JP2653262B2 - シャッター装置 - Google Patents

シャッター装置

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JP2653262B2
JP2653262B2 JP3066132A JP6613291A JP2653262B2 JP 2653262 B2 JP2653262 B2 JP 2653262B2 JP 3066132 A JP3066132 A JP 3066132A JP 6613291 A JP6613291 A JP 6613291A JP 2653262 B2 JP2653262 B2 JP 2653262B2
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rotation
stopper
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shutter
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高稔 山本
哲二 稲葉
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば分子線エピタ
キシー装置(以下、MBE装置と略す)において使用す
るヌードセン・セル(以下、Kセルと略す)の分子線の
照射口を開閉するのに使用されるシャッター装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図3に従来のシャッター装置の概略図を
示す。このシャッター装置は、図3に示すように、Kセ
ルの照射口を開閉するシャッター板1をシャッターロッ
ド2に固定して、シャッターロッド2でシャッター板1
を保持するとともにシャッター板1を回転させるように
している。また、シャッターロッド2はベローズ結合型
の回転導入機30に軸結合されている。回転導入機30
は、支持カップ4およびカップリング5を介してモータ
等のロータリアクチュエータ6に結合している。
【0003】シャッターロッド2,回転導入機30,支
持カップ4,カップリング5およびロータリアクチュエ
ータ6は同一軸上に配置されている。上記の回転導入機
30は、具体的には図4に示すように、フランジを有す
るケース31にベローズ32が溶接されており、このベ
ローズ32の底部には、底板33が溶接され、底板33
の内側にベアリング34が設けられ、回転軸37がそこ
に装着されている。このベローズ32と駆動側回転子3
5は、底板33およびベアリング36を介してつながっ
ており、この駆動側回転子35を回転させることにより
ベローズ32の内部の回転軸37が回転するようになっ
ている。駆動側回転子35には支持カップ4が装着され
ている。38,39は支持用ベアリングである。
【0004】支持カップ4には、回転軸4aを一体形成
してあり、この回転軸4aとロータリアクチュエータ6
の回転軸6aとがカップリング5で結合されている。ロ
ータリアクチュエータ6の回転軸6aには、図示はして
いないが、カップリング5の反対側においてストッパ
(図示せず)を固定してあり、ロータリアクチュエータ
6を固定する固定ブロック(図示せず)に一対の動作範
囲規制部(図示せず)を設けてあり、一対の動作範囲規
制部の範囲内で回転軸6aの回転に連動してストッパが
回転するようになっている。そして、ストッパが一対の
動作範囲規制部に当接することで、シャッター板1の回
転範囲を規制するようになっている。
【0005】以上のような構成のシャッター装置は、ロ
ータリアクチュエータ6の回転軸6aを時計廻りに回転
させると、その回転がカップリング5および支持カップ
4を介して回転導入機30の駆動側回転子35に伝達さ
れる。駆動側回転子35が時計廻りに回転すると、駆動
側回転子35とベローズ結合した回転軸37も連動して
時計廻りに回転する。回転軸37の回転によってシャッ
ターロッド2が回転し、したがってシャッター板1も時
計廻りに回転することになる。
【0006】ロータリアクチュエータ6の回転軸6aを
反時計廻りに回転させると、上記とは逆にシャッター板
1が反時計廻りに回転することになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のシ
ャッター装置では、ベローズタイプの回転導入機を使用
していたので、ベローズ32自身の耐久回数によって、
シャッター装置の耐久回数が決まる。通常ベローズ32
の耐久回数1〜2万回であり、MBE装置でMEE(分
子線エンハンスト・エピタキシー)成長等を行う場合、
1回の成長でのシャッター開閉回数が6000〜 10000回で
あることから、従来のベローズタイプの回転導入機を用
いたものでは、2〜3回成長を行えば使用限界に達して
しまうといった不都合があった。
【0008】この発明の目的は、この種のシャッター装
