JP2657846B2 - 大中形タイルpc板先付複合パネル並びにその製造方法 - Google Patents

大中形タイルpc板先付複合パネル並びにその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の属する技術分野] 本発明は、近時における建築施行の合理化、高速度化
に必須の材料であるタイルPC板先付複合パネル、特に大
中形タイルにプレキャストコンクリート板(以下、「PC
板」という。)を先付けした複合パネルの従来技術上の
欠点を殆んど除去した、格段に高品位高性能の大中形タ
イルPC板先付複合パネル並びにその製造方法に関する。
[従来の技術] 最近における、特に中高層ビルの工期短縮迅速化のた
め壁部材の工場大量生産現場組み付けが必須となり、特
に外壁面には陶磁器タイルが性能上最適であることか
ら、PC板に工場段階でタイルを先付けしたタイルPC板先
付パネルが、現今において急速に需要が増大されつつあ
る。而して、この場合先付に使用されるタイルは、大形
版のものは生産使用共に高度の技術を要するため、従来
までのところ、小サイズタイルが主流として使用されて
きた。
[本発明の目的:従来技術の問題点,欠点] ところが、これら従来技術のうち、小サイズタイルを
PC板に先付けするパネルは品質的に或程度の信頼性があ
るため、既に大量に製造使用されるに到ってはいるが、
何分にも単位面積当りの取付け枚数が甚だ多いことによ
り、古くからのタイル職人による施行によるも極めて非
能率であるという欠点がある。其の上に、小サイズタイ
ルが取りつけられたパネルは矢張り小サイズであるので
単位面積当りの枚数が多いから、壁等の仕上がり面は必
ずしもきれいな平面になるとは限らず、従って外観もよ
くない場合も多く、更に付着度にもバラツキがあるた
め、特に中高層ビルの外壁タイルの剥落により、通行人
の殺傷事件や、自動車等の破壊事故が多く発生し被害が
大であるという欠点もある。
また、小サイズタイルの使用は、構造体構造のコンク
リートが直接外気風雨に接触する目地部分面積が比較的
広くなるから、構造体構造コンクリートの中性化が進
み、コンクリート建造物の耐用年数を可成りに短縮化す
る、という問題点もある。
そこで、コンクリートの中性化による劣化を防止し、
耐用年数を高め、同時に建築物の外装デザインの美化の
観点から、目地部の比較的少ない60cm角の大形タイル
や、石材を先付けしたPC板も製造販売されるようになっ
て来たが、なお次のような問題点、諸欠点が存在してい
る。即ち、これらの比較的大型タイルとPC板との間には
貼り合せ面積が大となるため、両面の乾燥速度の差、或
いは、コンクリートの初期硬化収縮時における収縮率の
差等によって、タイル面が大きい凸反りの減少を起こや
すく、この復元には数ケ月を要するものもあり、またタ
イルに大きな応力を及ぼして、亀裂を発生せしめること
も多いという欠点がある。
また、建築物完工後においても、この先付PC板の硬化
収縮、ないしは硬化後における湿潤膨張と乾燥収縮の繰
返しによる変位は剛性の鉄筋本体構造に対しても0.5
[%]にも達することにより変形剥離を起すという欠点
もある。
更にまた火災時又は直射日光を受けて高熱となる外壁
部タイルにおいても、内部PC板部分との温度差による膨
張度の差によって、剥離ないしは亀裂がしばしば発生す
るという欠点もある。次にまた、現在までの大型タイル
の場合は、前記材料自体の膨張率の差、湿潤乾燥の膨張
収縮率の差、温度変化による膨張収縮の差による変形に
よって、小片タイルではそれ程目立たない場所循環であ
っても大型タイルの場合は、前記表面の凹凸変形のため
に、光のために、光の反射の状態によっては見苦しい外
見を呈することも少くないという問題点も存在しており
未だ解決されていない。
本発明は上記の従来技術の問題点、諸欠点を殆んど除
去し、大中形タイルPC板先付複合パネルにおける使用材
料の性質の差と環境の変化の差により発生する応力を合
理的に吸収し、それによって変形を殆んどなくすことに
より、剥離もなく安全で外見の美麗なる大中形タイルPC
板先付複合パネル、とその製造方法を創始し、提供する
ものである。
[問題点解決の手段] 本発明においては、上記従来技術の諸欠点を除去する
ため、とった構成手段は先ず第1に、大中形タイル裏面
とPC板との接着面は、高弾性板を用いた接着面を介在し
て、細分割して、前記接着面におけるタイル板、PC板間
の変位応力を分散せしめ、極力合力を生じないように均
質化させる手段をとる。
具体的には、本発明の大中形タイルPC板先付複合パネ
