JP2655131B2 - L形に折曲げたエキスパンドメタル板と樹脂ネットとの接続方法およびこの方法により接続した土木工作物 - Google Patents

L形に折曲げたエキスパンドメタル板と樹脂ネットとの接続方法およびこの方法により接続した土木工作物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エキスパンドメタル板
と樹脂ネットとの接続方法およびこの方法により接続し
た土木工作物に関する。
【0002】
【従来の技術】土木工作物を構築するにあたり、エキス
パンドメタル板のユニットを使用する技術が各種知られ
ている。たとえば本発明者の提案に関わるものとして次
のようなものがある。
【0003】(あ)TUV工法(特公昭61−2208
5) 上流側および下流側を各々金属製網部材で覆い上流側の
網部材と下流側の網部材とを棒部材で結んだ、いわば全
体で1個の枠を構成した構造をもつ砂防ダムの構築方法
(=TUV工法)である。この工法は断面T字形のビー
ム部材の水平翼部の内側に網部材の接続箇所を当てが
い、棒部材のU字形またはV字形端部をビーム部材と網
部材との両方に係合させて、ビーム部材と網部材と棒部
材とを結合するものである。
【0004】(い)GXT工法(特公昭59−2082
3) 端縁部に溝状の折曲げ接合部分を設けた網部材同志を溝
状部材が重なるように組合せ、その重ね合わせた溝状部
にビーム部材を納め、そのビーム部材を工作物奥行き方
向に引っ張る工法(=GXT工法)である。この工法に
よれば、網部材の接合部分は2重重ね合わせ継手構造を
形成することにより、施工の容易性を保ちながら、接合
部の強度を増すことができる。
【0005】(う)Rユニット(特公昭54−296
1) エキスパンドメタルを折曲加工して作った屋根形構造ユ
ニット(=Rユニット)を使うものである。このRユニ
ットをその両側縁の剣先状の歯が別のRユニットの網目
と噛み合うように積み上げてゆくのである。
【0006】(え)BTユニット(実公昭57−169
16) エキスパンドメタルを弓形に反らせ、その両端部分の網
目に棒部材の両端部分を留めて緊張した弦の形とした弓
形緊張ユニット(=BTユニット)をつかうものであ
る。このBTユニットを連結しながら階段状に積み上げ
てゆくのである。
【0007】(お)FJユニット(特公昭57−136
92) エキスパンドメタルをフェンス形そしてJ字構造に加工
したフェンス形J字構造ユニット(=FJユニット)を
使うものである。このFJユニットを剣先歯と網目との
噛み合わせおよび棒部材と網目との組合せにより連結し
ながら階段状に積み上げていくゆくのである。
【0008】(か)LX−F工法(特公昭60−462
20) L字形に折曲げたエキスパンドメタル板と四辺形状棒部
材とで構成されるユニットを上下に段積して土留擁壁を
構築するものである。上下のユニットは互いに噛み合わ
せである。
【0009】(き)LX−BR工法(特公昭63−11
488) L字形に折曲げたそして溝状部を有するエキスパンドメ
タル板とビーム部材と棒部材とで構成されるユニットを
上下に段積して土留擁壁を構築するものである。ビーム
部材はエキスパンドメタル板の溝状部にあてがわれる。
上方のユニットは下方のユニットより法面内部方向に引
き込んで位置する。
【0010】これらのエキスパンドメタル板ユニットを
使用する土木工作物の構築にあたり、エキスパンドメタ
ル板ユニット同志を両者間の引張力耐え得るように直接
に接合することができると土木工作物の強度が一層高ま
るので、本発明者は施工の容易性を併せ鋭意研究の結
果、次のような直接接合用の加工部分を有するエキスパ
ンドメタル板を提案した。 (く)Wave Lock Joint (実公平2−
22107) エキスパンドメタル板に、列方向に連続する波形の稜線
を成し、そしてこの波形の稜線を成す部分が列横断方向
にU字形またはV字形の凸を成す、列状折曲げ部分を少
なくとも一列設ける。各列状折曲げ部分の波形の頂部が
平坦部分の一列の網目に噛み合いこれを貫通し棒部材の
挿入により列状折曲げ部分と平坦部分とが接続される鎖
錠部(Wave Lock Joint)を形成可能と
成すのである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】エキスパンドメタル板
ユニット同志の上記接合技術がエキスパンドメタル板と
