JP2652168B2 - 折り畳み椅子の収納装置 - Google Patents

折り畳み椅子の収納装置

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JP2652168B2 JP62214477A JP21447787A JP2652168B2 JP 2652168 B2 JP2652168 B2 JP 2652168B2 JP 62214477 A JP62214477 A JP 62214477A JP 21447787 A JP21447787 A JP 21447787A JP 2652168 B2 JP2652168 B2 JP 2652168B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、折り畳み椅子を使用態勢にすることが簡単
にできるようにした折り畳み椅子の収納装置に関し、特
に、天板を床板とする収納箱が強固で、床板に「そり」
や「ガタ」が生せずきしみ音やガタ音等も発しない折り
畳み椅子の収納装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の折り畳み椅子の収納装置として、第5
図に示すものが提案されている。
この折り畳み椅子の収納装置は、適宜の収納箱1に起
伏自在に配設された折り畳み椅子2と、上記収納箱1に
起伏自在に形成された蓋体3とを有してなり、折り畳み
椅子2の使用時には、図中想像線図で示すように一旦蓋
体3を起立させておき、当該蓋体3の起立状態から図中
想像線図で示すように折り畳み椅子2を起立させ、当該
折り畳み椅子2の起立が終了した後に、上記起立されて
いた蓋体3を当初位置にあつたように傾倒させ、折り畳
み椅子2にあつては、図中想像線図で示すように、座席
2aと背当2bとを形成して所望の使用態勢にし、不使用時
は、前記した動作を逆にすることによつて折り畳み椅子
2を収納箱1内に収容しておくことができるものであ
る。
しかしながら、前記従来の折り畳み椅子の収納装置
は、折り畳み椅子2を使用態勢にするための座席2aと背
当2bとを形成する動作を除外して、折り畳み椅子2の起
立及び収納箱1内への収納等の他の一連の動作は、全て
手作業でしかも一定の順序に従つて行なわなければなら
なず、極めて煩雑であるばかりでなく、折り畳み椅子2
が多数並列されているような場合には、複数人による共
同作業が必要となる不都合がある。
そこで本出願人は、上記欠点を解決するものとして、
先に第6図に示すものを提案した。
この折り畳み椅子の収納装置は、起伏自在なように形
成された蓋体3を有する収納箱1と、当該収納箱1に起
伏自在なように配設された折り畳み椅子2と、当該折り
畳み椅子2の起伏動作に上記蓋体3を連動させるように
形成されたリンク機構4と、上記折り畳み椅子2を起伏
させる起伏手段5とを有してなり、折り畳み椅子2の起
立に伴つて起立させる蓋体3が上記折り畳み椅子2の起
立終了時には傾倒されて当初位置に復帰されるように形
成されたもので、起伏手段5、例えば油圧シリンダの伸
縮動作でリンク機構4を介して折り畳み椅子2の起立、
収納及び蓋体3の開閉等を自動的に容易に行うものであ
る。
上記発明によれば、一定の順序に従うような煩雑な作
業や、多数人による共同作業を要することなく、折り畳
み椅子を使用態勢に起立させたり、収納したりすること
を自動的に容易に行うことができるものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
一方、上記の発明にあつては、収納箱1の蓋体3が床
板となるが、この床板となる蓋体3は収納箱1に開閉自
在に設けられている構成のため、「そり」や「ガタ」等
を生じ、使用中にきしみ音、ガタ音が出て実用上不都合
を生ずる欠点がある。
そこで本発明は、蓋体を廃止し収納箱の天板を床板と
してしつかり固定するようにし「そり」「ガタ」が出な
いようにした折り畳み椅子の収納装置を提供することを
目的としたものである。
また、本発明は、収納箱の前面を開口し、この開口に
折り畳み椅子を出入するようにして座席ばかりでなく、
平床、段床、段階及び舞台等に変化させて多目的に使用
できる新たな折り畳み椅子の収納装置を提供することを
目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本発明の構成は、前側か
ら後方に向けて徐々に高くなるように段状に設置された
