JP2649873B2 - メソゲン側鎖基少なくとも1個を有するオルガノシルセスキオキサン及びその製法 - Google Patents

メソゲン側鎖基少なくとも1個を有するオルガノシルセスキオキサン及びその製法

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    • C09K19/408Polysiloxanes

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メソゲン側鎖基少なく
とも1個を有するオルガノシルセスキオキサン、その製
法並びにその使用に関する。
【0002】
【従来の技術】直鎖の、メソゲン基で変性されたオルガ
ノポリシロキサンは既に公知である。これに関しては、
H.フィンケルマン(Finkelmann)、G.リヘージ(Reha
ge)、Makromol. Chem.、 Rapid Commun.、 第1巻、
733頁(1980年)、H.リングスドルフ(Ringsdorf)、
A. シュネラー(Schneller)、 Makromol.Chem. 、Rapi
d Commun.、第3巻、 557頁(1982年)、G. W. グレ
イ(Gray)、 D.レイセイ(Lacey)、G. ネスター(Nes
tor)、M. S. ホワイト(White)、 Makromol. Chem.
Rapid Commun. 第7巻、71頁(1986年)、 H. J.
コールズ (Coles)、R. シモン(Simon)、Mol. Crys
t. Liq. Cryst.、 第102巻、75頁(1984年)、
R. M. リチャードソン(Richardson)、 N. J. ヘリン
グ(Herring)、Mol. Cryst. Liq. Cryst.、 第 123
巻、143頁(1985年)、 H.リチャード(Richard)、
M. モーザック(Mauzac)、 H. T. ヌグイェン(Nguye
n)、G. シガード(Sigaud)、 M. F. アチャード(Achar
d)、 F. ハードウィン(Harduin)、 H. ガスパルック
ス(Gasparoux)、 Mol. Cryst. Liq. Cryst.、第 15
5 巻 、 141頁(1988年)、 H. サックマン(Sackman
n)、 H. シューベルト(Schubert)、ツァイトシュリ
フト フュア ヒェミー( Zeitschrift fuer Chemie)
第 26 巻、66頁(1986年)、 V. P. シバフ(Shibae
v)、 N. A. プレート(Plate)、アドバンシズ イン
ポリマー サイエンシーズ( Advancesin Polymer Sc
iences)、 Springer Verlag、 第60〜61 巻、173頁
(1984年)、H. ザシュケ(Zaschke)、 M. クリュッケ
(Kruecke)、M. シュラサレク( Schlossarek)、アク
タ ポリメリカ( Acta Polymerica)、第 39 巻、607
頁(1988年)及び米国特許第 4358391 号明細書( H. F
inkelmann 、 Wacker- Chemie GmbH; 1982年11月9日
提出)を参照にされたい。
【0003】これらのオルガノポリシロキサンでは、液
晶の配向状態への移行がしばしば高い程度を達成するた
めに比較的長時間の熱処理時間を甘受せねばならない限
り、難点がある。前記のような短鎖の種類は自発的に配
向するが、しかしながら大抵は望ましくない粘着性を有
する。
【0004】更に、米国特許第 4410570 号明細書[ F.
-H. クロイツァー (Kreuzer)、Consortium fuer e
lektrochemische Industrie GmbH; 1983年10月18日提
出]には、メソゲン基少なくとも1個を有する環状オル
ガノポリシロキサンが記載されており;欧州特許公開公
報第 163495 号明細書[ T. イマイ(Imai)、 Toray
Silicone Co. Ltd.; 1985年12月4日提出]にはメソ
ゲン基少なくとも1個を有する架橋してない、分枝鎖状
オルガノポリシロキサンが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、メソ
ゲン基少なくとも1個を有するオルガノシルセスキオキ
サンである。
【0006】
【課題を解決するための手段】メソゲン側鎖基少なくと
も1個を有する本発明によるオルガノシルセスキオキサ
ンは、有利には、一般式 (R(SiR O)SiO3/2 (I) [式中、xは数6、8、10、特に有利には8であり、
aは同一又は異なるものであってよく、0〜10有利に
は0〜3、特に有利には0〜1の整数であり、Rは同
一又は異なる1価の有機基を表し、Rは同一又は異なる
ものであってよく、キラル又はアキラルのメソゲン基を
表す、但し、基RのX−1まではRと同じものを表す
ことができるという条件を有する]のようなものであ
る。
【0007】式(I)に記載してないが、ジオルガノシ
リル基−(SiR1 2a−(ここで、a及びR1は前記のも
のを表す)の全部又は一部はその他のオルガノシリシウ
ム基、例えば環状又は分枝状オルガノ(ポリ)シロキサ
ン基により置換されていてもよい。
【0008】概念“メソゲン基”は、当業者に公知であ
る。これは、分子中で液晶特性を惹起することができる
ような基である。
【0009】メソゲン基Rには、従来公知の全てのメソ
ゲン基がこれに該当する。メソゲン基は、例えば、ディ
ートリッヒ デムス( Dietrich Demus)その他著“フ
リューツィゲ クリスタル イン タベレン( Fluessi
ge Kristalle in Tabellen)”、 VEB Deutscher V
erlag fuer Grundstoffindustrie 、 Leipzig 、第1
巻(1974年)及び第2巻(1984年)に記載されており、
その際そこに記載の基はここに記載の本発明の開示内容
に包含される。
【0010】メソゲン基の例は、シクロヘキサンの誘導
体、例えばシクロヘキシルカルボン酸シクロヘキシルエ
ステル、シクロヘキシルカルボン酸フェニルエステル、
シクロヘキシルフェニルエーテル、シクロヘキシルベン
ゼン、ジシクロヘキシル誘導体、スチルベンの誘導体、
桂皮酸誘導体、例えば桂皮酸アルキルエステル及び桂皮
酸アリールエステル、安息香酸フェニルエステル及びそ
