JP2652412B2 - エンジンの燃料制御装置 - Google Patents

エンジンの燃料制御装置

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JP2652412B2 JP12923088A JP12923088A JP2652412B2 JP 2652412 B2 JP2652412 B2 JP 2652412B2 JP 12923088 A JP12923088 A JP 12923088A JP 12923088 A JP12923088 A JP 12923088A JP 2652412 B2 JP2652412 B2 JP 2652412B2
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隆 早岐
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Matsuda KK
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、減速燃料カットからの復帰時におけるトル
クショックを防止するため、該復帰時に、要求燃料より
少ない復帰燃料を供給するようにしたエンジン、特に、
ロックアップ機構を有する自動変速機が連結されたエン
ジンの燃料制御装置に関する。
(従来技術) 従来、例えば特公昭56−38781号公報に記載されてい
るように、エンジンの減速燃料カットからの復帰時に、
復帰ショックを防止するため、要求燃料よりも少ない燃
料を供給し徐々に要求燃料まで増大させるようにしたも
のが知られている。
ところで、減速燃料カットによる燃費改善の効果を高
めるためには、当然、できるだけエンジン回転数が低い
ところで燃料供給復帰を行うことが望ましい。ところ
が、上記のように復帰燃料を徐々に増大させるもので
は、復帰回転数が低すぎると、急ブレーキをかけた場合
に、エンジン回転が急激に落ちるため、復帰時の燃料供
給が追いつかなくてエンストを起こしてしまうといった
問題がある。このため、従来は急ブレーキ時にエンスト
を起こさないよう、復帰回転数を高めに設定しており、
それが燃費の悪化を招いていた。
エンジン回転数の低下率に応じて、回転低下率が大き
い程燃料供給復帰回転数を高くすることで、燃費向上と
ドライバビリティの改善を両立させようとしたものは知
られている(特開昭60−113044号公報参照)。しかしな
がら、このように、回転低下率が大きいときに復帰回転
数自体を高めるだけでは、燃費低減という面で十分な効
果を得ることは難しい。
特に、ロックアップ機構を有する自動変速機が連結さ
れたエンジンの場合、急ブレーキ時のロックアップによ
る回転落ちが大きいため、復帰回転数を下げることによ
る燃費の改善と急ブレーキ時のエンストの防止とを両立
させることが困難であった。
(発明の目的) 本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであって、
ロックアップ機構を有する自動変速機が連結されたエン
ジンにおいて、減速時燃料カットから復帰するときのト
ルクショックを抑え、しかも燃費の悪化を抑えながら、
急ブレーキ時であってロックアップ解除の機械的遅れに
よるエンジン回転数の低下率が大きいときのエンストを
防止することを目的としている。
(発明の構成) 本発明は、急ブレーキ時であってロックアップ状態に
よるエンジン回転数の低下率が大きい状態では、燃料供
給復帰時の復帰ショックの防止は比較的必要性が小さい
ことに着目し、エンジン回転数の低下率が大きいときに
は、エンスト防止を優先するために復帰時から要求燃料
に近い燃料を供給するようにしたものであって、その構
成は第1図のとおりである。すなわち、本発明に係るエ
ンジンの燃料制御装置は、ロックアップ機構を有する自
動変速機が連結されたエンジンの燃料制御装置であっ
て、該エンジンの運転状態を検出する運転状態検出手段
と、該運転状態検出手段の出力に基づいてエンジンに燃
料を供給する燃料供給手段と、エンジンの減速状態を検
出する減速状態検出手段と、該減速状態検出手段の出力
を受け、所定の減速状態が検出されたとき前記燃料供給
手段によるエンジンへの燃料供給を停止する燃料供給停
止手段と、前記減速状態検出手段の出力を受け、あらか
じめ設定された燃料供給の復帰回転数までエンジン回転
数が低下したときにその時点でのエンジンの運転状態に
基づいた要求燃料より所定量少ない復帰燃料を供給する
