JP2001105524A - 構築用パネルおよび該構築用パネルを用いた植栽用構造物 - Google Patents

構築用パネルおよび該構築用パネルを用いた植栽用構造物

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JP2001105524A
JP2001105524A JP28603099A JP28603099A JP2001105524A JP 2001105524 A JP2001105524 A JP 2001105524A JP 28603099 A JP28603099 A JP 28603099A JP 28603099 A JP28603099 A JP 28603099A JP 2001105524 A JP2001105524 A JP 2001105524A
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panel
construction panel
lightweight concrete
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construction
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Hiroshi Marui
浩 丸井
Yasunori Yoshida
康則 吉田
Masao Sasajima
昌男 笹嶋
Toshiaki Koizumi
壽章 小泉
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KOTOBUKI SANKO KK
Taiheiyo Cement Corp
Original Assignee
KOTOBUKI SANKO KK
Taiheiyo Cement Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強度、耐久性等に優れ、成形・加工が容易
で、適度な重量を有し、かつ寸法安定性に優れ、透水
性、通気性、断熱性、美感を備えた不燃性または難燃性
の構築用パネル、および該構築用パネルを用いた植栽用
構造物を提供する。 【解決手段】 磁気テープ片を加熱処理してなるカール
状の磁気テープ収縮片と、バインダーとして加えた硬化
性樹脂とを混合し、常温または加熱下で加圧成形してな
る所要厚のパネル基体2の片面または両面に、所要厚の
軽量コンクリート層3を積層一体化することにより構築
用パネル1を形成する。軽量コンクリートとしては、骨
材として24時間吸水率が5.0重量%以下で、絶乾比
重が0.7〜1.3であり、好ましくは煮沸吸水率が1
0重量%以下、圧壊強度が800N以上である超軽量骨
材を用いる。軽量コンクリート層3側の表面には、あら
かじめ表面化粧材4を固着一体化させておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、磁気テープ片を
加熱処理してなるカール状の磁気テープ収縮片と、バイ
ンダーを原料として加圧成形されたパネル基体の片面ま
たは両面に、所定の性能を有する超軽量骨材を用いた軽
量コンクリート層を一体化してなる構築用パネル、およ
び該構築用パネルを用いた植栽用構造物に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】構築用パネルの材料としては、木製パネ
ル、金属パネル、コンクリートパネル、軽量コンクリー
トパネル、樹脂製パネル、樹脂発泡体製パネル、天然石
材や人造石のパネル、セッラミック製のパネルというよ
うに多種多様のものがあり、具体的な用途に応じて使い
分けられている。
【0003】このようなパネルを使い分ける基準として
は、例えばパネルの強度、耐久性、耐食性、耐候性、成
形・加工の容易さ、製品コスト、重量、変形性能、透水
性の有無、通気性の有無、断熱性の有無、不燃性あるい
は難燃性であるか否か、さらには構築用パネルとして使
用した場合の美感などが挙げられる。
【0004】また、近年開発された新しい素材によるパ
ネルとして、例えば、特開平6−198649号公報、
特開平7−256667号公報等に記載されたものがあ
る。これは、主として不要となった廃磁気テープ等のリ
サイクルによる有効利用を目的として開発されたもので
あり、軽量でありながら、曲げ強度および曲げ剛性が高
く、寸法安定性、吸音性、断熱性に優れ、さらに鋸など
でも比較的容易に切断・加工できるという特徴を有して
いる。
【0005】また、このパネルは、カール状に収縮させ
た磁気テープ収縮片を利用した製造方法の特徴から、内
部に連続する空隙を有しており、通気性、透水性があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】構築用パネルは、その
用途によって異なるが、ほとんどの用途において、強
度、耐久性、耐食性、耐候性に優れ、成形・加工が容易
であること、安価であることが要求される。
