JP2650500B2 - 電子内視鏡装置 - Google Patents

電子内視鏡装置

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JP2650500B2
JP2650500B2 JP3045573A JP4557391A JP2650500B2 JP 2650500 B2 JP2650500 B2 JP 2650500B2 JP 3045573 A JP3045573 A JP 3045573A JP 4557391 A JP4557391 A JP 4557391A JP 2650500 B2 JP2650500 B2 JP 2650500B2
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茂 西村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療用,工業用等とし
て用いられる電子内視鏡に関し、特に固体撮像素子を面
順次方式で駆動して、被写体の映像を撮影する際に、鮮
明なフリーズ画像を取得することができるようにした電
子内視鏡装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子内視鏡は、周知の如く、体腔等に挿
入される挿入部の先端にCCD等の固体撮像素子を設け
てなるものであって、挿入部を細径化する関係から、固
体撮像素子としては、単板からなる固体撮像素子を用
い、しかも解像度向上等の見地からこの固体撮像素子を
面順次方式で駆動して、例えばR(赤),G(緑)及び
B(青)の3色の画像データを順次取得し、これら3色
の画像を合成することによって、同時式のビデオ信号を
生成してモニタ装置に被写体のカラー映像を表示するよ
うにしている。また、この被写体像を動画状態だけでな
く、静止画状態にして表示したり、そのハードコピーを
作成したりすることもできるようになっている。このよ
うに静止した画像、即ちフリーズ画像を取得するための
フリーズ制御機構を備えている。
【0003】ここで、被写体の完全なカラー画像を取得
するためには、経時的に異なる複数の画像データ(フィ
ールド画像の場合にはR,G,Bの各色の3つの画像デ
ータ、フレーム画像の場合には、奇数,偶数のフィール
ドにおけるR,G,Bの各色の6つの画像データ)を合
成しなければならないために、被写体と挿入部に設けた
固体撮像素子との間に相対的な動きがあると、動画状態
で表示する場合は、格別大きな問題とはならないが、静
止画として表示する場合には、画像に色ずれが生じて解
像度が悪く、見にくいものとなる。従って、静止画を取
得する場合には、フリーズ画像を色ずれのない鮮明な状
態にして撮影するために、固体撮像素子から連続的に取
得される画像に基づいて被写体の動きを検出し、画像の
フリーズ制御がなされても直ちには画像をフリーズせ
ず、この動き検出回路により被写体が静止していること
を検出したときに初めて画像フリーズを行うようにして
いる。具体的には、固体撮像素子からの信号を処理して
A/D変換する前の段階で、この画像信号を動き検出回
路に取り込んで、前後のフィールドの画像データを比較
することによって、動きの有無を検出して、被写体が静
止しているか、または動きがあっても、色ずれが生じな
い程度の実質的な静止画像であるときに、画像メモリ回
路のデータ更新を禁止すると共に、この状態の画像をモ
ニタ装置に表示される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うに、画像フリーズ操作時の制御を行った時に、被写体
が動いていれば静止するまで待ち、被写体が静止したと
きにその画像をフリーズさせるようにしたのでは、被写
体の状態等によっては、フリーズ操作してから実際にフ
リーズ画像が表示されるまでの間にかなり長い時間が経
過することがあり、甚だしい場合には、必要とする検査
部位及び状態の画像をタイミングよく表示することがで
きなくなるという欠点がある。
【0005】そこで、本発明者は画像メモリ手段と並列
に静止画メモリ手段を設け、画像フリーズを行っていな