ルの特徴は、大中形陶磁器質タイル板に添わせて、PC板
の厚さのまだ固まらないコンクリートを打設し、一体と
して成形するタイルPC板先付パネルにおいて、前記タイ
ル板と該PC板の中間に、弾性率が5×10-2以上1×104
[kgf/cm2]以下であり、水平断面が円形又は楕円形な
いしそれらに近似した形状の打抜部を分散して有する、
前記タイル板よりやや小さめの高弾性板状応力吸収材を
挟着し、前記の打設されたコンクリートの一部が、前記
タイル板裏面上の周辺部を連続して一巡する、タイル板
とPC板の直接接着部を形成すると共に、高弾性板状応力
吸収材が有する前記打抜部を埋めて不連続の、タイル板
とPC板の直接接着部を形成することである。
また、本発明の大中形タイルPC板先付複合パネルの製
造方法の特徴は、大中形陶磁器質タイル板の周辺部の位
置にワイヤを貫通孔に予め取付けたアンカー台座を有す
る、大中形タイルの素焼面に、弾性率が5×10-2以上1
×104[kgf/cm2]以下であり、周辺部及び中央部に、水
平断面が円形又は楕円形ないしそれらに近似した形状の
打抜部を有し、前記タイルよりやや小さめで、多孔質の
高弾性板状応力吸収材を接着した後、配筋し、配筋され
た鉄筋を前記ワイヤと結着し、次いで、その上に、まだ
固まらないコンクリートを、前記大中形タイルの大きさ
に合わせて、板状に打設し、養生を行うことである。
詳述すると、前記タイルとPC板の直接接着部は前記タ
イル板裏面上の周辺部を連続して一巡するように配設す
ると共に、水平断面を円、又は楕円ないしそれらに類似
した形状として不連続に分散して配設し、その直接接着
面以外の面は弾性率が5×10-2以上1×104[kgf/cm2
以下の高弾性板状応力吸収材を挿入接着させる構成とす
る。上記の限界の理由は弾性率が5×10-2以下では硬過
ぎて応力を吸収しにくくなり、また、1×104以上にな
ると、この材料自体の強さが小さくなり過ぎて該複合パ
ネル全体の強度が使用に耐えない程度になるからであ
る。
更にタイル板とPC板の直接接着必要面積の割合は、タ
イル板重量1[kg]当り20[cm2]以上とする。これは
接着力の実現により、タイル重量1kgを接着により、安
全に支えるには、セメント系材料の接着では、その面積
は、20[cm2]以上あれば、引張り接着強度として200kg
以上を平均値として保証出来るものであり、建築物の変
位応力に充分耐え得るものである。
次に前記高弾性板状応力吸着材の厚さは、該複合パネ
ルの長さが長いと長さに応じて厚くする必要があり、パ
ネル長さ1[m]当り2[mm]以下では応力吸収力が不
足しまた50[mm]以上の厚さにすると複合パネル全体の
剛性が不足するので、2[mm]以上50[mm]以下の範囲
の厚さであることが必要である。また、本発明の複合パ
ネルは大中形タイルと、PC板との接着を二重に安全にす
るため、タイルの接着面側に、PCコンクリート埋込みの
ためのワイヤの貫通孔を設けたアンカー台座(この台座
はタイルと同質又は金属質である。)を、タイルの製造
段階で、焼結一体化して設けた構成をとることもでき
る。而して、このアンカー台座にはアンカーワイヤを結
着しておいた後に、前記高弾性板状応力吸収材を、この
部分以外に接着貼り付け、更に、該高弾性板のPC板側に
も接着材を塗布しておき、PC板の鉄筋と、アンカーワイ
ヤを結着した後、PC板の厚さの生コンクリートを打設し
て、本発明複合パネルを形成するものである。尚、前記
高弾性板の材質は有機質でも無機質でもよいが、上記の
弾性を有するには多孔質のもの、ないしはゴム質のもの
が適している。
この弾性板の両面に貫通し必要箇所に円形又は楕円形
ないしそれらに近似した形状の開孔部を打抜いて加工し
たものを、上記のように片面はタイル板と、もう一方の
面はPC板と接着剤を用いて接着することにより、本発明
の複合パネルを形成するものである。
[作用] 本発明の複合パネルは大中形タイルとPC板を、中間
に、打抜部を設けた高弾性板状応力吸収材を介して張り
合わせ先付けし、該打抜部が直接コンクリートとの接着
部を形成しているので、タイルとPC板の材質差による、
収縮率の差と、温度、湿度等の変化の膨張収縮差によっ
て生ずる応力は直接接着部が細分割された構造であるか
ら、大きな応力の合力を生ずることがない。
従って、小型タイルのように工事に手間がかからない
上に、従来の大型タイルPC先付板の欠点である内部応力
変形による剥離もなく、また変形により外見が見苦しく
なることもない。
更にまたタイルのアンカーワイヤとPC板の鉄筋が相互
