JP2655156B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2655156B2 JP62281380A JP28138087A JP2655156B2 JP 2655156 B2 JP2655156 B2 JP 2655156B2 JP 62281380 A JP62281380 A JP 62281380A JP 28138087 A JP28138087 A JP 28138087A JP 2655156 B2 JP2655156 B2 JP 2655156B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、パチンコ遊技機やコイン遊技機等で代表さ
れる弾球遊技機に関し、詳しくは、打玉を遊技盤面に打
込んで遊技が行なわれる弾球遊技機に関する。
[従来の技術] この種の弾球遊技機において、従来から一般的に知ら
れているものに、たとえば、第12a図,第12b図および第
13a図,第13b図に示す可変入賞球装置が設けられたもの
があった。この可変入賞球装置416内には仕切部材470が
形成されており、その仕切部材470により、特定入賞口4
72と通常入賞口474a,474bが形成されていた。そして、
前記特定入賞口に入賞した特定入賞玉を特定入賞玉検出
装置476により検出す得るように構成するとともに、通
常入賞口474a,474bおよび特定入賞口472に入賞した全入
賞玉を全入賞玉集合通路478により1カ所に誘導して集
合させ、全入賞玉検出器480により検出していた。な
お、前記特定入賞玉装置476は、反射板494からの反射光
をフォトセンサ496で検出するという従来から周知の光
学的検出装置である。そして、開閉板454が開成して第
1の状態に変化している可変入賞球装置内へ進入した打
玉が、特定入賞口472に入賞して特定入賞玉検出装置476
で検出されれば、その検出出力に基づいて可変入賞球装
置を直ちにあるいは所定期間経過した後に第2の状態と
しその後再度第1の状態となるように繰返し継続制御
し、また、前記全入賞玉検出器480の検出出力に基づい
て可変入賞球装置内に入賞した打玉が所定個数(たとえ
ば10個)に達したと判断されれば、可変入賞球装置を第
2の状態に切換えるよう制御していた。
[発明が解決しようとする課題] ところが、この種従来の弾球遊技機においては、特定
入賞玉および複数の通常入賞口から入賞した通常入賞玉
がすべて1カ所に集合されて全入賞玉検出器480で検出
されるため、全入賞玉検出器480に過大な負担をかけて
検出不良が生じるおそれがあるばかりでなく、多くの入
賞玉の1カ所への集合に起因して玉詰まりが生じる欠点
があった。
また、この種の従来の弾球遊技機においては、遊技の
ギャンブル性を不当に高めるべくたとえば遊技場を運営
する者が全入賞玉検出器480で打玉が検出されないよう
に改造を行ない、前記所定個数以上の打玉を前記可変入
賞球装置内に入賞可能に仕向ける不正が行なわれること
があった。
本発明は係る実情に鑑み考え出されたものであり、そ
の目的は、検出器の負担を軽減し玉詰まりを極力防止す
るとともに不正行為を極力防止可能な弾球遊技機を提供
することである。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る弾球遊技機は、打玉を遊技領域に打込ん
で遊技が行なわれる弾球遊技機であって、 前記遊技領域に設けられ、遊技者にとって有利な第1
の状態と遊技者にとって不利な第2の状態とに変化可能
な可変入賞球装置と、 前記可変入賞球装置内に設けられ、打玉が入賞可能な
特定入賞領域および通常入賞領域と、 前記特定入賞領域への入賞玉のみを検出する特定入賞
玉検出手段と、 前記通常入賞領域への入賞玉のみを検出する通常入賞
玉検出手段と、 所定条件の成立により前記可変入賞球装置を第1の状
態にし、前記特定入賞玉検出手段と前記通常入賞玉検出
手段とにより検出された入賞玉の合計が所定個数となっ
た場合に、前記可変入賞球装置を第2の状態にし、前記
特定入賞玉検出手段で入賞玉が検出された場合に前記可
変入賞球装置を再度第1の状態に繰返継続制御する制御
手段と、 前記可変入賞球装置が第1の状態になってから所定期
間が経過したにもかかわらず、前記特定入賞玉検出手段
および前記通常入賞玉検出手段により入賞玉が1個も検
出されなかった場合に異常状態である旨を判定する異常
判定手段と、 該異常判定手段により異常状態である旨が判定された
場合に前記弾球遊技機を遊技不能状態にする遊技不能動
化手段と、 前記異常判定手段により異常状態である旨が判定され
た後において前記通常入賞玉検出手段により入賞玉が検
出された場合に、前記遊技不能動化手段による遊技不能
状態を解除する解除手段とを含むことを特徴とする。
[作用] 本発明によれば、可変入賞球装置内に、打玉が入賞可
能な特定入賞領域および通常入賞領域が設けられてお
り、特定入賞領域への入賞玉のみを検出する特定入賞玉
検出手段と、通常入賞領域への入賞玉のみを検出する通
常入賞玉検出手段とが設けられている。そして、制御手
段の働きにより、所定条件の成立により前記可変入賞球
装置が第1の状態に制御され、前記特定入賞玉検出手段
と前記通常入賞玉検出手段とにより検出された入賞玉の
合計が所定個数となった場合に前記可変入賞球装置が第
2の状態に制御され、前記可変入賞球装置の第1の状態
のときに前記特定入賞玉検出手段で入賞玉が検出された
場合に、前記第2の状態となっている可変入賞球装置が
再度第1の状態に繰返継続制御される。さらに、異常判
定手段の働きにより、前記可変入賞球装置が第1の状態
になってから所定期間が経過したにもかかわらず、前記
特定入賞玉検出手段および前記通常入賞玉検出手段によ
り入賞玉が1個も検出されなかった場合に異常状態であ
る旨が判定される。そして、遊技不能動化手段の働きに
より、前記異常判定手段により異常状態である旨が判定
された場合に前記弾球遊技機が遊技不能状態にされる。
さらに、解除手段の働きにより、前記異常判定手段によ
り異常状態である旨が判定された後において前記通常入
賞玉手段により入賞玉が検出された場合に、前記遊技不
能動化手段による遊技不能状態が解除される。
[発明の実施例] 次に、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。