い間でも、フリーズ画像として色ずれの生じない画像が
得られる毎に静止画メモリ手段に逐次書き込むようにな
し、フリーズ操作が行われたときに、この静止画メモリ
手段に記録されている最新の静止画像に関するデータを
直ちに出力するように構成したものを開発し、特願平2
−139044号として特許出願をした。この先願発明
の装置を用いれば、フリーズ操作に対する応答性を良好
ならしめ、かつ現在観察している部位及び状態に最も近
いフリーズ画像を表示することができるようになる等極
めて優れた利点があるが、なおこの先願発明には改良の
余地がない訳ではない。
【0006】ところで、内視鏡を用いて検査や診断を行
うときに、その検査記録を取る必要があるが、このため
に、プロセッサにビデオテープレコーダ(VTR)を接
続し、このVTRに動画状態での映像の記録を行うこと
ができるのは当然として、ハードコピー装置を接続し
て、静止画像のハードコピーを作成することができるよ
うになっている。ここで、内視鏡検査で記録した被写体
の像を観察する際において、細部の検査を行ったりする
ために、動画状態で表示するより、静止画状態で表示す
る方が好ましい場合がある。この静止画データの記録
は、フリーズ操作が行われたときに初めて静止画メモリ
回路からのデータが読み出されるようになされていた。
しかしながら、フリーズ操作が行われたときの画像が検
査,診断にとって必ずしも最適な画像が取得されている
とは限らず、フリーズ操作が行われた時より前の画像ま
たはそれ以後の画像が必要となる場合があり、また操作
中において、フリーズ操作が行われない場合には、全く
フリーズ画像を取得することができないということにな
る。
【0007】本発明は前述の点に鑑みてなされたもので
あって、フリーズ操作を行わなくとも、色ずれのない
質的な静止画像を逐次記録することができるようにした
電子内視鏡装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、それぞれ相異なる波長光をもって被
写体に向けて順次照明を行う照明手段と、この順次照明
下で各色の波長光による被写体の画像を撮影する撮像手
段と、この撮像手段からの各色の画像信号の処理を行う
映像信号処理手段と、この映像信号処理手段により処理
された各色の画像データを記憶する動画メモリ回路と、
前記映像信号処理手段からの各色の画像信号に基づい
て、被写体画像に動きがあるか否かを検出する動き検出
手段と、前記動画メモリ回路と並列に設けられ、前記映
像信号処理手段からの画像データのうち実質的な静止画
像が選択的に取り込まれる静止画メモリ回路と、前記
き検出手段からの信号に基づいて静止画メモリ回路の書
き込み,読み出しの動作制御を行う静止画制御手段と、
前記静止画メモリ回路におけるデータの更新を禁止する
と共に、この静止画メモリ回路に記憶されている最新の
静止画像をモニタ装置に表示する画像フリーズ手段と、
前記静止画メモリ回路において順次更新される毎に静止
画データを取り込んで、この画像データを記憶する外部
記憶装置とから構成したことをその特徴とするものであ
る。
【0009】
【作用】被写体を撮影している間においては、静止画像
として色ずれが発生しない画像データは動き検出手段か
らの信号に基づいて逐次静止画メモリ回路に書き込まれ
ることになる。そして、このように静止画メモリ回路に
書き込まれたデータはその都度外部記憶装置に記録され
る。従って、この外部記憶装置によって記憶されたデー
タを後で読み出して編集を行うことによって、多数ある
静止画から記録とするのに最適な画像が得られることに
なる。しかも、この外部記憶装置に格納されている画像
データはすべて色ずれのない鮮明な高画質の画像のもの
である。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。まず、図1において、1は内視鏡、10は光
源装置、20はプロセッサをそれぞれ示す。内視鏡1は患
者の体腔等の内部に挿入される挿入部1aを有し、この挿
入部1aの先端部分には、照明光照射部2,観察部3が設
けられている。照明光照射部2には、ライトガイド4の
