JPH09282001A - 手動切替え機能を有する制御装置 - Google Patents
手動切替え機能を有する制御装置Info
- Publication number
- JPH09282001A JPH09282001A JP9707396A JP9707396A JPH09282001A JP H09282001 A JPH09282001 A JP H09282001A JP 9707396 A JP9707396 A JP 9707396A JP 9707396 A JP9707396 A JP 9707396A JP H09282001 A JPH09282001 A JP H09282001A
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- Japan
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- control
- output
- signal
- control command
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 手動切替え機能を有する制御装置において、
検出器の異常が検出されて行われる自動制御から手動制
御への切替えをスムーズに行う。 【解決手段】 手動切替え機能を有する制御装置は、検
出器１の出力信号２１及び設定値信号２３を受ける減算
器３と、減算器３からの偏差２５を受ける比例積分器７
と、比例積分器７の制御指令出力２７を受けて制御弁１
１に制御指令出力を送る切替器９と、切替器９に連絡し
て設けられた手動操作器１３とを有する制御装置におい
て、比例積分器７の出力を受けて制限制御指令３３を切
替器９を介して制御弁１１に送る変化率制限器３１を付
設している。
検出器の異常が検出されて行われる自動制御から手動制
御への切替えをスムーズに行う。 【解決手段】 手動切替え機能を有する制御装置は、検
出器１の出力信号２１及び設定値信号２３を受ける減算
器３と、減算器３からの偏差２５を受ける比例積分器７
と、比例積分器７の制御指令出力２７を受けて制御弁１
１に制御指令出力を送る切替器９と、切替器９に連絡し
て設けられた手動操作器１３とを有する制御装置におい
て、比例積分器７の出力を受けて制限制御指令３３を切
替器９を介して制御弁１１に送る変化率制限器３１を付
設している。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は弁等の制御に用いら
れる自動制御装置に関し、特に必要な場合には手動制御
に切り替えられるようになっている手動切替え機能付き
自動制御装置に関する。
れる自動制御装置に関し、特に必要な場合には手動制御
に切り替えられるようになっている手動切替え機能付き
自動制御装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】各種プラント、装置等において、弁は直
接的には流量、間接的には関連する圧力、温度等の物理
量を制御するために使用されるが、この弁の開度を制御
するため自動制御装置が使用される。このような自動制
御装置の一例の制御ロジック回路を図３に示す。図にお
いて検出器１は制御対象の物理量を検出するもので、そ
の出力信号は減算器３に入り、ここで設定値発生器５か
らの設定値と出力信号との差が算出される。そしてその
差出力が比例積分器７に入り、比例積分器７は前記差が
解消するような制御指令出力を発生し、切替器９を介し
て制御弁１１に送り、制御弁１１の開度などを調節せし
める。然し乍ら、検出器１は厳しい使用環境に晒される
のが常であり、故障することが危惧される。従って、切
替器９には手動操作器１３が接続されていて、自動制御
の継続が不可能な異常状態が発生したときは、切替器９
を切り替えて手動制御操作（手動モード）に移行する。
自動制御操作（自動モード）の間、手動操作器１３の信
号追従機能により、手動信号は前記制御指令出力と等し
い値にトラッキングされているが、手動モードに切り替
わると、信号追従機能は働かなくなり、操作員の増減操
作に応じた制御指令が切替器９を介して制御弁１１に与
えられる。操作員がその増減操作をしないときは、その
まま保持される。
接的には流量、間接的には関連する圧力、温度等の物理
量を制御するために使用されるが、この弁の開度を制御
するため自動制御装置が使用される。このような自動制
御装置の一例の制御ロジック回路を図３に示す。図にお
いて検出器１は制御対象の物理量を検出するもので、そ
の出力信号は減算器３に入り、ここで設定値発生器５か
らの設定値と出力信号との差が算出される。そしてその
差出力が比例積分器７に入り、比例積分器７は前記差が
解消するような制御指令出力を発生し、切替器９を介し
て制御弁１１に送り、制御弁１１の開度などを調節せし
める。然し乍ら、検出器１は厳しい使用環境に晒される
のが常であり、故障することが危惧される。従って、切
替器９には手動操作器１３が接続されていて、自動制御
の継続が不可能な異常状態が発生したときは、切替器９