【0007】木製パネルは、用途によっては強度が不十
分であり、耐久性、耐候性の面等で問題が生じる場合が
ある。また、パネル自体に通気性、透水性が要求される
用途には適さない。
【0008】金属パネルは、一般に高価であり、板厚に
もよるが重量が大きく、切断・接合といった加工に手間
がかかる。また、パネル自体の通気性、透水性はなく、
吸音性能もほとんど期待できない。
【0009】コンクリートパネルは、圧縮強度が高く、
主として土木工事等における構築用パネルとして多用さ
れているが、成形上、厚さを薄くすることが困難であ
り、一般に重量が大きく、取り扱いが不便である。
【0010】また、軽量気泡コンクリートパネルや、軽
量骨材、超軽量骨材を用いた軽量コンクリートパネル、
超軽量コンクリートパネル、さらに断熱性、吸音性能の
向上を図ったものが種々開発され、建築物の床材、壁材
などとしても用いられているが、一般的には引張強度や
曲げ強度が小さく、ひび割れ、加工性等の問題がある。
【0011】樹脂製パネル、樹脂発泡体製パネルは、そ
の原料や配合、成形方法によって、多種多様のものがあ
るが、それぞれ各性能、コスト等に一長一短があり、概
して耐火性が十分でなく、汎用的に用いられるものは少
なく、構築用パネルとしてはむしろ特殊な用途に用いら
れる場合が多い。
【0012】天然石材や人造石のパネル、セッラミック
製のパネルは、パネルとして高級感や美感を要求される
場合に用いられるが、一般に重量が大きく、取り扱いも
不便である。また、コストの面でもかなり高価なものと
なる。
【0013】一方、磁気テープ片を加熱処理してなるカ
ール状の磁気テープ収縮片とバインダーを原料として加
圧成形されたパネルは、上述したような種々の利点を有
する反面、美感などを考えた場合、単独で用いるのには
適さない場合が多く、現場で湿式工法による表面仕上げ
を行う場合、現場作業が煩雑となり、コスト面での利点
が失われてしまうことになる。
【0014】また、軽量である反面、構築用パネルとし
てはある程度の重量が要求される場合があり、そのよう
な場合も単独の使用には適さない。本願発明は、上述の
ような課題の解決を図ったものであり、強度、耐久性等
に優れ、成形・加工が容易で、適度な重量を有し、かつ
寸法安定性に優れ、透水性、通気性、断熱性、美感を備
えた不燃性または難燃性の構築用パネル、および該構築
用パネルを用いた植栽用外構構造物を提供することを目
的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1に係る構
築用パネルは、磁気テープ片を加熱処理してなるカール
状の磁気テープ収縮片と、バインダーとして加えた硬化
性樹脂とを混合し、常温または加熱下で加圧成形してな
る所要厚のパネル基体の片面または両面に、骨材として
24時間吸水率が5.0重量%以下で、絶乾比重が0.
7〜1.3である超軽量骨材を用いた所要厚の軽量コン
クリート層を積層一体化してなることを特徴とするもの
である。
【0016】パネル基体の原料となる磁気テープについ
ては、収縮してカール状になるものであればその種類は
問わないが、ビデオテープ、カセットテープなどの磁気
テープが好ましく、これら磁気テープの切断片または破
砕片は、その長さが5〜20mmであり、それが全テー
プ重量の50%以上含まれていることが望ましい。
【0017】また、熱硬化性樹脂としては、フェノール
樹脂、ユリア樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹
脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂のグループから選ばれ
た少なくも1種であることが好ましい。
【0018】さらに、ビデオテープ、カセットテープな
どの磁気テープを20mm以下に切断あるいは破砕し、
摂氏100〜200度で加熱してカール状に収縮させて
得られた磁気テープの収縮片に、上記熱硬化性樹脂のバ
インダーを加え、これらを不織布による所定の型枠に入
れた後、摂氏100〜200度、圧力約(2〜20)×
105 Paで加圧成形すると、曲げ強度が約5N/m2
×106 以上となる断熱通気層を構成するパネルが得ら
れ、本願発明ではこれをパネル基体として用いる。
【0019】このように成形されたパネル基体はコンク
リートやモルタル等の無機系硬化材を積層する場合にお
いても接着性に優れており、型枠内にパネル基体を設置
した状態で無機系硬化材を打設したり、あるいは打設し
た無機系硬化材がまだ固まらないうちにパネル基体を載
せ、必要に応じ押圧するなどすれば、無機系硬化材の硬
化に伴い、パネル基体と無機系硬化材が複合一体化され
た構築用パネルが形成される。
【0020】本願発明は、特にこの無機系硬化材とし
て、24時間吸水率が5.0重量%以下で、絶乾比重が
0.7〜1.3である超軽量骨材を用いた所要厚の軽量
コンクリートを用いることで、構築用ブロックとして重
量が大幅に軽減し、施工現場で作業員1人でも容易に取
り扱うことができるようにしている。
【0021】このような超軽量骨材は、例えば、黒曜
