JP2650754B2 - コンデンサー抵抗複合部品 - Google Patents

コンデンサー抵抗複合部品

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電子機器、電気機器に用いられる電気回路
用のコンデンサー抵抗(以下CRと略記する)複合部品に
関するものである。
従来の技術 従来CR複合部品としては、コンデンサと抵抗のおのお
のの素子を形成し、リード線で接続した後、外装などを
ほどこしたものが一般的であった。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のように従来コンデンサと抵抗器
を回路上で組み合わせる場合、2つの完成部品をプリン
ト基板に装着するため、コスト、合理化、小型化という
点で欠点を有していた。また従来のCR複合部品では、半
完成状態のフィルムコンデンサと抵抗器を接続し、かつ
ケース外装をほどこすため、製造コストが高く、小型化
に向かないという欠点を有していた。
本発明は上記従来の欠点を解決するもので、フィルム
コンデンサと抵抗を一体化したCR複合部品を提供するこ
とを目的とする。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するために本発明のCR複合部品は、
プラスチックフィルムの両面に蒸着電極を設け、この蒸
着電極の上にラッカー層を設け、かつ片面の前記ラッカ
ー層の上に一端部で蒸着電極と接続した抵抗体膜を設
け、これを積層もしくは巻回して形成した積層体もしく
は巻回体の両端面にメタリコン層を配設し、一方の端面
のメタリコン層は前記抵抗体膜と接続し、他方の端面の
メタリコン層は抵抗体膜とは反対面の蒸着電極と接続し
たことを特徴とするものである。
作用 この構成によって、コンデンサと抵抗を一体化したCR
複合部品が実現し、これにより製造の合理化、コストの
低減、小型化が可能となる。
実施例 以下、本発明の実施例について、図面に基づいて説明
する。
第1図は本発明の一実施例のCR複合部品を示す概略断
面図である。第1図に示すCR複合部品において、プラス
チックフィルム1の両面1A,1Bに真空蒸着により蒸着電
極2A,2Bを設け、この蒸着電極2A,2Bの上に溶剤コートに
よりプラスチック樹脂のラッカー層3A,3Bを設け、かつ
その片面側(上面側)のラッカー層3Aの上に一端部で蒸
着電極2Aの端部と接続するように真空蒸着により抵抗体
膜4を設けて、これを第1図のように複数層(第1図で
は3層)積層し、その両端面に亜鉛を溶射したメタリコ
ン層5a,5bを、一方のメタリコン層5bを各抵抗体膜4と
接続し、他方のメタリコン層5aを他面側の蒸着電極2Bと
接続して設け、さらにこのメタリコン層5a,5bにリード
線6a,6bを溶接し、その外部にエポキシ樹脂からなる外
装7を設けている。
本実施例のCR複合部品において、プラスチックフィル
ム1にポリフェニレンサルファイド、蒸着電極2A,2Bに
アルミニウム、ラッカー層3A,3Bにポリフェニレンオキ
サイド、抵抗体膜4にニッケルクロム合金を用いた。
以上のような構造のCR複合部品を、さらに具体的な実
施例によって説明する。
6μmの厚さを有するポリフェニレンサルファイド
(以下PPSという)フィルムであるプラスチックフィル
ム1の両面1A,1Bに、片面(上面)1Aの両端部と他面
(下面)1Bの片端部にそれぞれ非蒸着部1a,1aと1bを設
けるようにして、アルミニウムを真空蒸着して蒸着電極
2A,2Bを形成し、また非蒸着部1aを両端部に設けた上面1
Aには0.8μmの厚さを有するポリフェニルレンオキサイ
ド(以下PPOという)からなるラッカー層3Aを、非蒸着
部1bを片端部に設けた他面(下面)1Bには6μmの厚さ
を有するPPOラッカー層3Bを、端部が両面1A,1B側とも非
蒸着部である端面側の非蒸着1a,1bと蒸着部2A,2Bとを重
ねるように、かつ上面1A側のみ非蒸着部1aを設けた端面
側の蒸着電極2A,2Bの端部のそれぞれ一部を除いて形成
