞があるという
問題点があった。
【0005】また、従来のモルタルが、吸水性が高い
為、耐久性の大きなネックとなっているという問題点が
あった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、下記構成
とすることによって、上述した問題を解決することを目
的とする。 すなわち、 (1)従来のモルタルに比べて著しく軽量化すると共
に、硬化材である特殊軽量骨材の粒径が大きくなり、又
粒度分布が理想的となることで、「どか付け」可能によ
る可及的に少い塗布回数による所定厚さの軽量モルタル
層の形成により、作業の簡易化を図ることと、工数の減
少化を図ることで、稼働率向上に寄与せしめる。 (2)主剤として合成樹脂を使用すると共に、硬化材と
してセメントと共に特殊軽量骨材を使用することで、粒
度分布が理想的と成ることや吸水性が著しく低減される
ことによって、硬化に伴う収縮を減少させ、「どか付
け」においても、モルタル特有の浮きや亀裂の発生阻止
に寄与せしめ、しかも接着強度、防水性、断熱性、及び
耐火性等の建築物の耐久性の向上に役立つ性能を向上さ
せ、さらに施工後の経時変化によるこれらの性能低下現
象の可及的抑制に寄与せしめる。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、主剤であるSBR系合成樹脂が、2重量%
〜8重量%、硬化材であるセメントが、20重量%〜3
5重量%、硬化材である特殊軽量骨材の内、シラスバル
ーン微粉末が、10重量%〜30重量%、硬化材である
特殊軽量骨材の内、シラスバルーン粒が、10重量%〜
30重量%、水が、25重量%〜45重量%とを、混練
することにより形成したことを特徴とする軽量モルタ
ル、及び主剤であるSBR系合成樹脂が、2重量%〜8
重量%、硬化材であるセメントが、20重量%〜35重
量%、硬化材である特殊軽量骨材の内、シラスバルーン
微粉末が、10重量%〜30重量%、硬化材である特殊
軽量骨材の内、シラスバルーン粒が、10重量%〜30
重量%、水が、25重量%〜45重量%とを、混練する
ことにより板状等の所定形状に形成したことを特徴とす
る軽量モルタルパネル等の軽量モルタル構造体、主剤で
あるSBR系合成樹脂が、2重量%〜8重量%、硬化材
であるセメントが、20重量%〜35重量%、硬化材で
ある特殊軽量骨材の内、シラスバルーン微粉末が、10
重量%〜30重量%、硬化材である特殊軽量骨材の内、
シラスバルーン粒が、10重量%〜30重量%、水が、
25重量%〜45重量%とを、混練することにより形成
した軽量モルタルを、建築物の躯体等の表面に所定厚さ
に塗布することにより形成したことを特徴とする建築物
の躯体等の表面に形成する軽量モルタル層、並びにま
ず、主剤であるSBR系合成樹脂が、2重量%〜8重量
%、硬化材であるセメントが、20重量%〜35重量
%、硬化材である特殊軽量骨材の内、シラスバルーン微
粉末が、10重量%〜30重量%、硬化材である特殊軽
量骨材の内、シラスバルーン粒が、10重量%〜30重
量%、水が、25重量%〜45重量%とを、混練するこ
とにより軽量モルタルを形成し、次に、建築物の躯体等
の表面に、左官鏝等の塗布手段を用いて、所定厚さの軽
量モルタルを塗布することにより、建築物の躯体等と軽
量モルタル層とを接着し、建築物の躯体等と一体となる
所定厚さの軽量モルタル層を、該建築物の躯体等の表面
に形成することを特徴とする建築物の躯体等の表面に軽
量モルタル層を形成する方法を提供することにより達成
される。
【0008】
【作用】このような本発明によれば、以下の作用があ
る。
【0009】すなわち、本発明によれば、従来のモルタ
ルに比べて著しく軽量化することで作業の簡易化を図る
と共に、亀裂や浮き等の不具合発生を阻止することがで
き、しかも建築物本体の劣化を可及的に防止することを
目的とするものであり、 (1)従来のモルタルに比べて著しく軽量化すると共
