JP2653656B2 - 歯みがき - Google Patents

歯みがき

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリ(ヒドロキシプロピルエーテル)非イオ
ン界面活性剤と,(i)N−アシル−N−メチルグリシ
ン(N−アシルサルコシン)の塩および(ii)コプラ脂
肪酸と動物蛋白質加水分解物との縮合物の塩からなる群
から選択する蛋白質分解生成物の特定的誘導体の塩とを
組合わせて含む、苦味がなく粘膜および歯ぐきを刺戟し
ない、改良された発泡特性をもつ歯みがきを目的とす
る。
本出願人はベルギー特許第899,780号明細書におい
て、歯および口腔の手入を行うための清浄用製品、特に
心地良い味がし、苦味がなく粘膜を刺戟しない歯みがき
についてすでに記述しており、この歯みがきはポリ(ヒ
ドロキシプロピルエーテル)非イオン界面活性剤を含有
する。この歯みがきはかなり良い発泡力をもつ。
しかしながら、歯みがき組成物の発泡力は清浄力とは
無関係であるとはいえ、使用者の考えには混乱があるよ
うに思われ、大部分の使用者に対して、歯みがきは十分
に発泡しなければ清浄化を行なわないという考えが行き
わたつており、従つて使用者は発泡性の歯みがきを最も
強く望んでいる。
従つて苦味がなく口腔粘膜や歯ぐきに対する刺戟のな
い、発泡力の改良された、ポリ(ヒドロキシプロピルエ
ーテル)を含有する歯みがきを研究するのが望ましいこ
とは明らかである。
陰イオン界面活性剤は発泡力をもちまた歯みがき中に
用いることが知られている。
このうち最も一般に用いるものはラウリルサルフエー
トである。これは良く発泡するが、虫歯予防剤および殺
菌剤のような陽イオン活性剤の抗微生物効果を失活する
欠点がある。これはラウリルサルフエートがこの活性剤
に対して融和性がないことによる。この他、ナトリウム
ラウリルサルフエートはいくらかの苦味を与え、また非
イオン性のポリ(ヒドロキシプロピルエーテル)よりも
口腔粘膜および歯ぐきに対する刺戟性が一層強い。
他の陰イオン界面活性剤もまた口腔内で苦味を生み、
またポリ(ヒドロキシプロピルエーテル)非イオン界面
活性剤よりも口腔粘膜や歯ぐきに対する刺戟性が強い。
同様に、ある種の両性界面活性剤は良好な発泡特性を
示すことが知られている。
最も知られたものとして、MIRANOLの名で発売の両性
界面活性剤、特に、MIRANOL社によりMIRANOL BTの名で
発売のナトリウムラウロアンフオカルボキシグリシネー
トとナトリウムトリデセトサルフエートとの組合わせを
あげることができる。
本発明は心地よい味がし、苦味がなく、口腔粘膜およ
び歯ぐきを刺戟せず、また(A)ポリ(ヒドロキシプロ
ピルエーテル)非イオン界面活性剤と、(B)蛋白質分
解生成物の特定的誘導体の塩であつて、 (i)式: (式中、Rは炭素原子9〜17個をもつアルキル基または
その混合基を表わす)のN−アシル−N−メチルグリシ
ン(N−アシルサルコシン)の塩望ましくはアルカリ塩
および (ii)C12〜C18脂肪酸と動物蛋白質加水分解物との縮合
物の塩望ましくはアルカリ塩 からなる群から選択するものである陰イオン界面活性剤 とを組合わせて含む発泡特性の改良された歯みがきを
目的とする。
N−アシルN−メチルグリシンもしくはN−アシルサ
ルコシンのうちで、CIBA−GEIGY社によりSARKOSYL NL97
もしくはNL30の名で発売のまたはSEPPIC社によりORAMIX
L30の名で発売の式: のナトリウムラウロイルサルコシネートが好ましい。
脂肪酸と動物蛋白質加水分解物との縮合物のうちで、
GRUNAU社によりLAMEPON Sの名で発売のコプラ脂肪酸と
動物蛋白質加水分解物との縮合物のカリウム塩が選択さ
れる。
本発明に係る歯みがき中で用いるポリ(ヒドロキシプ
ロピルエーテル)非イオン界面活性剤は下記の式(I)
および(II)の化合物からならびに(または)下記の項
目3)および4)に述べる方法によつて製造する化合物
から選択する: (式中、R1は炭素原子10〜14個を含むアルキル基または
その混合基を表わしまたmは2〜10、望ましくは3〜6
の整数または非整数である)。この式(I)の化合物は
フランス特許第1,477,048号明細書または米国特許第3,5
78,719号明細書中に記載の方法によつて製造することが