本実施例では弾球遊技機の一例であるパチンコ遊技機
に基づいて説明するが、本願発明はこれに限らずコイン
遊技機等、玉を弾いて遊技を行なうものすべてを含む。
第1の実施例 第1図は弾球遊技機の一例であるパチンコ遊技機10を
示す全体正面図である。パチンコ遊技機10の遊技盤14に
は、そのほぼ中央位置に可変表示装置20が設けられてい
るとともに、その下方位置に可変入賞球装置16が配設さ
れている。また、遊技盤14には、複数の入賞装置26a,26
b,28a,28bが設けられているとともに、始動入賞口18a,1
8b,18cが設けられている。そして、この始動入賞口18a,
18b,18cのいずれかにパチンコ玉が入賞することによ
り、前記可変表示装置20の可変表示部22a,22b,22cが可
変表示を開始し、所定期間の経過またはその期間内にお
ける遊技者のストップスイッチ36の操作により停止する
よう制御される。なお、この可変表示部22a,22b,22c
は、常時可変表示しており、前記始動入賞口18a,18b,18
cのいずれかへのパチンコ玉の入賞により停止制御され
るよう構成してもよい。そして、この可変表示部22a,22
b,22cの停止した後の表示態様が予め定める組合わせ
(たとえば777)となった場合に、前記可変入賞球装置1
6の開閉板54を開成させる大当り制御が行なわれる。こ
の開閉板54の開成は、後述するように、所定時間(たと
えば30秒間)の経過または打玉の所定個数(たとえば10
個)の入賞のうちいずれか早い方の条件が成立すること
により終了し、開閉板54が閉成されるよう制御される。
この可変入賞球装置16内へのパチンコ玉の入賞個数がデ
ィジタル表示器86により表示される。なお、前記可変表
示装置20は、可変表示部が1つのみまたは2つのものま
たは4つ以上設けられているものでもよい。
図中、32は前面枠12に設けられているランプであり、
大当り状態や後述するように不正行為の発生等異常事態
を知らせるためのものである。また、図中34はスピーカ
であり効果音の発生や不正行為の発生に伴う警報音の発
生を行なうためのものである。また30a,30bは各種遊技
状態に応じて点灯または点滅するランプである。24はデ
ィジタル表示器であり、後述する可変入賞球装置16の繰
返し継続制御における継続回数を表示するものである。
また、前記可変入賞球装置16,入賞装置28a,28b,26a,26b
や始動入賞口18a,18b,18cにより入賞領域が構成されて
いる。
第2図はパチンコ遊技機10の一部内部構造を示す全体
背面図である。
図中46は打球モータであり、パチンコ玉を1つずつ遊
技盤(第1図参照)上に打込むためのものである。ま
た、打込まれたパチンコ玉が始動入賞口18a,18b,18c
(第1図参照)内に入賞すれば、始動入賞玉検出器42a,
42b,42cにより検出される。図中38は入賞玉集合カバー
であり、前記入賞領域から入賞した入賞玉を所定箇所に
誘導して集合させるものである。また図中40は可変入賞
球装置本体である。44は電気的駆動源の一例としてのソ
レノイドであり、前記可変入賞球装置16の開閉板54を開
成駆動するためのものである。なお、電気的駆動源はソ
レノイド44に限らずモータであってもよい。
第3図は可変入賞球装置16の縦断面図であり、開閉板
54の駆動機構を説明するためのものである。第4図は可
変入賞球装置16の一部内部構造を示す正面図である。第
5a図および第5b図は可変入賞球装置16内に入賞したパチ
ンコ玉の移動軌跡を示す説明図である。第6a図および第
6b図は可変入賞球装置16内に入賞したパチンコ玉の移動
軌跡を示す縦断面図である。
次に、第3図ないし第6a図,第6b図に基づいて可変入
賞球装置の構造および作用を説明する。
まず、第3図に示すように、可変入賞球装置16はその
取付基板48により遊技盤14に取付けられている。可変入
賞球装置16には開口部50が形成されている。その開口部
50を閉塞し得る開閉板54が回動軸56により回動自在に枢
支されている。そして、ソレノイド44のプランジャ66に
固定されている作動板68の先端が、前記開閉板54の係合
溝64内に挿入されており、ソレノイド44の作動により、
プランジャ66が伸縮し、作動板68が上下に移動すること
により、開閉板54をその回動軸56を中心として回動さ
せ、開口部50が閉塞される閉成状態と開口部50が開放さ
れる開成状態とに切換わるよう構成されている。この開
閉板54の開成状態で、パチンコ玉が可変入賞球装置内に
入賞しやすくなり遊技者にとって有利となる第1の状態
が構成され、開閉板54の閉成状態で、パチンコ玉が可変
入賞球装置16内に入賞できない遊技者にとって不利とな
る第2の状態が構成されている。なお、この第2の状態
はパチンコ玉が全く可変入賞球装置16内に入賞できない
ものに限らず、入賞しにくいすなわち入賞確率が極めて
低いもので構成してもよい。なお、図中62は開成位置規
制突片であり、開閉時の開閉板54の開成位置規制突片60
と接当することにより、開閉板54の開成角度を規制して
いる。また図中58はガイド隆起部であり、開閉板54から
入賞したパチンコ玉を可変入賞球装置16内にスムーズに
誘導するとともに、開閉板54の強度を向上させるための
ものである。また、開閉板54が閉成している場合に、上
方から落下してきたパチンコ玉は包囲枠84に一旦衝突
し、その後案内レール等に落下するよう構成されてお
り、この包囲枠84への衝突によりパチンコ玉の落下速度
を緩和させ、案内レール等へのパチンコ玉の落下に伴う
損傷を極力防止し得るよう構成されている。またこの包
囲枠84の前面側には前面飾り板82が取付けられている。
さらに、可変入賞球装置16の上方部分に始動入賞口18a
が一体的に設けられている。また、図中83は方向変換部
材であり、可変入賞球装置内に入賞したパチンコ玉のう
ち通常入賞玉の移動方向を変化させて入賞玉集合カバー
38側にスムーズに誘導するためのものである。
第4図に示すように、可変入賞球装置内には入賞空間
52が形成されており、この入賞空間52内に、特定入賞口
(Vポケット)72と、通常入賞口74a,74bが形成されて
いる。この特定入賞口72と左右の通常入賞口74a,74b
は、仕切部材70により仕切られている。入賞空間52内に
入賞したパチンコ玉は、前記特定入賞口72に入賞(V入