複数の収納箱と、各収納箱内に進退自在に収納した折り
畳み椅子と、各収納箱内に設置されて各折り畳み椅子を
各開口に出入させる進退手段と、各折り畳み椅子の下方
に設けたベースと、各ベースの下方に設けられて折り畳
み椅子の高さを調節する高さ寸法調整機構とを備え、後
方の収納箱内における折り畳み椅子を前進して開口より
外出させた際に当該折り畳み椅子の下方ベースが前側収
納箱上面に当接して進出するようにしたことを特徴とす
るものである。
[作 用] 本発明は、上記構成により進退手段を駆動して折り畳
み椅子を収納箱の前面開口に前進させて外出した後、当
該折り畳み椅子を起立させ、座席と背当とを形成して所
望の使用態勢にすることができる。そして、折り畳み椅
子の収納時には、前記した動作を逆にすることによって
折り畳み椅子を収納箱に収納しておくことができる。従
って、本発明は、収納箱に蓋体は不要となり床板として
の天板をしつかり強固に固定できるので「そり」や「ガ
タ」が生じないものである。
また、本発明は、収納箱が段状に複数設置され、各収
納箱の前面が開口し、その開口に折り畳み椅子を出入す
るようにしたものであるため、後方の収納箱の開口が丁
度直前に位置する前側収納箱の上面に向けて位置するる
格好になり、前側にある収納箱上面を観客の足場とする
ことができる。この場合、後方の折り畳み椅子のベース
を前側の収納箱上面で支持するようにできるので使用中
に荷重が進退手段にかからないものである。
〔実施例〕
以下、第1図乃至第4図に示す実施例に基いて本発明
を詳細に説明する。
本発明に係る折り畳み椅子の収納装置は、前面を開口
11aした収納箱11と、当該収納箱11に進退自在に収納し
た折り畳み椅子12と、当該折り畳み椅子12の進退手段13
とより構成される。
上記収納箱11は、適宜のフレーム部材14…によって組
立形成されて、前面が開口11aする所謂箱状に形成され
ており、その天板11bは床板となる。上記収納箱11には
折り畳み椅子12が進退自在に収装されると共に、上記折
り畳み椅子12の進退手段13が装備されている。
上記折り畳み椅子12は、座席12aと背当12bとを有して
なり、収納箱11に対して、図中矢印aで示すように起伏
自在及び図中矢印bで示すように進退自在に形成されて
いる。
すなわち、折り畳み椅子12は、ベース15に固着された
軸受部材16に回転自在に横架されたロツド17に、その客
部材12cが固設されて、ロツド17を中心に回動し起伏自
在に形成され、また、上記ベース15は蝶番形リンク19を
介してブラケツト18に連結され、該ブラケツト18の両端
にはローラ20が回転自在に軸支され、収納箱11の底面に
敷設されたレール21にそつて走行自在に形成されて進退
自在となつている。
上記折り畳み椅子12は、一つの収納箱11に対して一脚
配設されるとしてもよいが、本実施例においては、複数
並列状態で配設されており、この複数の折り畳み椅子12
は、ロツド17にそれぞれ連結されて一体動作を可とす
る、即ち、同期して起伏及び進退するように形成されて
いる。
当該折り畳み椅子12の起伏は、手動でもよいが、図示
していないが起伏手段、例えば油圧シリンダで自動的に
行なうようにすると好ましい。
なお、上記折り畳み椅子12は、高さ寸法調節機構を備
えており、その高さが調節できるようになつている。例
えば、本実施例においては、ベース15とブラケツト18の
間に蝶番形リンク19を介在させて高さの調節ができるよ
うにされている。
上記折り畳み椅子12は、進退手段13で収納箱11内より
開口11aに出入される。
当該進退手段13は、本実施例においては、回転自在に
配設された螺杆22に、上記ブラケツト18をねじ結合27さ
せ、当該螺杆22をモータ23で伝動機構24を介して正逆回
転させて進退させるものであるが、当該手段に限定され
るものでなく、例えば、チエーンとスプロケツトによる
等の他の手段を採用し得る。因に、図示の上記伝動機構
24は、モータ23の駆動シヤフト25にギヤボツクス26内で
ギヤ噛合されたものである。従つて、モータ23で螺杆22
を回転させると、当該螺杆22とねじ結合27しているブラ
ケツト18はレール21にそつて進退するものであるが、こ
の時、折り畳み椅子12は、ロツド17、ベース15及び蝶番
形リンク19を介して当該ブラケツト18に連結されている
ので、折り畳み椅子12も同時に進退するものである。
次に作用について説明する。
折り畳み椅子12は、第4図Aに示す如く収納箱11内に
