JP2655045B2 - Ecl回路 - Google Patents

Ecl回路

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JP2655045B2
JP2655045B2 JP5225188A JP22518893A JP2655045B2 JP 2655045 B2 JP2655045 B2 JP 2655045B2 JP 5225188 A JP5225188 A JP 5225188A JP 22518893 A JP22518893 A JP 22518893A JP 2655045 B2 JP2655045 B2 JP 2655045B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はECL(エミッタ結合型
論理)回路に関し、特に低消費電力型のECL回路に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ECL回路は、互いにエミッタが共通接
続された差動対トランジスタと、これ等差動対トランジ
スタのエミッタ共通接続点に対して定電流を供給する定
電流トランジスタと、この定電流トランジスタのベース
に基準バイアスを供給する基準バイアス発生回路とから
なる。
【0003】このECL回路では、差動対トランジスタ
の一方のベースには基準電圧が印加され、他方のベース
に前段からの論理信号が印加されており、この論理信号
が“1”(ハイレベル)の場合は差動対トランジスタの
一方がオンとなり、“0”(ローレベル)の場合は差動
対トランジスタの他方がオンとなるものである。
【0004】従って、ECL回路では、論理入力レベル
の如何にかかわらず、常に定電流が流れることなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この様に、従来のEC
L回路では、定電流が常時流れるために、その消費電力
が大きく、特にLSIの論理装置では、多数のECL型
ゲート回路が配列されて集積化されていると、その発熱
が極めて大となり、LSIの冷却が困難になるという欠
点がある。
【0006】そこで、本発明はこの様な従来のものの欠
点を解消すべくなされたものであって、その目的とする
ところは、消費電力の削減を図ったECL回路を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、互いに
エミッタが共通接続された差動対トランジスタと、前記
差動対トランジスタのエミッタ共通接続点に対して定電
流を供給する定電流トランジスタと、前記定電流トラン
ジスタのベースに基準バイアスを供給する基準バイアス
発生手段とを有するECL回路であって、前記差動対ト
ランジスタのベース入力に対して前段回路からの論理信
号の未印加時に、前記基準バイアス発生手段の基準バイ
アスを可変してより小なるバイアスとするバイアス可変
手段を含み、前記基準バイアス発生手段は、ベースが一
定バイアスされたバイアス発生用トランジスタと、この
トランジスタのエミッタ出力を一定電圧だけレベルシフ
トするレベルシフト素子とを有し、このレベルシフト素
子によるレベルシフト電圧を前記定電流トランジスタの
ベースバイアスとするよう構成されており、前記バイア
ス可変手段は、電源間において順次直列接続された第1
抵抗素子,一定ベースバイアスのトランジスタ,第2抵
抗素子からなり、前記第1抵抗素子と前記一定ベースバ
イアスのトランジスタとの直列接続点から前記バイアス
発生用トランジスタのベースバイアスが供給されてお
り、前記第2抵抗素子と前記一定ベースバイアスのトラ
ンジスタとの直列接続点に前記ベース入力が接続されて
いることを特徴とするECL回路が得られる。
【0008】
【実施例】以下に図面を用いて本発明の実施例について
説明する。
【0009】図1は本発明の実施例の回路図である。図
において、差動対トランジスタQ2,Q3 のエミッタは
互いに共通接続されており、トランジスタQ2 のベース
に前段回路(図示せず)からの論理信号が印加され、ト
ランジスタQ3 のベースは基準電圧V2 が印加されてい
る。
【0010】トランジスタQ2 ,Q3 のエミッタ共通接
続点と低電位電源VEとの間には、定電流回路が設けら
れており、この定電流回路は定電流トランジスタQ4 と
抵抗R5 との直列接続構成であり、トランジスタQ4 の
ベースに基準バイアスが印加されることにより、一定電
流がそのコレクタに生成されてECL回路の動作電流と
なっている。
【0011】このトランジスタQ4 のベース基準バイア
スは、トランジスタQ5 ,レベルシフトダイオードD1
,D2 及び抵抗R6 からなる基準バイアス発生回路に
より生成されている。この基準バイアス発生回路は、高
電位電源(本例ではアース)と低電位電源VEとの間に
おいて、トランジスタQ5 ,レベルシフトダイオードD
1 ,D2 ,抵抗R6 がこの順に直列接続されたものであ
り、ダイオードD2 と抵抗R6 との直列接続点の電位が
基準バイアスとなって、トランジスタQ4 のベースへ印
加されている。
【0012】トランジスタQ5 のベースには、抵抗R1
による電圧降下分がバイアスとして印加されいるが、こ
のバイアス値はトランジスタQ1 のオンオフにより可変
自在となっている。
【0013】このバイアス可変用のトランジスタQ1 の
コレクタとアースとの間に先の抵抗R1 が接続され、そ
のエミッタと電源VEとの間に別の抵抗R4 が接続され
ており、ECL回路の論理入力INがトランジスタQ1
のエミッタに接続されている。トランジスタQ1 のベー
スには一定電圧V1 が印加されている。
【0014】尚、差動対トランジスタQ2 ,Q3 の各コ
レクタには負荷抵抗R2 ,R3 が夫々設けられており、
本例では、トランジスタQ3 のコレクタから回路出力O
UTが導出されている。
【0015】かかる構成において、トランジスタQ1 の
ベース電位V1 の値を次の如く設定しておく。すなわ
ち、入力INに前段回路が接続されて通常の論理入力レ
ベルの電圧が印加されるときには、トランジスタQ1 は
オフし、入力INが無接続時(前段回路からの論理信号
が未印加時)には、トランジスタQ1 はオンする様な電
圧V1 を、トランジスタQ1 のベースへ予め設定して印
加しておく。
【0016】すなわち、通常の論理入力レベルがVOH
(ハイレベル)〜VOL(ローレベル)間で変化する場合
には、 VOL>>V1 >VE+VBE(Q1 ) となる様なV1 に設定する。VBE(Q1 )はトランジス
タQ1 のベースエミッタ間電圧である。
【0017】こうすることにより、入力INに前段回路
が接続されて論理入力レベルがVOH〜VOLの範囲にある
ときは、トランジスタQ1 は常時オフとなっているの
で、抵抗R1 に電流は流れず、よって定電流トランジス
タQ4 のベース電位は、 −{VBE(Q5 )+2VD } ……(1) となる。尚、VD はレベルシフトダイオードD1 ,D2
の順方向電圧である。
【0018】従って、ECL回路の定電流値は、 {VE−VBE(Q5 )−2VD −VBE(Q4 )}/R5 ……(2) となる。
【0019】次に、入力INが無接続となり、抵抗R4
によりプルダウンされて入力INの電位がVEに等しく
なると、トランジスタQ1 は始めてオンとなり、抵抗R
1 に電流が流れることになる。
【0020】従って、この抵抗R1 には電圧降下が生
じ、その電位VR1 は、 VR1=−R1 {VE−(V1 −VBE(Q1 ))}/R4 となる。
【0021】よって、定電流トランジスタQ4 のベース
電位は、 −{VR1+VBE(Q5 )+2VD } ……(3) となり、通常動作時のベース電位である(1)式と比較
すると、VR1だけ低い電位となる。
【0022】その結果、トランジスタQ4 による定電流
値は、 {VE−VR1−VBE(Q5 )−2VD −VBE(Q4 )}/R5 ……(4) となり、通常時の定電流値である(2)式と比較する
と、当然VR1による値だけ低い電流値となる。
【0023】そこで、このVR1を、トランジスタQ4 の
ベース電位がVEと略等しくなる様な値に設定しておけ
ば、トランジスタQ4 はオフとなり、定電流は零とな
り、ECL回路の消費電力は極めて小となるのである。
【0024】尚、図1の例は単なる一例を示すに止ま
り、種々の変更が可能であることは明らかである。
【0025】
【発明の効果】叙上の如く、本発明によれば、論理入力
が未印加時には、定電流回路の電流値を極めて小(ほぼ
零)に設定することができるので、消費電力が小となっ
て、特にLSIで多数ECLゲートを使用する場合に有
用となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の回路図である。
【符号の説明】
Q1 バイアス可変用トランジスタ Q2 ,Q3 差動対トランジスタ Q4 定電流トランジスタ Q5 バイアス発生用トランジスタ D1 ,D2 レベルシフトダイオード R1 〜R6 抵抗