賞)するかまたは左右の通常入賞口74a,74bのいずれか
に入賞する。特定入賞口72に入賞したパチンコ玉は特定
入賞玉検出手段の一例である特定入賞玉検出器102で検
出され、また、通常入賞口74a,74bに入賞したパチンコ
玉は、通常入賞玉集合通路103によって1カ所に集合さ
れて、通常入賞玉検出手段の一例である通常入賞玉検出
器104により検出される。これら特定入賞玉検出器102や
通常入賞玉検出器104はパチンコ玉の通過に伴う磁気の
変化を検出するいわゆる近接スイッチで構成されている
が、本発明はそれに限らず、リミットスイッチや投光器
と受光器等からなる光学スイッチ等を含み、パチンコ玉
の通過が検出し得るスイッチであれば何でもよい。ま
た、図中86はディジタル表示器であり、前記包囲枠84に
よりパチンコ玉の衝突から保護されている。
なお、前記特定入賞玉検出手段と通常入賞玉検出手段
を可変入賞球装置に対し一体的に設ける代わりに、両者
をたとえば入賞玉集合カバーに設ける等、可変入賞球装
置と別体に設けてもよく、あるいは、両検出手段のうち
いずれか一方のみを別体に設けてもよい。
第5a図に示すように、特定入賞口(Vポケット)72に
入賞したパチンコ玉は通常入賞玉集合通路103上に落下
することなく誘導される。すなわち、第6a図に示すよう
に、特定入賞口72に入賞するパチンコ玉は、誘導樋98に
より遊技盤裏面側に誘導されて、特定入賞玉専用通路10
0内に進入し、下方に落下して特定入賞玉検出器102によ
り検出された後に入賞玉集合カバー38内に落入する。
次に、第5b図および第6b図に示すように、入賞玉74a,
74bに入賞したパチンコ玉は通常入賞玉集合通路103によ
り1カ所に集合されて、通常入賞玉検出器104により検
出される。
なお、本実施例では開閉板54が前方に開成する可変入
賞球装置を示したが、本発明はこれに限らず、左右一対
の開閉翼片がそれぞれ左右外側方に開閉するもの、ある
いは、左右一対の摺動部材がそれぞれ左右外側方に摺動
して出退するものでもよい。
第7図はこの発明の制御回路の全体の構成を示すブロ
ック図である。
マイクロコンピュータ106は以下に述べるようなパチ
ンコ遊技機全体の動作を制御する機能を有する。このた
めに、マイクロコンピュータ106は、たとえば数チップ
のLSIで構成されており、その中には制御動作を所定の
手順で実行することのできるMPU108と、MPU108の動作プ
ログラムデータを格納するROM110と、必要なデータの書
込みおよび読出しができるRAM112とを含む。
さらに、マイクロコンピュータ106は入力信号を受け
てMPU108に入力データを与える入力回路114とMPU108か
らの出力データを受けて外部に出力する出力回路116
と、MPU108から音データを受けるサウンドジェネレータ
118と、電源投入時にMPU108にリセットパルスを与える
パワーオンリセット回路120と、MPU108にクロック信号
を与えるクロック発生回路122と、クロック発生回路122
からのクロック信号を分周して割込パルスを定期的にMP
U108に与えるパルス分周回路(割込パルス発生回路)12
4と、MPU108からのアドレスデータをデコードするアド
レスデコード回路126とを含む。
MPU108はパルス分周回路124から定期的に与えられる
割込パルスに応じて、割込制御ルーチンの動作を実行す
ることが可能となる。また、アドレスデコード回路126
はMPU108からのアドレスデーダをデコードし、ROM110,R
AM112,入力回路114,出力回路116,サウンドジェネレータ
118にそれぞれチップセレクト信号を与える。
なお、この実施例では、ROM110は、その内容の書き換
え、すなわち、必要が生じた場合には、その中に格納さ
れたMPU108のためのプログラムデータを変更することが
できるように、プログラマブルROMが用いられている。
そして、MPU108はこのROM110内に格納されたプログラム
データに従って、かつ以下に述べる各制御信号の入力に
応答して、可変入賞球装置16等に対して制御信号を与え
る。
マイクロコンピュータ106には、入力信号として、次
のような信号が与えられる。
まず、パチンコ玉の始動入賞に伴う始動入賞玉検出器
42a,42b,42cがONしたことに応答して、始動入賞玉検出
回路128から始動入賞玉検出信号がマイクロコンピュー
タ106に与えられる。ストップスイッチ36の操作に基づ
いて、ストップ信号がストップ回路130からマイクロコ
ンピュータ106に与えられる。パチンコ玉が特定入賞口7
2に入賞して特定入賞玉検出器102がONしたことに応答し
て、特定入賞玉検出回路132から特定入賞玉検出信号が
マイクロコンピュータ106に与えられる。通常入賞玉検
出器104の検出出力に応答して、通常入賞玉検出回路133
から通常入賞玉検出信号がマイクロコンピュータ106に
与えられる。可変表示装置20に設けられている受光器15
0a〜150dの検出出力に応答して、受光器回路134から受
光信号がマイクロコンピュータ106に与えられる。
また、マイクコンピュータ106は以下の回路および装
置に制御信号を与える。まず、モータ回路136を介して
可変表示装置駆動用のモータ158にモータ駆動信号を与
え、また、ソレノイド回路138を介してドラムソレノイ
ドA(160),B(162),C(164)のそれぞれにソレノイ
ド駆動信号を与えて可変表示装置の可変表示部のロック
およびロック解除を行なう。これにより、可変表示装置
20内の可変表示部22a,22b,22c(第1図参照)の回転制
御を行なう。次に、投光器回路140を介して投光器166a
〜166dを点灯させるための制御信号を出力する。この投
光器166a〜166dと前記受光器150a〜150dとにより、停止
した可変表示装置の表示態様が予め定める組合せ(例え
ば777)になったか否かを判定する。さらに、ソレノイ
ド回路141を介してソレノイド44にソレノイド駆動信号
を与え、可変入賞球装置16の開閉板54(第3図参照)の
開閉制御を行なう。このソレノイド回路141とマイクロ
コンピュータ106とにより、可変入賞球装置を駆動制御
する駆動制御手段が構成されている。次に、ランプ回路
142を介してランプ30a,30b,32,174,176,178(174,176,1
78は図示なし)それぞれにランプ点灯のための制御信号