置に長寿命化にある。
【0009】この発明のシャッター装置は、一対の動作
範囲規制部をもつ固定ブロックにロータリアクチュエー
タを固定し、ロータリアクチュエータの回転軸にストッ
パを付設し、このストッパがロータリアクチュエータの
回転軸と連動して回転するようにし、ストッパが一対の
動作範囲規制部に当接することによってロータリアクチ
ュエータの回転軸の回転を所定角度範囲内に規制するよ
うにしている。また、ロータリアクチュエータの回転軸
に磁気結合型の回転導入機の駆動側回転子を結合し、こ
の駆動側回転子と連動回転する回転導入機の従動側回転
子にシャッター板を結合している。さらに、固定ブロッ
クの一対の動作範囲規制部のストッパ対向面およびスト
ッパの動作範囲規制部対向面の何れか一方に緩衝ばねを
設けて、ストッパが一対の動作範囲規制部に衝突すると
きの衝撃を吸収するようにしている。
【0010】ロータリアクチュエータを回転させると、
磁気結合型の回転導入機の駆動側回転子が回転し、した
がって従動側回転子が回転する。従動側回転子が回転す
ると、シャッター板が回転する。この際、ロータリアク
チュエータの回転軸の回転は、一対の動作範囲規制部に
ストッパが当接することで規制され、シャッター板の回
転角度は所定範囲内に規制される。この際、緩衝ばねに
よってストッパが一対の動作範囲規制部に衝突するとき
の衝撃を吸収するので、回転導入機の従動側回転子から
シャッター板までの部分の慣性モーメントを徐々に小さ
くしていくことができ、ロータリアクチュエータの回転
軸が停止する時点での上記の慣性モーメントを十分に小
さくすることができ、その結果従動側回転子が駆動側回
転子に対してスリップするのを防止し、シャッター板を
常に正しい位置で停止させ、開閉操作を正確に行うこと
ができる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。図1(a)にこの発明の一実施例のシャッ
ター装置の概略平面図を示し、図1(b)に同じく概略
側面図を示す。このシャッター装置は、図1に示すよう
に、Kセルの照射口を開閉するシャッター板1をシャッ
ターロッド2に固定して、シャッターロッド2でシャッ
ター板1を保持するとともにシャッター板1を回転させ
るようにしている。また、シャッターロッド2は磁気結
合型の回転導入機3に軸結合されている。回転導入機3
は、支持カップ4およびカップリング5を介してモータ
等のロータリアクチュエータ6に結合している。
【0012】シャッターロッド2,回転導入機3,支持
カップ4,カップリング5およびロータリアクチュエー
タ6は同一軸上に配置されている。上記の回転導入機3
は、具体的には図2に示すように、フランジを有する有
底円筒型のSUS製のケース3aの外部に永久磁石から
なる円筒型の駆動側回転子3bを回転自在に外装してあ
り、ケース3aの内部に磁性体からなる円柱形の従動側
回転子3cを挿入してある。従動側回転子3cには、S
US製の回転軸3dが貫通しており、この回転軸3dが
ケース3aの開口3eから外部に突出している。そし
て、回転軸3dにシャッターロッド2が軸結合され、駆
動側回転子3aに支持カップ4が外嵌めされる。
【0013】支持カップ4には、回転軸4aを一体形成
してあり、この回転軸4aとロータリアクチュエータ6
の回転軸6aとがカップリング5で結合されている。略
コ字形の固定ブロック7は、一方の横片7aで回転導入
機3のケース3aを固定し、他方の横片7bでロータリ
アクチュエータ6の外殻を固定してあり、ロータリアク
チュエータ6の回転軸6aが他方の横片7bを貫通して
他方の横片7bから外方に突出しており、この回転軸6
aの突出した部分にストッパ8を取り付けている。
【0014】固定ブロック7の他方の横片7bの外面に
は、例えば90度に開いた切欠を有する厚肉の板状体9
を、回転軸6aに固定したストッパ8を囲むように固着
している。板状体9の例えば90度に開いた切欠の中央
部はストッパ8の回転の邪魔にならないように円形にえ
ぐり取ってあり、一面および他面はストッパ8が回転軸
6aを中心として回転したときに、ストッパ8の回転範
囲を規制する一対の動作範囲規制部10,11となる。
これらの面には、それぞれ緩衝ばね12,13が取り付
けられており、ストッパ8の当接時の衝撃を吸収するよ
うになっている。なお、緩衝ばね12,13は、ストッ
パ8の方に設けてもよい。そして、一対の動作範囲規制
部10,11にストッパ8が当接することで、シャッタ
ー板1の回転範囲を規制するようになっている。
【0015】以上のような構成のシャッター装置は、ロ
ータリアクチュエータ6の回転軸6aを時計廻りに回転
させると、その回転がカップリング5および支持カップ
4を介して回転導入機3の駆動側回転子3bに伝達され
る。駆動側回転子3bが時計廻りに回転すると、駆動側
回転子3bと磁気結合した従動側回転子3cも連動して