の誘導体、ステロイド、例えば、コレステリン、その誘
導体、例えば、コレステリンエステル、コレスタン及び
その誘導体、ベンジリデンアニリン、アゾベンゼン及び
その誘導体、アゾキシベンゼン及びその誘導体、ビフェ
ニル及びテルフェニルのアルキル−及びアルコキシ誘導
体並びにシッフの塩基である。
【0011】有利には、Rは、式:
【0012】
【化1】
【0013】(式中、R2は同一又は異なるものであっ
てよく、水素原子、シアノ基、ヒドロキシル基、ハロゲ
ン原子及び炭素原子1〜4個を有するアルキル基を表
し、dは各々同一又は異なる0〜12、有利には1〜6
の整数を表し、eは各々同一又は異なる0〜24、有利
には1〜12の整数を表し、mは0又は1であり、Yは
コレステリール基並びに式(VI)、(VIII)、(IX)及
び(X)の基を表す)の基である。
【0014】基R2には、有利には水素原子、ヒドロキ
シル基、弗素−、塩素−及び臭素原子並びにメチル−及
びエチル基が該当し、その際、水素原子、弗素原子及び
メチル基が特に有利である。
【0015】基Yには、一般式: −Pv−(Bf−Erc−R4(VI) (式中、Pは同一又は異なるものであってよく、酸素原
子、硫黄原子、−Cde−及びN−アルキルアミノ基、
有利には酸素原子を表し、d及びeは同一又は異なるも
のを表し、vは同一又は異なるものであってよく、0〜
12、有利には0,1又は2の整数を表し、Eは同一又
は異なるものであってよく、−CH2−CH2−、−CHO−、
−OCH2−、−COS−並びに同一又は異なる原子間の共有
多重結合系、例えば−CH=CH−、−C≡C−、−CH=N−
及び−N=N−を表し、rは同一又は異なるものであって
よく、0〜8、有利には0〜2、特に有利には1の整数
を表し、cは同一又は異なるものであってよく、1〜
5、有利には1〜2の整数を表し、fは同一又は異なる
ものであってよく、1〜5、有利には1〜2の整数を表
し、R4は同一又は異なるものであり、水素原子、ハロ
ゲン原子、ヒドロキシル基、ニトロ基、アミノ基及びシ
アノ基並びに場合により置換されていてもよいキラル及
びアキラルの炭化水素−、炭化水素オキシ−、エステル
−、アシル−及びアシルオキシ基を表し、Bは同一又は
異なるものであってよく、環状炭化水素及び複素環の群
から選択した2価の環状基を表す、但し、これらの基は
ハロゲン原子、ヒドロキシル基、ニトロ基、アミノ基及
びシアノ基並びにキラル及びアキラルの置換又は非置換
の炭化水素−、炭化水素オキシ−、エステル−、アシル
−及びアシルオキシ基で、有利には弗素−及び塩素原
子、シアノ−、ヒドロキシル−、ニトロ−、アミノ−及
びジメチルアミノ基並びにメチル−、メトキシ−、エチ
ル−及びエトキシ−基で、置換されていてもよいという
条件を有する)の基が該当する。
【0016】基R4の例は、アルキル基、例えば、メチ
ル−、エチル−、n−プロピル−、イソ−プロピル−、
1−n−ブチル、2−n−ブチル、イソ−ブチル−、t
−ブチル−、n−ペンチル−、イソ−ペンチル−、ネオ
−ペンチル−、t−ペンチル基、ヘキシル基、例えばn
−ヘキシル基、ヘプチル基、例えば、n−ヘプチル基、
オクチル基、例えばn−オクチル基及びイソ−オクチル
基、例えば2,2,4−トリメチルペンチル基、ノニル
基、例えばn−ノニル基、デシル基、例えばn−デシル
基;シクロアルキル基、例えばシクロペンチル−、シク
ロヘキシル−、シクロヘプチル基、メチルシクロヘキシ
ル基及びそのハロゲン原子及び/又はヒドロキシル基で
置換された誘導体並びに相応するアルコキシ基;アルケ
ニル基、例えばビニル−及びアリル基、アリール基、例
えばフェニル基及び置換されたフェニル基、並びに相応
するアリールオキシ基である。
【0017】その他の基R4の例は、置換及び非置換の
アルキル−又はアリールエステル、同じく置換されてい
てもよい脂肪族及び芳香族カルボニル−及びオキシカル
ボニル基である。
【0018】有利な基R4は水素原子、シアノ−及びニ
トロ基、メチル−、メトキシ−、エチル−及びエトキシ
基並びにキラル及びアキラルオキシカルボニル基及びエ
ステル基であり、その際、水素原子、シアノ基及びメト
キシ基が特に有利である。
【0019】基Bの例はフェニレン基、例えば、1,4
−フェニレン基、シクロヘキシレン基、例えば、1,4
−シクロヘキシレン基、ピリジンジイル−、ピリミジン
ジイル−、ピリダジンジイル−、トリアジンジイル−、
テトラジンジイル−、ジオキサンジイル−、テトラヒド
ロフランジイル−、チオフェンジイル−、チアゾールジ
イル−、チアジアゾールジイル−、ピロールジイル−及
びピラゾールジイル基、エポキシ基並びにスピロ化合物
である。
【0020】Yは一般式:
【0021】
【化2】
【0022】(式中、R3は同一又は異なるものであっ
てよく、R4の表すものの一つを表し、Aは同一又は異
なるものであってよく、電子吸引基、例えばニトロ−、
シアノ−、ジシアノビニル−、トリシアノビニル−、ア
シル−、トリフルオルメチル−及びアルコキシスルホニ
ル基を表し、Dは同一又は異なるものであってよく、電
子押し出し基、例えばハロゲン原子、アミノ−、ヒドロ
キシル−、メルカプト−、アルキル−、アルコキシ−、
アルキルチオ−、アシルオキシ−及びビニル基を表し、
Zは同一又は異なる原子間の共有多重結合系、例えば−
CH=CH−、−C≡C−、 −CH=N− 及び −N=N−を表
し、nは0〜8の整数を表すが、その際、一般式(VII
I)〜(X)の基Y中で水素原子が化学結合により置換さ
れているという条件である)の基がこれに該当する。有
利には、基Yは基R中でD(その際、R及びDは前記し
たものを表す)を介して結合している(特にDはアミノ
−又はヒドロキシル基を表す)。
【0023】基R3の例は、基R4に対して挙げた全ての
ものである。
【0024】有利な基R3は、水素原子、弗素−及び塩
素原子、シアノ−、ヒドロキシル−、ニトロ−、アミノ
−及びジメチルアミノ基並びにメチル−、メトキシ−、
エチル−及びエトキシ基であり、その際、水素原子、弗
素原子、塩素原子及びシアノ基が特に有利である。
【0025】有利な基Dは、アミノ−、アルキル−、ア
ルコキシ−、アルキルチオ−、並びにアシルオキシ基で
あり、その際、アミノ−及びアルコキシ基が特に有利で
ある。
【0026】有利な基Zは、−CH=CH−、−CH=N−及
び−N=N−である。
【0027】基Yのうち、一般式(VI)の基が特に有利
に該当する。
