JP2654069B2 - 成形用アミノ樹脂組成物 - Google Patents

成形用アミノ樹脂組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は成形用アミノ樹脂組成物、殊に土物陶器用の
民芸調地肌模様が表面に顕現した成形品に適する成形用
アミノ樹脂組成物に関する。更に詳しくは、アミノ系樹
脂成形品の好ましい物性を犠牲にすることなしに、従来
アミノ樹脂成形品に賦与することのできなかつた、萩
焼、信楽焼、備前焼、戸部焼等、の土物陶器風の民芸調
地肌模様が表面に顕現した成形品用のアミノ樹脂組成物
に関する。
従来アミノ樹脂成形材料中には所謂フイラーとしてパ
ルプや木粉等を含有せしめることが行なわれている。し
かし、パルプや木粉は成形材料の製造工程においてアミ
ノ樹脂と共に例えば約80メツシユ以下のできるだけ均一
なサイズに微粉砕された状態で含有されるので、成形品
の表面にパルプや木粉の粉末による模様等の顕出の効果
は殆んどなかつた。
アミノ樹脂成形品の表面に陶器風の地肌模様を顕現さ
せる技術として従来実用化されて来たものには、アミノ
樹脂硬化再生粉を配合することによつて霜降り陶器風地
肌模様を成形品表面に顕出する技術(実公昭54−35176
号)及び特定の粒度分布を有する殻果植物の殻破壊粉を
配合することによつて志野焼陶器風の地肌模様を成形品
表面に顕出する技術(実公昭53−3248号)があつた。し
かし、霜降り陶器や志野焼陶器等の例を除けば、陶器風
の模様を形成品の表面に不自然感無く顕現できる成形材
料を得ることが出来なかったため、従来陶器風模様を印
刷したα−セルロース薄葉紙にアミノ樹脂を含浸乾燥し
て所謂フオイル(化粧紙)を、アミノ樹脂予備成形品上
に載置して熱圧成形する方法が一般に行われて来た。
しかしながら、フオイルを用いてアミノ樹脂成形品の
表面に陶器風模様を顕現する上記の従来技術では顕現す
る模様に立体感や多様性等がないために陶器に較べて不
自然感があり且つ生産能率も低い等の大きな欠点があつ
た。
本発明者等は、アミノ樹脂成形品の好ましい物性に悪
影響を与えることなく、土物陶器風の民芸調地肌模様が
表面に顕現する成形用アミノ樹脂材料を提供すべく研究
を重ねた結果、本発明を完成するに至ったものである。
即ち、本発明によれば、 (イ) 24メツシユ以下の粉度分布を有し且つ相互に色
が異なって不完全混合状態にある2種以上の粉状アミノ
樹脂成形材料約80〜約99.5重量%、好ましくは約85〜約
99.5重量%、及び (ロ) 2.5メツシユ以下で24メツシユ以上の粒度分布
を有し且つ円板流れが約40〜約80mm、好ましくは約55〜
約77mm、である1種以上の粒状アミノ樹脂成形材料約0.
5〜約20重量%、好ましくは約0.5〜約15重量%、[但し
(イ)及び(ロ)の上記重量%の合計が100重量%にな
るものとする] を含有してなる土物陶器風地肌模様を有する成形品用の
アミノ樹脂組成物が提供される。
本発明の(イ)成分といて用いられる粉状アミノ樹脂
成形材料としては、従来当技術分野において慣用のアミ
ノ樹脂成形材料等が好適に用いられる。このようなアミ
ノ樹脂成形材料の製法としては、例えば、メラミン等の
アミノ化合物とホルマリン等のアルデヒド類とを所望の
pHにおいて水性媒体中で反応させアミノ化合物とホルム
アルデヒドとの初期縮合樹脂液を得る。この樹脂液中に
α−セルロース等のフイラーを含浸混捏し、対いで乾燥
して後、必要に応じて粗砕後、顔料等の着色剤、滑剤及
び/又は硬化触媒等の添加剤を添加しボールミル等を用
いて嵌合及び微粉砕を行うことによつて得ることができ
る。本発明で用いられる粉状アミノ樹脂成形材料は、24
メツシユ以下の粒度分布を有するが、好ましくは80メツ
シユ以下の粉分が約80重量%以上更に好ましくは90重量
%以上であるが、粉度分布を有し且つ一般に、約85〜約
110mm、好ましくは約90〜約105mmの円板流れ値を有す