樹脂ネットとの接合に応用できれば構築できる土木工作
物の範囲はさらに広がり、また構築に要する人手もコス
トも低減することができる。しかしながら、エキスパン
ドメタルは断面に鋭利な各部を有し一方樹脂ネットはこ
のような剛性の鋭角部との摩擦により容易に切断される
性質を有するので、上記接合技術をそのまま応用するこ
とは不可能であった。また、施工の容易性を損なわずに
改良するにはエキスパンドメタル板の研磨等、複雑な加
工が必要となることが予想され、実用化はまず無理と考
えられていた。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、樹脂ネットの
網目の縦方向ストランドの横幅と該ストランド間の開口
横幅とから成る繰り返し単位が、エキスパンドメタル板
の網目の短目方向の中心間隔の繰り返し単位との関係に
おいて、一方の繰り返し単位の幅が、他方の繰り返し単
位の幅を、整数個受け入れることのできる周期的関係を
有する、樹脂ネットとエキスパンドメタル板を用意し、
そしてエキスパンドメタル板の網目に貫通させた棒部材
のフックに鎖錠用棒部材の一方を通して第1段の鎖錠を
行うとともに、さらにそのエキスパンドメタル板の同じ
列の網目に、第1段の鎖錠用棒部材側から貫通させた折
曲げた樹脂ネットのループ部に鎖錠用棒部材の他方を通
して第2段の鎖錠を行い、接続を行う位置において、エ
キスパンドメタル板のストランドと樹脂ネットの縦方向
ストランドとが互いに立体的なねじれの位置関係を保て
るようにすることによって、施工の容易性を損なうこと
なく、また樹脂ネットの強度低下をきたすことなく、エ
キスパンドメタル板と樹脂ネットとの一体接合を可能と
した。
【0013】すなわち本発明は、エキスパンドメタル板
と樹脂ネットを接続するにあたり、(イ)L形に折り曲
げたエキスパンドメタル板と、(ロ)樹脂ネットであっ
て、その網目の縦方向ストランドの横幅と該ストランド
間の開口横幅とから成る繰り返し単位が、エキスパンド
メタル板(イ)の網目の短目方向の中心間隔の繰り返し
単位との関係において、一方の繰り返し単位の幅が、他
方の繰り返し単位の幅を、整数個受け入れることのでき
る周期的関係を有する、樹脂ネットと、(ハ)両端部に
フックを有する支持用棒部材と、(ニ)少なくとも2本
の鎖錠用棒部材と、を用意し、接続を行う位置のエキス
パンドメタル板(イ)の網目の少なくとも1個に支持用
棒部材(ハ)の一端部のフックをL形の内側から貫通さ
せL形の外側に出たフックに鎖錠用棒部材(ニ)の一方
を通して第1段の鎖錠を行うとともに、支持用棒部材
(ハ)の他端部のフックをエキスパンドメタル板(イ)
の任意適当な任意の網目に任意適当な手段で固定し、樹
脂ネット(ロ)を折線が横方向になるように折曲げて、
その網目の縦方向ストランドにより、横方向からみてル
ープ状のそして縦方向からみてクシ歯状のループ部を形
成し、このループ部を、接続を行う位置のエキスパンド
メタル板(イ)の網目に、L形の外側から、そして該網
目のL形外側に位置する前記鎖錠用棒部材(ニ)に対し
てL形折曲げ部側で、貫通させ、L形の内側に出たルー
プ部に鎖錠用棒部材の他方を通して第2段の鎖錠を行
い、接続を行う位置において、エキスパンドメタル板の
ストランドと樹脂ネットの縦方向ストランドとが互いに
立体的なねじれの位置関係を保てるようにする、ことを
特徴とする、エキスパンドメタル板と樹脂ネットとを接
続する方法を提供する。
【0014】樹脂ネットはたとえば『テンサー』として
市販されている土木工作物構築用の樹脂ネットの中から
適宜選定することができる。特に好ましいものは、ポリ
エチレン製の網目寸法が縦156mm、横23mmのも
のである。
【0015】エキスパンドメタル板はその網目の短目方
向の中心間隔が樹脂ネットの縦方向ストランドの横幅の
整数倍となっているのが好ましい。特に好ましいのは、
縦×横が152.4mm×45.5mmや203.2m
m×45.5mmのものである。
【0016】棒部材としてはエキスパンドメタル板と樹
脂ネットを一体として連結できるようなせん断強度を有
し、樹脂ネットが延びた際に損傷を与えないような表面
の平滑な材料が好ましい。たとえば、丸鋼、鋼管、FR
P管などである。
【0017】本発明はさらに上記接続方法により接続し
たエキスパンドメタル板と樹脂ネットで構築した土木工
作物をも提供する。
