JP2535400Y2 - 遊星歯車式バルブ駆動装置 - Google Patents

遊星歯車式バルブ駆動装置

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JP2535400Y2
JP2535400Y2 JP1992080782U JP8078292U JP2535400Y2 JP 2535400 Y2 JP2535400 Y2 JP 2535400Y2 JP 1992080782 U JP1992080782 U JP 1992080782U JP 8078292 U JP8078292 U JP 8078292U JP 2535400 Y2 JP2535400 Y2 JP 2535400Y2
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利治 田中
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株式会社巴技術研究所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、バタフライ弁等の回転
式バルブの弁体の駆動装置に関し、特に遊星歯車を用い
た手動式駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の手動式遊星歯車駆動装置は、ハン
ドルによって駆動される偏芯軸に、大径部と小径部とか
らなる遊星歯車を回転自在に支持して設け、該遊星歯車
を、静止体内面及び出力軸内面にそれぞれ形成された両
内歯車と噛み合う外歯車を大径部と小径部にそれぞれ形
成して構成しており、運転時、ハンドルによって駆動さ
れる上記偏芯軸の回転によって、遊星歯車を静止体内面
及び出力軸内面の両内歯車に沿って自転しながら公転さ
せる間に、両系統の噛み合い歯数比(差)に応じて出力
軸を減速回転させるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記した従来の遊星歯
車式バルブ駆動装置では、遊星歯車の大径部の外歯車と
噛み合う静止体内面に形成される内歯車は、本体そのも
のにではなく、本体に取付けられる別部材に形成されて
いたため、部品点数が多くなるばかりでなく、該内歯車
を本体内部に取付けるための組立工程数がふえるという
問題点があった。
【0004】本考案は、組立時間及び部品点数が少なく
て済み、且つ制御を容易にした遊星歯車式バルブ駆動装
置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案は、遊星歯車を用いて出力軸を減速させる
ようにしたバルブ駆動装置において、ハンドルによって
駆動される偏芯軸に、本体内面及び出力軸内面にそれぞ
れ一体成形された両内歯車と噛み合う外歯車を大径部と
小径部にそれぞれ形成した遊星歯車を、回転自在に支持
して設け、ハンドルの回転方向と同方向に減速して出力
軸に伝えるようにしたことを特徴としている。
【0006】
【作用】本考案は上記のように構成されているので、運
転時、ハンドルによって偏芯軸を回転させると、該偏芯
軸に回動自在に支持された大径部と小径部とからなる遊
星歯車が、本体内面及び出力軸内面にそれぞれ一体成形
された内歯車と噛み合いながら自転及び公転する間に、
上記出力軸にハンドルの回転方向と同方向の減速した出
力を発生させる。
【0007】上記のように、遊星歯車の大径部の外歯車
と噛み合う静止体の内歯車を、特に本体の内面に一体成
形して設けているので、部品点数及び組立時間が少なく
て済み、更に4枚の歯車の組合わせによる動力伝達で、
ハンドルの回転方向と最終出力軸の回転方向とが同一に
なるので、制御が容易に行われる。
【0008】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面と共に説明す
る。図1は、本考案の一実施例を示す断面図である。図
において、固定された本体1のほぼ中央部を貫通して上
部小径部2aと下部大径部2bとからなる出力軸2が設
けられており、該出力軸2の上部小径部2aには、下部
が偏芯された偏芯軸3が回動自在に嵌合支持され、該偏
芯軸3の上の小径部3aには、ハンドル4が嵌着して
固定され、下の偏芯部3bには、上半部の大径部5a
と下半部の小径部5bとからなる遊星歯車5が、回動自
在に嵌合して取付けられている。
【0009】上記遊星歯車5の上半部の大径部5aに
は、外歯車(平歯車)5cが形成され、該外歯車5c
は、本体1の内面に一体成形された内歯車1aと偏芯状
態で噛み合いながら、該内歯車1aの周りを自転しなが
ら公転するようになっており、また、該遊星歯車5の下
半部の小径部5bには、外歯車(平歯車)5dが形成さ
れ、前記出力軸2の下部に形成された大径部2b内面の
内歯車2cと偏芯状態で噛み合いながら、該内歯車2c
の周りを自転しながら公転するようになっている。この
際、該遊星歯車5は、上記したように偏芯軸3の下部偏
芯部3bによって固定された本体1内面の内歯車1aの
周りを自転しながら公転されているので、該自転と公転
に規制されながら遊星歯車5の大径部の外歯車5cと小
径部の5d及びそれと噛み合う本体1の内歯車1aと出