石、真珠岩等のガラス質原料にSiC等の発泡剤および
ベントナイト等の粘着材を加えて造粒し、該造粒物を1
000〜1300℃で焼成・発泡させて得ることができ
る。
【0022】このようにして得られる超軽量粗骨材は、
外部と連通した気孔が少なく、内部に数μm〜20μm
程度の微細な閉気孔が均一に分布するため、24時間吸
水率が5.0重量%以下となり、低吸水性を示す。
【0023】その結果、コンクリート中の水分をほとん
ど吸収することなく、打設における良好な作業性が得ら
れ、また初期の内部欠陥が生じず、長期的にも乾燥収縮
が少なく、耐久性に優れた軽量コンクリートの製造が可
能となる。逆に、24時間吸水率が5.0重量%より大
きいものは、内部に粗大な気孔や連結気孔を有し、事前
吸水を要したり、内部欠陥や硬化したコンクリートの乾
燥収縮の問題等が生ずる可能性がある。
【0024】超軽量骨材の絶乾比重を0.7〜1.3と
限定した理由は、絶乾比重が0.7以上である方が、骨
材内部に微細な閉気孔が形成されており、軽量コンクリ
ートの作業性向上、内部欠陥の防止、および乾燥収縮の
低減に好適であり、一方、絶乾比重が1.3を超えると
コンクリートの軽量化の効果が小さくなり好ましくない
ためである。
【0025】本願発明での軽量コンクリートの配合にお
いては、上述した超軽量骨材を0.3〜0.4m3
み、単位セメント量が400kg/m3 以上、水/セメ
ント比が40重量%以下であることが望ましい。
【0026】このような超軽量骨材を用いた軽量コンク
リートは、強度は普通コンクリートとほぼ同等であり、
コンクリート部分の重量は普通コンクリートの約1/2
となる。また、後に詳述するように、超軽量骨材使用時
の事前吸水の有無、程度にかかわらず、コンクリート打
設における作業性が良く、初期材令における内部欠陥を
低減でき、耐久性の高い軽量コンクリートが得られる。
【0027】パネル基体の表面に軽量コンクリートの硬
化材層が形成されることで、少なくとも硬化材層が形成
された面についての見た目は、通常のコンクリートパネ
ルと同様となるが、パネル基体の単位容積重量は、通
常、0.3〜0.7t/m3 程度(配合等によって比較
的調整が容易である)となり、かつ軽量コンクリートの
硬化材層についても、単位容積重量が、1.1〜1.3
t/m3 程度であるため、構築用パネル全体としては、
コンクリートパネルに比べ重量が大幅に軽減される。
【0028】機械的性質に関しても、パネル基体はモル
タルやコンクリートに比べ、曲げ強度に優れているた
め、パネル基体と軽量コンクリート層が互いに弱点を補
う形で、強度、耐久性、耐食性、耐候性に優れた構築パ
ネルが得られる。
【0029】また、パネル基体は寸法安定性に優れてい
るため、温度変化に伴い、硬化後のモルタルあるいはコ
ンクリートに負担をかけるといった恐れもない。さら
に、パネル基体が断熱性、吸音性能を備えているため、
パネル全体としても高い断熱性、吸音性が得られる。
【0030】パネル基体の厚さt1 に対する軽量コンク
リート層の厚さt2 の比t2 /t1としては、0.2〜
2程度が適当と考えられる。パネル基体は、通常、10
〜50mm程度の厚さに成形されており、一例を挙げる
と、パネル基体の厚さ20mm、軽量コンクリート層の
厚さ30mm、合計の厚さが50mmで、短片が450
mm、長辺が900mmといった構築用パネルが製造さ
れる。
【0031】t2 /t1 =0.2の一例としては、例え
ばパネル基体の厚さが通常より薄い5mmに対し、軽量
コンクリート層の厚さが50mmの場合が挙げられ、こ
の場合は、パネル基体が軽量コンクリート層の補強的な
機能とパネル基体の弾性による緩衝材的な機能を果た
し、さらにパネルに断熱性、吸音性等を与えることにな
る。
【0032】t2 /t1 =2の一例としては、例えばパ
ネル基体の厚さが50mmに対し、軽量コンクリート層
の厚さが25mmの場合が挙げられ、この場合は、パネ
ル基体の通気性、透水性、断熱性、吸音性等の機能を十
分に発揮させるような用途、例えば植栽用外構構造物等
に適する。
【0033】請求項2は、請求項1に係る構築用パネル
において、前記超軽量骨材の煮沸吸水率が10重量%以
下であることを限定したものである。煮沸吸水率は、蒸
気圧によって強制的に骨材内部まで吸水させるため、骨
材内部の気孔性状を反映する指標と考えられるが、煮沸
吸水率についても10重量%以下の場合には、超軽量骨
材について事前吸水の有無、程度にかかわらず、コンク
リート打設における作業性がより良く、初期材令におけ
る内部欠陥を低減でき、より耐久性の高いコンクリート
が得られるので好ましい。
【0034】請求項3は、請求項1または2に係る構築
用パネルにおいて、前記超軽量骨材の圧壊強度が800
N以上である場合を限定したものである。超軽量骨材の
圧壊強度が大きいほど、弾性係数も大きくなるため、よ
り高強度・高弾性係数の軽量コンクリートが得られ、圧
壊強度が800N以上が好ましいと考えられる。
【0035】請求項4は、請求項1〜3に係る構築用パ