を与える。なおこれらランプはLEDでもより。また、LED
回路144を介して可変表示装置20に設けられた始動入賞
記憶表示のためのLED180,182,184,186(図示なし)を点
灯させるための制御信号を出力し、ディジタル表示駆動
回路146を介してディジタル表示器24,86をディジタル表
示させるための制御信号を出力する。さらに、アンプ14
8を介してスピーカ34から音を発生させるための制御信
号を出力する。なお、上記構成の各回路には、電源回路
188から所定の直流電流が供給される。
第8a図および第8b図はこの発明の一実施例の動作を説
明するためのフロー図である。
次に、第1図ないし第8a図,第8b図を参照して、この
パチンコ遊技機の具体的な動作を説明する。
まず、第8a図に示すように、電源が投入されてイニシ
ャライズされた後に、種々の判断および処理のプログラ
ムが実行されるのであるが、その間に、所定の短時間
(たとえば4msec)ごとに1回第8b図に示す割込プログ
ラムが実行される。この割込プログラムは、まずステッ
プS30により、始動入賞玉検出器がONになったか否かの
判断がなされ、NOと判断された場合は割込が終了する。
また、始動入賞玉検出スイッチがONになったと判断され
た場合は、ステップS31に進み、始動入賞記憶カウンタ
の値が「4」であるか否かの判断がなされ、「4」であ
ると判断された場合はその時点で割込が終了する。一
方、「4」でないすなわち未だに始動入賞記憶カウンタ
の値が「4」に達していないと判断された場合はステッ
プS32に進み、始動入賞記憶カウンタを1インクリメン
トした後割込みが終了する。このステップS31による判
断は、始動入賞記憶カウンタの記憶値の上限が「4」と
定められているために、それ以上の記憶を防止するため
である。この割込プログラムが逐次実行されながら第8a
図に示すプログラムが実行される。第8a図において、ま
ずステップS1により始動入賞記憶カウンタの値が「0」
であるか否かの判断がなされ、「0」であると判断され
た場合は始動入賞記憶カウンタの値が「0」でなくなる
まで待機する。そして、「0」でなくなった場合すなわ
ち「1」以上となった場合はNOの判断がなされ、ステッ
プS2に進み始動入賞記憶カウンタを1ディクリメント
し、可変表示装置による可変表示を開始する。次に、ス
テップS3に進みストップスイッチがONに操作されたか否
かの判断がなされ、未だに操作されていないと判断され
た場合はステップS4に進み、可変表示開始後5秒経過し
たか否かの判断がなされ、未だに5秒経過していないと
判断された場合は再び前記ステップS3に戻るDOループが
形成されている。このDOループの巡回途中で遊技者によ
ってストップスイッチが操作された場合には、ステップ
S3により、YESの判断がなされ、ステップS5に進み可変
表示が停止される。また、遊技者によるストップスイッ
チの操作が行なわれることなく可変表示開始後5秒経過
した場合には、ステップS4によりYESの判断がなされ、
ステップS5に進み同様に可変表示の停止がなされる。次
に、ステップS6に進み、大当りの図柄の組合わせか否か
の判断がなされ、大当りの図柄の組合わせでないと判断
された場合は再び前記ステップS1に戻る。また大当りの
図柄の組合わせであると判断された場合はステップS7に
進み、可変入賞球装置の開閉板を開成させ、開成回数カ
ウンタを1インクリメントする。次に、ステップS8に進
み、特定入賞玉検出器がONになったか否かの判断がなさ
れ、ONになったと判断された場合はステップS9に進み、
10カウントカウンタを1インクリメントし、V入賞個数
カウンタを1インクリメントする処理がなされる。さら
に、ステップS10に進み、開成回数カウンタの値が「1
0」であるか否かの判断がなされ、「10」でないと判断
された場合はステップS11に進み、V入賞記憶があるか
否かの判断がなされ、V入賞記憶がないと判断された場
合はステップS12に進み、V入賞記憶処理がなされた後
にステップS13に進む。このステップS12によるV入賞記
憶処理は、パチンコ玉のV入賞に基づいて、可変入賞球
装置が所定時間(たとえば30秒間)の経過または所定個
数(たとえば10個)の入賞に基づいて一旦第2の状態に
切換わった後再度可変入賞球装置を第1の状態に切換制
御するいわゆる繰返し継続制御を御なわせるためのもの
である。また、ステップS10により、開成回数カウンタ
の値が「10」であると判断された場合はステップS12に
よる処理を行なうことなく直接ステップS13に進む。こ
れは、前記繰返し継続制御の行なわれる回数が10回と予
め制限されているために、10回以上の繰返し継続制御を
行なわせないためのものである。さらに、ステップS11
により、V入賞記憶があると判断された場合はステップ
S12による処理を行なうことなく直接ステップS13に進
む。これは、V入賞記憶の上限が1回と定められている
ために、それ以上のV入賞記憶を行なわせないようにす
るためのものであるが、本発明はこれに限らず、2回以
上V入賞記憶をしてもよい。
次に、ステップS13により、通常入賞玉検出器がONに
なったか否かの判断がなされ、ONになったと判断された
場合はステップS14に進み、10カウントカウンタの値を
1インクリメントした後ステップS15に進む。ステップS
15では10カウントカウンタの値が「10」であるか否かの
判断がなされ、「10」でないと判断された場合はステッ
プS16に進む。このステップS15により、特定入賞玉と通
常入賞玉との和の合計が所定の一定値(この場合では10
個)に達したことを判定する一定数判定手段が構成され
ている。次にステップS16では開閉板の開成後30秒経過
したか否かの判断がなされ、未だに30秒経過していない
と判断された場合は前記ステップS8に戻るDOループが形
成されている。そして、前記ステップS15によりYESの判
断がなされた場合またはステップS16によりYESの判断が
なされた場合はステップS17に進み、開閉板を閉成する
処理がなされた後にステップS18に進む。ステップS18で
は、10カウントカウンタの値とV入賞個数カウンタの値
とが等しいか否かの判断がなされ、等しくないと判断さ
れた場合はステップS19に進みV入賞記憶があるか否か
の判断がなされ、V入賞記憶があると判断された場合は
ステップS20に進み、V入賞記憶のクリア,10カウントカ