できる; 2)R3−CONH−CH2−CH2−O−CH2−CH2−O(CH2−CHO
H−CH2−OH (式中、R3は炭素原子11〜17個をもつアルキルおよび
(または)アルキレン基またはその混合物を表わし、ま
たPは1〜5、望ましくは1.5〜4の整数または非整数
である)。この式(II)の化合物はフランス特許第2,32
8,763号明細書または米国特許第4,307,079号明細書に記
載の方法により製造することができる; 3)フランス特許第2,091,516号明細書または米国特許
第3,821,372号明細書中に記載の方法によつて、グリシ
ドールをゆつくりと添加しつつ120〜180℃、望ましくは
140〜160℃において、C10〜C14アルフアジオールもしく
はその混合物に2〜10モル、望ましくは2.5〜6モルの
グリシドールをアルカリ接触にて縮合することにより製
造する化合物; 4)フランス特許第2,169,787号明細書または米国特許
第4,515,775号明細書に記載の方法に従つて、グリシド
ールをアルコールまたはアルフアジオールにゆつくりと
添加しつつ50〜120℃において、炭素原子10〜14個を含
むアルコールまたはアルフアジオール1モルあたりグリ
シドール2〜10モル、望ましくは2.5〜6モルを酸接触
にて縮合することにより製造する化合物。
上記の1)〜4)項において引用した特許の内容は本
出願の記述中に参考として包含されている。
上記の1)〜4)項に記載のポリ(ヒドロキシプロピ
ルエーテル)非イオン界面活性剤として以下のものが好
ましい: (式中、R1はC10H21およびC12H25アルキル基混合基を表
わす); ・フランス特許第2,091,516号明細書または米国特許3,8
21,372号明細書中に記載の方法に従つて、炭素原子11〜
14個をもつアルフアジオール混合物に3.5モルのグリシ
ドールをアルカリ接触にて縮合することにより製造する
化合物; R3−CONH−CH2−CH2−O−CH2−CH2−O−(CH2−CHOH
−CH2−O3.5H(V) (式中、R3は下記のアルキルおよびアルケニル基を含む
基の混合基を表わす: C11H23、C13H27、コプラ脂肪酸から誘導する基、オレイ
ン酸から誘導する基)。
フランス特許第2,091,516号明細書または米国特許第
3,821,372号明細書に従つて、炭素原子11〜14個をもつ
アルフアジオール混合物に3.5モルのグリシドールをア
ルカリ接触にて縮合することにより製造する化合物は特
に好ましい。
本発明の歯みがき組成物においては、 ・ポリ(ヒドロキシプロピルエーテル)界面活性剤つま
り化合物Aは組成物の全重量に対して0.1〜4重量%、
望ましくは0.2〜2重量%の割合で存在し; ・蛋白質の減成生成物の特定的誘導体の塩つまり化合物
Bは組成物の全重量に対して0.1〜4重量%、望ましく
は0.2〜2重量%の割合で存在する。
A/Bの重量比は0.2〜5、望ましくは0.5〜2そして有
利には0.9〜1.1の範囲にある。
本発明は一般に、歯みがきは大部分が水に不溶の研磨
性磨き剤を一つもしくはいくつか含有する。
この磨き剤として例えば、メタ燐酸ナトリウムもしく
はカリウム、第三燐酸カルシリウム、二水和燐酸カルシ
ウム、第二燐酸カルシウム、ピロ燐酸カルシウム、炭酸
カルシウム、アルミナ、水和アルミナ、特に三水和アル
ミナ、シリカ、硅酸アルミニウムもしくはジルコニウ
ム、ベントナイト、およびオルト燐酸マグネシウムまた
は燐酸三マグネシウムをあげることができる。
透明ゲルの場合、コロイド状シリカまたは錯体アルカ
リ金属アルミノシリケートを基体とする磨き剤を用いる
のが望ましいであろう。
磨き用研磨剤は組成物の全重量の10〜80重量%望まし
くは15〜65重量%を占める。
本発明の歯みがきは歯のプラークの生成を防止するた
めの一つまたはいくつかの殺菌剤もまた含むことができ
る。この殺菌剤は一般に陽イオン性の窒素含有化合物で
ある。この陽イオン性化合物として例えば以下のものを
あげることができる: ・ジイソブチルフエノキシエトキシエチルジメチルベン
ジルアンモニウムの塩化物: ・ドデシルトリメチルアンモニウムの臭化物; ・ドデシルジメチル(2−フエノキシエチル)アンモニ
ウムの臭化物; ・ベンジルジメチルステアリルアンモニウムの塩化物; ・セチルピリジニウムの塩化物; ・第4級化5−アミノ1,3−ビス(2−エチルヘキシ
