JP2655380B2 - バタフライ弁の主副弁操作装置 - Google Patents

バタフライ弁の主副弁操作装置

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JP2655380B2
JP2655380B2 JP15262192A JP15262192A JP2655380B2 JP 2655380 B2 JP2655380 B2 JP 2655380B2 JP 15262192 A JP15262192 A JP 15262192A JP 15262192 A JP15262192 A JP 15262192A JP 2655380 B2 JP2655380 B2 JP 2655380B2
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valve
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main valve
shaft
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明 大島
英二郎 橘
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Nippon Gear Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主弁体およびその中心
部の副弁体の開閉操作を1つの操作軸により連続して行
なうことができるバタフライ弁の主副弁操作装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来は、主弁体とその中心部の副弁体と
を1つの操作軸により開閉操作可能にして構成するバタ
フライ弁において、本出願人が既に出願した特願平2−
277246号に見られるように、カムによる送り機構
を介して1つの操作軸により主弁軸と副弁軸を回動操作
できることは知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うにカムによる送り機構を用いると、当然にブレーキ装
置が必要となり、構造も複雑となってコストアップにな
る、といった不具合を呈していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、そのような不
具合を解決し、主弁体とその中心部の副弁体とを有効に
開閉操作可能とするものであり、そのため、主弁体とそ
の中心部の副弁体とを1つの操作軸により開閉操作可能
にして構成するバタフライ弁において、同一軸心にした
前記主弁体の主弁軸および前記副弁体の副弁軸には同径
の主弁用ドライブギアおよび副弁用ドライブギアをそれ
ぞれ嵌着し、前記操作軸により回転させる回転軸には、
前記主弁用ドライブギアに間欠的に噛合する主弁用ドラ
イブピニオンと、該主弁用ドライブピ二オンと同径であ
って前記副弁用ドライブギアに常時、噛合する副弁用ド
ライブピニオンをそれぞれ嵌着し、前記回転軸の正転に
より副弁体を全開させてから主弁体を全開可能にすると
ともに、回転軸の逆転により主弁体を全閉させてから副
弁体を全閉可能に構成したものである。
【0005】また、主弁用ドライブギアおよび主弁用ド
ライブピニオンの外周一部には、相互に間欠的に噛合で
きる扇形ギヤ状の歯部および歯部をそれぞれ形成した
り、主弁用ドライブギアの歯部端に接近する外周の一部
には、主弁用ドライブピニオンの無歯円筒部が嵌合して
主弁体をセルフロックさせることができる歯部より低い
欠歯円筒部を形成して構成したものである。
【0006】
【作用】したがって、主弁体および副弁体が全閉の状態
から、操作軸を操作して回転軸を正転させると、先ず、
副弁用ドライブピニオンに、副弁用ドライブギアが噛合
して回転しながら副弁体が全開となり、その直後に主弁
用ドライブピニオンが主弁用ドライブギアに噛合して回
転しながら主弁体が全開となり、その状態から、回転軸
を逆転させると、先ず、主弁体が回動させられて全閉と
なり、その直後に副弁体が全閉となって、1本の操作軸
の正逆転により操作できることになり、また、主弁体が
流水に煽られたり不均衡な水圧荷重を受けても、主弁用
ドライブギアの欠歯円筒部に主弁用ドライブピニオンの
無歯円筒部が嵌合する状態になると、主弁体を有効にセ
ルフロックしておくことができる。