【0028】基Rの例は、次のものである:
【0029】
【化3】
【0030】
【化4】
【0031】
【化5】
【0032】及び
【0033】
【化6】
【0034】(式中、Xは例えば、(CH26−、 (C
H26−O−、 (CH24− 及び (CH24−O−を
表す)。
【0035】有利には、基R1には、置換されていても
よい炭素原子1〜6個を有する炭化水素基が該当する。
【0036】基R1の例は、R4に関する記載の全ての炭
素原子1〜6個を有する置換又は非置換の基である。
【0037】メソゲン側鎖基少なくとも1個を有する本
発明によるオルガノシルセスキオキサンは有利には、平
均分子量 300〜20000、特に1000〜10000を有する。
【0038】メソゲン側鎖基少なくとも1個を有する本
発明によるオルガノシルセスキオキサンの例は、
【0039】
【化7】
【0040】
【化8】
【0041】
【化9】
【0042】
【化10】
【0043】であり、その際、Cholはコレステリール基
を表し、%の記載は各々本発明によるオルガノシルセス
キオキサン中の基Rの総量に対する。
【0044】メソゲン側鎖基少なくとも1個を有する本
発明によるオルガノシルセスキオキサンは、自体公知の
方法により製造することができる。メソゲン側鎖基少な
くとも1個を有する本発明によるオルガノシルセスキオ
キサンは、有利には、Si−結合の水素原子少なくとも
1個を有するオルガノシルセスキオキサン、特に式: (R1-bHb(SiR1 2O)aSiO3/2x (XI) [式中、R、R1、a及びxは前記のものを表し、bは
同一又は異なるものであってよく、0又は1を表し、そ
の際、式(XI)のオルガノシルセスキオキサンはSi結
合の水素原子少なくとも1個を有し、基RはR1と同じ
ものの1つを表すという条件である]のものを、脂肪族
多重結合、有利には末端脂肪族多重結合を有するキラル
又はアキラルのメソゲン化合物、特に式:
【0045】
【化11】
【0046】[式中、R、d、e、m及びYは前記し
たものを表す]と反応させることによって製造する。
【0047】本発明の方法で使用されるSi結合の水素
原子少なくとも1個を有するオルガノシルセスキオキサ
ンは、自体公知の方法により製造することができる。こ
のために、例えば、 M. G. ボロンコフ(Voronkov)そ
の他著、ツルナル オブシュケイ キミイ( Zhurnal
Obshchei Khimii) 第 49 巻(7)、1522頁(1979
年);ドクラディー アカデミー ヌーク( Doklady
Akademii Nauk SSSR)第281巻(6)、1374頁(1985
年);ibid. 第 270巻(4)、888頁(1983年)並びに
西ドイツ特許出願 P3837397.1 ( R. Weidner、 Wack
er - Chemie GmbH ;1988年11月3日出願)又は相応す
る出願米国(US−Ser.)第 416073 号明細書を参照さ
れたい。
【0048】本発明により使用されるSi結合の水素原
子少なくとも1個を有するオルガノシルセスキオキサン
は、Si結合の水素原子少なくとも1個を有するこの種
のオルガノシルセスキオキサン1種類だけであってもよ
いし、少なくとも2種類からなる混合物であってもよ
い。
【0049】脂肪族多重結合を有する本発明で使用され
るキラル又はアキラル化合物は、市販製品であるか又は
有機化学で常用の方法により製造することができる。こ
れに関しては、例えば E. C. テイラー(Taylor)、J.
S.スコトニキー(Scotnicki)、シンセシーズ(Synthe
sis)606(1981年)を参照にされたい。
【0050】1個の脂肪族多重結合を有する本発明によ
り使用されるキラル又はアキラルのメソゲン化合物は、
この種の化合物の1種類だけであってもよいし、少なく
とも2種類からなる混合物であってもよい。
【0051】Si結合の水素原子少なくとも1個を有す
るオルガノシルセスキオキサンと1個の脂肪族多重結合
を有するキラル又はアキラルのメソゲン化合物との本発
明による反応は有利には、触媒の存在で実施される。
【0052】使用される触媒は、本発明による方法で
は、Si結合の水素原子を脂肪族多重結合に付加するた
めに従来使用されたものと同じであってよい。これに
は、主として第8副族の金属及びその無機及び有機化合
物が該当し、その際、白金及びその化合物が有利であ
る。
【0053】この種の触媒の例は、米国特許第 2970150
号明細書( D. L. Bailey 、 Union Carbide Corpor
ation; 1961年1月31日発行)による不活性担体、例え
ば活性炭、SiO2 又は Al2O3 上に析出させた細分状の元
素の白金、米国特許第 2823218号明細書( J. L. Speie
r、 Dow Corning Corporation;1958年2月11日発行)
によるヘキサクロル白金酸及び米国特許第 3159601 号
及び米国特許第 3159662号明細書( Bruce A.Ashby 、
General Electric Company;どちらも1964年12月1
日発行)によるそれから誘導した第二塩化白金酸塩、L
・PtCl2[式中、Lは直鎖又は環状モノオレフィン、例
えばエテン、プロペン及びシクロヘキセンを表す]タイ
プの白金錯体、特開昭 54/76529 号明細書及び特開昭
54/76530 号明細書( Masatoshi Arai、 Shin - Etu
Chemical Industry Co. 、 Ltd.;どちらも1979年6
月19日発行)及び米国特許第 4276252 号明細書( G.
Kreis、Wacker - Chemie GmbH 、 1981年6月30日発行)
によるL・PtCl2[式中、Lは環状ジオレフィン、例えば
1,5−シクロオクタジエン、ノルボルナジン及びシク
ロペンタジエンを表す]タイプの白金錯体又は西ドイツ
特許出願第 P3906514.6号明細書( G. Wenski 、 Conso
rtium fuer elektrochemische Industrie GmbH;1989
年5月1日発行)による環状ポリオレフィン、米国特許第
3814730 号明細書( B. D. Karstedt 、 General Ele
ctric Company; 1974年6月4日発行)による白金ビニ
ルシロキサン錯体及び米国特許第4177341号明細書( G.