出射端4aが臨み、また観察部3には対物レンズ5が装着
されると共に、この対物レンズ5の結像位置には撮像手
段としてCCD6が設けられている。
【0011】ライトガイド4の他端は光源装置10内に導
かれている。光源装置10には、光源ランプ11が設けられ
ており、またこの光源ランプ11とライトガイド4の入射
端4bとの間には光源ランプ11側から絞り12,コンデンサ
レンズ13及び回転カラーフィルタ14が順次配設されてい
る。回転カラーフィルタ14はR(赤)の波長光を選択的
に透過させるRフィルタ域14Rと、G(緑)の波長光を
選択的に透過させるGフィルタ域14Gと、B(青)の波
長光を選択的に透過させるBフィルタ域14Bとが、それ
ぞれ間に遮光域を挟んで設けられている。従って、この
回転カラーフィルタ14を回転させると、それぞれ間に遮
光期間を挟んでR,G,Bの順次照明がライトガイド4
から被写体に向けて照射されることになる。
【0012】そして、R,G,Bの各照明期間において
CCD6に信号電荷が蓄積され、遮光期間になると、こ
のCCD6に蓄積された信号電荷が読み出されて、プロ
セッサ20に伝送されて、その信号の処理が行われる。即
ち、CCD6からの信号はまず映像信号処理回路21に伝
送されて、信号クランプ,ブランキング処理,ガンマ補
正等周知の信号処理が行われる。このようにして信号処
理された後に、A/D変換器22によってデジタル信号に
変換されて、各色のフィールド画像信号が動画メモリ回
路として、フィールドメモリ回路23を構成するR,G,
Bの各メモリ23R,23G,23Bにそれぞれ記憶される。
このようにしてフィールドメモリ回路23にR,G,Bの
各色のフィールド画像信号が記憶された状態において、
例えば、Rのフィールド画像信号がこのフィールドメモ
リ回路23に取り込まれると、メモリ23Rの画像データが
更新され、これと同時に、既にフィールドメモリ回路23
に記憶されているG,Bの2色のフィールド画像信号が
このRフィールドのリアルタイム信号と共に読み出され
て、D/A変換器24R,24G,24Bによりアナログ信号
に変換されて、同時式の映像信号として出力されること
になる。そして、このフィールドメモリ回路23における
各メモリ23R,23G,23Bの書き換え更新の制御を行う
ために、回転カラーフィルタ14における各フィルタ域14
R,14G,14Bのいずれが照明光路に臨んでいるかの検
出を行うセンサ25が設けられ、このセンサ25から発生す
るR,G,Bの各イネイブル信号(R−EN,G−E
N,B−EN信号)がメモリ制御回路26に入力されて、
このメモリ制御回路26から出力されるVD(垂直同期信
号),HD(水平同期信号)及びR−EN,G−EN,
B−ENからなる制御信号に基づいてメモリ23R,23
G,23Bへのデータの書き込み及び読み出し制御がなさ
れる。そして、このフィールドメモリ回路23からの出力
信号は、カラーエンコーダ等を備えた信号出力回路27に
おいて、R,G,Bの3色の信号をミックスしてNTS
C等のビデオ信号を生成し、これをモニタ装置50に表示
される。
【0013】次に、フリーズ画像を作成するための回路
構成としては、フィールドメモリ回路23と並列に設けた
静止画メモリ回路30を有し、この静止画メモリ回路30
は、フィールドメモリ回路23と同様にRメモリ30Rと、
Gメモリ30Gと、Bメモリ30Bとから構成されており、
これら各メモリ30R,30G,30BにはA/D変換器22に
よってデジタル信号とした画像信号が取り込まれるよう
になっている。ただし、この静止画メモリ回路30は、フ
ィールドメモリ回路23とは異なり、CCD6からの出力
信号が全て取り込まれるのではなく、動きのない画像信
号を選択的に取り込むように構成されている。そして、
これら各メモリ30R,30G,30Bの出力信号はノイズの
低減を図るためのノイズリデューサ31R,31G,31Bを
介して出力されるようになっている。この静止画メモリ
回路30の各メモリ30R,30G,30Bからの静止画信号は
切換手段28により前述したフィールドメモリ回路23から
の動画信号と切り換え可能に出力されて、信号出力回路