ネルにおいて、軽量コンクリート層の表面に表面化粧材
を固着一体化してある場合である。美感あるいは景観を
考慮して、構造物の外壁面や、塀、各種外構構造物等に
表面化粧材を取り付けることは従来から行われている
が、現場での湿式の施工によるのが通常であり、構築用
パネルの成形の際、工場などであらかじめタイルその他
の表面化粧材を一体化しておくことで、現場作業がほぼ
乾式の作業となり、施工性が向上する。表面化粧材の例
としては、タイルの他、例えば、着色砂、玉砂利、人造
石、ビーズ、セラミック片、レンガ、ガラス片等が挙げ
られる。
【0036】請求項5に係る植栽用構造物は、請求項1
〜4に係る構築用パネルを、基礎上に前記軽量コンクリ
ート層側を外側にして複数枚連結し、その内側に形成さ
れる空間に、植栽用の充填材を充填してなることを特徴
とするものである。
【0037】具体的な用途としては、花壇や敷地外周に
設けられる目隠し兼植栽用の外構構造物などが挙げられ
る。本願発明に係る構築用パネルを利用する利点として
は、あらかじめ工場などで大量生産することによるパネ
ルのコストの低減の他、構築用パネル自体に断熱性があ
り植栽用とした場合は保温性能が発揮されること、パネ
ルが軽量で現場における組立作業が容易であること、請
求項4のように表面化粧材を取り付けておくことで、外
構構造物全体としての美感も得られることなどが挙げら
れる。
【0038】
【発明の実施の形態】図1は、本願の請求項1に係る構
築用パネルの一実施形態について、その外観を示したも
のである。
【0039】図1の構築用パネル1は、磁気テープ片を
加熱処理してなるカール状の磁気テープ収縮片と、バイ
ンダーとして加えた硬化性樹脂とを混合し、常温または
加熱下で加圧成形してなる所要厚のパネル基体2の片面
に、軽量コンクリート層3を積層一体化したものであ
る。
【0040】パネル基体2の構成については、課題を解
決するための手段の項で述べた通りであり、用途に応じ
て、厚さ、密度等を変えて成形する。軽量コンクリート
層3についても、課題を解決するための手段の項で述べ
た通りであり、骨材として超軽量骨材を用い、強度を低
下させることなく、構築用パネル1全体の重量を低減し
ている。
【0041】軽量コンクリート層3を形成するコンクリ
ートの性能を確認するための実施例を比較例とともに以
下に説明する。 (1) 使用材料 セメント :普通ポルトランドセメント:太平洋セメント(株)製 水 :水道水 混和剤 :減水剤(レオビルドSP−8S):(株)エヌエムビー製 AE剤(マイクロエア775S):(株)エヌエムビー製 粗骨材含浸物 :A1;テトラガードAS21(主成分;低級アルコールアルキ レンオキシド付加物):三洋化成工業(株)製 A2;ヒビダン(主成分;ポリエーテル):竹本油脂(株) 製 細骨材 :青梅産砕砂 粗骨材 :G1;アサノスーパーライト:太平洋セメント(株)製、圧 壊強度1652N、絶乾比重1.25、24時間吸水 率2.86重量%(3.58容積%)、煮沸吸水率6 .25重量%(7.81容積%) G2;太平洋セメント(株)試作品、圧壊強度1169N、 絶乾比重0.98、24時間吸水率4.78重量%( 4.68容積%)、煮沸吸水率9.05重量%(8. 87容積%) G3;アサノスーパーライト:太平洋セメント(株)製、圧 壊強度821N、絶乾比重0.82、24時間吸水率 4.93重量%(4.04容積%)、煮沸吸水率9. 89重量%(8.11容積%) G4;メサライト:メサライト工業(株)製、圧壊強度53 9N、絶乾比重1.27、24時間吸水率15.8重 量%(20.1容積%)、煮沸吸水率27.9重量% (35.4容積%) 各粗骨材の表面および割裂した破断面を電子顕微鏡を用
いて調べた結果を以下に示す。
【0042】 G1;内部に5〜10μm程度の気孔が均一に分布 G2;内部に5〜10μm程度の気孔が均一に分布 G3;内部に5〜20μm程度の気孔が均一に分布 G4;表面に連結した気孔が多く、30μm以上の粗大
気孔も認められるなお、粗骨材の絶乾比重および吸水率
は、「JIS A1134(構造用粗骨材の比重及び吸
水率試験方法)」に準じて、圧壊強度は、「JIS Z
8841(造粒物−強度試験方法)」に準じ、骨材径が
14±1mmのものを測定した。 (2) 配合条件および練混ぜ 表1に示す割合で各材料をパン型ミキサ(0.1m3
に投入し、2分間練混ぜて軽量コンクリートを調整し
た。粗骨材は、絶乾状態および事前吸水した状態で使用
し、事前吸水は、絶乾骨材を24時間水中に浸漬する
か、絶乾骨材を2時間水中で煮沸することで行った。
【0043】また、アルキレンオキサイド重合物の含浸
は、絶乾骨材を該組成物中に24時間浸漬するか、絶乾
骨材を真空脱気して該組成物中に30分間浸漬すること
で行った。なお、同表に示す配合のコンクリートは練り
上がり時のスランプおよび空気量を、各々18±1.5
cm、5.0±1.0%の範囲とした。
【0044】同表において、実施例No.1〜15が本
願発明に用いる軽量コンクリートである。比較例No.