Kreis 、Consortium fuer elektrochemische Indust
rie GmbH; 1979年12月4日発行)による白金のアセチ
ルアセトネート錯体である。
【0054】本発明による方法では、その高い効力によ
り特に有利には、L・PtCl2[式中、Lは環状ジ−又はポ
リオレフィンを表す]タイプの白金錯体、特にジシクロ
ペンタジエン−白金二塩化物が使用される。
【0055】本発明により使用される触媒は、一つの種
類だけの触媒であってもよいし、少なくとも2種類の異
なるこの種の触媒から成る混合物であってもよい。
【0056】本発明による方法で使用される触媒量は、
触媒の存在でSi結合の水素を脂肪族多重結合に付加さ
せるための従来公知の方法と同じであってよい。これは
有利には、反応物質の総重量に対して0.1〜1000
重量 ppm、特に2〜400重量ppmである。
【0057】本発明による方法は溶剤の存在又はそれな
しに、行うことができるが、その際、反応物質に対して
不活性の有機溶剤を使用することが有利である。
【0058】溶剤の例は、アルコール、例えばメタノー
ル、エタノール、n−プロパノール、イソ−プロパノー
ル、n−、s−及びt−ブタノール及び2−ブタノー
ル;エステル、例えば酢酸メチル、酢酸エチル、n−及
びイソ−プロピルアセテート、n−、s−及びt−ブチ
ルアセテート、蟻酸エチル及び炭酸ジエチル;エーテ
ル、例えばジオキサン、テトラヒドロフラン、ジエチル
エーテル、ジ−n−プロピルエーテル、ジイソプロピル
エーテル、ジ−n−ブチルエーテル及びアニソール;塩
素化炭化水素、例えばジクロルメタン、トリクロルメタ
ン、テトラクロルメタン、1,2−ジクロルエタン、
1,1,1−トリクロルエタン、トリクロルエチレン、
テトラクロルエチレン及びクロルベンゼン;炭化水素、
例えばペンタン、n−ヘキサン、ヘキサン−異性体混合
物、シクロヘキサン、ヘプタン、オクタン、洗浄ベンゼ
ン、石油エーテル、ベンゼン、エチルベンゼン、トルエ
ン、キシレン及びケトン、例えばアセトン、メチルエチ
ルケトン、メチルイソブチルケトン、又はこれらの溶剤
の混合物であるが、その際、トルエン、ジクロルメタン
及びテトラヒドロフランが特に有利に使用される。
【0059】用語「溶剤」は、その中に全ての反応成分
が溶解するべきであることを意味しない。反応は一種又
は数種の反応成分の懸濁液又は乳濁液中で行ってもよ
い。
【0060】本発明による方法で使用される温度及び圧
力は、触媒の存在でSi結合の水素を脂肪族多重結合に
付加させるための従来公知の方法と同じであってよい。
これは有利には温度0〜200℃及び圧900〜110
0hPaであり、その際、温度20〜120℃が特に有利
である。所望の場合には、これより高い圧を使用しても
よいし、これより低い圧を使用することもできる。
【0061】反応時間は特に反応温度、触媒の活性及び
量による。これは一般に20分〜24時間である。
【0062】もちろん、本発明による方法で反応物質に
は、Si結合の水素原子少なくとも1個を有するオルガ
ノシルセスキオキサン、キラル又はアキラルなメソゲン
化合物、触媒及び場合により溶剤の他に、その他の物質
を含有することができる。
【0063】メソゲン側鎖基少なくとも1個を含有する
本発明によるオルガノシルセスキオキサンは、かご状の
堅牢構造により、小さい基本骨格(Rueckgrat)で、広
い種類の特性を可能にする、高い数のメソゲン基を有す
ることができるという利点を有する。ほぼ球形の、従っ
て良好な流動状態のために定められた構造により、高い
分子量でなお液晶相における良好な配向性が可能にな
る。
【0064】メソゲン側鎖基少なくとも1個を有する本
発明によるオルガノシルセスキオキサンは更に、比較的
高いガラス点及び特に高い清澄点(Klaepunkte)を有す
るという利点を有する。これは、その都度のガラス点以
上で液晶相で延性フィルムを形成し、これは機械処理に
より非常に簡単に配向させることができる。この配向さ
せた状態は、透明なフィルムを生じ、これは各々のガラ
ス点以下で急冷することによって、凍結させることがで
きる。もちろん常用の方法によって、例えば表面効果、
電場又は磁場により配向させることもできる。
【0065】本発明による方法は、本発明により製造し
たメソゲン側鎖基少なくとも1個を有するオルガノシル
セスキオキサンの特性を比較的簡単な方法で、極めて正
確に、所定の要求に応じて調整することができる。即
ち、例えばxまで同じか又は異なるメソゲン基の選択
(その際、xは前記のものを表す)、液晶相の種類及び
幅並びに機械的特性により変えることができる。
【0066】メソゲン側鎖基少なくとも1個を有する本
発明によるオルガノシルセスキオキサンは、液晶特性を
有する従来の化合物が使用することができる全ての目的
に使用することができる。即ち、例えば光学電子、非線
形光学、通信技術、コンピューター技術、ディスプレ
ー、光学スィッチ、データ記憶装置及び集積回路並びに
医学用途に使用することができる。更に、これは機械的
な用途、例えば水力学にも好適である。
【0067】更に、メソゲン側鎖基少なくとも1個を有
する本発明によるオルガノシルセスキオキサンは、それ
が架橋可能である基少なくとも1個を有する基を少なく
とも1個有する限り、自体公知の方法で、例えばUV線
又はラジカル形成剤、例えば有機過酸化物の作用下で架
橋させることができる。架橋には、特にメソゲン基Rが
架橋可能な基、例えばアクリール基、メタクリール基、
エポキシ基、スチルベン誘導体及びヒドロシリル化反応
に必要な、末端炭素−炭素−多重結合を有する、式
(I)によるオルガノシルセスキオキサンが、好適であ
る。その際、本発明によるオルガノシルセスキオキサン
の架橋は、本発明による方法に引き続いて又は本発明に
よる方法の間に実施する。本発明による方法の間の架橋
は、炭素−炭素−多重結合少なくとも2個を有する化合
物、例えば1,4−ジビニルベンゼン、4,4′−ジビ
ニルビフェニル、1,3−ブタンジエン、1,5−ヘキ
サジエン及び3,9−ジビニル−2,4,8,10−テ
トラオキサスピロ(5.5)ウンデセンを使用する場合
に得られる。
【0068】本発明によるオルガノシルセスキオキサン
の三次元構造は更に、基Rの選択に応じて、高い架橋度
を有する3空間方向全てで架橋を可能にする。
【0069】メソゲン側鎖基少なくとも1個を有する本
発明によるオルガノシルセスキオキサンはそのまま使用
することができる。しかし、これをその他の成分、例え
ば、場合により液晶特性を有する、環状及び/又は直鎖