に、硬化材である特殊軽量骨材の粒径が大きくなり、又
粒度分布が理想的となる為、「どか付け」可能による可
及的に少い塗布回数による所定厚さの軽量モルタルが形
成でき、作業の簡易化を図ることと、工数の減少化を図
ることで、稼働率が向上する。 (2)硬化材としてセメントと混合する骨材を特殊軽量
骨材とする為、粒度分布が理想的と成ることによって、
硬化に伴う収縮が少くなり、モルタル特有の浮きや亀裂
の発生が阻止される。 (3)硬化材として特殊軽量骨材を使用する為、熱伝導
率が普通モルタルの約1/10となり、断熱性が著しく
向上し、結露防止効果が優れたものとなる。 (4)硬化材として特殊軽量骨材を使用する為、曲げ強
度と接着強度が優れたものとなり、建築物の躯体等の表
面に強力に接着すると共に、防水性に優れたものとな
る。 (5)主剤として合成樹脂を使用すると共に、硬化材と
してセメントと共に特殊軽量骨材を使用し、これらと水
とを混練することによって軽量モルタルを形成するよう
にしたので、吸水性が著しく低減され、接着強度、防水
性、断熱性、及び耐火性等の建築物の耐久性の向上に役
立つ性能が向上し、しかも施工後の経時変化によるこれ
らの性能の低下現象を可及的に抑制することが出来る。
【0010】
【実施例】以下に添付の図面を参照して、本発明を特定
の実施例について詳述する。
【0011】図1は、本発明の軽量モルタルの一実施例
を示し、該軽量モルタルを使用して、コンクリート等か
らなる建築物の躯体等の表面に軽量モルタル層を塗布形
成することができる。
【0012】すなわち、まず、セメント3、特殊軽量骨
材4、及び分散剤、保水剤、超減水剤、その他の混合材
料8を混合して、硬化材を形成する。
【0013】次に、該硬化材と、主剤である合成樹脂
2、及び水5とを、混練することにより、上記軽量モル
タル1を形成する。
【0014】該主剤である合成樹脂2としては、例えば
SBR系混和剤またはこれに準ずるものがあり、接着
性、防水性、断熱性等に優れたものとなる。
【0015】また、硬化材である特殊軽量骨材4として
は、シラスバルーン微粉末6とシラスバルーン粒7があ
り、軽比重であり、かつ断熱性等に優れたものとなる。
【0016】該シラスバルーン微粉末6は、粉末径が1
0〜400ミクロン程度の粒度分布が適切であり、ま
た、上記シラスバルーン粒7は、粒径が0.3〜2.5
ミリ程度の粒度分布が適切である。
【0017】これら各材料の混合比は、主剤である合成
樹脂2が、2重量%〜8重量%、硬化材であるセメント
3が、20重量%〜35重量%、硬化材である特殊軽量
骨材4の内、シラスバルーン微粉末6が、10重量%〜
30重量%、硬化材である特殊軽量骨材4の内、シラス
バルーン粒7が、10重量%〜30重量%、水5が、2
5重量%〜45重量%、が適切である。
【0018】例えば、主剤である合成樹脂2が、4重量
%、硬化材であるセメント3が、27重量%、硬化材で
ある特殊軽量骨材4の内、シラスバルーン微粉末6が、
17重量%、シラスバルーン粒7が、16重量%、水5
が、36重量%、の如くである。
【0019】このようにして形成された軽量モルタル1
は、比重が0.5〜0.8前後と水の比重1よりも小さ
く、通常のモルタルの比重(=2.0)に比べて約1/
3〜1/4と極めて小なるものとなり、多くの優れた特
徴を持つものとなる。
【0020】次に、図2は、本発明の軽量モルタルパネ
ル等の軽量モルタル構造体の一実施例を示し、上記軽量
モルタルを使用して形成することができる。
【0021】すなわち、軽量モルタル構造体である軽量
モルタルパネル11は、まず、前記実施例と同要領に
て、図1に良く示されているように、セメント3、特殊
軽量骨材4、及び分散剤、保水剤、超減水剤、その他の
混合材料8を混合して、硬化材を形成した後、該硬化材
と、主剤である合成樹脂2、及び水5とを、混練するこ
とにより、上記軽量モルタル1を形成する。