【0018】エキスパンドメタル板は土木工作物の壁面
を構成する。壁面の構成の具体例として上記(あ)〜
(く)の文献に記載されているものが挙げられる。
【0019】樹脂ネットは壁面内部に中詰する土砂を摩
擦力で固定する地中敷網部材として機能する。たとえば
上記(く)の文献において例示されている地中敷網部材
としてのエキスパンドメタル板のに代えて樹脂ネットを
使用する構成が考えられるが、樹脂ネットそれ自体の有
する屈曲性のために施工現場の掘削面に容易に適合させ
ることができるので設計の自由度が高くなり有利とな
る。
【0020】さらに樹脂ネットを二重壁構造のタイ材と
同様に多段に配置しそれらの背面端部を掘削背面に沿っ
て配置した樹脂ネットと結合させ一体化することによっ
て超大型土砂詰フトンカゴ形式の一体構造を構築するこ
とが可能となる。このような構造とすることにより、相
対的に壁体幅が小さくて済み、組立が簡単となり、急傾
斜地形の場合は壁面勾配を垂直近くにすることも可能と
なり、背面側掘削量が少なくて済むようになる。
【0021】
【実施例1】図1はL形に折曲げたエキスパンドメタル
板と樹脂ネットとを本発明に従い接続する実施例を説明
する横断図である。L形に折曲げたエキスパンドメタル
1と両側にフックの付いた支持用棒部材31、それを固
定する棒部材32、2本の鎖錠用棒部材33および3
4、樹脂ネット2で構成されている。図2はエキスパン
ドメタル板の網目の拡大図であり、ボンド11とストラ
ンド12で構成され、ボンド11の長目方向の中心間隔
(X)と短目方向の中心間隔(Y)が152.4mm×
45.5mmのものである。したがって、この(Y)が
エキスパンドメタル板の網目の短目方向の中心間隔の繰
り返し単位となる。図3は樹脂ネットの網目の拡大図で
あり、縦方向のストランド21と横方向のストランド2
2を有し、横方向ストランドの中心間隔(B)が156
mm×23mmのポリエチレン製のもの(日本テンサー
株式会社製造SR55)である。したがって、この
(B)が樹脂ネットの網目の縦方向ストランドの横幅
(C)と該ストランド間の開口横幅(D)とから成る繰
り返し単位となる。エキスパンドメタル板1の短目方向
の中心間隔(45.5mm)は樹脂ネット2の縦ストラ
ンドの横幅(23mm)のほぼ2倍である。図4はエキ
スパンドメタル1と樹脂ネット2の接続部の詳細を説明
する斜視図である。L形に折曲げたエキスパンドメタル
1の接続を行う位置の網目の1個に両端にフックの付い
た支持用棒部材31の片側フックをL形の内側から貫通
させ、L形の外側に出たフックに鎖錠用棒部材33を通
して第1段の鎖錠を行うとともに、支持用棒部材31の
もう一方の端部のフックをエキスパンドメタル板1のあ
らかじめ凹状に曲げ加工した網目にL形の内側から貫通
させ、L形の外側に出たフックに棒部材32を挿入し
て、形状が保たれるように組み立てておくと同時に、支
持用棒部材31も位置が固定された状態となる。樹脂ネ
ット2を折れ線が横方向になるように折曲げて、その網
目の縦方向ストランドにより、横方向から見てループ状
のそして縦方向から見てクシ歯状のループ部を形成する
ようにし、このループ部23を接続を行う列のエキスパ
ンドメタル板1の網目に、L形の外側から、そして該網
目のL形外側に位置する前記鎖錠用棒部材33に対して
L形折曲げ部側で、しかも樹脂ネットの折曲げ端側がそ
の鎖錠用棒部材33に接する向きに貫通させ、L形の内
側に出たループ部に他方の鎖錠用棒部材34を挿入して
第2段の鎖錠を行う。樹脂ネット2はエキスパンドメタ
ル板1との間に鎖錠用棒部材33を狭持させるように延
ばして敷設する。棒部材31および33、34はいずれ
も直径13mmの丸鋼であり、棒部材32は直径19m
mの棒部材である。こうして接続したエキスパンドメタ
ル板1と樹脂ネット2とは、縦方向に張力をかけても、
両者間に鎖錠用棒部材33および34が介在するので、
エキスパンドメタル板と樹脂ネットの各々のストランド
部は互いに立体的なねじれの位置関係が保たれ、樹脂ネ
ットの縦方向ストランド21がエキスパンドメタルのス
トランド12の鋭角部に直接にまたは単独で擦れ合って
切断される可能性はなくなる。
【0022】
【実施例2】図5は実施例1に示した方法により、壁面
ユニットとしての上記(か)のLX−F工法または上記
(き)のLX−BR工法のL字形に折曲げたエキスパン
ドメタル板1と地中敷網材としての樹脂ネット2を接続