1〜3は既存の軽量骨材を使用したもの、比較例No.
4、5は各々粗骨材量が少ないものと多いもの、比較例
No.6、7はいずれも水/セメント比が高いもの、比
較例No.8、9はいずれもセメント量が少ないもので
ある。
【0045】
【表1】
【0046】(3) 評価 初期内部欠陥 ・初期材令の体積変化 軽量コンクリートの打込み終了直後からの体積変化を
「(社)日本コンクリート工業協会自己収縮研究委員会
セメントペースト、モルタルおよびコンクリートの自
己収縮および自己膨張試験方法(案)」に準じて測定し
た。なお、打込み直後の供試体を基長とし、材令24時
間後まで測定した。この測定により、収縮ひずみや極僅
かな膨張ひずみが発生する場合には、内部欠陥は形成さ
れず、大きな膨張ひずみが発生する場合には、内部欠陥
が形成されるものと判断できる。 ・粗骨材−ペースト間の界面性状 上記の体積変化測定が終了したコンクリート供試体内部
から、試料片を取り出して粗骨材−ペースト間の界面の
SEM像観察を行い、その界面性状を、◎:骨材表面に
内部欠陥はほとんど認められない、×:骨材表面の広範
囲にわたって内部欠陥の厚い相が存在している、によっ
て判断した。 作業性および耐久性 ・スランプロス 練混ぜ直後と練混ぜ終了から1時間経過後の軽量コンク
リートのスランプを「JIS A1101(コンクリー
トのスランプ試験方法)」に準じて測定し、作業性低下
の指標としてスランプロスを算出した。 ・表面仕上げ性 コンクリート表面をコテ仕上げする際の作業性を、◎:
極めて良好、○:良好、×:不良、によって判断した。 ・乾燥収縮 上記内部欠陥の低減効果の判定試験に用いた供試体を材
令24時間で脱型し、材令14日まで水中養生(20
℃)した後、恒温恒湿室(20℃、60%)にて乾燥し
た。乾燥中における長さの変化の測定は、「JIS A
1129(モルタル及びコンクリートの長さ変化試験方
法)」に準じて行った。
【0047】
【表2】
【0048】これらをまとめた表2より明らかなよう
に、実施例No.1〜15の軽量コンクリートは、初期
材令で大きな膨張を生じることがなく、粗骨材−ペース
ト間の界面性状も良好であり、初期内部欠陥を生じない
ものと判断できる。
【0049】また、実施例No.6、およびNo.13
〜15のように、アルキレンオキサイド重合物を主成分
とする組成物を含んだ超軽量粗骨材を使用した場合に
は、初期内部欠陥を生じさせることなく、より効果的な
乾燥収縮の低減も可能となっている。
【0050】一方、比較例No.1〜3、およびNo.
5〜9の場合には、初期材例で大きな膨張を生じ、粗骨
材−ペースト間の界面に内部欠陥が観察された。比較例
No.2〜4の場合には、粗骨材の含水量が多いこと
や、粗骨材量が少ないことにより、800×10-6以上
の大きな乾燥収縮ひずみが発生した。また、比較例N
o.5の場合には、粗骨材の浮き上がりにより、表面の
コテ仕上げ性が低下した。
【0051】図2〜図4は、本願の請求項4に係る構築
用パネルのそれぞれ異なる実施形態について、その外観
を示したものである。図2の構築用パネル1は、軽量コ
ンクリート層3の表面に玉石等を表面化粧材4として一
体化したものである。成形方法は特に限定されないが、
後述する図5、図6に示す方法等により、工場等であら
かじめ表面化粧材4を一体化した形で成形することがで
きる。
【0052】景観を考慮して、建物、塀、その他の構造
物の壁面などに表面化粧材として、砂、砂利、人造石等
を付着させて一体化し、自然の風合いを出させたり、構
造物の美感を高めるために壁面などに着色したタイル等
を貼り付けるといったことが行われているが、構築用パ
ネル1にあらかじめ表面化粧材4を一体化しておくこと
で、現場作業が容易となる。
【0053】また、美感上、両面ともパネル基体2が現
れないようにしたい場合には、図3に示すように、パネ
ル基体2の両面に軽量コンクリート層3を設け、サンド
イッチ状に形成することもできる。あるいは、パネル基
体2の片面に軽量コンクリート層3を設け、反対側の面
には塗装を施したり、化粧パネルを貼り付けることも可
能である。
【0054】また、構築用パネル1は、平板に限らず、
図4に示すように曲面を有するものであってもよい。曲
面を形成する方法としては、パネル基体2の加圧成形の
際の型面を曲面にすることで湾曲したパネル基体2が形
成され、このパネル基体2の片面または両面に軽量コン
クリート層3を形成することで、構築用パネル1全体と
して湾曲したパネルが形成される。
【0055】図5は、本願の構築用パネルの製造手順、
特に請求項4のように軽量コンクリート層3の表面に表
面化粧材4を設ける場合の製造手順の一例を示したもの
で、以下の手順で作業を行う。
【0056】縦置きにした鋼製型枠5の内側に、上述
したパネル基体2を縦置きの状態に設置する(図5(a)
参照)。 発泡ポリスチロールや発泡ポリプロピレン等の発泡合
成樹脂等からなる型枠部材6の内面に、後述する粘着剤
