JP2000028007A - 1つの操作軸による2軸回転装置 - Google Patents

1つの操作軸による2軸回転装置

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JP2000028007A
JP2000028007A JP10193115A JP19311598A JP2000028007A JP 2000028007 A JP2000028007 A JP 2000028007A JP 10193115 A JP10193115 A JP 10193115A JP 19311598 A JP19311598 A JP 19311598A JP 2000028007 A JP2000028007 A JP 2000028007A
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Hiroshi Fujiyama
大士 藤山
Genji Okada
愿二 岡田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作順序を考慮せず、単に、1つの操作軸の
回転方向を特定するだけで、自動的に適正な操作順序に
基づいて2軸を回転させることができる1つの操作軸に
よる2軸回転装置を提供する。 【解決手段】 1つの操作軸40を弁開方向R1に回転
させると、まず、副軸側ラック34の第1ラック歯38
により副軸側セクタピニオン32および軸14が回転し
て副弁体3を弁開する。ついで主軸側ラック33の第2
ラック歯39により主軸側セクタピニオン31および上
弁棒4が回転して主弁体2を弁開する。また、1つの操
作軸40を弁閉方向R2に回転させると、まず、主軸側
ラック33の第2ラック歯39により主軸側セクタピニ
オン31および上弁棒4が反転して主弁体2を弁閉す
る。ついで副軸側ラック34の第1ラック歯38により
副軸側セクタピニオン32および軸14が反転して副弁
体3を弁閉する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、副弁内蔵形バタフ
ライ弁の開閉装置などに好適な1つの操作軸による2軸
回転装置に関する。
【0002】
【従来の技術】副弁内蔵形バタフライ弁は、図8ないし
図10に示すように、弁箱1と、この弁箱1に開閉自在
に収容された主弁体2と、主弁体2に開閉自在に収容さ
れた副弁体3を備えている。主弁体2には上弁棒4と下
弁棒5が固着されている。上弁棒4は軸線C方向の貫通
孔6を設けた筒状のもので、弁箱1の上側軸支部7によ
って軸線Cまわりの回転自在、かつ気密に支持されて上
側軸支部7の上方に突出している。下弁棒5は弁箱1の
下側軸支部8によって軸線Cまわりの回転自在、かつ気
密に支持されており、上弁棒4および下弁棒5の軸線C
まわりの正逆方向の回転によって、主弁体2が弁箱1の
通路を開閉する。
【0003】副弁体3には上弁棒9と下弁棒10が固着
され、上弁棒9は主弁体2に設けた副弁箱11の上側軸
支部12によって軸線Cまわりの回転自在、かつ気密に
支持されて上側軸支部12の上方に突出している。下弁
棒10は副弁箱11の下側軸支部13によって軸線Cま
わりの回転自在、かつ気密に支持されている。
【0004】主弁体2の上弁棒4に設けた軸線C方向の
貫通孔6には、上端部を上弁棒4の上方に突出させた軸
14が軸線Cまわりの回転自在に挿通され、この軸14
の下端部と副弁体3の上弁棒9の上端部がカップリング
15を介して同時回転可能に互いに連結されている。
【0005】弁箱1における上側軸支部7にはスタンド
16を介して2軸回転装置17が載置される。2軸回転
装置17は、2つの操作軸18、19により、主弁体2
の上弁棒4と副弁体3側の軸14との2軸を回転させる
ためのもので、前記軸線Cと同心の軸線を有する第1ギ
ヤケース20と、この第1ギヤケース20の一側に取付
けられた第2ギヤケース21とを有し、第1ギヤケース
20の下端部がスタンド16に固定され、第1ギヤケー
ス20の上端開口部はカバー22によって着脱可能に閉
塞されている。
【0006】一方の操作軸18は、主弁体2の上弁棒4
を軸線Cまわりの正逆方向に回転させるためのもので、
図11および図12に示すように、第2ギヤケース21