状のオルガノポリシロキサンと組み合わせて使用するこ
ともできる。
【0070】
【実施例】次に、本発明を実施例につき詳説する。下記
実施例中で、他に記載のない限り、部は重量部であり、
%は重量%である。他に記載のない限り、下記実施例
は、周囲の大気圧で、即ち、1000hPaで及び室温、
即ち約23℃で又は反応成分を室温で合わせる際に、付
加的に加熱又は冷却することなしに、定まる温度で実施
する。
【0071】メソゲン側鎖基少なくとも1個を有する本
発明によるオルガノシルセスキオキサンのガラス温度及
び清澄点を各々、示唆温度分析(DTA)により測定す
る。純度はゲル−透過−クロマトグラフィー(GPC)
により測定する。
【0072】
【例1】式 (HSi(CHOSiO3/2
のオクタ(ヒドロゲンジメチルシロキシ)オクタシ
ルセスキオキサンの製造 沈降珪酸82.2gに10%のテトラメチルアンモニウ
ムヒドロキシド水溶液1250mlを加える。25℃で
16時間撹はんし、50℃で8時間撹はんした後、透明
な溶液が得られる。溶液をその出発容量の2/3まで濃
縮し、得られたテトラメチルアンモニウムシリケートを
4℃で晶出させる。なお水分を含有するテトラメチルア
ンモニウムシリケート359.5gが得られる。テトラ
メチルアンモニウムシリケート160gを少量ずつ、水
400ml、イソプロパノール1000ml、1,1,
3,3−テトラメチルジシロキサン(D−8000ミュ
ンヘンのWacker一Chemie GmbHで名称
“HSi”として入手可納)1500ml(1136
g)及び10%塩酸200mlから成る、よく撹はんし
た混合物に添加し、引き続き、反応混合物を4時間室温
で撹はんする。次いで、相を分離し、有機相を水で洗浄
して中性にし、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、完全に蒸
発濃縮する。残分をアセトンから再結晶させる。オクタ
(ヒドロゲンジメチルシロキシ)オクタシルセスキオキ
サン52.0gが得られる。
【0073】前記オクタ(ヒドロゲンジメチルシロキ
シ)オクタシルセスキオキサン1.0g、構造式:
【0074】
【化12】
【0075】の4−アリルオキシ安息香酸ビフェニルエ
ステル1.3g、4−アリルオキシ安息香酸コレステリ
ールエステル2.2g及び無水トルエン12mlから成
る混合物に、文献から公知の方法により、例えば、J.
チャット(Chatt)、L.M.ヴァラリーノ(Vallarin
o)、L.M.ヴェネンツィー(Venenzi)著“ジャーナル
オブ ザ ケミカル ソサイアティー( Journal of
the Chemical Society)”(ロンドン)2496−505
及び H.C.クラーク(Clark)、 L.E.マンツエル
(Manzer)、“ジャーナル オブ オルガノメタリック
ケミストリー( Journal of Organometalic Chemi
stry)”第59巻(1973年)411−28により製造したジク
ロルメタン中のジシクロペンタジエン白金ジクロリドの
1%溶液0.08mlを添加し、こうして得られた混合
物を90分間撹はん下で加熱沸騰させる。白金含有の微
細な沈澱を分離し、シリカゲルを充填した短カラムで濾
別する。引き続き、溶剤を減圧下で溜去し、残分をテト
ラヒドロフラン中に入れる。エタノールの添加により反
応生成物を沈澱させ、濾別し、減圧下で温度60℃で乾
燥させる。無色の固体3.5gが得られ、これはGPC
によれば100%の純度を有する。これらの物質を載せ
ガラスに塗布し、覆いプレートを載せてゆっくり加熱す
る。110℃から物質を、軽い加圧及び機械的剪断によ
り配向させることができる。こうして得られた透明なフ
ィルムは室温から127℃までで結晶分を有するスメク
チックA相を示し、127℃から200〜220℃の澄
明範囲までスメクチックA相を示す。
【0076】例2 例1に記載のオクタ(ヒドロゲンジメチルシロキシ)オ
クタシルセスキオキサン0.2g、10−ウンデセン酸
コレステリールエステル0.9g及び無水ジクロルメタ
ン3mlの混合物に、例1に記載の1%ジシクロペンタ
ジエン白金ジクロリド溶液0.02mlを添加する。こ
うして得られた混合物を用いて例1に記載の方法を行
う。無色の固体0.6gが得られ、これはGPCによれ
ば100%の純度を有する。例1に記載の製造(せん断
100℃まで)により得られた透明なフィルムは室温か
ら108℃までで不安定な晶出しやすいスメクチックな
A相を示し、108℃から160℃の澄明点で純粋なス
メクチックA相を示す。ガラス点は50℃である。
【0077】例3 例1に記載のオクタ(ヒドロゲンジメチルシロキシ)オ
クタシルセスキオキサン0.5g、構造式:
【0078】
【化13】
【0079】4−アリルオキシ安息香酸−(4′−シア
ノビフェニル)エステル1.4g及び無水トルエン5m
lの混合物に、例1に記載のジシクロペンタジエン白金
ジクロリド溶液0.04mlを添加する。こうして得ら
れた混合物を用いて例1に記載したようにして行う。無
色の固体0.8gが得られ、これはGPCによれば10
0%の純度を有する。例1に記載の製造(せん断130
℃まで)により得られた透明なフィルムは、室温から1
18〜135℃までの範囲で、結晶分を有するスメクチ
ックなB相を示し、更に300℃を越える澄明範囲でス
メクチックA相を示す。ガラス点は102℃である。
【0080】例4 例1に記載のオクタ(ヒドロゲンジメチルシロキシ)オ
クタシルセスキオキサン0.5g、4−アリルオキシ安
息香酸コレステリールエステル1.1g、構造式:
【0081】
【化14】
【0082】の4−アリルオキシ安息香酸−(4′−シ
アノビフェニル)エステル0.7g及び無水トルエン6
mlの混合物に、例1に記載のジシクロペンタジエン白
金ジクロリド溶液0.04mlを添加する。こうして得
られた混合物を用いて例1に記載の方法を行う。無色の
固体0.5gが得られ、これはGPCによれば99.5
%の純度を有する。例1に記載の製造(せん断140℃
まで)により得られた透明なフィルムは、室温105〜
170℃までの範囲で、結晶分を有するスメクチックな
A相を示し、更に300℃を越える澄明範囲でスメクチ
ックA相を示す。ガラス点は60℃である。
【0083】例5 4−アリルオキシ安息香酸−(4−ヒドロキシフェニ
ル)エステル(西ドイツ特許出願 P3850592 号明細書
により製造した; F. -H. Kreuzer、 Consortiumfuer e
lektrochemische Industrie、 1988年9月8日出願)5.
