JP3111278U - 補強土擁壁 - Google Patents

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Abstract

【課題】施工現場又はその周辺で得られる間伐材及び掘削発生土砂を活用して、施工性にすぐれており、構造安定性が高く、低コストの自然環境保全に適した擁壁構造物を提供する。
【解決手段】補強土擁壁19を構成する複数の盛土構造体4の夫々は、L型の壁面材と、複数本の間伐材10と、複数本の間伐材10を互いに連結する連結材21と、敷網材14、14’と、盛土9とを備え、複数本の間伐材10は、その長手方向を水平方向に向けて上下千鳥状に横置きされ間伐材壁20を構成し、上下方向に立設された連結材21で壁面材の前面折返部を挟着するようにして固定具を間伐材10に打ち込んで互いに結合している。
【選択図】図4

Description

本考案は、山間地等の道路擁壁等に適用されるに関し、特に、施工性にすぐれ、構造安定性が高く、低コストの自然環境保全に適した補強土擁壁に関する。
山間地等において、その景観を損なわず、しかも大きな強度を有し、安定性にすぐれた補強土擁壁が、道路擁壁や治山用の擁壁等に適用されるものとして求められている。補強土擁壁を構築する場所は、山間地等で資材の調達や運搬に不便な場所が多く、従来の工業資材を利用した構造物では、その資材調達だけでなく、その運搬にも費用、手間がかかる。又、擁壁構造物を構築する際に、山腹の傾斜地盤等を掘削した際に発生する土砂の処理、運搬等の問題も生じる。又、工場製品を主体とした擁壁構造物は、自然景観との同化という点では好ましくない。
一方、治山治水事業においては、山林の健全な維持の為に、間伐することが重要であり、これにより生じる間伐材をいろいろな分野で有効利用することが探られている。しかしながら、木は腐りやすいために本格的な建設資材としては敬遠されており、抜本的回生策はいまだ確立されていない。
このような背景において、本考案者は、前面及び背面の敷網材と、多段に配置した水平敷網材によって構成する偏平な篭内に土砂を詰め込んで外部拘束する補強土擁壁と、この補強土擁壁を構築するための、腰の支えの役目をするとともに、補強土擁壁の構築後も紫外線から上記前面敷網材を守る役目をする間伐材壁とによって相互補完的に構成されている補強土擁壁をすでに提案している(特許文献1参照)
特開2001−311172
上記特許文献に示す従来の補強土擁壁は、施工のために手間のかかる構造がいくつかある。例えば、壁面材である間伐材を保持する縦材は、水平の敷網材(ジオグリッド)に装着した鉄筋にターンバックルで取り付ける構成を採用し、又、間伐材を保持するためにクランプの基端を縦材に装着して先端を間伐材に打ち込んで取り付ける等の構成を採用している。
本考案は、このような従来の補強土擁壁の施工のために手間のかかる構造を簡単な構造とし、施工が簡単で、資材を現地で調達でき、必要な部品点数の少ない、しかも自然の景観を損ねない構造の補強土擁壁を実現することを課題とする。
本考案は上記課題を解決するために、底面地盤上に積み重ねられた複数段の盛土構造体と、該盛土構造体の前面に沿って設けられた複数本の間伐材と、該複数本の間伐材を互いに結合する複数の連結材とを備えた補強土擁壁であって、上記盛土構造体のうち最下段の盛土構造体は、上記底面地盤の上面に設置され底面部と前面折返部とから成るL型の壁面材と、背後掘削面、上記底面地盤の上面、上記前面折返部の背面及び盛土上面に沿って敷設される敷網材と、該敷網材で形成された空間に充填され突き固められた盛土と、該盛土に打設された控え杭とを備えており、上記盛土構造体のうち2段目以上の盛土構造体は、夫々下位の盛土上面に沿って敷設される敷網材と連結され、上記背後掘削面、上記間伐材の背面及び盛土上面に沿って敷設される敷網材と、該敷網材で形成された空間に充填され突き固められた盛土と、該盛土に打設された控え杭とを備えており、上記壁面材の底面部と前面折返部とは、互いに斜めタイ材で結合されており、上記間伐材は、複数本立設して並べられて間伐材壁を構成しており、上記複数の連結材は、上下方向に間隔をおいて水平に置かれ、上記複数本の間伐材の背面側に当接されて固定具で上記複数本の間伐材に固定され、上記複数本の間伐材を互いに結合しており、上記控え杭は、上記連結材にワイヤ又は鉄筋を介して連結されていることを特徴とする補強土擁壁を提供する。