【0022】つづいて、図2に良く示されているよう
に、該軽量モルタル1を所定厚さの板状の型枠Pに流し
込み、所定時間放置して養生することにより、所定厚さ
の板状の軽量モルタルパネル11を形成することができ
る。
【0023】尚、該軽量モルタル構造体は、上記軽量モ
ルタルパネル11に限られることなく、天井、床版、
壁、梁、柱、その他に使用する所定形状の軽量モルタル
構造体とすることができるのは、勿論である。
【0024】次に、図3と図4は、本発明の建築物の躯
体等の表面に形成する軽量モルタル層の一実施例を示
す。
【0025】すなわち、建築物の躯体等Cの表面Fに形
成する軽量モルタル層Mは、前記実施例と同要領にて、
図1に良く示されているように、セメント3、特殊軽量
骨材4、及び分散剤、保水剤、超減水剤、その他の混合
材料8を混合して、硬化材を形成した後、該硬化材と、
主剤である合成樹脂2、及び水5とを、混練することに
より形成した軽量モルタル1を、図4に良く示されてい
るように建築物の躯体等Cの表面Fに所定厚さに塗布す
ることにより、図3に良く示されているように、建築物
の躯体等Cの表面Fに軽量モルタル層Mを形成すること
が出来る。
【0026】このようにして形成された軽量モルタル層
Mは、比重が0.5〜0.8前後と水の比重1よりも小
さく、通常のモルタルの比重(=2.0)に比べて約1
/3〜1/4と極めて小なるものとなり、稼働率が向上
することや、浮きや亀裂の発生が阻止されることや、結
露防止効果が優れたものとなることや、接着強度に優れ
たものとなる等の多くの優れた特徴を持つものとなる。
【0027】次に、図3と図4は、本発明の建築物の躯
体等の表面に軽量モルタル層を形成する方法の一実施例
を示す。
【0028】すなわち、 第1工程 建築物の躯体等の表面に軽量モルタル層を形成するに当
たっては、まず、前記実施例と同要領にて、図1に良く
示されているように、セメント3、特殊軽量骨材4、及
び分散剤、保水剤、超減水剤、その他の混合材料8を混
合して、硬化材を形成する。
【0029】次に、該硬化材と、主剤である合成樹脂
2、及び水5とを、混練することにより、軽量モルタル
1を形成する。
【0030】第2工程 つづいて、図4に良く示されているように、建築物の躯
体等Cの表面Fに、左官鏝等の塗布手段を用いて、「ど
か付け」等可及的に少い塗布回数で所定厚さの上記軽量
モルタル1を連続して塗布することにより、建築物の躯
体等Cと軽量モルタル層Mとを接着し、図3に良く示さ
れているように、建築物の躯体等Cと一体となる所定厚
さの軽量モルタル層Mを、該建築物の躯体等Cの表面F
に形成する。
【0031】このようにして、図3に良く示されている
ように、建築物の躯体等Cの表面Fには、軽量モルタル
1からなる軽量モルタル層Mを形成することが出来る。
【0032】この際、養生期間は、従来に比べて著しく
減少する。
【0033】また、急激な乾燥が予想される強風時や直
射日光に晒される場合には、シート養生をするのが適切
である。
【0034】このようにして形成された軽量モルタル層
Mは、比重が通常のモルタルに比べて極めて小なるもの
となり(通常モルタルの比重の約1/3〜1/4)、稼
働率の向上や、浮きや亀裂の発生阻止効果や、結露防止
効果や、接着強度の向上等の多くの優れた特徴を持つも
のとなる。
【0035】次に、本実施例に係る軽量モルタル、及び
軽量モルタルパネル等の軽量モルタル構造体、建築物の
躯体等の表面に形成する軽量モルタル層、並びに建築物
の躯体等の表面に軽量モルタル層を形成する方法の作用
について説明する。
【0036】このように本発明にあっては、従来のモル
タルに比べて著しく軽量化することで作業の簡易化を図
ると共に、亀裂や浮き等の不具合発生を阻止することが
でき、しかも建築物本体の劣化を可及的に防止すること
を企図する考え方であり、 (1)従来のモルタルに比べて著しく軽量化すると共
に、硬化材である特殊軽量骨材の粒径が大きくなり、又