し、さらに非蒸着部1aを両端部に設けた上面1A側にの
み、組成比8:2のNi−Cr合金からなる抵抗体膜4をラッ
カー層3Aがコートされていない端面側の蒸着電極2Aと接
続するように、そのラッカー層3Aの上に真空蒸着する。
このようにして形成した複合フィルムを10mmの幅で裁断
し、0.1μFの容量をもつように積層し、その両端面に
リード線引出用の電極部となるメタリコン層5a,5bを設
けるため亜鉛を溶射して、一方のメタリコン層5bを各抵
抗体膜4の端部と接続させ、他方のメタリコン層5aを他
面(下面)側に各蒸着電極2Bと接続させた。次に、第1
図に示すようにリード線6a,6bに溶接し、さらに外部に
エポキシ樹脂を用いて外装7をほどこした。
このようにして得られたCR複合部品は0.1μFのコン
デンサに120Ωの抵抗を直列に接続したものと同等の性
能を有するものである。
以上のように本実施例によれば、コンデンサと抵抗を
一体化してコンデンサと抵抗の接続が直列となり、製造
コストの低減、製造工程の合理化、小型化が可能となっ
た。
なお、本実施例では、抵抗体膜4としてNi−Cr合金の
蒸着膜を用いたが、他の材料を用いることも有効であ
る。たとえばパラジウムなどをフィルムに薄く均一に蒸
着し、高抵抗蒸着膜を作ることも可能で、大きな抵抗値
を得るのに有効である。その他銀、銅、ニッケルなどを
用いた導電性塗料のコーティング膜を用いても抵抗体膜
として使用可能である。また、プラスチックフィルム1
にPPS、ラッカー層3A,3B用の樹脂にPPOを用いたが、こ
れは抵抗体膜4として高抵抗蒸着膜を適用する場合の金
属材料は一般に融点が高く、これを設けるベースフィル
ム、ラッカー層用の樹脂に耐熱性が優れたプラスチック
を使用することが好ましいなどのためで、これに限るも
のではない。
発明の効果 以上述べたように本発明のCR複合部品においては、次
のような効果が得られる。すなわち、一般に電気回路に
おいて、C,R,Lは基本的な回路部品であり、なかでもC
(コンデンサ)とR(抵抗)を組んで使用する部分が非
常に多く、これらの部品の製造上の合理化、回路を構成
する部分での合理化、小型化および全体的に信頼性の向
上は産業上重要な課題になっている。本発明のCR複合部
品は、フィルムコンデンサと抵抗体を組合せて、従来の
フィルムコンデンサ製造工程と同じ工程、すなわちプラ
スチックフィルムを広幅で多条巻き取りし、メタリコン
などの工程を単体でなく多量にまとめた状態で取り扱い
のできる製造方法で製造できて、工業上の価値が非常に
大であり、また構造は蒸着電極にアルミニウム、亜鉛な
どの自己回復性の優れた信頼性の高い実績あるものを使
用することができ、したがって金属化フィルムコンデン
サの最大の特徴である自己回復性を全く損うことがな
く、さらに抵抗値の調整は、抵抗体膜に用いる材料、膜
厚によって可能なことはもちろん、抵抗体膜側の非ラッ
カーコート部分を設ける幅でも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のCR複合部品を示す概略断面
図である。 1……プラスチックフィルム、2A,2B……蒸着電極、3A,
3B……ラッカー層、4……抵抗体膜、5a,5b……メタリ
コン層。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチックフィルムの両面に蒸着電極を
    設け、この蒸着電極の上にラッカー層を設け、かつ片面
    の前記ラッカー層の上に一端部で蒸着電極と接続した抵
    抗体膜を設け、これを積層もしくは巻回して形成した積
    層体もしくは巻回体の両端面にメタリコン層を配設し、
    一方の端面のメタリコン層は前記抵抗膜と接続し、他方
    の端面のメタリコン層は抵抗体膜とは反対面の蒸着電極
    と接続したことを特徴とするコンデンサー抵抗複合部
    品。
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