JP2657687B2 - 揺動鍛造機 - Google Patents

揺動鍛造機

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JP2657687B2
JP2657687B2 JP32753388A JP32753388A JP2657687B2 JP 2657687 B2 JP2657687 B2 JP 2657687B2 JP 32753388 A JP32753388 A JP 32753388A JP 32753388 A JP32753388 A JP 32753388A JP 2657687 B2 JP2657687 B2 JP 2657687B2
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shaft
forging machine
eccentric
sphere
swing
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拓郎 上出
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、下型と、この下型に対向して配置された揺
動自在の上型との間で鍛造素材を順次部分的に押圧成形
する揺動鍛造機に関するものである。
〔従来の技術とその課題〕
従来より、この種の揺動鍛造機は、例えば実公昭52−
50207号公報で示されているように、上型は、その背面
が球面の一部で形成された型ホルダーの外面に取付けら
れ、この型ホルダーは、機枠側に固定されている球面座
に、その背面が揺動案内されており、また、その背面の
中心でかつ上型の反対側に突設した軸は、2重偏心スリ
ーブにおける内側スリーブの偏心軸孔は支持されてい
る。また、この内側スリーブはこの2重偏心スリーブに
おける外側スリーブの偏心軸受の内面で支持されてい
る。そして、この外側スリーブは1個の電動機により減
速回転され、また、この内側スリーブは、変速機構を介
して、当該電動機により減速回転される。
しかして、かかる揺動鍛造機では、内・外側スリーブ
の相対回転方向および回転速度は、変速機構の選択によ
り行われ、その結果、下型は、上型に対して順次部分的
に押圧することになり、成形荷重を減少させることがで
きる。換言すれば、一定の成形荷重で大きな成形力が得
られるものである。
そして、かかる2重偏心スリーブを備えた揺動鍛造機
では、その上型の運動の種類は、前記のように、両偏心
スリーブの回転速度および相対回転方向の組合せによっ
て構成されるので、第3図に示す(1)円形運動、
(2)直線運動、(3)エピサイクロイド運動および
(4)スパイラル運動の4種の揺動運動が得られる。
これらの運動を更に説明すれば、同図における(1)
円形運動は、前記2重偏心スリーブを同一速度で同一方
向に回転させれば得られ、(2)直線運動は、同一速度
で反対方向に回転すれば得られ、(3)エピサイクロイ
ド運動は、異なった速度で反対方向に回転させれば得ら
れる。そして、(4)スパイラル運動は、異なった速度
で同一方向に回転させれば得られる。
しかしながら、かかる2重偏心スリーブ方式の揺動鍛
造機では、1個の電動機から動力伝達経路を分岐し、こ
れらの分岐された回動力を、1個所に集められた内・外
偏心スリーブに集中して伝達するように構成されている
ので、動力伝達機構が複雑となり、したがって、駆動系
のトラブルが多発していた。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本発明は、かかる問題点を解決するために創作
されたもので、その要旨とするところは、上型の背面側
が球面座に案内され、かつ、その背面側に揺動可能の揺
動軸が突設された揺動鍛造機において、前記揺動軸を囲
繞する固定プラテンに、それぞれ正逆転および調速制御
して回転駆動される2個の偏心軸を、揺動軸がその中間
に位置するように設けるとともに、前記揺動軸の先端に
球体を設け、該球体に、等長大リンクを同じ腕長さで重
合・交叉させて枢支し、偏心軸と揺動軸との間に位置し
ている該大リンクの各遊端を、該偏心軸に一端が重合し
て枢支された等長小リンクの各遊端にピン連結させたこ
とを特徴とする揺動鍛造機にある。
〔実施例〕
本発明の構成を作用とともに、添付図面に示す実施例
により詳細に説明する。
第1図は本発明の実施例の要部平面図、第2図は第1
図のA〜A矢視断面図である。
これらの図において、上型1は、その背面が球面の一
部で形成された型ホルダー2の外面に取付けられてお
り、この型ホルダー2は、固定プラテン3に保持金4で
保持された球面座5によって、その背面が揺動自在に案
内されている。この型ホルダー2の背面中央には揺動軸
6が突設され、この揺動軸6の先端には上型ホルダー用
球体7が形成されている。この球体7は円筒状の揺動子
8により回動自在に抱持されている。
また、前記固定プラテン3は、4本のタイロッド17,1
7で支持され、これらのタイロッド17には昇降プラテン1
9が昇降自在に挿通されている。この昇降プラテン19に
はトンネル20を形成した下型ホルダー21が固着され、こ
の下型ホルダー21の上面に下型22が取付けられている。
