JP2650121B2 - 複式溶解装置の保全方法 - Google Patents

複式溶解装置の保全方法

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JP2650121B2
JP2650121B2 JP4160223A JP16022392A JP2650121B2 JP 2650121 B2 JP2650121 B2 JP 2650121B2 JP 4160223 A JP4160223 A JP 4160223A JP 16022392 A JP16022392 A JP 16022392A JP 2650121 B2 JP2650121 B2 JP 2650121B2
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furnace
electric furnace
exhaust gas
electric
damper
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喜代助 森
幸雄 畠中
博史 山根
幸雄 丹羽
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KANSAI BIRETSUTO SENTAA KK
Daido Steel Co Ltd
Nippon Steel Corp
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KANSAI BIRETSUTO SENTAA KK
Daido Steel Co Ltd
Nippon Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複式溶解装置の保全方法
に関する。スクラップ、リターン材、ダライ粉等、これ
らの原料の予熱及び溶解に複式溶解装置が利用されてい
る。該複式溶解装置は、2体の電気炉を1組として設置
し、1体の電気炉を溶解炉として使用しつつ他の1体の
電気炉を溶解炉として使用する電気炉から発生する排ガ
スの顕熱を利用する予熱炉として使用することを交互に
繰返すようにして成るものである。本発明はかかる複式
溶解装置の保全方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複式溶解装置として、2体の電気
炉を排ガス導入用のダクトで連結し、また該2体の電気
炉の排気口を排ガス排気用のダクトで連結して、これら
のダクトに排ガス流路切替用のダンパを介装して成るも
のが提案されている(特開昭62−136514)。こ
の複式溶解装置では、排ガス排気用のダクトをその下流
側で合流し、合流後のダクトにファンを介装して、該フ
ァンで排ガスを吸引しつつ、最終的には集塵装置で処理
している。そしてかかる吸引に際し、ダンパを開閉操作
することにより、排ガス流路を、溶解炉として使用する
1体の電気炉→排ガス導入用のダクト→予熱炉として使
用する他の1体の電気炉→排ガス排気用のダクト→合流
後のダクト→ファン、又は溶解炉として使用する他の1
体の電気炉→排ガス導入用のダクト→予熱炉として使用
する1体の電気炉→排ガス排気用のダクト→合流後のダ
クト→ファンとなるように切替え、2体の電気炉で予熱
及び溶解を交互に繰返して行なっている。
【0003】ところが、上記のような従来の複式溶解装
置におけるダンパの開閉操作では、予熱炉として使用す
る電気炉内での、原料の装填量、その装填密度の他に、
該電気炉へ高温の排ガスが導入されることによって生じ
る一部原料の溶解、スプラッシュ等により、該電気炉の
排気口が事実上閉塞してしまい、その結果、2体の電気
炉を含め装置内部に一酸化炭素が充満して、爆発する危
険があるという欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来の複式溶解装置におけるダンパの開閉
操作では、装置が爆発する危険がある点である。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、1体
の電気炉を溶解炉として使用し、他の1体の電気炉を溶
解炉として使用する電気炉から発生する排ガスの顕熱を
利用する予熱炉として使用することを交互に繰返す複式
溶解装置の保全方法であって、双方の電気炉の排気口に
圧力センサを取付け、該圧力センサを演算装置へと接続
し、また該演算装置を排ガス流路切替用のダンパへと接
続して、予熱炉として使用する電気炉の排気口に取付け
た圧力センサによる測定値が設定値を外れた場合に、演
算装置を介してダンパを切替え、溶解炉として使用する
電気炉から発生する排ガスを予熱炉として使用する電気