【0007】
【実施例】図2はバタフライ弁の正面図を示し、中心部
に小形の副弁体22を内蔵する主弁体21を弁箱23に
内装し、該弁箱23の上方には上方にケーシングカバー
19を被着したギアケーシング18からなる主副弁操作
装置24を装着し、前記主弁体21を回動させる筒形の
主弁軸8と、該主弁軸8に嵌挿されて前記副弁体22を
回動させる副弁軸9の上部を前記ギアケーシング18内
に延設し、また、前記ギアケーシング18内には前記両
軸8、9に平行となる回転軸7を軸架し、該回転軸7に
はウオームギア2をキー12を介して嵌着するとともに
略同径となる主弁用ドライブピニオン3および副弁用ド
ライブピニオン5をキー13および14を介してそれぞ
れ嵌着し、前記ウオームギア2に噛合するウオーム軸1
には主副弁操作装置24の上方に突出する1つの操作軸
25に伝動連結して、該操作軸25の正逆転駆動により
前記回転軸7が正逆転駆動されるように構成する。
【0008】前記主弁軸8の上方に延出する前記副弁軸
9の上端部には、前記副弁用ドライブピニオン5に常
時、噛合する副弁用ドライブギア6をキー16およびシ
ュパーリングなどよりなる調整リング17を介装して嵌
着するとともに、前記副弁用ドライブギア6の上方には
ポインターキャップ20を装着し、前記主弁軸8の上部
にはキー15を介してスプラインアダプタ10を嵌着す
るとともに、該スプラインアダプタ10に嵌着したドラ
イブスリーブ11の外周には、前記副弁用ドライブギア
6と略同径となって前記主弁用ドライブピニオン3に対
応する主弁用ドライブギア4を固定するが、該主弁用ド
ライブギア4の外周一部となる約90度の範囲には、図
5ないし図7に示すように、溝を挾んで上下に扇形ギア
状の歯部4a、4bをそれぞれ形成し、両歯部4a、4
bの一端側から僅かなθ角度の範囲となる外周部には歯
部4a、4bの歯底径に切り落として低くなる欠歯円筒
部4cを形成するとともに、下方側歯部4bの一端側に
は1歯の送り歯4b′を形成し、また、前記主弁用ドラ
イブピニオン3の外周一部となる約180度の範囲に
は、図5および図8に示すように、溝を挾んで上下に歯
部3a、3bをそれぞれ形成し、上方の歯部3aの両端
側に連なる外周には歯部3aと同じ高さになる無歯円筒
部3cを形成するとともに、下方の歯部3bの両端側に
連なる外周には歯部3bの歯底径に切り落した無歯円筒
部3dを形成して構成する。
【0009】したがって、主弁体21と副弁体22が全
閉している状態では、副弁用ドライブピニオン5と副弁
用ドライブギア6が噛合したままで、主弁用ドライブギ
ア4と主弁用ドライブピニオン3とは歯部が係合して居
らない状態になっており、その状態から操作軸25を開
の方向へ正転させると、まず、正転する副弁用ドライブ
ピニオン5により副弁用ドライブギア6が90度回動さ
せられて副弁体22が全開することになり、その間に、
図9の(A)に示す状態を経て主弁用ドライブピニオン
3のみが矢印方向に180度、回転して、図9の(B)
に示すように歯部3a、3bが歯部4a、4bに噛合す
ると、図9の(C)に示すように主弁用ドライブギア4
が90度ほど回動させられることになって、副弁体22
が全開のまま主弁体21が全開することになり、また、
その全開状態から操作軸25を閉じの方向へ逆転させる
と、副弁用ドライブギア6が逆転させられながら副弁体
22が閉じの方向へ回動させられるとともに、図9の
(D)に示す状態から主弁用ドライブピニオン3と主弁
用ドライブギア4が矢印方向へ回動して、図9の(E)
に示す状態にまで回動したところで主弁体21は全閉さ
れることになり、さらに、操作軸25が回動させられて
副弁体22が全閉させられると、主弁用ドライブピニオ
ン3が図9の(F)に示す状態を経て主弁用ドライブピ
ニオン3の無歯円筒部3cが主弁用ドライブギア4の欠
歯円筒部4c内に嵌合する状態となる。
【0010】そのような状態で、主弁体21が流水に煽
られたり不均衡な荷重がかかっても、主弁軸8に矢印
a′方向の回転が生じた場合には図5のbで示す部位で
抑制されるとともに、矢印b′方向の回転が生じた場合
には図5のaで示す部位で抑制され、主弁軸8の暴転を
防止できるよう有効にセルフロックできることになり、
また、副弁軸9の上部は介装の調整リング17を調節す
ることによって、主弁体21と副弁体22の開閉タイミ
ングを有効に調節できる。
【0011】