を1種または2種以上、所要厚さ塗布して粘着剤層を形
成し、表面化粧材4を粘着剤層にその一部が埋没するよ
うに付着させてなる化粧面形成用型枠を用意し、これを
パネル基体2と所要間隔おいて対向させる形で鋼製型枠
5の内側に設置する。さらに、鋼製型枠5に軽量コンク
リートの打設圧に耐える押さえ部材7としてアングル等
の形鋼を固定する(図5(b) 参照)。
【0057】パネル基体2と表面化粧材4を貼着させ
た型枠部材6からなる化粧面形成用型枠との間に、軽量
コンクリート層3を形成するコンクリートを打設する
(図5(c) 参照)。
【0058】軽量コンクリート層3の養生および硬化
後、鋼製型枠5を取り外す(図5(d) 参照)。 粘着剤層を介して表面化粧材4を保持していた型枠部
材6を取り外す。このとき、粘着剤層は薄いフィルム状
となっており、表面化粧材4が軽量コンクリート層3に
固定された状態で、型枠部材6から剥離させることがで
きる。なお、表面化粧材4の表面に粘着剤の一部が残っ
た場合も、水洗いにより容易に取り除くことができる
(図5(e) 参照)。
【0059】表面化粧材としてタイル等を用いる場合、
従来、一般的な方法としては、有機系接着剤やモルタル
などの無機系接着剤で表面化粧材を直接貼り付ける方法
があるが、作業が煩雑となり、また熟練工が必要であ
る。
【0060】これに対し、本願の発明者は、適度な付着
性と剥離性を有し、さらに水などで容易に除去すること
ができる粘着剤を先に開発し、さらにその粘着剤の付着
性を利用して、表面化粧材を型枠部材の内面に付着させ
た状態でモルタルやコンクリートなどの硬化性材料の打
設、充填を行うことができ、脱型後は化粧材の表面に汚
れやトロを残すことなく粘着剤による被膜を容易に取り
除くことができることを見出し、先に特願平10─23
5476号として出願を行っている。
【0061】このような粘着剤は、重合度が異なり、部
分けん化した複数のポリビニルアルコールを主剤とし
て、これに水を加えてなり、被覆対象となる塗布面に塗
布した場合、適度な付着性を有する液状から、時間の経
過とともに乾燥して被膜としてのフィルムを形成し、フ
ィルム形成後は容易に剥離させることができる。
【0062】また、付着性を利用して、本願でいう表面
化粧材等の被付着物を塗布面に押し付けることで、被付
着物を仮保持することができ、乾燥後は、被付着物から
そのまま、あるいは必要に応じて水洗いすることで被付
着物の表面からも容易に除去することができる。
【0063】このようなことから、その付着性、剥離性
などの性質を利用して、本願発明の構築用パネルの表面
に表面化粧材を取り付けるにあたり、表面化粧材をあら
かじめ粘着剤によって型枠部材の内面に付着させた状態
で、軽量コンクリートの打設、充填を行い、脱型後、表
面化粧材が軽量コンクリート層の表面に残るようにする
ことができる。
【0064】なお、本願発明においては、表面化粧材の
取り付け方法は特に限定されず、従来から行われている
各種方法を用いてもよいが、基本的には工場等において
あらかじめ表面化粧材を取り付けておき、現場作業がほ
ぼ乾式の工事となるようにすることが望ましい。
【0065】図6は、本願の請求項4に係る構築用パネ
ルの製造手順の他の例を示したもので、図5が型枠を縦
置きにした状態でコンクリートを打設する場合であるの
に対し、図6は型枠を横置きにした状態での成形方法を
示したものである。
【0066】この場合の製造手順の一例を挙げると以下
の通りである。 縦置きにした型枠8の内面底部に、上述した粘着剤9
を所要厚塗布する(図6(a) 参照)。粘着剤9は配合の
異なるものを複数層塗布してもよい。
【0067】塗布した粘着剤9の上面側に、タイル等
の表面化粧材4を、その厚さ方向の一部が埋没するよう
に設置する。(図6(b) 参照)。 その上から軽量コンクリートを打設する(図6(c) 参
照)。
【0068】軽量コンクリート層3が未硬化の状態
で、軽量コンクリート層3の上面側にパネル基体2を設
置し、軽量コンクリート層3に押し付ける(図6(d) 参
照)。 軽量コンクリート層3の養生および硬化後、型枠8を
取り外す(図6(d) 参照)。このとき、粘着剤層は薄い
フィルム状となっており、表面化粧材4が軽量コンクリ
ート層3に固定された状態で、型枠8から剥離させるこ
とができる。なお、表面化粧材4の表面に粘着剤の一部
が残った場合も、水洗いにより容易に取り除くことがで
きる。
【0069】図7は、本願の請求項5に係る植栽用構造
物の一実施形態を示したもので、例えば敷地外周に生け
垣や花壇の形で構築される外構構造物10に適用され
る。この例では、図7(b) に示すような基礎ブロック1
1を所定間隔で設置し、この基礎ブロック11に対し、
本願発明に係る構築用パネル1を所定間隔をおいて対向
させる形で設置し、基礎ブロック11と構築用パネル1
を断面L字形の連結金具12およびボルト13等で固定
している。