して構築した道路盛土擁壁の横断図面である。エキスパ
ンドメタル板を壁面に使用する従来工法と、樹脂ネット
を地中敷網に使用する従来工法とが本発明により一体化
されたことにより、次表に示すように、両者の長所のみ
を利用し短所を避けることが可能となった。 エキスパンドメタル工法 樹脂ネット工法 本発明工法 剛性 大 小 大 施工性 容易 困難 容易 外観 良 不良 良 材料の長さ 短 長 長 擁壁の高さ 低 高 高
【0023】
【実施例3】図6は背面が切土面の場合の本発明による
道路擁壁の横断図面である。本実施例においては樹脂ネ
ット2を背面地山に沿って敷くと共に各段の敷網と背面
の敷網とをたとえば上記(く)のような接続方法で接続
してあるので、長大型フトンカゴ形式の擁壁が形成され
る。図7はその詳細図であり、実施例1の方法で接続し
たエキスパンドメタル板1と樹脂ネット2を掘削基礎面
37に設置し、樹脂ネット2は掘削基礎面37から背面
の切土面38に沿ってたるまないように仮杭35でおさ
えながら敷設しておき、あらかじめエキスパンドメタル
板の内側に種子付のマット36を貼付けておいて1段目
の中詰をエキスパンドメタル板の高さまで行い、その上
に2段目のエキスパンドメタル板1と樹脂ネット2を設
置し、樹脂ネット2は背面切土面に沿わせた樹脂ネット
2と接続できる長さに切断し、上記(く)の方法で樹脂
ネット2同志を接続し、2段目の中詰を行い、以下同様
の方法で3段目以降を施工する。本実施例は、実施例2
に示したような樹脂ネットの摩擦抵抗力により土を内部
から拘束補強して擁壁を構築する構造ではなく、樹脂ネ
ットを土の周囲に配置して土を外部から拘束することに
よって補強した超大型のフトンカゴを積み重ねた擁壁構
造であるため、背面の土圧に抵抗できる断面が確保され
る最小幅で掘削すれば良い。したがって、実施例2に示
すような補強土擁壁に比べると横断面積を小さくでき、
従って掘削量を少なくすることが可能となる。
【0024】
【実施例4】図8は実施例2と同様な本発明による道路
両側擁壁の横断面図である。本実施例においては両側の
エキスパンドメタル板同志を樹脂ネットで連結した二重
壁構造としているので、通常の樹脂ネット補強土壁擁壁
に比べて、樹脂ネットの使用量が約半分で十分な補強効
果が得られる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明により、施
工の容易性を損なうことなく、またエキスパンドメタル
板に複雑な加工を施す必要なく、エキスパンドメタル板
と樹脂ネットとの一体接合が可能になった。これによ
り、エキスパンドメタル板を壁面に使用する従来工法
と、樹脂ネットを地中敷網部材に使用する従来工法とを
初めて一体化することができ、両者の長所のみを利用す
ることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の接続方法を説明する横断面である。
【図2】実施例1のエキスパンドメタル板の詳細を説明
する平面図である。
【図3】実施例1の樹脂ネットの詳細を説明する平面面
である。
【図4】実施例1の接続方法を説明する斜視図である。
【図5】実施例2の盛土擁壁の横断面図である。
【図6】実施例3の道路擁壁の横断面図である。
【図7】実施例3の道路擁壁の詳細図である。
【図8】実施例4の道路両側擁壁の横断面図である。
【符号の説明】
1 エキスパンドメタル板 2 樹脂ネット 11 エキスパンドメタルのボンド 12 エキスパンドメタルのストランド 21 樹脂ネットの縦方向のストランド 22 樹脂ネットの横方向のストランド 31 L形のエキスパンドメタル板ユニットを構成す
る支持用棒部材 32 L形のエキスパンドメタル板ユニットを構成す
る棒部材 33 樹脂ネットとエキスパンドメタル板との接続用
の鎖錠用棒部材 34 樹脂ネットとエキスパンドメタル板との接続用
の鎖錠用棒部材 35 樹脂ネットのたるみ防止用の仮杭 36 種子付きマット 37 基礎掘削面 38 背面の切土面 B 樹脂ネット網目の縦方向ストランド横幅(C)と
該ストランド間の開口の横幅(D)とから成る繰り返し
単位 Y エキスパンドメタル板網目の短目方向中心間隔の
繰り返し単位

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エキスパンドメタル板と樹脂ネットを接