上記連結材は山形鋼を利用することが好ましい。
本考案は上記課題を解決するために、底面地盤上に積み重ねられた複数段の盛土構造体と、該盛土構造体の前面に沿って設けられた複数本の間伐材と、該複数本の間伐材を互いに結合する複数の連結材とを備えた補強土擁壁であって、上記盛土構造体のうち最下段の盛土構造体は、上記底面地盤の上面に設置され底面部と前面折返部とから成るL型の壁面材と、背後掘削面、上記底面地盤の上面、上記前面折返部の背面及び盛土上面に沿って敷設される敷網材と、該敷網材で形成された空間に充填され突き固められた盛土と、該盛土に打設された控え杭とを備えており、上記盛土構造体のうち2段目以上の盛土構造体は、夫々下位の盛土上面に沿って敷設される敷網材と連結され、上記背後掘削面、上記間伐材の背面及び盛土上面に沿って敷設される敷網材と、該敷網材で形成された空間に充填され突き固められた盛土と、該盛土に打設された控え杭とを備えており、上記壁面材の底面部と前面折返部とは、互いに斜めタイ材で結合されており、上記複数本の間伐材は、水平に配置されて間伐材壁を構成しており、上記複数の連結材は、横方向に間隔を置いて縦置きされ、上記複数本の間伐材の背面側に固定具で固定され、上記複数本の間伐材を互いに結合しており、上記控え杭は、上記連結材にワイヤ又は鉄筋を介して連結されていることを特徴とする補強土擁壁を提供する。
上記連結材は、互いに背合わせで固定されて成る一対の山形鋼であることが好ましい。
上記水平に配置された複数本の間伐材は、上下方向に互いに隣接する間伐材が交互に長手方向にずれて並べられており、該上下方向に互いに隣接する間伐材が長手方向で重なる部分で上記連結材が固定されていることをが好ましい。
以上のような構成の本考案に係る補強土擁壁によれば、次のような効果を奏する。
(1)本考案では、盛土に控え杭を打ち込み、これにワイヤ又は鉄筋を介して間伐材を山側に支持するような構造としたので、施工は簡単であり、控え杭として木材を利用すれば資材を現地調達するこが可能となる。又、間伐材を連結材として利用する山形鋼にコーチスクリューによって互いに連結し固定できる構造としたので、この点でも施工が簡単となる。
(2)間伐材壁を間伐材で構成したので、施工する現地の地場産の間伐材(生木から加工材まで)を活用することができる。従って、資材を現地調達可能であり山間部への工事資材の調達、運搬の手間が省かれ、間伐材の有効活用ができるから、コスト低減となり、工事現場から生じる残土の自前の処理ができ、その経済的効果は極めて大きく、又、林野事業、環境整備事業等への貢献も大である。
(3)間伐材壁の間伐材が朽ち果てても、壁面材及び敷網材で拘束され、植生マットで盛土壁面での自然緑化が進行し、周辺の自然と同化することができる。工業生産品を利用しないので、CO2の削減にも役立つ。
(4)壁面は、敷網材で盛土を巻き込むとともに、間伐材壁を壁面支保工としているので、間伐材壁の背後の盛土の土圧に対する大きな強度を有し、さらに、柔軟な土砂補強用の敷網材とともに相互補完的に作用し、粘り強い、外部拘束型の極めて強度及び安定性の大きい盛土構造を有する補強土擁壁が実現できる。
本考案に係る補強土擁壁の実施の形態を実施例に基づいて図面を参照して説明する。
(実施例1)
図1〜4は、本考案に係る補強土擁壁の実施例1を説明する図である。図1は、本考案に係る補強土擁壁の実施例1の全体構造を説明する図である。この補強土擁壁1は、例えば、道路擁壁、治山ダム、砂防ダム、あるいは柵工等の各種の擁壁に適用されるものであり、背後掘削面2の前方、且つ底面地盤3上に、盛土構造体4が複数段積み重ねられて構成される。
図2及び図3は、図1の補強土擁壁1の一段の盛土構造体4の構造を詳細に示す図である。図2(a)及びその要部拡大図である図2(b)に示すように、底面地盤3の谷側(図2(a)の左側)の部分の上に、壁面材5(最下段壁面ユニット)が設置されている。壁面材5は、底面部6と、この底面部6の前端から上方に折り返された前面折返部7とを有し、全体として断面略L型である。