る。本明細書でいう「円板流れ」は、JIS,K−6911によ
り測定した円板流れ値である。
本発明の好適な態様では、(イ)成分として用いられ
る粉状アミノ樹脂成形材料の1種以上は、(イ)成分に
ついて説明した上記特性を有する粉状アミノ樹脂成形材
料に加えて、更にアミノ樹脂硬化再生粉又は殻果植物の
殻破砕粉を含有する粉状アミノ樹脂成形材料である。ア
ミノ樹脂硬化再生粉又は殻果植物の殻破砕粉を含有する
粉状アミノ樹脂成形材料を(イ)成分として含有する好
適態様においては、成形品の表面に顕出する土物陶器風
の民芸調がより高度に再現される。
本発明の上記好適態様で用いられるアミノ樹脂硬化再
生粉を含有する粉状アミノ樹脂成形材料は、実公昭54−
35176号公報に開示されているように、アミノ樹脂硬化
再生粉を成形材料当り約0.2〜約15重量%、好ましくは
約1〜約10重量%含有しており、該アミノ樹脂硬化再生
粉はアミノ樹脂成形材料の成形工程で発生するバリ(フ
ラツシユ)等の成形廃物からの、適宜な着色剤が配合さ
れた、硬化再生粉であつて、60メツシユ以上が少なくと
も約30重量%の粒度分布を有するものが好適である。
また、本発明の好適態様で用いられる殻果植物の殻破
砕粉を含有する粉状アミノ樹脂成形材料は、実公昭53−
3248号公報に開示されているように、殻破砕粉を成形材
料当り約0.1〜約5重量%、好ましくは約0.1〜約3重量
%、特に好ましくは約0.1〜約2重量%含有しており、
該殻破砕粉は60メツシユ以上で且つ少なくとも2つの粒
度分布ピークを有するもの、好ましくは60メツシユ以上
で8メツシユ以下であつて且つ少なくとも2つの粒度分
布ピークを有する殻破砕粉が好適である。上記殻果植物
の殻としてはクルミ類の殻が最適であるが、ヤシ類の殻
も利用可能であり、単独乃至クルミ類の殻と一緒に用い
ることができる。
なお、本明細書で、粒度分布に関し、「メツシユ以
下」の用語は、Tyler標準篩の特定数のメツシユの篩を
通過する粒度を表す意で用いるものであり、一方「メツ
シユ以上」の用語は特定数のメツシユの篩を通過しない
粒度を表す意で用いるものである。
本発明の(ロ)成分として用いられる粒状アミノ樹脂
成形材料としては、一般に、上記(イ)成分の粉状アミ
ノ樹脂成形材料を適宜造粒及び縮合度を上げることによ
つて製造することができる。例えば、粉状アミノ樹脂成
形材料をスクリユー式押出機により加熱押出して得られ
たフレーク状物を適当な温度、例えば120℃で例えば15
時間加熱処理後冷却して粗砕し、必要な粒分を篩分ける
ことにより、前記特定の粉分と特定の円板流れ値を有す
る(ロ)成分の粒状アミノ成形材料が有利に得られる。
なお、(ロ)成分の粒状アミノ樹脂成形材料を調製す
るための粉状アミノ樹脂成形材料としては、成形品表面
に顕現される土物陶器風の地肌模様に応じ、必要な場合
は前記のアミノ樹脂硬化再生粉又は殻果植物の殻破砕物
を含有する粉状アミノ樹脂成形材料が用いられる。
該粒状アミノ樹脂成形材料は前記の如く2.5メツシユ
以下で24メツシユ以上、好ましくは3.5メツシユ以下で2
4メツシユ以上、の粉分が100重量%の粉度分布を有する
ものであるが、2.5メツシユ以上の粗粉分を含有すると
成形性の低下や成形品の耐クラツク強度の低下をきたす
ので好ましくなく、一方24メツシユ以下の細か過ぎる粉
分を加えても(イ)の粉状アミノ樹脂成形材料との粒度
差が小さいためか成形品の表面の陶器風模様に格別の効
果も与えない。一方粒状アミノ樹脂成形材料の円板流れ
は約40〜約80mm、好ましくは約55〜約77mmであるが、円
板流れが約40mm未満と小さ過ぎては土物風の外観が得ら
れず、また粉末アミノ樹脂成形材料の密着不良による耐
クラツク強度の低下をもたらすので好ましくなく、また
約80mmを超えて大き過ぎては粒状アミノ樹脂成形材料が
成形時に流動し、縞状模様となり、独特の風味がそこな
われるので好ましくない。
本発明の成形用アミノ樹脂組成物は前記(イ)の粉状