ル)5−メチルヘキサヒドロキシピリミジン; ・トリメチルセチルアンモニウムの臭化物; ・アルキルジメチルヒドロキシエチルアンモニウムの臭
化物(ただしアルキルはコプラ脂肪酸から誘導する基の
混合物である); ・クロロヘキシジン; ・アレキシジン ・陽イオン性脂肪族第三アミン これらの殺菌剤は一般に、組成物の全重量の0.005〜1
0重量%、望ましくは0.05〜2重量%の範囲で存在す
る。
本発明の歯みがきは組成物の全重量に基き10〜80重量
%の割合で水または湿潤剤も含有する。湿潤剤はグリセ
リン、ソルビトール、プロピレングリコール、ポリエチ
レングリコール400および2000のような低分子量のポリ
エチレングリコールからなる群から選択するのが有利で
ある。
歯みがきは凝集剤も含有してよい。これは一般に天然
ガムまたは合成増粘剤である。
天然ガムとしてはトラガカントガム、キサンタンガ
ム、グアールガム、またはカラギナンをあげることがで
きる。
合成増粘剤として、カルボキシメチルセルロース、メ
チルセルロースまたはヒドロキシアルキルセルロースの
ナトリウム塩のようなセルロース誘導体が実質的に用い
られる。
これらの凝集剤は0.1〜10%、望ましくは0.2〜3%に
わたる重量割合で存在してよい。
本発明の歯みがきは一般にその全重量に対して0.1〜
2重量%の範囲で変化する濃度の甘味剤を一般に含有す
る。甘味剤として例えば蔗糖、乳糖、果糖、キシリトー
ル、ナトリウム シクラメート、麦芽糖、ナトリウムサ
ツカリネートをあげることができる。
本発明の歯みがきは歯みがきの全重量に対して一般に
0.01〜0.5重量%の範囲の量の保存剤もまた含有してよ
い。保存剤として、例えばフオルモルおよびその誘導
体、メチルパラヒドロキシベンゾエート、プロピルパラ
ヒドロキシベンゾエートなどのような化合物をあげるこ
とができる。
本発明の歯みがきは、その全重量に基き0.5〜5重量
%の範囲の割合の芳香物質を含有してよい。芳香物質と
して、例えば以下をあげることができる:ハツカエツセ
ンス、[クレピユ(crepue)またはペパミンド]、アニ
ス、ユーカリ、シナモン、丁子香、セージ、甘草;レモ
ン、オレンジ、マンダリンおよびイチゴのようなフルー
ツエツセンスまたは時にはメチルサリシレート。
本発明の歯みがきのpHは通常4.5〜9、望ましくは5.5
〜8.5の範囲内にある。pHは歯みがきの水中の20%分散
液について通常の方法で測定する。
一般に酸性化剤の添加が必要である。酸性化剤として
例えばクエン酸、安息香酸、燐酸−ナトリウムおよび燐
酸二ナトリウムをあげることができる。
歯みがきが磨き剤として中性または酸性媒体中で不安
定な化合物を含む場合は別として、アルカリ性のpHは一
般に用いない。
本発明の歯みがきは抗カリエス剤を含むのが有利であ
る。これは弗化物イオンの担持体である。これの例とし
て、下記の可溶性無機弗化物をあげることができる:弗
化ナトリウム、カリウム、カルシウム、アンモニウム、
亜鉛、錫、銅、バリウム;ナトリウムまたはアンモニウ
ムフルオロシリケート;ナトリウムまたはアルミニウム
モノフルオロフオスフエート;アルミニウムジフルオロ
フオスフエート;ナトリウムフルオロジルコネート。最
も広く用いられる弗素含有化合物は弗化ナトリウム、ナ
トリウムモノフルオロフオスフエートおよびこれらの混
合物である。
弗素イオン担体は弗化物イオン含有率が1500ppmを越
えないような濃度で用いる。採用する濃度は例えば、弗
化ナトリウムについては全重量に対して0.05〜0.25重量
%であり、ナトリウムモノフルオロフオスフエートにつ
いては0.2〜0.8重量%である。
本発明の歯みがきは歯、歯ぐきおよび口腔の手入れの
ための組成物中に通常用いる他の補助剤もまた含有して
よい。
以下の例は本発明を何ら限定することなく説明するも
のである。
例1 下記の歯みがきを調製する: ・フランス特許第2,091,516号明細書または米国特許第
3,821,372号明細書中に記載の方法に従つて、炭素原子1
1〜14個をもつアルフアジオール混合物にグリシドール
3.5モルをアルカリ接触にて縮合することにより製造す
るポリ(ヒドロキシプロピルエーテル)非イオン界面活
性剤 有効成分1.00g ・CIBA−GEIGY社によりSARKOSYLの名で発売のラウロイ
