JPH0211223Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0211223Y2 JPH0211223Y2 JP20018785U JP20018785U JPH0211223Y2 JP H0211223 Y2 JPH0211223 Y2 JP H0211223Y2 JP 20018785 U JP20018785 U JP 20018785U JP 20018785 U JP20018785 U JP 20018785U JP H0211223 Y2 JPH0211223 Y2 JP H0211223Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pinion
- sector gear
- inner case
- intermediate gear
- gear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Passenger Equipment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は自動車用灰皿の改良に関する。
(従来技術)
従来、第3図に示すように、車体側に取付けら
れるアウターケース1と、このアウターケース1
に対して開閉自在に支軸4で軸承されるインナー
ケース2と、インナーケース2を開方向に付勢す
るばね部材(不図示)と、インナーケース2をば
ね力に抗して閉位置に係止する係止手段を備えた
自動車用灰皿において、アウターケース1にオイ
ルダンパ3を駆動するピニオン(不図示)が設け
られ、インナーケース2に、上記ピニオンを回転
させるセクターギヤ5が設けられていて、インナ
ーケース2の開時にセクターギヤ5でピニオンを
回転させることにより、オイルダンパ3の抵抗で
インナーケース2の開き速度を調整するようにし
たものが提案されている(特公昭58−10071号公
報参照)。
れるアウターケース1と、このアウターケース1
に対して開閉自在に支軸4で軸承されるインナー
ケース2と、インナーケース2を開方向に付勢す
るばね部材(不図示)と、インナーケース2をば
ね力に抗して閉位置に係止する係止手段を備えた
自動車用灰皿において、アウターケース1にオイ
ルダンパ3を駆動するピニオン(不図示)が設け
られ、インナーケース2に、上記ピニオンを回転
させるセクターギヤ5が設けられていて、インナ
ーケース2の開時にセクターギヤ5でピニオンを
回転させることにより、オイルダンパ3の抵抗で
インナーケース2の開き速度を調整するようにし
たものが提案されている(特公昭58−10071号公
報参照)。
ところが、冬期等で気温が低い時にはオイルダ
ンパ3のオイル粘性が高まるので、とくにインナ
ーケース2をばね力に抗して閉じる時の操作力が
高くなり、操作フイーリングが悪くなるという問
題があつた。
ンパ3のオイル粘性が高まるので、とくにインナ
ーケース2をばね力に抗して閉じる時の操作力が
高くなり、操作フイーリングが悪くなるという問
題があつた。
(考案の目的)
本考案の目的は、冬期等においてもインナーケ
ースの閉時の操作フイーリングを向上させること
である。
ースの閉時の操作フイーリングを向上させること
である。
(考案の構成)
このため本考案は、アウターケースに、ピニオ
ンに噛合する中間ギヤが設けられ、該中間ギヤ
は、セクターギヤに噛み合う位置と、セクターギ
ヤとの噛み合いが外れる位置とにピニオンの回り
を遊星回転運動可能にガイドされて、噛合位置に
ばねで付勢され、セクターギヤの閉方向移動に押
されて非噛合位置に変位するようになつているこ
とを特徴とするものである。
ンに噛合する中間ギヤが設けられ、該中間ギヤ
は、セクターギヤに噛み合う位置と、セクターギ
ヤとの噛み合いが外れる位置とにピニオンの回り
を遊星回転運動可能にガイドされて、噛合位置に
ばねで付勢され、セクターギヤの閉方向移動に押
されて非噛合位置に変位するようになつているこ
とを特徴とするものである。
(考案の効果)
本考案によれば、インナーケースの開時は、セ
クターギヤにより中間ギヤを介してピニオンが回
転され、オイルダンパによりインナーケースの開
き速度が調整される一方、インナーケースの閉時
は、セクターギヤに押されて中間ギヤが非噛合位
置に変位するから、中間ギヤとピニオンが回転さ
れなくなり、オイルダンパが作用しないので、オ
イルダンパのオイル粘性が高まる冬期でもインナ
ーケースの操作力が軽くなり、操作フイーリング
が向上するようになる。
クターギヤにより中間ギヤを介してピニオンが回
転され、オイルダンパによりインナーケースの開
き速度が調整される一方、インナーケースの閉時
は、セクターギヤに押されて中間ギヤが非噛合位
置に変位するから、中間ギヤとピニオンが回転さ
れなくなり、オイルダンパが作用しないので、オ
イルダンパのオイル粘性が高まる冬期でもインナ
ーケースの操作力が軽くなり、操作フイーリング
が向上するようになる。
(実施例)
以下、本考案の実施例を添付図面について詳細
に説明する。なお、第3図と同一構成の箇所は同
一番号を付して説明は省略する。
に説明する。なお、第3図と同一構成の箇所は同
一番号を付して説明は省略する。
第1図及び第2図に示すように、アウターケー
ス1に取付けられた基板10に、オイルダンパ3
とピニオン11が取付けられている。インナーケ
ース2には、支軸4を中心とするセクターギヤ5
が取付けられている。
ス1に取付けられた基板10に、オイルダンパ3
とピニオン11が取付けられている。インナーケ
ース2には、支軸4を中心とするセクターギヤ5
が取付けられている。
上記ピニオン11とセクターギヤ5とは直接噛
み合つていない。
み合つていない。
上記アウターケース1側の基板10には、ピニ
オン11の回転軸11aを半径とする円弧状のガ
イド溝12が形成され、該ガイド溝12に、ピニ
