JP2655584B2 - プロセス制御装置 - Google Patents

プロセス制御装置

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JP2655584B2 JP2188792A JP18879290A JP2655584B2 JP 2655584 B2 JP2655584 B2 JP 2655584B2 JP 2188792 A JP2188792 A JP 2188792A JP 18879290 A JP18879290 A JP 18879290A JP 2655584 B2 JP2655584 B2 JP 2655584B2
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正康 木村
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、プロセル制御装置、特にPIDコントロー
ラの出力が所定値を越え、信号選択器が所定値内の他の
信号を操作信号として選択する制限動作となった時に、
PIDコントローラの出力信号が所定値となると、制限動
作からPIDコントローラの出力信号を操作信号とする自
動動作に瞬時に復帰するようにしたプロセス制御装置に
関する。
(ロ)従来の技術 一般に、PIDコントローラ内部には、リセットワンイ
ドアップ防止回路として高リミッタ(例:100%以上カッ
ト)、低リミッタ(例:0%以下カット)が設けられてい
る。しかし、これら高・低リミッタのリミッタ値は固定
であった。
(ハ)発明が解決しようとする課題 上記した従来のアンチリセットワインドアップ回路で
は、制御装置の最終出力である操作信号が高信号選択器
又は低信号選択器によってPIDコントローラ出力側とは
異なる側を選択する状態となった時、PIDコントローラ
出力は100%又は0%迄振り切ってしまい、プロセス値
や設定値の変化で本来コントローラ出力側に選択して制
御したいにもかかわらず、コントローラの出力が、コン
トローラ可能な点に達するまで遅れが生じるという問題
があった。
この発明は、上記問題点に着目してなされたものであ
って、プロセス値や設定値の変化で、PIDコントローラ
の出力が所定値を越え、信号選択器が所定値内の他の信
号を操作信号として選択する制限動作となった時に、PI
Dコントローラ出力が所定値となると、瞬時にコントロ
ーラ出力信号が操作信号となり、遅れがなく制限動作状
態からPIDコントローラによる自動動作状態に戻り得る
プロセス制御装置を提供することを目的としている。
(ニ)課題を解決するための手段及び作用 この発明のプロセス制御装置は、プロセス信号と設定
信号を入力に受け、所定のサンプリング周期でPID演算
を行うPIDコントローラと、このPIDコントローラの下流
側に設けられ、PIDコントローラの出力が所定値内のと
きにPIDコントローラからの信号を出力し、PIDコントロ
ーラの出力が所定値を越えると所定値内の他の信号を出
力する信号選択器とを備えるものにおいて、前記信号選
択器が前記他の信号出力に切り替わった時に前記PIDコ
ントローラを前記信号選択器の出力にトラッキングさせ
る手段と、前記信号選択器のPIDコントローラ側の入力
と出力の偏差を監視する偏差モニタと、この偏差モニタ
の偏差小信号出力と自動運転状態信号とを両入力とし、
両入力が揃ったときに、その出力で前記PIDコントロー
ラを自動とし、両入力が揃わないときに、非自動とする
信号を前記PIDコントローラに与える論理積手段とを備
え、前記信号選択器により制限がかかった時に1サンプ
リング周期毎に前記PIDコントローラは、トラッキング
動作と自動動作を繰り返すようにしている。
このプロセス制御装置では、偏差モニタがPIDコント
ローラのの出力と信号選択器の出力とを比較監視し、PI
Dコントローラ出力と所定値内の他の信号出力との切替
検知を行う。PIDコントローラの出力が所定値を越える
と、信号選択器の出力がPIDコントローラの出力より所
定値内の他の信号に切り替えられる。この際、偏差モニ
タ出力はOFFとなり、自動運転状態信号との論理積手段