の一端部に設けた軸支部23によって軸線C1まわりの
回転自在、かつ気密に支持されて軸支部23の上方に突
出しており、一方の操作軸18の軸線C1まわりの回転
は、ベベルピニオン24A、ベベルギヤ24B、ピニオ
ン24C、スパーギヤ24Dなどの歯車列24を介して
水平方向のウオーム軸25に伝達され、ウオーム軸25
の回転は該ウオーム軸25に設けたウオーム26を介し
て、軸線Cと同心の軸線を有するウオームホイール27
に伝達される。ウオームホイール27は第1ギヤケース
20とカバー22によって軸線Cまわりに回転自在に支
持されたホイールボス28に固着され、このホイールボ
ス28の中心孔28Aに主弁体2における上弁棒4の上
端部を嵌合して、たとえばキー(図示省略)により同時
回転可能に結合している。
【0007】他方の操作軸19は、軸14およびカップ
リング15を介して副弁体3の上弁棒9を軸線Cまわり
の正逆方向に回転させるためのもので、図12に示すよ
うに、カバー22の中心孔22Aを着脱可能に閉塞して
いるステムカバー29によって軸線Cまわりの回転自
在、かつ気密に支持されてステムカバー29の上方に突
出しており、他方の操作軸19に設けた軸線C方向の盲
貫孔30に軸14の上端部を嵌合して、たとえばテーパ
ピン(図示省略)により同時回転可能に結合されてい
る。
【0008】前記構成において、主弁体2と副弁体3が
全閉されている副弁内蔵形バタフライ弁の弁閉状態から
主弁体2と副弁体3とを全開した、副弁内蔵形バタフラ
イ弁の弁開状態を得る手順について説明する。
【0009】まず、他方の操作軸19を弁開方向(たと
えば、投影平面上で反時計まわり)に回転させる。この
回転は軸14とカップリング15を介して副弁体3の上
弁棒9に伝達され、該上弁棒9、副弁体3および下弁棒
10を同時に弁開方向に回転させて、副弁体3を全開す
ることができる。
【0010】副弁体3の全開によって、弁箱1の上流側
と下流側の差圧が小さくなった時点で、一方の操作軸1
8を弁開方向(たとえば、投影平面上で反時計まわり)
に回転させる。この回転はベベルピニオン24A、ベベ
ルギヤ24B、ピニオン24C、スパーギヤ24Dなど
の歯車列24→ウオーム軸25→ウオーム26→ウオー
ムホイール27→ホイールボス28の経路で主弁体2の
上弁棒4に伝達され、該上弁棒4、主弁体2および下弁
棒5を同時に弁開方向に回転させて、主弁体2を全開す
ることができる。
【0011】つぎに、主弁体2と副弁体3が全開されて
いる副弁内蔵形バタフライ弁の弁開状態から主弁体2と
副弁体3とを全閉した、副弁内蔵形バタフライ弁の弁閉
状態を得る手順について説明する。
【0012】まず、一方の操作軸18を弁閉方向(たと
えば、投影平面上で時計まわり)に回転させる。この回
転はベベルピニオン24A、ベベルギヤ24B、ピニオ
ン24C、スパーギヤ24Dなどの歯車列24→ウオー
ム軸25→ウオーム26→ウオームホイール27→ホイ
ールボス28の経路で主弁体2の上弁棒4に伝達され、
該上弁棒4、主弁体2および下弁棒5を同時に弁閉方向
に回転させて、主弁体2を全閉することができる。
【0013】主弁体2の全閉によって、弁箱1の上流側
から下流側への流体の通過を大幅に制限したのち、他方
の操作軸19を弁閉方向(たとえば、投影平面上で時計
まわり)に回転させる。この回転は軸14とカップリン
グ15を介して副弁体3の上弁棒9に伝達され、該上弁
棒9、副弁体3および下弁棒10を同時に弁閉方向に回
転させて、副弁体3を全閉状態することができる。
【0014】このように、副弁内蔵形バタフライ弁で
は、主弁体2と副弁体3の弁閉状態から弁開状態への操
作順序は、.他方の操作軸19の回転操作による副弁
体3の弁開、.一方の操作軸18の回転操作による主
弁体2の弁開によってなされ、主弁体2と副弁体3の弁
開状態から弁閉状態への操作順序は、.一方の操作軸
18の回転操作による主弁体2の弁閉、.他方の操作
軸19の回転操作による副弁体3の弁閉によってなされ
れる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このため、2つの操作
軸を有する従来の2軸回転装置では、主弁体と副弁体の
弁開と弁閉に際して、その都度、2つの操作軸を特定し
た順序で弁開または弁閉方向に回転操作しなければなら