壁面材5は、適宜寸法(例えば、横幅が200cm、縦幅が60cm程度)で形成され、補強土擁壁1の全体の横幅(補強土擁壁1を前方から見た場合の左右方向の横幅。)に応じて、1又は2以上設置されている。壁面材5は、剛性のあるエキスパンドメタルや金網等が利用される。
底面部6と前面折返部7との間に、斜めタイ材8が架設されている。この斜めタイ材8は、鋼材やプラスチック材等で成形された長細い板(例.型鋼)や棒(例.棒鋼)、或いはターンバックル等が利用される。壁面材5は、斜めタイ材8を架設して補強することにより、盛土9により土圧がかかっても、L型の形状を保てることができる。
壁面材5の前面折返部7の前面に当接するように、複数本の間伐材10から成る間伐材壁11が構築されている。この間伐材壁11は、補強土擁壁1の各段における盛土構造体4を施工する際には、盛土9を詰め込む型枠及び盛土9を支える腰の役目をするとともに、盛土構造体4を支持する壁面支保工としての機能を有する。
この実施例1では、複数本の間伐材10は、夫々が前面折返部7に沿って底面地盤3に対して上下方向に向けて縦置きされ、補強土擁壁1の横幅方向に並べられている。
縦置きされた複数本の間伐材10は、これらの間伐材10の裏面側に配置された連結材12(腹起こし材)で互いに結合される。連結材12は、図3(a)に示すように、複数本の間伐材10にわたって補強土擁壁1の横幅方向に伸びるように水平に配置されている。そして、複数の連結材12は、図2(a)、(b)及び図3(a)に示すように、間伐材10の上下方向に一定の間隔をおいて配置されるが、各段の盛土構造体4の盛土9のほぼ上面の高さに配置される。
連結材12は、図2(a)、(b)に示すように断面L型の山形鋼を使用する。この連結材12には、固定具通し用の複数の孔が、長手方向に一定間隔(例.50mm間隔)に形成されている。固定具13として、コーチスクリュー(長い釘の先端部から1/3〜2/3程度がねじとなっている固定具。)を使用する。又は、図示はしないが、座金で山形鋼を押さえ、座金に通したコーチスクリューで山形鋼を固定する構成としてもよい。
そして、この連結材12に形成された複数の孔を通して固定具13(コーチスクリュー)を間伐材10にねじ込んでから打ち込み、前面折返部7を複数本の間伐材10との間に挟持し、連結材12を複数本の間伐材10に固定し、複数本の間伐材10を互いに結合するとともに、前面折返部7を複数本の間伐材10と固定する。
背後掘削面2及び底面地盤3には、敷網材14(「ジオグリッド」ともいう。商品としては商品名「テンサー」がある。)がたるまないように密着して全体的に敷設され、適宜箇所で、とめピン等により固定されている。
敷網材14は、背後掘削面2から底面地盤3にかけて敷設され、さらに、図2(a)、(b)及び図3(b)に示すように、底面地盤3の谷側端で、壁面材5の山側面に沿って上方に折り返され、この上方に折り返された敷網材14の山側の面(背面)に沿って植生マット15が配置される。
以上のような構成の敷網材14によって囲まれたスペース内に、盛土用の土砂を詰め、転圧ローラ等を利用して締固めを行いながら、ほぼ鉛直に60cm程度の高さまで盛土9を盛り立てる。
そして、谷川端で上方に折り返された敷網材14を盛土9の前端において山側に折り返して盛土9上に敷設する。敷網材14の背後掘削面2に沿って敷設された敷網材14はやはり盛土9の山側端において谷川に折り返して盛土9上に敷設する。
このようにして、盛土9上において谷川及び山側から折り返された敷網材14の折返し両端部を連結具16で連結するように、盛土9上に別の敷網材14’が敷設される。これにより、盛土構造体4は盛土9が袋状に詰め込まれた構造となる。
そして、図1、図2(a)に示すように、盛土構造体4の上方から控え杭17(アンカー)を打ち込む。そして、連結材12に一端を結着したワイヤ18の他端を控え杭17に取り付ける。これにより、連結材12及び間伐材10を山側に引っ張って支持することができ、強固な間伐材壁11が構築される。なお、ワイヤ18の代わりに鉄筋を使用してもよい。
このようにして構築された1段目(最下段)の盛土構造体4の上に、2段目以上の盛土構造体を順次積み重ねて構築することにより複数段の盛土構造体4を有する補強土擁壁1が構築される。