アミノ樹脂材料約80〜約99.5重量%と前記(ロ)の粒状
アミノ樹脂材料約20〜約0.5重量%を本質的に含有して
なるものであるが、土物陶器風の民芸調地肌模様の外観
及び成形品に必要な物性を損わない範囲で任意の粒度分
布を有するアミノ樹脂成形材料を組成物当り約10重量%
迄含有することができる。
本発明の成形用アミノ樹脂組成物は、必要に応じ(例
えば組成物の成形時の流れを向上させるため等)、アミ
ノ化合物ホルムアルデヒド初期縮合物の粉末、例えば日
本カーバイド工業(株)製メラミン樹脂「ニカレジンS
−260」、を土物陶器風の民芸調地肌模様の外観及び成
形品の望ましい物性を損わない範囲で組成物当り約15重
量%迄含有させてもよい。
本発明の(イ)成分として用いられる粉状アミノ樹脂
成形材料及び(ロ)成分として用いられる粉状アミノ樹
脂成形材料の調色は、目的とする土物陶器風の民芸調地
肌模様が成形品に顕現するように、適宜常法に従つて行
なわれる。好適な実施態様においては(イ)の粉状アミ
ノ樹脂成形材料の調色は、主成分(配合量が比較的多
い)となる粉状アミノ樹脂成形材料には陶土と同様の色
を成形品に顕現するような調色、例えば象牙色系、黄色
系、黄褐色系、茶色系、焦茶色系等の褐色系の調色が行
なわれ、副成分(配分量が比較的少ない)である粉末状
アミノ樹脂成形材料には、白、黒、灰色、赤などの系統
の調色が行なわれる。一方、(ロ)の粒状アミノ樹脂成
形材料には、上記(イ)の粉状アミノ樹脂成形材料の調
色に用いられるものの他に草色系、青磁色系、黒緑色系
などの緑色系や空色系、マリンブルー系などの青色系の
調色も行なわれる。
本発明の成形用アミノ樹脂組成物では、相互に色の異
なる2種以上の粉状アミノ樹脂成形材料が不完全混合状
態で組成物中に含有されている。色の異なった2種以上
の粉状アミノ樹脂成形材料をボールミル型混合機等で長
時間混合を行うと、これら色の異なった粉状アミノ樹脂
成形材料の中に夫々配合されていた色の異なった2種以
上の顔料等の着色剤が完全に混合して均一に分布するに
至るため、混合して得られた成形材料よりの成形品の表
面は肉眼で見て均一な色調を呈する。本明細書で「不完
全混合状態」とは、成形品の表面が上記のように均一な
色調を呈する迄に至らない混合状態をいうものであり、
好適には、成形品が第1図の外観を示すような混合状態
をいう。
第1図の成形品は、後記の象牙色系粉状メラミン樹脂
成形材料970gと赤色系粉状メラミン樹脂成形材料30gと
をV型混合機で2分間混合した成形材料を圧縮成形して
得られたものである。第2図は第1図の成形材料を更に
30分間混合を継続し完全に混合した成形材料を圧縮成形
して得られた成形品の外観を示すもので、完全に混合が
行なわれるので成形品の外観は肉眼で見て均一な色調を
示している。
本発明の成形用アミノ樹脂組成物を製造するには、前
記(イ)の2種以上の粉状アミノ樹脂成形材料及び
(ロ)の粉状アミノ樹脂成形材料を、例えばV型混合機
を用い毎分20回転で1〜10分のように短時間混合する方
法が好適に用いられるが、V型混合機−以下の例えばナ
ウターミキサー、ボールミル、タンブラー、オムニミキ
サー、ヘンシエルミキサー、レデイゲミキサー、リボン
ブレンダー、プラネタリーミキサー等の混合機を用いて
も混合条件を適宜選択することによつて本発明の樹脂組
成物を得ることができる。
本発明の成形用うアミノ樹脂組成物用のアミノ樹脂と
してはアミノ−s−トリアゾンホルムアルデヒド系樹脂
及び尿素類ホルムアルデヒド系樹脂等があるが、メラミ
ンホルムアルデヒド系樹脂及び尿素ホルムアルデヒド系
樹脂が好ましく、中でもメラミンホルムアルデヒド系樹
脂が殊に好適である。
本発明で用いることができるメラミンホルムアルデヒ
ド系樹脂及び尿素ホルムアルデヒド系樹脂は、必要に応
じメラミン又は尿素の一部を共縮合可能な他の化合物に
置き換えることができる。このような共縮合可能な化合
物は、例えばベンゾグアナミン、アセトグアナミン、CT