27を介してモニタ装置50に入力されて、動画と選択的に
表示することができるようになっている。また、静止画
メモリ回路30からノイズリデューサ31R,31G,31Bを
介して出力される信号は、前述したフィールドメモリ回
路23を介して出力される経路とは別個に、D/A変換器
32R,32G,32Bによりデジタル信号に変換されて、信
号出力回路27に出力され、後述するように、この信号出
力回路27に接続したVTRや磁気ディスク,光ディスク
等の外部記憶装置51に記憶させるように構成されてい
る。
【0014】ここで、静止画メモリ回路30には、前述し
た如く、色ずれのない実質的な静止画像のみを選択的に
取り込むようになっており、このために映像信号処理回
路21からの出力信号は、フリーズ制御回路33を介してこ
の静止画メモリ回路30に伝送されるようになっている。
このフリーズ制御回路33は、CCD6から伝送される信
号から被写体の動きを検出して、動きがないと判定され
たときにのみ、A/D変換器22からの信号を取り込ん
で、記憶情報の書き換えを行うことができるようになっ
ている。而して、動き検出はR,G,Bの各色画像それ
ぞれにつき行うこともできるが、例えばG画像信号、特
に偶数フィールドのG画像信号のみについて動き検出を
行うのが動き検出精度,処理の簡略化等の見地から好ま
しい。従って、このG画像信号に基づいて動き検出を行
った結果、動きがないと判定されると、フィールド画像
の場合には,これに続くG,B,Rの3つの画像データ
のサンプリング時間分(フレーム画像の場合には、イン
ターレースされる関係から、奇数,偶数のフィールドに
おけるR,G,Bの各色の6つの画像データのサンプリ
ング時間分)だけ静止画メモリ回路30の書き込み及び読
み出しを可能ならしめるF−EN信号が、メモリ制御回
路26からのR,G,Bの各イネイブル信号(R−EN,
G−EN,B−EN信号)と共に静止画メモリ回路30に
入力されて、このイネイブル信号のパルス幅の期間内に
各メモリ30R,30G,30Bに静止画データの書き込み及
び読み出し動作が実行される。
【0015】そこで、図2に基づいてフリーズ制御回路
33の回路構成について説明する。以下の説明において
は、偶数フィールドのG画像信号に基づいてフリーズ制
御を行うように構成したものを示すが、本発明はこれに
限らず、任意のフィールド画像信号に基づいてフリーズ
制御を行うことができ、またフレーム画像の場合には、
6フィールド分のデータが取り込まれる以外はフィール
ド画像の場合と同様の動作が行われるものである。
【0016】而して、同図において、40は動き検出器を
示し、この動き検出器40には偶数フィールドのG画像信
号が入力される毎に、この信号と前回の偶数フィールド
のG画像信号(即ち、6フィールド前の信号)と輪郭等
の比較を行うことによって、被写体が静止しているか、
または動きがあるかの検出を行うことができるようにな
っている。この動き検出信号は偶数フィールドのG−E
N信号と共にフリップフロップ回路41に入力されるよう
になっている。また、このフリップフロップ回路41に
は、VDパルスとR−EN,G−EN,B−EN信号か
ら生成されるC−EN信号、即ち偶数フィールドのG−
EN信号の後、3フィールド分だけH(ハイ)レベルと
なり、次の3フィールド分はL(ロー)レベルとなる信
号がリセット信号として入力されるようになっている。
従って、このフリップフロップ回路41に入力されるG−
EN信号と動き検出信号に基づいて、動きがなければ、
静止画メモリ回路30に書き換え信号が入力されて、この
書き換え信号に基づいて静止画メモリ回路30の記憶内容
の書換が開始される。そして、この静止画メモリ回路30
の書き換え期間は、C−EN信号がHの状態を保持して
いる間だけ継続し、このC−ENパルスがLになると、
この静止画メモリ回路30の書き換え期間が終了する。従
って、このC−ENパルスはメモリ書き換え可能な期間
を規定するもので、これによって、このフリップフロッ
プ回路41からは静止画メモリ回路30の書き換え可能信号
F−EN信号が出力される。而して、このF−EN信号
は偶数フィールドのGーEN信号がHレベルからLレベ