粒度分布が理想的となる為、「どか付け」可能による可
及的に少い塗布回数による所定厚さの軽量モルタルが形
成でき、作業の簡易化を図ることと、工数の減少化を図
ることで、稼働率が向上する。 (2)硬化材としてセメントと混合する骨材を特殊軽量
骨材とする為、粒度分布が理想的と成ることによって、
硬化に伴う収縮が少くなり、モルタル特有の浮きや亀裂
の発生が阻止される。 (3)硬化材として特殊軽量骨材を使用する為、熱伝導
率が普通モルタルの約1/10となり、断熱性が著しく
向上し、結露防止効果が優れたものとなる。 (4)硬化材として特殊軽量骨材を使用する為、曲げ強
度と接着強度が優れたものとなり、建築物の躯体等の表
面に強力に接着すると共に、防水性に優れたものとな
る。 (5)主剤として合成樹脂を使用すると共に、硬化材と
してセメントと共に特殊軽量骨材を使用し、これらと水
とを混練することによって軽量モルタルを形成するよう
にしたので、吸水性が著しく低減され、接着強度、防水
性、断熱性、及び耐火性等の建築物の耐久性の向上に役
立つ性能が向上し、しかも施工後の経時変化によるこれ
らの性能の低下現象を可及的に抑制することが出来る。
【0037】尚、本発明の軽量モルタル、及び軽量モル
タルパネル等の軽量モルタル構造体、建築物の躯体等の
表面に形成する軽量モルタル層、並びに建築物の躯体等
の表面に軽量モルタル層を形成する方法は、上記各実施
例に限られることなく、多くの変形例が考えられる。
【0038】
【発明の効果】このように本発明にあっては、従来のモ
ルタルに比べて著しく軽量化することで作業の簡易化を
図ると共に、亀裂や浮き等の不具合発生を阻止すること
ができ、しかも建築物本体の劣化を可及的に防止するこ
とを企図する考え方であり、 (1)従来のモルタルに比べて著しく軽量化すると共
に、硬化材である特殊軽量骨材の粒径が大きくなり、又
粒度分布が理想的となる為、「どか付け」可能による可
及的に少い塗布回数による所定厚さの軽量モルタルが形
成でき、作業の簡易化を図ることと、工数の減少化を図
ることで、稼働率が向上する利点がある。 (2)硬化材としてセメントと混合する骨材を特殊軽量
骨材とする為、粒度分布が理想的と成ることによって、
硬化に伴う収縮が少くなり、モルタル特有の浮きや亀裂
の発生が阻止される利点がある。 (3)硬化材として特殊軽量骨材を使用する為、熱伝導
率が普通モルタルの約1/10となり、断熱性が著しく
向上し、結露防止効果が優れたものとなる利点がある。 (4)硬化材として特殊軽量骨材を使用する為、曲げ強
度と接着強度が優れたものとなり、建築物の躯体等の表
面に強力に接着すると共に、防水性に優れたものとなる
利点がある。 (5)主剤として合成樹脂を使用すると共に、硬化材と
してセメントと共に特殊軽量骨材を使用し、これらと水
とを混練することによって軽量モルタルを形成するよう
にしたので、吸水性が著しく低減され、接着強度、防水
性、断熱性、及び耐火性等の建築物の耐久性の向上に役
立つ性能が向上し、しかも施工後の経時変化によるこれ
らの性能の低下現象を可及的に抑制することが出来る利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく一実施例の軽量モルタルを形成
する方法を示すブロック図である。
【図2】本発明に基づく軽量モルタル構造体の一実施例
である軽量モルタルパネルを形成する方法を示す断面図
である。
【図3】本発明に基づく一実施例の建築物の躯体等の表
面に形成する軽量モルタル層を示す断面図である。
【図4】本発明に基づく一実施例の建築物の躯体等の表
面に軽量モルタル層を形成する方法のうち建築物の躯体
等を示す断面図である。
【符号の説明】