【0070】構築用パネル1は外構構造物の外側の面を
形成する側に軽量コンクリート層3が形成され、その表
面に表面化粧材4が取り付けてある。対向させた構築用
パネル1間には土砂あるいは人工材料等の充填材14が
充填され、植木15あるいは花等が植栽される。
【0071】本願発明に係る構築用パネル1は、特に磁
気テープ片を加熱処理してなるカール状の磁気テープ収
縮片と、バインダーとして加えた硬化性樹脂とを混合
し、常温または加熱下で加圧成形してなるパネル基体2
部分に断熱性、通気性、透水性があり、これらの性能を
利用することで、冬季の凍結により植木15が枯れるの
を防いだり、豪雨によって土砂等の充填材14が流れ出
すのを防止することができる。
【0072】なお、構築用パネル1の寸法としては、例
えば高さ400〜600mm×横幅400〜2000m
m程度のものが適する。また、目地が目立たないように
するためには、構築用パネル1の成形時に表面化粧材4
としてのタイルの目地を深目地にし、現場で深目地部分
および構築用パネル1間の目地部分に、モルタル等を詰
めて行くことで、現場のタイル貼りに近い外観に仕上げ
ることもできる。
【0073】表面化粧材としてタイルを用いた構築用パ
ネルの仕様の具体的な一例を挙げると、以下の通りであ
る。 〔寸法・重量〕 高さ : 419(mm) 幅 : 899(mm) 厚さ : 50(mm) 重量 : 20(kg) 〔設計条件〕 土の内部摩擦角 : 25(°) 土の単位容積重量: 1.8(t/m3 ) 上載荷重(植栽): 0.35(t/m3 ) 土留高さ : 0.4(m) 〔軽量コンクリート〕 単位容積重量: 1.2(t/m3 ) 圧縮強度 : 29.4×106 (N/m2 ) … 測定方法:JIS A−1108(材令7日) 曲げ強度 : 3.9×106 (N/m2 ) 〔パネル基体〕 圧縮強度 : 0.7×106 (N/m2 ) … 測定方法:JIS K−7220 曲げ強度 : 4.9×106 (N/m2 ) … 測定方法:JIS K−7221 接着強度 : 0.16×106 (N/m2 ) … 測定方法:JIS A−1613 〔構築用パネル全体〕 ひび割れ強度 : 25×106 (N/m2 ) … 測定方法:JIS A−5312 (スパン60cm、材令7日) 破壊強度 : 50×106 (N/m2 ) … 測定方法:JIS A−5312 (スパン60cm、材令7日) 表面タイル接着強度: 0.62×106 (N/m2 ) 図8は、本願の請求項5に係る植栽用構造物の他の実施
形態を示したもので、本願発明に係る構築用パネル1を
用いて花壇20を構築した場合である。
【0074】この場合も、基本的には図7の外構構造物
10と同様、構築用パネル1のパネル基体2部分の断熱
性、通気性、透水性等を有効利用したものである。ま
た、平板状の構築用パネル1に加え、湾曲した形状に成
形した構築用パネル1aを併用することで、デザインの
自由度を増すことができる。
【0075】また、図では、構築用パネル1,1aの構
造を示すため、パネル基体2部分を露出させた形で示し
ているが、目に触れる上面部分については、モルタルを
塗ったり、図7の場合と同様、タイル等を貼ることで美
感を向上させることができる。
【0076】
【発明の効果】本願発明に係る構築用パネルは、磁気
テープ片を加熱処理してなるカール状の磁気テープ収縮
片とバインダーを原料として加圧成形されたパネル基体
と、超軽量骨材を用いた軽量コンクリート層とを組み合
わせたものであり、強度、耐久性等に優れ、成形・加工
が容易で、寸法安定性に優れ、透水性、通気性、断熱性
を備えている。
【0077】軽量コンクリート層として、本願発明に
おいて規定される超軽量骨材を用いることで、一般のコ
ンクリートに比べ大幅に軽量化し、かつ高強度・高弾性
係数の軽量コンクリート層が形成される。
【0078】パネル基体がかなり軽量であることに加
え、コンクリート部分も軽量化されているため、適度な
大きさに成形することで、人力による作業が極めて容易
になる。
【0079】パネル基体も難燃性であり、パネル全体
として、不燃性または難燃性の構築用パネルが得られ
る。 パネル基体の原料となる磁気テープとして、廃磁気テ
ープを用いる場合には、廃材の有効利用としての経済効
果も得られる。
【0080】請求項4に係る構築用パネルでは軽量コ
ンクリート層の表面に、あらかじめ表面化粧材が一体化
されていることから、パネルとしての美感が得られ、現
場で湿式工法により表面化粧材を貼り付ける場合に比
べ、現場作業が容易となる。
【0081】請求項5に係る植栽用構造物は、花壇や
敷地外周に設けられる目隠し兼植栽用の外構構造物等と
して用いた場合において、構築用パネル自体の断熱性に
よる保温性能や適度な排水機能と保水機能が発揮され、
また構築パネルが軽量であるため、現場における組立作
業も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の請求項1〜3に係る構築用パネルの一実