を切り替えて手動制御操作（手動モード）に移行する。
自動制御操作（自動モード）の間、手動操作器１３の信
号追従機能により、手動信号は前記制御指令出力と等し
い値にトラッキングされているが、手動モードに切り替
わると、信号追従機能は働かなくなり、操作員の増減操
作に応じた制御指令が切替器９を介して制御弁１１に与
えられる。操作員がその増減操作をしないときは、その
まま保持される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来の制御装置では検出器１に異常が発生したときに自
動制御操作から手動制御操作に移行するのであるが、異
常が発生して異常と判定されるまでは異常の検出器１の
出力信号に基づいて比例積分器７の制御指令出力を出力
して、これが手動操作器１３に入っている。この状態
で、手動モードに切り替わると、制御弁１１は異常状態
での開度に保持されることになり、結果的に制御対象に
大きな外乱を与えることになっている。従って、本発明
は、検出器の異常が検出されて自動制御から手動制御操
作に切り替えられるときに異常検出器の信号による制御
が是正されるようになった手動切替え機能を有する制御
装置を提供することを課題とする。
従来の制御装置では検出器１に異常が発生したときに自
動制御操作から手動制御操作に移行するのであるが、異
常が発生して異常と判定されるまでは異常の検出器１の
出力信号に基づいて比例積分器７の制御指令出力を出力
して、これが手動操作器１３に入っている。この状態
で、手動モードに切り替わると、制御弁１１は異常状態
での開度に保持されることになり、結果的に制御対象に
大きな外乱を与えることになっている。従って、本発明
は、検出器の異常が検出されて自動制御から手動制御操
作に切り替えられるときに異常検出器の信号による制御
が是正されるようになった手動切替え機能を有する制御
装置を提供することを課題とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】如上の課題を解決するた
め、本発明によれば、検出器の出力信号と設定値信号と
を受ける減算器と、その減算器からの減算出力信号を受
ける比例積分器と、その比例積分器の制御信号を受けて
制御弁に制御指令信号を送る切替器と、その切替器に連
絡して設けられた手動操作器とを有する手動切替え機能
を有する制御装置において、前記比例積分器の出力を受
けて変化率により低減した調整制御信号を前記切替器を
介して制御弁に送る変化率制限器を付設している。
め、本発明によれば、検出器の出力信号と設定値信号と
を受ける減算器と、その減算器からの減算出力信号を受
ける比例積分器と、その比例積分器の制御信号を受けて
制御弁に制御指令信号を送る切替器と、その切替器に連
絡して設けられた手動操作器とを有する手動切替え機能
を有する制御装置において、前記比例積分器の出力を受
けて変化率により低減した調整制御信号を前記切替器を
介して制御弁に送る変化率制限器を付設している。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下添付の図面を参照して本発明
の実施形態を説明する。なお以下の説明において、前述
のものと同一の部分には同一の符号を付して説明する。
図１において、検出器１は制御対象の物理量を検出し、
これを表す出力信号２１を減算器３に送る。設定値発生
器２は又、設定値信号２３を減算器３に送り、ここで出
力信号２１と設定値信号２３との偏差２５が算出され、
比例積分器７へ偏差２５が入力される。ここで偏差２５
は比例積分処理され、その結果制御指令出力２７が出さ
れる。自動制御操作（自動モード）においては、これは
一瞬切替器２９及び切替器９を通って制御弁１１に入力
され、制御弁１１の開度が調整される。一方比例積分器
７の制御指令出力２７は、変化率制限器３１にも入力さ
れ、これに所定の制限変化率を掛けられた制限制御指令
３３を変化率制限器３１が出力する。この制限制御指令
３３は、常時一瞬切替器２９に入力されているが、正常
な自動制御の間は使用されない。
の実施形態を説明する。なお以下の説明において、前述
のものと同一の部分には同一の符号を付して説明する。
図１において、検出器１は制御対象の物理量を検出し、
これを表す出力信号２１を減算器３に送る。設定値発生
器２は又、設定値信号２３を減算器３に送り、ここで出
力信号２１と設定値信号２３との偏差２５が算出され、
比例積分器７へ偏差２５が入力される。ここで偏差２５
は比例積分処理され、その結果制御指令出力２７が出さ
れる。自動制御操作（自動モード）においては、これは
一瞬切替器２９及び切替器９を通って制御弁１１に入力
され、制御弁１１の開度が調整される。一方比例積分器
７の制御指令出力２７は、変化率制限器３１にも入力さ
れ、これに所定の制限変化率を掛けられた制限制御指令
３３を変化率制限器３１が出力する。この制限制御指令
３３は、常時一瞬切替器２９に入力されているが、正常
な自動制御の間は使用されない。
【０００６】そして、検出器１の異常が検出されると一