Uグアナミンの如きグアナミン類、尿素、チオ尿素の如
き尿素類、フエノール、キシレノーネ、クレゾール、ビ
スフエノールAの如きフエノール類、エポキシ化合物
類、ポリエステル化合物類などである。
本発明で用いる粉状アミノ樹脂成形材料に配合される
前記添加剤としては、たとえば酸化チタン、酸化亜鉛、
硫化亜鉛、ベンガラ、紺青、硫酸バリウム、鉄黒、群
青、カーボンブラツク、リトボン、チタンイエロー、コ
バルトブルー、ハンザイエロー、ベンジジンイエロー、
レーキレツド、アニリンブラツク、ジオキサジンバイオ
レツト、キナクリドンバイオレツト、ナフトールイエロ
ー、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、
などの如き無機もしくは有機顔料類;ステアリン酸亜
鉛、ミリスチン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ス
テアリン酸カルシウム、ブチルステアレート、ステアリ
ルステアレート、ジオクチルフタレート、フタル酸ジブ
チル、ステアリン酸アミド、ε−カプロラクタム、オレ
イン酸アミド、リノール酸アミド、ポリエチレングリコ
ール、ステアリルアルコール、ポリオキシエチレンステ
アレート、グリセリン、ポリエチレングリコールモノオ
レート、などの如き滑剤類;無水フタル酸、p−トルエ
ンスルホン酸、シユウ酸ジメチル、シユウ酸ジベンジ
ル、フタル酸ジメチル、ベンゾイルパーオキサイド、エ
ピクロルヒドリン、p−トルエンスルフオン酸トリエタ
ノールアミン塩、2−アミノエチルスルホン酸、塩酸ジ
メチルアニリンスルホン酸、シユウ酸メラミン、塩化ア
ンモン、リン酸アンモニウム、リン酸トリメチル、アセ
トアミド、オキザミド、の如き硬化触媒類を例示するこ
とができる。
本発明の成形用アミノ樹脂組成物より製造される成形
品は、その形状には特別の制約はなく、広義の食器類、
花器類、灰皿類、植木鉢類等のような容器類、タイル
類、化粧壁板類、化粧骨材類、家具・置時計・照明具・
鏡などの枠体類、装飾置物類などの如き建材乃至インテ
リア材類;装飾、ボタン、ブローチ、ペンダント、コン
パクトなどの如きアクセサリー類などの広い分野におい
て、戸部焼、萩焼、信楽焼、備前焼陶器等、殊に戸部焼
及び信楽約、特に戸部焼陶器様の土物陶器風の野趣に富
む民芸調地肌模様が表面に顕現し、しかもこの地肌模様
が立体的深みを有して且つ渋い優雅さと自然な味いも併
せ有する極めてユニークな美観を示し、しかもアミノ樹
脂成形品の好ましい物性を何等低下させることがない、
極めて優れた効果を示す。
本発明の成形用アミノ樹脂組成物は、特に戸部焼風及
び信楽焼風の食器、特に戸部焼風の食器の製造に好適で
ある。
実施例 用いた粉状アミノ樹脂成形材料: 1.薄茶色系粉状メラミン樹脂成形材料A ニカレツトMC,T−5720S[日本カーバイド工業(株)
製、クルミ殻破砕粉含有薄茶色粉状成形材料] 2.茶色系粉状メラミン樹脂成形材料B ニカレツトMC,U−5251S「日本カーバイド工業(株)
製、アミノ系樹脂硬化再生粉及びクルミ殻破砕粉含有茶
色粉状成形材料] 3.黄色系粉状メラミン樹脂成形材料C ニカレツトMC,Y−5673[日本カーバイド工業(株)
製、黄色粉状成形材料] 4.赤色系粉状メラミン樹脂成形材料D ニカレツトMC,T−5611[日本カーバイド工業(株)
製、赤色粉状成形材料] 用いた粒状アミノ樹脂成形材料: 1.象牙色系粒状メラミン樹脂成形材料Eの製法 ニカレツトMC,E−3178[日本カーバイド工業(株)
製、象牙色粉状成形材料]を直径100mm厚さ10〜15mmの
ダブレツトに成形し、高周波予熱器で120秒間加熱処理
した後室温まで冷却した。この加熱処理物を、目開き1m
mφのスクリーンを付けた回転衝撃式破砕機を用いて粉
砕し、白色粒状メラミン樹脂成形材料Eを得た。
2.茶色系粒状メラミン樹脂成形材料Fの製法 前記茶色粉状成形材料Bを用い、回転衝撃式粉砕機に
