JPH09317937A - ロック機構付き遊星ギア減速機およびそれを備えたバルブ - Google Patents

ロック機構付き遊星ギア減速機およびそれを備えたバルブ

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JPH09317937A
JPH09317937A JP13402196A JP13402196A JPH09317937A JP H09317937 A JPH09317937 A JP H09317937A JP 13402196 A JP13402196 A JP 13402196A JP 13402196 A JP13402196 A JP 13402196A JP H09317937 A JPH09317937 A JP H09317937A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock
planetary gear
input shaft
fitted
cap
Prior art date
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Pending
Application number
JP13402196A
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English (en)
Inventor
Ryozo Yamamoto
良三 山本
Teruhisa Saji
照久 佐治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH09317937A publication Critical patent/JPH09317937A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロック性能を有する遊星ギア減速機を提供す
る。 【解決手段】 固定部材をなすカバー24に、入力軸2
6aに外嵌して設けたキャップ28に対向するロック金
具38を設け、このロック金具38に支承してロックボ
ルト39を設ける。キャップ28の軸周方向適当位置
に、ロックボルト39が嵌入する複数のロック孔40を
設ける。入力軸26aがいずれの回転位置にあるとき
も、ロックボルト39をその近傍に位置するロック孔4
0へ嵌入させることによって、入力軸26aをカバー2
4にロックできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロック機構付き遊
星ギア減速機およびそれを備えたバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば実願平7−38857に開示さ
れたバルブ用の遊星ギア減速機においては、図3〜図4
に示すように、キャップ1を介して入力サンギヤ2に加
える駆動力を、第1プラネタリギヤ3と、ケース4に固
定したインターナルギヤ5と、サンギヤ6と、第2プラ
ネタリギヤ7とを介して出力軸キャリア8に伝達し、出
力軸キャリア8の軸孔に内嵌するバルブの操作棒を上述
の歯車列において構成する減速比をもって回転させてい
る。
【0003】そして、入力サンギヤ2の入力軸2aに外
嵌して回転自在に設けたメモリキャリア9を出力軸キャ
リア8と一体的に回転するように連結し、メモリキャリ
ア9に開度指針10を固定するとともに、開度目盛り1
1を形成したカバー12をケース4に固定していて、開
閉操作に伴いメモリキャリア9と一体に回転する開度指
針10によって開度目盛り11を指し示すことによりバ
ルブの開度を示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来の遊星ギア減速機は、一般に効率が高いも
のの、セルフロック性能を有しておらず、出力軸側から
回転トルクを与えられたときに入力軸が回転してしま
う。
【0005】そのため、バタフライ弁やボール弁のよう
な、中間開度で流体によりアンバランストルクが発生す
るバルブに遊星ギア減速機を使用するのは困難であり、
このような弁には、セルフロック性能のあるウォームギ
ア減速機や、遊星ギア類似減速機のような、効率の低い
減速機を使用しているのが現状である。
【0006】本発明は上記問題を解決するもので、ロッ
ク性能を有する遊星ギア減速機を提供することを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明のロック機構付き遊星ギア減速機は、入力軸
と出力軸の間に適当な減速比をなす主動力伝達系を介装
した遊星ギア減速機において、固定部材をなすケーシン
グに、前記入力軸に外嵌して設けたキャップに対向する
ロック金具を設け、このロック金具に支承してロックボ
ルトを設けるとともに、前記キャップの軸周方向適当位
置に、前記ロックボルトが嵌入する複数のロック孔を設
けて、ロック孔へのロックボルトの嵌入により、ロック
金具を介して入力軸をケーシングにロックするように構
成したものである。
【0008】上記した構成によれば、入力軸がいずれの
回転位置にあるときも、ロックボルトをその近傍に位置
するロック孔へ嵌入させることによって、入力軸をケー
シングにロックすることができ、出力軸側に回転トルク
が与えられたときの入力軸の回転を抑止できる。
【0009】このような遊星ギア減速機を備えたバルブ
は、所定の中間開度に維持可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1〜図2において、バルブ用遊
星ギア減速機21(符号は装置全体を指す)は図3〜図
4に示した従来のものとほぼ同様の構成を有しており、
ケース22はバルブの弁箱(図示せず)に固定するもの
である。
【0011】ケース22の上部にインターナルギヤ23
を固定するとともに、インターナルギヤ23の上部にカ
バー24を固定ボルト25で固定しており、インターナ
ルギヤ23は内周面に第1インターナルギヤ23aと第
2インターナルギヤ23bを有している。カバー24は
入力軸サンギヤ26の入力軸26aに外嵌する開度指針
キャリア27を回転自在に支承しており、開度指針キャ
リア27は入力軸26aを回転自在に支承している。入
力軸26aにはキャップ28をシャーピン28aによっ
て固定している。このキャップ28は操作ハンドル(図
示せず)に係合する頭部28bを有している。
【0012】入力軸サンギヤ26の下方にはサンギヤ2
9を入力軸サンギヤ26の軸心と同心状に、かつ回転自
在に配置しており、サンギヤ29は第1プラネタリギヤ
30を第1ギヤ軸31によって回転自在に支承してい
る。この第1プラネタリギヤ30は入力軸サンギヤ26
に噛合するとともに、第1インターナルギヤ23aに噛
合しており、第1ギヤ軸31の一端は入力軸26aに回
転自在に嵌合する第1開度ギヤ32に連結させている。
【0013】ケース22内には出力軸キャリア33を回
転自在に配置しており、出力軸キャリア33には出力軸
をなすバルブの弁棒に嵌合する軸孔33aを形成してい
る。出力軸キャリア33は第2プラネタリギヤ34を第