瞬切替器３１が作動して切替器７への出力を制御指令出
力２７から制限制御指令出力３３に切り替える。これに
より、制御弁１１の制御を制限制御指令出力によるもの
に変え、これは手動操作器１３に入る。その直後に、切
替器９を手動操作器１３側に切り替えて、以降手動制御
を行う。以上の説明における信号の変化を単純化して図
２のタイムチャートに示す。図２に示すように、検出器
１の出力信号２１に異常が現れると、当然に減算器３か
らの偏差２３にその影響が現れる。同様に比例積分器７
の制御指令出力２７及び変化率制限器３１の制限制御指
令出力３３にも影響が現れるが、異常検出時において、
制限制御指令出力３３は、制御指令出力２７に比して可
成小さいものになっている。従って、異常検出時に一瞬
切替器２９により制限制御指令出力３３を制御弁１１に
付加し、手動制御においてその状態で保持する。
瞬切替器３１が作動して切替器７への出力を制御指令出
力２７から制限制御指令出力３３に切り替える。これに
より、制御弁１１の制御を制限制御指令出力によるもの
に変え、これは手動操作器１３に入る。その直後に、切
替器９を手動操作器１３側に切り替えて、以降手動制御
を行う。以上の説明における信号の変化を単純化して図
２のタイムチャートに示す。図２に示すように、検出器
１の出力信号２１に異常が現れると、当然に減算器３か
らの偏差２３にその影響が現れる。同様に比例積分器７
の制御指令出力２７及び変化率制限器３１の制限制御指
令出力３３にも影響が現れるが、異常検出時において、
制限制御指令出力３３は、制御指令出力２７に比して可
成小さいものになっている。従って、異常検出時に一瞬
切替器２９により制限制御指令出力３３を制御弁１１に
付加し、手動制御においてその状態で保持する。
【０００７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば変
化率制限器を設けて検出器の出力信号の変化率を制限し
た調整制御信号を準備しておき、検出器に異常が起きて
手動制御に切り替える前に、その異常出力信号よりは小
さい調整制御信号に切り替えた後手動制御に移行するの
で、制御外乱を大幅に低減することができる。
化率制限器を設けて検出器の出力信号の変化率を制限し
た調整制御信号を準備しておき、検出器に異常が起きて
手動制御に切り替える前に、その異常出力信号よりは小
さい調整制御信号に切り替えた後手動制御に移行するの
で、制御外乱を大幅に低減することができる。
【図１】本発明の実施形態による制御装置の系統図であ
る。
る。
【図２】前記実施形態の各信号の変化状態を示す作用説
明図である。
明図である。
【図３】従来の制御装置の系統図である。
１ 検出器 ２ 設定値発生器 ３ 減算器 ７ 比例積分器 ９ 切替器 １１ 制御弁 １３ 手動操作器 ２１ 出力信号 ２３ 設定値信号 ２５ 偏差 ２７ 制御指令出力 ２９ 一瞬切替器 ３１ 変化率制限器 ３３ 制限制御指令出力
Claims (1)
- 【請求項１】 検出器の出力信号及び設定値信号を受け
る減算器と、同減算器からの減算出力信号を受ける比例
積分器と、同比例積分器の制御信号を受けて制御弁に制
御指令信号を送る切替器と、同切替器に連絡して設けら
れた手動操作器とを有する制御装置において、前記比例
積分器の出力を受けて調整制御信号を前記切替器を介し
て前記制御弁に送る変化率制限器を付設してなることを
特徴とする手動切替え機能を有する制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9707396A JPH09282001A (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | 手動切替え機能を有する制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9707396A JPH09282001A (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | 手動切替え機能を有する制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09282001A true JPH09282001A (ja) | 1997-10-31 |
Family
ID=14182473
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9707396A Withdrawn JPH09282001A (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | 手動切替え機能を有する制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09282001A (ja) |
-
1996
- 1996-04-18 JP JP9707396A patent/JPH09282001A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030701 |