ウンタのクリアおよびV入賞個数カウンタのクリアの各
処理がなされた後に再び前記ステップS7に進み、開閉板
を開成させ可変入賞球装置を再び第1の状態にする繰返
し継続制御が行なわれる。一方、ステップS19により、
V入賞記憶がないと判断された場合はステップS21に進
み、10カウントカウンタクリア,V入賞個数カウンタクリ
アおよび開成回数カウンタクリアの各処理がなされた後
に再び前記ステップS1に戻る。
また、前記ステップS18により、10カウントカウンタ
の値とV入賞個数カウンタの値とが等しい(ともに
「0」の場合を含む)と判断された場合、すなわち、通
常入賞玉検出器により検出されたパチンコ玉が全くなか
った場合は、ステップS22に進み、開閉板の開成を禁止
し、始動入賞の受付けを禁止する処理がなされる。すな
わち、可変入賞球装置内に入賞したパチンコ玉がすべて
V入賞となることはまず考えられず、通常入賞玉検出器
が壊れているかまたは通常入賞玉検出器を引き抜くなど
の不正行為が行なわれている等の異常事態が考えられる
ために、このステップS22により遊技を不能動化するの
である。このステップS22により遊技不能動化手段が構
成されている。なお、遊技不能動化手段は、ステップS2
2の処理に限らず、打球供給の停止あるいは打球モータ
の停止等でもよく、通常の遊技が続行し得なくなるもの
であれば何でもよい。前記ステップS22による処理がな
された後は、ステップS23に進み、アラーム音を発生さ
せるとともにランプを点灯させ、異常事態が発生してい
ることを係員等に報知する。次に、ステップS24に進
み、通常入賞玉検出器がONになったか否かの判断がなさ
れ、ONになるまで待機する。そして、遊技場の係員が異
常事態が発生したことに気付き、適当な処理をした後
に、ガラス枠を解錠して開成させ、パチンコ玉を可変入
賞球装置内の通常入賞口に落入させる。これによって、
ステップS24によりYESの判断がなされ、ステップS25に
進み、アラーム音の消滅およびランプに消灯の各処理が
なされ、ステップS26に進み、開閉板の開成禁止を解除
し、始動入賞の受付け禁止の解除がなされて通常の遊技
ができる状態に復帰し、ステップS19に進む。
前記実施例では、不正行為等の異常事態を検出するた
めに、V入賞個数カウンタを設けて、開閉板が開成した
後所定期間(30秒間または10カウントカウンタの値が
「10」になるまでの期間のうちいずれか早い方が満了す
る期間)経過した後V入賞個数カウンタの値と10カウン
トカウンタの値とが等しいことにより通常入賞玉検出器
の検出出力が1回もないことを判定し、異常事態が発生
したことを判定するよう構成されているが、本発明はこ
れに限らず、通常入賞個数カウンタを設けて、開閉板が
開成して所定期間(30秒間または10カウントカウンタの
値が「10」になるまでの期間のうちいずれか早い方が満
了する期間)経過した後通常入賞個数カウンタの値が
「0」である場合に異常事態が発生したことを判定する
よう構成してもよい。
また、前記異常事態の発生を判定するに、従来では、
たとえば特開昭61−98273号公報または特開昭61−10027
5号公報に記載の方法を採用しており、特定入賞玉検出
器により検出されたパチンコ玉がその下方に設けられて
いる入賞玉検出器を通過して検出されるように構成され
ており、特定入賞玉検出器がパチンコ玉を検出してから
一定時間内(パチンコ玉が特定入賞球検出器から入賞玉
検出器に至るまでに必要な時間内)に入賞検出器が該入
賞玉を検出しないことに基づいて、異常事態が発生した
ことを判定するよう構成されていた。しかし、この従来
方法を採用すると、前記特定入賞玉検出器により検出さ
れた後に玉詰まりり等が生じて入賞玉検出器により一定
時間内に検出できない場合であっても即座に異常事態と
判定してしまい遊技が不能動化されて、遊技者が遊技を
続行することができなくなってしまうのであり、これに
より遊技者の遊技意欲を減退させたり、遊技者と従業員
との間でのトラブルが多発する原因となったり、また、
遊技者や従業員等に故障の多い機械であるという印象を
与えてしまうなどの不都合が生じていたのである。
しかし、本発明は、異常事態発生の判定手段として、
可変入賞球装置が第1の状態に変化してから前記一定時
間よりも長く定められた所定時間内に通常入賞玉検出手
段の検出出力がないことに基づいて初めて異常事態が発
生したとの判定を行ない遊技を不能動化するために、玉
詰まりが後続の入賞玉によって解消できる程度のもので
ある場合には遊技が中断することがなく、前述した従来
方法による不都合が生じないという利点がある。
さらに、異常事態発生の検出手段として、可変入賞球
装置内における特定入賞口の入口に特定入賞玉検出スイ
ッチを設けるとともに、複数の通常入賞口の入口それぞ
れに通常入賞玉検出スイッチを各々設け、可変入賞球装
置が開成した後一定時間内に複数の通常入賞玉検出スイ
ッチのいずれからも検出出力が導出されなかった場合に
異常事態が発生したと判定する方法も考えられる。しか
し、この方法の場合、通常入賞玉検出スイッチの数が多
く必要となり、構造が複雑になるばかりでなく高価なも
のとなる不都合が生じる。さらに、複数の通常入賞玉検
出スイッチのうちいずれか1つまたは2つ以上のものが
引き抜かれてるかまたは壊れた場合に、正常に作動して
いる通常入賞玉検出スイッチがある限り、その正常な通
常入賞玉検出スイッチにパチンコ玉が検出されることに
より異常事態が発生したとは判定されないのである。ゆ
えに、引き抜かれた通常入賞玉検出スイッチまたは故障
している通常入賞玉検出スイッチからパチンコ玉が多数
入賞したとしても、それらは検出されず、可変入賞球装
置内への入賞個数の許容値(たとえば10個)を超えての
パチンコ玉の入賞を許してしまうという不都合な事態が
生ずるである。そこで、複数の通常入賞玉検出器のいず
れか1つにおいて所定時間(たとえば30秒間または10カ
ウントくカウンタの値が「10」になるまでの期間のうち
のいずれか早い方が満了する期間)内に検出出力がなか
った場合に直ちに異常事態であると判定して遊技を不能
動化する制御を行なうことも考えられるが、この場合
は、何ら通常入賞玉検出スイッチが引き抜かれることな
くまた通常入賞玉検出スイッチ全く故障していない場合
においても、たまたま通常入賞玉が偏って或る通常入賞
玉検出器からのみ入賞し、他の通常入賞玉検出器で全く