75g及び無水トルエン20mlの混合物に、温度90
℃及びアルゴン雰囲気下でヘキサメチルジシラザン( W
acker− Chemie GmbH 、 D−8000 ミュンヘンで市販さ
れている)2.42gを滴加し、引き続き、1時間撹は
ん下で還流下で加熱沸騰させる。揮発性成分を溜去し、
残分を4−アリルオキシ安息香酸コレステリールエステ
ル27.2g及び例1に記載のジシクロペンタジエン白
金ジクロリド9.8mgと一緒に無水ジクロルメタン4
0ml中に温度60℃で溶かし、例1に記載のオクタ
(ヒドロゲンジメチルシロキシ)オクタシルセスキオキ
サン10gを加える。こうして得られた混合物を1時間
還流下で加熱沸騰させ、引き続き、ジクロルメタンを溜
去し、トルエンに代える。こうして得られた混合物を加
熱沸騰させ、1時間絶えず溶剤混合物を溜去しながら、
エタノール60ml中の濃塩酸0.4gの溶液を滴加
し、その際、トリメチルシリル−保護基が脱離される。
溶剤を溜去後、無色の固体7gが得られ、これをトルエ
ン150ml中に溶かし、無水メタクリル酸0.83g
並びに4−トルエンスルホン酸0.3gと一緒に1時間
100℃に加熱する。冷却後、メタクリル化された、架
橋可能な生成物をトルエン/メタノールから再沈澱させ
る。淡灰色の固体6gが得られ、これは室温で無定形で
あり、UV光により容易に架橋しやすいので暗所に保存
すべきである。
【0084】例6 式 HSi(CHOSiO3/210 のデカ
(ヒドロゲンジメチルシロキシ)デカシルセスキオキサ
ンの製造 40%のテトラ−n−ブチルアンモニウムヒドロキシド
水溶液(FirmaFluka、D−7910 Neu
−Ulmで市販されている)490g(500ml)を
水700mlで希釈し、テトラエトキシシラン223.
2gを徐々に加える。引き続き、混合物を24時間室温
で撹はんする。その後、蒸留により最初の総容量の6
4.9%に濃縮し、溶液を4℃で晶出させる。このテト
ラ−n−ブチルアンモニウムシリケート50gを5℃で
徐々に、1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン
(D−8000ミュンヘンのWacker−Chemi
eGmbHで名称“HSi”として入手可能)250
ml(189.3g)、ジメチルクロルシラン130m
l(112.2g)及びイソプロパノール50mlから
成る混合物に添加する。引き続き、室温で6.5時間撹
はんする。次いで、氷水300mlを加え、有機相を水
で洗浄して中性にし、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾
別し、溶剤を60℃及び1500Paで除去する。粘性
結晶塊8.5gが残留する。少量の1,1,3,3−テ
トラメチルシロキサンから晶出すると、デカ(ヒドロゲ
ンジメチルシロキシ)デカシルセスキオキサン1.86
gが得られる。
【0085】無水トルエン8ml中の10−ウンデセン
酸コレステリールエステル4.3gの還流下で沸騰させ
た溶液に、例1に記載のジシクロペンタジエン白金ジク
ロリド溶液0.08mlを加え、こうして得られた混合
物に2時間以内に無水トルエン5ml中の前記デカ(ヒ
ドロゲンジメチルシロキシ)デカシルセスキオキサン
0.5gの溶液を滴加する。その後、混合物を更に1時
間還流下で煮沸する。白金含有の細分状沈澱を分離する
ために、シリカゲルを充填した短カラムを用いて濾別す
る。トルエン溶液から、粗生成物をエタノール50ml
の添加により沈澱させ、濾過により分離させる。更に数
回トルエン中に溶かし、エタノールで沈澱させ、引き続
き濾過することによって、90℃で減圧下で乾燥後、G
PCにより100%純粋な無色物質1.5gが得られ
る。完全に置換された構造を、GPCにより得られた約
6800の分子量、IRスペクトル(もはやSi−H帯
なし)及び 29Si−NMRスペクトル(11.99及び
−110.0ppmでシグナル)により確認される。物質
を載せガラスに載せ、覆いプレートを載せてゆっくり加
熱する。128℃から機械的なせん断により透明なフィ
ルムが生成される。このフィルムは室温から50℃まで
で結晶分を有するスメクチックB相を示し、それより上
80℃までで、純粋なスメクチックB相を示し、88℃
から165℃の澄明点までスメクチックA相が存在す
る。この化合物のガラス点は、51℃である。
【0086】例7 a) 4−ブテン−3−イルベンジルクロリドの合成 無水テトラヒドロフラン1.2l中のマグネシウムチッ
プ92g及び塩化アリル150.8mlから製造したグ
リニャール溶液を15℃で無水テトラヒドロフラン1l
中のα,α′−ジクロル−p−キシロール227.0g
の溶液に徐々に滴加し、混合物を室温で14時間撹はん
する。引き続き、反応混合物を希塩酸に注ぎ(pH=4
〜5)、有機相を分離し、水相を数回メチル−t−ブチ
ルエーテル( Chemischen Werke Huels AG 、 D−437
0 Marl で Driveron−Sの商標で入手)と一緒に振出
し、合した有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させる。場
合により存在するマグネシウム塩を分離するために、ト
ンシルで充填したカラムを用いて濾過し、有機相を数回
硫酸ナトリウム上で乾燥し、溶剤を溜去する。残分を冷
n−ヘプタン中に懸濁させ、ヘプタン相を濾過後冷蔵庫
中で数時間放置し、新たに濾過し、溶剤を抽出する。4
−ブテン−3−イルベンジルクロリド27gが帯黄色油
状物として得られる。
【0087】 b) 4−ブテン−3−イルベンジルジエチルホスフェ
ートの合成 トリエチルホスフィット121.3mlに90℃で前記