2ギヤ軸35によって回転自在に支承しており、第2プ
ラネタリギヤ34はサンギヤ29に噛合するとともに、
第2インターナルギヤ23bに噛合している。
【0014】したがって、入力軸サンギヤ26と第1プ
ラネタリギヤ30と第1インターナルギヤ23aと第2
インターナルギヤ23bとサンギヤ29と第2プラネタ
リギヤ34と出力軸キャリア33からなる歯車列は適当
な減速比Rをなし、入力軸26aと出力軸(バルブの弁
棒)の間に主動力伝達系を形成している。
【0015】一方、カバー24の上面には開度目盛り3
6を設けており、開度目盛り36を指示する開度指針3
7を開度指針キャリア27に固定してカバー24の上方
に配置している。
【0016】また、カバー24の上面周縁部に前述の固
定ボルト25により固定して、入力軸26aをロックす
るロック金具38を設けている。ロック金具38は、端
部38aがキャップ28に対向するように配置してお
り、その端部38aに形成したねじ穴38bにロックボ
ルト39をキャップ28に対して出退自在に支承してい
る。キャップ28の軸周方向適当位置には、ロックボル
ト39が嵌入する複数個、ここでは6個のロック孔40
を設けている。
【0017】以下、上記構成における作用を説明する。
バルブを開閉する際には、キャップ28を操作ハンドル
(図示せず)により回転させて、入力軸26aとともに
入力軸サンギヤ26を回転させ、それにより、入力軸サ
ンギヤ26に加えた回転力を、主動力伝達系を介して出
力軸キャリア33(出力軸)に伝え、所定の減速比Rを
もって出力軸(図示せず)を回転させて、バルブの弁体
を所定の開度に開動(または閉動)させる。
【0018】そして、弁体の開度が中間開度である場合
は、ロックボルト39を締めてその先端を近傍に位置す
るロック孔40へ嵌入させることにより、入力軸をキャ
ップ28,ロック金具38を介してカバー24にロック
し、流体より出力軸に与えられる回転トルクによる入力
軸の回転を抑止する。
【0019】この状態よりバルブを開閉する際は、ロッ
クボルト39をゆるめてロック孔40より退出させたう
えで、上記と同様の操作を行う。このようなロック機構
によれば、たとえばバルブの全開−全閉(90度)のキ
ャップ回転数が4.3回転である遊星ギア減速機におい
て、キャップに6個のロック孔を等間隔で設けた場合、
ロックできる開度スパンは、約3.5度(90/(4.
3×6))となるので、充分実用的である。
【0020】なお、上記した構成において、ロックボル
ト39に代えてロックピンを設けてもよく、またロック
金具38をカバー24に一体に形成してもよい。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ロック金
具という部品を追加するだけで遊星ギア減速機にロック
機構を付加でき、ロック金具自体はシンプルな形状なの
で安価に製作できる。このようなロック機構を有しかつ
効率の高い遊星ギア減速機は、適用範囲が大きく、バタ
フライ弁やボール弁に設けた場合は、所定の中間開度に
維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における遊星ギア減速機の
断面図である。
【図2】同実施形態における遊星ギア減速機の平面図で
ある。
【図3】従来の遊星ギア減速機の断面図である。
【図4】従来の遊星ギア減速機の平面図である。
【符号の説明】
21 遊星ギア減速機 24 カバー(ケーシング) 28 キャップ 38 ロック金具 39 ロックボルト 40 ロック孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力軸と出力軸の間に適当な減速比をな
    す主動力伝達系を介装した遊星ギア減速機において、固
    定部材をなすケーシングに、前記入力軸に外嵌して設け
    たキャップに対向するロック金具を設け、このロック金
    具に支承してロックボルトを設けるとともに、前記キャ
    ップの軸周方向適当位置に、前記ロックボルトが嵌入す
    る複数のロック孔を設けて、ロック孔へのロックボルト
    の嵌入により、ロック金具を介して入力軸をケーシング
    にロックするように構成したことを特徴とするロック機
    構付き遊星ギア減速機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の遊星ギア減速機を備えた
    バルブ。
JP13402196A 1996-05-29 1996-05-29 ロック機構付き遊星ギア減速機およびそれを備えたバルブ Pending JPH09317937A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13402196A JPH09317937A (ja) 1996-05-29 1996-05-29 ロック機構付き遊星ギア減速機およびそれを備えたバルブ

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JP13402196A JPH09317937A (ja) 1996-05-29 1996-05-29 ロック機構付き遊星ギア減速機およびそれを備えたバルブ

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JPH09317937A true JPH09317937A (ja) 1997-12-12

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ID=15118533

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JP13402196A Pending JPH09317937A (ja) 1996-05-29 1996-05-29 ロック機構付き遊星ギア減速機およびそれを備えたバルブ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010073898A1 (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 アイシン精機株式会社 回転式バルブ装置

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010073898A1 (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 アイシン精機株式会社 回転式バルブ装置
JP4761174B2 (ja) * 2008-12-22 2011-08-31 アイシン精機株式会社 回転式バルブ装置
US8127793B2 (en) 2008-12-22 2012-03-06 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Rotary valve apparatus

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