検出されなかった場合にも異常事態が発生したと判定さ
れてしまい、遊技者は、正常な遊技を行なっているにも
かかわらず遊技が不能動化されてしまい大きな不満を抱
くという不都合が生ずる。
本発明に係る異常事態の判定手段は、通常入賞玉検出
器が1つであるために、これらの不都合をも解消し得る
利点がある。
なお、本実施例では、可変入賞球装置が第1の状態と
なる条件が、始動入賞に伴って可変開始された可変表示
装置の停止時における図柄の組合わせが予め定める大当
りの図柄の組合わせと一致する場合を取上げたが、本発
明はそれに限らず、特定入賞玉検出手段の検出出力によ
って可変入賞球装置の第1の状態が繰返し継続されるよ
うに構成されたものであれば可変入賞球装置が最初に第
1の状態となる条件は本実施例に限定されるものではな
い。
第2の実施例 次に、第2の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第9図は弾球遊技機の一例であるパチンコ機10を示す
全体正面図である。パチンコ遊技機10の遊技盤14には、
そのほぼ中央に可変入賞球装置16が設けられているとと
もに、その下方位置に始動入賞口202a,202b,204が配設
されている。なお、可変入賞球装置16の内部構造は第3
図ないし第6b図に示すものと同様である。さらに、遊技
盤14には、入賞装置26a,26bおよびチューリップ式入賞
装置210a,210bが配設されている。前記始動入賞口202a,
202bに入賞した入賞玉はそれぞれに対応して設けられて
いる始動入賞玉検出器1(206a),(206b)により検出
されるように構成されており、また、始動入賞口204に
入賞した入賞玉は始動入賞玉検出器2(208)により検
出されるよう構成されている。そして、この始動入賞玉
検出器1(206a),(206b)の検出出力に基づいて後述
するように前記可変入賞球装置16の開閉板54が1回開閉
し、また、始動入賞玉検出器2(208)の検出出力に基
づいて前記開閉板54が2回開閉するように制御される。
この開閉板54は、前方に開閉するものに代えて、左右両
側に開閉する1対の開閉翼片で構成してもよく、また、
左右に摺動して出退する摺動部材により構成してもよ
い。
図中32は前面枠12に設けられているランプであり、大
当り状態になったことや後述する異常事態の発生時に点
灯して異常事態が発生したことを報知するためのもので
ある。また図中34はスピーカであり、効果音の発生や異
常事態の発生に伴う警報音の発生を行なうためのもので
ある。さらに図中30a,30bは各種遊技状態において点灯
するランプである。前記遊技板14に設けられている可変
入賞球装置16,入賞装置26a,26b,チューリップ式入賞装
置210a,210b,始動入賞口202a,202b,204により入賞領域
が構成されている。
第10図はこの発明の第2の実施例の制御回路の全体の
構成を示すブロック図である。この第2の実施例におけ
る制御回路は、前述した第7図に示す第1の実施例にお
ける制御回路とその大半が共通するものであり、共通す
る部分は同一の参照符号を付している。この共通する部
分については既に第7図で説明しているためにここでは
説明を省略する。
パチンコ玉が始動入賞すれば、始動入賞玉検出器1
(206a),(206b)あるいは始動入賞玉検出器2(20
8)のいずれかがONになり、始動入賞玉検出回路210から
始動入賞玉検出信号がマイクロコンピュータ106に入力
される。第1の状態に切換わっている可変入賞球装置内
に進入したパチンコ玉が特定入賞口72に入賞すれば、特
定入賞玉検出器102がONになり、特定入賞玉検出回路132
から特定入賞玉検出信号がマイクロコンピュータ106に
入力される。また、第1の状態に切換わっている可変入
賞球装置内に進入したパチンコ玉が通常入賞口74a,74b
に入賞すれば、通常入賞玉検出器104がONになり、通常
入賞玉検出回路133から通常入賞玉検出信号がマイクロ
コンピュータ106に入力される。
次に、マイクロコンピュータは以下の装置,器具に信
号を出力する。
まず、ソレノイド回路141を介してソレノイド44にソ
レノイド駆動用信号を出力し、可変入賞球装置を開閉制
御する。このソレノイド回路141とマイクロコンピュー
タ106とにより、可変入賞球装置を駆動制御する駆動制
御手段が構成されている。また、ランプ回路218を介し
てランプ30a,30b,32,224,226(224,226は図示なし)に
ランプ点灯用の信号を出力する。なお、これらランプ30
a,30b,32,224,226はLEDでもよい。マイクロコンピュー
タ106は、LED回路220を介して継続回数表示および入賞
個数表示のためのLED228,229(図示なし)にLED表示用
の信号を出力する。また、アンプ148を介してスピーカ3
4に音発生用の信号を出力する。
第11図はこの発明の第2の実施例の動作を説明するた
めのフロー図である。次に、第9図ないし第11図を参照
して、第2の実施例にけるパチンコ遊技機の具体的な動
作を説明する。
まず、第11図において、電源が投入されると、マイク
ロコンピュータ106がイニシャライズされ、ステップS1
に進み、始動入賞玉検出器2がONになったか否かの判断
がなされる。これによりONになっていないと判断された
場合はステップS2に進み、始動入賞玉検出器1がONにな
ったか否かの判断がなされ、未だにONになっていないと
判断された場合は再び前記ステップS1に戻る。そして、
前記ステップS1により、始動入賞玉検出器2がONになっ
たと判断された場合はステップS3に進み、可変入賞球装
置の2回開閉処理,継続回数カウンタクリア,10カウン
トカウンタクリアおよびV入賞個数カウンタのクリアの
各処理がなされた後にステップS5に進む。また、前記ス
テップS2によりONと判断された場合は、ステップS4に進
み、可変入賞球装置の1回開閉処理,継続回数カウンタ
クリア,10カウントカウンタクリアおよびV入賞個数カ
ウンタクリアの各処理がなされた後にステップS5に進
む。このステップS5では特定入賞玉検出器がONになった
か否かの判断がなされ、未だにONになっていないと判断
された場合は再び前記ステップS1に戻るが、ONになった
と判断された場合はステップS6に進む。
このステップS5による特定入賞玉検出器がONになった
と判断されることにより、パチンコ玉の特定入賞口への