この下型22の中央にはノックアウトピン23が摺動自在に
挿通され、このノックアウトピン23の下端は、トンネル
20内で横架されているノックアウトバー24に固着されて
いる。このノックアウトバー24は、昇降プラテン19の上
面に載置され、その両端は昇降プラテン19とともに降下
したときには、固定されているノックアウトロッド25の
上端に当接するようになっている。なお、昇降プラテン
19は加圧シリンダ(不図示)により昇降して素材Wを鍛
造する。
前記固定プラテン3上には、2個の第1および第2の
回転軸30,31が揺動軸6を中間にして立設され、これら
の回転軸30,31には第1および第2の偏心部32,33を形成
し、これらの偏心部32,33には重合された等長の小リン
ク34,35および36,37の各一端が回動自在に枢支されてい
る。これらの小リンク34,35および36,37の各遊端には、
ピン38,39および40,41を介して、重合・交叉された等長
の大リンク42,43の遊端が回動自在に連結されている。
これらの等長大リンク42,43の長手方向中心には前記揺
動子8が回転自在に嵌挿されている。
したがって、これらの等長小リンク34,35,36,37およ
び等長大リンク42,43で揺動子8を中心にして1対の平
行リンクを形成しており、揺動子8は、常時、平面視で
第1および第2の偏心部32,33の中心44,45を結ぶ中点に
位置されている。
すなわち、平面視で、第1の偏心部32の中心44からの
位置を(x1,y1)とし、第2の偏心部33の中心45からの
位置を(x2,y2)とし、球体7の原点からの位置7aを
(x,y)とすると、 となり、球体7の軌跡は、(x1,y1)と(x2,y2)の合成
の1/2となる。
なお、第1および第2の回転軸30,31は、中間サポー
ト46,46により支持されているとともに、正逆転および
調速自在の電動機47,47で個別に回転駆動される。
次に、本実施例の作用を述べれば、第1および第2の
回転軸30,31を、その回転数および回転の向きを変えて
回動させると、従来例と同様、第3図に示す(1)円形
運動、(2)直線運動、(3)エピサイクロイド運動お
よび(4)スパイラル運動の4種の揺動運動が得られ
る。
なお、上記実施例では、偏心部が形成された回転軸3
0,31を個別にモータ駆動するようにしているが、両回転
軸30,31には1個の電動機の回転力を分岐してギャーチ
ェンジにより正逆転および調速制御させて動力伝達して
もよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、揺動軸を揺動させるための駆動系が
平行リンク機構で構成されるので、駆動系は著しく単純
化でき、したがって、駆動系のトラブル抑制およびコス
トダウンに大きく貢献できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の要部平面図、第2図は第1図
のA〜A矢視断面図、第3図は各種の揺動運動線図であ
る。 1……上型、3……固定プラテン、5……球面座、6…
…揺動軸、7……球体、32,33……偏心部、34,35,36,37
……等長小リンク、38,39,40,41……ピン、42,43……等
長大リンク。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上型の背面側が球面座に案内され、かつ、
    その背面側に揺動可能の揺動軸が突設された揺動鍛造機
    において、 前記揺動軸を囲繞する固定プラテンに、それぞれ正逆転
    および調速制御して回転駆動される2個の偏心軸を、揺
    動軸がその中間に位置するように設けるとともに、前記
    揺動軸の先端に球体を設け、該球体に、等長大リンクを
    同じ腕長さで重合・交叉させて枢支し、偏心軸と揺動軸
    との間に位置している該大リンクの各遊端を、該偏心軸
    に一端が重合して枢支された等長小リンクの各遊端にピ
    ン連結させたことを特徴とする揺動鍛造機。
JP32753388A 1988-12-27 1988-12-27 揺動鍛造機 Expired - Lifetime JP2657687B2 (ja)

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JPH02175041A JPH02175041A (ja) 1990-07-06
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US8252126B2 (en) * 2004-05-06 2012-08-28 Global Advanced Metals, Usa, Inc. Sputter targets and methods of forming same by rotary axial forging

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JPH02175041A (ja) 1990-07-06

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