JP2649862B2 - 回路内蔵受光素子の製造方法 - Google Patents

回路内蔵受光素子の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、高速かつ高感度の回路内蔵受光素子の製造
方法の改良に関するものである。
(従来の技術) 受光素子は、部品としての高機能化、小型化の要求に
伴って、周辺の信号距離回路と一体化されて、回路内蔵
受光素子として普及してきている。
この回路内蔵受光素子は、一般的にバイポーラICと同
様な工程で製造されている。すなわち、例えば、P型半
導体基板にN+型埋め込み拡散層を形成した後、その表面
にN型エピタキシャル層を成長させ、その後素子分離層
の形成及び素子形成を行って、回路内蔵受高素子を形成
している。従って、受光素子である例えばホトダイオー
ドと、回路素子である例えばNPNトランジスタのエピタ
キシャル層は、同じ厚さであり比抵抗も同じである。
回路内蔵受高素子を高速にするためには、ホトダイオ
ード部のエピタキシャル層の比抵抗を高くして容量を下
げる必要があるが、そうすると、NPNトランジスタのコ
レクタ抵抗が増大し、コレクタの飽和電圧の増大及び回
路応答速度の低下という問題があった。
また、回路内蔵受高素子のホトダイオードの感度を上
げるには、エピタキシャル層を厚くする必要がある。し
かし、単に厚くすると、ホトダイオードの応答速度の低
下、並びにNPNトランジスタのコレクタ抵抗増大によ
る、コレクタ飽和電圧の増大及びトランジスタ回路の応
答速度の低下という前記と同じ問題に加え、分離拡散領
域の増大によるチップサイズの増大という問題があっ
た。
前記のように、回路内蔵受光素子の高速、高感度化
は、受光部に要求されるエピタキシャル層の条件と、回
路部に要求されるエピタキシャル層の条件が相反するた
め、実現が困難であった。
前述の問題を解決するため、例えば本出願人が平成元
年4月13日の出願した特願平1−93992号に係る次のよ
うな方法がある。すなわち、第8図に示されるように、
受光部であるホトダイオードは、P型半導体基板5に埋
め込んだN+型埋め込み拡散層16の上にN型高比抵抗エピ
タキシャル層15を厚く形成する(真性半導体に近いので
iと表示)。さらにその上にN型低比抵抗エピタキシャ
ル層9を薄く積層し、このN型低比抵抗エピタキシャル
層9の表面の一部から、下部のN型高比抵抗エピタキシ
ャル層15に達するアノード用のP+型拡散層10を形成す
る。回路部であるNPNトランジスタは、P型半導体基板
5に埋め込んだP型埋め込み拡散層14の上に形成された
厚いN型高比抵抗エピタキシャル層15中にP型埋め込み
拡散層14を拡散させ、さらにその表面にN+型埋め込み拡
散層7を形成し、その上部にN型低比抵抗エピタキシャ
ル層9を薄く積層し、このN型低比抵抗エピタキシャル
層9にベースとなるP+型拡散層12及びエミッタとなるN+
型拡散層13を形成する。なお、ホトダイオード部は、表
面からN+型埋め込み拡散層15に達するN+型補償拡散層11
が形成され、NPNトランジスタ部には、表面からN+型埋
め込み拡散層7に達するN+型補償拡散層11が形成されて
いる。これらは、それぞれホトダイオードのカソードの
接続及びNPNトランジスタのコレクタの接続に使用され
る。各素子の境界には、P+型拡散層10,10が形成され、
各素子を分離する。図示されていないが、この表面はSi
O2のような酸化膜で覆われ、所要の部分には、コンタク
トホールを形成して、電極を形成する。
以上のようにして、ホトダイオード部は厚い高比抵抗
のエピタキシャル層にpin構造として形成することがで
き、NPNトランジスタ部は薄い低比抵抗のエピタキシャ
ル層に形成することができた。
(発明が解決しようとする課題) 前述のように特願平1−93992号に述べられるような
方法では、高比抵抗のN型のエピタキシャル層の制御可
能な比抵抗の上限は、約100Ωcmである。
例えば受光素子のカソード、アノード間のバイアスを
3Vとすると、前述のエピタキシャル層の比低号が100Ωc
mの場合、受光素子が最も高速となる活性層(エピタキ
シャル層)の厚さは、約9μmである。この活性層の厚
さが約9μmの場合、例えば780nmの入射光に対する光
の吸収量は、入射した光量の約76%となる。
受光素子の光の吸収量を、780nmの入射光に対しその
光量の90%以上とするためには、活性層の厚さは21μm
以上必要である。活性層の厚さが21μm以上で、カソー
ド、アノード間のバイアスを3Vとし、高速化を実現する
ためには、エピタキシャル層の比抵抗は、750Ωcm以上
必要であり、一方エピタキシャル層の制御可能な比抵抗
の上限は、前述のように約100Ωcmであるため、前記の
特願平1−93992号の方法では、実現が困難であった。
(課題を解決するための手段) 本発明においては、第一の導電型(例えばN型)の75
0Ωcm以上の高比抵抗の半導体基板の一方の面の回路部
形成予定領域に第二の導電型(例えばP型)の拡散層を
形成し、その受光部形成予定領域に一方の電極(例えば
カソード電極)引き出しのため第一の導電型の深い補償
拡散層を形成し、受光部予定領域にカソード電極形成の
ための第一の導電型の拡散層を形成し、前記の第一の導
電型の高比抵抗の半導体基板の拡散層を形成した面を第
二の導電型の半導体基板に貼り合わせ、前記の第一の導
電型の半導体基板の拡散層の形成されていない表面を研
磨した後その上部に受光部と回路部とを形成するように
した。
(作 用) 本発明によれば、受光素子は従来のエピタキシャル技