施形態を示したもので、(a) は平面図、(b) は正面図で
ある。
【図2】本願の請求項4に係る構築用パネルの一実施形
態を示したもので、(a) は平面図、(b) は正面図であ
る。
【図3】本願の請求項4に係る構築用パネルの他の実施
形態を示したもので、(a) は平面図、(b) は正面図であ
る。
【図4】本願の請求項4に係る構築用パネルのさらに他
の実施形態(パネルが湾曲している場合)を示す平面図
である。
【図5】本願の請求項4に係る構築用パネルの製造手順
の一例を示す平面図である。
【図6】本願の請求項4に係る構築用パネルの製造手順
の他の例を示す平面図である。
【図7】本願の請求項5に係る植栽用構造物の一実施形
態を示したもので、(a) は斜視図、(b) はそのA−A線
断面図である。
【図8】本願の請求項5に係る植栽用構造物の他の実施
形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…構築用パネル、2…パネル基体、3…軽量コンクリ
ート層、4…表面化粧材、5…鋼製型枠、6…型枠部
材、7…押さえ部材、8…型枠、9…粘着剤、10…外
構構造物、11…基礎ブロック、12…連結金具、13
…ボルト、14…充填材、15…植木、20…花壇、2
1…充填材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 康則 東京都千代田区西神田3丁目8番1号 太 平洋セメント株式会社内 (72)発明者 笹嶋 昌男 東京都千代田区西神田3丁目8番1号 太 平洋セメント株式会社内 (72)発明者 小泉 壽章 東京都足立区花畑4丁目3番10号 有限会 社壽三幸内 Fターム(参考) 2E162 CA15 FA01 FD04 4D004 AA07 AC05 BA02 BA10 CA14 CA29 CC13 DA03 DA09 DA20 4F100 AD00 AE01B AK01A AK01H AK21G AR00C BA02 BA03 BA05 BA06 BA10B BA10C BA13 CA23A CA24B CB05 DE05A DE05H GB07 HB00C JA13B JA13H JB12A JD02 JD05 JD15B JD16B JD16H JG06A JG06H JJ02 JJ07 JK01 JK06H JK07 JL00 JL01 JL03B JL03H JL04 JL05 JL16A JL16H YY00B YY00H 4F301 AA21 BF10 BF17 BF31

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープ片を加熱処理してなるカール
    状の磁気テープ収縮片と、バインダーとして加えた硬化
    性樹脂とを混合し、常温または加熱下で加圧成形してな
    る所要厚のパネル基体の片面または両面に、骨材として
    24時間吸水率が5.0重量%以下で、絶乾比重が0.
    7〜1.3である超軽量骨材を用いた所要厚の軽量コン
    クリート層を積層一体化してなることを特徴とする構築
    用パネル。
  2. 【請求項2】 前記超軽量骨材の煮沸吸水率が10重量
    %以下である請求項1記載の構築用パネル。
  3. 【請求項3】 前記超軽量骨材の圧壊強度が800N以
    上である請求項1または2記載の構築用パネル。
  4. 【請求項4】 前記軽量コンクリート層の表面に表面化
    粧材を固着一体化してなる請求項1、2または3記載の
    構築用パネル。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4記載の構築用
    パネルを、基礎上に前記軽量コンクリート層側を外側に
    して複数枚連結し、その内側に形成される空間に、植栽
    用の充填材を充填してなることを特徴とする植栽用構造
    物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019048421A (ja) * 2017-09-11 2019-03-28 太平洋セメント株式会社 コンクリートの製造方法
CN109900791A (zh) * 2019-03-28 2019-06-18 西南石油大学 一种崩塌堆石体失稳破坏模拟装置
CN110331829A (zh) * 2019-07-11 2019-10-15 杭州元创新型材料科技有限公司 一种保温装饰夹心板结构及其制造方法

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CN109900791A (zh) * 2019-03-28 2019-06-18 西南石油大学 一种崩塌堆石体失稳破坏模拟装置
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