ルに変化した直後において、3フィールドの時間t1〜
t3の時間間隔となっているので、最短の時間でしかも
R,G,Bの全てのメモリ30R,30G,30Bのデータが
確実に書き換えられることになる。
【0017】ただし、このF−EN信号があれば、必ず
静止画メモリ回路30の書き換えが行われるのではなく、
フリーズ制御が行われたときには、たとえF−EN信号
が出力されたとしても、静止画メモリ回路30の記憶内容
の書き換えを実行させないようにしている。このため
に、フリップフロップ回路41の出力側には、NAND回
路42が接続されており、このNAND回路42にはフリッ
プフロップ回路41からのF−EN信号と共に、フリーズ
操作手段(図示せず)からの信号に基づいてHレベルと
Lレベルとに切り換わる(この場合、フリーズ選択が行
われていない場合にはHレベルで、フリーズ選択がなさ
れると、Lレベルに切り換わる)フリーズ選択手段43か
らの信号が入力されるようになっており、フリップフロ
ップ回路41からF−EN信号が出力されても、静止画メ
モリ回路30の書き換えが行われない。即ち、フリーズ選
択手段43がHレベル状態であるときにおいて、F−EN
信号がフリップフロップ回路41から出力されたときに限
り、静止画メモリ回路30に記憶内容の書き換え信号が加
えられるようになっている。ここで、フリーズ選択手段
43からのフリーズ選択信号は、VD信号に連動して切り
換わるものであり、R,G,Bの各イネイブル期間中に
フリーズ操作が行われても、フリーズ選択手段43はVD
信号が出力されるまではHレベルからLレベルに切り換
わらないようになっている。また、静止画メモリ回路30
の書き換えが実行されている間は、この書き換え実行が
開始すると、それが優先されて、その間にフリーズ操作
が行われても、書き換え禁止の指令は出されないように
なっている。
【0018】而して、前述したように、フリーズ操作が
行われていない状態で、静止画像が取得されると、その
度毎に静止画メモリ回路30の記憶内容が書き換えられる
が、この書き換え毎に静止画メモリ回路30から静止画デ
ータが出力される。この出力はノイズリデューサ31R,
31G,31Bを介して信号出力回路27に送り込まれ、同時
式の信号に変換されて外部記憶装置51に順次取り込まれ
て、この外部記憶装置51に記憶されるようになってい
る。
【0019】本実施例は前述のように構成されるもので
あって、次にその作動について図3を参照して説明す
る。内視鏡1を体内等の所定の観察を行うべき部位に挿
入して、その先端部に設けたCCD6によって被写体の
像を撮像して、図3における(a)で示したVDパルス
に同期してこのCCD6からの信号が読み出されて、こ
の信号をプロセッサ20に伝送して、映像信号処理回路21
で処理することによって、図3の(b)に示したR,
G,Bの画像信号が取得される。このようにして得られ
るR,G,Bの各色画像信号を時系列的に1から順番に
番号を付す。このようにして取得した画像信号はA/D
変換器22を介してデジタル信号に変換されて、フィール
ドメモリ回路23に記憶せしめられる。そして、例えばR
のリアルタイム信号が伝送されたときに、メモリ制御回
路26からの信号に基づいてGメモリ23G及びBメモリ23
Bの記憶信号を読み出して、これら3つの色画像信号を
それぞれD/A変換器24R,24G,24Bを介して信号出
力回路27に伝送されて、この信号出力回路27によってこ
れらの信号をミックスして同時式の信号としてモニタ装
置50に伝送されて、被写体のカラー映像が表示される。
【0020】これと同時に、信号処理回路21からの信号
は動き検出器40に取り込まれて、例えば輪郭抽出等の処
理を実行することによって、動きの検出を行う。ここ
で、動き検出を行うためには、それ以前のデータ、即
ち、偶数フィールドのG信号を動き検出として用いる
と、この動き検出において実際に比較される前回の偶数
フィールドのG信号は6フィールド前の信号であり、従
って、この6フィールドを隔てた前後の信号を比較する
ことになる。そして、この動き検出器40からは図3の
(c)で示したように、被写体に動きがあるときにパル