傾倒して収納されている。
この状態から、モータ23を駆動させ螺杆22を回転させ
ると、ブラケツト18は当該螺杆22とねじ結合27している
ため、当該ブラケツト18と連結している折り畳み椅子12
は、第4図Bに示す如く前進し収納箱11の開口11aに外
出する。
本実施例においては、レール21にそつてローラ20で走
行自在となつているため、折り畳み椅子12の進退は極め
て容易に行なわれる。
そこで、第4図Cに示す如く折り畳み椅子12を起立さ
せる。この起立は、手動起立あるいは電動、油圧シリン
ダ等による自動起立で行なわれる。
起立させたら、第4図Dに示す如く座席12aと背当12b
とを形成させ、所謂座席として使用できる態勢にされ
る。
上記所謂座席の不使用となつたときは、前記した一連
の動作を逆に再現することによつて、折り畳み椅子12は
第4図Aに示す如く状態に収納箱11内に収納される。
また、本発明は、第3図に示す如く収納箱11を段状に
設置し、段床、階段及び段状の座席として使用する。こ
の段状の座席として使用する場合には、折り畳み椅子12
が外出した際、前側に位置する収納箱11の床板11b上に
後側の折り畳み椅子12のベース15の先端側が載置される
ように形成(第3図参照)される。従つて、この場合に
は、折り畳み椅子12及び使用者の荷重は、前側にある収
納箱11の床板11bで支持するので、進退手段13等に荷重
が加わらず好ましいものである。
更に、折り畳み椅子12の高さ寸法及び段差の高さ寸法
は、蝶番形リンク19で自由に変えることができる。
〔発明の効果〕
以上本発明によれば、次の効果がある。
(1)折り畳み椅子を出入させる進退手段と、高さ調節
を行なう高さ寸法、調節機構を備えているから、煩雑な
作業や、多数人による共同作業を要することなく、簡単
に折り畳み椅子を使用態勢にしたり、収納したりするこ
とができる。
(2)折り畳み椅子は開口より出入するから、収納箱に
蓋体は不要となり床板としての天板をしつかり強固に固
定できるので「そり」や「ガタ」が生じないものであ
り、その結果、きしみ音やガタガタ音を発つせず実用上
頗る望ましいものである。
(3)収納箱の前面が開口し、その開口に折り畳み椅子
を出入するようにし、更に各収納箱を段状に設置し、後
方の折り畳み椅子の下方ベースが前側収納箱上面に当接
して進出するようにしたから、後方の折り畳み椅子のベ
ースを前側の収納箱上面で支持するようにでき、使用中
の荷重がベースや進退手段にかからず、これらの部材の
破損や変形を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明の実施例を示し、第1図は正
面図、第2図は平面図、第3図は断面側面図、第4図A
乃至Dは本発明の作動状態を示す概略説明図、第5図及
び第6図はそれぞれ異なる従来例を示す断面側面図であ
る。 11……収納箱、11a……開口、11b……床板、12……折り
畳み椅子、13……進退手段、15……ベース、17……ロツ
ド、18……ブラケツト、19……蝶番形リンク、22……螺
杆、23……モータ。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前側から後方に向けて徐々に高くなるよう
    に段状に設置された複数の収納箱と、各収納箱内に進退
    自在に収納した折り畳み椅子と、各収納箱内に設置され
    て各折り畳み椅子を各開口に出入させる進退手段と、各
    折り畳み椅子の下方に設けたベースと、各ベースの下方
    に設けられて折り畳み椅子の高さを調節する高さ寸法調
    整機構とを備え、後方の収納箱内における折り畳み椅子
    を前進して開口より外出させた際に当該折り畳み椅子の
    下方ベースが前側収納箱上面に当接して進出するように
    した折り畳み椅子の収納装置。
  2. 【請求項2】上記折り畳み椅子には起伏手段が連結され
    てなる特許請求の範囲第1項記載の折り畳み椅子の収納
    装置。
  3. 【請求項3】上記折り畳み椅子の進退手段は、螺杆にね
    じ結合してなる進退機構である特許請求の範囲第1項記
    載の折り畳み椅子の収納装置。
  4. 【請求項4】上記折り畳み椅子の進退手段は、チェーン
    とスプロケットによる進退機構である特許請求の範囲第
    1項記載の折り畳み椅子の収納装置。
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