4−ブテン−3−イルベンジルクロリド112.7gを
徐々に滴加する。引き続き、温度を3時間110℃に、
8時間130℃に、最後に3時間150℃に保つ。6×
10-3トルで15cm−ビグローカラム(Vigreuxkolon
ne)を用いて蒸留後、127〜130℃で4−ブテン−
3−イルベンジルジエチルホスフェート140.03g
が得られる。
【0088】 c) 4−フェニル−4′−ブテン−3−イルスチルベ
ンの合成 カリウム−t−ブチルアルコラート29.2g、よう化
カリウム0.6g及びクラウンエーテル18−Cr−6
2.4gの0℃に冷却した混合物に、強力な撹はん下
で、4−ビフェニルイルアルデヒド( Janssen Chimic
a 、 D−4054 Nettetalで市販)45.2g及び前記4−
ブテン−3−イルベンジルジエチルホスホネート70.
0gの混合物を滴加する。発熱反応で赤色溶液から直ち
に無色沈澱が生成する。室温で2時間撹はん後、反応混
合物をなお24時間、放置する。引き続き、沈澱を濾過
し、エタノールから再結晶させる。214℃で融点を有
する淡帯緑色の結晶65gが得られる。構造を1H−N
MRにより確認する。
【0089】無水トルエン21ml中の前記4−フェニ
ル−4′−ブテン−3−イルスチルベン3.0g及び例
1に記載のオクタ(ヒドロゲンジメチルシロキシ)オク
タシルセスキオキサン1.1gの溶液に、例1に記載の
ジクロルメタン中のジシクロペンタジエン白金ジクロリ
ドの1%溶液0.08mlを加え、こうして得られた混
合物を3時間還流下で加熱沸騰させる。沈澱した無色の
極めて難溶性の生成物を吸引濾過し、テトラヒドロフラ
ンで振出し、60℃及び減圧下で乾燥させる。収量は
3.5gである。UV光下で強力な蛍光性物質は248
℃まで晶状である。更に、286℃から等方性分を有す
る、スメクチックA相(機械的配向が起こる)を有す
る。澄明点は300℃以上である。
【0090】例8 無水トルエン20ml中の4,4′−ジビニルベンゼン
( Aldrich−ChemieGmbH & Co. KG 、 D−7924 Stein
heim で市販されている)0.5g、10−ウンデセン
酸コレステリールエステル5.0g並びに例1に記載の
オクタ(ヒドロゲンジメチルシロキシ)オクタシルセス
キオキサン2.1gの溶液に、例1に記載のジクロルメ
タン中のジシクロペンタジエン白金ジクロリドの1%溶
液0.14mlを加え、こうして得られた混合物を3時
間還流下で加熱沸騰させる。白金含有の細分状沈澱を分
離するために、シリカゲルで充填した短カラムで濾別す
る。引き続き、溶剤を減圧下で溜去し、粗生成物をテト
ラヒドロフラン中に溶かし、エタノールで2回沈澱さ
せ、60℃で減圧下で乾燥させる。GPCにより100
%純粋な無色生成物5.2gが得られる。この生成物は
70℃で配向後無色のフィルムを生成し、これは室温か
ら92〜130℃の澄明範囲までネマチック相を有す
る。ガラス点は20℃である。
【0091】例9 無水トルエン13ml中の式:
【0092】
【化15】
【0093】3,9−ジビニル−2,4,8,10−テ
トラオキサスピロ(5.5)ウンデカン(Aldrich−Che
mie GmbH & Co. KG 、D−7924 Steinheim で市販され
ている)0.5g、10−ウンデセン酸コレステリール
エステル3.0g並びに例1に記載のオクタ(ヒドロゲ
ンジメチルシロキシ)オクタシルセスキオキサン1.2
gの溶液に、例1に記載のジクロルメタン中のジシクロ
ペンタジエン白金ジクロリドの1%溶液0.09mlを
加え、こうして得られた混合物を90分間70℃に加熱
する。その際沈澱する生成物をテトラヒドロフランの添
加により溶かし、白金含有の細分状沈澱を分離するため
に、溶液をトンシルで充填した短カラムで濾別する。引
き続き、溶剤を溜去し、無色の粘性残分をテトラヒドロ
フラン中に入れ、エタノールで沈澱させる。この再沈澱
をなお2回繰り返す。90℃で減圧下で乾燥後、無色の
固体3.2gが得られる。GPCから、単量体の他に二
量体が架橋生成物として比1:1で生成することが判明
する。製造及び試料の90℃における配向によって、透
明なフィルムが生じ、これは室温から90℃まで結晶分
を有するスメクチックA相を有し、それより上の温度か
ら146〜157℃の澄明範囲まで純粋なスメクチック
A相を有する。ガラス点は36℃である。
【0094】例10 式 HSi(CHOSiO3/2 のヘキサ
(ヒドロゲンジメチルシロキシ)ヘキサシルセスキオキ
サンの製造 40%のテトラエチルアンモニウムヒドロキシド水溶液
(Firma Fluka、D−7910 Neu−U
lmで市販されている)412g(400ml)を水2
00mlで希釈し、テトラエトキシシラン225gを徐
々に加える。引き続き、24時間室温で撹はんする。そ
の後、蒸留により最初の総重量の45.2%に濃縮し、
溶液を4℃で晶出させる。このテトラエチルアンモニウ
ムシリケート22gを20分以内に、1,1,3,3−
テトラメチルジシロキサン(D−8000 ミュンヘン
のWacker−Chemie GmbHで名称“HS
”として入手可能)80ml(60.6g)、ジメ
チルクロルシラン(D−8000ミュンヘンのWack
er−Chemie GmbHで名称“M2”として市
販)80ml(69.1g)及びジメチルホルムアミド
160mlの5℃に冷却した混合物を添加する。その
際、温度は5℃から15℃に上昇する。引き続き、5℃
で1時間撹はんする。次いで、氷水200mlを加え、
有機相を水で洗浄して中性にし、硫酸ナトリウム上で乾
燥させ、濾別し、溶剤を60℃及び1500Paで除去
する。透明な粘性液体が残留し、これから冷却する場合