ず、操作が煩わしい欠点を有しているとともに、操作順
序を誤ると弁開時および弁閉時の操作力が著しく増大し
て、スムーズな弁開と弁閉が妨げられる難点を有してい
る。
【0016】そこで、本発明は、操作順序を考慮するこ
となく、単に、1つの操作軸の回転方向を特定するだけ
で、自動的に適正な操作順序に基づいて2軸を回転させ
るようにして、操作を容易にするとともに操作順序の誤
りを避けることができる1つの操作軸による2軸回転装
置を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係る1つの操作軸による2軸回転装置は、
主軸と、この主軸の軸線に沿って該主軸に挿通された副
軸との2軸を、1つの操作軸の回転によって前記主軸の
軸線まわりに正逆方向のそれぞれに特定した順序で回転
させる2軸回転装置であって、前記主軸と同時回転可能
に設けられている主軸側ピニオンと、この主軸側ピニオ
ンに対向して前記副軸に同時回転可能に設けられている
副軸側ピニオンと、主軸側ピニオンに噛み合い可能な主
軸側ラックと、副軸側ピニオンに噛み合い可能で主軸側
ラックに固着された副軸側ラックと、主軸および副軸の
軸線に交差する軸線を有して回転自在に支持されている
とともに、前記主軸側ラックの進退移動方向に貫通して
設けた雌ねじ部に螺合する雄ねじを外周に設けた1つの
操作軸とを備え、この1つの操作軸の第1回転方向の回
転開始に伴って前記副軸側ピニオンを軸まわりに回転さ
せるとともに、第2回転方向の回転途中から回転終了時
にかけて副軸側ピニオンを軸まわりに反転させて元位置
に復帰させる第1ラック歯が前記副軸側ラックに設けら
れ、前記1つの操作軸の第1回転方向の回転途中から回
転終了時にかけて前記主軸側ピニオンを軸まわりに回転
させるとともに、第2回転方向の回転開始に伴って主軸
側ピニオンを軸まわりに反転させて元位置に復帰させる
第2ラック歯が前記主軸側ラックに設けられていること
を特徴としている。
【0018】本発明によれば、1つの操作軸を第1回転
方向に回転させることで、まず、副軸側ラックに設けた
第1ラック歯が副軸側ピニオンと噛合して、該副軸側ピ
ニオンを軸まわりに回転させる。ついで主軸側ラックに
設けた第2ラック歯が主軸側ピニオンと噛合して、該主
軸側ピニオンを軸まわりに回転させることができる。
【0019】一方、前記の状態において、1つの操作軸
を第2回転方向に回転させることで、まず、主軸側ラッ
クに設けた第2ラック歯が主軸側ピニオンと噛合して、
該主軸側ピニオンを軸まわりに反転して元位置に復帰さ
せる。ついで副軸側ラックに設けた第1ラック歯が副軸
側ピニオンと噛合して、該副軸側ピニオンを軸まわりに
反転して元位置に復帰させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて前記従来の技術と同様に副弁内蔵形バタフ
ライ弁の開閉装置に適用した形態で説明する。したがっ
て、弁箱1、主弁体2、副弁体3、上弁棒4,9、下弁
棒5,10、軸14などの構造は従来例と同一であるの
で、図示を省略し、かつ図8ないし図12の従来例と同
一もしくは相当部分には同一符号を付す。
【0021】図1は本発明の一実施の形態を示す主弁体
および副弁体の弁閉時の平面図、図2は副弁体のみが弁
開した状態の平面図、図3は図2のA−A線断面図、図
4は主弁体および副弁体の弁開時の平面図である。これ
らの図において、2軸回転装置17は、主軸側セクタピ
ニオン31と、副軸側セクタピニオン32と、主軸側セ
クタピニオンに噛み合い可能な主軸側ラック33と、副
軸側セクタピニオン32に噛み合い可能で主軸側ラック
33の上部に載置して固着された副軸側ラック34と、
上弁棒4および軸14の軸線に交差する軸線を有してケ
ーシング41に回転自在に支持されているとともに、外
周に雄ねじ40Aを設けた1つの操作軸40とを備えて
いる。
【0022】主軸側セクタピニオン31には、主弁体2
における上弁棒4の上端部を嵌合してキー35により同
時回転可能に互いに結合している。また、副軸側セクタ
ピニオン32には、軸14の上端部を嵌合してキー36
により同時回転可能に結合している。
【0023】主軸側ラック33には、進退移動方向に貫
通して雌ねじ部37,37が設けられ、これら雌ねじ部