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いにエミッタが共通接続された差動対
    トランジスタと、前記差動対トランジスタのエミッタ共
    通接続点に対して定電流を供給する定電流トランジスタ
    と、前記定電流トランジスタのベースに基準バイアスを
    供給する基準バイアス発生手段とを有するECL回路で
    あって、前記差動対トランジスタのベース入力に対して
    前段回路からの論理信号の未印加時に、前記基準バイア
    ス発生手段の基準バイアスを可変してより小なるバイア
    スとするバイアス可変手段を含み、 前記基準バイアス発生手段は、ベースが一定バイアスさ
    れたバイアス発生用トランジスタと、このトランジスタ
    のエミッタ出力を一定電圧だけレベルシフトするレベル
    シフト素子とを有し、このレベルシフト素子によるレベ
    ルシフト電圧を前記定電流トランジスタのベースバイア
    スとするよう構成されており、 前記バイアス可変手段は、電源間において順次直列接続
    された第1抵抗素子,一定ベースバイアスのトランジス
    タ,第2抵抗素子からなり、前記第1抵抗素子と前記一
    定ベースバイアスのトランジスタとの直列接続点から前
    記バイアス発生用トランジスタのベースバイアスが供給
    されており、前記第2抵抗素子と前記一定ベースバイア
    スのトランジスタとの直列接続点に前記ベース入力が接
    続されている ことを特徴とするECL回路。
  2. 【請求項2】 前記論理信号の未印加時における前記定
    電流トランジスタのベースバイアスはこの定電流トラン
    ジスタがオフとなるバイアスであることを特徴とする請
    求項1記載のECL回路。
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JPH0653815A (ja) * 1992-07-28 1994-02-25 Fujitsu Ltd 半導体集積回路
JPH06164369A (ja) * 1992-11-20 1994-06-10 Fujitsu Ltd 半導体集積回路

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