入賞すなわちV入賞が行なわれたことを判定する。次
に、ステップS6では、可変入賞球装置を18回開閉処理す
るとともに、その18回の開閉処理を繰返し継続制御する
回数を計数するための継続回数カウンタを1インクリメ
ントする処理がなされる。次に、ステップS7に進み、特
定入賞玉検出器がONになったか否かの判断がなされ、ON
になったと判断された場合はステップS8に進み、10カウ
ントカウンタを1インクリメントしかつV入賞個数カウ
ンタを1インクリメントする処理がなされる。次にステ
ップS9に進み、継続回数カウンタの値が「8」であるか
否かの判断がなされ、「8」でないと判断された場合は
ステップS10に進み、18回開閉処理クリア,10カウントカ
ウンタクリアおよびV入賞個数カウンタクリアの各処理
がなされた後に再び前記ステップS6に進み、18回開閉処
理を再び繰返し継続する繰返し継続制御がなされる。こ
のステップS9による判断は、前記繰返し継続制御を行な
うことのできる上限回数が8回と定められているため
に、それ以上の繰返し継続制御を行なわないようにする
ためのものである。このステップS9により、継続回数カ
ウンタの値が「8」であると判断された場合はステップ
S11に進み、通常入賞玉検出器がONになったか否かの判
断がなされ、ONになったと判断された場合はステップS1
2に進み、10カウントカウンタを1インクリメントした
後にステップS13に進む。また、ステップS11により、通
常入賞玉検出器がONになっていないと判断された場合は
直接ステップS13に進む。このステップS13では、10カウ
ントカウンタの値が「10」であるか否かの判断を行なう
のであり、このステップS13により、特定入賞玉と通常
入賞玉との和の合計が所定の一定数になったことを判定
する一定数判定手段が構成されている。このステップS1
3により「10」でないと判断された場合はステップS14に
進み、可変入賞球装置を18回開閉したか否かの判断がな
され、未だに18回開閉していないと判断された場合は再
び前記ステップS7に戻るDOループが形成されている。こ
のステップS13により、10カウントカウンタの値が「1
0」であると判断された場合またはステップS14により可
変入賞球装置が18回開閉したと判断された場合はステッ
プS15に進み、可変入賞球装置の18回開閉処理が終了
し、ステップS16に進み、10カウントカウンタの値とV
入賞個数カウンタの値とが等しいか否かの判断がなさ
れ、等しくないと判断された場合はステップS1に戻る
が、等しいと判断された場合(ともに「0」である場合
を含む)はステップS17に進み、始動入賞の受付けを禁
止する処理がなされる。すなわち、ステップS17によ
り、遊技不能動化手段が構成されている。この遊技不能
動化手段は、ステップS17にる処理に限らず、打球供給
停止あるいは打球モータの停止と各種のものが考えら
れ、通常の遊技が続行し得ないものであれば何でもよ
い。前記ステップS16による判断は、前述した第8a図の
ステップS18と同様の目的を有するものであり、可変入
賞球装置の18回開閉処理が開始された後に、所定時間す
なわちパチンコ玉が10個入賞するのに要する時間または
開閉板が18回開閉するのに要する時間のいずれか早い方
が経過する時間内に通常入賞玉検出器の検出出力が全く
ないことを判定し、異常事態の発生を検出し遊技を不能
動化するのである。しかし、本発明は通常入賞玉検出器
の検出出力が全くないことを、この実施例のように、V
入賞個数カウンタの値と10カウントカウンタの値とが等
しいことにより判定するのに代えて、通常入賞個数カウ
ンタを設け、前記所定時間内に通常入賞個数カウンタの
値が「0」である場合に異常事態の発生を検出し遊技を
不能動化するものであってもよい。次に、ステップS18
に進み、アラーム音を発するとともにランプを点灯さ
せ、係員に異常事態が発生したことを報知する。次にス
テップS19に進み、通常入賞玉検出器がONになったか否
かの判断がなされ、ONになるまで待機する。遊技場の係
員は、アラーム音の発生またはランプの点灯により異常
事態が発生したことに気付き、適当な処理をなした後
に、遊技盤のガラス枠を解錠して開成し、パチンコ玉を
可変入賞球装置内の通常入賞口に落入させる。これによ
って、ステップS19によりYESの判断がなされ、ステップ
S20に進み、アラーム音を消滅させるとともにランプを
消灯させ、ステップS21に進み、始動入賞の受付け禁止
を解除し、通常の遊技ができる状態に復帰させて、ステ
ップS1に戻る。
この第2の実施例においては、可変入賞球装置の18回
の開閉処理を開始する条件として、始動入賞に伴って開
閉している可変入賞球装置内に進入したパチンコ玉が特
定入賞口に入賞する場合を挙げているが、本発明はこれ
に限らず、特定入賞玉検出手段の検出出力によって可変
入賞球装置の第1の状態が繰返し継続されるよう構成さ
れたものであれば、最初に第1の状態となる条件はこの
実施例に限定されるものではない。第8a図のS7〜S21ま
たは第11図のS6〜S15により、所定条件の成立により前
記可変入賞球装置を第1の状態にし、前記特定入賞玉検
出手段と前記通常入賞玉検出手段とにより検出された入
賞玉の合計が所定個数となった場合に、前記可変入賞球
装置を第2の状態にし、前記特定入賞玉検出手段で入賞
玉が検出された場合に前記可変入賞球装置を再度第1の
状態に繰返継続制御する制御手段が構成されている。第
8a図のS6または第11図のS5により、所定条件が構成され
ている。第8a図のS18または第11図のS16により、前記可
変入賞球装置が第1の状態になってから所定期間が経過
したにもかかわらず、前記特定入賞玉検出手段および前
記通常入賞玉検出手段により入賞玉が1個も検出されな
かった場合に異常状態である旨を判定する異常判定手段
が構成されちる。第8a図のS22または第11図のS17によ
り、該異常判定手段により異常状態である旨が判定され
た場合に前記弾球遊技機を遊技不能状態にする遊技不能
動化手段が構成されている。第8a図のS24,S26および第1
1図のS19,S21により前記異常判定手段により異常状態で
ある旨が判定された後において前記通常入賞玉検出手段
により入賞玉が検出された場合に、前記遊技不能動化手
段による遊技不能状態を解除する解除手段が構成されて
いる。