術では得られない厚膜高比抵抗層、例えば、厚さが21μ
m以上、比抵抗1000Ωcm以上の部分に形成されるため、
受光部の高速化と高感度化が達成される。
(実施例) 第1図乃至第7図は本発明による製造方法の一例の各
工程の略断面図である。
まず、第1図に示すように、例えば比抵抗が1000〜40
00ΩcmのN型高比抵抗半導体基板1の表面の回路部分形
成予定領域にP型拡散層2を形成し、その受光部形成予
定領域の両端にカソード電極引き出し用のN型補償拡散
層3を形成する。このP型拡散層2及びN型補償拡散層
3の拡散深さは、後述の第4図に示される工程において
研磨されることを考慮し、研磨後の厚さが例えば21μm
であると、それよりも厚くなるように、21μmより若干
深くされる。
次に第2図に示すように、受光部形成予定領域のカソ
ード電極部にN+型拡散層4を形成する。
次に第3図に示すようにP型半導体基板5の表面に、
N型高比抵抗半導体基板1の上下を転倒して、拡散層を
形成した面を貼り合わせる。
次に第4図に示すように、N型高比抵抗半導体基板1
の表面を研磨して、受光素子に最適な厚さ、例えば約21
μmの厚さにする。この状態でP型拡散層2及びN型補
償拡散層3は、表面に露出することになる。
次に第5図に示すように、HNO3,HFを含む溶液によ
り、表面を0.1μm程度エッチングすると、各層の成分
の差により、P型拡散層2及びN型補償拡散層3はN型
高比抵抗半導体基板1の部分より深く浸蝕され、境界に
段差6,6が形成される。次の工程においては、この段差
6,6を利用して、フォトリソグラフィの位置合わせを行
うことができる。
次に第6図に示すように、受光部予定領域のN型補償
拡散層3の表面と、回路部予定領域のP型拡散層2の表
面の一部に、N+型埋込拡散層7を形成する。また、受光
部予定領域に残っているN型高比抵抗半導体基板1の表
面の一部にP型埋込拡散層8を形成する。これは受光素
子のアノードの一部となる。回路部予定領域のN+型埋込
拡散層7の周囲にはP型埋込拡散層8−1を形成する。
これは素子の分離層の一部となる。
次に第7図に示すように、表面に低比抵抗のN型エピ
タキシャル層9を、例えば比抵抗1Ωcm、厚さ3μmの
条件で全面に成長させ、P型埋込拡散層8の上部にP型
拡散層10を形成する。これは受光素子のアノードとな
る。また、回路部予定領域のN+型埋込拡散層7の上部の
N型エピタキシャル層9の両側にはP型拡散層10−1を
形成する。これは下方のP型埋込拡散層8−1と共に素
子の分離層となる。次に、受光部のP型拡散層10の表面
にP+型拡散層12を形成し、同時に回路部のN型エピタキ
シャル層9の一部の表面にもベースとなるP+型拡散層12
を形成し、さらにその表面の一部にエミッタとなるN+
拡散層13を形成する。回路部の表面からN+型埋込拡散層
7に達するN型補償拡散層11を形成する。これはコレク
タ電極に接続される。図示されていないが、表面をSiO2
のような絶縁膜で保護し、所要の部分に電極配線を設け
て、各チップに分割する。
上記実施例において、受光部にP型埋込拡散層8を設
けたが、これは省略することができる。
また、前記の実施例では、第7図の工程において、比
抵抗1Ωcmの低比抵抗のN型エピタキシャル層9を表面
に形成させたが、その代りに比抵抗約100Ωcmの高比抵
抗のエピタキシャル層を用い、回路部は、エピタキシャ
ル層の表面からのN型不純物拡散によるN型ウエル中に
形成することができる。この場合、受光部のアノード
は、前記の高比抵抗のエピタキシャル層の表面に形成す
るだけでもよい。
前述の実施例は、素子の動作が可能な限り、P型の半
導体をN型とし、N型の半導体をP型とすることができ
る。また、エピタキシャル層の比抵抗、厚さは各素子の
必要とされる特性によって、適切なものを選定する。
(発明の効果) 本発明によれば、エピタキシャル技術では得られない
厚膜高比抵抗の部分に、受光素子を形成することができ
るから、回路内蔵受光素子の回路部の特性を劣化させる
ことなく、受光素子の高速化と高感度が実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本発明の一実施例の各工程を示す略
断面図、第8図は従来例の略断面図である。 1……N型高比抵抗半導体基板、2……P型拡散層、3
……N型補償拡散層、4……N+型拡散層、5……P型半
導体基板、6……段差、7……N+型埋込拡散層、8……
P型埋込拡散層、9……N型エピタキシャル層、10,10
−1……P型拡散層、11……N型補償拡散層、12……P+
型拡散層、13……N+型拡散層、14……P型埋込拡散層、
15……N型高比抵抗エピタキシャル層、16……N+型埋込
拡散層

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一の導電型の750Ωcm以上の高比抵抗半
    導体基板の一方の面の回路部形成予定領域に第二の導電
    型の拡散層を形成する工程と、前記の面の受光部形成予
    定領域に受光素子の一方の電極となる第一の導電型の拡
    散層を形成する工程と、これらの拡散層を形成した前記
    の面を第二の導電型の半導体基板に貼り合わせる工程
    と、前記の第一の導電型の高比抵抗半導体基板の他方の
    面に必要な処理を加えて受光部および回路部を形成する
    工程を有する回路内蔵受光素子の製造方法。
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