ルサルコシネート 1.00g ・Syloid AL 1* 8.50g ・Syloid 244* 11.05g ・HERCULES社によりCMC 9M 31Fの名で発売のナトリウム
カルボキシメチルセルロース 0.34g ・HOECHST社により発売のポリエチレングリコール:PEG2
000 2.00g ・ナトリウムサツカリネート 0.15g ・無水燐酸二ナトリウム 0.045g ・70%ソルビトール溶液 65.00g ・香料、染料、保存剤 十分な量 ・得られるpH:6.3 ・水 全体を100.00とする量 *Syloid GRACE社により発売のシリカ この歯みがきは良好な発泡力を示しまた口腔内に何ら
苦味を残さない。
例2 下記の歯みがきを調製する: ・フランス特許第2,091,516号明細書または米国特許第
3,821,372号明細書中に記載の方法に従つて、炭素原子1
1〜14個をもつアルフアジオール混合物にグリシドール
3.5モルをアルカリ接触にて縮合することにより製造す
るポリ(ヒドロキシプロピルエーテル)非イオン界面活
性剤 有効成分1.00g ・GRUNAU社によりLAMEPON Sの名で有効成分30%として
発売のコプラ脂肪酸と加水分解動物性蛋白質との縮合物
のカリウム塩 有効成分1.00g ・Syloid AL 1* 8.50g ・Syloid 244* 11.05g ・HERCULES社によりCMC 9M 31Fの名で発売のナトリウム
カルボキシメチルセルロース 0.34g ・HOECHST社により発売のポリエチレングリコール:PEG2
000 2.00g ・ナトリウムサツカリネート 0.15g ・無水燐酸二ナトリウム 0.045g ・無水燐酸三ナトリウム ・70%ソルビトール溶液 0.0425g ・香料、染料、保存剤 十分な量 ・得られるpH:6.4 ・水 全体を100.00とする量 *Syloid GRACE社により発売のシリカ この歯みがきは良好な発泡力を示しまた口腔内に何ら
苦味を残さない。
例3 下記の組成の歯みがきゲルを調製する: ・式: R−CONH−(CH22−O−(CH22−O−(CH2−CHOH
2−O−3.5H (式中RはC12H2535%、C14H2915%、オレイル基15%、
コプラ脂肪酸の誘導基35%のアルキルおよびアルケニル
基混合物を表わす)の非イオン界面活性剤 有効成分1.15g ・SEPPIC社によりORAMIX L30の名で有効成分30%として
発売のナトリウムラウロイルサルコシネート ・GRACE社によりSYLOBLANC 94の名で発売のシリカ8.50g ・GRACE社によりSYLOBLANC 34の名で発売のシリカ11.05
g ・HERCULES社によりCMC 9M 31Fの名で発売のナトリウム
カルボキシメチルセルロース 0.34g ・HOECHST社により発売のポリエチレングリコール:PEG2
000 2.00g ・ソルビトールの70%水溶液 65.00g ・ナトリウムサツカリネート 0.15g ・無水燐酸二ナトリウム 0.045g ・染料、保存剤、芳香剤 十分な量 ・得られるpH: ・水 全体を1000.000gとする量 例4 下記の組成の歯みがきゲルを調製する: ・式: の非イオン界面活性剤 0.80g ・GRUNAU社によりLAMEPON Sの名で有効成分30%として
発売のコプラ脂肪酸と加水分解動物性蛋白質との縮合物
のカリウム塩 有効成分0.73g ・GRACE社によりSYLOBLANC 94の名で発売のシリカ8.50g ・GRACE社によりSYLOBLANC 34の名で発売のシリカ 11.05g ・HERCULES社によりCMC 9M 31Fの名で発売のカルボキシ
メチルセルロール 0.34g ・HOECHST社により発売のポリエチレングリコール:PEG2
000 2.00g ・ソルビトールの70%水溶液 65.00g ・ナトリウムサツカリネート 0.15g ・無水燐酸二ナトリウム 0.045g ・染料、保存剤、芳香剤 十分な量 ・得られるpH:6.7 ・水 全体を100.00gとする量

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)ポリ(ヒドロキシプロピルエーテ
    ル)非イオン界面活性剤と、 (B)蛋白質分解生成物の特定的誘導体の塩であって、 (i)式: (式中、Rは炭素原子9〜17個をもつアルキル基を表わ