さらに、この実施例における異常事態の発生を検出す
る手段は、第11図に示したものと同様に、所定時間内に
通常入賞玉検出器からの検出出力がまったくなかったこ
とにより判定しているものであるために、第8a図で説明
したものと同様の利点を有する。
また、前記実施例では、遊技する際にパチンコ玉を貸
出し、該パチンコ玉によって遊技するものを取上げた
が、たとえば磁気カードや光カード(光ディスクメモリ
等を利用したもの)等の貸玉データが記録されたデータ
記録媒体を用い、該記録媒体をパチンコ遊技機に適用
し、パチンコ遊技機内蔵のパチンコ玉で遊技できるよう
にし、遊技者がパチンコ玉を持ち歩かないように構成し
てもよい。また、この場合、パチンコ玉の入賞等によっ
て景品玉が払出される代わりに、点数が順次加算された
景品玉得点を表示するようにし、その得点すなわち景品
玉データを前記記録媒体に記録させることにより、持玉
の変わりに構成してもよい。
[発明の効果] 本発明は、前記構成を有するために、前記特定入賞玉
検出手段は特定入賞領域への入賞玉のみを検出すれば事
足り、通常入賞玉検出手段は通常入賞領域への入賞玉の
みを検出すれば事足りるのであり、1つの検出手段が可
能入賞球装置に入賞したすべての入賞玉を検出する必要
がなくなるために、入賞玉検出手段の数をわざわざ増や
すことなく入賞玉計数用の検出手段の負担を軽減でき
る。また、可変入賞球装置内に入賞した入賞玉すべてを
1箇所に集合させる必要がなくなるために、多くの入賞
玉の1箇所への集合に起因した玉詰まりの不都合が極力
防止し得る。また、可変入賞球装置の繰返継続制御およ
び全入賞玉個数に基づいた可変入賞球装置の第2の状態
への切換制御は従前どおり行なうことができる。さら
に、前記可変入賞球装置が第1の状態になってから所定
期間が経過したにもかかわらず、前記特定入賞玉検出手
段および前記通常入賞玉検出手段により入賞玉が1個も
検出されなかった場合に異常状態である旨の判定がなさ
れ、遊技不能状態に制御されるために、遊技場を運営す
る者による前記可変入賞球装置に関する不正な改造行為
を極力防止し得る。また、前記異常判定手段により異常
状態である旨が判定された後において前記通常入賞玉検
出手段により入賞玉が検出された場合に、前記遊技不能
動化手段による遊技不能状態が解除されるために、通常
入賞玉検出手段の検出出力を利用して遊技不能状態を解
除することができ、これにより、遊技不能状態の解除操
作が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、第1の実施例を示し、本発明に係る弾球遊技
機の一例であるパチンコ遊技機を示す全体正面図であ
る。 第2図は、第1の実施例を示し、パチンコ遊技機の一部
内部構造を示す全体背面図である。 第3図は、第1の実施例を示し、可変入賞球装置の駆動
状態を示す縦断面図である。 第4図は、第1の実施例を示し、可変入賞球装置の一部
内部構造を示す正面図である。 第5a図および第5b図は、第1の実施例を示し、可変入賞
球装置内に入賞したパチンコ玉の移動経路を示す説明図
である。 第6a図および第6b図は、第1の実施例を示し、可変入賞
球装置内に入賞したパチンコ玉の移動径路を示す縦断面
図である。 第7図は第1の実施例を示し、パチンコ遊技機を制御す
るための制御回路を示すブロック図である。 第8a図および第8b図は、第1の実施例を示し、パチンコ
遊技機の具体的な動作を説明するためのフローチャート
である。 第9図は第2の実施例を示し、弾球遊技機の一例である
パチンコ遊技機10を示す全体正面図である。 第10図は第2の実施例を示し、パチンコ遊技機を制御す
るための制御回路を示すブロック図である。 第11図は第2の実施例を示し、パチンコ遊技機の具体的
な動作を説明するためのフローチャートである。 第12a図,第12b図は従来例を示し、可変入賞球装置内に
入賞したパチンコ玉の移動経路を示す説明図である。 第13a図,第13b図は従来例を示し、可変入賞球装置内に
入賞したパチンコ玉の移動経路を示す縦断面図である。 図面中、14は遊技盤、10は弾球遊技機、16は可変入賞球
装置、44は電気的駆動源の一例であるソレノイド、106
はマイクロコンピュータ、52は入賞空間、72は特定入賞
口、74a,74bは通常入賞口、102は特定入賞玉検出手段の
一例である特定入賞玉検出器、103は通常入賞玉集合通
路、104は通常入賞玉検出手段の一例である通常入賞玉
検出器、100は特定入賞玉専用通路である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】打玉を遊技領域に打込んで遊技が行なわれ
    る弾球遊技機であって、 前記遊技領域に設けられ、遊技者にとって有利な第1の
    状態と遊技者にとって不利な第2の状態とに変化可能な
    可変入賞球装置と、 前記可変入賞球装置内に設けられ、打玉が入賞可能な特
    定入賞領域および通常入賞領域と、 前記特定入賞領域への入賞玉のみを検出する特定入賞玉
    検出手段と、 前記通常入賞領域への入賞玉のみを検出する通常入賞玉
    検出手段と、 所定条件の成立により前記可変入賞球装置を第1の状態
    にし、前記特定入賞玉検出手段と前記通常入賞玉検出手
    段とにより検出された入賞玉の合計が所定個数となった
    場合に、前記可変入賞球装置を第2の状態にし、前記特
    定入賞玉検出手段で入賞玉が検出された場合に前記可変
    入賞球装置を再度第1の状態に繰返継続制御する制御手
    段と、 前記可変入賞球装置が第1の状態になってから所定期間
    が経過したにもかかわらず、前記特定入賞玉検出手段お
    よび前記通常入賞玉検出手段により入賞玉が1個も検出
    されなかった場合に異常状態である旨を判定する異常判
    定手段と、 該異常判定手段により異常状態である旨が判定された場
    合に前記弾球遊技機を遊技不能状態にする遊技不能動化
    手段と、 前記異常判定手段により異常状態である旨が判定された
    後において前記通常入賞玉検出手段により入賞玉が検出
    された場合に、前記遊技不能動化手段による遊技不能状
    態を解除する解除手段とを含むことを特徴とする、弾球
    遊技機。
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