の入力が揃わず、PIDコントローラは手動となり、信号
選択器の出力を追随するトラッキング動作とする。この
トラッキング動作がリミッタ値と等価作用をする。次の
サンプリング周期で偏差モニタの両入力は等しい(小さ
い偏差)ので、自動運転状態信号との論理積手段の入力
が揃い、PIDコントローラは自動動作となり、制御動作
が行われ、切替可能か否かの判定を行う。切替不可であ
れば、再度次のサンプリング周期でトラッキング動作に
移る。そして、切替可能となるまでトラッキング動作と
自動動作をサンプリング周期毎に繰り返す。
(ホ)実施例 以下、実施例により、この発明をさらに詳細に説明す
る。
第1図は、この発明の一実施例を示すプロセス制御装
置のプロック図である。
第1図において、トランスミッタ1からのプロセス信
号PVがPIDコントローラ2に入力され、設定器9からの
目標値信号SVもPIDコントローラ2に入力されている。P
IDコントローラ2は、マイコン等が使用されるデジタル
コントローラで、入力されたプロセス信号PV、目標値信
号SVに、所定のPID演算を行い、信号E0を出力する。こ
のPIDコントローラ2の出力E0は低信号選択器5に加え
られるとともに、偏差モニタ6に入力信号E1として加え
られる。他の信号D(指令値)が入力端3より、特性変
換器4に加えられ、特性変換器4は、信号D′に変換し
て信号選択器5に入力している。特性変換器4の変換特
性D−D′を第3図に示している。低信号選択5は、PI
Dコントローラ2の出力E0が第3図のL線より下方(斜
線の領域)にあると、そのPIDコントローラ2の出力E0
を操作量(操作信号)MVとして出力し、この操作量MVに
より、制御弁8の開度を調節する。また、逆にPIDコン
トローラ2の出力E0がL線より上方にあると低信号選択
器5の出力の特性変換器4からの信号D′を選択し、操
作量MVとして出力する。低信号選択器5の出力はPIDコ
ントローラ2のトラッキング用信号として取り込まれて
いる。また、低信号選択器5の出力は、偏差モニタ6に
も入力E2として加えられる。偏差モニタ6は、PIDコン
トローラ2からのE1信号と低信号選択器5の出力信号E2
を比較し、偏差を算出している。偏差が所定値以上の場
合はOFF(“L")信号を出力しているが、所定値よりも
小さくなるとON(“H")信号を出力する。この偏差モニ
タ6の出力はAND回路(論理積手段)7の入力の一端に
加えられ、このAND回路7の入力の他端には自動運転状
態を示すA信号が入力されている。この自動運転状態を
示すA信号は、例えば、自動運転スイッチをオンするこ
とで与えられる。AND回路7の出力はPIDコントローラ2
に入力され、PIDコントローラはサンプリング周期毎にA
ND回路7からの信号をチェックし、“H"なら自動に、
“L"ならトラッキングにそれぞれ切り替える機能を有し
ている。
この実施例プロセス制御装置において、今、自動運転
スイッチがオンされた自動状態にあり、PIDコントロー
ラ2の出力が第3図のLよりも下方部分にあるとする
と、低信号選択器5はPIDコントローラ2の出力E0をそ
のまま操作量MVとして出力する。この場合偏差モニタ6
の両入力もE1=E2でその出力も“H"であり、AND回路7
から“H"がPIDコントローラ2に入力されているので、P
IDコントローラ2は、サンプリング周期の到来毎に自動
動作を継続する。つまり通常のPIDコントローラの出力
を操作信号MVとする制御動作、すなわち、自動運転を行
う。
プロセス値PVの変化で、PIDコントローラ2の出力が
増加し、第3図のLを越えようとした時に、偏差モニタ
6の入力がE1>E2となり、低信号選択器5が特性変換器
4に切り替わったことを偏差モニタ6が検知する。E1
E2では、偏差モニタ6の出力は“L"となり、AND回路7
の両入力が“H"とならないので、その出力も“L"とな
り、PIDコントローラ2は次のサンプリング周期で手動
(自動でない)となる。このPIDコントローラ2は、手
動時にE0=EXT・Mとなるコントローラであり、低信号
選択器5の出力にトラッキングされる。したがってE0
MV=D′となり、偏差モニタ6の入力がE1=E2となっ