37,37に雄ねじ40Aを螺合することで、1つの操
作軸40に主軸側ラック33が組付けられている。
【0024】副軸側ラック34には第1ラック歯38が
設けられている。この第1ラック歯38は、1つの操作
軸40を弁開方向R1に回転させた場合、この回転開始
に伴って副軸側セクタピニオン32に噛合し、該副軸側
セクタピニオン32を軸まわりに90度だけ回転させる
とともに、弁開方向R1の回転終了後において、1つの
操作軸40を弁閉方向R2に回転させた場合、弁閉方向
R2の回転途中から回転終了時にかけて副軸側セクタピ
ニオン32を軸まわりに90度反転させて元位置に復帰
させる。
【0025】主軸側ラック33には第2ラック歯39が
設けられている。この第2ラック歯39は、1つの操作
軸40を弁開方向R1に回転させた場合、弁開方向R1
の回転途中から回転終了時にかけて主軸側セクタピニオ
ン31に噛合し、該主軸側セクタピニオン31を軸まわ
りに90度だけ回転させるとともに、弁開方向R1の回
転終了後において、1つの操作軸40を弁閉方向R2に
回転させた場合、弁閉方向R2の回転開始に伴って主軸
側セクタピニオン31を軸まわりに90度反転させて元
位置に復帰させる。
【0026】前記構成において、主弁体2と副弁体3が
全閉している副弁内蔵形バタフライ弁の弁閉状態から主
弁体2と副弁体3とを全開する手順について説明する。
【0027】図1および図5に示す主弁体2と副弁体3
が全閉している状態では、主軸側ラック33の第2ラッ
ク歯39と主軸側セクタピニオン31は噛み合っていな
いので、主軸側ラック33におけるラック歯非形成面3
3Aと主軸側セクタピニオン31の歯部非形成面31A
が当接してセルフロック機能を発揮し、流体の負荷によ
る主弁体2の揺動を防止している。なお、副軸側セクタ
ピニオン32は副軸側ラック34の第1ラック歯38と
噛み合っているので、副弁体3は流体の負荷によって揺
動することはない。
【0028】この状態で1つの操作軸40を弁開方向R
1に回転させると、この回転は主軸側ラック33の前進
移動(図1の矢印X1)に変換され、主軸側ラック33
と副軸側ラック34は前進を開始する。これにより、ま
ず、副軸側ラック34に設けた第1ラック歯38により
副軸側セクタピニオン32および軸14を図2のように
軸まわりに90度回転させて、図6のように副弁体3を
弁開する。この場合、主軸側ラック33におけるラック
歯非形成面33Aと主軸側セクタピニオン31の歯部非
形成面31Aが当接してセルフロック機能を発揮し、流
体の負荷による主弁体2の揺動を防止するとともに、副
軸側ラック34におけるラック歯非形成面34Aと副軸
側セクタピニオン32の歯部非形成面32Aが当接して
セルフロック機能を発揮し、流体の負荷による副弁体3
の揺動を防止している。
【0029】図2および図6に示す副弁体3のみが弁開
している状態において、1つの操作軸40の弁開方向R
1の回転を継続すると、主軸側ラック33に設けた第2
ラック歯39が主軸側セクタピニオン31と噛合して、
該主軸側セクタピニオン31および上弁棒4を図4のよ
うに軸まわりに90度回転させて、図7のように主弁体
2を弁開する。
【0030】一方、図4および図7に示す主弁体2と副
弁体3が弁開している状態において、1つの操作軸40
を第閉方向R2に回転させると、この回転は主軸側ラッ
ク33の後退移動(図4の矢印X2)に変換され、主軸
側ラック33と副軸側ラック34は後退を開始する。こ
れにより、まず、主軸側ラック33に設けた第2ラック
歯39が主軸側セクタピニオン31と噛合して、該主軸
側セクタピニオン31および上弁棒4を軸まわりに90
度反転させて、図2および図6のように主弁体2のみを
弁閉し、ついで副軸側ラック34に設けた第1ラック歯
38が副軸側セクタピニオン32と噛合して、該副軸側
セクタピニオン32および軸14を軸まわりに90度反
転させて、図1および図5に示す元位置に復帰させるこ
とができる。
【0031】このように、主弁体2と副弁体3の開閉操
作順序を考慮することなく、1つの操作軸40の回転方
向を特定するだけで、自動的に開閉操作順序に基づいて
主弁体2の上弁棒4と軸14を介して副弁体3の上弁棒
9の2軸を回転させて、特定した順序で主弁体2と副弁