目開き6mmφのスクリーンを付けた以外は同様に黒色粒
状メラミン樹脂成形材料Fを製造した。
3.黒色系粒状メラミン樹脂成形材料Gの製法 前記黒色粉状成形材料Eを用い、且つ、回転衝撃式粉
砕機に目開き3mmφのスクリーンを付けた以外は同様に
黒色粒状メラミン樹脂成形材料Gを製造した。
実施例1 薄茶色系粉状メラミン樹脂成形材料A900g、茶色系粉
状メラミン樹脂成形材料B60g、黄色系粉状メラミン樹脂
成形材料C20g、赤色系粉状メラミン樹脂成形材料D10g及
び象牙色系粒状メラミン樹脂成形材料E20gをV型混合器
を用いて2分間混合して成形用メラミン樹脂組成物を得
た。この組成物は、24メツシユ以下の粒度分布を有する
粉状アミノ樹脂成形材料98.5重量%(円板流れ94mm)、
及び、3.5〜24メツシユの粒状アミノ樹脂成形材料1.5重
量%(円板流れ70mm)を含有していた。この成形用メラ
ミン樹脂組成物を用いて成形した皿は、第3図に示すよ
うに薄茶色の生地のなかにクルミ殻破砕粉に起因する極
小さな黒い点が多数点在するとともに、これより大きな
茶色や赤の不定形の反転模様が所々に点在し、また、添
加した象牙色の粉状成形材料が極わずかに流れてその輪
郭がぼやけた状態の大小様々な斑点が多数見られる、戸
部焼の風合を有する「土物」風陶器様外観を呈してお
り、また、耐クラツク性などの物性も普通のメラミン樹
脂成形品と同様に優れていた(なお、本願発明のアミノ
樹脂組成物を用いて得られる成形品の外観を正確に図示
することは困難であるので、本願明細書と同時に提出し
た物件提出書に、実施例1及び2のアミノ樹脂組成物を
用いて得られるアミノ樹脂成形品のテストピース見本を
添付して提出した)。
実施例2 茶色系粉状メラミン樹脂成形材料B450g、黄色系粉状
メラミン樹脂成形材料C450g、茶色系粒状メラミン樹脂
成形材料F40g、黒色系粒状メラミン樹脂成形材料G20g及
び白色系粒状メラミン樹脂成形材料E50gを用いる以外は
実施例1と同様にして成形用メラミン樹脂組成物を得
た。この組成物は、24メツシユ以下の粒度分布を有する
粉状アミノ樹脂成形材料92.2重量%(円板流れ98mm)、
及び2.5〜24メツシユの粒度分布を有する粉状アミノ樹
脂成形材料7.8重量%円板流れ65mm)を含有していた。
この成形用メラミン樹脂組成物を用いて成形した皿は、
やや黒っぽい濃いめの生地の中に、添加した三色の粒状
成形材料が極わずかに流れてその輪郭がぼやけた状態の
大小様々な黒、茶、象牙色の斑点が多数見られる、信楽
焼の風合を有する「土物」風陶器様外観を呈しており、
その物性も優れていた。
【図面の簡単な説明】
第1図は2種の粉状アミノ樹脂成形材料が不完全混合状
態にある成形材料よりの成形品の外観を示し、第2図は
第1図で用いた2種の粉状アミノ樹脂成形材料が完全に
混合された成形材料よりの成形品の外観を示す。第3図
は本願発明の成形用アミノ樹脂組成物よりの成形品の外
観を示す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ) 24メツシユ以下の粒度分布を有し
    且つ相互に色が異なって不完全混合状態にある2種以上
    の粉状アミノ樹脂成形材料約80〜約99.5重量%及び (ロ) 2.5メツシユ以下で24メツシユ以上の粒度分布
    を有し且つ円板流れが40〜80mmである1種以上の粒状ア
    ミノ樹脂成形材料約0.5〜約20重量%[但し(イ)及び
    (ロ)の上記重量%の合計が100重量%になるものとす
    る] を含有してなる土物陶器風地肌模様を有する成形品用の
    アミノ樹脂組成物。
  2. 【請求項2】少なくとも1種の該粉状アミノ樹脂成形材
    料がアミノ樹脂硬化再生粉又は殻果植物の殻破砕粉を含
    有する特許請求の範囲第1項記載のアミノ樹脂組成物。
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