    す)の少なくとも1つのN−アシル−N−メチルグリシ
    ン(N−アシルサルコシン)の少なくとも1つのアルカ
    リ金属塩および (ii)C12〜C18脂肪酸と動物蛋白質加水分解物との縮合
    物のアルカリ金属塩からなる群から選択する陰イオン界
    面活性剤とを配合してなる、歯みがき。
  2. 【請求項2】蛋白質分解生成物の特定的誘導体の塩であ
    る陰イオン界面活性剤は、ナトリウムN−ラウロイルサ
    ルコシネートである、請求項1記載の歯みがき。
  3. 【請求項3】蛋白質分解生成物の特定的誘導体の塩であ
    る陰イオン界面活性剤は、コプラ脂肪酸と動物蛋白質加
    水分解物との縮合物のカリウム塩である、請求項1記載
    の歯みがき。
  4. 【請求項4】ポリ(ヒドロキシプロピルエーテル)非イ
    オン界面活性剤を、 1)式(I): (式中、R1は炭素原子10〜14個を有するアルキル基を表
    わし、またmは2〜10の整数もしくは少数である)の化
    合物; 2)式(II): R3−CONH−CH2−CH2−O−CH2−CH2−O(CH2−CHOH−C
    H2−OH(II) (式中、R3は炭素原子11〜17個を有するアルキル基又は
    アルケニル基を表わし、またpは1〜5の整数または少
    数である)の化合物; 3)C10〜C14のアルファ−ジオールまたはその混合物に
    2〜10モルのグリシドールをアルカリ接触縮合すること
    により調製した化合物; 4)炭素原子10〜14個をもつアルコールもしくはアルフ
    ァ−ジオール1モルあたり2〜10モルのグリシドールを
    酸接触縮合することにより調製した化合物からなる群か
    ら選択する、請求項1から3のいずれか1項に記載の歯
    みがき。
  5. 【請求項5】ポリ(ヒドロキシプロピルエーテル)界面
    活性剤を、 式: (式中、R1はC10およびC12アルキル基の混合基を表わ
    す)からなる群から選択する、請求項4記載の歯みが
    き。
  6. 【請求項6】ポリ(ヒドロキシプロピルエーテル)界面
    活性剤は式: R3−CONH−CH2−CH2−O−CH2−CH2−O−(CH2−CHOH
    −CH2−O3.5H(V) (式中、R3はアルキルおよびアルケニル基すなわちC11H
    23、C13H27、コプラ脂肪酸から誘導する基、オレイン酸
    から誘導する基を表わす)の化合物である、請求項4記
    載の歯みがき。
  7. 【請求項7】ポリ(ヒドロキシプロピルエーテル)界面
    活性剤を、炭素原子11〜14個をもつアルファ−ジオール
    に3,5モルのグリシドールをアルカリ接触にて縮合する
    ことにより製造する、請求項4記載の歯みがき。
  8. 【請求項8】ポリ(ヒドロキシプロピルエーテル)界面
    活性剤は組成物の全重量に対して0.1〜4重量%の割合
    で存在する、請求項1から7のいずれか1項に記載の歯
    みがき。
  9. 【請求項9】蛋白質分解生成物の特定的誘導体の塩であ
    る陰イオン界面活性剤は、組成物の全重量に対して0.1
    〜4重量%の割合で存在する、請求項1から8のいずれ
    か1項に記載の歯みがき。
  10. 【請求項10】A/B比は0.2〜5の範囲にある、請求項1
    から9のいずれか1項に記載の歯みがき。
  11. 【請求項11】10〜80重量%の磨き剤を含有する、請求
    項1から10のいずれか1項に記載の歯みがき。
  12. 【請求項12】0.005〜10重量%のプラーク防止殺菌剤
    を含有する、請求項1から11のいずれか1項に記載の歯
    みがき。
  13. 【請求項13】弗化物イオンの含有率1,500ppm以下に相
    当する弗素イオン担体も含有する、請求項1から12のい
    ずれか1項に記載の歯みがき。
  14. 【請求項14】湿潤剤、凝集剤、甘味剤、保存剤、芳香
    物質および歯みがき中に通常用いる他の補助剤のうちか
    ら選択する成分もまた含有する、請求項1から13のいず
    れか1項に記載の歯みがき。
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