体3を開閉させることができるので、従来の2つの操作
軸を有する2軸回転装置のように、主弁体2と副弁体3
の弁開と弁閉に際して、その都度、2つの操作軸を特定
した順序で弁開または弁閉方向に回転させる煩雑な操作
が不要になって、容易に操作することができるととも
に、操作順序の誤りが生じることもない。
【0032】なお、前記実施の形態では、本発明に係る
1つの操作軸による2軸回転装置を副弁内蔵形バタフラ
イ弁の開閉装置に適用しているが、本発明の適用範囲は
副弁内蔵形バタフライ弁の開閉装置のみに限定されるも
のではなく、軸まわりに回転する2つの部材を特定した
順序で正方向および逆方向に回転させる装置に適用する
ことができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、主軸と
副軸との2軸の開閉操作順序を考慮することなく、1つ
の操作軸の回転方向を特定するだけで、自動的に適正な
開閉操作順序に基づいて2軸を回転させることができる
ので、従来の2つの操作軸を有する2軸回転装置のよう
に、2軸の回転に際して、その都度、2つの操作軸を特
定した順序で正方向または逆方向に回転させる煩雑な操
作が不要になって、容易に操作することができるととも
に、操作順序に誤りを生じないので、信頼性を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す主弁体および副弁
体の弁閉時の平面図である。
【図2】副弁体のみが弁開した状態の平面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】主弁体および副弁体の弁開時の平面図である。
【図5】主弁体および副弁体の弁閉状態を示す説明図で
ある。
【図6】副弁体のみの弁開状態を示す説明図である。
【図7】主弁体および副弁体の弁開状態を示す説明図で
ある。
【図8】副弁内蔵形バタフライ弁に適用した従来例の正
面図である。
【図9】図8の平面図である。
【図10】図8の側面図である。
【図11】図9のB−B線に沿う拡大断面図である。
【図12】図9のD−D線に沿う拡大断面図である。
【符号の説明】
4 上弁棒(主軸) 14 軸(副軸) 17 2軸回転装置 31 主軸側セクタピニオン(主軸側ピニオン) 32 副軸側セクタピニオン(副軸側ピニオン) 33 主軸側ラック 34 副軸側ラック 37 雌ねじ部 38 第1ラック歯 39 第2ラック歯 40 操作軸 40A 雄ねじ R1 弁開方向(第1回転方向) R2 弁閉方向(第2回転方向)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸と、この主軸の軸線に沿って該主軸
    に挿通された副軸との2軸を、1つの操作軸の回転によ
    って前記主軸の軸線まわりに正逆方向のそれぞれに特定
    した順序で回転させる2軸回転装置であって、 前記主軸と同時回転可能に設けられている主軸側ピニオ
    ンと、 この主軸側ピニオンに対向して前記副軸に同時回転可能
    に設けられている副軸側ピニオンと、 主軸側ピニオンに噛み合い可能な主軸側ラックと、 副軸側ピニオンに噛み合い可能で主軸側ラックに固着さ
    れた副軸側ラックと、 主軸および副軸の軸線に交差する軸線を有して回転自在
    に支持されているとともに、前記主軸側ラックの進退移
    動方向に貫通して設けた雌ねじ部に螺合する雄ねじを外
    周に設けた1つの操作軸とを備え、 この1つの操作軸の第1回転方向の回転開始に伴って前
    記副軸側ピニオンを軸まわりに回転させるとともに、第
    2回転方向の回転途中から回転終了時にかけて副軸側ピ
    ニオンを軸まわりに反転させて元位置に復帰させる第1
    ラック歯が前記副軸側ラックに設けられ、 前記1つの操作軸の第1回転方向の回転途中から回転終
    了時にかけて前記主軸側ピニオンを軸まわりに回転させ
    るとともに、第2回転方向の回転開始に伴って主軸側ピ
    ニオンを軸まわりに反転させて元位置に復帰させる第2
    ラック歯が前記主軸側ラックに設けられていることを特
    徴とする1つの操作軸による2軸回転装置。
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