に結着されているようにした場合には、火災時に於ても
剥離等の危険はなく、従来物に比し安全度が極めて高い
等の優れた作用を有している。
この作用を従来物と比較すると従来物では例えば1m×
1m角の大型タイルはタイル重量15kgないし20kgに対し10
0ないし150[ton]位の引張り接着強度を有し、全面に
張付けているが、これがかえって膨張収縮率の差で非常
に大きな内部応力を生じ、変形する場合が多いのである
が、本発明の複合パネルは上記のように直接接着部を細
分割してあるので内部に大きな応力は起らず、而も接着
断面形が円又は楕円ないしそれらに近似した形状で構成
されているため、内部応力の分散が非常に均一になる結
果、中長期に亙り変形することがなく、外観は美麗の状
態を維持するという卓越した作用を有するのである。
[実施例] 本発明に係る大中形タイルPC板先付複合パネルの形状
の例は第1ないし第4図に示す如くであり、具体的には
第1図はその断面図、第2図は第1図中に示す円A部の
詳細図、第3図はPCコンクリートを打設する前の平面
図、第4図は第3図B−B断面図である。
本実施例において使用した陶磁器質大形タイル1の寸
法は90[cm]×90[cm]×6[mm](厚さ)で重量は1
枚が10kgであり、その他の要件は次の如くであった。
(イ)コンクリート4はSL=270[kgf/cm] (ロ)鉄筋3は6[mm]Φ 200[mm]ピッチで配筋、 (ハ)基盤厚さは第1図b部において35[mm]、 (ニ)高弾性板状応力吸収材2は商品名ビニライト(弾
性率:1×102[kgf/cm2])山出興産(株)の発砲ウレタ
ン混入セメント板厚さ5[mm]で約7500[cm2]の接着
面をウレタン樹脂接着剤により貼着。
(ホ)アンカー台座6はタイルと同質のセラミックス板
で厚さは6[mm]の50[mm]×50[mm」のものを4ケ所
焼結結着し、3[mm]ΦのSUS304ワイヤ5で鉄筋3と結
着。直接接着部7は、大形タイル1とコンクリート4が
直接に接着する部分である。第4図において、高弾性板
状応力吸収材2の打抜部8に、未硬化コンクリートが入
れば直接接着部7となる。
(ヘ)直接接着部面積、断面円形部直径7cmΦで38[c
m2]×5=190[cm2]に周辺部幅3[cm]で1062[c
m2]を加え1252[cm2]であった。第1図において、9
は、周辺部を連続して一巡する直接接着部である。第3
図において9′は周辺部の、連続して一巡する直接接着
部が設けられる部分である。
試験を行った結果は下記の通りであった。
(a)該複合パネルを型枠と共に60[℃]で24[時間]
蒸気養生を行った後脱型し平面度を測定した。該脱型時
の平面度、即ちタイル面対角線の面反りが0であり、自
然天候下の屋外養生後も7日,28日,3ケ月の材令におい
ても、いずれも面反りは0であった。
これに対し、前記従来技術の項で説明した、従来の、
タイルPC板先付パネルでは同寸法、90[cm]×90[cm]
×6[mm]のもので同一条件の製作、養生の結果対角線
上の面反りは7日で1[mm],28日で3[mm],3ケ月で
5[mm]に達したので、本発明は「経時変形殆んど無
し」という優秀性が確認された。
(b)本発明に係る複合パネルの接着引張り強度は、コ
ンクリート直接接着部においては材令28日で15.7[kg/c
m2],3ケ月で16.5[kg/cm2]であった。
また高弾性板クッション材部の接着引張強度は上記い
ずれの材令においても、1.5[kg/cm2]で、高弾性板状
応力吸収材の材料自体の破壊が観察された。
なお、直接接着部における引張耐力は1252[cm2]×1
6.5[kg/cm2]=20658[kg]となるので、重量10kgのタ
イルが剥離しないための安全倍率は、 20658÷(10[kg/枚]×20[cm2])≒102 で約100倍となり充二分であることも判明した。
以上のように本実施例は従来にない形状構造の薄型の
PC板を使用した複合パネルであるが、コンクリートの硬
化後、収縮応力が、全く、タイル面に及ばず、長期にわ
たり、従来に比し格段に平面度が安定し、而も直接接着
部も剥離に対し充二分な接着強度を有することが判明し
た。
[発明の効果] 本発明に係る大中形タイルPC板先付複合パネル並びに
その製造方法は、上記詳細に、実施例の結果に基いて記
述した通り従来品に比し、次記の如く、格段に優れた効
果を有するものである。
(1)従来例に存在しない例えば90[cm2]以上の面積
をもつ大中形タイル先付PC複合パネルであって、長期に
わたり、亀裂を生ぜず、かつ平面度が安定し、面反りの