炉へ導入することなく排気することを特徴とする複式溶
解装置の保全方法と、上記圧力センサによる測定値に応
じ、演算装置を介してダンパの開度を調節し、溶解炉と
して使用する電気炉から発生する排ガスのうちで予熱炉
として使用する電気炉へ導入する排ガス量を制御し、残
りの排ガスを予熱炉として使用する電気炉へ導入するこ
となく排気することを特徴とする複式溶解装置の保全方
法とに係る。
【0006】本発明において複式溶解装置は、2体の電
気炉を1組として設置し、1体の電気炉を溶解炉として
使用しつつ他の1体の電気炉を溶解炉として使用する電
気炉から発生する排ガスの顕熱を利用する予熱炉として
使用することを交互に繰返すようにして成るものであ
る。2体の電気炉は排ガス導入用のダクトで連結されて
おり、また該2体の電気炉の排気口は排ガス排気用のダ
クトで連結されていて、これらのダクトに排ガス流路切
替用のダンパが介装されている。
【0007】上記2体の電気炉の排気口には圧力センサ
が取付けられており、該圧力センサは演算装置へと接続
されていて、該演算装置は排ガス流路切替用のダンパへ
と接続されている。そして本発明では、予熱炉として使
用する電気炉の排気口に取付けた圧力センサによる測定
値が設定値を外れた場合に、演算装置を介してダンパを
切替え、溶解炉として使用する電気炉から発生する排ガ
スを予熱炉として使用する電気炉へ導入することなく排
気するか、又は上記圧力センサによる測定値に応じ、演
算装置を介してダンパの開度を調節し、溶解炉として使
用する電気炉から発生する排ガスのうちで予熱炉として
使用する電気炉へ導入する排ガス量を制御し、残りの排
ガスを予熱炉として使用する電気炉へ導入することなく
排気する。
【0008】
【作用】予熱炉として使用する電気炉の排気口が前述し
たような原因で事実上閉塞し、又は閉塞しようとする
と、該排気口の圧力が低下し、これを該排気口に取付け
られている圧力センサが測定する。該圧力センサによる
測定値を演算装置へ入力し、これを該演算装置に予め入
力されている設定値と対比しつつ演算して、該演算装置
から発せられる信号により、ダンパを切替え、又はダン
パの開度を調節する。ダンパの切替により溶解炉として
使用する電気炉から発生する排ガスを予熱炉として使用
する電気炉へ導入することなく排気し、またダンパの開
度を調節することにより溶解炉として使用する電気炉か
ら発生する排ガスのうちで予熱炉として使用する電気炉
へ導入する排ガス量を制御し、残りの排ガスを予熱炉と
して使用する電気炉へ導入することなく排気する。した
がって本発明によると、予熱炉として使用する電気炉の
排気口が前述したような原因で事実上閉塞し、又は閉塞
しようとするときでも、溶解炉として使用する電気炉か
ら発生する排ガスの円滑な排気を促すため、装置内部に
一酸化炭素が充満することはなく、爆発の危険はない。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施状態を略示する系統図
である。2体の電気炉11,12が1組として設置され
ている。電気炉11,12は燃焼塔21を介して排ガス
導入用のダクト31,32で連結されており、ダクト3
1,32にはダンパ41,42が介装されている。燃焼
塔21からは排ガス排気用のダクト33が枝管されてお
り、ダクト33にはダンパ43が介装されている。電気
炉11,12の排気口51,52は排ガス排気用のダク
ト34,35で連結されており、ダクト34,35には
ダンパ44,45が介装されている。ダクト34,35
はその下流側でダクト36に集合され、更にダクト36
はその下流側でダクト33と合流してダクト37に集合
されている。ダクト37の下流側にはファン61が連結
されており、更にファン61の下流側には集塵装置71
が連結されている。そして排気口51,52には圧力セ
ンサ81,82が取付けられており、圧力センサ81,
82は演算装置91へと接続されていて、演算装置91
はダンパ41〜45へと接続されている。
【0010】図1では、電気炉11を溶解炉として、ま
た電気炉12を予熱炉として使用している。図示するよ
うに、当初は演算装置91から発せられる信号により、
ダンパ41,42,45を開き、またダンパ43,44
を閉じた状態で、ファン61を作動させると、電気炉1
1から発生する排ガスは、電気炉11→ダクト31(ダ
ンパ41)→燃焼塔21→ダクト32(ダンパ42)→
電気炉12→排気口52→ダクト35(ダンパ45)→
ダクト36→ダクト37→ファン61→集塵装置71の
経路で排気される。電気炉11で原料を溶解し、また電
気炉12で原料を予熱しているのである。