に結晶1.63gが生じ、これを濾別することができ
る。
【0095】無水トルエン13ml中の10−ウンデカ
ン酸コレステリールエステル4.35g及び前記のヘキ
サ(ヒドロゲンジメチルシロキシ)ヘキサシルセスキオ
キサン0.5gの溶液に、ジクロルメタン中のジシクロ
ペンタジエン白金ジクロリドの1%溶液0.09mlを
加え、こうして得られた混合物を14時間室温で撹はん
する。白金含有の細分状沈澱を分離するために、シリカ
ゲルを充填した短カラムを用いて濾別する。引き続き、
溶剤を減圧下で溜去し、粗生成物をテトラヒドロフラン
中に溶かし、エタノールで再沈澱させ、60℃で減圧下
で乾燥させる。GPCにより100%純粋な無色の固体
1.3gが得られる。試料製造により、77℃からの機
械的せん断により77℃から透明なフィルムが生じ、こ
れは室温から37℃までで結晶分を有するスメクチック
なA相を有し、それ以上の温度から136〜148℃の
澄明範囲で純粋なスメクチックA相を有する。ガラス点
は30℃である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フランツ−ハインリッヒ クロイツァー ドイツ連邦共和国 マルティンスリート ヨゼフ−ゲルストナー−シュトラーセ 14 (72)発明者 クリスティアン フライアー ドイツ連邦共和国 ブルクハウゼン ヘ ッヒェンベルクシュトラーセ 35 (72)発明者 メヒチルト ヘスリンク ドイツ連邦共和国 ファーターシュテッ テン シュティークリッツヴェーク 15 (56)参考文献 特開 昭60−252486(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メソゲン側鎖基少なくとも1個を有する、
    一般式 (R(SiR O)SiO3/2 (I) [式中、xは数6、8又は10であり、aは同一又は異
    なるものであってよく、0〜10の整数であり、R
    同一又は異なる1価の有機基を表し、Rは同一又は異な
    るものであってよく、式: (式中、Rは同一又は異なるものであってよく、水素
    原子、シアノ基、ヒドロキシル基、ハロゲン原子及び炭
    素原子1〜4個を有するアルキル基を表し、dは各々同
    一又は異なる0〜12の整数を表し、eは各々同一又は
    異なる0〜24の整数を表し、mは0又は1であり、Y
    は、コレステリール基並びに式(VI)、(VII
    I)、(IX)及び(X): 及び の1つの基を表わし、ここでPは同一又は異なるもので
    あってよく、酸素原子、硫黄原子、−CdHe−d及
    びeは同一又は異なり前記のものを表す)及びN−アル
    キルミノ基を表し、vは0〜12の整数を表し、Eは
    同一又は異なるものであってよく、−CH−CH
    −、−CHO−、−OCH−、−COS−又は−
    CH=CH−、−C≡C−、−CH=N−及び−N=N
    −から選択された基を表し、rは0〜8の整数を表し、
    は1〜5の整数を表し、fは1〜5の整数を表し、R
    、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、ニト
    ロ基、アミノ基及びシアノ基又は置換されていてもよい
    キラル及びアキラルの炭化水素、炭化水素オキシ
    エステル、アシル及びアシルオキシ基を表し、Bは
    同一又は異なるものであってよく、環状炭化水素及び複
    素環の群から選択した2価の環状基これらの環状基は
    ハロゲン原子、ヒドロキシル基、ニトロ基、アミノ基及
    びシアノ基又は置換されていてもよいキラルもしくはア
    キラルの炭化水素、炭化水素オキシ、エステル
    アシル基又はアシルオキシ基で置換されていてもよい
    を表し、Rは同一又は異なるものであってよく、R
    定義の一つを表し、Aは同一又は異なるものであって
    よく、ニトロ、シアノ、ジシアノビニル、トリシアノビ
    ニル、アシル、トリフルオルメチル及びアルコキシスル
    ホニルから選択された電子吸引基を表わし、Dは同一又
    は異なるものであってよく、ハロゲン原子、アミノ、ヒ
    ドロキシル、メルカプト、アルキル、アルコキシ、アル
    キルチオ、アシルオキシ及びビニル基から選択された電
    子供与基を表し、Zは−CH=CH−、−C≡C−、−
    CH=N−及び−N=N−から選択された基を表し、n
    は0〜8の整数を表す、その際、式(VIII)〜
    (X)の基の1個の水素原子は単結合に代えられてい
    て、この単結合を介してこれらの基はYとして結合され
    ている)のキラル又はアキラルのメソゲン基を表す]
    有するオルガノシルセスキオキサン。
  2. 【請求項2】Si結合水素原子少なくとも1個を有する
    式: (R1−b(SiR O)SiO3/2 (XI) [式中、R、R、a及びxは前記のものを表し、bは
    同一又は異なるものであってよく、0又は1を表し、そ
    の際、式(XI)のオルガノシルセスキオキサンはSi
    結合の水素原子少なくとも1個を有し、基RはR1と同
    の1つを表す]のオルガノシルセスキオキサンを、
    1個の脂肪族多重結合を有するキラル又はアキラルの
    式: [式中、R、d、e、m及びYは前記したものを表
    す]のメソゲン化合物と反応させることを特徴とする、
    請求項1に記載の化合物の製法。
  3. 【請求項3】 反応を触媒の存在で実施する、請求項2
    に記載の方法。
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