オン11に噛合する中間ギヤ13の回転軸13a
が嵌合されている。
オン11の回転軸11aを半径とする円弧状のガ
イド溝12が形成され、該ガイド溝12に、ピニ
オン11に噛合する中間ギヤ13の回転軸13a
が嵌合されている。
そして、中間ギヤ13は、ガイド溝12の上部
側にガイドされてセクターギヤ5に噛み合う位置
a(第1図参照)と、ガイド溝12の下部側にガ
イドされてセクターギヤ5との噛み合いが外れる
位置b(第2図参照)とに、ピニオン11の回り
を遊星回転運動するようになる。
側にガイドされてセクターギヤ5に噛み合う位置
a(第1図参照)と、ガイド溝12の下部側にガ
イドされてセクターギヤ5との噛み合いが外れる
位置b(第2図参照)とに、ピニオン11の回り
を遊星回転運動するようになる。
上記中間ギヤ13は、ばね部材(不図示)によ
り、噛合位置aに定位するよう付勢されている。
り、噛合位置aに定位するよう付勢されている。
上記のような構成であれば、インナーケース2
の開時は、セクターギヤ5の開き方向Aの回転に
より、噛合位置aにある中間ギヤ13を介してピ
ニオン11が回転され、オイルダンパ3により、
インナーケース2の開き速度が調整される。
の開時は、セクターギヤ5の開き方向Aの回転に
より、噛合位置aにある中間ギヤ13を介してピ
ニオン11が回転され、オイルダンパ3により、
インナーケース2の開き速度が調整される。
一方、インナーケース2の閉時は、セクターギ
ヤ5の閉じ方向Bの回転により、中間ギヤ13は
セクターギヤ5で押され、ガイド溝12でガイド
されて非噛合位置bに逃げるように遊星回転運動
するので、セクターギヤ5と中間ギヤ13の噛み
合いが外れ、中間ギヤ13とピニオン11が回転
されなくなるから、オイルダンパ3が作用しなく
なる。
ヤ5の閉じ方向Bの回転により、中間ギヤ13は
セクターギヤ5で押され、ガイド溝12でガイド
されて非噛合位置bに逃げるように遊星回転運動
するので、セクターギヤ5と中間ギヤ13の噛み
合いが外れ、中間ギヤ13とピニオン11が回転
されなくなるから、オイルダンパ3が作用しなく
なる。
従つて、冬期等でオイルダンパ3のオイル粘性
が高くなつていても、インナーケース2の閉時の
操作力は軽くなるので、操作フイーリングが向上
するのである。
が高くなつていても、インナーケース2の閉時の
操作力は軽くなるので、操作フイーリングが向上
するのである。
第1図は本考案に係る自動車用灰皿のインナー
ケース開時の中間ギヤの状態を示す正面図、第2
図は第1図のインナーケース閉時の中間ギヤの状
態を示す正面図、第3図は従来の自動車用灰皿の
斜視図である。 1……アウターケース、2……インナーケー
ス、3……オイルダンパ、5……セクターギヤ、
11……ピニオン、12……ガイド溝、13……
中間ギヤ、a……噛合位置、b……非噛合位置。
ケース開時の中間ギヤの状態を示す正面図、第2
図は第1図のインナーケース閉時の中間ギヤの状
態を示す正面図、第3図は従来の自動車用灰皿の
斜視図である。 1……アウターケース、2……インナーケー
ス、3……オイルダンパ、5……セクターギヤ、
11……ピニオン、12……ガイド溝、13……
中間ギヤ、a……噛合位置、b……非噛合位置。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 アウターケースに、オイルダンパを駆動するピ
ニオンが設けられ、該アウターケースに開閉自在
に軸承されるインナーケースに、上記ピニオンを
回転させるセクターギヤが設けられた自動車用灰
皿において、 上記アウターケースに、ピニオンに噛合する中
間ギヤが設けられ、該中間ギヤは、セクターギヤ
に噛み合う位置と、セクターギヤとの噛み合いが
外れる位置とにピニオンの回りを遊星回転運動可
能にガイドされて、噛合位置にばねで付勢され、
セクターギヤの閉方向移動に押されて非噛合位置
に変位するようになつていることを特徴とする自
動車用灰皿。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20018785U JPH0211223Y2 (ja) | 1985-12-25 | 1985-12-25 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20018785U JPH0211223Y2 (ja) | 1985-12-25 | 1985-12-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62105840U JPS62105840U (ja) | 1987-07-06 |
JPH0211223Y2 true JPH0211223Y2 (ja) | 1990-03-20 |
Family
ID=31162468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20018785U Expired JPH0211223Y2 (ja) | 1985-12-25 | 1985-12-25 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0211223Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0721404Y2 (ja) * | 1989-12-14 | 1995-05-17 | 小島プレス工業株式会社 | ドア開閉式収納体装置 |
-
1985
- 1985-12-25 JP JP20018785U patent/JPH0211223Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62105840U (ja) | 1987-07-06 |
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