とともに、その後該復帰燃料を上記要求燃料のレベルま
で増大させるよう前記燃料供給手段に制御信号を出力す
る燃料供給復帰手段と、前記時点でのエンジン回転数の
低下率を検出する回転低下率検出手段と、該回転低下率
検出手段の出力を受け、エンジン回転数の低下率が走行
状態における急ブレーキ動作時のロックアップ状態によ
るエンジン回転数の低下に相当する低下率以上であるこ
とが検出されたとき、前記燃料供給復帰手段により設定
される復帰燃料特性を上記要求燃料の供給特性となるよ
う補正する復帰燃料補正手段を備えたことを特徴として
いる。
(作用) 定常時には、運転状態に基づいた要求燃料がエンジン
に供給され、そして、所定の減速状態が検出されたとき
燃料供給が停止される。また、減速状態が解除される
と、燃料供給状態への復帰が行われる。この復帰時に
は、要求燃料より所定量少ない復帰燃料が供給され、そ
の後要求燃料のレベルまで燃料が増大される。それによ
って、復帰時のトルクショックが軽減される。また、エ
ンジン回転数の低下率が所定値より大きく、ロックアッ
プ状態の解除が遅れて回転落ちが大きくなるときは、そ
の状態が検出されたときに要求燃料で復帰燃料が供給さ
れる。したがって、速やかにトルクを増大してエンジン
回転の落ち込みを抑えることができ、しかも、燃費悪化
を最小限に抑えることができる。
(実施例) 以下、実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は、本発明の一実施例の全体システム図であ
る。
この実施例において、エンジン1の吸気通路2には燃
料噴射用のインジェクタ3が設けられている。また、吸
気通路2の上流側はサージタンク部4を経てエアクリー
ナ5に接続されている。そして、サージタンク部4上流
にはスロットル弁6が設けられ、エアクリーナ5との接
続部下流には、吸入空気量を検出するエアフローメータ
7と、吸気温センサ8が設けられている。吸気通路2に
はまた、スロットル弁6をバイパスするバイパス通路9
が形成され、該バイパス通路にはアイドルスピードコン
トロールバルブ(略してISCバルブ)10が設けられてい
る。インジェクタ3はエンジンコントロールユニット11
によって制御される。ISCバルブ10およびエンジンの点
火装置12もまた、このエンジンコントロールユニットに
よって制御される。
エンジンコントロールユニット11には、エンジンのカ
ム軸13に付設された回転センサ14からのエンジン回転数
信号と、エンジン1のウォータジャケット15に設けられ
た水温センサ16からの水温信号,上記エアフローメータ
7からの吸入空気量信号,吸気温センサ8からの吸気温
信号,スロットル弁6に設けられたスロットルセンサ17
からのスロットル開度信号およびアイドルスイッチ信号
が入力され、また、自動変速機(A/Tミッション)18の
ロックアップスイッチ19からのロックアップ状態信号と
インヒビタスイッチ20からのシフトレバー位置信号がミ
ッションコントロールユニット21を介して入力される。
エンジンコントロールユニット11は、エンジン回転
数,吸入空気量,水温等に基づいて燃料噴射量を演算
し、インジェクタ3に制御信号を出力する。また、減速
時、インジェクタ3による燃料供給はつぎのように制御
される。
減速時、エンジン回転数が第3図(a)に破線で示す
ようにゆるやかに低下する状態では、減速解除(燃料供
給復帰)の設定回転数にまでエンジン回転数が下がった
とき、同図(b)に破線で示すように、アイドル時の要
求燃料より所定量減量した燃料が復帰燃料として供給さ
れる。そして、その後徐々に減量値が小さくされてい
く。
また、エンジン回転数が第3図(a)に実線で示すよ
うに急激に低下する状態では、設定回転数にまでエンジ
ン回転数が下がったとき、同図(b)に実線で示すよう
に減量値をゼロとした復帰燃料が供給される。なお、第
3図(b)に一点鎖線で示すのは、従来の、減量値があ
る場合の復帰燃料特性である。
第4図は、この実施例の燃料制御を実行するフローチ
ャートである。
スタートし、エンジン回転数Nと吸入空気量Qを読み
込む。また、その他、水温等運転状態を読み込み、つい
で、運転状態に応じた補正係数CTOTALを呼び込む。ま
た、基本噴射量TPを、Q/Nに定数Kを掛けた形で求め
る。
つぎに、エンジン回転数Nが減速燃料カット(F/C)
回転数より高いかどうかを見て、高くないということで
あれば、最終噴射量TIをTP×CTOTALの形で演算し、噴射
を実行する。