時計廻りに回転する。この場合、駆動側回転子3bの側
の空間と従動側回転子3cの側の空間とは有底円筒型の
ケース3aで完全に分離されている。従動側回転子3c
の回転によってシャッターロッド2が回転し、したがっ
てシャッター板1も時計廻りに回転することになる。
【0016】ロータリアクチュエータ6の回転軸6aを
反時計廻りに回転させると、上記とは逆にシャッター板
1が反時計廻りに回転することになる。この際、ロータ
リアクチュエータ6の回転軸6aの回転は、一対の動作
範囲規制部10,11にストッパ8が当接することで規
制され、シャッター板1の回転角度は所定範囲内に規制
される。
【0017】ロータリアクチュエータ6は、高速回転し
て磁気結合型の回転導入機3を介してシャッター板1を
回転させ、ストッパ8が動作範囲規制部10または11
に当接したときに回転軸6aが停止するが、動作範囲規
制部10,11とストッパ8との間に位置する緩衝ばね
12,13による衝撃吸収作用でストッパ8が動作範囲
規制部10,11に当接する手前からロータリアクチュ
エータ6の回転軸6aが回転速度が徐々に遅くなりなが
ら停止することになる。したがって、回転導入機3の従
動側回転子3cからシャッター板1までの部分の慣性モ
ーメントを徐々に小さくしていくことができ、ロータリ
アクチュエータ6の回転軸6aが停止する時点で上記の
慣性モーメントを充分に小さくすることができる。
【0018】この結果、従動側回転子3cが駆動側回転
子3bに対してスリップするのを防止し、シャッター板
1を常に正しい位置で停止させ、開閉操作を正確に行う
ことができる。
【0019】この発明のシャッター装置によれば、磁気
結合型の回転導入機を用いているので、耐久回数が半永
久的となり、この種のシャッター装置の長寿命化を図る
ことができる。また、緩衝ばねによってストッパが一対
の動作範囲規制部に衝突するときの衝撃を吸収するの
で、回転導入機の従動側回転子からシャッター板までの
部分の慣性モーメントを徐々に小さくしていくことがで
き、ロータリアクチュエータの回転軸が停止する時点で
の上記部分の慣性モーメントを十分に小さくすることが
でき、その結果従動側回転子が駆動側回転子に対してス
リップするのを防止し、シャッター板を常に正しい位置
で停止させ、開閉操作を正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はこの発明の一実施例のシャッター装置
の構成を示す概略平面図、(b)は同じく概略側面図で
ある。
【図2】磁気結合型の回転導入機の構造を示す概略断面
図である。
【図3】従来のシャッター装置の一例の構成を示す概略
平面図である。
【図4】ベローズ結合型の回転導入機の構造を示す概略
断面図である。
【符号の説明】
1 シャッター板 2 シャッターロッド 3 回転導入機 4 支持カップ 5 カップリング 6 ロータリアクチュエータ 7 固定ブロック 8 ストッパ 10,11 動作範囲規制部 11,12 緩衝ばね

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の動作範囲規制部をもつ固定ブロッ
    クと、この固定ブロックに固定されたロータリアクチュ
    エータと、前記ロータリアクチュエータの回転軸に付設
    され前記ロータリアクチュエータの回転軸と連動して回
    転し前記一対の動作範囲規制部に当接することによって
    前記回転軸の回転を所定角度範囲内に規制するストッパ
    と、前記ロータリアクチュエータの回転軸に結合した駆
    動側回転子と、この駆動側回転子と連動回転する従動側
    回転子とを有する磁気結合型の回転導入機と、この回転
    導入機の従動側回転子に結合したシャッター板と、前記
    一対の動作範囲規制部のストッパ対向面および前記スト
    ッパの動作範囲規制部対向面の何れか一方に設けられて
    前記ストッパが前記一対の動作範囲規制部に衝突すると
    きの衝撃を吸収する緩衝ばねとを備えたことを特徴とす
    るシャッター装置。
JP3066132A 1991-03-29 1991-03-29 シャッター装置 Expired - Fee Related JP2653262B2 (ja)

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JPH04300285A JPH04300285A (ja) 1992-10-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61187700A (ja) * 1985-02-15 1986-08-21 日新電機株式会社 分子線エピタキシ−装置用シヤツタ−装置

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