2段目以上の盛土構造体4は、夫々次のように構築される。下位の盛土4の上面に沿って敷設されている敷網材14’に、山側では背後掘削面2に沿って上方に向けて敷設される敷網材14が、谷側では間伐材10の背面に沿って上方に向けて敷設される敷網材14が、夫々連結具16、16によって、連結される。このようにして形成された下位の敷網材14’、谷川及び山側の敷網材14、14で囲まれる空間に、当該2段目以上の盛土となる土砂が充填され、盛土9として突き固められる。
この盛土9の上面において、敷網材14、14に、当該盛土9の上面に新たに敷設される敷網材14’の両端が連結具16、16で連結され、敷設される。このようにして、山側、谷川及び盛土上面の敷網材14、14、14’で形成された袋状の敷網材内に盛土が充填されたが2段目以上の当該盛土構造体4が形成される。
この2段目以上の盛土構造体4の盛土9にも控え杭17が打設され、ワイヤ18又は鉄筋を介して2段目以上の盛土構造体4の高さの位置に対応する連結材12に連結する。なお、補強土擁壁1は、山側に向けて傾斜するように、間伐材壁11の傾斜角度が決められる。
(実施例2)
図4、5、6は、いずれも本考案に係る補強土擁壁の実施例2を説明する図であり、図4は実施例2の補強土擁壁の一部を正面側から見た斜視図であり、図5(a)は実施例2の補強土擁壁の断面図であり、図5(b)は補強土擁壁の構築例である。図6(a)は正面図で、図6(b)は平面図である。この実施例2に係る補強土擁壁19は、実施例1とほぼ同じであるが、実施例1と異なる構成を中心に以下に説明する。
実施例2の補強土擁壁19は、実施例1の補強土擁壁1とは間伐材壁の構成が異なる。即ち、実施例2の補強土擁壁19では、その間伐材壁20は、図4、図5(b)、図6(a)に示すように、複数本の間伐材10が、夫々が水平に配置され(横置きされ)て、しかも上下方向に互いに隣接する間伐材10が交互に長手方向にずれて並べられ、縦方向に配置された連結材21で固定され、互いに結合して構成される。
即ち、実施例2の間伐材壁20では、上下方向に隣接した複数本の間伐材10は、水平に配置され、交互にその長手方向の位置を食い違い状にずれて格子状に配列されている。このように交互にずれて配列され、上下方向に隣接した複数本の間伐材10が互いに重なる部分22に対して、連結材21が配置され固定されている。
連結材21は、断面L型の山形鋼23を利用する。この山形鋼23は、長手方向に一定間隔に形成された複数の孔が形成されている。間伐材10を連結材21で固定するには、図6(a)に示すように、一対の断面L型の山形鋼23が互いに背中合わせに配置され、図5(a)に示すように、ボルト・ナット24で互いに結合されて断面が⊥型になるようにする。
このように結合される一対の山形鋼23は、図6(a)に示すように、複数本配置されるが、最下端と最上端のそれぞれにおける一対の山形鋼23の互いに長さを異ならせることにより、長手方向に食い違いになるような構造とする。これにより、一対の山形鋼23から成る連結材21を継ぎ合わせて上方に伸ばすことが可能となる。
固定具13として実施例1と同様にコーチスクリューを使用する。壁面材5の前面折返部7を間伐材10と連結材21の間に挟持した状態で、固定具13を連結材21の山形鋼23の複数の孔を通して間伐材10にねじ込んでから打ち込む。これにより、複数本の間伐材10を互いに山形鋼23で固定し、壁面材5の前面折返部7を壁面材5の前面折返部7との間に固定する。
なお、底面地盤3には壁面材5を設けたが、盛土構造体4の上面には壁面材5を設けなくてもよいから、盛土構造体4より上方では、間伐材10は連結材21と直接当接して固定される。又、この実施例2では斜タイ材8としてターンバックルを利用しているが、ターンバックルではなく実施例1と同様の棒材等の斜めタイ材でもよい。
以上、本考案に係る補強土擁壁の実施形態を実施例に基づいて説明したが、本考案は特にこのような実施例に限定されることなく、実用新案登録請求の範囲記載の技術的事項の範囲内でいろいろな実施例があることはいうまでもない。
本考案に係る補強土擁壁は、現地調達可能な間伐材を利用できるから、山間地等の道路擁壁、治山用の補強土擁壁、敷地造成地の擁壁、土捨て場の擁壁等多くの場所に適用可能である。