全くない大中型パネルであり、またその製造方法である
から、建造物の施行に使用すれば、耐候性抜群、長期に
わたり形状安定で、従って美麗なる外観を保つ上、中大
形なるが故に、小型のものより大幅に能率向上となる
等、極めて大なる効果を奏する。
(2)タイルとPC板間に挿入複合した多孔質の高弾性ク
ッション材は、前記、タイルPC板間の応力吸収作用効果
の他、PC板配筋作業及び生コンクリート打込み作業時の
タイルの破損に対する保護、及び建築構造物の外装用カ
ーテンウオールとして、断熱効果が大であることも確実
である特性をもつ、従来にない特徴をも有する複合パネ
ルである。
(3)構造物の主部となったコンクリートに発生する変
位応力、建造物としての振動、地震による応力の吸収の
効果も有する他、火災時においても、結着用台座は耐熱
性接着剤で接着され更に両側よりコンクリートにより囲
まれているので、タイルの剥離、落下防止のためにも、
従来にない、安全性と信頼性を兼有し絶大な効果を有す
るといえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明大中形タイルPC板先付複合パネルの断面
図(第3図B−B相当)、第2図は第1図中に示す円A
部の詳細図、第3図はコンクリートを打設する前の該パ
ネルの平面図、第4図は第3図B−Bの断面図である。 1……大形タイル 2……高弾性板状応力吸収材 3……鉄筋 4……コンクリート 5……アンカーワイヤ 6……アンカー台座 7……不連続の直接接着部 8……打抜部 9……周辺部を連続して一巡する直接接着部 9′……周辺部を連続して一巡する直接接着部が設けら
れる部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04F 13/08 102 8913−2E E04F 13/08 102V

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】大中形陶磁器質タイル板に添わせて、PC板
    の厚さのまだ固まらないコンクリートを打設し、一体と
    して成形するタイルPC板先付パネルにおいて、 前記タイル板と該PC板の中間に、弾性率が5×10-2以上
    1×104[kgf/cm2]以下であり、水平断面が円形又は楕
    円形ないしそれらに近似した形状の打抜部を分散して有
    する、前記タイル板よりやや小さめの高弾性板状応力吸
    収材を挟着し、前記の打設されたコンクリートの一部
    が、前記タイル板裏面上の周辺部を連続して一巡する、
    タイル板とPC板の直接接着部を形成すると共に、高弾性
    板状応力吸収材が有する前記打抜部を埋めて不連続の、
    タイル板とPC板の直接接着部を形成することを特徴とす
    る、大中形タイルPC板先付複合パネル。
  2. 【請求項2】前記タイル板とPC板の直接接着必要面積の
    割合がタイル板重量1[kg]当り20[cm2]以上であ
    る、請求項1に記載の、大中形タイルPC板先付複合パネ
    ル。
  3. 【請求項3】前記高弾性板状応力吸収材の厚さが、パネ
    ル長さに応じて、2[mm]以上50[mm]以下の範囲であ
    る、請求項1又は2に記載の、大中形タイルPC板先付複
    合パネル。
  4. 【請求項4】前記タイル板が、その接着面側に、該タイ
    ルと同質又は金属質であって、前記PC板の鉄筋と結着す
    べきワイヤの貫通孔を有するアンカー台座を焼結一体化
    して設けたものである、請求項1ないし3のいずれか1
    項に記載の、大中形タイルPC板先付複合パネル。
  5. 【請求項5】大中形陶磁器質タイル板の周辺部の位置に
    ワイヤを貫通孔に予め取付けたアンカー台座を有する、
    大中形タイルの素焼面に、弾性率が5×10-2以上1×10
    4[kgf/cm2]以下であり、周辺部及び中央部に、水平断
    面が円形又は楕円形ないしそれらに近似した形状の打抜
    部を有し、前記タイルよりやや小さめで、多孔質の高弾
    性板状応力吸収材を接着した後、配筋し、配筋された鉄
    筋を前記ワイヤと結着し、次いで、その上に、まだ固ま
    らないコンクリートを、前記大中形タイルの大きさに合
    わせて、板状に打設し、養生を行うことを特徴とする請
    求項1から4のいずれか1項に記載の大中形タイルPC板
    先付複合パネルの製造方法。
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