【発明の効果】このように本発明は、1つの操作軸25
を正逆いずれかの方向に回動させながら回転軸7の主弁
用ドライブピニオン3と副弁用ドライブビニオン5を回
転させると、副弁用ドライブピニオン5に常時、噛合す
る副弁用ドライブギヤ6が正逆いずれかの方向に回動し
て副弁体22を開閉させることができることになり、そ
の副弁体22が開かれた直後と閉じ方向に回動される際
には、主弁用ドライブピニオン3の歯部3a、3bが主
弁用ドライブギア4の歯部4a、4bに噛合することに
なって、主弁用ドライブギア4が正逆いずれかの方向に
回動しながら主弁体21が開閉されることになり、ま
た、主弁体21が流水に煽られたり不均衡な水圧荷重を
受けても、主弁用ドライブギア4の欠歯円筒部4cに主
弁用ドライブピニオン3の無歯円筒部3cが嵌合する状
態になると、主弁体21を有効にセルフロックしておく
ことができ、1つの操作軸25でもって主弁体21と副
弁体22とを作業性良く有効に開閉操作できることにな
り、しかも弁体のセルフロックもギア自体で有効に行な
うことができ、コストダウンも達成できるコンパクト構
造にして好適に実施できる特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の要部を示した正断面図である。
【図2】バタフライ弁を示した正面図である。
【図3】バタフライ弁を示した側面図である。
【図4】図1の一部を開放して示した平面図である。
【図5】図1の一部を概略示した平面図である。
【図6】主弁用ドライブギアの一部を示した平面図であ
る。
【図7】図6の一部を示した斜視図である。
【図8】主弁用ドライブピニオンの一部を示した斜視図
である。
【図9】主弁と副弁の両弁の全開から全閉に至る行程に
おける主弁ドライブピニオンギアと主弁ドライブギアと
の回動係合関係を示した説明図である。
【符号の説明】
1 ウオーム軸 2 ウオームギア 3 主弁用ドライブピニオン 3a、3b、4a、4b 歯部 3c 無歯円筒部 4c 欠歯円筒部 4 主弁用ドライブギア 5 副弁用ドライブピニオン 6 副弁用ドライブギア 7 回転軸 8 主弁軸 9 副弁軸 21 主弁体 22 副弁体 25 操作軸

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主弁体21とその中心部の副弁体22とを
    1つの操作軸25により開閉操作可能にして構成するバ
    タフライ弁において、同一軸心にした前記主弁体21の
    主弁軸8および前記副弁体22の副弁軸9には同径の
    弁用ドライブギア4および副弁用ドライブギア6をそれ
    ぞれ嵌着し、前記操作軸25により回転させる回転軸7
    には、前記主弁用ドライブギア4に間欠的に噛合する主
    弁用ドライブピニオン3と、該主弁用ドライブピニオン
    3と同径であって前記副弁用ドライブギア6に常時噛合
    する副弁用ドライブピニオン5をそれぞれ嵌着し、前記
    回転軸7の正転により副弁体22を全開させてから主弁
    体21を全開可能にするとともに、回転軸7の逆転によ
    り主弁体21を全閉させてから副弁体22を全閉可能に
    構成したことを特徴とする主副弁操作装置。
  2. 【請求項2】主弁用ドライブギア4および主弁用ドライ
    ブピニオン3の外周一部には相互に間欠的に噛合できる
    扇形ギヤ状の歯部4a、4bおよび歯部3a、3bをそ
    れぞれ形成してなる請求項1記載のバタフライ弁の主副
    弁操作装置。
  3. 【請求項3】主弁用ドライブギア4の歯部4a端に接近
    する外周の一部には、主弁用ドライブピニオン3の無歯
    円筒部3cが嵌合して主弁体21をセルフロックさせる
    ことができる歯部4aより低い欠歯円筒部4cを形成し
    てなる請求項2記載のバタフライ弁の主副弁操作装置。
JP15262192A 1992-05-19 1992-05-19 バタフライ弁の主副弁操作装置 Expired - Lifetime JP2655380B2 (ja)

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JPH0694156A JPH0694156A (ja) 1994-04-05
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