エンジン回転数NがF/C回転数より高いというとき
は、つぎに、アイドルスイッチがオンかどうかを見て、
オンでなければ、やはりTI=TP×CTOTALで噴射を行う。
また、N>F/Cで、アイドルスイッチがオンであれ
ば、減速時ということで、燃料供給を停止する(TI=
0)。そして、エンジン回転数NがF/C復帰回転数より
低くなったかどうかを判定し、アイドルスイッチがオン
である限り、エンジン回転数が復帰回転数より低くなる
まで燃料供給停止を続ける。
そして、N<F/C復帰回転数となれば、今回サンプリ
ングしたエンジン回転数N(I)と前回サンプリングし
たエンジン回転数N(I−1)の差として回転変化率△
Nを求め、ついで、△Nが所定値NRECより大きいかどう
かを判定する。
△NがNRECより大きければ、急ブレーキ時のロックア
ップ状態継続による大きな回転落ち状態ということで、
このときは減量値CRECをゼロにして燃料を噴射する(徐
々復帰禁止)。
また、△NがNRECより大きくないということであれ
ば、減量値CRECの初期値を読み込み、ついで、アイドル
スイッチがオンかどうかを見る。そして、アイドルスイ
ッチがオンでなければ、そのまま元に戻り、オンであれ
ば、そのときのNとQを読み込み、また、CTOTALを読み
込む。
そして、QとNから基本噴射量TPを演算し、つぎに、
TPとCTOTALから最終噴射量TIを演算し、TIからCRECを減
算して噴射を行う。
そして、CRECを減衰させ、CREC>0かどうかを見て、
CREC>0である間は、CRECを初期読み込みにつづくルー
チンを繰り返すことで、徐々に燃料供給を復帰させる。
なお、本発明は、必ずしも徐々に燃料供給復帰を行う
ものに限らず、復帰初期の燃料量を少なくするようにし
た他の燃料制御方式のエンジンに対しても適用すること
ができる。
(発明の効果) 本発明は以上のように構成されているので、ロックア
ップ機構を有する自動変速機が連結されたエンジンにお
いて、燃費の悪化を最小限に抑えながら、減速時燃料カ
ットから復帰するときのトルクショックを抑え、また、
急ブレーキ時であってロックアップ解除の機械的遅れに
よるエンジン回転数の低下率が大きいときのエンストを
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の全体構成図、第2図は本発明の一実施
例のシステム概略図、第3図は同実施例の制御特性図、
第4図は同実施例の制御を実行するフローチャートであ
る。 1:エンジン、3:インジェクタ、11:エンジンコントロー
ルユニット、14:回転センサ、17:スロットルセンサ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロックアップ機構を有する自動変速機が連
    結されたエンジンの燃料制御装置であって、 該エンジンの運転状態を検出する運転状態検出手段と、 該運転状態検出手段の出力に基づいてエンジンに燃料を
    供給する燃料供給手段と、 エンジンの減速状態を検出する減速状態検出手段と、 該減速状態検出手段の出力を受け、所定の減速状態が検
    出されたとき前記燃料供給手段によるエンジンへの燃料
    供給を停止する燃料供給停止手段と、 前記減速状態検出手段の出力を受け、あらかじめ設定さ
    れた燃料供給の復帰回転数までエンジン回転数が低下し
    たときにその時点でのエンジンの運転状態に基づいた要
    求燃料より所定量少ない復帰燃料を供給するとともに、
    その後該復帰燃料を上記要求燃料のレベルまで増大させ
    るよう前記燃料供給手段に制御信号を出力する燃料供給
    復帰手段と、 前記時点でのエンジン回転数の低下率を検出する回転低
    下率検出手段と、 該回転低下率検出手段の出力を受け、エンジン回転数の
    低下率が走行状態における急ブレーキ動作時のロックア
    ップ状態によるエンジン回転数の低下に相当する低下率
    以上であることが検出されたとき、前記燃料供給復帰手
    段により設定される復帰燃料特性を上記要求燃料の供給
    特性となるよう補正する復帰燃料補正手段を備えたこと
    を特徴とするエンジンの燃料制御装置。
JP12923088A 1988-05-26 1988-05-26 エンジンの燃料制御装置 Expired - Lifetime JP2652412B2 (ja)

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