1 軽量モルタル 2 主剤である合成樹脂 3 硬化材であるセメント 4 硬化材である特殊軽量骨材 5 水 6 シラスバルーン微粉末 7 シラスバルーン粒 8 その他の混合材料 11 軽量モルタルパネル(軽量モルタル構造体) M 軽量モルタル層 C 建築物の躯体等 F 建築物の躯体等の表面 P 型枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C04B 28/02 14:14 24:26) 103:60 111:40

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主剤であるSBR系合成樹脂が、2重量
    %〜8重量%、硬化材であるセメントが、20重量%〜
    35重量%、硬化材である特殊軽量骨材の内、シラスバ
    ルーン微粉末が、10重量%〜30重量%、硬化材であ
    る特殊軽量骨材の内、シラスバルーン粒が、10重量%
    〜30重量%、水が、25重量%〜45重量%とを、混
    練することにより形成したことを特徴とする軽量モルタ
    ル。
  2. 【請求項2】 主剤であるSBR系合成樹脂が、2重量
    %〜8重量%、硬化材であるセメントが、20重量%〜
    35重量%、硬化材である特殊軽量骨材の内、シラスバ
    ルーン微粉末が、10重量%〜30重量%、硬化材であ
    る特殊軽量骨材の内、シラスバルーン粒が、10重量%
    〜30重量%、水が、25重量%〜45重量%とを、混
    練することにより形成した軽量モルタルを、型枠に流し
    込んで板状等の所定形状に形成したことを特徴とする軽
    量モルタルパネル等の軽量モルタル構造体。
  3. 【請求項3】 主剤であるSBR系合成樹脂が、2重量
    %〜8重量%、硬化材であるセメントが、20重量%〜
    35重量%、硬化材である特殊軽量骨材の内、シラスバ
    ルーン微粉末が、10重量%〜30重量%、硬化材であ
    る特殊軽量骨材の内、シラスバルーン粒が、10重量%
    〜30重量%、水が、25重量%〜45重量%とを、混
    練することにより形成した軽量モルタルを、建築物の躯
    体等の表面に所定厚さに塗布することにより形成したこ
    とを特徴とする建築物の躯体等の表面に形成する軽量モ
    ルタル層。
  4. 【請求項4】 まず、主剤であるSBR系合成樹脂が、
    2重量%〜8重量%、硬化材であるセメントが、20重
    量%〜35重量%、硬化材である特殊軽量骨材の内、シ
    ラスバルーン微粉末が、10重量%〜30重量%、硬化
    材である特殊軽量骨材の内、シラスバルーン粒が、10
    重量%〜30重量%、水が、25重量%〜45重量%と
    を、混練することにより軽量モルタルを形成し、次に、
    建築物の躯体等の表面に、左官鏝等の塗布手段を用い
    て、所定厚さの軽量モルタルを塗布することにより、建
    築物の躯体等と一体となる所定厚さの軽量モルタル層
    を、該建築物の躯体等の表面に形成することを特徴とす
    る建築物の躯体等の表面に軽量モルタル層を形成する方
    法。
JP5180848A 1993-06-25 1993-06-25 軽量モルタル、及び軽量モルタルパネル等の軽量モルタル構造体、建築物の躯体等の表面に形成する軽量モルタル層、並びに建築物の躯体等の表面に軽量モルタル層を形成する方法 Expired - Lifetime JP2657890B2 (ja)

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JP5180848A Expired - Lifetime JP2657890B2 (ja) 1993-06-25 1993-06-25 軽量モルタル、及び軽量モルタルパネル等の軽量モルタル構造体、建築物の躯体等の表面に形成する軽量モルタル層、並びに建築物の躯体等の表面に軽量モルタル層を形成する方法

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