力軸2の内歯車2cの歯数比(差)に応じて、出力軸2
がハンドル4の回転方向と同方向に減速して回転される
ようになっている。
【0010】なお、図中、6は出力軸2の上端に固定さ
れたインジケータ、7はバルブ本体の駆動部取付フラン
ジに相当するベースであり、ボルト8によって本体1に
固定される。3Aは、偏芯軸3の下部偏芯部3bの外径
の中心軸線、従って遊星歯車5の内径の中心軸線であ
り、4Aはハンドル4の中心軸線であり、出力軸2の中
心軸と一致する。
【0011】次に、作用について説明すると、図示しな
い弁体の開度を変更したいときは、出力軸2の下端開口
部に、弁棒9を嵌入して接続し、ハンドル4を回転する
と、該ハンドル4に固定された偏芯軸3は一体になって
回転し、該偏芯軸3下端の偏芯部3bに嵌合された遊星
歯車5を、その上部大径部5aの外歯車5cによって本
体1の内歯車1aと噛み合いながらその周りを自転しな
がら公転させる。
【0012】上記遊星歯車5の自転、公転に伴い、該遊
星歯車5の下部小径部5bも一体となって出力軸2の下
部大径部2bの内面に沿って内歯車2cと噛み合いなが
ら自転、公転しようとする。これに伴い、該遊星歯車5
の上部大径部5aの外歯車5c及び下部小径部5bの外
歯車5dと、内歯車1a及び2cとの噛み合う歯数比
(差)に応じて、ハンドル4の回転方向と同方向に減速
されて出力軸2が回転する。上記出力軸2の回転に伴
い、頂部に取付けられたインジケータ6が回転して、ハ
ンドル4の回転数に応じた回転角度が外部に表示され
る。
【0013】この実施例によれば、遊星歯車5の大径部
5aの外歯車5cと噛み合う静止体の内歯車1aを、特
に本体1の内面に一体成形しているので、部品点数及び
組立時間が少なくて済み、更に4枚の歯車1a,2c,
5c,5dの組合わせによる動力伝達で、ハンドル4の
回転方向と最終出力軸の回転方向とが同一になるので、
制御が容易に行われる。
【0014】また、この際、ハンドル4の回転による出
力軸2の減速回転時のトルクは、本体1の内歯車1aに
直接働くことになるが、該本体1は、ボルト8を介して
取付けられるベース7の下面に、ボルト10を介して取
付けるバルブ本体の駆動部取付フランジ11に固定され
ているので、上記動力の伝達は確実に行われる。また、
上記ベース7を交換することにより、バルブ本体の駆動
部取付フランジ11の種々のサイズに対応させることが
可能となる。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
固定された本体のほぼ中央部を貫通して上部小径部と下
部大径部とからなる出力軸を設け、該出力軸の上部小径
部に、ハンドルによって駆動され且つ下部が偏芯された
偏芯軸を嵌合支持し、該偏芯軸の下部偏芯部に、本体内
面及び出力軸の下部大径部の内面にそれぞれ形成された
両内歯車と噛み合う外歯車を大径部と小径部にそれぞれ
形成した遊星歯車を、回転自在に支持して設け、上記固
定された本体内面に形成される内歯車と本体とを一体成
形し、且つ出力軸内面に内歯車を一体成形し、ハンドル
の回転方向と同方向に減速して出力軸に伝えるようにし
たことにより、部品点数及び組立時間が少なくて済み、
更に4枚の歯車の組合わせによる動力伝達で、ハンドル
の回転方向と最終出力軸の回転方向とが同一になるの
で、制御が容易に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す遊星歯車式バルブ駆動
装置の断面図である。
【符号の説明】
1 本体 1a 内歯車 2 出力軸 2a 上部小径部 2b 下部大径部 2c 内歯車 3 偏芯軸 3b 下部偏芯部 4 ハンドル 5 遊星歯車 5a 上部大径部 5b 下部小径部 5c,5d 外歯車 6 インジケータ 7 ベース 8 ボルト 9 弁棒

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊星歯車を用いて出力軸を減速させるよ
    うにしたバルブ駆動装置において、固定された本体のほ
    ぼ中央部を貫通して上部小径部と下部大径部とからなる
    出力軸を設け、該出力軸の上部小径部に、ハンドルによ
    って駆動され且つ下部が偏芯された偏芯軸を嵌合支持
    し、該偏芯軸の下部偏芯部に、本体内面及び出力軸の
    部大径部の内面にそれぞれ形成された両内歯車と噛み合
    う外歯車を大径部と小径部にそれぞれ形成した遊星歯車
    を、回転自在に支持して設け、上記固定された本体内面
    に形成される内歯車と本体とを一体成形し、且つ出力軸
    内面に内歯車を一体成形し、ハンドルの回転方向と同方
    向に減速して出力軸に伝えるようにしたことを特徴とす
    る遊星歯車式バルブ駆動装置。
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JPS63606A (ja) * 1986-06-02 1988-01-05 シーメンス、アクチエンゲゼルシヤフト 調節器具の複動形回転駆動装置

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