スが出力され、動きがないときには、パルス出力がな
い。この図においては、G1,G5及びG7の画像信号
には動きがあり、G3,G9及びG11の画像信号では動
きがないことが示されている。
【0021】前述した動き検出信号と、メモリ制御回路
26から図3(d)に示した偶数フィールドのG−EN信
号とがフリップフロップ回路41に入力されることによっ
て、静止画像である場合には、このフリップフロップ回
路41の出力信号はHレベルとなる。また、このフリップ
フロップ回路41には、図3(f)に示したC−EN信号
が入力されるので、このC−EN信号の立ち下がりがリ
セット信号となって、Lレベルに復帰する。これによっ
て、同図(e)に示したような静止画メモリ回路30の書
き換え可能信号であるF−EN信号が出力される。ただ
し、このF−EN信号が出力されると常に静止画メモリ
回路30の記憶内容の書き換えが実行されるのではなく、
フリーズ選択手段43を参照して、このフリーズ選択手段
43によって画像のフリーズ動作が行われているときに
は、静止画メモリ回路30の書き換えを禁止してモニタ装
置50に表示されているフリーズ画像が変化するのを防止
する。即ち、前述したF−EN信号はフリーズ選択手段
43からの信号と共にNAND回路42に入力されて、フリ
ーズ選択手段43からの出力信号(図3(g))がHレベ
ル、即ちフリーズ操作が行われていない場合に限り、静
止画メモリ回路30の記憶内容に書き換えが実行され、L
レベルのときには、静止画メモリ回路30の書き換えが禁
止される。従って、実際の静止画メモリ回路30の書き換
えは同図(h)の矢印で示した期間に実行される。ただ
し、この静止画メモリ回路30の書き換え実行中におい
て、同図(i)に示したように、フリーズ選択手段43か
らフリーズ開始信号が出力されても、この書き換え実行
が優先されて、実際にフリーズが開始するのは、点線で
示したように、C−EN信号がLレベルに変化して、書
き換えが終了した後であり、またフリーズ終了信号が出
力されても静止画メモリ回路30は、それ以後においてC
−EN信号の立ち上がりがあった後において動き検出器
40から静止状態であることの検出信号が出力されたとき
に限り、書き換えが行われる。従って、この(i)にお
いて、F−EN信号がフリップフロップ回路41から出力
されている状態で、フリーズ終了信号が出力されたとし
ても、直ちに静止画メモリ回路30において信号の書き換
えが開始するわけではない。
【0022】従って、モニタ装置50には、常時において
は、動画が表示されており、フリーズ操作が行われる
と、切換手段28が切り換わって、静止画メモリ回路30に
記憶されている最新の静止画が読み出されて、ノイズリ
デューサ31R,31G,31Bによってノイズの低減が図ら
れた鮮明な画像が切換手段29からD/A変換器24R,24
G.24Bによりデジタル信号に変換されて、モニタ装置
50に伝送されて、このモニタ装置に静止状態の画像が表
示される。このときにおいて、静止画メモリ回路30はそ
の記憶内容の更新が禁止された状態に保持されるから、
モニタ装置50に表示される画像が変化する等の不都合を
生じることはない。
【0023】而して、前述のようにして静止画メモリ回
路30には、被写体と内視鏡1の挿入部との間に動きがな
いか、または動きがあっても静止画像として表示したと
きに色ずれがない程度のものである画像を順次取り込ん
で、記憶内容の更新が行われるが、この静止画メモリ回
路30に情報の書き換えが行われる毎に、その記憶内容は
静止画メモリ回路30から出力されて、ノイズリデューサ
31R,31G,31Bを介して信号出力回路27に伝送され、
この信号出力回路27に接続されている外部記憶装置51に
記憶される。而して、この外部記憶装置51には格別フリ
ーズ画像を取得するための操作を行わなくとも、色ずれ
がなく、しかもノイズリデューサ31R,31G,31Bによ
りノイズ低減処理された極めて高い画質の画像を取得す
ることができるようになる。従って、検査,診断等が終
った後に、この外部記憶装置51から再生すれば、多数の
画像から記録として保管するために最も好適な画像を選