    続するにあたり、(イ)L形に折曲げたエキスパンドメ
    タル板と、(ロ)樹脂ネットであって、その網目の縦方
    向ストランドの横幅と該ストランド間の開口横幅とから
    成る繰り返し単位が、エキスパンドメタル板(イ)の網
    目の短目方向の中心間隔の繰り返し単位との関係におい
    て、一方の繰り返し単位の幅が、他方の繰り返し単位の
    幅を、整数個受け入れることのできる周期的関係を有す
    る、樹脂ネットと、(ハ)両端部にフックを有する支持
    用棒部材と、(ニ)少なくとも2本の鎖錠用棒部材と、
    を用意し、 接続を行う位置のエキスパンドメタル板(イ)の網目の
    少なくとも1個に支持用棒部材(ハ)の一端部のフック
    をL形の内側から貫通させL形の外側に出たフックに鎖
    錠用棒部材(ニ)の一方を通して第1段の鎖錠を行うと
    ともに、支持用棒部材(ハ)の他端部のフックをエキス
    パンドメタル板(イ)の任意適当な任意の網目に任意適
    当な手段で固定し、 樹脂ネット(ロ)を折線が横方向になるように折曲げ
    て、その網目の縦方向ストランドにより、横方向からみ
    てループ状のそして縦方向からみてクシ歯状のループ部
    を形成し、このループ部を、接続を行う位置のエキスパ
    ンドメタル板(イ)の網目に、L形の外側から、そして
    該網目のL形外側に位置する前記鎖錠用棒部材(ニ)に
    対してL形折曲げ部側で、貫通させ、L形の内側に出た
    ループ部に鎖錠用棒部材の他方を通して第2段の鎖錠を
    行い、 接続を行う位置において、エキスパンドメタル板のスト
    ランドと樹脂ネットの縦方向ストランドとが互いに立体
    的なねじれの位置関係を保てるようにする、ことを特徴
    とする、エキスパンドメタル板と樹脂ネットとを接続す
    る方法。
  2. 【請求項2】 L形に折り曲げたエキスパンドメタル板
    を壁面ユニットとし、樹脂ネットを地中敷網ユニットと
    し、両ユニットを以下のように接続して:(イ)L形に
    折り曲げたエキスパンドメタル板と、(ロ)樹脂ネット
    であって、その網目の縦方向ストランドの横幅と該スト
    ランド間の開口横幅とから成る繰り返し単位が、エキス
    パンドメタル板(イ)の網目の短目方向の中心間隔の繰
    り返し単位との関係において、一方の繰り返し単位の幅
    が、他方の繰り返し単位の幅を、整数個受け入れること
    のできる周期的関係を有する、樹脂ネットと、(ハ)両
    端部にフックを有する支持用棒部材と、(ニ)少なくと
    も2本の鎖錠用棒部材と、を用意し、接続を行う位置の
    エキスパンドメタル板(イ)の網目の少なくとも1個に
    支持用棒部材(ハ)の一端部のフックをL形の内側から
    貫通させL形の外側に出たフックに鎖錠用棒部材(ニ)
    の一方を通して第1段の鎖錠を行うとともに、支持用棒
    部材(ハ)の他端部のフックをエキスパンドメタル板
    (イ)の任意適当な任意の網目に任意適当な手段で固定
    し、 樹脂ネット(ロ)を折線が横方向になるように折曲げ
    て、その網目の縦方向ストランドにより、横方向からみ
    てループ状のそして縦方向からみてクシ歯状のループ部
    を形成し、このループ部を、接続を行う位置のエキスパ
    ンドメタル板(イ)の網目に、L形の外側から、そして
    該網目のL形外側に位置する前記鎖錠用棒部材(ニ)に
    対してL形折曲げ部側で、貫通させ、L形の内側に出た
    ループ部に鎖錠用棒部材の他方を通して第2段の鎖錠を
    行い、 接続を行う位置において、エキスパンドメタル板のスト
    ランドと樹脂ネットの縦方向ストランドとが互いに立体
    的なねじれの位置関係を保てるようにする、ことを特徴
    として、エキスパンドメタル板と樹脂ネットとを接続す
    る:構築した土木工作物。
  3. 【請求項3】 樹脂ネットを多段に配置しそれらの背面
    側端部を背面掘削面に沿って配置した樹脂ネットと結合
    させ一体化することによって超大型フトンカゴ形式の一
    体構造とした請求項2に記載した土木工作物。
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