て、その出力がON“H"となり、したがって、AND回路7
の出力も“H"となり、PIDコントローラ2では次のサン
プリング周期で自動に切替られる。そしてPIDコントロ
ーラ2はプロセス値PVと目標値SVに対応した出力を出
す。ここでPIDコントラローラ2が正動作とした場合、
目標値SVが一定の時、プロセス値PVが低下すれば、PID
の出力が低方向に動作し(E0=E0−α)、Lより下方に
なると、PIDコントローラ2の出力が選択され、この後
は偏差モニタの出力はE1=E2となり、AND回路7の出力
は“H"で、PIDコントローラ2は自動動作を継続するこ
とになる。
しかし、プロセスPVが低下しない場合、PIDコントロ
ーラ2の出力は高方向に動作し、低信号選択器5は、特
性変換器4側を選択することになる。そして、PIDコン
トローラ2の出力が低方向に動作し、PIDコントローラ
2の出力が第3図のLに達するまでは自動とトラッキン
グの繰り返し動作を行うことになる。したがって第2図
のaに示すように、Fx信号(特性変換器4の信号)を選
択する間は、自動と手動をサンプリング周期毎に繰り返
し、PIDコントローラ2の出力が選択される間は、第2
図のbに示すように、自動動作が継続する。
なお、上記実施例では、信号選択器5として低信号選
択器を例にして説明したが、この発明は、もちろん高信
号選択器を使用するプロセス制御装置にも適用できる。
(ヘ)発明の効果 この発明によれば、PIDコントローラの出力が所定値
を越え、信号選択器により所定値内の信号が選択されて
いる時(制限動作)、PIDコントローラ出力が所定値に
復帰するまでは、1サンプリング周期毎にトラッキング
動作と自動動作を繰り返し、PIDコントローラ出力が所
定値となると、自動動作するものであるから、制限動作
からPIDコントローラ側への復帰が瞬時に行われ、時間
遅れを生じないため、プロセス制御における制御性が良
好となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例を示すプロセス制御装置
のブロック図、第2図は、同プロセス制御装置における
他の信号出力時と、PIDコントローラ信号の出力時の動
作モードを説明する図、第3図は、同実施例プロセス制
御装置の特性変換器の変換特性を示す図である。 2:PIDコントローラ、5:低信号選択器、6:偏差モニタ、
7:AND回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−144907(JP,A) 特開 平1−149102(JP,A) 特開 昭60−29802(JP,A) 特開 昭59−71506(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プロセス信号と設定信号を入力に受け、所
    定のサンプリング周期でPID演算を行うPIDコントローラ
    と、このPIDコントローラの下流側に設けられ、PIDコン
    トローラの出力が所定値内のときにPIDコントローラか
    らの信号を出力し、PIDコントローラの出力が所定値を
    越えると所定値内の他の信号を出力する信号選択器とを
    備えるプロセス制御装置において、 前記信号選択器が前記他の信号出力に切り替わった時に
    前記PIDコントローラを前記信号選択器の出力にトラッ
    キングさせる手段と、 前記信号選択器のPIDコントローラ側の入力と出力の偏
    差を監視する偏差モニタと、この偏差モニタの偏差小信
    号出力と自動運転状態信号とを両入力とし、両入力が揃
    ったときに、その出力で前記PIDコントローラを自動と
    し、両入力が揃わないときに、非自動とする信号を前記
    PIDコントローラに与える論理積手段とを備え、前記信
    号選択器により制限がかかった時に1サンプリング周期
    毎に前記PIDコントローラは、トラッキング動作と自動
    動作を繰り返すようにしたことを特徴とするプロセス制
    御装置。
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