択することができるようになる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、動画
モリ回路と並列に、映像信号処理手段からの画像データ
を選択的に取り込む静止画メモリ回路を設け、この静止
画メモリ回路において記憶内容の更新がある毎に外部記
憶装置にその静止画像に関する情報を記録するように構
成したので、動画メモリ回路からの出力によりモニタ装
置に被写体の映像を動画状態で表示することができ、か
つフリーズ操作が行われた時に、静止画像データが出力
されて、モニタ装置に静止画を表示でき、さらにこれら
の出力形態に加えて、格別フリーズ操作を行わなくと
、静止画メモリ回路からその記憶内容の更新がある毎
に、静止画像データを外部記憶装置に出力されて、色ず
れのない静止画像を多数収録することができ、この外部
記憶装置の記憶内容を再生して、その編集を行うことに
よって、記録として保管するのに最も好適な画像を取得
することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電子内視鏡装置の回路
構成図である。
【図2】図1のメモリ制御回路の構成図である。
【図3】電子内視鏡装置における各部の信号波形図であ
る。
【符号の説明】
1 内視鏡 6 CCD 20 プロセッサ 21 信号処理回路 23 フィールドメモリ回路 23R,23G,23B メモリ 26 メモリ制御回路 27 信号出力回路 30 静止画メモリ回路 30R,30G,30B メモリ 31,31R,31G,31B ノイズリデューサ 33 フリーズ制御回路 40 動き検出器 41 フリップフロップ回路 42 NAND回路 43 フリーズ選択手段 50 モニタ装置 51 外部記憶装置

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ相異なる波長光をもって被写体
    に向けて順次照明を行う照明手段と、この順次照明下で
    各色の波長光による被写体の画像を撮影する撮像手段
    と、この撮像手段からの各色の画像信号の処理を行う映
    像信号処理手段と、この映像信号処理手段により処理さ
    れた各色の画像データを記憶する動画メモリ回路と、
    記映像信号処理手段からの各色の画像信号に基づいて、
    被写体画像に動きがあるか否かを検出する動き検出手段
    と、前記動画メモリ回路と並列に設けられ、前記映像信
    号処理手段からの画像データのうち実質的な静止画像が
    選択的に取り込まれる静止画メモリ回路と、前記動き検
    出手段からの信号に基づいて静止画メモリ回路の書き込
    み,読み出しの動作制御を行う静止画制御手段と、前記
    静止画メモリ回路におけるデータの更新を禁止すると共
    に、この静止画メモリ回路に記憶されている最新の静止
    画像をモニタ装置に表示する画像フリーズ手段と、前記
    静止画メモリ回路において順次更新される毎に静止画デ
    ータを取り込んで、この画像データを記憶する外部記憶
    装置とから構成したことを特徴とする電子内視鏡装置。
  2. 【請求項2】 前記撮像手段によって取得される画像信
    号はR,G,Bの各色のフィールド画像信号であり、前
    記動き検出手段から静止状態の検出がなされると、前記
    静止画制御手段から3フィールド分のデータ更新指令を
    静止画メモリ回路に入力する構成としたことを特徴とす
    る請求項1記載の電子内視鏡装置。
  3. 【請求項3】 前記撮像手段によって取得される画像信
    号はR,G,Bの各色の画像信号について、それぞれイ
    ンターレースされる奇数,偶数のフレーム画像信号であ
    り、前記動き検出手段から静止状態の検出がなされる
    と、前記静止画制御手段から少なくとも3フィールド分
    のデータ更新指令を静止画メモリ回路に入力する構成と
    したことを特徴とする請求項1記載の電子内視鏡装置。
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