本考案に係る補強土擁壁の実施例1の全体構造を説明する図である。 (a)は実施例1の補強土擁壁の構造を説明する断面図であり、その要部拡大図を(b)で示す。 (a)は実施例1の補強土擁壁の正面図であり、(b)は平面図である。 本考案に係る補強土擁壁の実施例2の補強土擁壁の一部を斜め正面から見た斜視図である。 (a)は実施例2の補強土擁壁の側方から見た断面図であり、(b)は補強土擁壁の構築例である。 (a)は正面図で、(b)は平面図である。
符号の説明
1 補強土擁壁(実施例1)
2 背後掘削面
3 底面地盤
4 盛土構造体
5 壁面材
6 壁面材の底面部
7 壁面材の前面折返部
8 斜めタイ材
9 盛土
10 間伐材
11 間伐材壁(実施例1)
12 連結材(実施例1)
13 固定具
14、14’ 敷網材
15 植生マット
16 連結具
17 控え杭
18 ワイヤ
19 補強土擁壁(実施例2)
20 間伐材壁(実施例2)
21 連結材(実施例2)
22 間伐材が互いに重なる部分
23 山形鋼
24 ボルト・ナット

Claims (5)

  1. 底面地盤上に積み重ねられた複数段の盛土構造体と、該盛土構造体の前面に沿って設けられた複数本の間伐材と、該複数本の間伐材を互いに結合する複数の連結材とを備えた補強土擁壁であって、
    上記盛土構造体のうち最下段の盛土構造体は、上記底面地盤の上面に設置され底面部と前面折返部とから成るL型の壁面材と、背後掘削面、上記底面地盤の上面、上記前面折返部の背面及び盛土上面に沿って敷設される敷網材と、該敷網材で形成された空間に充填され突き固められた盛土と、該盛土に打設された控え杭とを備えており、
    上記盛土構造体のうち2段目以上の盛土構造体は、夫々下位の盛土上面に沿って敷設される敷網材と連結され、上記背後掘削面、上記間伐材の背面及び盛土上面に沿って敷設される敷網材と、該敷網材で形成された空間に充填され突き固められた盛土と、該盛土に打設された控え杭とを備えており、
    上記壁面材の底面部と前面折返部とは、互いに斜めタイ材で結合されており、
    上記間伐材は、複数本立設して並べられて間伐材壁を構成しており、
    上記複数の連結材は、上下方向に間隔をおいて水平に置かれ、上記複数本の間伐材の背面側に当接されて固定具で上記複数本の間伐材に固定され、上記複数本の間伐材を互いに結合しており、
    上記控え杭は、上記連結材にワイヤ又は鉄筋を介して連結されていることを特徴とする補強土擁壁。
  2. 上記連結材は山形鋼であることを特徴とする請求項1記載の補強土擁壁。
  3. 底面地盤上に積み重ねられた複数段の盛土構造体と、該盛土構造体の前面に沿って設けられた複数本の間伐材と、該複数本の間伐材を互いに結合する複数の連結材とを備えた補強土擁壁であって、
    上記盛土構造体のうち最下段の盛土構造体は、上記底面地盤の上面に設置され底面部と前面折返部とから成るL型の壁面材と、背後掘削面、上記底面地盤の上面、上記前面折返部の背面及び盛土上面に沿って敷設される敷網材と、該敷網材で形成された空間に充填され突き固められた盛土と、該盛土に打設された控え杭とを備えており、
    上記盛土構造体のうち2段目以上の盛土構造体は、夫々下位の盛土上面に沿って敷設される敷網材と連結され、上記背後掘削面、上記間伐材の背面及び盛土上面に沿って敷設される敷網材と、該敷網材で形成された空間に充填され突き固められた盛土と、該盛土に打設された控え杭とを備えており、
    上記壁面材の底面部と前面折返部とは、互いに斜めタイ材で結合されており、
    上記複数本の間伐材は、水平に配置されて間伐材壁を構成しており、
    上記複数の連結材は、横方向に間隔を置いて縦置きされ、上記複数本の間伐材の背面側に固定具で固定され、上記複数本の間伐材を互いに結合しており、
    上記控え杭は、上記連結材にワイヤ又は鉄筋を介して連結されていることを特徴とする補強土擁壁。
  4. 上記連結材は、互いに背合わせで固定されて成る一対の山形鋼であることを特徴とする請求項3記載の補強土擁壁。
  5. 上記複数本の間伐材は、上下方向に互いに隣接する間伐材が交互に長手方向にずれて並べられており、該上下方向に互いに隣接する間伐材が長手方向で重なる部分で上記連結材が固定されていることを特徴とする請求項3又は4記載の補強土擁壁。
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