【0011】上記のような原料の溶解及び予熱におい
て、排気口52が前述したような原因で事実上閉塞し、
又は閉塞しようとすると、排気口52の圧力が低下し、
これを圧力センサ82が測定する。圧力センサ82によ
る測定値を演算装置91へ入力し、これを演算装置91
に予め入力されている設定値と対比しつつ演算する。そ
して演算装置91から発せられる信号により、ダンパ4
2を閉じ、同時にダンパ43を開いて、電気炉11から
発生する排ガスを、電気炉11→ダクト31(ダンパ4
1)→燃焼塔21→ダクト33(ダンパ43)→ダクト
37→ファン61→集塵装置71の経路で排気するか、
又は演算装置91から発せられる信号に応じ、ダンパ4
2をやや閉じ、同時にダンパ43をやや開いて、電気炉
11から発生する排ガスの一部を、電気炉11→ダクト
31(ダンパ41)→燃焼塔21→ダクト32(ダンパ
42)→電気炉12→排気口52→ダクト35(ダンパ
45)→ダクト36→ダクト37→ファン61→集塵装
置71の経路で排気しつつ、残りの排ガスを、電気炉1
1→ダクト31(ダンパ41)→燃焼塔21→ダクト3
3(ダンパ43)→ダクト37→ファン61→集塵装置
71の経路で排気する。したがってファン61に対する
圧損は常時ほぼ一定である。
【0012】
【発明の効果】既に明らかなように、以上説明した本発
明には、複式溶解装置において予熱炉として使用する電
気炉の排気口が事実上閉塞し、又は閉塞しようとすると
きでも、溶解炉として使用する電気炉から発生する排ガ
スの円滑な排気を促すため、装置内部に一酸化炭素が充
満することはなく、爆発の危険がないという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施状態を略示する系統図。
【符号の説明】
11,12・・・電気炉、21・・・燃焼塔、31〜3
7・・・ダクト、41〜45・・・ダンパ、51,52
・・・排気口、61・・・ファン、71・・・集塵装
置、81,82・・・圧力センサ、91・・・演算装置
フロントページの続き (72)発明者 山根 博史 大阪府大阪市東住吉区杭全4−7−31 (72)発明者 丹羽 幸雄 愛知県江南市布袋町西布154番地 (56)参考文献 特開 昭62−136514(JP,A) 特開 平1−230988(JP,A) 実開 平1−94900(JP,U) 特公 昭63−47995(JP,B2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1体の電気炉を溶解炉として使用し、他
    の1体の電気炉を溶解炉として使用する電気炉から発生
    する排ガスの顕熱を利用する予熱炉として使用すること
    を交互に繰返す複式溶解装置の保全方法であって、双方
    の電気炉の排気口に圧力センサを取付け、該圧力センサ
    を演算装置へと接続し、また該演算装置を排ガス流路切
    替用のダンパへと接続して、予熱炉として使用する電気
    炉の排気口に取付けた圧力センサによる測定値が設定値
    を外れた場合に、演算装置を介してダンパを切替え、溶
    解炉として使用する電気炉から発生する排ガスを予熱炉
    として使用する電気炉へ導入することなく排気すること
    を特徴とする複式溶解装置の保全方法。
  2. 【請求項2】 1体の電気炉を溶解炉として使用し、他
    の1体の電気炉を溶解炉として使用する電気炉から発生
    する排ガスの顕熱を利用する予熱炉として使用すること
    を交互に繰返す複式溶解装置の保全方法であって、双方
    の電気炉の排気口に圧力センサを取付け、該圧力センサ
    を演算装置へと接続し、また該演算装置を排ガス流路切
    替用のダンパへと接続して、予熱炉として使用する電気
    炉の排気口に取付けた圧力センサによる測定値に応じ、
    演算装置を介してダンパの開度を調節し、溶解炉として
    使用する電気炉から発生する排ガスのうちで予熱炉とし
    て使用する電気炉へ導入する排ガス量を制御し、残りの
    排ガスを予熱炉として使用する電気炉へ導入することな
    く排気することを特徴とする複式溶解装置の保全方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0746034B2 (ja) * 1985-12-09 1995-05-17 石川島播磨重工業株式会社 複式溶解設備
JPS6347995A (ja) * 1986-08-18 1988-02-29 富士通株式会社 プリント板の製造方法

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